トラウマイベントとは、プレイヤーを陰鬱な気分にさせる救いのない暗い展開のイベント、またはそのようなイベントが発生するシナリオを指す用語。
概要
一般的には、単に主要キャラクターが死んだり精神崩壊に至ったりというだけに止まらず、視聴者(ないしプレイヤー)の精神に影響を及ぼしかねないほど強烈な展開を指して用いる場合が多い。
なお「トラウマ」とは、心理的に打撃を受け、その影響が長く残る体験のことを言うが、この項目の場合は単に「嫌な思い出」というだけのものである。
代表的な例としては下記のようなパターンが存在する。
- キャラクターの死に際の描写が極度に生々しく、無残。
- 主人公等の主要キャラクターとの交流が濃密に描かれた直後に死亡および退場。更に、それによって残された側の精神状態がどん底に叩き落とされるようなケース。
- 世界そのものの破滅のような、どう解釈しても全く救いの無い結末。
スパロボでの扱い
スパロボにおいては、スパロボ補正の一貫として原作の悲劇が回避される場合がある反面、原作に忠実にトラウマイベントを再現する場合も多い。中には、何らかの回避手段が用意される場合もあるが、『無敵超人ザンボット3』の人間爆弾イベントの回避等、条件が厳しく初見プレイではそう簡単に回避できない場合が多い(ただし、ある程度原作に詳しければ、回避手段に見当が付く場合もある)。
バッドエンディングに関しては導入当初、徹底した原作再現を望むユーザーに配慮して「やりたい人だけ(バッドエンドルートを)やって下さい」というスタンスを取っていたが、『第3次α』以降は回避したままだとフローチャートが埋まらず、スペシャルシナリオなどの隠し要素が発生しない事もあり、「やりたくなくても一度はトライしなければならない」という風に性格付けが変化している。それらに拘りのないプレイヤーは特段プレイする必要はないが、敢えて選択した場合には精神的に手痛いしっぺ返しを喰らうのでそれなりに覚悟が必要。
原作における代表的なトラウマイベント
スーパー系作品
- 人間爆弾作戦(無敵超人ザンボット3)
- 第17話「星が輝く時」他。ガイゾックによって爆弾に改造された人達を元に戻す方法は無く、勝平達神ファミリーは爆弾にされた人たちの最期をただ見ていることしかできなかった。
- 『マツコ・有吉の怒り新党』でも紹介された、この作品を代表する現在もなお色あせないショッキングな場面。サブタイトルの「星が輝く時」も語感こそ美しいが、星型の痣を付けられた人間が(星が激しく瞬くような閃光をたたえた爆発あるいは星が一生を終える時の超新星爆発のように)爆発して(死の暗喩として)星になるというこの回のオチを示す仕掛けになっており、作り手の視聴者に対する悪意と犠牲者に対する慈悲を感じ取れる…ような気がする。
- ドルメン大帝の正体とエリオス帝国の真実(未来ロボ ダルタニアス)
- 最終話「ドルメンの悲劇」。最終決戦でついに姿を現したドルメン大帝。そこで楯剣人らは彼がエリオス帝国のパルミオン皇帝のクローンであることと、エリオス帝国が国の繁栄や永続のために跡継ぎのクローンを生み出し、彼らを人間と認めず使い捨ての道具として扱っていたという残酷な真実を知る。結果的に剣人は私怨目的で全宇宙を脅かし、過去に受けた仕打ちを同じクローンであるクロッペンに与えた事への怒りもあってドルメンを否定する。その一方で剣人の父・隼人はドルメンの死後、彼をはじめとしたクローンに同情してエリオス帝国の非道を悔い改め、二度とこのような惨劇を生み出さないように新たな国づくりに取り組む事を誓った。この衝撃的な真実には視聴者も「ドルメンもまた被害者」と冗談抜きで本気で同情する程だった。
- 風見博士の反逆(宇宙大帝ゴッドシグマ)
- 元々は正義の心を持つ人格者だった風見博士が、息子ヤスジの死と地球側の人間との相次ぐトラブルから精神を病み、未来の科学力への興味から捕虜を拷問死させていたことが発覚。仲間達からも孤立してエルダー軍への心変わりを起こし、仲間達を殺そうとしてエルダー兵の流れ弾に当たり死亡する。
- 公明正大だった正義側の博士が味方側や守るべき人々との摩擦から、狂気に飲まれる形で仲間達を平気で裏切るまでに心を歪ませ、改心しないまま死亡してしまうというロボットアニメ史上前代未聞の展開は、多くの視聴者に衝撃を与えた。
- 地球洪水作戦の発動(宇宙戦士バルディオス)
- 第32話・第33話「破滅への序曲(前後編)」。アルデバロン軍が設置した人工太陽をブルーフィクサーの面々が『敵の偵察機に過ぎない』と判断しそのまま放置してしまったことで結果的に前代未聞の大災厄を招いてしまった。
- イデの発動(伝説巨神イデオン)
- この作品そのものがトラウマの塊と言っても差し支えない。最終決戦では敵も味方も次から次へと無残に、あるいは無意味に死んで行き、最後には宇宙ごと滅んでしまう。
- 宇宙を巻き込んだ「全滅エンド」ということで、黒富野の真骨頂と言える。
- ドン・コンドールの特攻(銀河烈風バクシンガー)
- 第37話「巨烈燃ゆ」。故郷とヌビア教徒を守るべく量産型バクシンガーで単身出撃し、敵艦隊の撃破と引き換えに戦死してしまう。
- これにより銀河烈風隊は精神的な支柱を失い、更にその後佐馬の死によってバクシンガーへの合身も不可能となった事で一気に劣勢となり、最後は副長のシュテッケンが指揮を執るも全員が「烈」の精神に殉じた結果犬死にすることとなってしまった(ただし負傷兵や非戦闘員の撤退は成功させ、約200年後には英雄として称えられている)。
- 加納渚の両親と友人達の死(戦え!! イクサー1)
- クトゥルフによって怪物に変えられた渚の両親と友人たち。元に戻すことが不可能な上に渚が狙われていたため、イクサー1はやむなく彼らを殺害した。
- シャザーラの撃破(破邪大星ダンガイオー)
- 第2話「涙のスパイラルナックル」にて。
- 故郷を同じくしながら袂を分かったシャザーラに対し、ランバは涙を呑んでスパイラルナックルを放つ。
- 真一のドラゴナイト化(獣神ライガー)
- 第8話「涙をこらえて友を撃て!!」にて主人公・大牙剣はドラゴナイト化して変わり果てた友人・真一を自らの手で殺すことになってしまう。
- ショッキングなシーンが多い作品内でもぶっちぎりのトラウマ回。『デビルマン』や『キューティーハニー』といい、ダイナミックプロ作品で主人公に近しい一般人は死ぬ運命にあるだろうか…。
- 氷室美久の変形・合体(冥王計画ゼオライマー)
- 第3話「覚醒」。ヒロインの氷室美久がアンドロイド(次元連結システム)としての正体を現す場面だが、それまで美少女だった美久が骸骨のような不気味なロボット形態へ変貌し、カタコトで喋ってくるというおぞましいイベントでもある。
- なお、原作漫画の次元連結システムは子宮に存在するという設定であり、ある意味もっとトラウマな性描写が描かれる。
- 相羽ミユキ/テッカマンレイピアの最期(宇宙の騎士テッカマンブレード)
- 第26話「死をかけた戦い」にて、ミユキは兄・タカヤの仲間たちを守るべく、残った命を振り絞ってラダムのテッカマンたちに立ち向かう。拷問されながらも諦めず、最後の力として自爆を行った…
- 機界31原種の襲来(勇者王ガオガイガー)
- Number.31「さらばGGG」にて、パスダーを倒したのも束の間、新たな敵(機界31原種)が、地球に襲来。瞬く間に、GGGベイタワー基地を壊滅させられ、残ったガオガイガーも大破。前回の大勝利から一転しての完敗であった。
- ゾヌーダ覚醒(勇者王ガオガイガー)
- Number.48「命」にて、ゾンダーとの戦いに今度こそ終止符が打たれた思われた矢先、卯都木命が機界新種ゾヌーダに変貌した。
- ベッドの上で変貌していく描写はホラー映画の『エクソシスト』も思わせる。
- 人類補完計画の発動(新世紀エヴァンゲリオン 劇場版)
- 「THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に」。第13使徒バルディエルに寄生されるEVA3号機、渚カヲルの握殺、戦略自衛隊によるNERV職員の虐殺、EVA量産機によるEVA弐号機の蹂躙・捕食など、本作はトラウマイベントに事欠かない。
- エンジン王の最期(熱血最強ゴウザウラー)
- 第39話「最終(ラスト)バトル!機械化城」にて「心とは何か」を最期に知ったギルターボと、その復仇に燃えるエンジン王。しかし戦いの中でギルターボの意志に気付いたエンジン王は、機械神に反旗を翻し「キングブレイドとエンジン王自らのエネルギーが合わされば機械化城を破壊できる」とザウラーズに叫ぶ。そして最期の瞬間に彼が見たものは、父である自分を呼ぶ息子の姿だった……
- トラウマイベントというよりは泣き場というべきか。
- ブラックゲッターの初登場シーン(真ゲッターロボ 世界最後の日)
- 第8話「死闘!!血に染まる氷原!」。ゲッターチームの危機に突如現れたブラックゲッター。その直後、彼らが見た物は取り込まれた人間もろともオウムガイ型メタルビーストを惨殺するという恐るべき光景だった……
- 朝比奈浩子のムーリアン化(ラーゼフォン)
- 第19話「ブルーフレンド」。同作における最大の悲劇ともいえるエピソード。浩子がヴィブラートと同調していることに気づかなかった綾人はそのままヴィブラートを撃破。知らない内に大切な人を自らの手で殺めてしまう結果に……
- ゲッターに全てを支配された世界(新ゲッターロボ)
- 第9話「地獄変」。単独搭乗でのゲッターロボの飛行テストの最中、竜馬はゲッターの暴走により、異世界へと迷い込む。その世界はゲッターと人間が融合し、殺し合うおぞましい世界だった。
- 竜馬はそこで悪夢のような光景、自分の知る仲間達の異形な姿とその死、そして遂には、ゲッターロボの進化の果てを目の当たりにする。それはその世界を支配する巨大なゲッターロボに重なる、自分自身の姿だった……
- 『ゲッターロボサーガ』の一つ『真ゲッターロボ (原作漫画版)』の一エピソードを元に描かれた、ゲッター線の負の面が明確に描写されたエピソードであり、同作の竜馬がゲッターとの決別を決意する最大の要因となる。
- バロンの死(創聖のアクエリオン)
- 第13話「一万二千年のラブレター」。親友バロンを救う為に、命令違反を冒してまで奮闘するアポロに、同じく仲間を奪われていたピエールやシルヴィアも協力したが、その思いも空しく、バロンは頭翅の引き起こした爆発によって帰らぬ人となってしまった。
- 双翅の死(創聖のアクエリオン)
- 第20話「天翅の翅音」。遊び感覚で殺戮を行った双翅に対し、仲間の説得を受けたアポロは怒りを押し殺して捕獲に専念したが、国連軍はそんなディーバのメンバーを全く理解しないかの様に、双翅を生きたまま解剖の献体にするという残酷な仕打ちを行った。
- 自業自得と言ってしまえば否定は出来ないが、結果的にシリウスが堕天翅族に寝返る最大の原因になった。
- ジン・ムソウの死(アクエリオンEVOL)
- 第13話「堕ちた巨人」。視聴者の観点で見ればトラウマイベントというよりは泣き場に近いが、作中では彼の死は聖天使学園の生徒たちに大きな衝撃を与え退学者が続出する事態にもなった。
- MIXの男性化(アクエリオンEVOL)
- 第19話「初めての再会」。アンディにビッグバンと形容されるスタイルを持つ彼女が男性化したことは視聴者や仲間達に大きな衝撃を与えた(ただし、一部の視聴者は彼女が男性化したことを喜んだとか……)。
- 蒼の戦慄(鉄のラインバレル)
- ラインバレルの覚醒(鉄のラインバレル (原作漫画版))
- 石神と加藤、双方の思惑によってラインバレルの中で眠っていた城崎天児の覚醒が起きる。その後に待っていたのは、漆黒の鬼神による殺戮の嵐であった……
- また、原作漫画版の最終章ではこれに匹敵する事件が起きている。
- 古代ミケーネの神々の復活(真マジンガー 衝撃! Z編)
- 第26話「決着!ロケットパンチ百連発!」。Dr.ヘルを倒し勝利したかに見えたのも束の間、洗脳が解けたあしゅら男爵による血の儀式によって、封印されていたはずの古代ミケーネの神々が復活してしまうという最悪の事態が起こってしまった。その圧倒的な戦力差と強大さに甲児達はただ絶望するしかなかった……
- なお、この作品自体はその場面で終了している。「敵勢力の勝利エンド」とも解釈できる「衝撃!」な結末である。
- ジャークドリーム(絶対無敵ライジンオー)
- 最終話「僕らの夢は絶対無敵!」。ベルゼブがライジンオーとの最終決戦で使う幻術で、吼児は「これまでの戦いはすべて夢」「ライジンオーなんて存在しない」と地球防衛組の仲間たちから否定される。
- 最終的に吼児が「これは幻だ」と看破し、ジャークドリームから抜け出せたことに安堵した視聴者も多いことだろう。
- 魔法騎士伝説の真実(魔法騎士レイアース)
- 第20話「伝説の魔法騎士! 驚異の真実」。セフィーロを救うために魔神を甦らせ、ザガートを討ち取った光達魔法騎士だが、その喜びも束の間、自分達を召喚したエメロード姫に襲われてしまう。
- 困惑する光達はエメロード姫の残留思念から、セフィーロの騒乱の真実[1]と魔法騎士達の本当の使命が役目を果たせなくなった『柱』の殺害であることを告げられる。
- エメロード姫を殺すことを拒む光達であったが、セフィーロを救うため、そしてエメロード姫の最後の願いを叶えるためにやむを得ず彼女を手に掛け、悲嘆とともに東京に帰還するのであった……。
- この出来事は魔法騎士達だけでなく視聴者にも大きな衝撃を与え、第二章では新たな強敵が誕生するきっかけにもなった。
ガンダム系作品
作品自体がリアル志向なだけに、トラウマイベントは文字通りに悲惨極まりないものが多い。
- ララァ・スンの死(機動戦士ガンダム)
- 第41話「光る宇宙」。ララァの死はアムロとシャアの心に大きな影を落とし、最期の決戦の時まで二人を縛り続けた。
- バーナード・ワイズマンの最期(機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)
- 隊長達の仇敵を討ちたい、ガンダムと戦ってみたい、そして何よりも核攻撃からリボーコロニーを守りたいという思いから、バーニィは決死の覚悟で「ザクでガンダムを討ち倒す」という偉業を、自らの命と引き換えに成し遂げた。
- しかし、その先にあったのは「核攻撃の作戦が失敗に終わっていた事実」というあまりにも報われないものだった。
- ただ小説版では奇跡的に生き延びており、一応の救いにはなっている(OVA版ではミンチより酷い状態になり死体すらまともに残らなかった)。
- カミーユ・ビダンの精神崩壊(機動戦士Ζガンダム(TV版))
- 第50話「宇宙を駆ける」。戦いの中で多くの人間の死を目の当たりにし、傷つき疲れ果てたカミーユ。そのあまりにも救いの無い結末は当時のアニメ界に衝撃を与えた。
- ケーラ・スゥの最期(機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)
- ギュネイ・ガスの駆るヤクト・ドーガによって、ケーラはマニピュレーターで握りつぶされてしまうという、無残な最期を遂げている。また、この後の戦闘でアストナージも死亡してしまう事になる。
- クェス・パラヤ、チェーン・アギの最期(機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)
- α・アジールを駆るクェスを説得しているハサウェイを襲われていると考えリ・ガズィのグレネードを発射するチェーン、庇おうとするハサウェイを逆に庇い大破爆発し消えていったクェス。そのことに激高しチェーンのリ・ガズィをビームライフルで撃ち落とすハサウェイ。助けようとし、目の前で消えていった光景はハサウェイの心に大きなトラウマを落とした…。
- 『ベルトーチカ・チルドレン』ではハサウェイ自身がクェスを撃ち落とした上に、後々とんでもない行為に出るきっかけになっている。
- ミューラ・ミゲルの轢死(機動戦士Vガンダム)
- 第36話「母よ大地にかえれ」。ウッソの母・ミューラは、人質に取ったパイロットと共にモトラッド艦の車輪に引かれて惨死を遂げる事になり、残されたのは吹き飛んだ彼女の首だけという惨いものだった。同作は他にも有名なトラウマイベントが多数存在。なお、TV版での最期が惨すぎた為か、小説版では漏電事故で感電死という、やや抑えた死因となっている。
- 避難民を乗せた脱出艇の撃墜(機動戦士ガンダムSEED)
- PHASE-13「宇宙に降る星」。大気圏突入の際のストライクとデュエルの戦闘中に運悪く両機の間を通ってしまったために、ストライクを撃墜できなかったことで気が立っていたイザークによって中に乗っていた民間人諸共シャトルが撃墜されてしまう。
- 脱出艇の中にはキラが守り続けていた民間人の少女・エルの姿もあったため、キラはこの出来事によって心に深い傷が残ってしまい、後々まで引きずっていくことになる。
- ニコル・アマルフィ、トール・ケーニヒの最期(機動戦士ガンダムSEED)
- アスラン・ザラ、キラ・ヤマトにとってかけがえの無い親友であったこの二人の戦死は、物語に大きな影響を与えニコルの戦死がアスランの怒りを買いトールの戦死へと繋がってしまった。
- パナマ基地での敗残兵虐殺(機動戦士ガンダムSEED)
- PHASE-38「神のいかずち」。地球連合軍のアラスカ基地自爆によって多数のザフト兵が戦死したため、その報復としてパナマ基地では投降してきた連合兵の多くが虐殺された。
- サイクロプス、ジェネシスによる人体破裂(機動戦士ガンダムSEED)
- PHASE-35「舞い降りる剣」、PHASE-49「終末の光」。サイクロプスはマイクロ波を用いた兵器、ジェネシスはガンマ線を用いた兵器で人体に受けた場合、体中の水分が一気に水蒸気となり人体が破裂してしまう。
- PHASE-48「怒りの日」でもジェネシスが発射されているが、どういうわけかこの時は破裂描写が無い。
- ルイス・ハレヴィの負傷(機動戦士ガンダム00)
- #18「悪意の矛先」。ネーナ・トリニティの気まぐれによる結婚式場への砲撃でルイスは両親を含む親族全てと自身の左手を失った。そして、「戦争とは無縁の普通の少女」だったルイス自身の運命も大きく狂わされてしまうことになる。
- セルゲイ・スミルノフの最期(機動戦士ガンダム00)
- 2ndシーズン#17「散りゆく光の中で」。母ホリーの戦死が原因で、息子アンドレイは父セルゲイを憎悪するまでに至っていた。そして、ブレイク・ピラー事件収束後、憎しみに任せてセルゲイを手に掛けてしまう。
- 「対話」や「相互理解」がテーマでもある本作において、スミルノフ家の悲劇はそれらがなされなかったが故に起きたものであったと言える。
- ネーナ・トリニティの最期(機動戦士ガンダム00)
- 2ndシーズン#21「革新の扉」。因果応報と言ってしまえばそれまでだが、角川スニーカー文庫のノベライズ版で描写されているこの場面は、かなり凄惨である。
その他リアル系作品
- ステラ・コバンの死(重戦機エルガイム)
- 第16話「ブロークン・ハート」。当初はダバ達といがみ合いながらも、最終的に彼らを正式に受け入れたステラがその直後に敵の襲撃を受け、ダバ達を導くために特攻をかけて壮絶に散っていく…。それを機にレジスタンスは瓦解。ダバ一行は再び孤立するというまさに題名通りである。
- デザルグに一方的に蹂躙されていくメガゾーン軍(メガゾーン23)
- 同じ人間でありながら、メガゾーンとデザルグには圧倒的な技術力の差がある。メガゾーン側の主力であるハーガンではデザルグの無人偵察機1機にすら一方的に撃破され、切り札とも言えるザウ部隊を駆り出し、それでも少なくない犠牲を払ってようやく撃退できたという有様。後にメガゾーン側が封印されていた技術を用いて建造したFX艦隊は、理論上デザルグにも見劣りしない戦力を備えているとされ、実際にその主力兵器とも互角に渡り合うほどの善戦を見せたが、今度は圧倒的な戦力差で殲滅されるという憂き目に遭う。
- アーマス・ゲイルの最期(蒼き流星SPTレイズナー)
- 第15話「蒼き流星となって」。作品の肩タイトルを冠したエピソードが皮肉にも、主人公が憧れの先輩を(不本意とはいえ)を自ら手にかけるという悲劇の舞台となった。
- フィアナの最期(装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端)
- 第5話「触れ得ざる者」。その衝撃的な展開はファンのみならずスタッフからも物議を醸した程。
- Xエステバリスの爆散(機動戦艦ナデシコ)
- 第17話「それは『遅すぎた再会』」。目的の為には手段を一切選ばない利己的な性格をしたムネタケ・サダアキであったが、連合宇宙軍への忠誠の為に手を汚してきたムネタケに待っていたのは、最重要機密事項が漏洩した責任で降格処分にされる仕打ちだけだった。
- 元よりナデシコに居場所など無く、連合宇宙軍にまで見捨てられ、復権の為の最後の手段であったXエステバリスすらも失敗作で終わったムネタケは、テンカワ・アキトにダイゴウジ・ガイを射殺した事実を追及されたこともあってノイローゼに陥る。
- 半ば自棄になってIFSを注入した結果、幻覚作用で錯乱したムネタケは、何かに足掻く様にXエステバリスに乗り込んで、グラビティブラストを強引に発射。機体が自己崩壊を迎える中、ムネタケが最後に見たのは、かつて自らが射殺したガイが、ゲキ・ガンガーに乗って自らを許す姿だった。それは、本当に幻だったのか…?
- 復讐鬼と化したテンカワ・アキト(劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-)
- TV版より3年後が舞台の劇場版。かつての主人公テンカワ・アキトとその妻ミスマル・ユリカが新婚旅行に向かった矢先の飛行機事故に遭い、不慮の死を遂げていた。だが、実際はアキトとユリカの持つA級ジャンパーとしての能力を利用しようとする火星の後継者に拉致され、ユリカはボソンジャンプの演算ユニットとして利用され、アキトは過酷な人体実験の犠牲者となる。
- その後、アキトのみネルガル重工に救出されたが、実験の影響で五感に障害を抱えてしまい、ユリカ奪還と自分達の運命を狂わせた火星の後継者への復讐を誓う「復讐鬼」へと変貌し目的の為ならば手段を選ばず、犠牲者の発生も厭わない非情な人間となってしまった。
- ちなみに本作の最後でもアキトは姿を消し、続編の制作中止も発表されている事から彼の救いがあるのは現状ではスパロボのみとなっている。
- 金竜の最後(マクロス7)
- 第26話「惑星ラクスの死闘」。
- ミハエル・ブランの最期(マクロスF(TV版))
- 第20話「ダイアモンド・クレバス」。戦いを通してお互いの気持ちに素直になれたミシェルとクランだったが、直後ミシェルには悲惨な結末が待っていた。
- 大貫善治の暴走(フルメタル・パニック?ふもっふ)
- 第5話Bパート「善意のトレスパス」。自分が可愛がっていた鯉『カトリーヌ』を(悪気はなかったとはいえ)相良宗介と椿一成によって食材にされた事に怒り狂った大貫がチェーンソーを用いて2人に恐怖を植え付けた。ふもっふにしては珍しくトラウマ寄りのエピソードである。
- 羽佐間翔子の特攻(蒼穹のファフナー)
- 第6話「翔空〜ぎせい」。島を襲ったスフィンクス型を抱えたまま翔子は空へと飛「翔」し、そのまま帰ってくることはなかった……
- 春日井甲洋の同化(蒼穹のファフナー)
- 第9話「同化〜わかれ」。
- 要咲良の同化(蒼穹のファフナー)
- 第21話「咲良〜みらい」。
- 小楯衛の死(蒼穹のファフナー)
- 第22話「守護〜ちから」。ゴウバインヘルメットに頼らず、自分の力で「誰も悲しませず、みんなを守る」という決意を固めた衛。自らフェストゥムにルガーランスを突き刺したが脱出したコックピットごとねじ切られるという惨すぎる最期を遂げる。
- 日野道生の最期(蒼穹のファフナー)
- 第23話「劫掠〜おとり」。竜宮島を、最愛の弓子を守るためにマークニヒトに取り付いて機体を大破されながらもフェンリルを起動させて脱出した道生だったが、それを嘲笑うかのようにマークニヒトは道生が乗ったコックピットを叩き付けた……。
- ビームス夫妻の最期(交響詩篇エウレカセブン)
- 第27話「ヘルタースケルター」、第28話「メメントモリ」。ことにレイの狂乱振りは有名。
- 抗体コーラリアンによる人々の虐殺(交響詩篇エウレカセブン)
- 第31話「アニマル・アタック」。
- 第303独立愚連隊によるエウレカへの暴行(交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい)
- 日本人の大量虐殺とユーフェミア・リ・ブリタニアの死(コードギアス 反逆のルルーシュ)
- STAGE 22「血染めのユフィ」、STAGE 23「せめて哀しみとともに」。ユフィの提唱した行政特区日本の設立には敵対していたルルーシュではあったが、二人だけで対談した際にユフィが語った相応の覚悟を聞いて特区を活かす形で案を練ると決意した。しかし、緊迫感が薄れてしまったためか直前の自らの異変(ギアスを発する左目の激痛)を忘れ、ギアスを制御できなくなっていることに気づかず、「日本人を殺せ」という最悪の例えをユーフェミアに向けて言ってしまったため、彼女はその命令を実行してしまう。大勢の犠牲者が出てしまった後、黒の騎士団とブリタニア軍の戦闘の最中、ルルーシュは苦渋の末にユーフェミアを銃撃し、彼女はスザクに看どられながら息を引き取った。
- シャーリー・フェネットの最期(コードギアス 反逆のルルーシュR2)
- TURN 13「過去からの刺客」。ルルーシュの孤独を理解し、ロロへ協力を申し出るも不用意な発言で彼のコンプレックスを刺激してしまったばかりに致命傷を負わされ、駆けつけたルルーシュのギアスの力もむなしくシャーリーは命を落とす。彼女の死は最期を看取ったルルーシュはもちろん多くの視聴者にも衝撃を与え、シャーリーの死を皮切りに物語は一気に暗くなっていく……
- 東京大空襲、沖縄戦、原爆投下(リーンの翼)
- 第5話「東京湾」。サコミズとエイサップがオーラロードを翔ぶ最中に垣間見たB-29の空爆によって炎上する東京、沖縄に降り注ぐ銃弾の雨。そして、昭和20年8月6日午前8時15分、晴天の広島に落とされた原子爆弾「リトルボーイ」の光景…。
- これらは、我々の生きる現実世界でも実際に起こった出来事。つまりは変えようのない事実であるのも涙を誘う。
- アマルガムによる陣代高校襲撃(フルメタル・パニック! (原作小説版))
- レナードによって「今の生活を捨てて一緒に来る」という要求を受けたかなめはそれを断るも、その翌日に陣代高校はアマルガムに襲われてしまいかなめの友人・恭子は人質に取られた末に重傷を負い、更に宗介もアーバレスト諸共レナードの駆るベリアルに撃墜されてしまう。凄惨な光景を見たかなめは宗介に別れを告げてレナードに連れ去られ、更にこの一件で宗介の素性がクラスメート全員に知れ渡り級友達からの糾弾を受けてしまう宗介。しかし仲間も相棒も後ろ盾も失いながらも戦う意思だけは残っていた宗介は「必ず彼女を連れ帰る」と決意するのだった…。
- シリーズそのものが転機を迎えることになるイベントであり、この出来事を境にフルメタシリーズは完全なシリアスストーリーとなっていく。主人公だけでなく周りの人間の心にも傷を残した非常に後味の悪い出来事と言える。
- ヒディアーズの真実(翠星のガルガンティア)
- 第9話「深海の秘密」。ガルガンティア船団で崇められているクジライカの正体が地球種のヒディアーズであることを知り、クジライカがエイミーたちを襲うことを危惧したレドはピニオンらと共にクジライカの巣である霧の海に向かいクジライカを殲滅する。
- しかし、レドは霧の海の旧世界文明の遺跡に残されていた記録映像からヒディアーズの正体が地球人の成れの果てであることを知る。大きな衝撃を受けるレドの心に追い打ちをかけるかのようにチェインバーは目前に現れたクジライカの幼生を無慈悲にも握りつぶしたのであった……
- 「身体検査」(クロスアンジュ 天使と竜の輪舞)
- 第1話「堕とされた皇女」。ノーマである事が発覚しアルゼナルへと連行された第一皇女アンジュリーゼ。頑なに自分がノーマである事を認めないでいたが、どうあがいてもマナが使えず愕然。直後にジルから手荒い検査を受けさせられる。この場面に限らず、『クロスアンジュ』では地上波の限界に迫った際どい場面が多い。
- ココ、ミランダ、ゾーラの最期(クロスアンジュ 天使と竜の輪舞)
- 第2話「まつろわぬ魂」及び第3話「ヴィルキス覚醒」。アンジュの初陣の際、彼女の行動の結果、3人とも命を落とす。ココは上空からの攻撃で体を両断され、ミランダは体当たりで乗機から落下最中にドラゴンに捕食され、ゾーラは恐慌状態に陥ったアンジュのために身動きができなくなったところを攻撃されて戦死するという無残な最期であった。
- ミスルギ皇国の真実(クロスアンジュ 天使と竜の輪舞)
- 第9話「裏切りの故郷」及び第10話「絞首台からサヨナラを」。妹シルヴィアを助けるため、利害の一致したヒルダと共にアルゼナルを脱出し、故郷ミスルギへと向かうアンジュとモモカ。だが、彼女たちを待ち受けていたのはかつての友や家族からの裏切りや醜い人間たちの姿だった…。
- 一方故郷にたどり着いたヒルダも、自身の母親のもとに向かうが母親からは自身を否定され、アルゼナルへ強制送還される。
- 残酷な現実とあまりにも醜い人間たちの本性を知った2人は欺瞞に満ちたこの世界を破壊する事を誓う。
- ちなみに、初期案ではモモカもこの時点で裏切る予定だった模様。
- ミスルギ皇国によるアルゼナル襲撃(クロスアンジュ 天使と竜の輪舞)
- 第13話「武器工廠、炎上」。ジュリオ率いるミスルギ皇国の兵隊及び大量のピレスロイドにより、多くのノーマが犠牲になった。
- 第1クールのラストを飾るエピソードであり、物語の大きな転換点となった出来事でもある。
バンプレストオリジナル
他作品とのクロスオーバー等によるイベントは除く。
魔装機神シリーズ(関連作品含む)
- ゼオルート・ザン・ゼノサキスの死(魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL)
- 「背教者」。自らの邪神信仰を公言しラングランに宣戦布告をしたシュウの気に邪悪なものを感じたゼオルートはシュウを止めるために戦いを挑むが力及ばずシュウに討たれてしまう。その死はマサキとプレシアの心に大きな傷をつけただけでなく、関係が一時最悪の状態に陥るまでに至り、プレシアの身体にも大きな異変を引き起こしてしまった。
- リカルド・シルベイラの死とラングラン王都壊滅(魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL)
- 魔装機神LOE第一章シナリオ「崩壊の序曲」。シナリオエンドデモにてリカルドの死とラングラン王都壊滅という二つの鬱イベントが立て続けに起こる。
- フェイルロード・グラン・ビルセイアの死(スーパーロボット大戦EX他)
- 「決戦、デュラクシール」。自らの余命の短さの焦り故、地上人召喚事件の責任を取るための方法としてデュラクシールの力によるラ・ギアス全土の統一という手段を選んだフェイルを止めるため、マサキ達は魔装機神操者の義務に従い彼を討った。しかし、強く信頼していた上司でもあり、立場を越えた親友でもあった彼を殺したことはマサキの心に深い傷跡を残すことになり、挙句の果てにかつての戦友から逆恨みされる事になる。
- サナン・ティアンプラサートの死(魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD)
- 「暗殺者」。ウーフに刺され致命傷を負いながらもゲンナジーの制止を振り切って出撃したティアンは、ヴォルクルス教団の目的であるラスフィトートの復活を阻止するべく、電光の精霊ディンハイムとのポゼッションを敢行。自らの命と引き換えにラスフィトートの復活を阻止したが、その死はアンティラス隊のメンバー、特にミオの心に大きな傷を刻み、魔装機神I第一章以降一度も精霊憑依を実現できていないマサキが迷走する切欠となった。
- 創造神ギゾース・グラギオスの復活(魔装機神F COFFIN OF THE END)
- ティール・カーヴェイの死(魔装機神F COFFIN OF THE END)
- 「ヒーロー」、「フィリス」。
単独作品
- レラの死(スーパーロボット大戦64)
- 「その瞳に未来は映ることなく」(独立軍ルート)、「人類の勝利、そして…(後編)」(OZルート)。レラのあまりにも悲しい最期。ルート分岐までの選択肢でレラを無理矢理艦からおろすことはできるが、彼女と主人公のイベントは多いので、ストーリーを楽しむならあまりお勧めはできない。ちなみに、死亡イベントが存在しないものの、完全平和ルートでは銀河帝国の侵攻により死亡するらしい。
- 破滅の波導の一撃による、全ての並行世界の滅亡(スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd)
- 最終話「まだ見ぬ明日の歌」。ユキムラが搭乗するアゾエーブによって放たれた『破滅の波導』の第1射により、全ての並行世界が滅亡するという、スパロボ史上前代未聞にして、最大・最悪の大破局が引き起こされてしまう。全ての世界が滅亡した中最終決戦の幕が上がるという、正規ルートでありながら、かなり悲惨な雰囲気に覆われた最終決戦である。
Zシリーズ
- デンゼル・ハマーとトビー・ワトソンの死(スーパーロボット大戦Z)
- 第9話「時空破壊」、第21話「残されるもの」(共にセツコルート)。セツコの「悲しみの乙女」のスフィアの覚醒を促す為に、アサキムは彼女から大切な存在を次々と奪い、セツコの大切な人だった彼らを殺害した後も、その存在を利用して彼女の心身を嬲り続ける。
- アサキム・ドーウィンによるセツコ・オハラへの暴行(スーパーロボット大戦Z)
- 上記の第21話「残されるもの」にて、トビー死亡直後でのさらなる追い打ち。機体から投げ出されたセツコの前にアサキムが立ちはだかり、SEを伴う凄惨な暴行を加える。「まずは君の肉体に痛みと恐怖を刻み込む」だの「今から君に黒獄の刻が訪れる」だの「耐えがたい悲しみと恐怖を抱きつつ堕落して行く」だのと言った物騒極まりないセリフや、セツコの尋常でないほど悲痛な慟哭に加え、作中で暴行の内容が具体的に描写されないことも相まってプレイヤーの想像力を悪い方向に作用させてしまい、トビーの死以上にこちらの方がトラウマになっているプレイヤーも多い。
- エスター・エルハスの次元獣化(第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇)
- 第25話「終わらない約束」。パレス・インサラウムから撃ち出された人造リヴァイブ・セルから『揺れる天秤』のスフィアの反作用で暴走したクロウを庇って被弾した結果、皮肉にもDMバスターであり、次元獣に故郷を滅ぼされてしまったエスター自身が次元獣へとヴァイオレイションされてしまった。
- 尤も、直後にゼロのギアスが通用して復活の伏線が示されたり、ランドが登場してブラスタを勢いあまって撃墜してしまうといったイベントがあるため、若干欝の要素が軽減されている。
- アドヴェントの本性(第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇)
- 第31話「憎しみと悲しみと」。僅かにその言動に疑問を抱いただけで突如自軍に襲い掛かったアドヴェント率いるクロノ改革派を迎え撃ちアドヴェントが搭乗するアスクレプスを撃墜するZ-BLUEだったが、彼らが目の当たりにしたのは生身で浮遊するアドヴェントの姿であった。
- その姿に恐れを抱いたヒビキはジェニオン・ガイのミドガルズオルムでアドヴェントに攻撃するが逆にアドヴェントにジェニオン・ガイを大破させられてしまう。
- そして、自分がアドヴェントの物であること、自分の事をすべて知っていたこと、マキがクロノ改革派のメンバーであること、そして他ならぬアドヴェントが自分が追っていた「テンシ」であることを知らされたヒビキの精神はその絶望に耐え切れず崩壊してしまう……
OGシリーズ
- 暴れ回る饕餮王(第2次スーパーロボット大戦OG)
- 第40話「蒼炎の逆鱗」。連邦軍基地の防衛隊を片っ端から文字通り食い殺す饕餮王の姿が描かれる。しかも防衛隊目線で表現されるため、心臓の弱い人だと卒倒しかねない。
- AI1に取り込まれるヒューゴ・メディオ(第2次スーパーロボット大戦OG)
- 第42話「妄念に操られし者(後篇)」。
- アルベロ・エストの最期(第2次スーパーロボット大戦OG)
- 第50話「去来交差点」。最後の最期まで「フォリアが生きている」というブラフでミタールに利用された挙句、用済みとみなしたエルデに銃撃された後に彼女の口から真実を知って果ててしまうシーンはあまりにも痛々しく報われないものであった。その一連の光景を見たヒューゴやアクアに大きなショックを与えたが、これによって二人はツェントル・プロジェクトを完全に叩き潰す決意を固めるのだった。
- ラブルパイラの破壊(スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ)
- 第42話「白光のゲートキーパー」。ヘルルーガを打倒し、拘禁されていたマルム・クイスード主導の元地球との和平交渉が再開されようとするのも束の間、フューリーの本拠たるガウ=ラ・フューリアが転移出現、クロスゲートを抑える為に邪魔だったラブルパイラを艦首主砲「オルゴ=ラ・テドラブル砲」の一撃で粉砕、ガディソードはジーク、サリー、フェアリの3人を残して虐殺され、事実上の滅亡を迎えてしまった…。
トラウマイベントの仕掛け人
版権作品
- キラー・ザ・ブッチャー
- 人間爆弾作戦を実行する。他にも様々な残虐非道な作戦を実行している。
- 風見博士
- 元々正義の心を持っていた立派な人格者でありながら、様々な過程を経て、本気で悪役サイドに寝返ってしまった挙句、改心せずに死亡してしまったという稀有な人物。
- ちなみに『Z』では双翅を実験材料にしようともしたが、こちらは不動GENに阻止されている。
- ゼオ・ガットラー
- 人工太陽を開発し、地球洪水作戦を実行する。
- カーメン・カーメン
- スパロボシリーズでは、作品の枠を超えて失態を犯した者や邪魔となる者をキングコブラで暗殺する。
- パプテマス・シロッコ
- TV版では死の間際にカミーユをも道連れにせんと思念を送り、精神崩壊させた。
- ハザード・パシャ
- UXでは己の欲のためにアルティメット・クロスを追い詰めただけでなく、衛を死に追いやったり、囚人を特攻させるなど原作以上に非道かつ醜悪な一面が強調された。
- デザルグ
- 自動攻撃弾によって、半ば一方的にメガゾーン23の軍隊を無残なまでに蹂躙していくが、最後はその報いを受けるかのごとく、月面のADAMシステムによって滅ぼされた。
- フォロン
- レイズナーに秘匿されていた人工知能。自らの機密保持のためにV-MAXを発動させ、結果的にゲイルを死に追いやった。
- ドル・サタン
- 真一をドラゴナイト化させた張本人。
- 相羽シンヤ/テッカマンエビル
- Wではタカヤの目の前でミユキを殺害する。
- テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ
- 知らぬ事とはいえ、残り少ない命にあったフィアナをコールドスリープから目覚めさせてしまう。
- また、フィアナの死はキリコだけでなく彼女にも影を落とす事となった。
- 火星の後継者
- 幸せの絶頂だったテンカワ夫妻を引き裂き、ユリカを演算ユニットのコアと化し、アキトの五感を人体実験によって奪い、彼を復讐鬼へと堕とした。
- 神名麻弥
- 浩子をドーレム・ヴィブラートと同調させる。
- イザーク・ジュール
- 脱出艇に乗っていたのが民間人であることを知らず(イザーク本人は脱出艇に乗っているのは地球連合軍の将校と思っていた)、気が立っていたせいもあり乗っていた民間人諸共誤って撃墜してしまった。
- キラ・ヤマト、アスラン・ザラ
- 皮肉にも親友を討つのを躊躇った為に互いの親友を殺してしまう結果となり二人の対立は決定的になる。
- 大貫善治
- 普段は温厚な性格をしているが、怒りが頂点に立つとチェーンソーを振り回して破壊活動を起こす。
- デューイ・ノヴァク
- ビームス夫妻に依頼して月光号と戦うよう仕向けた。
- イドゥン
- マークニヒトを乗っ取った後、竜宮島を襲撃し道生を初めとする多くのアルヴィスメンバーの命を奪った。
- ルルーシュ・ランペルージ/ゼロ、ユーフェミア・リ・ブリタニア
- ルルーシュの意思とは関係無しにユフィにギアスの力が働いてしまい、結果的に日本人虐殺という最悪の事態を招いてしまった。日本人という不特定多数の人間が命令対象の為彼女へのギアスの効力が失われず、最終的にルルーシュはユーフェミアをやむなく殺害した。
- この出来事は彼女を最も大切な存在としていた枢木スザクや彼女の実姉コーネリアだけでなく、直接手を下したルルーシュ本人にも暗い影をもたらす事になった。
- ロロ・ランペルージ
- 自身のコンプレックスを刺激してしまったことが引き金となり、シャーリーを殺害する。
- ネーナ・トリニティ
- ルイスの左腕と家族を奪った張本人。動機はストレス発散の為の憂さ晴らし。後に彼女は、この浅はかな虐殺行為の報いを惨たらしい形で受ける事になる。
- ちなみにネーナを演じている釘宮氏も件の虐殺行為を実際に見た際はネーナの兄達が死亡した時よりもショックを受けた(意訳)とコメントしている。
- アリー・アル・サーシェス
- ニールを殺害した張本人。本編開始以前にニールや刹那の家族を死に追いやったのも彼であり、本編中でも他にも絹江を殺害するなど、作中の様々な悲劇の元凶の一人となっている。
- アンドレイ・スミルノフ
- 元々父親であるセルゲイを憎悪していたことや、セルゲイがテロリストと共にいたことから彼がテロに加担していたと誤解してしまい、ピーリスの目の前でセルゲイを殺害してしまう。
- ルイス・ハレヴィ
- 1stシーズンでは被害者であった彼女が2ndシーズンでは一転してトラウマイベントの仕掛け人となり、親族の仇であるネーナを惨殺する。
- ラインバレル・アマガツ(城崎天児)
- UXでは娘の声に耳を傾けず、マキナ破壊の為に行動し、それに怒った咲良に対しても無慈悲に攻撃を加えた(なお、この時の咲良は同化現象で倒れ、戦闘不能に陥っていた)。
- トワノ・ミカゲ
- ユノハとの出会いと交流によってアルテア軍を裏切ったジンを手に掛け、挙句の果てにその死をアルテア軍の戦意高揚のためのプロパガンダに使った。
- ベルゼブ、皇帝ワルーサ
- BXはベルゼブではなく彼を取り込んだワルーサがジャークドリーム仕掛け人。
- レナード・テスタロッサ
- 宗介とかなめが警告を無視したためアマルガム兵を送り込んで多くの無関係の人間を巻き込んで陣代高校を襲撃した。
- アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ/アンジュ
- 自身がノーマであった現実を頑なに認めなかったがために初陣で敵前逃亡をした結果ココ、ミランダ、ゾーラの死因を作った。
- ジュリオ・飛鳥・ミスルギ、シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
- ノーマであるアンジュをおびき寄せて処刑するためだけに性質の悪い誤情報を流し、アンジュに手酷い仕打ちを行うと同時にミスルギ皇国とマナ世界に住まう人間達の醜い実態をアンジュ(と視聴者)に見せつけた。
- BETA
- 『マブラヴ オルタネイティヴ』における、大半のトラウマイベントの下手人。スピンオフシリーズでも同様。
- セフィーロの『柱』制度
- セフィーロを安寧のみを祈らなければならず、個人の自由も許されないこの制度はザガートとエメロード姫の悲劇の遠因となり、新たなセフィーロの『柱』となった光はこの『柱』制度の廃止を決めた。
バンプレストオリジナル
- シュウ・シラカワ
- ラングラン王都での戦いでゼオルートの命を奪った他、シュテドニアス軍を扇動しラングラン王都を破滅に導いた(ただし、これらの行動はシュウがヴォルクルスの支配を受けた状態での行動である)。
- ルビッカ・ハッキネン
- リカルドを銃撃し、彼の命を奪った。
- ラセツ・ノバステ
- シュテドニアス軍を指揮しラングラン王都を壊滅させた張本人。
- ウーフ
- ティアンに致命傷を負わせ彼の死の一端を作った。
- デュミナス
- アクシズ、もしくは火星の決戦に介入し、ブライトやルリ達を艦ごと撃沈し殺害するという、前代未聞のデビューを果たす。『OG外伝』ではバルトールに囚われた人々を皆殺しにし、ティスとラリアーの命を無理やり奪うなど、その所業の酷さに加え、『R』とは大きく異なる非道なキャラクターに描写された事で、様々な意味でプレイヤーにトラウマを与えた。
- エルデ・ミッテ
- アクアを言葉巧みに追い詰めた挙句、容赦なく切り捨てる。『第2次OG』ではそれらに加えてヒューゴをAI1と同化させ、さらにはアルベロを殺害した挙句、死ぬ寸前にブラフであることを告げるなど、OGのデュナミスにも劣らない非道なキャラクターとして描写された。どちらとも最終的にはAI1に拒絶されて果てるという報いを受けることになるのだが。
- グ=ランドン・ゴーツ
- 『J』では特に目立った悪業を行っては無かったが、『OGMD』では中盤で捕らえたトーヤとパートナーに洗脳改造を施そうと試み、終盤ではガディソードをラブルパイラごと殲滅し、シャナ=ミアを自らの皇妃にしようとする等非道な行動が目立ち、帝位を簒奪せんと画策する野心家として描写されている(祖国の民を想う気持ちや、部下に対し情けをかける一面もある為そこまで非人間的なキャラクターにはなってない)。
- シュウイチロウ・ユキムラ
- 負の無限力「破滅の波導」を放ち、全ての平行世界を滅亡させた。
- アサキム・ドーウィン
- デンゼルとトビーを殺害し、セツコの心身を幾度となく嬲り、踏み躙る。ランドとメールの心も傷つけ、聖インサラウム王国の滅亡も画策していたなど(こちらはアイムが先に実行したため未遂となった)、シリーズ作品を跨いで非道な所業を続けている。
- ミスト・レックス
- 本人が手を下した訳では無いのだが「結果的に皆城総士を死に追いやった」として、ユーザーから糾弾される事が多い。
- アンブローン・ジウス
- 結果的にそうなったとはいえ、エスターを次元獣化させた張本人。そしてその影響は続編まで付いてくることに…。
- アディーナム
- ダスドレーシュ将軍をグラギオス復活のための生け贄にした。
- フィリス・ジャラヴ
- 巨人族の巫女になった直後に自身に接触してきたティールに致命傷を負わせた。
- アドヴェント
- 時獄篇ではヒビキ達の協力者として振舞っていたが、その正体はヒビキの父と姉を死に追いやった「テンシ」そのものであり、後にヒビキの母メグミも間接的に死に追いやったことも判明する。
関連シナリオ
- 「人間爆弾の恐怖」
- 第4次のシナリオ。序盤にルート分岐で「愛の行方」に進むか、「ガイゾックの恐怖」に進みバンドックの撃墜に失敗していると後半にこのシナリオとなり、原作通りにアキが人間爆弾にされてしまう。回避した場合の「新しい力」と異なり、強化パーツを一切入手出来ない等ペナルティ的な要素も含まれている。
- 「未完のシ者」
- F完結編のEVAエンドのシナリオ。
- 「涙のスパイラルナックル」
- COMPACT2第2部及びIMPACTのシナリオ。シャザーラを説得せずに倒すと、ダンガイオーにスパイラルナックルが追加される代償として、原作通りシャザーラが死亡する。
- 「最悪の決戦」/「最悪の結末」
- Rのシナリオ。この手のイベントでは珍しいスパロボオリジナル展開。前者はナデシコB、後者はラー・カイラムルートの場合。どちらの場合も、デュミナスの介入により艦が撃沈、艦長(ルリ、ブライト)は死亡という前代未聞の結末を迎える。この話は物語自体の導入でもあるのだが、原作ファンや以前からのスパロボユーザーを驚愕に叩き込んだ。
- 「その名は『破滅』」
- Dのシナリオ。ブラックゲッターの暴れぶりがそのまま再現されている。その凄惨さのほどは、味方部隊のリアクションが物語っている。
- 「聞こえないレクイエム」
- Dのシナリオ。オリファーの特攻とミューラの死という『機動戦士Vガンダム』屈指のトラウマイベントが立て続けに起こる。
- 「命の行方」
- MXのシナリオ。EVA3号機乗っ取りイベントと、ヴィブラート戦イベントが立て続けに発生する。トウジは無条件で助かるが、浩子は……
- 「ブロークン・ハート」
- GC・XOのシナリオ。ステラ・コバンがカーメン・カーメンの送り込んだキングコブラによって、神隼人や葉月博士による応急処置も空しく毒死してしまう。まさに題名通りである。
- 「エドン国動乱」
- GC・XOのシナリオ。エドン国と新惑星連合の和解を目指していたオズマ・ドラーゴがナーカ・シンタルと共に、カーメン・カーメンの送り込んだキングコブラの毒牙にかかって悲惨な死を遂げる。和解まであと一歩の所で重要人物のオズマが殺されてしまうというあまりにも痛々しい結末で、それを機にエドン国と新惑星連合の対立は泥沼化してしまう。
- 「巨烈燃ゆ」
- GC・XOのシナリオ。ドン・コンドールがガディソード前衛要塞に特攻して壮絶な最期を遂げてしまう。彼の死後、残されたビデオレターが哀愁を誘う。
- 「銀河に君と」
- 第3次αのイデエンドのシナリオ。どうあっても迫り来る果てしない戦いに絶望しきった各作品の主人公達の姿がひどく悲しく、カルネアデス計画の失敗と隕石雨の落下がリアルタイムで伝わってくるどころか、最後には宇宙怪獣の大群が押し寄せ、味方のただでさえ激減した戦意をどん底まで叩き落してくる。それでも諦めない者達もいるが、大半が諦めては時代の礎を築いて死んでいった者に対し謝罪。欝のまま最期を迎えた……
- ちなみにメシアはこのシナリオをクリアしないと登録されないため、図鑑コンプリートを目指すならば一度はプレイすべし。
- 「絆」
- SC2のシナリオ。浩子の悲劇再び。しかも今回はDVE満載であり、鬱度はMX以上となっている。
- 「星が輝く時」
- Zのシナリオ。ついにスパロボ史上初めて大々的に再現されたトラウマイベント人間爆弾のエピソード。浜本達のあの悲惨極まりない最期を目の当たりにする事になる…。台詞が原作にアレンジが加えられている。このイベントは勝平達だけでなくセツコや、他作品の版権キャラクター達の心にも大きな影を落とすことになる……
- 「終章開幕」
- Zのシナリオ。第4次以来となるアキの人間爆弾イベントが起きる。彼女の人間爆弾化そのものを防ぐ手立ては無いが、フラグを立てれば彼女を救う事が出来るのが、せめてもの救いである。
- 「舞い降りる太陽」
- Zのシナリオ。規程ターン以内に人工太陽を破壊出来ず、なおかつフィクサー1が撃墜されていた場合(または母艦が墜とされた場合)にはTV版の地球滅亡を連想させる最終回を再現したバッドエンドとなる。
- ただしフィクサー1が健在の状態で人工太陽の破壊に成功すればバルディオス幻の最終技「バルディロイザー」と共に「明日を救う」結末を迎えることが出来る。
- 「果てなき戦いの環へ」
- Zの黒歴史エンドのシナリオ。ある者は戦いに疲れ果て、ある者は人類に絶望し仲間の元を去る。そして、ザ・ビッグとオーバーデビルの大軍が地を埋め尽くし、全てを滅ぼす最終戦争の幕が上がる…。締めくくりはBGM無し、背景なしでスタッフロールが淡々と流れる。
- ちなみに、スパロボOGネットラジオ うますぎWAVEパーソナリティの相沢舞氏は1周目でこのエンドに到達してしまった。寺田プロデューサーからは「狙ってもそうそう行けないのに」と突っ込まれた。本当に行こうと思ったら、ロジャーの選択でメモリーを捨て、最後の選択で「自分では決められない」を両方する必要がある。
- 「悲しみの飛翔」
- Kのシナリオ。フェストゥムと共に自爆する翔子。と言うか『蒼穹のファフナー』の原作を再現するとどうしても……。ちなみにこれに限らず、ファフナー関連のシナリオは暗いものが多い(フラグが立てばカイジが全員救出する)。
- 「心からの…」
- Kの最終シナリオ。ル=コボルを倒すために「ミストとヒロインがクリスタル・ハートの出力を最大限まで引き出して死亡」「総士が2つの地球の人々の精神エネルギーを集めてクリスタル・ハートに送り同化が進行して消滅」という二択を迫られ、総士の言葉でサコン先生は後者を選択。結果、ル=コボルを倒すことには成功するが、総士は同化現象が末期に達し消滅してしまった。更にその直後にもかかわらずガラガは祝勝会と称して宴会を開きゴオは裸踊りまでしてしまうという、『ファフナー』のファンからしてみればトラウマ以外の何物でもないイベントであった。更に…。
- ファフナー通常ED
- Kのイベント(厳密に言うとシナリオではないがここで記述)。特定の条件を満たさなかった場合「ミールからもたらされた情報があまりに膨大すぎて解析に時間がかかってしまい、逆に同化対策への研究が遅延してしまう」という原作以上の悲劇が待っている。
- 「涙をこらえて友を撃て!」
- NEOのシナリオ。『獣神ライガー』の真一ドラゴナイト化イベントが起こる。原作に比べればいくらか悲惨さは緩和されているとはいえ、それでも明るく楽しい雰囲気であるNEOにおいて、唯一とも言える強烈なトラウマイベントである。
- 「血染めのユフィ」
- 第2次Z破界篇のシナリオ。エリア11ルート第36話で『コードギアス 反逆のルルーシュ』の日本人虐殺とユフィの死亡イベントが起こる。このイベントは原作通りほぼ忠実に再現されている。なお現場には事前に破嵐万丈が潜伏していたものの、完璧超人の彼でも悲劇を未然に防ぐことは叶わず被害を最小限に抑えるのがやっとの有様であった。
- 「夜明けの鐘」
- 第2次Z破界篇のシナリオ。『機動戦士ガンダム00』のニールがサーシェスと刺し違える形で最期を遂げた。しかも死に際の台詞や刹那の絶叫はDVEで再現されている。彼の死はZEXISに大きな悲しみを与えた…
- 「約束-ちかい-」
- UXのシナリオ。前述の「悲しみの飛翔」とは違い共通ルートでのシナリオの為ユーザーは否応なく翔子の最期を目の当たりにすることに……。だが、フラグを満たすと思わぬ形で翔子は帰ってくる。
- 「始まりへの加速」
- UXのシナリオ。娘の呼びかけにも応じずマキナを破壊するためだけに暴れまわるラインバレル・アマガツに怒る咲良は剣司や衛と共にトリプル・ドッグによる攻撃を試みる。だが、その最中に咲良は同化現象に倒れ、アマガツから猛攻撃を受けてしまう……。これをきっかけにアルティメット・クロスのメンバーは石神に不信感を抱き、浩一はラインバレルを忌避することとなった。
- 「防人たち」
- UXのシナリオ。核ミサイルを積んだファミール艦をサコミズから守ろうとした衛がハザードの斉射によって戦死してしまう。同じ地球人に殺されるという最期にアルティメット・クロスはもちろん、サコミズもショックを与えることに……
- 「HEAVEN AND EARTH」
- UXのシナリオ。ハザードによって特攻兵器にされたキバの輩とガラン軍兵士がアルティメット・クロスに向けて次々と特攻して命を散らしてしまう……
- それを目の当たりにしたメンバーはショックを受け、真上やサコミズに至っては怒りの絶叫を上げた。
- 最後にはエルシャンクめがけて放たれた核ミサイルを、ようやく己の意志で動くことを知った操が身を挺して受け止め、消滅してしまう。
- 「救出」
- OE第4章のシナリオ。惑星モナド消滅の時が迫る中、取り残されたギルガメスとバララント両軍の兵士をホワイトベースに収容していくコネクト・フォース。格納庫の機体は人員ごと先に帰還させ、物資も捨て、それでも今現在港に集まった集団を収容するのが精いっぱい。そこへ更に「今乗っている奴らを殺して船を奪ってでも助かりたい」と殺気立った兵士たちが殺到。このままでは今収容中の兵士たちも助けられないと判断した征士郎たちは、押し寄せる兵士たちに銃を向けることに……
- 極限状況とはいえ命の選別をしなければならず、それでも救えたのはほんの一握りであった事実は、征士郎とひまりの心に暗い影を残した。
- ちなみにこのシナリオは「こういった汚れ仕事が必要」と察知した一部メンバーが現地に残りホワイトベース防衛を買って出るため、強制出撃ユニットのみのシナリオとなっている。
- 「善意のトレスパス」
- 第3次Z時獄篇のシナリオ。冒頭デモおよびステージマップでは完全にギャグ展開であるが、マップクリア後の巻末デモにおいて原作の展開が再現。
- 大貫善治が怒り狂うのを察知した流竜馬の一声で宗介と椿以外の面々が陣代高校から逃げ出したため、結局は原作と同様に宗介と椿はトラウマを負わされ、破壊された校舎をMIXが修復する羽目になった事がかなめのナレーションで語られる。
- 「涙の行方」/「堕ちた巨人」
- 第3次Z時獄篇のシナリオ。ジンの死は交流の多かったシンジを始め、聖天使学園のメンバー以外の心にも傷を刻む事となった。
- しかし運命抵抗ルートとそれに沿った第3次Z天獄篇では生存したのが幸いであろう。
- 「触れ得ざる者」
- 第3次Z時獄篇のシナリオ。ミスリルに同道したZ-BLUEが一丸となってフィアナ救出に乗り出すが、その運命はやはり残酷なものであった……。
- 「天の光は全て星」
- 第3次Z時獄篇のシナリオ。アンチスパイラルが起こした多元宇宙迷宮に囚われ、有り得たかもしれない幾多の可能性の世界を体験するZ-BLUE。
- これによりある者は理想へ逃避し、またある者は真逆の立場に追いやられてしまう。そしてガンダムのパイロットは終わりの無い戦いに蹂躙され、ニュータイプは別の結末を迎える事となった……。
- しかし、この後に待っていたのはかつて散ったはずのカミナの意思だった。カミナと再会し、奮起したZ-BLUEは決戦の地へと向かっていく。
- 「自分達の信じるモノの為に!」
- BXのシナリオ。ライジンオーチームだけではなく、他のBXメンバーもジャークドリームを受け、悪夢に苦しめられる。
- ただし、いつも酷い現実(親との関係など)と向き合うメンバーには効果が薄く、地獄コンビに至ってはまったく通じていなかったというオチが付いた。
- 「裏切りの故郷」
- Vのシナリオ。このシナリオで、ユーザーはミスルギ皇国の腐りきった実態を目の当たりにすることになり、ジュリオとシルヴィアの非道なやり方は、普段は物静かなルリとキラをも激怒させた。ルート選択によっては見ることがないのが幸いか。
- 「因果の果てに」 / 「闇より暗きもの」
- Vのシナリオ。地球艦隊・天駆に敗れ去る闇の帝王。いずれまた復活する事を宣言するが、その間際に見たものはマジンガーZEROとゲッターエンペラーが因果の果てで立ちはだかる光景だった。それを直視した事により完全に戦意どころか生気すらも失い、断末魔と共に消滅していった。どうあがいても確実に敗北する戦いな上、自分のしていることは全て無意味であることを思い知らされてしまうという哀れな最期を迎えてしまった。そしてどこからか現れたミネルバXからも「もう眠りなさい、闇の帝王…」と告げられる有様だった。
- プレイヤーではなく、よりにもよって「敵の親玉に対するもの」という非常に珍しいケースではあるが、その無惨な光景にはプレイヤーが闇の帝王に冗談を抜きにして本気で同情した声が多数出ている。なにせ、闇の帝王に限らず、地球を容易く焼き払ったりできるロボットを一体どころか二体と同時に戦った場合、一秒どころか一瞬も持たないからだ。
- 「決別」
- Xのシナリオ。こちらは共通ルートでのシナリオであるため、プレイヤーは否応なくミスルギ皇国の実態を目の当たりにすることに……。アンジュが脱走した原作と違い、(一部メンバーに別の思惑があるとはいえ)自軍自体が最初からアンジュに協力しているため、より悲惨な結果に終わっている。
- また、この出来事をきっかけにアンジュとヒルダの関係が大きく改善し、パラメイル第一中隊の結束が強まることにもなった。一方でホープスが結果を分かっていてわざとアンジュの手助けをした疑惑から、主人公とホープスの仲が一時的に拗れる事となる。
- 「終焉の日」
- Tのシナリオ。スパロボ世界においてもザガートとエメロード姫の悲しく残酷な運命は健在であった…。
- また、このシナリオでは2回行動を所持するキャラよりも先に3回行動を所持する[2]エメロードが敵として登場し、そういった意味でもトラウマになったユーザーもいた。
トラウマ級の強さを持つ機体・人物
版権作品
- ドン・ザウサー
- 比較的難易度の低いAでさえ面倒な敵だったが、APではそれに輪をかけて酷い事に。間違いなく歴代最強のドンであり、作中最強の敵。味方の命中や燃費の関係などで持久戦が難しいAPにおいて、激増したHPで文字通り底力をいかんなく発揮し、HP回復も引っさげ持久戦を前座のコロスと共に仕掛けてくる。そのコロスも非常に強力であることに加え、ルート分岐で味方が限られるなど、マップ構成もトラウマ要因の一つ。
- 飛影
- 多くのプレイヤーに衝撃を与えた忍者型ロボット。ゲーム終盤まで原作通りの強さを自軍の稼ぎにならないNPCとしていかんなく発揮する。その結果、出現と同時にプレイヤーは驚愕し、恐慌し、何としてでも敵が彼の手に掛かる前にマップをクリア、または合体しようとする。一度活躍を許せば、強大な能力を駆使して飛影は多くの敵を屠り、得られたはずの経験値と資金、隠し要素、果ては勝利条件をも根こそぎ奪っていく。後に待っているのは絶望に打ちひしがれて膝をつくプレイヤーの姿だけである。
- XAN-斬-
- キングゲイナーのかつての姿。ZSPDではエグゼクターの中枢を担う存在として登場。極悪極まりない特殊能力と全く隙の無い特殊技能でZEUTHを容赦なく殺しにかかってくる。
- ガウルン
- 原作での暴れっぷりを反映して、優れたパイロットステータスと優秀な機体のコンビに加え、シナリオ分岐などで自軍戦力が低下している時に現れることが多い難敵。Wではイベントにより、毎ターン精神コマンドを発動しつつ気力を回復する為、機体特性の影響も合わさりテッカマンランスと自軍を圧倒する。低難易度で知られるWにおいては「初見殺し」と呼んで障りない圧倒的な強さを誇る。あまりの強さに、原作者が「俺には接待しろよ」と嘆いたとか。
- 第3次Z時獄篇では精神コマンドの乱発こそなくなったものの、ラムダ・ドライバの仕様変更とバランス無視一歩手前の技能セットを引っさげて序盤から現れる。
- ヴェイガンギア・シド
- BXではただですら能力値が高いのに、ユニットが最大レベルのHP・EN回復能力とオールキャンセラー、そして敵味方識別可能のMAP兵器である「ビームライフル」を所持し、パイロットのゼラも最高レベルのXラウンダーと底力とプレッシャー、そしてガードに見切りを所持していることから、精神コマンドなしだと攻撃が当たらない・当たっても通らない・ダメージが蓄積しないという三重苦だけでも大変なのに、HP全快イベントも複数存在しているなど、プレイヤーを恐怖のどん底へと叩き落とした。
- このヴェイガンギア・シドが強烈すぎたためか、後のシナリオに登場するボスユニットが弱く感じたプレイヤーもいたとのことである……。
バンプレストオリジナル
- ライグ=ゲイオス
- 量産機でありながら破格の性能を持つ機動兵器。特に旧シリーズでは、即死級の火力、インチキじみた装甲で、自軍を苦しめた。第2次OGではトラウマといえるほどの強さではなくなったが、初登場ステージ「地球を護る剣」での撃墜や、魔装機神勢だけで挑むことになる「特異点崩壊」でのSRポイント獲得に苦労した人も多いはず。OGDP最終話「知られざる決戦」ではゾロゾロ出て来るため、ネオ・グランゾン登場後もうっかりすると「味方ユニットが撃墜されてゲームオーバー」なんてことが普通にあり得る。
- スレードゲルミル
- α外伝、OG2での敵特機。名乗りを上げての初登場というインパクトはもちろん、圧倒的なHP、装甲、火力で中盤での顔見せでも大暴れしてくる。ダメ押しのHP回復大が更に絶望を煽るが、難易度などによってはある程度削らないと中盤でも撤退しないため、非常に辛い。
- 強化兵、エリート兵
- 一般兵の身でありながら、「踏み込みが足りん!」の台詞と共にフィン・ファンネルやオーラ斬りを切り払ってくる。
- 高性能AI
- α外伝ではこれまでの作品とは違い、命中回避はネームド並みという名前に違わぬ高性能。更に一部は自律回路と共に、汎用キャラでは今作唯一援護を持つ。
- それでいて初登場時は全ユニット中トップの運動性、サイズSという狂った回避性能に、武装も射程7、P属性、命中補正+80の悪夢のような性能のゴーストX-9に搭載されており、同話のティターンズのネームドよりよっぽど危険。以降もMAP兵器使用が敗北条件なのをいいことに、滅茶苦茶な数で押してくるGビットや、御大将の取り巻きとして、高レベルの指揮官補正付きのザンネックなど、凶悪な機体と条件で次々と出てくる。
- キュオン・フーリオン
- ムゲフロの初見殺し。まさかオブジェの下にボスが埋まっているとは思わないだろう…。
- 戦闘では取り巻きと共に高確率で全体攻撃を使用するので、油断すると全体攻撃を連続で喰らい、ゲームオーバーになってしまう。
- EXCEEDでは最初のボスということもあってかそれほど強くはないものの、よりにもよってセーブポイントの直前に埋まっており、一休みしようと先を急いでいる人に限って引っかかってしまう。
- ペルフェクティオ、ファートゥム
- 設定のヤバさは言うまでも無いが、Dでは一度撃破しても完全復活し、周回を重ねるごとに「絶望」的に強くなっていく。第2次OGでもイベントで2度の「ド根性」を使用する為しぶとさが尋常でなく、次のボス達が相対的に弱く思えてしまう程の強さを発揮してプレイヤー達を「絶望」させてくる。