銀河烈風バクシンガー』の主人公チーム。単に「銀河烈風」とも。

概要 編集

元々はアステロイド・ベルトを中心に活動していた暴走族「烈」であり、動乱の時代に一旗上げようとリーダーのディーゴ・近藤とその盟友シュテッケン・ラドクリフ真幌羽士郎が中心となり結成された(ライラ・峰里佐馬之介・ドーディは途中参加)。

メンバーの多くが暴走族等のアウトロー集団であり、噂を聞きつけて入隊を申し出た新人と古参隊員の間に亀裂も生まれる等、結成当初はかなりの問題を抱えていたが、やがてはディーゴのカリスマ性及びシュテッケンの定めた非情の掟の元にまとまっていった。なお、第8話ではキョーラーク星の民間人から声援を浴びるシーンがあり、表立って認知されている模様。

初期の時点では、かつてアステロイドを拠点に活躍した伝説的英雄コズモレンジャーJ9にちなみ、「銀河烈風J9-II」を名乗っていたが、やがてドメスティック・バクーフ(幕府)の特別警備隊となって活躍するうちに、「J9-II」とは名乗らなくなっていった。それでも隊員用の量産メカに「ブライダー」と名付ける等、思い入れは続いていた模様。

なお、『バクシンガー』本編の構成は幕末をモチーフとしており、銀河烈風隊は新選組がそれに当たる。その顛末も同様。

200年後が舞台の『銀河疾風サスライガー』ではJ9ランドにて主要メンバーの銅像が飾られている。また、彼ら所縁の地であるミーブの谷ではメンバーの石像が掘られていた。

主要メンバー 編集

ディーゴ・近藤 (ドン・コンドール)
総局長。近藤勇がモデル。
シュテッケン・ラドクリフ (もろ刃のシュテッケン)
副長。土方歳三がモデル。
真幌羽士郎 (ビリー・ザ・ショット)
一番隊隊長。沖田総司がモデル。
ライラ・峰里 (不死蝶のライラ)
特別隊員(バクシンガー操縦要員)。
佐馬之介・ドーディ (かっ飛びの佐馬)
特別隊員(バクシンガー操縦要員)。原田左之助がモデル。

一番隊 編集

カイト (SRW未登場)
副隊長。士郎不在時には留守を預かる。島田魁がモデル。

二番隊 編集

クラ・パチーノ (SRW未登場)
隊長。士郎達3人と同じ暴走族時代からの古参メンバー。永倉新八がモデル。

三番隊 編集

サイトー (SRW未登場)
隊長。ドーエ星での旗揚げの際に参じたメンバーで、その当初はクラパチーノとの衝突もあった。斉藤一がモデル。

四番隊 編集

イノゲン・ローム(SRW未登場)
隊長。井上源三郎がモデル。

五番隊 編集

テディ・ベイン (SRW未登場)
隊長。元は一番隊所属。カシム・タローンとは幼馴染で、後に彼の反乱に加担し討たれる。藤堂平助がモデル。
なお反乱の鎮圧後隊割の再編が行われている(その際に九番隊まで増えた)が、後任の隊長は不明。

その他 編集

ジャン・ジャック・ジャーニー (スリーJ)、ジャッキー・リー、ファンファン・リー
諜報担当。
カシム・タローン (SRW未登場)
烈風隊は反バクーフ側に付くべきと考え、乗っ取り目的で入隊するも察知され、討伐される。彼の配下だった隊員50名も同じ考えだったようで、カシムの死後は脱走し新惑星連合側についてしまった。伊東甲子太郎がモデル。
ジューロ・南 (SRW未登場)
総局長補佐。山南敬助がモデルとされるが、ネーミングは楠小十郎に近い。
キャシー・ルー (SRW未登場)
ジューロの妹。佐馬に救助されたのを切欠に居つき、給仕係に。

戦力 編集

バクシンガー
量産型バクシンガー
バクシンバード(SRW未登場)
銀河烈風隊の母艦。基地形態と鳥型の飛行形態に変形できるが、飛行形態時には防御が手薄になってしまう弱点がある。その外観には「J9-II」の文字が刻まれている。
ブライダー(SRW未登場)
シュテッケンが設計に関わり生産させた一般隊士用の量産メカで、原作では第23話から配備が整う。名前はブライガーにあやかっており、武装は遠距離戦主体。
この他、一般隊士は飛行も可能な武装宇宙バイクをよく使っていた。
新型戦闘ロボ(仮名・SRW未登場)
第6話にて登場。アーウィン14世の使節により、褒美として多額の報酬金と共に渡された。その後、シェル・ゲイトでの戦いに投入され破壊された。
テングーム(SRW未登場)
第17話にてカシム達の烈風隊乗っ取りに際し、2機配備されていたのを運用。カシム達が用意していたニオーム(SRW未登場)3機の内1機と相打ちで大破。

登場作品 編集

スーパーロボット大戦GC(スーパーロボット大戦XO)
エドン国における王家の防衛隊として組織されているが、一般隊士やバクシンバード等は登場しない(一般隊士達は別行動しているらしいことは語られる)。また今回はJ9、JJ9とも対面。さすがに原作どおり全滅することはないが、終盤でディーゴだけは戦死。