ラーゼフォン
ラーゼフォンは『ラーゼフォン』の登場メカであり、同作の主役メカ。
ラーゼフォン | |
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登場作品 | ラーゼフォン |
初登場SRW | スーパーロボット大戦MX |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 巨神 |
全高 | 50 m |
所属 | TERRA |
奏者 | 神名綾人 |
概要編集
TOKYO JUPITERの中心、MU東京総督府地下にある世音神殿「ラーの間」の次元卵から目覚めた巨神。
神名綾人の意識と同調する事で動き、綾人以外には操縦出来ない。しかし、自律行動は可能で、自己防衛の為攻撃したり、綾人を求めて行動したりする。胸部装甲を開くと現れるコアから綾人を胎内へと迎え入れる。コックピットに相当する胎内洞は「奏者の座」と呼ばれ、基底部は「神託の泉」と呼ばれる水が満ちており、羽根の形状をした椅子が神託の泉から突き出ている。
その存在は、久遠曰く「時間が物質化した機械仕掛けの神にして、数多の世界の放浪者」「世界を安定させ、調和させる調律者」とのこと。
目は通常赤い色をしているが、その下に「真理の目」と呼ばれる金色の眼球がある。また、ひさしの部分に開閉式のバイザーを持ち、目を覆う事が可能である。
素材、構造、動力、全てが未知である為、地球連合側から「ムーリアン・アーティファクト・クラス5A」に分類される。綾人の精神的成長と共に進化していく。
実はこの機体は、本来「ラーゼフォン」と呼ばれるべきものの構成要素の一つに過ぎない。真の意味での「ラーゼフォン」とは、神の心臓である「ヨロテオトル」を得た奏者とこの機体が一つになり「ラー」の称号を得た状態を指し、この機体は「ラー」の称号を持たない「ゼフォン」が本来の呼称(そのため「調律」に近しい者達は総じてこれを「ゼフォン」と呼称する)。
ちなみに、「器」であるゼフォンには奏者=オリンを導くべく具現化した「心」が存在し、この機体の場合は美嶋玲香。ベルゼフォンの場合は綾人の姿をしていた。
登場作品と操縦者編集
デザインや武装の面でライディーンをオマージュしており、スパロボでもクロスオーバーが存在する。
Scramble Commanderシリーズ編集
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 本作でもストーリー面、とりわけ終盤で大きな役割を担う。
- 格闘にもたけるが、メインはやはり射撃。貫通光や弓状光で中・遠距離から敵を撃ち落としていくのが基本スタイルだろう。綾人の能力が最大値でもパッとしないため戦闘開始直後こそイマイチだが、気力130以上で発動する特殊能力「奏者」により攻撃力が+40%になると途端に高破壊力ユニットに化ける。必殺技の「弓状光」「ボイス」はもともと威力が高いので、奏者発動でボス撃破ユニットとして使うのも有効。ネックは全味方ユニット中最低の移動速度。ブースターの装備などでフォローしたい。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦MX(MX PORTABLE)
- 初登場作品。ストーリー面、機体性能共に主軸の一角を担う。攻防共に高いレベルでバランスの取れたスーパーロボット。
- 火力は十分で最大射程が長く、防御面も基本的な装甲は薄いが、音障壁とシールド防御が併用可能なので堅牢。加えてLサイズながら高い運動性を誇り、「避けるスーパー系」という貴重な立ち位置のユニット。
- 欠点を挙げるなら合体攻撃を持たないため他のスーパー系には総合火力で一歩譲ることと、終盤に真聖ラーゼフォンになるため、一時離脱すること。また原作再現の都合上イベントで自軍を抜けたかと思えば強制出撃するなど、出入りの激しさもマイナス。格闘以外は全てENを消費する為、まずENを改造し、さらにEセーブが欲しい。継戦能力さえ確保しておけば、アタッカー・援護要員・ダブルアタック要員など多方面に活躍する。綾人の育成は汎用性の射撃と威力重視の格闘のどちらかに絞ろう。
- 真聖ラーゼフォンに改造段階は引き継ぐが、シールドと切り払いは使えなくなる。真聖ラーゼフォンの性能が圧倒的なのでどちらも不要ではあるのだが、綾人のスキル欄を無駄にしないように注意。
- ゴッドゴーガンと弓状光、ゴッドボイスとボイスなど、オマージュ元であるライディーンと同時攻撃させてみるのも一興。
装備・機能編集
武装、オプションを一切持たず、口から高周波を放射し、掌から光を放ち敵を粉砕する。武装という概念を持たないのは、『ラーゼフォン』というアニメが、玩具によるセールス展開を狙っていないとも考えられる[1]。全ての攻撃を機体本体から繰り出す姿は、『兵器』というよりも神々しさを感じさせる。
攻撃手段編集
オマージュ元であるライディーンによく似た武装が多い。
- 格闘
- 手持ちの武装を持たず、光を使わない場合は専ら徒手空拳で戦う。原作では拳打のみでヴィブラートを一方的に撃破した場面が印象に残る。
- 『MX』で敵を掴み上げ、拳で何度も殴りつけた後に頭部の翼を叩きつけて吹き飛ばす。
- 性能面では射程1の格闘武装。気力がたまっていないと光の剣を使えないため、序盤はこちらを使う機会が多い。
- 貫通光
- 掌から破壊の光を放つ長射程の射撃武器。
- 『MX』ではシールド貫通属性を持つ。『SC2』ではスキが少なく、メイン武装となる。
- 光の剣
- 手に光の剣を形成し、敵を斬りつける。使い方はライディーンのゴッドブレイカーに似ている。
- 『MX』では射程のあるP武器。
- 弓状光
- 光の弓矢を作り出し、敵を射貫く長射程の射撃武器。こちらはゴッドゴーガンに似る。
- 『MX』ではダブルアタック可能で支援攻撃にも対応するが、EN消費が意外と激しいので使い所は考える必要がある。
- 『SC2』では通常兵器と必殺技の2種類が使用可能。通常版は構えてから放つまでの一連の動きが再現される為スキが多く、やや使いづらい。他の味方に敵を引きつけさせよう。必殺技は対象1体にダメージを与えられ、攻撃力は高め。
- ボイス
- 真理の目を開いたラーゼフォンが、口から高周波を放つ。元ネタは言うまでもなくゴッドボイス。
- 『MX』では拡散属性があり、敵の分身系能力を無効化する。長射程攻撃だが格射武器なので、パイロット養成は格闘値やインファイトなど、格闘系に効果のあるものが反映される。
- 『SC2』では必殺技扱い。範囲内全ユニットを攻撃可能で、対象の装甲を-5%する特殊効果がある。
特殊能力編集
- 剣装備
- 光の剣で切り払いを行う。
- 盾装備
- 左腕に光の盾を発現させてシールド防御を行う。
- 早い話がビームシールド(みたいなもの)だが、『MX』では他の機体の実体盾と同様に耐久力が設定されている。
- 音障壁
- 全属性のダメージを軽減するバリア。シールド防御と併用可能。
移動タイプ編集
サイズ編集
- L
機体BGM編集
- 「ヘミソフィア」
- オープニング主題歌。
関連機体編集
商品情報編集
脚注編集
- ↑ ただしTV放送当時にプラモデルやフィギュアは発売されており、全く展開しなかったわけではない。