ヒュッケバイン30
ヒュッケバイン30は、『スーパーロボット大戦30』の主役メカ。
ヒュッケバイン30 | |
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外国語表記 | Huckebein 30[1] |
登場作品 | |
デザイン | カトキハジメ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 |
パーソナルトルーパー (ヒュッケバインシリーズ) |
型式番号 | PT-XXX |
全高 | 19.8 m |
重量 | 53.2 t |
動力 |
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フレーム | Hフレーム |
主なパイロット |
エッジ・セインクラウス アズ・セインクラウス |
概要編集
1号機編集
「XXX(XENOGENEIC X-FACTOR X-TYPE)プロジェクト」と呼称される計画で開発されたとされる人型機動兵器。プロジェクトの略称である「XXX」を「30」と言い換えて「ヒュッケバイン30(サーティ)」という名称が与えられている。
頭部に装着された「XXX」の文字を象った「XXXバイザー」には各種データ取得用のデバイスが組み込まれており、バイザーの下はヒュッケバインと同じガンダム顔となっている。
機体各所は追加装甲「パッチ・アーマー」や「ADテープ」などで補強されており、新型機であるにもかかわらず修復された外見を持ち、さらにメイン動力源は封印が施されている等、謎が多い。現状では補機の出力で稼働しているが、補機の性能も高く、戦闘に必要な出力は十分に賄える。見た目の印象は「仮面を着け、各部に傷を負った兵士」と言った風貌であり、主人公は「傷だらけで明日が見えない」という点でシンパシーを感じていた。
正体は別次元の宇宙から到来した、ドライストレーガーの素体となった艦の中から中破状態で発見された人型機動兵器。神文明エーオスの遺産としてオルキダケアからもたらされた。機体名称「ヒュッケバイン」が地球の言語で記載されていたことから、別宇宙の地球文明によって開発されたものと推測される。
2号機編集
同じく「XXXプロジェクト」で開発された機体で、オルキダケアからもたらされた1号機を地球の技術で複製した機体。そのため外観は1号機と同じであるが、動力源は「プラズマ・ジェネレーター」ではなく、ほぼ同等の性能の物を搭載している。
プロジェクト外部に対するダミーとしての役目も兼ねており、「XXXバイザー」や「パッチ・アーマー」、「ADテープ」をそのまま模倣されている。また、武装はドライストレーガーに存在していた1号機の予備を流用している。
登場作品と操縦者編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦DD
- 2021年12月より開催される第9回制圧戦「流離の刃」にてゲスト参戦。パイロットはエッジ。攻撃&回避タイプ。
- 2024年6月に追加参戦したヒュッケバイン30thとはSSRパーツを共有可能。本機体とは別機体扱いで改造値を共有しない。30thのパーツを装備した場合は攻撃演出に登場するのも30thとなる。30thのデフォルトパイロットはアズだが、SSRパーツに関してはアズ版とエッジ版がそれぞれ別個で用意されており、演出に登場するパイロットが異なる。エッジ版のアビリティは「30装備時」の指定がされているため、本機にエッジ版を装備させて擬似的な30thとして運用するのがベターとなっている。
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。本作の主人公機で、主人公機は本機固定。初登場の格納庫のシーンでは、カトキ氏による描き下ろしの一枚絵が挿入される(この一枚絵ではXXXバイザーにもADテープが巻きつけられている)。
- 初期性能は機体・武器共にぱっとしないものの、キーミッション「戦いの大地へ」or「戦いの宇宙へ」でダブル・グラビトン・ライフルが追加される。最短5話でプレイ可能だが敵の数が多いため、不安なら他のミッションを先にプレイして戦力を増やしてから来ると効率的。
- 主人公のエースボーナス及びスキル「???」の効果でダメージを大きく増やせるため、武器追加後はボス戦での主戦力として十二分に働ける。だが気力制限がキツめのため闘争心や気力+系技能の育成に加え、援護攻撃役にするならEN、自分から攻め込むなら移動力を重点的に補強しておこう。
- 本作ではフル改造ボーナスから「強化パーツスロット増加」が無くなったが強力な強化パーツが比較的手に入りやすいため、改造はカスタムボーナス取得を最優先目標にすると良い。
- キーミッション「定められた運命」or「進むべき道の先に」にて後継機に改造されるが、その後遺産ミッション「黄金の遺産 終章」にて選ばなかった主人公が修理装置付きの2号機に乗って加入する。30thの改造を引き継ぐため、こちらも即戦力となり得る。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
通常装備編集
- ビーム・ソード
- 刀身を重力波で形成する非実体剣。左右のサイドスカート裏に収納しており、使用時は下部から射出する形で取り出す。
- 『30』の戦闘演出では左手で抜刀し接近して斬りつける。
- 『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。『30』とは異なり立ち絵でフォトンライフルを所持していないので、右手に抜刀して斬りつける。メインアビリティは「危険察知 I」で、サブアビリティは「運動性アップ I」。
- フォトン・ライフル
- 手持ち式の光線銃。
- ヒュッケバインMk-IIが装備しているものと外見は同じだが、銃の白い部分が黄色に変更されている。
- 『DD』ではビーム属性のR必殺技。メインアビリティは「見切り I」で、サブアビリティは「攻撃力アップ I」。
- リープ・スラッシャー
- バックパックの羽部分に格納されている6つの扇型パーツを射出した後連結してリングを形成し攻撃する。
- 移動後に使用可能な長射程の格闘攻撃。初期では最も高威力だが、弾数が少なめなので確定状況なら他の武装で戦って節約したい。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。こちらは射出後にフォトン・ライフルを連射して相手の動きを封じる。
- メインアビリティは「プラズマ・ジェネレーター」で、気力130以上のとき、攻撃力・運動性が増加する。移動力が増加する。戦闘回数に応じて攻撃力・照準値・運動性が増加する。斬撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップ III」。
- グラビトン・ライフル
- ヒュッケバイン30の最大火力。ヒュッケバインMk-IIIが装備しているグラビトン・ライフルと形状は似ているが、フォトン・ライフルと同様に銃の白い部分が黄色に変更されている。
- 本機は左右対称の物を2丁装備しており、連結させることでさらに高威力で発射することが出来る。連結時はセンサー部が右腕側が下部に、左腕側が上部に移動する。
- 『30』では単体では使用せず、ダブル・グラビトン・ライフルの演出内で使用する。なお、装備自体は当初からされていたものの扱うのが非常に難しいらしく、ダブル・グラビトン・ライフルの解禁まで主人公は意図的に使わないようにしていた。
必殺武器編集
- ダブル・グラビトン・ライフル
- キーミッション「戦いの大地へ」or「戦いの宇宙へ」後半マップにて追加されるヒュッケバイン30の最大火力武装。長射程・移動後使用不可の射撃武器なのでデフォルト誕生日の「突撃」が活き、援護攻撃でも使いやすい。
- 『DD』では特殊属性のSSR必殺技。メインアビリティは「GSインジェクター」で、MAP兵器以外の最大射程が1増加する。ダブル・グラビトン・ライフル命中時、装備中の使用回数が消費されている精神コマンドの中からランダムで使用回数を1回復する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップ III」。
- 『30』では両手に装備したグラビトン・ライフルを1発ずつ撃った後リープスラッシャーで追撃、最後に連結させたグラビトン・ライフルの最大出力でトドメを刺すコンビネーション攻撃。トドメ演出でライフルを分離し、リープスラッシャーを回収しながら離脱する。
- 『DD』ではグラビトン・ライフル単体の射撃がカットされている代わりにグラビトン・ライフルの分離合体描写がわかりやすくなっている。
- ボウス・ハンズ・スラッシュ
- 『DD』で斬撃属性のSR必殺技として登場。ビーム・ソードの二刀流による乱舞攻撃の後に突き刺す。
- メインアビリティは「ガードブレイク II」で、サブアビリティは「攻撃力・運動性アップ II」。
特殊能力編集
- 修理装置
- 「黄金の遺産 終章」にて加入する2号機のみ所持。
移動タイプ編集
サイズ編集
- M
カスタムボーナス編集
- 強化パーツスロット+1
機体BGM編集
関連機体編集
- ヒュッケバインシリーズ
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- ヒュッケバイン30th
- 本機の強化形態。
- ヒュッケバイン
- ヒュッケバインシリーズの大本の機体。本体部分はこの機体がベースになっている。
- ヒュッケバインMk-II,ヒュッケバインMk-III
- ヒュッケバインの後継機達。フォトン・ライフルやグラビトン・ライフル等、一部武装が共通している。
- エクスバイン
- ヒュッケバイン009の改造機。バックパックの形状はこの機体がベースになっている。
- アッシュ
- 大破したエクスバインに応急処置を施した姿。
- パッチ・アーマーやADテープの意匠が共通しており、初代ヒュッケバインがベースの本機と比較してこちらはヒュッケバインMk-IIIの外見がベース。なお、設定上のつながりはないとのこと[2]。
- ガリルナガン
- ヒュッケバインに似せて偽装した異星人の機動兵器。バックパックの羽部分にスラッシャーを分割装備している点が共通している。
余談編集
- DLC「広がる未知の世界」では、「目が2つついててアンテナもある」という理由で本機もポセイダル兵にガンダム扱いされてしまう。本機の場合は色々洒落にならない。
- しかし、本機は後継機の30thと異なり、通常時はバイザー付きである。どうしてポセイダル兵は「目が2つついている」とわかったのだろうか?
- 上述の通り、アッシュと外観がよく似ているが、よく見ると細かな差異が確認できる。
- バイザー:アッシュは「×字の傷」が入った物に対し、30は「3つのX(エックス)のレリーフ」を入れた物。
- パッチ・アーマー:アッシュは「ほぼ全身」に纏っているのに対し、30は「両肩と左の大腿とスカート」に纏っている。
- ADテープ:アッシュは「赤・白・黄の3色」を使用しているのに対し、30は「黄の1色」のみ使用。[3]
- 作中ではドライストレーガーとともに別の宇宙から転移してきたことが語られるが、だとすると元々の宇宙では消えていることになり、やっぱりバニシングトルーパーである。
- 過去シリーズでは『α』の前史において、ヒュッケバイン008Rがブラックホール・エンジンの暴走事故によって消失しており、本機のベース機は『α』世界から転移してきた008Rではないかとする説もあるが、ファンの類推の域を出ていない。[4]
脚注編集
- ↑ Steam英語版にて確認。
- ↑ 『スパロボ30』開発者インタビュー。オリジナル母艦“ドライストレーガー”の狙いや主人公機“ヒュッケバイン30”のデザインなどについて聞いた 2022年11月14日閲覧。
- ↑ 格納庫内で発見した際は、「赤色のテープ」がバイザーに巻かれていたが出撃時に剥がれている。
- ↑ 『OGシリーズ』でも同様の事故が起こり008Rが消失しているが、ギリアム・イェーガーの発言から『30』は『OGシリーズ』の宇宙よりも前である可能性が高く、『αシリーズ』の008Rが本機のルーツであると考えたほうが辻褄が合う。