ダブルスペイザー

ダブルスペイザーは『UFOロボ グレンダイザー』の登場メカ

ダブルスペイザー
登場作品

マジンガーシリーズ

デザイン 野口竜(原案)
永井豪(クリンナップ)
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 空中用スペイザー
全幅 30 m
重量 90 t
補助エンジン 反重力
エネルギー 光量子エネルギー
最高飛行速度 マッハ4
最高飛行高度 6万メートル
装甲材質 超合金ニューZ
合体形態 グレンダイザー (WS)
開発者 宇門源蔵
兜甲児
所属 宇宙科学研究所
乗員人数 1~2名
主なパイロット
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概要 編集

宇門博士兜甲児が共同開発した、地球スペイザー1号機。TFOなどを開発した甲児の技術が生かされている。 地球製スペイザーの基本となった機体であり、後にスペイザーチームに加入した牧葉ひかるグレース・マリア・フリードも最初の実戦はダブルスペイザーに搭乗していた。

グレンダイザーの飛行能力向上および武装制限が無い空中戦を可能とする目的で作られており、合体すると空中をマッハ4のスピードで移動できる。

なお、ダブルスペイザーのエネルギー源はグレンダイザーと同様に光量子だが、装甲材質はグレートマジンガーと同じ超合金ニューZで出来ている。

劇場版『決戦!大海獣』では「日本の誇る4大ロボット」の1体として、ダイザー・グレート・ゲッターGと同列でカテゴライズされていた。

INFINITISM 編集

兜甲児が宇宙開発用の有人型スクランダーとして設計した物を、手直ししてグレートマジンガー宇宙戦闘用スペイザーとして開発、運用されている。装甲材質は超合金ニューZではなく、代用合金のZrが使用されている(強度自体は初期のニューZと同等の性能を持っている)。

グレンダイザーU 編集

甲児が現役で運用されているマジンガーZ、およびその強化機のマジンガーXに搭乗するため、本機は弓さやかが専属パイロットを務めている。

登場作品と操縦者 編集

原作でのメインパイロットは兜甲児。しかしスパロボではデフォルト機のマジンガーZが現役で稼働していることがほとんどである為、デフォルトのパイロットはグレース・マリア・フリード牧葉ひかるになる。

また、ルビーナナイーダなど、原作では味方サイドにおける搭乗機が無い『グレンダイザー』キャラの機体として充てがわれることもしばしばある。

旧シリーズ 編集

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。グレンダイザー変形扱いで、ドリルスペイザーマリンスペイザーも含めた4段変形。三大スペイザーを入手すると本家スペイザーへの変形は不可能になる。
第2次スーパーロボット大戦G
変形システムに関してはFC版と同じ。地球製スペイザー入手後にグレンダイザーを改造しても、それが変形後に反映されないというバグがある。入手前にグレンダイザーをフル改造しておけば回避できる。
鈍足なグレンダイザーの各形態の中では最も移動力が高いため、移動用として最も活躍する。
第3次スーパーロボット大戦
単独ユニット化。他のスペイザーよりも1話早く入手する。地形適応は空宙7、移動力は三大スペイザーで最も高い9、ダブルカッターは射程1~5・命中補正+20%かつ無消費武器と、スペイザーの中では最も高い戦闘力を持つ。合体後の地形適応も宇宙7であり、グレンダイザーの合体相手として最有力候補となる。
スーパーロボット大戦EX
一応三大スペイザー全てラ・ギアスに召喚されたようなのだが、同時に召喚されたグレートマジンガーが故障したので、修理するための3機とも部品取りとして利用された。そのためユニットとしては登場しない。まぁ実のところ、開発期間または容量の都合で登場させられないための口実ではないだろうか。
第4次スーパーロボット大戦
今回も三大スペイザーが登場。ひかるが搭乗しており、グレンタイザーと同じシナリオで仲間になる。
本機と合体した場合のみ、何故か装甲が僅かに強化される。武装の全てが有射程、かつ三大スペイザーの中では本機が最長射程なので、反撃効率が増すのがメリット。ただしダブルミサイルとダブルカッターは装弾数が少ないので、武器を改造するなら消費EN15のサイクロンビームがオススメ。
ただし最終マップの火星で地中に潜れるドリルスペイザーも有用なので、どちらを優先するか悩み所ではある。
第4次スーパーロボット大戦S
地形適応が宇宙Aになった他、サイクロンビームとダブルカッターの攻撃力が100向上、単機での戦闘能力が上がっている。
本作ではダブルハーケンとドリルアタックが同性能になり、地中移動以外でドリルスペイザーと合体するメリットがなくなったため、合体するならダブルスペイザーが最も良い。
『第3次』に登場する。SFC版と比較して装甲が70、ENが20下げられた。また、ダブルミサイルは射程が1低下し、サイクロンビームは消費ENが10から15に増加、ダブルカッターは無消費だったSFC版から一転して弾数2に激減と、弱体化が著しい。
何より酷いのが、SFC版は宇宙適応7だったのに、本作ではあろう事か宇宙Bに下げられてしまっている。SFC版の他スペイザーは宇宙6だったので本作で宇宙Bなのはまだ分かるが、元々宇宙7だった本機を宇宙Bにするのは一体どういう事か。
幸いにも体時に移動力が1上がるのは変わっていないため、SFC版と同じくダイザーの合体相手として最有力候補となる。遠距離攻撃の射程が欲しい場合はドリルスペイザーと合体しよう。

Zシリーズ 編集

スーパーロボット大戦Z
三大スペイザー勢揃い。本作では(初期は)甲児が搭乗している。本作ではマジンガーZの登場がわりと遅いので、しばらく使用する事になる。
合体はオミットされ、その代わり合体攻撃として組み込まれた。移動力が高くジャミング機能があるので、小隊員にはもってこいの機体。

携帯機シリーズ 編集

スーパーロボット大戦APORTABLE
中盤でルビーナが乗って登場するがベガ星連合軍に捕まってしまい、加入は終盤までお預けとなる。
スーパーロボット大戦D
今回も三大スペイザー勢揃いだが、敵の攻撃力が半端でないため、単機では絶対戦闘行為を行ってはいけない。

単独作品 編集

スーパーロボット大戦64
今回も三大スペイザー勢揃い。他のスペイザーもそうだが合体するとグレンタイザーの合体攻撃が使えなくなる欠点がある。
スーパーロボット大戦MX
ドリルスペイザーおよびマリンスペイザーを差し置いての登場。原作とは異なり、マリアがデフォルトのパイロットになる。
本作におけるダブルスペイザーは、弓博士兜博士宇門博士マジンガーシリーズの頭脳を結集して開発された、極めてハイブリッドな機体」という設定[1]にアレンジされている。シナリオタイトル『双翼に絆を乗せて』の由来ともなっており、シナリオ面においてもダブルスペイザーが最もクローズアップされた作品ともいえる。
本機のパイロットは、合体攻撃や精神コマンドの折り合いから、ひらめきを覚えるさやか不屈を覚えるマリアやボスがお勧め。さやかとマリアはサポート系の精神コマンドを使えて、SPも多い。一方、ボスは気迫を覚える為、アタッカーガードと相性が良く、気合や気迫を覚えないデュークの気力上げが出来る。
機体性能も火力もそれなりに高いので、改造を施した上で、4つあるパーツスロットを活かせば単機でも中々強力。合体分離を活かした援護攻撃役としても有能。
スーパーロボット大戦DD
グレンダイザーのSSRユニットパーツ「ダブルスペイザーストーム」の演出にて登場。シナリオで登場する前に技として先行実装。
ガチャ実装の後、3章Part2より本編に登場。本作では弓教授が甲児の意見を聞きながら開発したという設定。シナリオ中ではOVA版甲児が搭乗する[2]が、その後は無人操作で運用されることになる。そのため甲児が他機体に乗っていても同武装は使用可能。

装備・機能 編集

武装・必殺武器 編集

ダブルミサイル
胴体側面に装備。25連発発射可能で、主に牽制用。
ダブルカッター
両主翼に装備した超合金ニューZ製のカッター。射出後に2基のカッターが結合し、自動制御で敵機を斬り裂く。
サイクロンビーム
両主翼から光量子ビーム砲を発射する。

合体攻撃 編集

ダブルスペイザーストーム
グレンダイザーおよびスペイザー合体、ダブルカッターを射出して敵小隊を切り刻みサイクロンビームとハンドビームの集中砲火。この攻撃時のダブルスペイザーの翼はガンダムエアマスタードラグナーのように機体に対し水平になっている。『Z』より追加。

特殊能力 編集

合体
グレンダイザーと合体。シリーズによってスペイザー形態時でも合体できる場合がある。
ジャミング機能
『Z』で追加。

移動タイプ 編集

飛行可能。

サイズ 編集

M

カスタムボーナス 編集

機体と武器の空宇適応S
A PORTABLE』。

関連機体 編集

グレンダイザー
合体してグレンダイザー (WS)となる。
スペイザー
初代スペイザー。
マリンスペイザー
地球製スペイザー2号機。
ドリルスペイザー
地球製スペイザー3号機。

余談 編集

  • 本機をはじめとする三機の地球製スペイザーの原案デザインは、『宇宙刑事シリーズ』等の特撮デザインで高名な故・野口竜氏の手によるものである。
  • 企画段階の設定画では、ジェットスクランダーの要素も存在していたが、決定稿ではある程度削除されている。
  • 漫画『マジンガーエンジェルZ』ではアフロダイA宇宙戦闘用スペイザーとして開発、運用されている。

脚注 編集

  1. MX』におけるダブルスペイザーの外装の取り付けは、兜博士が担当している。なお、弓博士および宇門博士の作業パートは不明。
  2. 寺田貴信の2022年12月30日のツイート、Twitter