兜甲児
ここでは『マジンガーZ (TV)』等に登場する兜甲児について説明する。『マジンカイザー (OVA)』版については「兜甲児 (OVA)」を、『真マジンガー 衝撃! Z編』版については「兜甲児 (真マジンガー)」を参照。
兜甲児 | |
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読み | かぶと こうじ |
外国語表記 | Kouji Kabuto |
登場作品 | |
声優 |
石丸博也 森久保祥太郎(INFINITY) |
デザイン |
永井豪(原案) 羽根章悦(TV版前半) 森下圭介(TV版中盤・グレート) 小松原一男(グレンダイザー) 飯島弘也(INFINITY) |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 |
16歳(マジンガーZ) 19歳(グレンダイザー) 28歳(INFINITY) |
所属 | 光子力研究所 → NASA → 宇宙科学研究所 → 光子力研究所 |
趣味 | バイク |
概要
マジンガーZの開発者・兜十蔵の孫で、彼の遺したマジンガーZ、及びマジンカイザーの正パイロット。名実共に元祖スーパーロボット乗りである。
正義の心を持つ熱血漢で、義理人情に厚く涙脆い一面も持つ。また、目上の人物に対しては礼儀正しい。メディアによっては多少の性格設定の差異があるが、基本的にはネアカで前向きな精神の持ち主で、常識人。スパロボ(特にウィンキーソフト制作時代)での扱いだと誤解される事が多いが、原作版でのキャラクターは(90年代以降に増えたスーパーロボットリスペクト作品のキャラクター付けが、極端に熱血や直情で演出されているのと比較すると)繊細な面や葛藤する場面も見せる人物である。それは危険な戦いや死への恐怖感を感じ取る場面からも窺えるが、一方でそれらを仲間の協力や、戦いで身に付けた知恵や経験、そして強い精神で乗り越えて成長していく姿も併せ持つ。
趣味のバイクの腕前はオンロード、オフロード問わずプロドライバー級で、度々アクロバティックな乗りこなしを見せる。
ちなみに具体的な生年月日は不明だが、劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』では真夏の時期に生まれた事が示唆されている。なお、放送年月と同時に年を取っているとすれば、『グレートマジンガー』ではおそらく18歳で(年齢設定変更後の)鉄也と同い年となり、原作で鉄也をくん付け(漫画版に到っては呼び捨て)しているのはこのためと思われる。
マジンガーZ
Dr.ヘルの配下のあしゅら男爵の襲撃を受けた祖父である十蔵のいまわの際に、マジンガーZを託される。天性の才能とバイクで培った技術をもとに、優秀なパイロットに成長していく。
しかし、最終回で戦闘獣にマジンガーZを破壊され、グレートマジンガーに日本防衛を託し、自身はアメリカに留学した。
グレートマジンガー
ストーリー終盤、アメリカから一時帰国して父である兜剣造と再会。強化されたマジンガーZと共にミケーネ帝国の戦いに参加するが、様々な要因が重なって剣鉄也と対立してしまうが、最終的には父・剣造の死の間際の言葉もあり、鉄也と和解した。
帰国当初は留学で前線から離れたブランクを当人は気にしていたものの、最終決戦では本来の主役である鉄也のお株を奪う程の獅子奮迅の活躍でミケーネ帝国を追い詰めた。
戦いが終わった後はUFOの論文をまとめる為に再びアメリカへ留学した。
UFOロボ グレンダイザー
NASAに留学しており、UFOの研究をしていた。祖父や父から続く科学者の血も確実に受け継いでおり、自ら宇宙円盤・TFOを開発している。
第1話で帰国して宇宙科学研究所の所属となり、ベガ星連合軍との戦いにも参加、TFOの破壊後はダブルスペイザーに乗り込み、デューク・フリードをサポートした。
だが、前作の『グレートマジンガー』のように主役を食わないようにという配慮の為か、彼の愛機であるマジンガーZは登場せず、戦闘服のデザインもかなり変更された(ただし、劇場版作品『グレンダイザー対グレートマジンガー』ではグレートマジンガーに搭乗し、初めての操縦でありながら見事に乗りこなし、サンダーブレークなどの台詞も発する。
TV版第31話ではボスボロットに搭乗している)。しかし、そのあまりに変わりすぎた戦闘服のせいで結局目立っていた。
劇場版 マジンガーZ / INFINITY
『グレート』終了から10年後、父や祖父の後を継ぎ研究者となっている。長らく実戦には出ていないが、マジンガーで世界を救った英雄として名前は知れ渡っており、復活したDr.ヘルの脅威に対抗するために前線に復帰する。本作の彼は一パイロットとし一端だけでなく優れた指揮官として 成長を見せた彼の姿を合間見ることが出来る。終盤では研究所の残党を率いて最後の決戦に挑む
漫画版
周囲の設定や最終決戦の展開はやや違うが、基本的にはTV版とさほど変わらない。
永井豪の漫画版
料理上手な面があり、兜家の食事は基本的に甲児が作っていた。テレビマガジンに連載の場を移した後も、マジンガーZの武装をモチーフにした創作料理を披露した事がある。
『グレートマジンガー』では戦局の激化に伴って帰国。自作のTFOを使ってミケーネ帝国の襲撃をかわし、大改修されたマジンガーZのパイロットに復帰する。また、アニメ版のような剣鉄也との確執は描かれず、良き仲間として地獄大元帥の総攻撃に立ち向かう。
『UFOロボ グレンダイザー』では、地球に漂着したデューク・フリードが最初に出会った地球人である。なお、永井豪氏の漫画版ではデュークが地球に漂着したのは地獄大元帥を倒した数日後のことになっている。
余談だが、同漫画が執筆されたのは放送から間もない頃であり、それ故設定が完全に固まっていなかったのか、現在の設定ではフリード王家の血族の者しか操縦できないとなっているグレンダイザーを、短時間とは言え甲児が操縦しているシーンが存在している。…尤も、マジンガーとグレンダイザーの類似性を論拠に、「兜家とフリード王家に何らかの関係がある」とする珍説が、一部ファンの間で囁かれているが。
桜多吾作の漫画版
『マジンガーZ』最終回でミケーネ帝国との戦闘で瀕死の重傷を負い、兜剣造の手でサイボーグとなる。…が、以降のシリーズではその件に触れられる事は無かった。
『グレートマジンガー』では、氷解レンズ破壊作戦で指名手配中の科学要塞研究所一行と合流、彼らをアメリカへと密入国させる段取りを取る。その後はTV版同様、鉄也の援護に駆けつけるも彼からの罵声に憤慨し対立。結果、最悪の事態を招いてしまう事に…。
『UFOロボ グレンダイザー』ではデューク・フリードに対し「大介」と呼び捨てで接するなど、TV版のような年齢差が無い関係として描かれている。本作の特徴として、後に桜多吾作氏が「自分の性格が憑依した」と述懐するように、留学設定が無意味なほどの「ド」スケベな性格が以前にも増して強調され、牧葉ひかるに対し犯罪ギリギリの行為で迫る事も。一方、それと相反してミケーネ帝国関連のエピソードでは、甲児の深い苦悩と葛藤が描かれている。最終章では、グレンダイザーとラーガによって人類の文明が全て滅んだ世界で、ひかると共に生き残る事となり、『グレート』同様に甲児のモノローグを以って物語は幕を閉じる。
その他
石川賢氏による読切漫画『グレンダイザー対ダブルマジンガー』では鉄也と共にベガ星人ゲッペルの催眠術によって操られ、Zとグレートでグレンダイザーを襲撃した。
その他、永井豪氏によるリメイク漫画『マジンサーガ』や『Zマジンガー』などの作品においても、原作同様主人公を務めている。
その他の作品
劇場版マジンガーシリーズと共通の時間軸で描かれた後日談であるデジタルコミック『ダイナミックヒーローズ』(作:越智一裕)では、ベガ星連合軍壊滅後も所員として宇宙科学研究所に定住。序盤はダブルスペイザーを駆り、空魔獣グランゲンやサイボーグとして復活した妖獣シレーヌと激突する。特にシレーヌ戦では久々にデビルマンとコンビを組み、撃破に成功している。物語後半では、満を持してマジンガーZに搭乗した。
(繋がりがあるかは別として)時間軸上ではその更に後の最終エピソードと思われる小説『スーパーロボット大戦』(著:団龍彦)では光子力研究所に戻っており、ロボット工学者の道に進むべく新たな留学を検討中だったが、ライオネル博士によるタイム・ワープ実験の際、時を操る超能力者ミクの手により、さやかと共に1万年後の世界へと召喚される。
漫画『デビルマン対闇の帝王』では、『グレートマジンガー』終了後の時間軸で物語が展開しており、甲児は亡き剣造の遺志を継いで新・科学要塞研究所の所長に就任。地上征服を断念したミケーネ帝国の逆襲を危惧していた矢先、「とある人物」との運命的な邂逅を果たす…。
登場作品と役柄
元祖スーパーロボットアニメの主人公だけあって、版権作品のスーパー系主人公の代表格として初期の作品から出番が多く、スーパー系主人公を選択した場合、第1話から登場するケースが多い。また、物語の開始時から既にマジンガーZのパイロットとして、世間的な(或いはパイロット間の)認知度が高い扱いである事も多い。
スパロボ最古参の版権スーパー系主人公として同等の立場にあるゲッターチームと比べても、各原作の性行・言動のブレが比較的小さいこともあり、歴代スパロボを通して非常に安定感のある役割を与えられているキャラクターと言える。
反面、それが参戦元作品固有の要素よりも「スパロボでの兜甲児」の役割に常に寄せられやすい原因にもなっており、『V』『X-Ω』等のように複数のマジンガー系原作の「兜甲児要素」が1人の甲児に集約される場合、「この兜甲児はどの原作の甲児が基なのか」という解釈が特に難しくなる。各原作の折衷を効かせたスパロボ補正キャラと化す頻度においても、正に良くも悪くもスパロボの表裏を象徴するキャラクターなのだとも言えるだろう。
熱血漢で直情的な人物として描かれがちだが、原作とは異なり年下のパイロットが少なからず仲間にいることから、頼れる兄貴分としての側面も強調されている。TV版第2話でも述べていたが、「戦いは、本来男がするもの」という考えゆえ、戦える能力や機体を持ちながら戦闘を嫌がる同性には厳しい物言いをする。ただし、甲児自身も身体を張って戦っていることと、「あいつは男なんだから戦って当たり前」な態度をとらないため、理不尽な印象は薄い。
頭の程度は「海外留学」の原作設定の採用次第でかなり異なる。留学設定が再現されているのは『MX』と『第3次α』と『Z』。『NEO』では留学中に一時帰国しての参戦であることが、作中で言及されている。
ちなみに、TV版の甲児のグラフィックは初期のキャラクターデザイナー・羽根章悦氏のものをベースにしている事が圧倒的に多く、劇画タッチが濃厚な中期以降のデザイナーである森下圭介氏の絵は(原作者のタッチからかけ離れ過ぎている所為か)採用された事がない。ただし、『UFOロボ グレンダイザー』参戦時には同作を担当していた小松原一男氏のものを使うなど、登場作品によって変化を付けるケースもある。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 第1話の時点で既にホワイトベース隊に参加しているため彼共々マジンガーZも使用可能。ちなみに、中盤にグレートマジンガーに乗り換えるのだが、剣鉄也の登場を望んだファンからは苦情が寄せられた模様。PS版では熱血習得がかなり遅く、普通に育てていては最終話かその直前でやっと。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 第1話の増援で登場、仲間になる。鉄也が登場するのでグレートに乗り換えるかどうかはプレイヤー次第。今回はパイロットに地形適応が無いので宇宙でも普通に戦える。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 第1話からロンド・ベル隊に参加。前述の通り『第2次』でグレートに乗り換えたことに苦情が寄せられたことから、鉄也とグレート加入の際「俺だって一度はグレートに乗ったことあるのに」と愚痴をこぼす。戦力的には最初から必中を覚えるので、前半戦は名有りのパイロットの乗ったMSと戦うのに活躍できるが、後半はマジンガーが息切れする挙句、宇宙適応も低いので、スペイザー要員になる事も。PS版ではやはり熱血習得が遅いが、マジンガー系では唯一熱血と閃きが同時使用できるパイロットであり、終盤の強敵相手への攻撃力と生存性確保には重要。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章で登場。マサキと親友のような関係にあり、エンディングで地上に居てもラ・ギアスのマサキを呼べる笛の形をしたエーテル通信機を貰ったのだが…。戦力的にはひらめきを覚えるので、ボス格が搭乗する攻撃力のある敵機体に安心してぶつけられるが、二回行動が遅いのが難点。PS版ではマジンガーが大幅にパワーダウンしてしまったのが残念だが、前2作と違い早期に熱血を覚えるためなんとか使っていける。
- 第4次スーパーロボット大戦
- スーパー系、リアル系どっちをとっても第1話から登場。「でっかい耳クソ」を見せるために笛を使ったためマサキに取り上げられた事が発覚した。前半はそこそこ主力であるが、後半は『第3次』同様に宇宙適応が低い事と、マジンガーが息切れしてしまう為、地球製のスペイザー要員になりがち。なおキャラクター事典で「さやかとマリアの二股をかけている」とあるが、これは誤り。原作ではどちらに対しても特に恋愛感情を抱いている様子は無く、二人から想いを寄せられているというのが適切。EDでは、NASAで研究者として生活を送っている。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 初めての声が入ったほか、新規に追加されたスーパー系第1話で主人公との出会いが描かれた。
- スーパーロボット大戦F
- スーパー系第1話より登場。今回は加速、覚醒など、攻撃的な精神がそろっている。EVAのシンジ達にマジンガーZに乗っている理由を聞かれ「カッコいいからだ!」と答え、アスカに馬鹿にされる。また、「戦いは男が先頭に立つもの」という価値観から、シンジに「女であるレイやアスカが戦っているのに、お前は戦わないのか」と説教する。今回、笛は取り上げられていないが、マサキの方向音痴のせいで結局合流は遅れた。
- スーパーロボット大戦F完結編
- マジンカイザーの登場、またはマジンガーZでも大車輪ロケットパンチ追加により最後まで使えるようになった。ハードルは高いがマジンガーZに乗った彼が後半も1軍で戦えるようになったという事実は、思い入れのあるプレイヤーには感慨深いものがあるだろう。宇宙Bなのが相変わらず難点。2回行動レベルは普通に攻略していると到達せずに終わるが、補給、修理ユニットによりレベル上げが簡単なので、容易に2回行動レベルまで上げる事も可能。
- 不自然なまでにスーパー系のキャラが登場せず、リアル系キャラ主体で進む後半のインターミッションで万丈・忍と並び、最後まで会話に参加する数少ないスーパー系キャラである事も、今回の特徴のひとつ。スーパー系のみ兜剣造と会話を交わすイベントがある。また、『第2次』の偽デューク以来の縁か、マ・クベに「相変わらず下卑た男だ」と言われる。
- DCルートのシナリオ「光、断つ剣」におけるコロニーレーザー破壊作戦において、戦力を分散するを選択するとマサキと共にCポイントの部隊の指揮を任される。無謀にも思えるが、ロンド・ベルの中で『第2次』から参加している最古参のメンバーであることが考慮されたのかもしれない。ちなみに、コロニーレーザーが配置されていたのは甲児が向かったCポイントであった(この事はある攻略本で「甲児とマサキが抜擢されてる辺りがいかにも怪しい」と言われてしまっている)。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回はスーパー系第1話より登場。しかしそのときはパイルダーという珍しい展開。なんでも、シローがバイクを壊してしまったようだ。今回のマジンガー系の敵はDr.ヘル勢で、映画版のストーリーも再現される為、出番が多い。また、シナリオ中盤を切ったあたりでカイザーに乗り換える事になり、分岐ルート次第であるがイベントもある。ちなみに、今回から待望の宇宙の地形適応Aを手に入れた。また、激闘がある為に鉄壁と併せて雑魚戦では圧倒的な強さを誇るマジンガーを見る事が出来る。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 原作の『Z』最終回~『グレート』終盤あたりの設定を踏襲したのか、テスラ・ライヒ研究所に出向していた。故に今作では鉄也との対立と和解がメインテーマとなっており、未来に飛ばされて以降、さやかの合流が遅いこともあってか鉄也の多くの挑発に乗ってしまい、対立する場面が何度も存在するが、中盤に和解することになる。そして後半の真ゲッターロボとの対決シナリオではメインを張り、その際のカイザーとの時を超えての邂逅、真ゲッターロボへの対決の際の台詞はDVEにもなっている。甲児に限ったことではないが、今作より戦闘台詞も大幅に追加された。
- 戦力的には前作の激闘が無くなり、この作品以降「パイロット能力は全般的に鉄也が上」という調整をされがちな上に、使用可能なマップも鉄也より少ないことから、レベル的にも技能ポイント的にも能力差が出やすく、せっかくのカイザーも鉄也に取られる可能性がある。ただし援護の習得速度、ひらめきと加速を覚えるなど、能力値以外の部分でしっかり差別化されているため、カイザー加入前からグレートに乗せて運用するのも十分有り。
- 漫画『鋼の救世主』では、ダンテの怨霊の入れ知恵で、鉄也に対して嫉妬するエピソードが描かれた。尤も怨霊が滅びた後は、その時の記憶を失っていたが。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今作でのマジンガー系の敵役はグレートのミケーネだが、地獄大元帥の復活やらマジンカイザー奪還やらで出番が何気に多い。
- また小隊制なので出撃枠は足りるが、中盤までマジンガー系の強力な全体攻撃は、鉄也やジュン向けの射撃武装ばかりなので加速役になりがち。しかし後半にはカイザー加入とマジンガーZ強化が同時に来るため、そこからが本領発揮となる。ファイナルダイナミックスペシャルのためには甲児がマジンガーZに搭乗する必要があるため、カイザーとどちらに乗るかは悩むところ。次回共々小隊長能力が防戦的なのが若干惜しい。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 『UFOロボ グレンダイザー』はαシリーズに参戦しなかったが、留学したおかげで知的な一面を持つようになり、同じスーパー系のボケ(?)担当であった葵豹馬を驚かせた。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 『グレンダイザー』設定で、グラフィックは小松原一男氏のものを採用。序盤はダブルスペイザーに乗り、マジンガーZは中盤から登場。だがランド編ではその後すぐさま別行動になる。セツコ編では貴重なスーパー系。本人の底力が発動すると装甲が無改造でもかなり硬くなる。あるアイテムを持っているとイベントでTFOを作り上げるが、持っていなくても後で入手。なおパイロットスーツは、序盤は『MX』同様『グレンダイザー』版を着ているが、マジンガーZ登場後は強制的に『マジンガーZ』のものになる。Zシリーズでの出番は本作のみ。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第1話にてマジンガーZを持ち出してジャブローに駆けつけるが、直後にオーラロードが開いたため、参戦は後のシナリオに持ち越される。強いのだが、序盤がオーラバトラー相手なので命中率の点で苦戦する。ただし、必中を覚えれば一機で中ボスたちを一掃することも可能。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- シーン1から登場するが、すぐに宇宙に送るかの選択を迫られる。ミネルバXが欲しければ地上に残そう。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 第1部で宇宙に送る選択をしていると、シーン2で登場する。デューク・フリード達がいるので、グレンダイザーファンなら第1部でフラグを立てておこう。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- やっとトリプルマジンガーが出そろい、ミケーネ帝国と決戦を行う事に。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第1部での選択で活躍するのが1部か2部か変わる。ミネルバXが登場しなくなったが、戦闘獣ダンテを図鑑に登録するなら地上に残す必要がある。今回は話が長すぎる上に、ミケーネ帝国は最後まで残っているもののあしゅらとは2回、Dr.ヘル&ブロッケン伯爵と1回のため若干影が薄い感もある。2部では大介絡みである程度はある。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- ルートにより、中盤からの参戦になる場合がある。ガッツと底力を持つが、マジンガーの性能がいまいちなので改造は必須。最大のネックは熱血を修得するのが非常に遅いこと。普通に育てていると最終話になっても覚えないことがザラ。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- マジンガーZが非常に硬いので、出撃する機会は多い。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 序盤のうちに自軍に合流する。バイストン・ウェルに飛ばされる。尚、今回はマジンガー系が甲児と鉄也のみなので自分の作品関係となると必然的に出番が多くなる。ちなみに、鉄也とはすぐに和解した。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- アクセルルート(スーパー系)第1話より登場。今回の序盤はTV版最終話付近を再現してあるため、珍しく最初は鉄也とかなり仲が悪い。また、本作で地形適応が表示されていないのだが久々の宇宙:B。隠しステータスなので見ることはできないが、宇宙ステージで攻撃力、防御力が落ちていると思えたら間違いなくこのせい。重要なステータスだが隠しステータスなので要注意。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 『A』のリメイクである為、細かい部分は変わらないが、GBA版で鉄也を「鉄也くん」と呼んでいたのに対して、収録している声を使い回す関係か、今作では「鉄也さん」と呼ぶ。
- スーパーロボット大戦R
- 第7話「危うしマジンガーチーム」より登場。負傷で出遅れる鉄也より参戦が早い。宇宙適応はAに戻った。
- スーパーロボット大戦D
- イグニスに兜博士を殺された為、鉄也と共に宿敵として追う。その為、原作の敵がいないにも関わらず、存在感は大きい。能力的に相変わらず「鉄の城」と呼ぶに相応しい硬さなのだが、本作はザコ敵が強いためその甲児ですら簡単に落ちてしまうので、防御面の補強はしっかりと。
- スーパーロボット大戦K
- 今回もZと共に参戦する。だが、今作ではグレートもゲッターも参戦していないせいで御馴染みの合体攻撃が無く、Dr.ヘルも既に倒した設定になっている為にいるだけ参戦のような扱いを受け、他の作品と比べると存在感も薄い。シナリオ中では草薙剣児と女湯覗きをしたり、女性陣から「鈍感第一号」と呼ばれたりする。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 第3話から登場。窮地に陥ったリガ・ミリティアを救うため、宇宙編ルートに残る。必中を覚えるレベルが遅いため、宇宙に上がってからはSPTなどに苦戦する。マップ兵器使いたさにスーパーボスボロットに乗って出撃することも。本作のマジンパワーは甲児専用コマンドとなっており激的な攻撃力を得られるが、閃きを覚えずマジンガー自体も旧シリーズ並の硬さしか無いため、終盤は鉄壁を使用してもボスクラスの攻撃には耐え切れない事がある。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 敵はミケーネなのだが、甲児自身の設定はストーリー開始直後の時間軸。故にさやか指導の下の訓練イベントがある(スーパー系のみ)。また大介達とも既に知り合いで、デュークを大介だと看破してみせる場面も。どういうわけか、自軍の仲間からからかわれる場面が多い。
- スーパーロボット大戦MX
- 『グレンダイザー』設定で登場。いきなり博学になったので驚いたプレイヤーも多いだろう。従来と変わらず羽根章悦氏のグラフィックを使用しているので、「TFOのパイロットスーツを着た羽根顔の甲児」という原作では見られない姿も拝める。
- 序盤はTFOに乗っているが数話後にマジンガーZを博物館に取りに行く。しかし原作通りバレンドスに捕まり、操られたままマジンガーZに乗せられて敵として登場。後に仲間へと戻ってくる。パイロットスーツは、さやかが持ってきてくれるマジンガー版かグレンダイザー版かを選択できる。ちなみにTFOはSSサイズのため、甲児でも序盤はオトリに出来るほどの回避力を誇る。
- 育てまくれば無消費で移動後使用可能+4マス前後のアイアンカッターで無双ができ、人によっては撃墜数がトップクラスになることも。恒例の合体攻撃ファイナルダイナミックスペシャルは後半追加され、熱血込み・フル改造でダメージが5万を超える超強力技になっている。
- シナリオ面では今回不参加の相方の立ち位置も兼ねているのか、度々勃発するマリアVSさやかの争いの原因に最後まで気付かないという、これまでに無い朴念仁ぶりを発揮。エンディングではアメリカのワトソン研究所へ復学し、TFOの後継機である新型円盤を制作してフリード星へと向かう夢を語る。
- スーパーロボット大戦NEO
- 序盤からの登場。今回は部隊メンバーに小学生が非常に多いので、今まで以上に兄貴分キャラクターになっている印象が強い。なお本作の甲児は鉄壁を覚えないことに注意。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- デザインや設定がOVA版と混在しているが、マジンガーZに搭乗している時の彼のパイロットスーツはTV版である。
- ストーリーでは最も早く参入するスーパー系のキャラクターであり、あのキャラとの声優ネタも健在。
- ユニットとしては登場しないが宇宙開発の為にTFOを作っており、デュークに宇宙人と分かり合う夢をよく語っていたようである。
- ボイスも『X-Ω』の中では初めて実装された。石丸ボイスの甲児は『NEO』以来約7年ぶりの出演となる。
- 2018年1月には『INFINITY』名義で期間限定参戦。ボイス付きパイロットパーツも実装された。声優の森久保氏は『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE』のコーデック・テクリナク役を得て初の版権キャラクターでの参加となる。
- 2018年7月には『真マジンガーZERO』版の甲児が登場。ボイス付きでの登場となったため、3人の声の違う甲児が『X-Ω』に集まることとなった。
- ちなみにOVAカイザー版甲児は同一人物判定で同時編成不可、INFINITY版とZERO版の甲児は並行世界の別人扱いとなっており、同時に編成することが可能。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
マジンガーZに合わせて調整されたかのような能力値で、格闘、防御が高い。特に防御に関して自軍の最高峰である。SP量もヒロイン等のサポートキャラに次いで高い。逆に射撃や命中、回避は低い。命中の低さは必中で補い、回避の低さは堅牢な守りでフォローするのが定石。
『64』までの作品では宇宙の地形適応がBだったため、宇宙ステージが多くなる後半は苦戦を強いられた。『α』以降は宇宙の地形適応がAであったり、パイロット養成で地形適応を上げることが可能であったりするため、今では大きな問題とはなっていない。
精神コマンド
能力値と同様、精神コマンドもマジンガーとの相性は抜群。必中、熱血、鉄壁、ド根性とスーパー系に必要なものが揃っている。ただし、『NEO』では鉄壁を覚えないために、終盤では防御面に不安が残る。当初は気力に関係なく戦えるのがマジンガーの強みだったため気合の保持率は低めだったが、マジンパワーなどの採用により必要気力が向上してからは覚えるケースが増えている。
- 第2次
- 根性、我慢、必殺、底力、熱血
- 第2次(PS)、第3次(PS)
- 根性、ひらめき、ド根性、必中、加速、熱血
- 第2次G
- 根性、ド根性、必中、集中、熱血、ひらめき
- 第3次
- 加速、根性、ド根性、必中、ひらめき、熱血
- 第4次(S)
- 根性、鉄壁、必中、ひらめき、集中、熱血
- 新
- 根性、鉄壁、加速、熱血、必中、ド根性
- F・F完結編、64
- ド根性、鉄壁、熱血、必中、加速、覚醒
- リンクバトラー
- 加速、必中、熱血、ド根性、鉄壁、覚醒
- α
- ド根性、必中、鉄壁、熱血、加速、激闘
- 第2次α、MX
- 必中、ド根性、鉄壁、熱血、加速、ひらめき
- 第3次α
- 必中、気合、鉄壁、熱血、加速、ひらめき
- IMPACT
- ド根性、鉄壁、必中、熱血、気合、加速
- COMPACT3
- ド根性、必中、鉄壁、気合、ひらめき、熱血
- Z
- ひらめき、ド根性、必中、鉄壁、熱血
- A(A PORTABLE)
- ド根性、鉄壁、必中、熱血、気合、幸運
- R、D
- ド根性、不屈、必中、熱血、鉄壁、気合
- K
- 必中、不屈、鉄壁、熱血、ド根性、気合
- NEO
- 必中、熱血、根性、気合
- X-Ω
特殊技能(特殊スキル)
過去の作品からずっと底力を持っており、底力がレベル制になってからは底力Lvがグイグイと成長する傾向にある。また、鉄也とは逆に援護防御を修得する傾向にあり、堅い守りで味方を守ることができる。大車輪ロケットパンチによる援護攻撃も強力。切り払い習得率も高いが、剣を持たないマジンガーZでは死に能力となってしまう。
- 第3次(PS版)、第4次(S)、F・F完結編、COMPACT
- 切り払いL2、底力
- 64
- 底力L9、切り払いL2
- α(α for DC)
- 底力、切り払いL5
- α外伝
- 底力、切り払いL1
- 第2次α、第3次α
- 底力L9、切り払いL3、気力+ (ダメージ)
- Z
- 底力L9、闘争心、気力+ (ダメージ)
- IMPACT
- 底力L9、援護攻撃L2、援護防御L2
- A
- 底力L9、切り払いL6
- R
- 底力L9、防御L1、援護攻撃L1、援護防御L2
- D
- 底力L8、切り払い、援護攻撃L2、援護防御L2、コンボL2
- K
- 底力L8、援護攻撃L1、援護防御L2、アタックコンボL1
小隊長能力(隊長効果)
エースボーナス
- A PORTABLE
- 気力130以上でPP開始時に「不屈」がかかる
- NEO
- 初期気力+5、気力最大値+10
人間関係
マジンガーZ
光子力研究所
- 兜シロー
- 弟。両親や祖父を失った後は彼の親代わりを務めて仲が良く、グレートマジンガーでもたびたび手紙のやり取りをしていた。
- 兜十蔵
- 祖父。マジンガーZの製作者。その容貌は漫画版とTV版で大きく異なるが、孫達への強い愛情を持つ点は同じ。
- 弓教授
- 祖父の弟子にあたり、マジンガーZの改良強化など後援者として世話になっている。
- 弓さやか
- 弓教授の一人娘。アフロダイA・ダイアナンAのパイロットでもある。
- ボス
- 元は暴走族だったが、甲児との出会いをきっかけに戦いに参加する。
- 甲児にライバル心を持ち、さやかの気を引こうと奮闘するが、空回りしている。以後は親友として甲児の窮地や帰国に駆けつけたりしている。
- ヌケ、ムチャ
- 同級生で友人。ボスの子分として協力する。
Dr.ヘル一派
- Dr.ヘル
- 祖父である兜十蔵以来の仇敵。
- あしゅら男爵
- 敵。祖父を殺した張本人である。自分の命をあらゆる作品で狙ってくる。
- ブロッケン伯爵
- あしゅらが失敗続きの為、甲児を倒す為に来た幹部。
- ピグマン子爵
- あしゅら男爵死後に登場する幹部。Dr.ヘルに対する忠誠心は薄い。旧TV版設定の彼はSRW未登場。
グレートマジンガー
科学要塞研究所
- 剣鉄也
- 最も関わりの深いキャラクターの一人で、立場や接し方は作品によって異なる。TV版では『マジンガーZ』のラストで彼に助けられ、『グレートマジンガー』の終盤で再会した際は当初こそ良好な関係にあったが、作戦方針の違いや剣造を巡る鉄也の甲児に対する嫉妬が原因で対立してしまう。最後は和解するが、『グレンダイザー』の時期には鉄也が登場しない為にどこまで関係が修復したかは不明だが(劇場版ではボスの生死を巡って対立する場面があるが、すぐに和解した)、その後の小説『スーパーロボット大戦』ではさやかの口から「兄弟のようなもの」と評されるまでに修復したようである。
- なお、漫画『鋼の救世主』では、「剣造の実子であることで、鉄也に嫉妬される」立場として描かれがちな甲児が、「剣造と共に過ごした、鉄也に嫉妬する」立場として描かれる。
- 原作における呼称は「鉄也君」と呼び、対立した際は「鉄也」であるが、スパロボにおいてはAを除いて「鉄也さん」と呼んでいる。これは、ダイナミックサイドも「年齢設定に応じた必然の設定変更」と認めていたが、『INFINITY』の時代では再び呼び捨てするようになっている(険悪になったわけではなく、戦闘中に君呼びするのがまどろっこしくなったため。また本作では東映版の流れを汲んでいて同い年のためおかしくはない)。
- 炎ジュン
- グレートマジンガー及び劇場版で共闘。鉄也と違い、終始良好な関係にあった。SRWでは鉄也と同じくさん付けだが、原作ではジュンと呼んでいる。
- 兜剣造
- 父。グレートマジンガーにて再会を遂げるが…。
ミケーネ帝国
- 地獄大元帥
- 上記のDr.ヘルが戦闘獣として復活した姿。
- 闇の帝王
- TV版では面識が無かったが、小説版『スーパーロボット大戦』では諸々の展開により、因縁の宿敵となる。スパロボでは『第2次α』で対決する。
- 桜多吾作の漫画版『グレンダイザー』では、なんと「事故」によって帝王を死なせてしまう。
- ダンテ
- 『マジンガーZ対暗黒大将軍』では彼が日本語を喋ったことに驚いた。
- 漫画『鋼の救世主』では、彼の怨霊に入れ知恵され、鉄也に嫉妬する。
UFOロボ グレンダイザー
宇宙科学研究所
- デューク・フリード(宇門大介)
- 出会った当初はデュークの冷たい態度に疑念と不満を持っていたが、その正体を知った後は親友であり、デュークの相棒的存在となる。SRWにおいては一貫して大介さんと呼んでいるが、原作後期では大介さん以外にデュークと呼ぶ事もある。
- グレース・マリア・フリード
- デュークの妹。ドリルスペイザーのパイロットでありながら共にデュークをサポートする。マリアに好意を寄せられている面はあるが、恋愛関係までには至ってはいない。
- 牧葉ひかる
- 当初はひかるに好意を寄せていた面があった。物語中盤より、ダイザーチームの一員として共にデュークを支える事になる。
- 牧葉吾郎
- 弟分。声優は甲児の弟のシローと同じ。
- 牧葉団兵衛
- 最初はTFOに乗ってきた事から宇宙人と間違えられた。
- 宇門源蔵
- 留学帰国後の勤務先となる宇宙科学研究所の責任者。中盤で彼からダブルスペイザーを与えられる。
ベガ星連合軍
他作品との人間関係
同じ永井豪原作である『デビルマン』の主人公である不動明とも劇場版で共演したことがあるが、スパロボでは流石に実現していない。
『第2次』以来ほぼ全ての版権スパロボに出演しているだけあって、他作品のキャラクターとの関わりの多さもかなりのものである。
ただ、甲児の場合は出典作が複数ある為、作品によって年齢が異なっており、同じく複数の出典作のある他版権キャラクターもいる為、同じ人物でも作品によって関係はやや異なる。
ダイナミック系
- 流竜馬
- 劇場版で競演したこともあり、スパロボシリーズでは『第2次』以来、既に共闘済みである事がほとんどで、強い信頼関係がある戦友。基本的には「リョウ」、「甲児君」と呼び合う。
- 神隼人、巴武蔵、車弁慶
- 竜馬とともに既に共闘している仲間である設定が多い。武蔵のみ劇場版で競演していない。
- 帝王ゴール
- αシリーズではDr.ヘル一派とともに『α』開始以前を描いた漫画『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』からの宿敵で、『第2次α』まで因縁が続く事になる。
- バット将軍
- αシリーズ開始以前からの宿敵・恐竜帝国の幹部で、『α外伝』ではルートによっては彼の搭乗する真・ゲッターロボに敗れる。
- 流竜馬 (OVA)
- 『世界最後の日』準拠の『D』や『真対ネオ』準拠の『R』においては年齢が離れている事もあってか、TV版とは異なり偉大な先輩として尊敬している。『新ゲッターロボ』準拠である『NEO』では年齢が近い事もあってか「竜馬」と呼び捨てにしており、時としては反目し合う事もあったが、和解して信頼し合えるよき戦友同士となっている。
- 神隼人 (OVA)
- 『世界最後の日』準拠の『D』や『真対ネオ』準拠の『R』においては彼が部隊の指揮官の一人である事もあり、彼の指揮下で戦う場面も多い。『新ゲッターロボ』準拠の『NEO』では中盤にある出来事がきっかけで彼や竜馬に激怒してしまう場面も。
- 一文字號
- 『R』にて共演。同じダイナミックプロ作品での主人公同士。お互いに明朗快活な熱血漢同士で、気も合う。
- 敷島博士
- 『D』では彼が原作通りにタワーで真ドラゴンに特攻した後、倒れていたところをマリアと共に発見し、救出した。
- 大牙剣
- 『NEO』では序盤からの付き合いとなり、彼に対しては兄貴分として接している。
- ドル・ガイスト
- 『NEO』では甲児も彼の姦計の数々には怒りを露にしていた。同作において初めてファイナルダイナミックスペシャルをぶつけた相手でもある。
- 安倍晴明
- 『NEO』では彼は光子力エネルギーの存在を危惧し、敵視していた。
- 草薙剣児
- 『K』にて共演。同じダイナミックプロ主人公であり、色々と似たもの同士ということもあってか、意気投合。親友同士に。
- 不動明(デビルマン)
- 『デビルマン』の主人公にして、甲児と並ぶ永井作品の代表的な主人公キャラクター。スパロボというゲームの性質上未登場だが、劇場版および番外編的OVA『CBキャラ永井豪ワールド』シリーズなどで共演。甲児と関わりの深い最重要キャラの1人である。
- 劇場版では明との壮絶なバイクバトルを展開し、ライダーとしての力量を存分に発揮するが、飛行能力の欠如というマジンガーZ最大の弱点を彼に指摘され、甲児は更なる焦燥に駆られる事となる。その際に明が発した「俺ならマジンガーZを空から攻めるね」という台詞は何かと有名。
- 『デビルマン対闇の帝王』では、「こちら側の世界」に飛ばされてきた救世主とも言える彼と運命的な出会いを果たすが…。
スーパー系
ロマンロボシリーズ
- 葵豹馬
- 『第3次』以来競演作品は多く、常にスーパー系の仲良い間抜けコンビと言った形で会話に絡む事が多く、『α外伝』の未来編でさやかと離ればなれになり、鉄也の変節に意気消沈する甲児を励ましている等、シリアス面でも友人としての描写が多い。『第3次α』では自分がが知的な面を持った事に驚かれた他、ちずるの気持ちにてんで気付いていない彼に呆れる一幕も。
- 南原ちずる
- 何度か競演した他作品の女性キャラクターの中では『第3次』と『J』で可愛いと評しているが、双方ともすぐにさやかの嫉妬を受ける。
- 岡防衛長官
- 『α』のスーパー系ルート序盤では、グルンガスト弐式無断使用の件で彼からの出頭命令を受けた各主人公に付き合って連邦軍極東支部に向かい、主人公の無罪を訴える。
- 三輪防人
- 三輪が登場する作品には全て競演しているが、他の主人公同様に傲慢な三輪を嫌っており、『第2次α』のリアル系ルート序盤では、彼と大いに揉めて豹馬ともども極東支部から追い出されたために、αナンバーズとの合流が遅れてしまう。さらに話が進むにつれ、人質がいるマシーンランドに毒ガスを仕掛けようとしたり、人質の弓・早乙女両博士を見殺しにしようとしたりと彼に反感し、激怒していた。続編の『第3次α』では失脚した筈の彼の出現に驚いて、分かり易い反応を出す。
- 楯剣人
- 『D』では親友同士。名前のコンセプトもどことなく似ている。
- トン助
- 『D』では「相変わらずうまそうだな」との事。
- クロッペン
- 『D』では当初こそ敵だった彼を敵視していたが、彼の真実を知って彼に同情すると同時に、ズール皇帝への怒りを露にしていた。彼も甲児の正義感を認めており、死の間際にも甲児に話しかけていた。
超獣機神ダンクーガ
- 藤原忍
- ケンカ友達。彼は甲児の声が苦手である設定の作品も一部存在する。その関連からか忍の事を甲児が「藤原」と呼ぶ作品もある。
- 葉月考太郎
- 声が似ている人。忍が甲児の声が苦手である事の原因。一部作品では彼の指揮下に入る事になる。
- 司馬亮
- 『64』にて、彼にメールシュトロームの嘘の意味を教えられてしまう。
- シャピロ・キーツ
- 作品によっては一時期味方でもあるが、『F』や『α』では彼に拘束されそうになっており、良い印象は抱いていない。敵としては自らを「神」と驕る彼に対し、『第3次α』では「神でも悪魔でもない、ただの人間」と断じる。
ガイナックス系
- 碇シンジ
- 全く対照的な二人だが『F』や『α』では絡みが多く、シンジにとっての良き兄貴分的な立場になっている。シンジ自身も甲児の熱血に影響される事もあり、甲児も時には彼を叱咤しながらも彼を弟分として信頼し、窮地を助けたりしている。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 『F』や『α』など口げんかになることが多い。しかし、ケンカするほど仲が良いとは言ったもので、何だかんだ言ってケンカ友達である。アンソロジーコミックなどでも彼女との絡みの人気は高い。ちなみに『α』では、彼女がマジンガーZを馬鹿にしたことが絡みの始まりだった。
- 冬月コウゾウ
- 『MX』終盤ではパラレルワールドの乱立が齎す世界の終焉について、ゴム風船に喩えた解説を行う甲児へ「かなりの暴論の上、間違いもあるが」と言いながらも、一定の評価を示す。
- 渚カヲル
- 『α』終盤、セントラルドグマ内で対峙する。マジンカイザーで撃墜後、甲児の強い心を評し未来を託した。
- タカヤノリコ
- マジンガーZの大ファンであり、本人同士も仲が良い。
神魂合体ゴーダンナー!!
- 猿渡ゴオ
- 『SC2』や『K』ではかつての巨神戦争を戦い抜いた偉大な先輩として尊敬している。
- 光司鉄也
- 甲児と剣鉄也がオマージュ元となっているキャラ。名前が兜甲児と剣鉄也から取られており、性格的にもどことなく甲児と似ている。
- 葵竜也
- 杏奈の父。甲児のオマージュキャラクターとして「初老の兜甲児」としてデザインされた。そのため若い頃の姿はそのまま。声も石丸氏。
- 葵杏奈
- 『K』では同級生で、友人同士である。結婚式にも招待された。
その他のスーパー系
- ひびき洸
- 竜馬と同様にストーリー開始前から共闘していたという設定が多い。年齢差から甲児にとっては後輩であり、洸からは竜馬とともに彼に先輩として信頼されている。
- 神勝平
- 彼に対するよき兄貴分なのだが、微妙に彼にオツムを馬鹿にされているように見える面も。一応、『Z』では留学経験があるのだが……。
- 破嵐万丈
- 基本的に年長の兄貴分的存在として信頼していることが多い。『第2次α』では彼の去就問題にαナンバーズの面々が揺れる中、心の中では万丈が戻ってくる事を確信していた。
- 草間大作
- 『α』では共に親族に強大な力を託された者同士として、彼に共感し、兄貴分にもなった。
- ロミナ・ラドリオ
- 『IMPACT』で初顔合わせした際、異星人である自分達をあっさり受け入れた理由を尋ねてくる彼女へデュークの事を話し、彼と同じく「信用に値する匂いを感じたから」と告げる。
- ローサ・ベルニコフ
- 『K』では絶叫コースターアタックの開発の際、彼女に協力を要請され、快く引き受けた。
- マリン・レイガン
- 『Z』では甲児の闘志に大きく感銘を受けていた。
- 風見博士
- 『Z』では科学者としての彼を尊敬していた。故に、彼の裏切りには失望を隠せなかった。
- リィル・ゼラバイア
- 『ZSPD』ではサンドマン杯で共闘した。
- エルドラン
- 『NEO』では小学生に戦いを半ば押し付けた形になってしまった彼の行いに関する苦言を呈していた。
- 天海春香、高槻やよい
- 『X-Ω』イベント「ロボットとアイドル」で共演。TVインタビュー中継に興奮を隠せないシローと比較して「男らしくビシッと決めていた」甲児であったが、さやかによると「(甲児自身もまた)アイドルに会えるから、彼女達からのTVインタビュー直前になるまで浮かれていた」模様。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- スパロボにおいては、『第2次』以来の長い付き合いである。
- 旧シリーズでは当初の『第2次』でアムロが初代設定であった為にタメ口の関係であったが、アムロだけ以降の旧シリーズで成長した為に彼に老けたと突っ込む。以降の作品では初代設定が少ない為に、甲児から見れば頼りになる大人という立ち位置。
- 『COMPACT』ではアムロと同等あるいはそれ以上の戦歴を積み重ねているはずだが、本人はアムロに敬語で接している。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- アムロと同様に年長者の彼の事をとても頼りにしている。
- しかし、最後は逆襲した彼と対峙する事もあり、特に『第2次α』での彼の逆襲にはショックを隠せず、逆にシャアからはその正義感と純粋さを羨ましく思われていた事が分かる。
- ブライト・ノア
- アムロと共に『第2次』からの付き合いで艦長として強く信頼している。『64』では彼とエマリーの不倫(?)をボスやデビッドと共に遠い目で見ていた。
- マ・クベ
- 旧シリーズにて偽デュークで誘き寄せられた。その後は彼から「下卑た男」と鬱陶しがられるように。
- カミーユ・ビダン
- アムロやクワトロと並んで高い競演率を誇り、性格はやや違うが仲が良い。
- 『第3次α』では神壱号作戦発動前日、「銀河を自由に行き来出来る宇宙船を造る」という戦後の夢を、彼と熱く語り合う。ちなみに他作品のキャラではカミーユの名を女みたいだと評した数少ないキャラであるのだが(『α』で初邂逅した際)、同時に「良い名前」とも評してもおり騒動にはなっていない。
- ファ・ユイリィ
- スパロボシリーズでは、カミーユとよく一緒にいるため、彼女とも必然的に付き合いが多くなる。
- 『α外伝』では、見張り番の交代のために出向いた際に、思っている事が顔に出やすいところがカミーユと一緒と評された。
- エマ・シーン
- スパロボでは、カミーユと同じように姉のような存在。
- 『α』では、カミーユと初対面を果たした時に危うく「女みたいな名前」と言いそうになったところを彼女に止められる(しかし、「良い名前」と評したため、ジェリドの時のような騒動にはなっていない)。
- 『α外伝』では、未来に飛ばされた際に元の時代に残してきた弟や仲間達の身を案じて、柄にもなく葛藤したときに彼女から激励される。
- アストナージ・メドッソ
- 『新』ではマジンパワーを発動できるようにしてもらい、『64』の完全平和ルートではマジンガーZが出撃できないことにいらだち、不満をぶつけていたが、彼の腕は信頼しており、同話でミケーネ帝国からミネルバXを取り戻した際は、彼に懇願し、アストナージも「いつもと違うな」と軽口を叩きつつも、快く承諾した。
- ジェリド・メサ
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』で、ジャブローでジ・Oに乗り、カミーユに対して殺意剥き出しの彼を「物騒な奴」と評していた。
- ロザミア・バダム
- 『α外伝』では、カミーユの妹のロザミィという偽の記憶を刷り込まされ、プリベンターに潜入してきた際、彼女が持っていた写真も見せてもらいカミーユに妹がいたのかと驚いていた。
- パプテマス・シロッコ
- 『第2次(G)』では、ジュピトリスに潜入した際、示談を持ちかけられた上に、自分たちがディバイン・クルセイダーズと戦えば戦うほどシロッコが旨い汁を吸っている事に苦々しさを感じていた。
- ハマーン・カーン
- 裏表が無いところがニュータイプの彼女には見透かされているのか、好意的な態度を取られることも。甲児は彼女の事を美人だと思っており、デレデレする事も。
- ジュドー・アーシタ
- 共演回数も多く、同じく熱血漢で長男という設定からか絡みは多い。基本的に甲児さんと呼んで慕っている。
- エルピー・プル
- 『α外伝』では、一緒にウッソをからかったり、海で泳ごうと意気投合するなど、和気藹々とした様子を見せた。
- クリスチーナ・マッケンジー
- 『α』では、伝説の英雄でもあるアムロが合流して早々に伝説の機体であるガンダムを一目拝もうとデッキに向かったところ、偶然出くわした美人の彼女に鼻の下を伸ばしてしまう事に。
- ウッソ・エヴィン
- ガンダム系のキャラクターでは割と絡みが多く、彼に対するよき兄貴分的存在。
- カテジナ・ルース
- 『α』序盤の「ジャブロー」ルートで、アーガマ隊の行動が「無駄に戦火を広げているだけ」という彼女からの暴論に対し、「あんたが逆の立場だったら助けを求めてくる人を見殺しに出来るのか?」と問い詰める。この言葉の前には、流石のカテジナも沈黙せざるを得なかった。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- 『F』のスーパー系ルートでは序盤からドモンが仲間になるので仲が良い。デビルガンダムに襲われたドモンの元にマサキと共に駆け付けている。
- ウルベ・イシカワ
- 『MX』では復活した自身を「スーパーウルベ」と名乗る彼のネーミングセンスを「ボスと同レベル」と酷評した。
- ヒイロ・ユイ
- 『F』では、光子力研究所に潜入した彼にジェットスクランダーを爆破されそうになった。
- デュオ・マックスウェル
- リアル系の中では一番仲が良い。よく漫画では二人で年頃なネタが出る。
- 張五飛
- 『α外伝』序盤では、バルマー戦役で共に戦った彼がマリーメイア軍の一員として、自分たちと敵対した事に驚きを隠せずにいた。
正暦作品
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 共に登場作品が複数ある為、年齢差や立ち位置等がそれぞれ異なっており、『第3次α』では後輩として可愛がるが、逆に『K』ではキラの方が年上で、同年代である『Z』では彼に苦言を呈する等、作品ごとに関係は違っている。
- シン・アスカ
- Zシリーズでは甲児の方が年上で、『Z』の原作ルートでは、仲間である彼の説得を必死に行う。
- 『K』では同年代。終盤にユウナの活躍に驚きの声を上げた彼に対して、「お前も前に比べて大分丸くなった」と喜びと取れるコメントを発している。
- ギルバート・デュランダル
- 『Z』では彼の事を尊敬しており、好意的な感情を持っていたが、最終的には否定する。『K』では当初から彼に対してかなり不信感を抱いていた。
- もっとも『グレンダイザー』末期の設定の『Z』と、『マジンガーZ』時代の設定である『K』とでは性格が違っており、デュランダルも一時的には味方側であった『Z』と最初から完全な敵役として描写された『K』とでは扱いが異なるのも一因であるが。
- マリュー・ラミアス、ラクス・クライン
- 『第3次α』では『SEED』設定で、最初から味方であった。
- 『Z』では自分達に散々被害を及ぼしておきながら協力を申し出た彼女達に、全部が彼女達のせいではないという事を理解していることを語りながら、同時に苦言を呈した。
リアル系
- シーラ・ラパーナ、カワッセ・グー
- 『F完結編』では、一時的に光子力研究所に戻る際にグラン・ガランに乗せてもらう事に。
- デビッド・ラザフォード
- 『64』では特に仲が良い友人の一人。ボスとも一緒にブライトとエマリーの不倫(?)関係を遠い目で見ている場面も。
- ゴステロ
- 『64』では彼にかなり酷い暴言を浴びせる場面がある。
- ケーン・ワカバ
- 『MX』では色々とウマが合い、共に女湯を覗こうとする親友同士に。
- マニーシャ・トーブ
- 『Z』の終盤にてエマーンとチラムが大特異点を見つけることが出来ない理由を見事に看破、彼女を驚かせた。
- ミスマル・ユリカ
- OVA版の甲児を含め、基本的にユリカの特異な性格を苦手としている。
- ザイリン・ド・ザルツ
- 『K』では覗きの現場を見られてしまう。
バンプレストオリジナル
- マサキ・アンドー
- 旧シリーズ時代からの長い付き合いで、αシリーズでも競演し仲が良い。両者共に、シンプルな直情熱血かと思われがちながら、実際には細かい洞察や思案で対策を取る場面も見せるなど、マサキ自身の性格付けには甲児から影響を受けている部分も多い。
- ミオ・サスガ
- 『EX』にて軽い気持ちで戦いに参加する彼女に対し「…気楽なもんだな」と苦言を呈していた。そして、コンプリートボックス版で彼女は甲児の言葉の意味を身を以って知ることに…。
- プレシア・ゼノサキス
- 『α外伝』にて洗濯物を出力調整を間違ったブレストファイヤーで焦がしてしまい彼女から怒られてしまう。
- リュウセイ・ダテ
- 『新』やαシリーズではマジンガーZの大ファン。上記のノリコと同じように、彼とも本人同士仲が良い。
- クスハ・ミズハ
- 『α』でスーパー系ルートを選択する事で、同じ高校に通うクラスメイトという設定となる。彼女は他の主人公と異なり以降のαシリーズでも出演している為、シリーズを通しての長い付き合いの友人となった。
- ブルックリン・ラックフィールド
- クスハと同じく『α』ではクラスメイトの友人であった設定で、αシリーズ通じてブリットの友人として接する。
- ユーゼス・ゴッツォ
- エヴァ弐号機を調査と評し精神汚染させた後、サンプルと評してロンド=ベルの力を知ろうとする彼に怒りを露にした。
- ロバート・H・オオミヤ
- αシリーズでテスラ・ライヒ研究所に留学した際に彼の世話になっており、親しい間柄になっていた。
- ブラッド・スカイウィンド
- 『64』における気軽に話し合える友人の一人。
- ヒューゴ・メディオ
- ケーンと共に覗きを敢行しようとしているところを彼に見つかり、「覗きはやめとけ」と釘を刺される。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 彼に対しては先輩に対するそれのように敬意を払っている一面もあり、彼の人間性を信頼しており、実力もあてにしている。
- イグニス
- 『D』では彼が兜所長を殺した為、仇敵である。当初は鉄也と同じく彼に憎しみと怒りを露にしていたが、終盤は私怨ではなく、1人の戦士として彼を討たんとした。
- グラキエース、ウェントス
- 当初はルイーナのメリオルエッセであり、父を殺したイグニスの仲間だった彼らの自軍入りには猛反発していた。しかし、鉄也に比べれば比較的に早く彼らへの蟠りを解いている。
- 孫光龍
- 彼の駆る真・龍王機を「昔話に出てきそうな龍」だの「三つ首で金色じゃないだけマシ」だのとやんやと言うが、彼は甲児の言いたい事をしっかり理解した上で冷静に対応する。
- ミスト・レックス
- 『K』では第1話からの付き合いではあるが、流石の甲児も彼の空気の読めていない上に、屁理屈染みた言動の数々には本気で呆れ返る場面もあった。彼からは「兜さん」と呼ばれ、敬意を表されている。
- 稲葉駆
- 『NEO』の第2話で知り合い、アースティアに飛ばされた際もいち早く合流した。
名台詞
TV版
マジンガーZ
- 「パイルダー、オーン!」
- ホバー、ジェット共通のドッキングコール。「人の頭脳を加えた」瞬間である。
- 「こちとら身体は小さくても喧嘩には負けねーんだ、あばよ!」
- TV版に於ける記念すべき第一声は、突っ込んでくるダンプカーを見事なライディングテクニックでかわし、運転手へと吐き棄てた上記の台詞。最初の発言が「悪態」である辺り、良くも悪くも甲児らしい。
- (凄い…お爺さんが『神にも悪魔にも成れる』と言ったのは、マジンガーZのこの強さだったんだ。悪に使えばマジンガーZは悪魔に成る…)
(しかし俺は、Dr.ヘルの野望を叩く為に、このマジンガーZを正義の為に使う事を今ここに誓う…!) - 第2話で初の実戦に勝利した後、夕闇に染まる富士山麓を見据えながら祖父の魂に誓いを立てる。この瞬間から、兜甲児の長き闘いの日々が幕を明けた。
- 「もりもり博士、待っててください…今、Dr.ヘルの一味を皆殺しにッ!!」
- 第79話「マジンガー 爆発一秒前!!」にてブロッケン伯爵が甲児を捕え、もりもり博士を殺す。その時もりもりを看取って決意を新たにした時の台詞。
- さすがダイナミックプロ作品というか、宙ばりに過激な発言である。
- 「機械獣ども、こうなったらもりもり博士の造ったアイアンカッターでやっつけてやるッ!!」
「僕なんかどうでもいい!ちくしょう…ちくしょうー!」 - 第79話にてボロボロの体でマジンガーZに乗り込む前の台詞。この後、2体の機械獣に対してアイアンカッターで2体に大ダメージを与えるが、トドメとまではいかず、両機ともジェットファイアーP1の爆薬で崩壊している。
- (シロー、兄貴みたいな無茶な真似はすんな…!!)
- 『マジンガーZ対暗黒大将軍』より、重体ながらも意識を回復したシローへ心の中で呟いた遺言。
- 「覚悟は出来ています! いま出撃しなければ、世界は暗黒大将軍のものになってしまいます。戦って、戦って…それでも敵わぬ時は、マジンガーZと一緒に死ぬだけです!!」
- 『対暗黒大将軍』より、死地に赴く甲児を引き止めた弓教授に対する悲愴な決意。
- (グレートマジンガー!! お前はまさに偉大だ…)
(それにしてもあれだけ強いロボットを、いったい誰が造ったんだ…?) - グレートへの称賛と疑問が交錯する甲児のモノローグをもって、物語は終結する。
グレートマジンガー
- 「いやあ、彼にはかなわないよ。なんていったって僕には一年のブランクがあるからな」
- 甲児が帰ってきた事により鉄也への対抗馬を期待するボスらの激励に対しての言葉。作中の描写を見れば、決して一年のブランクは感じさせないのだが、甲児自身は鉄也の力量を認めている事が窺える。しかし、この時点で鉄也には負の感情が芽生えつつあり、当話のラストまではまだ良好な関係であったが…
- 「お父さんを殺した貴様達を地獄の底へ叩き落とすまで死んでたまるか!」
- 最終回、パイルダーが危険な状態になりながらも無敵要塞デモニカに対し、ブレストファイヤーを撃ち続ける。
UFOロボ グレンダイザー
- 「おじさん、そんな手荒な事はやめて下さいよ!」
- 第3話で強引にTFOに乗ろうとした団兵衛を蹴飛ばした時の台詞だが、甲児も人の事は言えない。
- 「信じ合っているからだ」
- 第7話でゴーマン大尉のギルギルにTFOを踏まれながらも、デュークの居所を答えなかった甲児に疑問を持ったゴーマンへの返答。同話で足を引っ張り合ったブラッキーとゴーマンとは対極的である。
- 「人という字は二本の棒がお互いに支え合って立っている。 人、つまり人間はお互いに支え合わなければ生きていけないんじゃないのか大介さん」
- 第35話で甲児がダブルスペイザーの正式なパイロットになった事を知り、グレンダイザーとダブルスペイザーとの合体で生死の運命を共にしてしまうという事に悩むデュークへの台詞。まるで、某有名ドラマの中学校教師のような言い回しである。
- 「大介さん、マリア… 頑張れよ!」
- グレンダイザー最終回にて、グレンダイザーでフリード星へ旅立つデュークとマリアを涙を流しながらダブルスペイザーで見送った言葉。
- 「生きてはいない? 良くそんな無責任な事が言えるな! 鉄也君! どうしてボスを見殺しにしたんだ!」
- 映画「決戦!!大海獣」でボスがドラゴノザウルスに飲み込まれた事実に動揺した際、鉄也が生きてはいないと言った為に怒って詰め寄った時の台詞(一応、ボスボロットが飲み込まれた時はグレートマジンガーはドラゴノザウルスに捕まっていたので厳密には見殺しにした訳ではない)。
- TV版同様の対立シーンだが、大介により仲裁され、その後はボスの生存が判明して共に救出しようとする決意を知り、和解する事になる。
漫画版(桜多吾作)
- (こんな醜い、汚物みたいなやつと戦っていたのか)
(こいつのために、お父さんも鉄也さんも、ミサトさんも………………)
(………) - 桜多吾作の漫画版グレンダイザーで、闇の帝王の本体と対面して。
- (ぼくは………あのとき)
(ほんとに手がすべったんだろうか)
(殺意はなかったんだろうか) - 同じく桜多版ダイザーで、事故とは言え結果的に闇の帝王の命を奪ってしまった事に対する自問。
- (何年先か、何十年先か)
(おれは待っているぞ)
(君たちが蘇ってくるまで、人類の火を絶やさず……)
(それがたとえ何千年先の未来でも……) - 桜多版グレンダイザーにて、グレンダイザーとラーガと共に永い冬眠に入ったデューク・マリア・さやかを迎える為に、生き残った人々と共に人類を復興させる事を決意して。この台詞と共に物語は終幕を迎える。
迷台詞
スパロボシリーズの名(迷)台詞
マジンガーZ・グレートマジンガー設定
旧シリーズ
- 「グレートだって、そいつはすげえや!」
- PS版の第11話「脅威!究極ロボヴァルシオン」でマチルダから「補給物資にグレートマジンガーを運んで来た」と聞かされての台詞。後のシリーズではマジンガーZに強い拘りを見せる甲児とは思えない台詞である。FC版では第12話「ラサの攻防」にてシーブックが「新型ロボットを運んできたぞ」という説明のみで、グレートへは特に言及は無かったが、この台詞の追加により後述の発言が苦しくもなっている。
- なお、PS版より先に発売された『第2次G』では同場面の補給物資がジェットスクランダーに変更されており、「これでマジンガーも 空をとべるってワケだ!」と無難な反応になっている。
- 「シャアって、あの赤い彗星のシャアか!? やべえ、あいつが相手じゃオレには不利だ! アムロ、頼んだぜ、オレは機械獣をねらう!」
- 第1話「暗雲」でシャアが登場した際の台詞。確かにスーパー系でシャアに立ち向かうのは命中率の面で大幅に不利なので、この発言も分かる。
- しかし、この時から既に甲児は必中を覚えているのでシャアの撃墜を狙う場合重要なポジションを担う。
- 「だから、前回、鉄也さんが出てこないせいで、オレに文句言うやつが、いっぱいいたんだぜ。オレだって一度はグレートにのったことあるのによ!!」
- 第36話(ルートにより変動)「ジャブローの嵐」にて剣鉄也とグレートマジンガーが登場した際の台詞。前述の『第2次』で鉄也が登場せずに、甲児がマジンガーZからグレートマジンガーに乗り換えることに、プレイヤーから苦情が寄せられたことの自虐ネタである。
- ちなみに、その一度というのは劇場版作品『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』での話。
- 「おいマサキ!! ここは一体どこなんだ!? 地平線はねえし、太陽は動かねえし、どう見ても地球上じゃねえぞ!?」
- 「マサキの章」第3話「イモータルの迎撃」にて。甲児にとっては未知の世界であるラ・ギアスに召喚されたことへの戸惑いがよく表れている台詞である。
- なお、『第2次OG』では同じ場面でリョウトとリオが出てくるのだが、OGシリーズは異世界からの訪問者が大量にいるせいで普通に「状況からラ・ギアスに来たのではないか」と納得するという正反対の対応になっている。
- 「…気楽なもんだな」
「別に。オレも昔はそうだったからな。身を持って知るのが一番だ」 - 「マサキの章」第4話「オーラバトラー」シナリオデモにて、甘い気持ちで戦闘に参加するミオに対して。彼も戦争に参加する内に「カッコいいヒーロー」ではいられなくなった事が垣間見れる発言である。この時は意味が分からなかったミオだが、次の戦闘で敵パイロットを殺害してしまい、この言葉の意味を痛感する事になる。
- 「あー…えーと…ま、とにかく、大したもんだ。頑丈さじゃ、オレのマジンガーといい勝負だな」
- マサキの章第5話シナリオデモにてパリーンと割れるバリアのことについてミオから尋ねられて。
- 「うへっ、なんてカラーリングだよ!」
- 第7話「闘将ダイモス」にて甲児が初めてダイモスを見た時の感想。いくらなんでも一矢とダイモスに失礼な言葉である。
- 「…それがよ、あの通信機、マサキに返しちまった」
「この前よ、耳そうじしてたら、でっけえ耳クソが出てきたんだ。あんまりでっけえから、誰かに見せたくなって…」
「いやあ、怒るの怒らないのって。おかげで通信機取り上げられちまった」 - 第14話「空飛ぶマジンガーZ」より。怒られるのも当然である。マサキは結構根に持っていたようで、後の再会時にも怒られていた。『第2次OG』ではマサキはリュウセイにエーテル通信機を渡した際にわざわざ「つまらない事に使うな」と釘を刺しているので、この一件は下手するとマサキの虚憶になっている可能性もある……。
- 「ま、いいじゃねえか、軽いジョークだぜ、ジョーク」
「何だよ、お前まだこの間の事、根に持ってやがんのか?」 - 第27話「グランゾンの謎」にての再会時のセリフ。まったく反省していない(ちなみにマサキはこの一件のせいでテュッティにしぼられ、ミオに茶化され、ヤンロンの説教を受けている、リューネをダダをこねられる)。下は合流の誘いに対して今はまだ手が離せないと言うマサキに言ったセリフで、選択肢が追加されたSでスポット合流する方を選ぶとこのセリフは言わない。
- 「ああ、あれね。どうもあの通信機、壊れてるんじゃねえかなあ」
「この前、一度使ってみたんだよ。けど、うんともすんとも言わねえし、いつまでたってもマサキは来なかったぜ」 - ゴラオンルート第13話「浮上」より。さやかから『EX』時にマサキから貰った通信機に対して言われた時のセリフ。この前というのがいつなのかは不明だが、今回は純粋に救援を頼もうとして使った可能性もある。だが今度は本当に使い物にならなかった。理由は後述。
- 「まさか。ははは……ありえるな」
- 上記のセリフの後さやかの「マサキ君、地上に出たはいいけど迷ってたりして」のセリフの後に言った言葉。マサキの方向音痴ぶりはロンド・ベル隊のメンバーにはすっかりお馴染みのようである。そして直後に場面転換して本当に道に迷っているマサキの姿が……。
- 「俺か? 俺はな…かっこいいからだ!」
- 第19話(ルートにより変動)「ネルフ襲撃」のシナリオエンドデモより。シンジに何故マジンガーに乗って戦っているのかと問われた時の答えだが、アスカに馬鹿にされて口げんかになってしまう。とはいえ、上記『EX』でのミオに対する発言から察するに、わざと道化を演じた可能性もある。確かにこの時のシンジの状態を考えるとそっちの方がかえって良かったのかもしれない。難解かつ哲学的な見解で答えた竜馬とは正反対である。
- 「…道に迷ってたな?」
- 第22話(ルートにより変動)「ジャブロー侵入(後編)」に於けるマサキとの再会時のセリフ。このセリフに対し、当のマサキは本当に道に迷っていたためか黙り込んでしまった。
- 「じゅ、じゅ、じゅ、じゅう万!?」
- 「異質なるモノへの挽歌」より。ウォンの機体の下取りの価格を聞いてのリアクション。スパロボ世界の100000は実際の日本の通貨以上の価値があるのだろう(普通の高校生から見ても十分大金だが)。ちなみに大富豪である万丈は「なかなか、気前のいいことだな?」とそれほど驚く様子は見せなかった。
- もっとも、プレイヤーからして見たら100000程度は改造ですぐに消えてしまうのだが…。
- 「なんにせよ、仲間が増えるのはいいことだな。まあ、あのクソ生意気な女は別だけどな」
- 地上ルート「悪魔と呼ばれたガンダム」より。誰の事を言っているのかは押して図るべし。直後にその本人から突っかかられる。
αシリーズ
- 「俺は軍隊に入った覚えはねえ! それに、俺達はティターンズなんかの言いなりにはならねえよ!」
- 第6話「アーガマ破壊命令」または「対決、極東基地」で、自身を「ティターンズの一味」と誤解したデュオからの攻撃を凌ぎつつ、己のスタンスを明確に誇示する。
- 「…俺はゲッターの方がよっぽど凄いと思うけどな」
- 第7話「レッツ!コンバイン」にて、コン・バトラーVの初合体を目の当たりにして驚嘆するゲッターチームを尻目に呟いた一言。至言である。
- 「いや、ここは言わせてもらうぜ。いいか、大作。お前一人でBF団を倒せると思ってんのか!?」
「確かにジャイアント・ロボは強い。だがな、ロボとお前だけじゃBF団に立ち向かうことなんて出来ねえんだ」
「いつまでも自分一人で戦ってるつもりじゃ、その内に大ケガするぜ!!」
「その考えを改めないのなら、アーガマから降りちまえ!!」 - 第17話「GR対GR2」のシナリオエンドデモにて、勝手に出撃した大作に対して言った台詞。言い過ぎに聞こえるかもしれないが、これは大作のために思って言ったようだった。しかし、甲児もマジンガーZが空を飛べないことに気にして、感情を爆発させてしまったことに反省していた。
- (…これが…俺とマジンガーZの最後の戦いになるかも知れねえな…)
(だが、俺は逃げやしねえ! 例え相打ちになってでも、必ず奴らを倒してやる!!) - 第23話「マジンガーZ対暗黒大将軍」にて、援軍を望めない最悪の状況下で戦闘獣軍団に包囲される中、決死の覚悟で孤立無援の戦いに挑む甲児とマジンガーZであったが…。
- 「男女のミイラが合体した奴や、生首が浮いている奴、下半身が虎の奴とか見ているからなあ」
- 第25話「シャーキン悪魔の戦い」のシナリオエンドデモにて、妖精を目の当たりにしても別段驚いた様子を見せない甲児に面喰らうリュウセイへ、非常識な事柄の前例を挙げる。
- 「アスカ…これだけは言っておくぜ」
「俺はな、おじいちゃんが遺してくれたマジンガーZを誇りに思っているんだ」
「お前だって誇りを持ってEVAに乗ってんだろ? それをバカにされたら、お前だって腹が立つだろうが…?」 - 第51話「あしゅら男爵、散る」のシナリオデモにて、これから激化していくであろう戦いに備えてマジンガーZをオーバーホールしようかという話をノリコや一平としていた所に、割って入ってマジンガーZを旧式と見下す発言をしたアスカに対して。珍しく、静かに怒気を発しての台詞で、その迫力に流石のアスカも気圧されていた。
- もっともこの時、アスカは以前戦った使徒に手も足も出ないまま一敗地に塗れた事を未だに引き摺っており、シンクロ率が大幅に低下するほどプライドがガタガタになりスランプから脱せずにいたため、半ば甘えからくる八つ当たりのようなものであったという事は甲児たちは知る由もなかった。
- 甲児「しょうがねえ、誰かアスカを護衛してやってくれ!」
アスカ「あんたのお情けなんていらないわ! 余計な真似しないでよ!!」
甲児「うるせえ! 一人で強がるんじゃねえ!」
アスカ「!」
甲児「こういう時はな、黙って仲間を頼りやがれ!」 - 上記の台詞の後、戦闘に入ったもののシンクロ率の低下によってEVA弐号機が起動できなくなった彼女に、護衛しつつも後ろに下がるよう進言した際に、なおも意地になって虚勢を張り反発するアスカを一喝したやり取り。エヴァのパイロットとしてでしか己の存在価値を見出せないアスカは、自分が世の中に不必要な人間と見做されるのを怖れるあまり甲児の温情を突っ撥ねようとするが、竜馬やエレに諭され、格下だと見ていたシンジも説得に加わった事により、ひねくれた返答を返し渋々ながらも後方の極東基地の防衛にまわる事を彼女に決意させた。
- 「望むところだ! 元祖スーパー系と元祖リアル系の大ボスがガン首そろえる機会なんて滅多にねえからな!!」
- 第56話「ジオンの幻想」にて。確かに燃えるシチュエーションではあるが、「スーパー系」「リアル系」というメタな区分けを作品中に持ち込んでいいのだろうか…?
- 「てめえもロンド=ベル隊の一員だったら、守るべきものを守るために戦い抜いて見せろ!」
「それが漢ってもんだ! スーパーロボット乗りの魂ってもんだ!!」 - 第61話「運命の矢」のシナリオデモにて、カヲルらを失い、意気消沈するシンジにかけた言葉。シンジを心配しているが故の甲児の激励であり、この後、シンジフラグ成立の場合はシンジも甲児の激励に応えて再起する決意を固める。また、この後のシナリオではマジンカイザーを入手していれば、ネルフ本部襲撃に対してシンジとともにネルフ本部へと向かい、不成立でも真っ先に駆けつけている。ちなみに、きちんと甲児とマジンカイザーを育てていれば、EVA量産機に威力3.5倍のファイヤーブラスターが炸裂して一人でほとんどを落とすことができる。
- 「大事な人は自分の手で守る。それが男ってモンだぜ?」
- 第8話「ヌビアは笑う」のシナリオデモにて、シャクティがカルルと共にアーガマに来てしまった事を怒るウッソを窘めた台詞。
- 「確かに、色々あったけどなあ…俺達は仲間じゃねえか! 今まで一緒に歯を食いしばって戦い抜いてきた兄弟じゃねえか!」
- 低熟練度ルート第28話「暗黒大将軍の挑戦」にて、甲児と和解した後、憎しみと嫉妬故に甲児と敵対してしまった自らの罪を悔いてただ一人恐竜帝国と戦って死のうとした鉄也に言い放った言葉。
- 「ち、ちきしょう…こ、ここまでか…だ、だが…みんなを巻き込むぐらいなら……」
- 「……何だ…? エマージェンシー…プログラム…?…MCコード…ロック解除……?」
- 宇宙ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」にて、マジンガーZが撃墜された場合。バット将軍によってマジンガーZが爆散し、誰もが甲児の生存を絶望視していたが……
- 「マジンカイザー…お前は…俺が来るのを待っていてくれていたのか…?」(何千年も…何万年も…この俺を……)
- 「真・ゲッター…味方にすりゃ頼もしいが、敵に回ればこれほど恐ろしい奴はいねえ…」「だがな! この兜甲児と正義の魔神・マジンカイザーが…真・ゲッターロボを止めてみせる!!」
- そこに現れたのは、神も悪魔も滅ぼす究極のマジンガー――「魔神皇帝」。バット将軍によって人類を滅ぼす「悪魔」となった真ゲッターロボを止めるべく、甲児は咆哮する。
- 「ああ、わからねえよ! だがな、俺は知ってるぜ…」
「お前らみたいに特別な力を持っていたせいで他人に利用され続けた奴のことをな!」
「そいつは新型機の実験台にされ…恋人の記憶も奪われ…それでもめげずに世界を救うために戦ってたんだ!!」 - 第37話「僕らが求めた戦争だ」にて、フロスト兄弟の歪んだ思想を否定したときの言葉。
- α外伝では数少ないα主人公の存在を示唆した台詞で、αのスーパー系主人公ルートでは最初から最後まで共に戦い続けた甲児ならではの言葉と言える。
- しかし、自分達こそ特別な存在と信じて止まず、そんな自分達を認めようとしなかった世界を滅ぼす事しか頭にない2人からは「己に与えられた力を有効に利用できない者など、ただの愚か者」と聞く耳を持たず結局は力づくで止める事となる。
- キース「それはともかく…絵になるねえ、あの三人」
甲児「あれでゼンガー少佐がサラシにフンドシ姿だったら、もっとな」 - ゼンガー編第20話「エリカとダイモス、涙の戦い!」より、行方不明になったナナを探しにゼンガー、五飛、鉄也の三人が崖の上から見渡している光景を見た際の感想。
- …まさか、後々本当にフンドシ姿のゼンガー(と、ビキニパンツ姿のレーツェル)が実現するとは当時誰も思わなかっただろう…。
- 「…行っちまったんだな……」
「あいつが言っていた…故郷によ…」 - 同話より、ハレックの壮烈なる最期を見届けて。声優繋がりゆえか、甲児の台詞としては珍しくセンチメンタルな言い回しである。
- 「いや、俺は行かねえ」
「そんなことをする意味がねえからさ」
(…さやかさん、あの人のことわかってねえよ…) - 第30話バイタル・ネット作戦ルート「コロスは殺せない」より。αナンバーズを抜けようとする万丈へ説得を行おうとしたさやかに対して。さやかからは冷たいと非難されるが、意に反さなかった。甲児が万丈を如何に理解していたかを示す一幕である。
- 「クワトロ大尉! これは異星人か地下勢力を倒すための作戦なんだよな!」
「あのクワトロ大尉がこんな大量虐殺みたいな真似をするはずないよな!」 - 第38話「星の屑、再び」におけるシャアとの戦闘前会話より。クワトロ時代のシャアを知っているスーパー系主人公は万丈と鉄也以外は終始シャアではなく「クワトロ大尉」と呼んでいるが、特に甲児が最もショックを受け、その行為を信じられずに彼と戦う決意を持ちながらもクワトロを言葉で止めようとした。
- 一方のシャアも「…その純粋さが今となってはうらやましいよ…」と述べている。
- 「なあ、イルイ…俺さ、お前のことを妹みたいに思ってたんだぜ」
「さやかさん達だってそうさ。だから、誰もお前と戦いたいなんて思っちゃいねえ…」 - 最終話でガンエデンに操られたイルイを説得した時の台詞。
- 「台詞削除イベント削除」
- 厳密にはセリフではなく没データ及びバグと思われる物。49話「決戦への秒読み」で剣鉄也をマジンカイザーに乗せていた場合、甲児が言うセリフ。このセリフの前後にケレンとマジンカイザーが互いに反応する描写があり、ソレに関する何らかのイベントがあったと思われるが、結局没になってセリフを削除したものの、鉄也がカイザーに乗っていた場合の分を削除し忘れていたために残ったと思われる。
- 「つまり、通常空間と亜空間の接点が曖昧だってことさ。いわゆる次元交錯線のほころびだな」
「地球のバミューダ海域なんかと同じような状態ってえわけだ」 - 第3話「逆襲!機界31原種!」で豹馬に空間が不安定な意味を解説して。何時もなら豹馬と共にボケに回っていたところだろうが、今回は一味違うところを見せた。
- 「だけどよ! やりきれねえんだよ、こんな想いはよ!!」
- 第4話「地獄門、開く」でのSRX損壊イベントより。敢えて冷淡な言葉を放つ事で、エアロゲイターと戦う覚悟を促す鉄也の真意を理解しつつも、仲間を失った事に対する怒りを叫ばずにはいられなかった。
- 「昔話に出てくるような龍は大人しくねんねしな!」
「3つ首だったり、金色じゃなかったりするだけマシってとこかよ…!」 - クスハ編前者は第10話「龍を喰らうもの」、後者は第12話「別れの宇宙」より、孫光龍の駆る真・龍王機と対峙した際の台詞。前者の台詞はアニメ『まんが日本昔話』のOPに登場する龍を意識し、更にその主題歌を意識した台詞と思われる。後者の台詞は有名な特撮映画『ゴジラ』シリーズに登場する怪獣「キングギドラ」を指しているものと思われる。
- ちなみに孫は甲児の言っている言葉の意味がわかっている様子で、「どこの定番だか知らないが」だの「浅い元ネタだね」と反応してくれる。余談だが、キングギドラ(昭和版)の鳴き声は『新世紀エヴァンゲリオン』(および新劇場版)では葛城ミサトの携帯電話の着信音として使用されている。
- 「ゲ!」
- 第29話「押された烙印」より。オーブ領土内での戦闘終了後、前作で失脚した筈の三輪防人の出現に驚いて。三輪への不快感を表す各キャラの名台詞は枚挙に暇が無いのだが、その中でも最も端的かつ分かり易いリアクションだと言えよう。
- 「地獄大元帥! てめえ、小さい女の子に何てことをしやがる!」
- 第45話「とらわれの心、叫ぶ時」より。脳の動きを止める針でイルイの念動力を封じた地獄大元帥に激怒した時の台詞。ある意味、イルイファンの気持ちを代弁した台詞とも言える。
- 「あばよ、Dr.ヘル…」
- 第46話「さらば父よ、戦士達の旅立ち」より。仇敵地獄大元帥ことDr.ヘルの最期に対する言葉で、互いに憎き仇敵である事が変わらないながらも長年の仇敵の最期であり、ヘルがシャピロの居場所を教えた行動がヘル自身なりの地球への愛もあって複雑な感情があったと思われる。ちなみに、この後ムゲとの決戦の際に地獄大元帥を復活させられる。
- 「裁き裁きって、上から見下ろした言い方ばかりしてんじゃねえよ!!」
- 第3次α終盤のネビーイーム攻略戦に於けるエペソとの戦闘前会話。エペソの傲慢振りを痛快なほどに斬り捨てた発言である。
- 「ザフトもブルーコスモスも目を覚ましやがれ!! こんな戦いに何の意味があるってんだよ!」
- 第51話「終わらない明日へ」に於ける核ミサイル相手の戦闘前会話。悲しいかな、どちらの頭目格もそれが理解出来る思考を持ち合わせていなかった…。
- 「うるせー!! 光だ闇だと、いちいち考えてられるか!」
「ただ、てめえの様な悪党がのさばるのだけは許せねぇ! それだけだっ!」 - 同上。ヤキン・ドゥーエ内部に於けるクルーゼとの戦闘前会話。時として甲児のシンプルな正義感は、クルーゼのような自己を正当化する事に終始する敵キャラの詭弁を、見事なまでに一蹴してくれる。それこそが、スパロボに於ける兜甲児というキャラの最大の魅力なのかも知れない。
- 「EVAはお前にとって家族の絆なんだろ! だったら、EVAを悪魔にしちゃいけねえ!」
- 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、EVA初号機ヨリシロVerとの戦闘前会話。肉親から神にも悪魔にもなれる機体を託されたという共通点ゆえ、我が事のようにシンジへと訴えかける。
- 「いくぜ、ケイサル・エフェス! 鉄の城に込められた俺達の想い、てめえにぶつけてやる!!」
- 最終話の逆襲時に於ける、ケイサル・エフェスとの戦闘前会話。霊帝表すところの「鋼に宿りし全てを喰らう力」が、人々の想いも纏って彼自身に炸裂する。
- 余談だが、霊帝ケイサル・エフェスの声優は『マジンガーZ』のオープニングテーマを歌っている水木一郎氏である。
携帯機シリーズ
- ルリ「あと3分です」
- 「へっ、まだラーメンが作れるぜ…!」
- ルリ「食べる時間が入ってませんけど」
- 「コロニーを止めてゆっくり食うさ!」
- 第10話(「アーガマにとどまる」ルート)「星の屑の記憶」or「スターダスト・メモリー」より。コロニー落としの阻止臨界点まで残り3分だと通告されて。流石の軽口なのだが、そもそもお湯を沸かさないといけないのではと思わなくもない。
- 「マジンガーで来ててよかったぜ!」
- 第1話「ウェディングベルは戦いの鐘」より。彼は結婚式にマジンガーZで来ていた。確かにお陰でいち早く擬態獣の撃退にあたれたとはいえ、教会の脇に鉄の城ではムード台無しである。一応、新郎新婦や神父の素性を考えれば許してくれそうではあるが。
- 「くそっ! あのデュランダル議長って奴は何を考えてやがんだ!?」
- 第14話ベルリンルート「離別の光・前編」より。議長が本心を見せてない時点で悪人と判断した台詞。『Z』では尊敬していたので違和感がある(『Z』の彼は『UFOロボ グレンダイザー』終盤、『K』の彼は『マジンガーZ』終了直後なので、上記の『海外留学』の設定から仕方ないかもしれないが)。また、『K』における議長はカガリからの会談要求を笑顔で突っぱねるほど早急に事を進めており、周囲を懐柔しきっていなかった為にザフトの行動に対して反発が大きかった要因もあると思われる。
- 「いよっ、猿渡さん! 両手に花で、うらやましいねえ!」
- 第22話「コンフュージョン・カーニバル」より。ゴオの三角関係を羨ましそうに見ていた。なお、この時の甲児はピンクカバの影響を受けている。しかし、『K』では参戦していないとはいえ『UFOロボ グレンダイザー』が参戦している時は甲児は常にその三角関係の渦中にいるのだが…。
単独作品
- 「そうか、お前もロボットを残してもらったのか。オレと同じだな…」
- 第3話「光子力研究所」で。年下であるワッ太に助けられたことに失礼な態度をとるが、トライダーG7が父親の形見だと聞いてしんみりする。
- 「ああ、願いが通じたぜ。これで、マジンガーZは無敵だ。さやかさん、大好きだよ。チュ!」
「空が飛べなくて、何度、悔しい思いをしたか。さやかさん、今、オレがどんなに嬉しいかわかるかい。感謝の気持ちだよ。チュ! チュ!」 - 宇宙編第15話「ジブラルタル空域」より。合流したさやかがジェットスクランダーを持ってきてくれて感激した時の一幕。珍しく永井豪イズム全開の台詞だが、実際にしているのか投げキッスなのかは不明。さやかからは嫌がられた。
- なお、マジンガーが空を飛べるようになった事に喜ぶ甲児だが、次シナリオから宇宙戦となる上、地球に戻る事もないので『新』のマジンガーが空を飛ぶマップは基地内か月面しかない…(好意的な見方をすれば、スクランダーのおかげで宇宙も軽快に戦えるようになったとも言えるが)
- 「マ、マップ兵器!? ボロットがマップ兵器を!?」
- 宇宙編第19話「ビッグキャノン」より。ムチャの駆るスーパーボスボロットがマップ兵器「スーパーDXミサイル」を使った際の発言。健一の「精神コマンド」発言と同じく、『新スーパーロボット大戦』を代表する迷台詞。
- 最もOGシリーズでは「MAPW」という用語が導入されるなどで似たような会話が出ながらも、ある程度メタさが緩和されてはいるが…。
- 「ちっ、まだ生きていたのか。節操のねぇ奴だな」
「なんだよ、まだ生きてたのかよ。ゴキブリみてぇな奴だな」 - グラドス軍撃退後にゴステロと遭遇した際の暴言。前者は独立軍ルート「スウィートウォーター防衛戦」で、後者はOZルート。的確ではあるが、あまりにも辛辣な台詞である。
- 「”兜甲児と仲間たち”ってのイカスだろ」
- 部隊名命名時に候補として出した迷台詞。これ以降、部隊名決めの際には必ずと言っていいほど「兜甲児と愉快な仲間たち」が挙がるのはシリーズのお約束になる。
- 「……それだけはカンベンしてくれ」
- 完全平和ルート「戦いの意味は」より。マジンガーZにオーバーホールが必要になり、出撃できないことに不満を抱く甲児だったが、アストナージに「ボスボロットに乗ってみるか」と言われた際の感想。実際に乗せられたらこんな心境なのだろうか。
- 「おいおい、冗談じゃないぜ」
- 独立軍ルート「決戦宙域 前編」より。ズール皇帝に洗脳された五飛の姿を目の当たりにして漏らしたあまりにも率直な感想。確かに冗談ではない…
- 「エルドラドだかレストランだか知らねえが、小学生に戦わせるなんてどうかしてるぜ…」
- 第2話「ライジンオー見参!」にて仁からライジンオーに搭乗した経緯を聞いた時に漏らしたエルドランの行いに関する苦言。
- 「ちょっと待て、竜馬! まずは真一を救う方法を…!」
- 第21話B「涙をこらえて友を撃て!!」にて真一がドラゴナイトになってしまい、彼を倒すのを躊躇する剣に代わって真一を倒そうと言い出した竜馬に対して。
- 「こ、こいつら! もう、我慢できねえ!!」
- 同話の戦闘終了後、剣が生死不明になった際、非情な言動を口走った竜馬や隼人の態度に激怒して。
UFOロボ グレンダイザー設定
Zシリーズ
- 「確かにデューク=フリードとお前は状況は違うかもしれないが、あいつの真っ直ぐな心にお前は触れた。そして、お前は俺達と共に戦っている」
「だから、なんと言おうと俺はお前を信じるつもりだぜ!!」 - 第24話「光子力研究所奪還作戦」より。強力になったバリアが張られる光子力研究所に入ろうとTFOを調整している甲児に声をかけたマリンに対して。
- 「常識だぜ、ヒドラー元帥! 下調べが甘かったようだな!」
- 同上。自分達が探していたマジンガーZが普通に光子力研究所の汚水処理施設から出てきたことに驚いたヒドラー元帥に対して。
- 確かに、マジンガーZが光子力研究所の汚水処理場(誤解されがちだが、プールではない)から出てくることを知らないほうが珍しいだろう。
- (それならば…カイメラは一つミスを犯した。日本が百鬼帝国に支配されていたことを人々に混乱を与えるため報道しなくても良かったはずだ)
- カイメラに日本をまかせた際の時。早くもカイメラの行動に疑問を抱いていた。
- 「全部があんたらのせいってわけじゃないけどよ…。それでも納得出来るもんじゃないぜ」
- 第48話ミネルバ離脱ルート「裏切りの月光」より。アークエンジェル勢の行動を非難した際の台詞。明らかに怒っているが、それを抑えて冷静であろうと努めているのが印象的。
- 「映像が暗くて、よく見えないが俺の知らないマジンガーもいる!」
- 第50話ミネルバ離脱ルート「私はD.O.M.E.・・・・・」orミネルバ一時残留ルート第52話「黒歴史の真実」より。黒歴史の映像を見た際の台詞。ボスが「俺たちの機体も細部が異なる」と発言していることからも、マジンカイザー及びOVA版のボスボロットだと思われる(ちなみに、少なくとも『Z』のシナリオとしては『第2次Z』に登場したマジンガーは想定していない。何故ならそのマジンガーは『Z』発売後に放送開始しているため)。
- 実は、小説『スーパーロボット大戦』の後書きでマジンカイザーの基本デザインを行なった永井豪氏が同作に登場したゴッド・マジンガーを「僕の知らないマジンガー」と言及しているためある種のメタ発言でもある。
- 「風見博士! 俺はあなたの研究への情熱を尊敬してました!」
「神や悪魔になる前にあなたは人間の心を失ったんだ!」
「そんな人間が誰かを救う事など出来るもんかよ!」 - 第53話ミネルバ離脱ルート「歪んだ裁き」orミネルバ一時残留ルート「月面決戦」に於ける風見博士との戦闘前会話より。地球を裏切りエルダー軍の下についた風見博士を甲児はこの言葉で断罪した。
- 「あいつらもきっと好きなんだろうぜ。この世界がよ…!」
- シークレットエピローグ第2話「執行者」より。紆余曲折を経て、再びアポロやレントン達の下へ帰ってきたアクエリオン&ニルヴァーシュを目の当たりにして、彼らの意思を代弁するかの如く我が事のように喜ぶ。
- 「こっちにとっては、いい迷惑だぜ!亡霊のお仲間になったんなら、大人しく遺跡の中で寝ていやがれ!」
- 同上。ギンガナムとの戦闘前会話。黒歴史の再来に燃えるギンガナムの野望を、「迷惑」の一言で斬り捨てた甲児のシンプルなリアクションが痛快な一幕。
- 「聞けよ、ブラックオーバーマン!生きているって事は、それだけで意味が有る事なんだ!」
- シークレットエピローグ最終話「黒い歴史を越えて」より。XAN-斬-へと人類の存在意義を問うシンの叫びに追従し、人間も地球に住まう「生命」の一部である事を説くが…。
- 「俺は今まで、いい人間にも悪い人間にも出会ってきた…」
「人間は一人一人違うんだ!それを一纏めにして滅ぼすなんて、おかしいんだよ!」
「だから、俺達は人間を守る!その上で悪い奴と戦っていくんだ!」 - 同上。XAN-斬-との戦闘前会話より。人間の「負」の側面も肯定した上で、性急過ぎる人類淘汰の裁量を下した者達へ自身のスタンスを力強く宣言する。
COMPACTシリーズ
- 「へえ、ああいうのが好みかよ? …俺はもっと家庭的な方が…」
- 第1部地上激動篇第5話「『男らしく』でいこう」より。ユリカを「可愛い艦長さん」と評する雅人に対しての返答。さすがの甲児も、様々な意味で破天荒なユリカには食指が動かなかった様子。
- 「あ~、ちょっと待て待て! つっこむタイミングが取れやしねえ! こんな砂漠に忍者がいるか!」
- 第1部地上激動篇第15話「僕は僕、君はミレーヌ」にて甲児が地上へ残った場合の台詞。砂漠に聳え立つピラミッド群を「ニンジャの隠れ家」と思い込み、色めき立つロミナ姫やシャフに頭を抱える。
- 「いや、火星人はタコみたいな奴だから。レニーちゃんは違うだろ」
- 第3部銀河決戦篇編プロローグにて甲児が地上へ残った場合の台詞。火星生まれの自分も「火星人」呼ばわりされるのかと自問するレニーへの返答だが、さやかからイメージの古臭さを突っ込まれる事に。
- 「へ? ああ…『甲児君、ストレスって言ったらイライラする事だろ?』…って、何で俺が俺に言わなきゃなんねえんだよ」
- 第3部銀河決戦篇シーン2自由選択ステージ終了後のインターミッションより。「なぜなにナデシコ」出演時、逃亡した鉄也の台詞も読み上げるようにイネスから促され、取り敢えず従ってみたものの1人ノリツッコミのような状況に。
- 「あばよ、あしゅら男爵。Dr.ヘルもすぐに同じ所に送ってやる…! その時が俺達の戦いの…本当の決着だ!」
「俺を、いや俺達を最後まで舐めてたお前の負けだ! ブロッケン伯爵!」
「次はねえよ、ブロッケン。俺達は先に進まなきゃならねえんだ…!」 - 第3部銀河決戦篇第12話「明日なき総力戦」より。バードス島での最終決戦に敗れたあしゅら&ブロッケンの散り際を目の当たりにして、彼らへ送った手向けの言葉。
- 「へっ、そのうち来るさ…! ヒーローってのは本当 のピンチに現れてこそだろ? いつぞやの鉄也さんみたいによ」
- 第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」より。ギャンドラーとの最終決戦で、ロムが敵前逃亡したと嘯くガルディの発言を跳ね除け、真打ちの登場を待つ。
- 「そう簡単に超合金Zが溶けるかよ! …あちち! ガラスは熱くなってきやがったぜ!」
「人の心配してる場合じゃないぜ! 鉄也さん」 - 第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。地球に落下しつつあるアクシズを押し上げようと奮戦中のひとコマ。鉄也からも「甲児くん! もつのか!?」と身を案じられるが、下段の台詞で気丈に返す。
単独作品
MX(MX PORTABLE)
- 「実は妖鳥シ…」
- 第3話「神人目覚める」にて、ラーゼフォンの記録映像を見て何かに似ていると言われて。隼人から「それ以上言うと、空から攻められちまうぜ?」と遮られた。
- 言うまでもなく『デビルマン』の妖鳥シレーヌの事である。
- 「今日は火事場泥棒かよ! 鬼ってのは力尽くかと思えば、意外にセコいようだな!」
- 第20~22話「二つの顔を持つ男」にて、ゼオライマーのエネルギー奪取を目論むヒドラー元帥を一刀両断。
- 「ど、どう見たって釣鐘の上に乗ったポヨヨン人形だよな…」
「知らねえのか? ホラ、薬局なんかに置いてあるだろ?」 - 第32話(『MX PORTABLE』では第33話)(「地上に残す」ルート)「奈落の底への招待状」にて、助っ人に馳せ参じたマンダラガンダムへの第一印象と、ポヨヨン人形についての講釈をアスカに述べる。
- ちなみに甲児が喩えに挙げたのは、指で触れると一定時間揺れ続けるスプリング仕掛けの販促グッズの事だが、『ポヨヨン人形』は便宜上のものに過ぎず、正式名称はこれといって無い。
- 「なるほど…世界の数が増えすぎて、宇宙全体が耐えられなくなっちまったってことか」
「つまりだな…ゴム風船にドンドン空気を入れりゃあ、いつかは破裂しちまうだろ?」
「ああ、ベラボーにデカい風船がいくつもあってだな…」
「そいつらが押し合いへし合いした末、一気に全部割れちまうのさ」 - 第54話(『MX PORTABLE』では第55話)「遙か久遠の彼方」より。調律と「多元世界補完計画」遂行の理由、「並行世界の無限増殖とその結果」についての甲児的解釈。「グレンダイザー」の時間軸であるため、それについて理解はしたようだが表現がこれだったため、冬月にも認められはしたが「かなりの暴論な上、間違いもある」と指摘された(ただし、これは銀河ら年少者達への説明であるため、わざと分かりやすく表現した可能性もある)。
- ちなみに「世界の数」を「可能性の数」に置き換えると、まんまUXの世界観に当てはまったりする。
搭乗機体
- マジンガーZ
- 『グレートマジンガー』の時代まで使用した愛機。
- アフロダイA
- 対バズソンM1(SRW未登場)戦で一時的に搭乗。
- グレートマジンガー
- 前述の通り、劇場版でのみ搭乗。
- TFO
- 留学時代に自作したUFO。『UFOロボ グレンダイザー』の前半ではこれに搭乗した。
- ボスボロット
- 『UFOロボ グレンダイザー』第31話ではボスとともに搭乗した。
- ダブルスペイザー
- 『UFOロボ グレンダイザー』後半の愛機。
- ドリルスペイザー
- マリアの登場前はダブルスペイザーと併用して使用していた。
- コズモスペシャル
- SRW未登場。『UFOロボ グレンダイザー』の最終決戦で使用した宇宙専用のスペイザー。ひかるとマリアも同様の機体に搭乗し、三機で合体できる。
- ゴッドマジンガー
- 小説『スーパーロボット大戦』において搭乗した最強の愛機。本来の時間軸に残されたマジンガーZを剣造の遺した設計図を用いて大改修した機体で、デビルマジンガーに唯一対抗できる機体でもある。
- また、マジンカイザーとほぼ外見が同じだがゴッドファルコン(カイザーのカイザーパイルダーに相当)の形状や胸のZマークの位置、口部のスリット数(カイザーは合計で5本に対し、こちらは9本)、装備が異なる。作画は故・石川賢氏。
- イチナナ式
- SRW未登場。『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』にて友軍機の撤退支援のために乗り込んだ。この時の甲児は10年のブランクがあるはずだが、そうとは思えない操縦技術を見せている。
SRWでの搭乗機体
- マジンカイザー
- 旧シリーズ・αシリーズでの最強の愛機。
余談
- マジンガーZ誕生40周年を記念して、兜甲児の特徴的なモミアゲを再現したメガネが発売された。