破嵐万丈は『無敵鋼人ダイターン3』の主人公。
破嵐万丈 | |
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読み | はらん ばんじょう |
登場作品 | 無敵鋼人ダイターン3 |
声優 | 鈴置洋孝 |
デザイン | 塩山紀生 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 17歳(18歳とする資料も) |
身長 | 178 cm |
体重 | 69 kg |
所属 | 破嵐万丈邸 |
概要
巨大変形ロボットダイターン3と共に、地球侵略を目論むメガノイドと戦う快男児。一人称は「僕」。
かつては宇宙開発用のサイボーグとしてメガノイドを生み出した父・破嵐創造(SRWでは幻聴のみ登場)と共に火星にいたが、兄と母までもがメガノイドに改造されてしまい、ほどなくして発生したメガノイドの反乱により、父の助手であったミナモトに助けられた万丈は、大量の金塊と試作型のメガボーグであったダイターン3を持ち出し、マサアロケットで火星から脱出。地球に辿り着いた後、金塊を元手にシン・ザ・シティの大富豪となり、ダイターン3でメガノイドと戦うことになる。
主な武器は万能兵器キャリーガン。普段は普通のピストルだが、アタッチメントを取り付けることでザンボマグナムのようにマシンガンやロケットランチャー、イオン・プラズマ砲など様々な形態に変化する。また高熱を発するスティックで戦う事もあり、21話では自身の数十倍はあるサイズのロボット怪獣の急所を貫き撃破している。
紳士的でありながら型破り、お調子者の優男に見えて冷静沈着にして熱血漢、更には射撃や身体能力、その他どれをとっても非の打ち所がない一方、メガノイドに関しては激しい憎悪を持ち、自らの意思でメガノイドになったものは女性や子供であっても容赦も躊躇もなく抹殺する。ただ、メガノイド相手であっても木戸川やアイサーなど人の心を持った、あるいは取り戻した者には情を見せることもあり、部下思いのメガノイドを倒した時には墓を建て、愛する者の死に直面し嘆くメガノイドにダイターン3のバッテリーを渡し命を助けた。原作の最終回でドン・ザウサーを倒した後、いずこと無く姿を消してしまう。
エピローグにて姿を消した場面や、作品内で描かれた人間の枠を超えた力(14話では鉄製の拘束具を力尽くで引き千切るという描写がある)、メガノイドに対する異常なまでの敵意、そして宿敵ドン・ザウサーの正体に関する疑惑などから、破嵐万丈自身もまたメガノイド、それも完成体というべき究極のメガノイドであるという説(あるいは解釈)も存在するが、彼に関する事の多くは未だ謎に包まれたままである。
登場作品と役柄
鈴置氏は万丈を「暗さがあって、ニヒルで、二枚目で、カッコ良くて、ジョークも言うキャラクター」と評していたが、SRWシリーズではほぼすべての作品でそれを踏まえた完全無欠の超人と言えるような万能なベテランとして描写されている。設定どおりなら17~18歳と、甲児やTV版竜馬、キラなどと同世代の若者なのだが、むしろ年長メンバーであるアムロ・レイやロイ・フォッカー、猿渡ゴオ等とも同格と言える大人びた雰囲気を見せている。多くの作品で既にメガノイドと戦い壊滅させた後の設定なので、それからある程度月日が経ったことで万丈の方が成長しているのだろう。
かつてはオリジナル設定の「破嵐財閥」を経営していることが多く、その豊富な資金と広いコネにより、プレイヤー部隊が軍組織などの援助を受けられない状態に陥っても資金や物資の援助をする。
メガノイドが敵として登場しないいるだけ参戦の作品においても、プレイヤー部隊のまとめ役になったり、作戦立案に関わったり、部隊分割時の部隊長を務めるなど、どの作品でも抜群の存在感でストーリーの重要な場面に大きく関わっており、シナリオ面では優遇されている。一方で目立ちすぎないようにするためか本格的な参戦が中盤以降になることも多い。
原作では意外と隙が多く、道化を演じる事も少なくない[1]。だがSRWシリーズでは上記の通り完璧超人属性や伊達男ぶりが強調されているため、彼の三枚目的な側面が再現される事は稀。時折ギャグや冗談に乗ったりするものの、あくまで余裕を持つ者としての描写にとどまっている。寺田貴信氏曰く「うっかり27歳くらいのイメージで書く」「年齢に相応しい万丈を書いてもしっくりこない」「声が鈴置さんだからかな」とのこと。[2]
また、「究極のメガノイドなのではないか?」という疑惑が意識されているのか、「生身の人間ではないのでは?」と思わせつつ結局正体は分からない、というエピソードが意識的に盛り込まれているほか、作品にもよるがメガノイドへの異常なまでの憎しみはたびたび再現されており、ラストで原作同様に行方不明となる作品もある。また、他作品に登場するサイボーグ等、メガノイド同様に人為的な手を加えられた存在に対しては例え仲間であっても複雑な感情を見せる事も。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。能力はこの頃から高く、自軍パイロットでNo2タイの非常に高い攻撃力を誇る上、下手なオールドタイプを凌駕する命中・回避能力を持っている。ダイターン3は武器性能にやや癖があるが、万丈の強さがそれを補って余りあるため、スーパー系パイロットでは最後まで第一線で活躍するエース級となるだろう。欠点としては熱血の習得が非常に遅い事だが、むしろ気合に気兼ねなく精神ポイントを回せると考えよう。終盤にはルートにもよるが、メキボスとのイベントがある。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 『第3次』の後に行方不明となっていたが、破嵐財閥をひっさげて第18話AorB「イントルーダー」で初登場となり、以後は地上ルートの纏め役になったりとロンド・ベルの中心人物として活躍、以後のシリーズにおける立ち位置をこの作品でほぼ確立する。しかし、ドンとコロスを打倒した後はやはり原作と同じように複雑な感情を見せ、エンディングでは原作通りに行方不明となってしまう。
- 近距離攻撃力が化け物じみて高く、魂の習得によってサンアタックは凄まじい破壊力となる。遠距離攻撃力と技量もリアル系エース並、命中や2回行動レベルも他のスーパー系パイロットと比較して優秀と隙が無い。精神ポイントも、他の仲間は1レベル上がるごとに2ポイントずつ上昇するのに対し、彼とスーパー系主人公だけは3ポイントずつ上昇するため、終盤はカンストしてしまう。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 音声初収録。今作のみ原作通り、声にエコーがかかってない。
- スーパーロボット大戦F
- 中断メッセージにのみ登場。本編への登場は無し。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 参戦は早くも無いが遅くも無い。『第4次』同様、地上ルートでは纏め役になる。やはりメキボスと仲がいい。登場シーンで簡易ながらもムービーが入った。
- 不自然なまでにスーパー系のキャラが登場せず、リアル系キャラ主体で進む後半のインターミッションで甲児・忍と並び、最後まで会話に参加する数少ないスーパー系キャラである事も、今回の特徴のひとつ。
- 今回多くのスーパー系が割を食っている中、宇宙含む全地形適応:A・優れた能力値とSP量・Lv8まで育つシールドと切り払い・粒揃いで無駄のない精神コマンドと一見優秀ではあるが、格闘値が他のスーパー系主役級とほぼ同値になり(技量は引き続きスーパー系トップ)、魂を忘れている上に、サンアタックが『F』で参戦するコン・バトラーVの超電磁スピン以下の攻撃力しかないため、『第4次』の爆発力が消失してしまっている。その上で一人乗り・幸運無し等の欠点はそのままであり、しかも加入時はオーラバトラーとティターンズ製MSが主な相手なので、雑魚狩りもボス戦もしにくい。10段改造解禁後にダイターンの運動性・限界反応を上げてやれば雑魚狩りもできなくはないが、そうするくらいなら素直にMSを改造するか、ダンクーガ・真・ゲッター1・ガンバスターの火力を上げる方が遥かに有効である。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- SFC版と同じく自軍パイロットNo2の格闘値を誇り、回避・命中値もスーパー系No1、おまけに技量もアムロを超える高さに設定されている。
- しかしサイズと運動性の概念が存在する本作では、折角の優れた回避・命中値を全く活かす事ができない。また、CBは武器のクリティカル補正が全体的にやたらと低いため、高い技量も宝の持ち腐れである。優秀なパイロットではあるが、システムを『F』仕様にした弊害と、バランス調整の杜撰さに足を引っ張られてしまっている。
- とはいえ、ダイターン共々優秀である事に変わりはない。開幕から気合を使い、雑魚を散らして気力を上げ、硬い敵にサンアタックを打ち込んでいく…という運用方法はSFC版と全く同じである。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- メガノイドは既に倒した設定で、南アタリア島ルートを通った場合は第10話「目覚めよ勇者」でマッハアタッカーでスポット参戦。その後は第41話「バイバイ・マルス」で火星で登場しそのまま加入する(ジャブロールートを通った場合はここで初登場)。
- いるだけ参戦で登場が遅いながらも圧倒的な存在感を際立たせ、特にエヴァ絡みのイベントで活躍して加持に代わるシンジの良き兄貴分的な存在となっている。また、ゲンドウとは「万丈=メガノイド疑惑」を巡ってのやり取りも盛り込まれている。終盤はDVEでエアロゲイターに向かって、名乗りを上げる。
- 本作までは魂の攻撃力が3倍の為、スーパー系では屈指の攻撃力を持つ。彼とダイターン3がいなければ間違いなくゼルエルをプレイヤーの手で倒すのは不可能。ただし、距離補正や技能ポイントなどの仕様、SRXや主人公機などの存在により、アタッカーとしては若干押され気味な部分も。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 本作の主役として設定されている[3]。作中では現代編においては第2話から登場し、序盤に分散した旧ロンド・ベル隊をまとめるイージス計画の主要な推進者の一人であり、裏では目的のつかめないシュウの行動を追っていたりとかなり目立ち、本作で活躍するJ9を雇ったのも彼である。
- 未来編では獣戦機隊やJ9とともにブレーカー稼業をしてダイターン3でアイアン・ギアーと巨大ロボ対決をするというイベントがあり、シリアス面においてもメガノイドに共通する面があるシビリアンに複雑な感情を持ち、オリジナルの敵であるアンセスターにいち早く疑念を抱く等、イベントは数多く八面六臂の大活躍。人質を使って脅される場面では、ホーラ相手には隙を付いて一目散に逃げ出してから救出に移るギャグテイストなものになっているが、ゴーゴン大公が相手の際は「殺さば殺せ」という彼の非情な一面も見れる。
- 万丈自身の能力は非常に高いが、ダイターンの武装がスーパーロボットの中では弱く、魂の効果も下がっているためアタッカーとしては今ひとつ。高いHPと武装の燃費の良さを生かしたい。使えるのは後半だが援護との相性もいい。他作品の主人公同様、大幅に戦闘音声が収録され、ギャリソン、レイカ、トッポ搭乗時には勝手に台詞を言う彼らに苦労する姿も。また、ティターンズ、イノセント、そしてアンセスター相手にDVEでそれぞれ別の台詞でキメてくれる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 基本的にどの主人公で始めても火星にいる設定。中盤のメガノイド復活により、ついにαシリーズでも原作再現。一時はαナンバーズを離れて一人でメガノイドと戦おうとする展開があり、スパロボシリーズでは珍しく「憎しみ」という万丈の負の一面が味方側にも認識された形で描写されている。完璧超人である彼しか知らないプレイヤーにとって、仲間との絆とメガノイドへの怒りと憎しみが入り混じる万丈は必見。結局はαナンバーズの仲間と共にメガノイドと戦う事を決意し、また身を軽くする為に破嵐財閥を解体する事になる。
- 中盤、鋼鉄ジーグと共に敵地へ乗り込むという無茶なイベントがあるものの、「鍛え方が違うんでね」の一言で全て済まされる。
- ダイターン3のサイズ差補正の有利さもあり魂がけサンアタックは作中最強の威力を誇る。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 中盤のアラスカで仲間になる。それまではアランと共にブルーコスモスの動向を探っていた。また、アスランとの死闘でMIAになったキラを救出しているが、この時「知り合いにキラを任された」と発言している。この「知り合い」は原作の展開を考えればロウ・ギュールのことだと思われるが、『ASTRAY』が参戦していないこともあってか最後まで明言されなかった。
- 『第2次α』から魂の消費SPが75→60に下がり、習得も早くなった。また射撃が1回り強化されているが、前作ほどにはダイファイターの爆雷の出番がないのが残念。サイズ差補正の恩恵があるLサイズ以下の相手には引き続き絶大な攻撃力と防御力を誇る。サンアタックには装甲ダウンLv2の特殊効果が付加されたため、今作ではボス相手に先陣を切る役目が適任。特殊技能・サイズ差補正無視の導入より、機体サイズの恩恵が大きく削がれているのが課題。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 謎の富豪「ザ・ストーム」という設定で登場。どのルートでも編入する時期はほぼ一緒だが、セツコ編では度々顔を出している。
- また、フォウ・ステラ生存フラグが立っている場合には彼がフォウとステラを助けている。特に、ステラの生存イベントにおける活躍は印象深い。
- サンドマンとは、友人という設定になっている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- エリア11ルート第36話から参戦。事前に「行政特区日本」式典会場を張り込んでいたが、完璧超人の万丈でも悲劇を未然に防ぐ事は叶わず、被害を最小限に食い止めるのがやっとの有様という沈痛な空気の中での登場となった。
- ダイターン3が完調状態で登場する上にザンボット3とトライダーG7との合体攻撃があるので機体に改造を施せば十分に使っていける。ZEUTH組はいるだけ参戦に近いものの、「この人がZEUTHの快男児、破嵐万丈さんか」と注目を浴びるなど、相変わらずのキャラクター性で目立つ。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 暗黒大陸ルート第38話から参戦。前作に引き続き、無敵ロボとの合体攻撃は健在。周囲の機体のパワーが軒並み増して、相対的な強さは下がったものの、スキルとして強運とカウンターを新たに覚えた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 『時獄篇』のブランクを経て復帰。Z-BLUEと合流する前にすでにメガノイドを全滅させていた。
- Dトレーダーでは並行世界の出来事として、破嵐財閥や小説『破嵐万丈シリーズ』(後述)について言及されるシーンも。そのためかEDでは行方不明にならず、ギャリソン達と共に私立探偵を営んでいる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- メガノイドは既に倒した設定だが、ドンとコロスは生き残っている。ちなみに、初参戦時のマップが破嵐万丈邸である。ドンを倒した後、下記にもある「僕は…嫌だ…」という発言を最後にエンディングにも登場しない。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- COMPACTとほぼ同様。能力は高く申し分ないが、精神コマンドのパターンに2パターン穴がある。どちらも必中効果のある精神コマンドを覚えないというもの。片方は集中すら覚えないパターンなので、攻撃がかすりもしない。その場合は諦めてギャリソンにダイターンを譲った方が良い。リメイク前同様に最終話でドン撃破後、例の「僕は…嫌だ…」発言のあとマップから離脱し、やはりエンディングにも登場しない。ブライト曰く「こうなる気はしていた」との事。
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- 基本的に高い能力を持つ上、サブパイロットがいない代わりなのか1回のレベルアップでSPが3上昇する。ただし、ダイターンが今回さほど堅牢でないため油断しているとすぐ落ちる。
- 精神コマンドのバラつきがあり、タイプBだと必中系がない。しかも、魂を覚えるのはそのタイプBのみときているからタチが悪い。その場合は、熱血+必中を必修するギャリソンにダイターンを素直に譲った方が戦力アップが図れる。どうしても魂+サンアタックを撃ちたければ運動性をフル改造しよう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 火星絡みで『機動戦艦ナデシコ』の面々との絡みが多い。作中において、生身でボソンジャンプをしても無事だった描写が存在する。また、「なぜなにナデシコ」への飛び入り出演を楽しむ余裕も見せる。原作関連では、第20話におけるコロスとの遣り取りがDVEで再現されるイベントも有る。
- 『C2』であった精神コマンド面の問題は解消されている。なお「コンビネーションクラッシュ」の音声収録も行われたが、当作品では使われず、初めて使用されたのは鈴置氏没後の『A PORTABLE』となる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ゲーム序盤の分岐で、地上ルートでは第10話から、宇宙ルートでは第13話(分岐終了直後)から仲間に加わる。
- プリベンターと協力体制をとっており、アーガマの宇宙打ち上げを援護するために、ロンド・ベル本隊と別行動となった部隊を自身の邸宅に引き入れる。
- 合流時はコマンダー・アイサーの色香によってメガノイドに捕まっているという原作さながらのドジをしでかしているが、自力で脱出してくる。ルート分岐によって度々指揮を執ることもある。
- メガノイドの使う精神攻撃(自軍の気力を下げる)に抵抗して、逆に気力を上げてみせるなど、メガノイドに対しての強烈な敵意を垣間見られる。
- スーパーロボット大戦R
- 序盤から登場。メガノイドが様々な作戦を仕掛けてくるため出番が多い。中盤で主人公達が未来から来た事に気付き、サポートする。
- 改変された未来では仲間たちと共にキング・ビアルに乗り、キャンベル星との友好の為に旅立って行った。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 日本帰還ルート第17話から参戦。今回も破嵐財閥は登場しないが私設探偵を営む資産家で、舞人とは知り合いという立場。メガノイドは打倒済みで、ドン・ザウサーの遺産について調べている。主に『マイトガイン』や『ナデシコ』関連のシナリオでの出番が多い。本作でも万丈=メガノイド説を匂わせる展開が若干あり、更にはA級ジャンパーの一人である、火星の後継者の北辰がメガノイドであるといったというクロスオーバー設定がされ、何かと忙しい事になっている。更に、メガノイドの開発計画は、スーパーコーディネイターやソレスタルビーイング等と同様に、西暦世界を裏で支配するエンブリヲを打倒するリベルタスの計画の派生である事が、万丈自身の独白で語られている。
- 本作では『F』での収録音声の流用により、久々に中断メッセージにも登場する。
- スーパーロボット大戦X
- 創界山ルート第16話より加入。カットインが劇画風の物に変更されている。ギャリソンやアシスタントたち、トッポも一切登場しないため本当の単独参戦となった。
- 本作ではエクスクロスが資金難に陥った際に、万丈(や舞人)が金持ちでも異世界だから頼る事ができない、という会話が行われている。とはいえエースボーナスの「資金+30000」はしっかり発動する。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- スーパー系序盤のまとめ役。スーパー系女主人公機スイームルグの製造を請け負っていたのも彼。今回からザンボット3との合体攻撃が可能。
- スーパー系序盤では最初から熱血・気合を覚えているので一度離脱するまで序盤のボスキラーとなる。
- 通ったルートによってはバグで最後まで参戦しないことがあるのが難点。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- メガノイドが第1章から登場するため、メインストーリーでは序盤から活躍。
- オーブ自爆時にウズミを救出したり、自軍にヴァンアイン・アルヴァへの追加パーツを差出人不明で送ったり影ながらあちこちのフォローに周り、ジェネシス第二波発射阻止時にエターナルとボルテスVと共に自軍へと合流する。
- 2018年6月にはダイターン40周年記念イベント「太陽の昇る時」が開催。イベント報酬でボイス付きパイロットパーツが実装され、同時にΩスキル持ちのダイターンが登場した。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド5より登場。第3話クリア後に加入する。初登場時が初陣という珍しい設定だが、シナリオ上では今までの作品とあまり変わらず、部隊のまとめ役として活躍する。また、本作では火星という共通点から、メガノイド共々『アルドノア・ゼロ』との絡みがある。
- 同ワールドの主人公格パイロットでは唯一参戦時点で対応支援ユニットパーツが同時実装されていない(ゲーム全体ではキリコ・キュービィーに続き2人目)。
- 顔グラフィックは基本的に既存作の使い回しなのだが、ギャグシーン用のものが追加されている。
パイロットステータス
能力的には、スーパー系では貴重な魂を修得する事が多い(ダイターン3が1人乗りの上、他作品のようなパワーアップイベントが無い事への救済とも取れるが)。能力は全体的に高く、格闘は全キャラ中トップクラス。その他の能力もスーパー系としては破格の数値が与えられている場合も多く、この点でも完璧超人ぶりを見せる。ただし参戦が常に中盤以降である事が災いし、育成要素がある作品ではPPを稼ぐことが難しく、周回プレイを重ねると他のキャラに若干水をあけられてしまう事も。
能力値
原作通りの超人ぶりが再現されている。格闘と技量がかなり高い傾向。また、命中や射撃なども格闘重視のスーパー系にしては異常に高い場合が多く、スーパー系パイロット内では屈指の強さを誇る。ほとんど最高クラスの能力値。リアル系とは強さのベクトルが異なるとはいえ、スパロボシリーズで最強のパイロットと言えば間違いなく候補に挙がる人物だろう。
精神コマンド
スーパー系のパイロットとしては異例の魂を覚えるのがお約束となっている。このため、複数乗りが多いスーパー系でさえも圧倒する程の火力を持つことが多い。また、レベル1の時点で魂以外の全ての精神コマンドを持っていることが多いのが特徴。他にも、一人乗りであるためか、常人の倍以上の精神ポイントを所持している(α外伝あたりまでのシリーズでは、終盤では軽く200を超える数値を記録していた)。
- 第3次
- ド根性、必中、気合、ひらめき、熱血、友情
- 第4次(S)、64
- 必中、ド根性、気合、ひらめき、熱血、魂
- F完結編
- 熱血、必中、ひらめき、気合、加速、鉄壁
- α
- ド根性、必中、気合、熱血、覚醒、魂
- α外伝
- ド根性、必中、気合、熱血、ひらめき、魂
- 第2次α、第3次α
- 加速、必中、気合、熱血、ひらめき、魂
- Z
- 直感、狙撃、気合、鉄壁、魂
- 第2次Z、V、X
- 直感、狙撃、気合、鉄壁、熱血、魂
- 第3次Z天獄篇
- 直感、狙撃、気合、鉄壁+、魂
- IMPACT
- ド根性、必中、熱血、鉄壁、気合、覚醒
- A(A PORTABLE)
- ド根性、必中、気合、熱血、覚醒、魂
- R
- ド根性、必中、気合、熱血、不屈、魂
- リンクバトラー
- 気合、ひらめき、熱血、必中、ド根性、魂
- X-Ω
- 直感、鉄壁、魂
特殊技能(特殊スキル)
ライディーンなどと同じく数少ないシールド持ちのスーパー系なので、援護防御に関してはトップクラスである。また、ダイターン3のHPが他のスーパー系と比べても非常に多いことで、底力の恩恵を受けやすいのも特徴。
- 第3次(PS版)
- シールド防御L2、切り払いL2、底力
- 第4次(S)
- 底力
- F完結編
- シールド防御L9、切り払いL8、底力
- α
- 底力、シールド防御L7、切り払いL8
- α外伝
- 底力、援護L1、シールド防御L2、切り払いL2
- 第2次α、第3次α
- 底力L9、切り払いL5、シールド防御L5
- Z
- 底力L9、ブロッキング、戦意高揚
- 第2次Z破界篇
- 底力L7、ブロッキング、戦意高揚
- 第2次Z再世篇、第3次Z天獄篇
- 底力L7、強運、戦意高揚、カウンターL5
- IMPACT
- 統率L3、防御L7、援護防御L1
- A
- 底力L8、切り払いL8
- A PORTABLE
- 底力L8、切り払いL8、援護防御L4
- R
- 底力L8、防御L2、援護攻撃L1、援護防御L1
- V、X
- 底力L7、強運、気力+(ATK)
- 64
- 底力L8、切り払いL8、シールド防御L9
- DD
- 噂の破嵐万丈
- 与ダメージ、防御力に補正がかかる。
- 闘争心(万丈)
- 自分のアクション毎に攻撃力に補正がかかる。
- 覚悟(万丈)
- HPが増加する。気力130以上のとき、ステージ中1度だけ「魂」(LV20で「必中」が追加される)がかかる。
小隊長能力(隊長効果)
エースボーナス
- 「熱血」「魂」効果中にクリティカル判定が発生
- 『A PORTABLE』で採用。ザコ戦では発揮されないものの、ボス戦においては恐らく最も驚異的な能力と言える。このボーナスにより、同作において最も重い一撃を持つ事になる。
- シナリオクリア時に資金+30000
- 『第2次Z』、『第3次Z』、『V』、『X』で採用。これらの世界観では破嵐財閥も無いのに、一体何をしているのか……(『第2次Z再世篇』の活躍を鑑みれば営業活動か?)。ちなみに『V』では西暦世界で世界一の金持ちの舞人より個人資産を持っている(かもしれない)という設定が明かされている。
- 能力自体は周回数が少ないと非常に有用。ただ、何周もしていると引き継ぎ資金が余りがちに。
サポートアビリティ
- 火星の金塊
- SSR。獲得資金大アップ。
パイロットBGM
人間関係
家族
- 破嵐創造
- 実父。万丈にとっては、母と兄を死に追いやった彼も憎悪の対象。
- なお、ドン・ザウサー=破嵐創造説もある。しかし、万丈の正体ともども、真実は明らかになっていない。
- 母親
- 彼女によって火星からの脱出に成功したが、メガノイドの反乱によって死亡した。なお、コロスが彼女の成れの果てとも云われるが、こちらはさらに確証が無い。
- 兄
- 母親と同じく仲は良かったが、メガノイドの反乱によって死亡したとのこと。その後ダイターン3にされたとも云われるが、当然確証は無い。
仲間
- ギャリソン時田
- 執事。万丈のサポートを一手に引き受ける。時にはダイターンにサポートで乗ることもある。
- 三条レイカ
- 万丈のアシスタント。万丈一筋。秘匿していたマッハ・パトロールを、素人同然の彼女に奪われてしまうという失態を犯した事が、両者の出逢いに繋がった。
- ビューティフル・タチバナ
- 万丈のアシスタント。同じく万丈一筋。二人とも、万丈が「二人を犠牲にしてでも敵を倒す」と選択したときは迷わず命を捨てる覚悟を決めた。並の絆では結ばれていないのであろう。
- 戸田突太
- 万丈の一番弟子を自認する少年。ダイターンの操縦経験がある。
メガノイド
- ドン・ザウサー
- 憎むべきメガノイドの首魁。
- コロス
- ドン・サウザー同様に憎むべき敵。ラスボスであるドン・ザウサーに対してコロスは宿敵と言える。
- ミナモト
- 創造の助手で旧知の間柄。彼の支援もあり、万丈は火星からの脱出に成功する。
- コマンダー・エドウィン
- 奇術師。少年時代の万丈にとってのヒーロー。
- コマンダー・キドガー(木戸川)
- 学生時代の旧友。憎むべきメガノイドだが、最後には和解できた数少ない存在。
- コマンダー・アイサー
- キドガー同様、憎むべきメガノイドだが、彼女の本心と本気ぶりを目の当たりにし、最終的に受け入れたが姉のリサーの手によって殺さざるを得なくなった女性メガノイド。
- 1話限りの登場ではあるが、万丈のメガノイドの憎悪を大きく揺るがした女性である。『A』の地上・木蓮ルートでアイサーとのやりとりが熱く展開されている。
他作品との人間関係
その社交性ゆえ、版権・オリジナル問わずあらゆる人物と満遍無く接する。老若男女問わず、子供に慕われ、大人には一目置かれ、女性には好かれ…とほぼ完全無欠。
無敵シリーズ
- 神勝平
- 無敵シリーズの主人公繋がりで、競演自体は『第4次』と早いが、同作では「戦い方が荒っぽくて確実さに欠ける」と修行を促すのみだった。
- 『64』からは合体攻撃が登場している。
- 『Z』シリーズでは、万丈自身は家庭的な不幸故に神ファミリーを羨ましく思っており、勝平の良き兄貴分として描かれた。
- 『第2次Z破界篇』では「勝平」と呼び捨てで呼称しており、両者の親密度が一層深まっている模様であるが、『第3次Z天獄篇』では「勝平君」と呼んでいる。
- コンピュータドール第8号
- 『Z』では独善的な思想を持つ彼をメガノイドの同類として激しく非難する(万丈曰く「時代遅れのコンピューター」「独善の塊」)。
- 木下藤八郎
- 『第2次Z破界篇』EDではこちらの世界での生活手段として、彼の部下として営業マンになった。なお営業成績は抜群であるとのこと。
スーパー系
ダイナミック系
- 兜甲児
- 『第3次』以降、競演する作品は多く、甲児からは兄貴分的な存在として強く信頼されている。初めて顔を合わせた設定の作品でも、ほとんど顔馴染みのように接する。
- あしゅら男爵
- 『第4次』では「汚名挽回」と発言してしまった彼にツッコミを入れる。
- ゲッターチーム(流竜馬、神隼人、車弁慶)
- 甲児と同じく競演歴は長く、彼らからも強く信頼されている。
- 剣鉄也、司馬宙、卯月美和
- 『第2次α』のVN作戦ルートでは、コロスが発生させた異空間に彼らもろとも幽閉され、窮地に陥る。特に宙に対してはその境遇から凱と同様に複雑な感情を抱いていたが、彼の決意を聞いて信頼するようになる。
ガイナックス系
- 碇シンジ
- 彼に対するよき兄貴分として接することが多い。『α』では加持に代わって彼を諭し、再起を促した。
- 碇ゲンドウ
- αシリーズではゲンドウが父・創造と旧知の仲であるという設定であり、万丈本人とも縁がある。
- 色々と絡みが多く、『第3次α』では彼に対して「父親としての義務を果たしていない」と責める。また、ゲンドウの口からは「万丈=メガノイド」であることを推測させるような言葉も。
- シモン
- 『第2次Z再世篇』では後述にもある通り、アンチスパイラルのメッセンジャーとして覚醒したニアの変貌、告げられる絶望に戦意を消沈させていく彼に檄を飛ばし、奮い立たせる。
- キタン・バチカ
- 『X』では万丈の行動によって、因果の果ての闇を突破するための方法を閃いた。
勇者シリーズ
- 旋風寺舞人
- 『V』では彼を弟子にするなど師弟関係を結んでおり、旋風寺コンツェルンの大株主にして勇者特急隊のスポンサーにもなっている。また彼が鉄也に弟子入りするきっかけにもなっている。
- 『X』でも出身世界は違えど、同じように師のように接している。
- 雷張ジョー
- 『V』では舞人同様彼と何度か対峙しており、和解した後は彼と行動を共にする場面も。
- ウォルフガング
- 『V』では彼が究極戦車ニーベルゲンを使ったため、因縁が生まれる。そして共にコロスにブラックノワール打倒のための切り札を託された者同士でもある。
- ホイ・コウ・ロウ
- 『V』では彼にも自身の名を知られており、彼が失脚した後に対面した際はパープルの放った追っ手に追われる彼を助け、彼の屋台を買い上げて新しい就職先を紹介し、彼の更正を後押しする。
- パープル
- 『V』では彼の正体が露見する以前より、彼の人間性や歌に嫌悪感に近い感情を抱いていた。
- 『X』でも彼のメガノイドにも通ずる醜悪なエゴを嫌悪しており、第42話において、わざわざブランカに残って、彼を面と向かって酷評して逆上させている。
- エグゼブ
- 『V』では万丈が追っていた巨悪の一人であり、「太陽」を嫌う彼からも強い敵意を向けられる。
- ブラックノワール
- 『V』では「理想のヒーロー作りのためのキャラメイク」として自身の人生を弄んでいた最大の怨敵。コロスから「ドン・ザウサーの夢」として彼(彼女)を打倒するための切り札を託され、その打倒に大きく貢献する事になる。
- 獅子王凱
- 『第2次α』ではメガノイドの件もあってか当初、サイボーグの彼を警戒しているような節も見受けられたが、徐々に信頼するようになる。共に啖呵を切る場面も。
その他のスーパー系
- 北条真吾
- 後述のブライトと同じ声優のキャラクターで、『第4次』では彼を認めている節が見受けられる。後の『第2次α』では真吾が万丈の口まねをしている。『第3次α』では彼を含めたグッドサンダーチームと協力してブルーコスモスの動向を探った。
- 獣戦機隊(藤原忍、結城沙羅、式部雅人、司馬亮)
- 『α外伝』では、未来世界に飛ばされた際に、彼らと共にブレーカーとして行動していた。
- アラン・イゴール
- 『64』では彼と共にカラバを結成し、帝国軍に立ち向かう。『α外伝』では、未来世界に飛ばされた際に、彼と共にブレーカーとして行動を共にしていた。『第3次α』において、ブルーコスモスの動向を探る為に協力して秘密裏に活動していた。
- シャピロ・キーツ
- 『IMPACT』の植物惑星戦で、父・創造博士の所業を交えた彼からの挑発に、さすがの万丈も怒気を隠し切れなかった模様。
- 風見博士
- 『Z』では彼の研究に出資し、協力するが、後に恩を仇で返されるハメに。
- アイザック・ゴドノフ
- 『α外伝』では彼らJ9の雇い主となっており、特にアイザックとは自身の参謀役的な存在として会話が多い。また『第3次α』のEDでは「悪党退治は彼らに任せる」と発言。全幅の信頼を見せた。
- カーメン・カーメン
- 『α外伝』では彼にデキム・バートン暗殺の件について問い詰めた。
- クライン・サンドマン
- 『Z』において、友人という間柄になっている。
- ミヅキ・立花
- 『Z』では以前からの知り合いであり、彼女がZEUTHに戻ってくる事を信じていた。
- ロジャー・スミス
- Zシリーズにおける友人の一人。境遇や立ち位置など、色々と似た者同士。色々と気が合う。
- エンジェル
- 『ZSPD』ではベルフォレストに向かう道中で彼女と知り合い、一時的なパートナー関係を築く。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 『第3次』からの付き合いで、互いに信頼しあっている間柄。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- SRWでは常にその実力と人物を認め合っている関係。
- 『第4次』では将来の指導者として彼に期待していたが、行方不明という形で裏切られる事になる。
- αシリーズにおいても『第2次α』でシャアが反乱を起こした時に対峙した際、シャアに強く期待していた事が万丈の発言から分かり、いずれ自分たちの元から離れていく事を予測していたが、自身の期待に反して反乱という手で改革を行おうとした彼を批難した。
- ブライト・ノア
- 中の人が同じなためか、『第4次』にてブライトのマネをしてSRW最初の声優ネタを披露している(ただし、より厳密にはローラ・サリバンのCCガールズネタ、リリス・ファウとチャム・ファウの「声までそっくりだ…」の方が先である)。ちなみに、突っ込んだのはカミーユ。お互いを信頼し合っている。
- カミーユ・ビダン
- スパロボ全般で、彼の兄貴分となる事が多いのか絡みが多い。
- 『F完結編』では、DCがソーラ・レイで完全平和主義を唱える目障りなサンクキングダムを焼き払おうという作戦を阻止するべく、彼と行動を共にする。
- フォウ・ムラサメ
- 『α外伝』では、ルーと共にプリベンターに参加した彼女の事を固く口止めしていた。ティターンズに誘拐され再び強化人間としてまた利用されるのを防ぐためでありカミーユすら知らなかった。
- 『Z』ではチラム首都での戦闘で撃墜された彼女を救出し、回復するまで色々と面倒を見ていた。その後、ギャプランに乗った彼女を連れて、彼女の思い人であるカミーユのいるアーガマへ行き、彼と再会させた。
- パプテマス・シロッコ
- 『α』での決戦では他のガンダム主人公とともに会話があり、シロッコにも評価されていた事が分かるが、万丈はシロッコのやり方を否定する。
- ジュドー・アーシタ
- 『α』では仕事を手伝って貰った事もあって、割と親しい間柄で会話も多い。年上に対してもフランクに接することのできるジュドーが、かえって万丈には受け入れやすかったのだろう。『第2次α』でαナンバーズを抜ける万丈の行動を特に心配していた一人。
- エルピー・プル
- 『α外伝』では、日本で一緒に彼女やジュドーと共にイージス計画を手伝ってくれた。
- アナベル・ガトー
- 『64』ではアクシズでの攻防戦の際にお互いの心意気を認め合い、意気投合し、グレミー派を相手に共闘した。
- カロッゾ・ロナ
- 『IMPACT』では彼の掲げる主張にメガノイドと同質の傲慢さを感じ、不快感を露わにする。
アナザーガンダムシリーズ
- シャッフル同盟、東方不敗マスター・アジア
- 『R』では、かぐらづきで行われる木連との和平交渉において、地球圏統一国家の外務次官であるリリーナの護衛として同行し、ダイターンに乗せる。
- ヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛
- 作品によって絡み方はまちまちだが、共闘する機会が多いため、彼等との接点も多い。
- 『α外伝』ではカトルと共にイージス計画に携わっていた。
- 『X』では共に皇帝ルルーシュに立ち向かった同志であり、アル・ワースに転移してきた直後の彼等と再会した。
- リリーナ・ドーリアン
- 『第3次α』ではアラスカで窮地に立たされた彼女を救出した。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト、オルバ・フロスト)
- 『Z』において、デスティニー・プランによって生き方を歪められた彼らと、父親の所業によって生き方を歪められた自身をある意味似た存在であると感じながらも、彼らの憎悪は認めなかった。
- フィクス・ブラッドマン、ザイデル・ラッソ
- 『Z』ではD.O.M.E.にて言い争う彼らの姿に、「ブルドックと土佐犬の吠え合い」と揶揄した。
正暦作品
- グエン・サード・ラインフォード
- 『ZSPD』の後日談ではある目的でロジャーと共に彼を訪ねた。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 『第3次α』ではキラの身柄を「知り合い」に託され、マルキオ導師の許に運んでいる。直接の明言はないが、原作の展開を考えるとこの「知り合い」は彼ではないかと推測されている。
- ムルタ・アズラエル
- 『第3次α』ではアランと共に彼の暗躍を追っていた。「コーディネイターとメガノイドは同類」と言う彼に対して、きっぱりと否定した。
- ネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)、ステラ・ルーシェ
- 『Z』ではチラム首都での戦闘で撃墜された彼らを救出し、回復するまで色々と面倒を見ていた。ステラに至ってはメガノイドの技術を用いて治療された(改造されたわけではない。念のため)。
西暦作品
- パトリック・コーラサワー
- 『CC』では彼を「プレイボーイだが、腕は確か」と評する。
リアル系
- ギジェ・ザラル
- 『第3次α』でソロシップクルーへの謝罪の際に彼が流した涙を見て信用する。色々と気が合っていた。
- エルチ・カーゴ
- 『α外伝』にて、初めて彼女らの前で「謎のランドシップ」と称されていたダイタンクからダイターン3に変形して、いつもの口上を名乗ったら「ノリが何となく豹馬や健一に似てる」と彼女から言われていた。
- キッド・ホーラ
- 『α外伝』では、彼と早撃ち勝負で先制し勝利する。また、アイアン・ギアーを奪った彼とダイターン3で一騎討ちをする。
- カシム・キング
- 『α外伝』にてシビリアンを失敗作扱いとのたまう彼に激怒する。
- 早瀬未沙
- 『α』では彼女を救出するが、彼の声をかつての想い人であるライバーと聞き違える(声優ネタ)。
- テンカワ・アキト
- 『IMPACT』では色々と彼を助けるが、アキトからボソンジャンプにも耐えられた理由を追及された際には、珍しく歯切れの悪い言葉で話題を逸らしていた。『V』では相棒の一人に近い関係であり、自身もA級ジャンパーである事を明かし、後述する理由から彼と共闘する。
- ミスマル・ユリカ
- 『R』序盤から行動を共にしており、かぐらづきで行われる木連との和平交渉においては、地球圏統一国家の外務次官であるリリーナの護衛として同行し、ダイターンに乗せる。
- エリナ・キンジョウ・ウォン
- 『IMPACT』では、カワサキシティでボソンジャンプについて何か隠している彼女を問い詰める。
- ホウメイ
- 『V』では彼女に店の新しい従業員としてホイとチンジャを紹介する。
- 白鳥九十九
- 『R』では、かぐらづきで行われる木連との和平交渉において、草壁の陰謀によって殺されそうになった彼をダイターンに乗せ、救出する。
- 『IMPACT』では瀕死の彼を救う為にメガノイドの技術を応用する方法を提案するが、人命に関わる事とは言えメガノイドの力に頼らねばならぬ事態に人知れず苦悩していた。
- 北辰
- 『V』では最後のメガノイドという予想外のオリジナル設定が用意され、彼との因縁が描かれている。
- オルソン・D・ヴェルヌ
- 『Z』では彼と共にZEUTHの双方の誤解を解いた。ちなみに、中の人も同じ(ただし『Z』は鈴置氏没後で収録できなかったため、オルソンは代役)。
- ドミニク・ソレル
- 『ZSPD』では「アゲハ構想」の詳細について彼を問い質す。ドミニク曰く、万丈は「軍の諜報部でも足取りを追えない行動目的不明な謎の人物」であり、反新地球連邦活動家としてSクラスのターゲットに指定されているとの事。
- ゼロ / ルルーシュ・ランペルージ
- 『第2次Z再世篇』ゼロレクイエムルートでは万丈の強い意志を「太陽」と例える。父親の思想や行動を否定するという点において似たもの同士でもある。
- 『X』ではかつて敵対しており、生気を失ってアル・ワースを放浪していた彼を最初に発見した。
- ディートハルト・リート
- 『第2次Z破界篇』ではギアスの暴走によるユーフェミアの日本人虐殺事件の被害を最小限に食い止め、多くの日本人を救った事で、虐殺を望んでいた彼からは非情な苦言を浴びせられる。
- シャーリー・フェネット
- 『第2次Z再世篇』では条件を満たしていればロジャーと共に彼女をロロの手から救い、彼女を自宅に送り届ける。
- サリア、ヴィヴィアン
- 『V』ではメガノイドの遺産を利用していた火星の後継者達に怒りを露にした際、いつもの陽気な万丈しかしらない彼女たちに驚愕される。
- ジュリオ・飛鳥・ミスルギ
- 『V』では彼が軍を率いてアルゼナル攻撃に襲来した際、アンジュへの報復に固執するあまりその場にアンジュがいないことを知るや否や途端に後方に下がってしまう彼を「シスター・コンプレックス」と揶揄する。
- ショウ・ザマ、マーベル・フローズン
- 『X』では共にドレイク軍やブリタニアと戦った旧知の仲。
バンプレストオリジナル
- メキボス・ボルクェーデ
- 『第3次』でビューティ達を人質にとった際のやりとりがきっかけで、『第4次』や『F完結編』ではお互いを認め合う「星を越えた友情」を結ぶ。
- ちなみに、OGシリーズにおいてはイルムが万丈の役回りを務める事で、『第3次』を踏襲する展開になっている。
- テイニクェット・ゼゼーナン
- 『第4次』で醜い争いを続けてきた地球人を下等種族扱いして打倒しようとする彼の考えを一部認めつつも、それを大義とした地球攻撃の目的の真相がゼゼーナン自身の野心による軍事技術の独占と見抜いて詭弁と断じ、ゼゼーナンを痛烈に非難した。
- ビアン・ゾルダーク、リューネ・ゾルダーク
- αシリーズではシナリオ開始前からの旧知という設定。
- シュウ・シラカワ
- αシリーズではストーリー開始前からの旧知であるが、『α外伝』では彼の行動に疑念を持ち密かに行方を追っていた。
- ユーゼス・ゴッツォ
- 『α』の最終決戦にて、万丈が破嵐創造によってメガノイドと同様に「生み出された」と発言しており、彼の正体について知っていた模様。
- ラミア・ラヴレス
- 『A』の主人公時、人造人間でありながら感情を手に入れた彼女に「人間と変わらない」とある意味最大級の賛辞を贈る。
- メイガス
- 『α外伝』では初対面時から疑念を持ち、彼女の考え方に対して、メガノイドと同じだと非難する。
- クストース
- 『第2次α』で度々窮地を救ってくれる彼等をαナンバーズの面々が頼もしく思う中で、万丈だけがその存在に疑念を抱き続ける。
- ルアフ・ガンエデン
- 万丈の心の奥底の孤独や苦悩を見抜き、そしてその「正体」までも見透かしたかのように嘲笑い、挑発めいた態度をとる彼に激昂する。
- マナミ・ハミル
- 『64』では旧知の仲。帝国を相手に決起した際には、彼女を誘った。
- キョウスケ・ナンブ
- 『IMPACT』では彼の告白により、キョウスケらとアインストを結びつける発端となったシャトル事故の真相を知る。
- ラウル・グレーデン、フィオナ・グレーデン
- 『R』では彼らの良き相談相手になる。正体に気付いていた節も。
- ジ・エーデル・ベルナル
- 『Z』での最終決戦では彼を真っ向から否定。ジ・エーデルからは父の事に言及されたり「人間らしい」と皮肉られる。
- 尸空、バルビエル・ザ・ニードル
- 『第3次Z天獄篇』では中盤、メガノイドの末路を確認しに来た彼等(離脱ルートでは尸空、宗介救出ルートではバルビエル)にサイデリアルの存在を許さないと宣言する。
名台詞
- 「世のため人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬのならば、かかってこい!」
- 破嵐万丈の決め台詞。SRWでは「メガノイド」の部分をいろいろな組織に変えたバリエーションが多数存在する(具体例については後述)。
- SRWを代表する口上である為、部隊の士気を上げる為に求められる場合がある。なお、バージョン違いでDVEもある。
- 「世のため人のため、特に美人のため! メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬのならば、かかってこい!」
- 上述の決め台詞のバリエーションの一つ。ヒーローよりプレイボーイを優先して結構ひどいことを言う。しかも、男共は被害にあっても後回しにされる可能性あり。
- スパロボでは現在のところ『R』でのみ再現されているが、『V』のDLC「男たちのジェラシー」においてクルツ&ボスが上記のものをアレンジ(パロディ?)した決め台詞を吐いている(ついでに、本家本元である万丈曰く「バッチリだ」との事)。
- 「日輪の力を借りて、今必殺の! サン・アタァァァック!!」
- サンアタックの時の台詞。SRWでは叫ぶのが基本だが、大半の回では「サン・アタック!」と叫ばずに言い放っており、叫んでいたのは終盤のみだった。また、サンアタックでトドメを刺すと、「ダイターン・クラァァァッシュ!!」と、トドメの一撃を決めるが、後半にいくにつれてクラッシュを放つ機会も減りサンアタックだけでトドメを刺していた。
- 「礼儀は心得ているつもりだ」
- 第1話「出ました!破嵐万丈」における初めての台詞。潜入用の黒いスーツに身を包み、美少女コンテスト会場のステンドグラスを突き破って入った際、コマンダー・サンドレイクに「何者だ!礼儀知らずが!」と罵倒され、すかさず黒スーツの下のパーティ用の正装を披露して反論。
- 皆さんは決して真似しない様に。実に手の込んだ礼儀である。
- 「冗談でもそんなことを言うな! メガノイドはロボット以下! 人間にとっては悪魔だ!」
- 同上。冗談めかして「美貌が長続きするならメガノイドになっても良い」と言ったレイカに怒気を込めて放った台詞。
- これまでの軽妙な態度から一変していることから、いかに万丈がメガノイドを憎んでいるかが分かる一言であり、レイカも即座に謝罪している。
- SRWでもメガノイドとの戦闘台詞に若干アレンジを加えて使用されている他、『第2次α』にてアイビスに同様の台詞を言い放つ場面がある。
- ウォンロー「やるな万丈、さすがだと誉めてやろう。火星から尻尾を巻いて逃げ出した子供だと思っていたが、間違いだったようだな」
「笑止千万だなそんな噂。だが人間は成長するのだよ。メガノイドの機械とは違ってな」
ウォンロー「フフ…コマンダーともなれば、人間以上に成長するぞ?」
「メガボーグになることがか?」
ウォンロー「万丈、お前はダイターン3を呼べ。これから貴様と俺とで、世界最高のアクション映画を作ろうじゃないか!」
「しかもウォンローが死んでゆく、となればファンの女の子は嘆き悲しんで大入りは間違いないな」
ウォンロー「いやいや…私よりも美男子の君が死んだ方が大入りと思うよ?「『波乱万丈な運命がついに破嵐万丈を死に追いやる』と宣伝してあげよう」
「よく言うッ…!」 - 第10話。コマンダー・ウォンロー(SRW未登場)と対峙して。
- 「わかったぜ…、あれだけの凄い武器を作りながら、お前にたった2人しかソルジャーが与えられなかった訳がな…!」
「たった2人のソルジャーの為に戦えるコマンダーなんざ、メガノイドのクズだよな…!」 - 第19話で、落ちこぼれコマンダーのバンチャー(SRW未登場)を葬った際の台詞。仲間の為に本気で涙を流し、怒る事の出来る「馬鹿」…冷酷で自分の事しか考えないメガノイドの世界では侮蔑される「人情」に、万丈も胸を打たれた。最終的に、バンチャーとその2人の部下の墓を月面に立てている事からも、万丈の優しさがうかがえる。
- 「僕はビューティを助け、コロスを倒せるほど格好良くは出来てはいない」
「この一度のチャンスを取り逃すわけにはいかない、僕にはそんな余裕もない」
「ビューティ、死ぬ時はひとおもいに殺してやる、苦しまずにな」
「これはゲームではないんだ、コロス」
「殺さば殺せ!」 - 第20話で、コロスの策にはまり異次元空間に投げ込まれたところ、コロスがレイカを捕らえビューティをその場で人質にし、万丈に降伏を迫った時の台詞。
- 普段の「二枚目半なお調子者」からは考えられないほど、非情な一面とメガノイドを相手に戦う覚悟を、万丈が見せたシーンである。
- レイカとビューティもまた、万丈の言葉に迷わず命を捨てる覚悟を決めていた。その後、コロスは万丈の殺気に気圧されビューティを解放する。
- 旧シリーズではメキボスを相手に同様のやりとりを行っており、これがきっかけでメキボスは地球人に信頼を見出すようになる。
- 『IMPACT』では、DVEで収録されている。
- 「フッ…名文句は永遠に不滅よ!」
- 第39話「ビューティ、愛しの詩」より。いつものように前口上を述べたところ、ネンドルから「マンネリ」と揶揄されての返し。言いえて妙である。
- 「僕は憎む! サイボーグを作った父を…まして僕の母も、兄も、サイボーグの実験に使って殺してしまった事は許せない! ドンもあなたもメガノイドを名乗ってスーパー人間と己惚れる! それを憎む!」
「あなたがいい例なのだ、コロス。ドン・ザウサーへの想いが、愛情だけが心の中で全てを強いて、他の事を何一つ考えられぬメガノイドになっている!」
「みんな父の亡霊を背負って僕の前に現れるに過ぎない…!」 - 最終決戦でコロスから「なぜドンの考えが分からない」と問われた際の返答。父とメガノイドへの強烈な憎しみを吐露し、引き金を引こうとする。
- 「今のは僕の…僕自身の力だ! 僕自身の力なんだ!!」
「父さんの力など、借りはしない!!」 - 最終決戦で覚醒したドン・ザウサーに追い詰められた際、父・創造からの(幻聴ともとれる)助言を拒絶し、最後の力で渾身のサン・アタックを放つ。
- 「ぼ、僕は…厭(いや)だ…!」[4]
- 最終話ラスト。万丈がコロスの亡骸を見て発した独白。この台詞を最後に万丈は表舞台から姿を消すことになる…。
- この台詞は視聴者によって様々な解釈がなされており、ある意味では「破嵐万丈=メガノイド説」に拍車をかけた。
迷台詞
- 「マリア…僕は戦う! 君のひたむきな『愛』へのせめてもの償いに、僕の熱い血潮が騒ぐのよ!」
- 第9話にて、コマンダー・マリアが自分に惚れていると勘違いした万丈が、メッタンガーを相手に歯を輝かせながら満面の笑みで言った台詞。実際にマリアが惚れたのは、メガノイドの風紀員であるコマンダー・フランケンで、互いに両想いになってラブラブになっているのだが…。
- 「うおっ!? イメージダウンさせる気ねっ!」
- 第9話にて、コマンダー・マリアに良い所を見せようと調子に乗っていたらメッタンガーに返り討ちに遭った際のセリフ。こんなセリフを言ってる時点で、イメージもへったくれも無いだろうに…。
- 「レイカの奴、僕の代わりにダイターン3の主人公になろうとしてんのさ」
- 第13話にて、レイカがダイターンをレンタルした際の皮肉。何ちゅうメタなセリフであろうか。これを聞いてビューティーも負けじと「あたしもダイターン3のヒロインなんだからね!」とメタなセリフを吐きつつレイカの後を追った。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「世のため人のため、悪の野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬならば、かかってこい!」
- 万丈のキメ台詞スパロボバージョン。どの組織に対しても使えるためか、『α』以降はこのバージョンが使われる事が多い(もちろんDVE)。
- 『DD』の2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」では、この口上の違いに対してコマンダー・ベンメルから直接指摘が入っている。
- 「メガノイドはロボット以下! 人間にとっては悪魔だ!!」
「僕は、メガノイドを認めない…!」 - メガノイドへの特殊戦闘台詞。『V』では北辰がメガノイドという設定のため、彼への特殊戦闘台詞になっている。
旧シリーズ
- 「気持ちはわかるが…あせりは禁物だぞ。激しい感情は判断力をにぶらせる」
- 『第3次』第47話(ルートにより変動)「カウント・ダウン」で武蔵を失い、DCとインスペクターの打倒に燃えるゲッターチームを諭した台詞。
- 『第3次』の時点ではまだメガノイドに関する話題やそれに対する万丈の複雑な背景は出てこないのだが、唯一それらを匂わす台詞とも取れる。
- 「やあやあ、久しぶり。まだアーガマなんて使ってたのかい?」
- 『第4次(S)』第18話(『S』では第19話)でロンド・ベル隊と再会したときの台詞。
- 万丈自体に悪気は無いのだが、ホワイトベースやトロイホースとかならともかく、アーガマはそこまで旧式なのかと思ってしまう。
- 「へえ、費用は600万ドルってとこかい、スティーブ=オースティン大佐? それともジェミー=ソマーズかな?」
- 『第4次(S)』「ゲストとインスペクター」より。サイバネティクスの手術を受けて復活したメキボスと再会した際に飛ばした冗談。
- スティーブ=オースティンはアメリカのTVドラマ『600万ドルの男』の主人公で、メキボス同様にサイボーグ化しており、ジェミー=ソマーズはスティーブ=オースティンの恋人で、スピンオフ作品である『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』の主人公で、同じくサイボーグ化手術を受けた設定。
- これに便乗してミオもアメリカの料理番組『新・世界の料理ショー』のネタを出したが、当然異星人であるメキボスにはチンプンカンプンであった。
- 「ゼゼーナン! 貴様の言う事は、確かに一部そのとおりだ。だがな…貴様のやろうとしている事は、今貴様が非難した事そのものだ!!」
「その言葉、そっくりお返しさせてもらう。貴様は何を根拠にして、地球人とその技術を、我が物にしようというのだ!?」
「貴様の目的が、地球の軍事技術にある事は明白だ! 貴様の言っている事は、それを独占するための詭弁にすぎん!!」 - 『第4次(S)』の最終話「火星の決戦」にて、メキボスの説得にも耳を貸さずに地球人を一方的に野蛮と決めつけるゼゼーナンを真っ向から非難した。
αシリーズ
α
- 万丈「オーラ力とオーラバトラーにはこんな力もあるというのか!?」
ジェリル「ハハハハ! なめるんじゃないよ!!」
万丈「何の! これで僕のダイターンと対等に戦えるってことだ!!」 - 第44話(ゴラオン隊ルート)「赤い髪の女」より。ハイパーレプラカーンに乗るジェリル・クチビへの戦闘前会話。巨大対決である。
- 「真・ゲッターロボは一体何なんです? どんな力を持った存在だというんです? あれでは、まるで…神か、悪魔…」
- 第45話(ゴラオン隊ルート)「神か、悪魔…」の戦闘終了後、隼人も交えた3名だけのオフレコ会談で真ゲッターロボの存在について早乙女博士を質問攻めにする。普段冷静な万丈も矢継ぎ早に疑問を捲くし立てる程、真ゲッターの圧倒的なパワーに戦慄を覚えた様子。
- 「シンジ君は君やレイ、その他のみんなを助けるためにEVAへ乗った…君達がいたからこそ、シンジ君は戦う事が出来たんだ」
「それだけは紛れもない事実だよ」 - 第47話(ゴラオン隊ルート)「男の戰い」の戦闘終了後、成す術も無くゼルエルに敗れた無力感と、シンジに救われた屈辱感に苛まれているアスカの心情を見透かした上で、彼女へとシンジの勝因を語り優しく諭す。
- 万丈「彼らは人類の革新を急ぎ過ぎている。それはかつてのドン・ザウサーやコロスと同じだ…」
アラン「ネオ・ジオンを放っておけば、1年前に火星で反乱を起こしたメガノイドと同じ道をたどると?」
万丈「ああ。ネオ・ジオンがこのまま強化人間の研究を進めれば…いずれはメガノイドの領域に到達する」
「そうなれば、プルやプルツー以上の悲劇が繰り返される…」
「そう、この僕のようにね…」 - 第60話(アクシズルート)「戦士、再び…」より。強化人間を主戦力として利用しているネオ・ジオンに危機感を抱いていた。
- 「破嵐万丈=メガノイド説」を示唆するような台詞の1つとも言える。
α外伝
- 「ティターンズに正義はない! 日輪は、そして正義は我にあり!」
- 第4話極東支部ルート「正義は我にあり」より、卑劣な手段でイージス計画を我が物にしようとするティターンズへのセリフ。DVEで決めてくれる。
- (メイガスは女性だったのか…。その上、美人だ)
(だけど、彼女の印象はあの女に似ているな…) - 第25話「もう逢えない気がして」より、メイガスと初対面したときの心の中で感じた印象。いきなり美人と心の中で評するのは万丈らしいと言えるが、即座に万丈と対立したメガノイドに重ね合わせて警戒することになる。
- 「失敗作だと…! お前達は何様のつもりだ!?」
「人が人を作り、それを失敗作という…! 人が人を利用し、それを戦争の道具にする!そんな権利はお前達に…いや、誰にもないんだ!!」 - 第39話「決戦!Xポイント」より、イノセントとの決戦で、かつて自分らイノセントが作り出したシビリアンを失敗作と断じ、核ミサイルで殲滅させようとするカシム・キングへの罵倒。台詞からカシム達イノセントの傲慢さがメガノイドと同類と感じている事が明らかであり、メガノイド以外の相手としては相当な激怒振りである。
- 「…そんなに生易しいものじゃない…」
「奴らはメガノイドと同じ…いや、それ以下だ!」 - 終盤でアンセスターのメンバーであるイーグレットの正体がマシンナリー・チルドレンと呼ばれる人造人間である事を知った際に「まるでイノセント」と評したジャミルに対して。
- 「世のため人のため、アンセスターの野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬならば、かかってこい!」
- 万丈のキメ台詞の『α外伝』バージョン。DVE。『α外伝』は主人公不在だが、制作側が「実質の主人公」と定めているだけあって八面六臂の大活躍。超人ぶりを見せつける。
第2次α
- 「噂だよ。そうでなくとも、目が二つでアンテナもついてれば、マスコミなんかがみんなガンダムにしてしまうからね」
「そういうカテゴリーでくくるなら、僕のダイターンだってガンダムの一種になってしまう。アテにはならないね」 - アイビス編第4話「我らと共に真実へ」より。前半の台詞は『機動戦士クロスボーン・ガンダム』第1話でのモブキャラの発言だが、同シーンのコマ外には「(富野)監督が、こういうセリフにしろって言ったんだあ」という注釈がある。富野作品の主人公である万丈に発言させたのはそういう意図もあるのだろう。
後の作品でも同じネタを発言する人物がいるが、こちらは色々とブラックなネタである。 - (そうだ…。彼らは人のエゴを増長させたメガボーグとは違う……)
(宙と凱なら…人として在り続けようとしてくれるだろう…) - 第22話「目覚めろジーグ!怒りの反撃!!」or「戦うだけのマシン」より。凱の生き様に影響を受け、サイボーグの身であっても人間の心を失わないと決めた宙の決意を聞いての万丈の心中。
- 「…すまない。みんなの力…今一度貸してもらうよ」
- 第30話バイタル・ネット作戦ルート「コロスは殺せない」より。メガノイドの復活を知った際、ただ一人で戦おうとしながらも、万丈を心配したαナンバーズの加勢を受けて再びαナンバーズの一員として戦う決意を固めた台詞。
- 「ふむ…エリカという名前には薄幸の美人が多いという統計があるかも知れないな…」
- 第35話月ルート「大空魔竜、危機一髪!!」におけるアイビス編の追加場面より。サンシローの救出した被災者が、一矢の恋人と同じエリカという名前である事に驚いての発言。
- 第2次αでは無いものの、もう一つの実例も有るので、中々に的を射た指摘だと言える。
- 万丈「決まっているさ…! 行くぞ、凱!」
凱「おう!」
万丈「世のため、人のため!」
凱「地球の平和、守るため!」
万丈「メガノイドとゾンダー…」
凱「そして、あらゆる悪を打ち砕くαナンバーズ!」
万丈「この日輪と」
凱「獅子の牙を恐れぬなら…」
万丈「かかってこい!」 - 第55話「燃える地球-前編-」or第50話「抗う力は我にあり-前編-」より。上記の決め台詞の類型。第2次αでのメガノイドとゾンダーとの決戦における凱とのクロスオーバー。「αナンバーズ」の部分はプレイヤーの入力した部隊名になる。
- 「フ…城を追われた裸の王様が、起きながら夢を見ているようだ…」
- 第53話ハマーン拒絶ルート「許されざる罪」より。小バームを棄て攻撃司令艦ザンタルで決戦を挑むオルバン大元帥に対する、痛烈な皮肉。
- 「あなたの求めていた人類の革新はきっと来る…誰かが手を下さなくても」
- 第56話ハマーン拒絶ルート「BEYOND THE TIME」より。アクシズ落下阻止に成功し、宇宙に消えた嘗ての盟友・シャア・アズナブルへ思いを馳せる。
- 「イルイ…自分以外の意志に縛られちゃいけない」
「その力は君のものじゃない。それに溺れれば…メガノイドと同じ運命を辿る事になる」
「僕達は…自分の力の使い方を間違えちゃあいけない」 - 最終話のイルイ説得イベントより。彼女の居場所がαナンバーズだという事を諭した上で、熱く静かに語り掛ける。
- 「ガンエデン…自由を縛り、未来を閉ざす神など人類には必要ない…だから僕達はお前を倒す! 自らの手で、平和な世界と輝かしい明日を築くために!」
- ガンエデンとの戦闘前会話。偽神に提供される平和を完全否定する。
第3次α
- 「全てのコーディネイターが人の心を捨て、メガノイドと同じ道を歩むのなら、僕も彼らと戦おう」
「だが…僕が見た所、コーディネイターには心ある者が多くいる」
「地球圏の未来を案じ、行動している者が少なからずいる」 - 第31話アラスカ行ルート「青き清浄なる世界のために」より。アズラエルから「コーディネイターはメガノイド同然」と言われたときに返した台詞。
- これまでシビリアンやサイボーグの仲間にすら疑念をむけたαシリーズの万丈のセリフとしてみると意外な台詞だが、逆に言うと幾多の戦いを経て彼の心境も変化したのかもしれない。
- 「そこまでの覚悟なら僕も真っ向から勝負しよう! お前達の悪行への怒りを込めて!」
「今、お前の邪悪をダイターン3の日輪が照らす! 勝負だ、ハザル・ゴッツォ!!」 - 第44話「闘志、未来のために」or「四神招魂、ここに」or「鋼の戦神」or「マイホーム・マイフレンズ」におけるヴァイクランとの戦闘前会話。己の生命をも省みず、全てを懸けて挑んでくるハザルの気概は認めつつも、彼が行ってきた非道な振舞いまで許すほど万丈は甘い男ではない。
- 「明日が見えないからこそ、男も女も刹那的になるのさ」
- 第48話バロータ・ボアザンルート「銀河に死す」より。ギジェとシェリルの極限状況下での恋愛関係を評して。この後、万丈自身は如何なる状況でも普段通りのスタンスを崩さないと発言しており、前述の2人のような劇的なロマンスを期待していたレイカ&ビューティからは残念がられる。
- 「そうだ、キラ! 僕達に今必要なのは言葉じゃない! 想いを形にする力だ!」
- 第51話「終わらない明日へ」より。ヤキン・ドゥーエ戦で、クルーゼの妄言に窮するキラにシンジと共に檄を飛ばした。本作のキラにとっては大きな助言になっていた。
- 「結果を知り、覚悟をするということは、ある意味、勇気がいることかも知れない…」
「だが、だからといってまだ全てをあきらめるのは早い! ましてや、あなたはシンジの父としての義務を果たしてはいない!」 - 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。人類補完計画を発動させようとするゲンドウに対して。万丈の父である創造もまた父親としての責務を果たしていない人間であり、万丈にはゲンドウの姿がそんな父の姿にもダブって見えたのだろう。
- 「残念だ、シヴァー・ゴッツォ…。あなたは道を誤らなければ、本当にこの星に新たな歴史を創ったかも知れない」
「だが、あなたの野望は霊帝ルアフと同じ…いや、それ以上に危険だ!」 - 第55話「まつろわぬ神」より。初対面したシヴァーに対して。
- 「さあ、ケイサル・エフェス…そろそろ終わりにしよう…」
「銀河の死と再生も、それによって生まれた怨念の歴史も…」 - 最終話「今遥か遠い彼方…」or「終焉の銀河」におけるケイサル・エフェスとの戦闘前会話。この後、いつもの前口上にアレンジを加えた特別バージョンで、霊帝を断罪する。
- 「それも悪くないけど、そっちは既にウルフのマークの凄腕集団がいるしね……」
- エンディングより。身の振り方を考えている時、トッポから「社会の闇に潜む悪を討つ仕置き屋集団は?」と言われての返事。
- なお「社会の闇に潜む悪を討つ仕置き屋集団」とはαシリーズでは『α外伝』にしか出てこなかったコズモレンジャーJ9のことである。彼らは封印戦争や銀河大戦の間もきっと、ブライガーで「星から星へ泣く人の涙背負って宇宙の始末」に駆けまわっていたのだろう。
Zシリーズ
Z
- 「だが、月は闇夜を照らす」
- アキを人間爆弾で失い、悲嘆にくれる勝平に言った台詞。
- 『超重神グラヴィオン』の主題歌「嘆きのロザリオ」の一節に同じような歌詞がある(『グラヴィオン』の監督の大張氏は『無敵鋼人ダイターン3』の大ファンでもある)。ちなみに生存に成功した場合はこのやり取りはない。
- 「ブルドックと土佐犬の吠え合いだ。聞いていられるものじゃない」
- 第52話ミネルバ一時残留ルート「黒歴史の真実」より。ブラッドマンとザイデルの言い争いに呆れて。ちなみにブルドック=ブラッドマン、土佐犬=ザイデルを指す。
- 「あいにくだったな、時代遅れのコンピュータ!」
「僕は何度傷つけられ、裏切られても、人間が好きなんだよ!」
「お前のような独善の塊の機械は、この破嵐万丈が倒す! 地球の明日を照らす日輪に懸けて!」 - 第55話「永遠に輝け、僕らの星よ」における第8号との戦闘前会話。万丈に対しても「戦いは無意味」とのたまう第8号へ非難する。
- 「僕が人体改造についてそれなりの知識を持ってたのが幸いしたよ」
- 『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。ステラ・ルーシェを助け連れてきた際の台詞。
- 「そう…! それが破嵐万丈の生き方だ!」
「行くぞ! ジ・エーデル! 君と混沌の闇は、ダイターン3と僕が掃ってみせよう!!」 - ランド編最終話「俺の未来、お前の未来」に於けるジ・エーデルとの戦闘前会話より。「痛みのわからないエゴイスト」の彼にこう言い切った。流石の彼も「正義の味方」と称した。
第2次Z破界篇
- 「枢木スザク君、君は皇女殿下を捜して、すぐにこの命令を止めさせるんだ」
- 第36話エリア11ルート「血染めのユフィ」より。
- 正論ではあるのだがギアスのことを知らないので、実際にギアスに罹ったスザクとユフィが鉢合わせをしたら彼らにとってより悲惨なことになることは、さすがに見抜けなかった(ユフィは日本人であるスザクを殺そうとし、スザクは自分を殺そうとするユフィを排除しようと行動したことは間違いない)。
- 「…憎しみと怒りの連鎖が戦いを広げる……」
「…今はこの場を収めるために戦うしかない…」 - 同上。初登場した際に怒りに震える黒の騎士団を目にして、沈痛な表情を浮かべ発した台詞。
- 「そう…。F.S.の切り札にして希望…チームDのダンクーガノヴァのベースになったマシンだそうです」
- 第37話「雄々しく……そして、美しく」より。万丈がZEUTHのメンバー全員にダンクーガノヴァの元となったダンクーガ(同作ではファイナルダンクーガのみ)の事を教える。
第2次Z再世篇
- 「何をしている、シモン!」
「君は常に先頭を走る男だ。こんな所で立ち止まる事は許されない!」 - 第38話暗黒大陸ルート「告げられる絶望」より。カミナシティに駆け付け、ニアの変貌振りに戦意が萎えそうなシモンへと檄を飛ばす。
- 「そうかな、ニア?」
「…どんなに厚く暗雲が立ち込めようと、その上には太陽が輝く…」
「シモン! 君が目指すのは、その太陽より高い所だ!」 - 万丈からの檄も「無駄です。既にシモンは絶望の闇の中にいます」と告げるニアの言葉を一蹴し、再度シモンへ奮起を促す。
- 太陽を万丈に見立てれば、シモンが自分を超える器を持っていると見抜いている台詞なのだろうか。
第3次Z天獄篇
- 「合流が遅れてすまない。だけど、連中だけは僕自身の手で片を付けたかったのでね」
- 第22話「再会の火の星」にて。
- 「出来るさ! 本当ならメガノイドだって、未来を夢見て造られたはずなんだ!」
「日輪の輝きを胸に秘め、僕の身体が……ダイターンが燃えている!!」 - 日本ルート第40話「光と闇の向こうに」にて。Zシリーズでは原作や他のスパロボとは異なり、メガノイドのことを肯定的に考えていることがわかる。
- 後半はOPの歌詞が元ネタ。
- 「コンピュータードール! かつての僕はお前と同じように、人間のエゴを激しく憎んだ時もあった! だけど、僕は同時に知った! そのエゴこそが、人間を人間足らしめるものであると!」
「僕は厭だ……エゴに呑まれることも、エゴのすべてを否定することも!」
「なぜなら、僕は人間だからだ!!」 - 同話にて。
COMPACTシリーズ
- 「日輪の輝きを、そして何より君自身の力を信じろッ!」
- 『IMPACT』第1部地上激動篇第28話「夢の欠片」より。自爆寸前のマジンを押さえ込みながら、躊躇するアキトにボソンジャンプの慣行を促す。
- (…コロス…愛の為に他の全てに目を塞ぐ愚かさに、何故気付かない…?)
(それがメガノイドの限界という事にも。だから…僕は…) - 『IMPACT』第3部銀河決戦編第15話「命持たぬ者たち」より。火星での囮作戦に失敗しながらも、ドンへの盲目的な愛を口にして去ったコロスへ呟いたモノローグ。
- 「一つの価値観を盲目的に信じると、人は暴走してしまう…メガノイドのように」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦編第16話「大いなる胎動」より。火星基地での戦いに介入してきた木連の行動理念に、メガノイドと同質の危うさを感じて発した台詞だが、勝平には難解すぎて今ひとつ伝わらなかった模様。
- 「見返りを求めて戦っているわけじゃあない。みんな、自分の故郷や大切な場所を守って戦っている…それが無意味なことだとは言わせん…!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第17話「ブッチャーの最期」より。爆死寸前のブッチャーからの問い掛けに一同が戸惑う中、それに動じる事無く毅然と反論する。
- 「この宇宙で生きる者に、相応も不相応もない。ガデス、おまえにもな。だが…生きる物たちの命を脅かす権利はない…!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」より。ラ・ムーの星は人類に不相応と嘲笑うガデスの傲慢さを一蹴する。
- (メガノイドの技術…だが、人を救うために…許される…はずだ…)
- 同上。瀕死の白鳥を救う為、自分の内に秘めたメガノイドへの憎悪と、必死に折り合いを付けようと葛藤する。
- 「ふふっ…笑わせてくれるね」
「おまえの理論だと…ぼくは…進化……しないこと…」 - 『IMPACT』第3部銀河決戦篇最終話「そして決戦の銀河へ」より。オーラ力やニュータイプなど、全ては始まりの地に生まれた命の種子に由来する進化と知って。
- スパロボの万丈は基本的に「人間の精神を残した究極のメガノイド」として設定されているらしく、この台詞もその一つ。
携帯機シリーズ
- A(A PORTABLE)
-
- 「…アイサー、賭けは…見事に君の勝ちだ…」
- 地上ルート第10話「舞えよ白鳥!我が胸orメガノイドの賭け」で巨大合体メガボーグを撃破した時のセリフ。アイサーの「メガノイドでも心は通じ合える」という賭けを一途で本気の想いが万丈の心に通った事を認めた瞬間である。しかしそれはアイサーに対してだけである事はマップクリア時の心の声で分かる…。
- 「こっちが聞きたいくらいだね。これでどうしてバレないと思ったのか」
- 第23話にて、アカツキがネルガル会長である事の決定的な証拠として「本人の顔写真入りのネルガル重工の会社案内パンフレット」をつきつけて。よくよく考えてみれば、ネルガルグループの会長職ともなればメディア等でも顔は知られているはずであり、経歴を詐称しているのがバレるのは時間の問題だっただろう。
- 「仇? 仇と言ったかッ!」
「世のため人のため、平和を願う心を踏みにじる木連の野望をうち砕くダイターン3! 僕はかつてないくらい怒っている…! 薄汚い手を使い、それを恥とも思わない外道ども…! この怒りの日輪の輝きを恐れぬのなら…かかってこいッ!」 - 第32話「どこにでもある『正義』」or「ネゴシエーター」より、木連との和平交渉が決裂し、九十九の復仇に意気込む三郎太たちに対して激昂。怒りに満ちた啖呵を切る。
- 「メガノイドは自分たち以外は信用しない。それにラミアくんを見ている限り、人間と変わらない心を持っていると思うよ」
- ラミア編第33話「メガノイドの野望」にて、「連中は人間を信用しない。(潜入したシャドウミラー隊は)捕まって処刑されたか、改造されてしまったんだろう」と言ったあと、宇宙太から「ラミア姉ちゃんも人間じゃないんだろ?」言われてしまい、黙り込んでしまったラミアへのフォロー。本人は「…おだてても…何も出ません」と控えめな反応だったが、万丈は人造人間である彼女をメガノイドと同類ではなく、一人の「人間」として認めているというある意味最大級の賛辞を送った。もっともこの名台詞も空気の読めないヤツのせいで若干台無しになってしまったのだが。
- 「それはこっちのセリフだ、コマンダー・リサー! メガノイドと人間の共存・・・そのほんのわずかな可能性の芽を摘んだこと・・・僕は忘れていないっ! アイサーの仇を討ち、今日こそこの戦いに終止符を打たせてもらう!」
- 第34話「宇宙の果てに消えるともorドン・ザウサー」にて。アイサーのような心が通じ合えるメガノイドがいる事を経験した万丈は「アイサーのようなメガノイドなら」という思いあった事を証明している。また、万丈にとってアイサーが特別な存在の1人になっていることを示唆している。
- ヴィンデル「くだらん。見込みがあるかと、最後通告のつもりで話していたが…どうやら、この世界も愚か者の集まりのようだな」
万丈「おっと、それは違うな、ヴィンデル・マウザー。僕たちが愚かなんじゃない、お前が一人、愚か者なのさ」
ヴィンデル「ほざくな!」
万丈「ほざきついでに、まだ言わせてもらうっ! 世のため人のため、シャドウミラーの野望を打ち砕くダイターン3ッ! 平和を望む心と、己の正義を貫く心、そしてこの日輪の輝きを恐れぬのなら…かかってこいッ!」 - 最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」より。自らの思想を説いたヴィンデルが自軍に悉くを否定された際、追い打ちをかけるかのように啖呵を切る。文字通り同作最大にして最後の前口上であり、日輪の輝きの上に数多の心を上乗せしグレードアップしている。ほざきついでにと、ヴィンデルの文句を押し潰すように畳み掛けるのも彼らしい。
- 「ああ、連中はわかってたのかもしれない。戦争によって得られるものを」
「おっと待った。でもメガノイドは理解していなかったよ。 戦争によって失われてしまうものをね。それがわからないのでは、しょせんは人間以下。…お前も同じだ、ヴィンデル・マウザー」 - 同話におけるヴィンデルとの戦闘前会話の一節。戦争によって得られるものを分かっても失うものを理解していないヴィンデルを、メガノイドと同様「人間以下」と切って捨てる。前述のラミアへ向けた台詞とは対照的なのもポイント。
- R
-
- 「その考えは短絡的過ぎるな。彼らが地球圏を攻撃し、多くの犠牲者を出したのも事実だ。それを『もとはといえばお前らが悪いんだ』で片づけられてはたまらない」
- 第6話「GEAR戦士電童」にて、「木連の人間も被害者なのか」と疑問を呈したミナトに対して。
- 「D.O.M.E.、君の例は不適切だな。戦士ばかりが未来を作るのではない」
- 第31話「私はデュミナス…」にて、未来を作る力の一例として、ラウンドナイツを挙げた際。直後にD.O.M.E.もその意見を受け入れている。
- 「帰るのかい・・・?」
「何も聞かないでおくよ。未来は自分たちで作りたいからね」 - 最終話「デュミナスの答え」にて、主人公一行がこの戦いの後、未来へ帰ることを悟って。万丈は一行が未来から来た人間であることに気づいていた数少ない人物であったが、その未来で何が起きていたかは深入りせず、見送ることにした。
- イネス「言っても信じてもらえるかしらね」
「さて、どうやって説明すればいいのかな・・・」 - デュミナスを倒した後、ルリと隼人から「(主人公達について)何を知っているんだ」と問われて。確かに、(直前でデュミナスが「エクサランスはそれ自体がタイムマシンである」とバラしていたとはいえ)未来から来ていたことを納得させる説明をするのは難しいだろう。幸い、帰還後の反応を見るに納得できる説明をしたようだ。
VXT三部作
- V
-
- 「そうやってアキトの怒りを煽り、己の楽しみへと変えるか、北辰…。いや…最後のメガノイド」
「破嵐創造がもたらした忌まわしき技術…。だが、貴様が改造手術を受けているかは、もはや問題ではない…!」
「己の楽しみの為に他人の命を奪う者…! その肥大したエゴを僕は憎む!!」 - 第20話「アマテラス攻防戦」にてアマテラスに乗り込んだ際、依然としてアキトを挑発し続ける北辰に対して。
- 『V』における北辰の正体が明かされた衝撃的な発言に北辰は何も答えなかったが、万丈は肉体の「つくり」よりもその生き方こそがメガノイドそのものであると断じ、北辰に対し義憤の意志を示す。
- (僕は…嫌だ…。僕は…父さんの復讐の為だけには生きない…。僕は人間として、生命を謳歌する…)
「そして、悪を討つ! この胸に宿る日輪の誇りと共に!」 - 同話、その後に増援として初戦闘の際の戦闘前台詞。原作で視聴者に大いなる謎を残したあの台詞に対し「メガノイドと同じ生き方はしない」という一つの回答が示された。
- 「君はメガノイドになるな」
「復讐を止める気はない。だが、それだけに縛られるな。それはエゴに縛られ、他の全てを捨てるメガノイドと同じだ」 - 引き続き同話より。アマテラスの火星の後継者部隊を壊滅させた後、ボソンジャンプで火星へ向かわんとしたさなか、北辰への怒りがいまだ冷めやらず独りで向かおうとしてか協力を渋るアキト。そこにこの言葉を投げかけ、彼を諌める。
- 北辰の件も合わせて見ると、『V』における彼の言う「メガノイド」は改造人間の一種としての定義を超え、憎むべき「悪しき生き方」という意味合いが強くなっているようだ。
- 「そうやってアキトの怒りを煽り、己の楽しみへと変えるか、北辰…。いや…最後のメガノイド」
- X
-
- 「日輪は我にあり! 受け取れ、ワタル!!」
- 第23話「龍王咆哮」にて、龍神丸復活に必要な復活の聖水を齎すセリーヌの花を見つけるも、強い太陽の光がなければ咲かないと知り、ダイターン3の内部に蓄積されていた太陽の光を解放して。これによりセリーヌの花は開花、龍神丸は復活を果たす。ダイターン3を出撃させていなくてもわざわざ出てくる。
- 「醜いな…」
「元々そういう人間だったのか、それとも魔のオーラにそまったためか…」
「どちらにしても悪に堕ち、暴力とエゴに支配されたお前は醜い存在だ」 - 第42話「正義の名の下に」にて。パープルの邪悪な人間性を評した。
- 「ダイターン3…父への復讐のために生まれた、僕の中の闇…お前の力の全てで、未来を照らす光を生み出すんだ!」
- 第50話「闇の中で/起死回生」にて、魔のオーラに圧倒される舞人らエクスクロス一同にダイターンが持たなくなるまで太陽の光を放出する。
単独作品
- DD
-
- 「珍しくもないだろう」
- 早乙女博士と渓の因縁を「実の親子同士での戦いとは」と驚愕する自軍に向けて。さらっと流されてはいるが、中々辛いセリフである。
- 「やれやれ、久しぶりに出番が来たと思ったら…」
- 2章Part7より。ワールド5陣営の出番がかなり空いたことによるメタ台詞。
- 大介「ヒーローと言うのなら、君の方こそ、そう呼ばれるべきではないか?」
「とてもじゃないが、そんなものを名乗れる人間じゃないさ、僕は」
「そういう風に生きてみたいと思うことはあってもね」
大介「そうか…」
「少なくとも、僕は僕の討ち漏らした敵を叩くまで、全てをかなぐり捨てるつもりだ」 - 2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」第2話より(『Z』作中と思わしき設定)。大介(デューク)を神出鬼没のヒーローと称した際のやり取り。ヒーロー然としていても、メガノイドに対する憎悪だけは譲る気がないのが破嵐万丈である。同イベントでも実際、メガノイド勢力の生き残りを徹底的に叩き潰すのが目的で現れており、メガノイドに対する苛烈な発言がその後も続出する。
- (生き残ったメガノイドを追う僕の旅…。だが、僕自身がメガノイド打倒のエゴに取り憑かれていたのか…?)
(だとしたら、僕は…) - 同話における初戦闘時の戦闘前会話。メガノイドを憎悪し、敵視し苛烈な発言を繰り返す万丈だが、メガノイドへの憎悪を万丈自身に当てはめてみると、エゴに取り憑かれているという話も否定できるわけではない。「破嵐万丈=メガノイド説」を示唆する台詞になっている。
- 「人質を助け、敵を倒せるほど僕は格好良くは出来ていない…。だから必要があれば、非情な手段も使う」
「だが、僕は…お前達と違う。エゴに呑まれる前に、最期まで足掻いてみせる」
「こんな風に思えるようになったのも、この世界での出会いのおかげだろう」 - 同イベント第3話より。メガノイドへの憎悪から人質を無視して攻撃するはずと読んでいた、盗賊団を率いていたコマンダー・ベンメルの読みを外し、ランド・トラビスと協力して一芝居を打ち人質のメール・ビーターを救い出した際の台詞。多元世界での出会いが、彼にエゴに抗うきっかけを与えてくれた。
- 「ドン・ザウサーも倒れ、世界も変わった…。いつまでもお前達のような小悪党に付き合ってはいられないからな」
「これからの僕は全ての悪と戦うことを誓おう!」 - 同話より。先述のように、挙げた口上が「悪の野望を打ち砕く~」バージョンであることをベンメルに突っ込まれての台詞。理由を以て口上を変えたことにはっきりと触れたシーン。
搭乗機体
余談
- 名前の由来は、四字熟語の波乱万丈から。キャラクターモデルは、作品のコンセプトがイギリスの小説家、イアン・フレミングの小説が原作の人気映画シリーズ『007』シリーズを意識している事から、主人公のジェームズ・ボンドである。また「大富豪であり私怨から戦う」という点では、『バットマン』のブルース・ウェインとも言える。
- 破嵐万丈は、彼を演じた声優・鈴置洋孝氏にとっては自身の出世作のキャラクター以上の存在だったようで、鈴置氏の他にも多くの人に愛されたキャラクターであった。
- 鈴置洋孝氏は『無敵鋼人ダイターン3』のDVD-BOXの付録冊子において、万丈のことを「暗さがあって、ニヒルで、二枚目で、カッコ良くて、ジョークも言うキャラクター」と評しており、万丈役のオーディションを受けた際に「これは俺の役だ。誰にも渡せない」と思ったと語っている。
- また、鈴置氏は「SRW収録時に万丈の決め台詞をソラで発した」「晩年のインタビューにて万丈を己が分身のように評した」など、愛着の深さが窺える逸話を遺している。
- 鈴置氏のレコードデビュー作であり、富野由悠季監督が監修・構成(作詞は井荻麟名義)を手掛けたイメージソング集『ザ・ロンゲスト・ロード・イン 鈴置洋孝・破嵐万丈』は、「鈴置洋孝が演ずる世界」をテーマに万丈をイメージしたA面と鈴置氏をイメージしたB面の二本路線となっている。B面にはレコードの製作中に他界した鈴置氏の父への想いも盛り込まれているとのこと。
- 鈴置洋孝氏は『無敵鋼人ダイターン3』のDVD-BOXの付録冊子において、万丈のことを「暗さがあって、ニヒルで、二枚目で、カッコ良くて、ジョークも言うキャラクター」と評しており、万丈役のオーディションを受けた際に「これは俺の役だ。誰にも渡せない」と思ったと語っている。
- 富野監督は、彼を私立探偵として設定した世界観に基づいた小説『破嵐万丈シリーズ』4部作を執筆し、ダイターン3には乗らないものの、アニメ同様の颯爽とした活躍をさせている。
- 万丈は次回作『機動戦士ガンダム』第14話にてゲスト出演を果たしている。
- ちなみに、劇中では多くのジオン兵達に交じってコマンダー・エドウィンのマジックショーを見ていた。これは、監督が富野氏であることに由来するスタッフのお遊びであろう。
- また、次々回作である『無敵ロボ トライダーG7』でも第5話にてカメオ出演している。