代役
「スーパーロボット大戦シリーズ」における代役とは、ボイス付き作品においてスケジュールの都合・引退・死去などによりオリジナルキャストの声優を起用出来ない場合に、代わりの声優を立てる事を指す。
概要
初めてフルボイス化された作品である『新』ではオリジナルキャストの声優が現役で活動しているにもかかわらず代役が起用されたキャラクターが数人いたが、続く『F』では出来る限り代役を立てずに、原作と同じ配役を起用する方針をとったため、オリジナルキャストが起用できなかったキャラクターについては、リメイク元の『第4次』に登場していたキャラクターであっても「登場しない・戦闘に参加しない」という措置が取られた。しかし過去作品の移植作である『CB』では代役を立てる必要性が生じたため、オリジナルキャストを尊重しつつ、再び代役が起用されるようになり、以後の作品でも同様の方針が取られるようになった。代役の選定にあたっては、該当キャラクターとの関係が深いキャラクターと同一の声優を起用することもある。
ただし引退前や生前のオリジナルキャストの声優によって既に音声が収録されているキャラクターについては、代役を立てての新規音声収録を行わず、収録済み音源からのライブラリー出演という形をとる(この例外は『Ζガンダム』の一部キャラクターのように原典の段階で既にキャスト変更が行われている場合であり、原典同様のキャストによる収録を行っている)。このライブラリー出演は、「今となっては不可能となった原作の声優がそのまま演じる」というメリットがあり、ファンサービスとして非常に重要であるが、その反面「収録されているボイスが限られている・今後増やせない」というデメリットがあり、収録済み音声の量次第では戦闘時のボイスのバリエーションが乏しくなることがある。後者に対しては『Z』以降、複数パイロットが同乗するタイプの機体に搭乗するキャラクターについては、サブパイロットのボイスを増やして掛け合い形式にする事でバリエーションを増やすという手段も取られている。
なお、バンプレストオリジナルキャラクターについてはこの限りではなく、前任者が存命であったり、ライブラリがあったりしても声優の変更が行われる場合がある。
代役声優一覧(敬称略)
スパロボからの代役
- あおきさやか
- 『絶対無敵ライジンオー』の栗木容子(オリジナルは岩坪理江・引退)を担当。
- 浅井淑子
- 『鋼鉄ジーグ』のヒミカ(オリジナルは高橋和枝・1999年没)を担当。
- 安達忍
- 『聖戦士ダンバイン』のガラリア・ニャムヒー(オリジナルは西城美希・引退)を担当。
- 安達は『New Story of Aura Battler DUNBINE』で、ガラリアが転生した人物であるベラーナ・ガリアッハの声優を務めていた。
- 安達は2015年稼動の『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』においてもガラリア役を担当している。
- 天野由梨
- 『ゲッターロボ』の早乙女ミユキ(オリジナルはつかせのりこ・1989年没)、『機動警察パトレイバー』の香貫花・クランシー(オリジナルは井上瑤・2003年没)を担当。
- 天野は2014年稼動の『CR機動警察パトレイバー』においても香貫花役を担当している。
- 伊倉一恵
- 『無敵ロボ トライダーG7』の竹尾ワッ太(オリジナルは間嶋里美)を『新』でのみ担当。
- 間嶋は後述するように現役ではないが、『α外伝』でビリン・ナダの収録を行って以降、ワッ太など過去に自身が演じたキャラクターについてオファーがある場合は出演するようになっている。
- 伊藤美紀
- 『機動戦士Vガンダム』のユカ・マイラス(オリジナルは田中敦子)を『新』でのみ担当。
- 『α』以降は田中が出演している。
- 稲田徹
- 『無敵ロボ トライダーG7』のザクロン(オリジナルは曽我部和行・引退後2006年没)、『超獣機神ダンクーガ』のムゲ・ゾルバドス(オリジナルは仲村秀生・引退後2014年没)を担当。
- 稲葉実
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』のグレムト・ゲール(オリジナルは広瀬正志・2014年より休業中)を担当。
- 井上剛
- 『伝説巨神イデオン』のファトム・モエラ(オリジナルは佐々木秀樹・引退)、『マクロス7』のゴラム(オリジナルは長谷有洋・1996年没)を担当。
- 内川藍維
- 『重戦機エルガイム』のクワサン・オリビー(オリジナルは木下由美)を担当。
- 内海賢二
- 『ゲッターロボ』の帝王ゴール(オリジナルは神弘無・故人)を担当。
- 内海は『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』で帝王ゴールの声を務めていた。なお内海も2013年に逝去している。
- 江森浩子
- 『無敵ロボ トライダーG7』のジルバ(オリジナルは武藤礼子・2006年没)を担当。
- 大友龍三郎
- 『マシンロボ クロノスの大逆襲』のガデス、『機甲戦記ドラグナー』のガナン、『魔神英雄伝ワタル』のシュワルビネガー、『絶対無敵ライジンオー』の皇帝ワルーサ、『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』のQボス(オリジナルは笹岡繁蔵・1998年没)、『超時空要塞マクロス』のブリタイ・クリダニク(オリジナルは蟹江栄司・1985年没)を担当。
- 岡村明美
- 『勇者ライディーン』の明日香麗(オリジナルは江川菜子)を『コンプリートボックス』と『α』で担当。
- 『IMPACT』では江川が出演している。
- 置鮎龍太郎
- 『銀河旋風ブライガー』のアイザック・ゴドノフ、『銀河烈風バクシンガー』のシュテッケン・ラドクリフ、『銀河疾風サスライガー』のブルース・カール・バーンステイン(オリジナルは曽我部和行・引退後2006年没)を担当。
- 曽我部がJ9シリーズで演じた全てのキャラクターを引き継いでいる。
- 甲斐田ゆき
- 『絶対無敵ライジンオー』の月城飛鳥(オリジナルは岩坪理江・引退)を担当。
- 金田朋子
- 『フルメタル・パニック?ふもっふ』の量産型ボン太くん(オリジナルは水田わさび)を担当。
- 金田はオリジナルのボン太くんの声優であり、ボン太くんのボイスが量産型に流用された形になっている。
- 川澄綾子
- 『戦闘メカ ザブングル』のマリア・マリア(オリジナルは能村弘子)を担当。
- 川津泰彦
- 『巨神ゴーグ』のベーム(オリジナルは戸谷公次・2006年没)を担当。
- 川田紳司
- 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のクダル・カデル(オリジナルは織田圭祐・引退)を担当。
- 神奈延年
- 『無敵超人ザンボット3』の神江宇宙太(オリジナルは森功至)を『IMPACT』と『A PORTABLE』で担当。
- 『Z』以降は原作で数話担当した古川登志夫が演じている。
- 桑谷夏子
- 『勇者特急マイトガイン』の胡蝶(オリジナルは本多知恵子・2013年没)を担当。
- 小桜エツコ
- 『伝説巨神イデオン』のアフタ・デク(オリジナルは松田辰也)を担当。
- 松田が当時変声期に差し掛かっていた子役であった為の措置。『魔動王グランゾート』のイベントに出演するまで長らく所在不明だったのも関係すると思われる[1]。
- 斎賀みつき
- 『太陽の使者 鉄人28号』のグーラ・キング・Jr.(オリジナルは戸田恵子)を担当。
- 戸田は現在俳優としての活動が多く、声優としてはテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』以外の作品では殆ど活動していない。
- 坂本千夏
- 『無敵超人ザンボット3』の神勝平(オリジナルは大山のぶ代)を担当。
- 佐久間紅美
- 『超時空世紀オーガス』のミムジィ・ラース(オリジナルは佐々木るん)を担当。
- 佐々木が『Z』開発当時、アメリカで声優の育成に携わっていたための措置。また、佐久間はスパロボ以外の作品でも佐々木が演じた『超時空要塞マクロス』のヴァネッサ・レイアードの代役を担当している。
- 佐藤正治
- 『機動戦士ガンダム』のマッシュ(オリジナルは永井一郎・2014年没)を担当。
- マッシュは原作では叫び声以外の台詞が与えられていなかったキャラクターであり、実質スパロボで初めて明確な配役が行われたことになる。以後スパロボ以外の作品でもマッシュは佐藤が担当している。
- 沢木郁也
- 『太陽の使者 鉄人28号』のブランチ(オリジナルは小林修・2011年没)を担当。
- 四宮豪
- 『六神合体ゴッドマーズ』の伊集院ナオト(オリジナルは鈴置洋孝・2006年没)を担当。
- 柴田秀勝
- 『機甲界ガリアン』のマーダル(オリジナルは加藤精三・2014年没)を担当。
- 柴田は過去にも加藤が声を当てた役柄の代役を務めている。
- 島田敏
- 『ガン×ソード』のカルロス(オリジナルは田口昂・2016年没)を担当。
- 関智一
- 『宇宙大帝ゴッドシグマ』の壇闘志也(オリジナルは富山敬・1995年没)を担当。
- 高塚正也
- 『∀ガンダム』のミラン・レックス(オリジナルは曽我部和恭)を担当。
- 谷昌樹
- 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』のDr.ヘル、『デビルマン (原作漫画版)』のカイム(オリジナルは石塚運昇・2018年没)を担当。
- 千葉一伸
- 『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』のバイマン・ハガード(オリジナルは塩沢兼人・2000年没)を担当。
- 後述の山崎たくみと同様に、スパロボ以外でも塩沢の持ち役を引き継いだ声優の一人である。
- 辻親八
- 『ガン×ソード』のガドヴェド・ガオード(オリジナルは岸野一彦)を担当。
- 津野田なるみ
- 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のモルク・ラプラミズ(オリジナルは鳳芳野)を担当。
- 鳳は現役の声優だが、『α』の収録前の10年弱休業状態だったことによる措置と思われる。
- 鶴ひろみ
- 『UFOロボ グレンダイザー』のルビーナ、『宇宙大帝ゴッドシグマ』のテラル(オリジナルは小原乃梨子)を担当。
- なお、鶴も2017年に逝去している。
- 冬馬由美
- 『大空魔竜ガイキング』のフジヤマ・ミドリ(オリジナルは小山茉美)、『無敵ロボ トライダーG7』の砂原郁絵(オリジナルは潘恵子)を『新』でのみ担当。
- ミドリは『第2次α』以降は小山が、郁絵は『GC』以降は潘がそれぞれ出演している。
- 徳丸完
- 『超電磁マシーン ボルテスV』のド・ズール(オリジナルは増岡弘)を担当。
- なお、徳丸も2011年に逝去している。
- 富田耕生
- 『グレートマジンガー』の地獄大元帥(オリジナルは神弘無)を担当。
- 富田は『マジンガーZ』で、地獄大元帥の正体であるDr.ヘルを演じている。
- 中谷ゆみ
- 『ゲッターロボG』の胡蝶鬼(オリジナルは佳川紘子)を担当。
- 永田亮子
- 『宇宙戦士バルディオス(劇場版)』のローザ・アフロディア(オリジナルは戸田恵子)を担当。
- 西村知道
- 『グレートマジンガー』の超人将軍ユリシーザー(オリジナルは複数声優が担当[2])、『超電磁マシーン ボルテスV』のグルル(オリジナルは塩見竜介・1983年没)を担当。
- 根本圭子
- 『魔神英雄伝ワタル』のEXマン(赤)(オリジナルは柴田由美子)を担当。
- 野島健児
- 『超時空要塞マクロス』の一条輝(オリジナルは長谷有洋・1996年没)を担当。
- 野島は以後スパロボ以外の作品でも、輝の代役を担当している。
- 乃村健次
- 『鉄のラインバレル』のジャック・スミス(オリジナルは佐藤美一)を担当。
- 早間京子
- 『マクロス7』のイワーノ・ゲペルニッチ(オリジナルは井上瑤・2003年没)を担当。
- 半田裕典
- 『SDガンダム外伝』のモンスターゴーストビグザム(オリジナルは不明)を担当。
- 半場友恵
- 『機動警察パトレイバー』のバドリナート・ハルチャンド(オリジナルは合野琢真・引退)を担当。
- 半場は2014年稼動の『CR機動警察パトレイバー』においてもバド役を担当した。
- 日比野朱里
- 『超電磁ロボ コン・バトラーV』の女帝ジャネラ(オリジナルはつかせのりこ・1989年没)を担当。
- 藤原啓治
- 『宇宙大帝ゴッドシグマ』のガガーン(オリジナルは寺島幹夫・引退後2008年没)、『宇宙戦士バルディオス』のキャリン・フリック(オリジナルは鈴置洋孝)を担当。
- 二又一成
- 『聖戦士ダンバイン』のダー(オリジナルは高宮俊介)を担当。
- 二又は『機動戦士ガンダム』で、ダーのモデルに当たる人物のオルテガを演じている。
- 渕崎ゆり子
- 『勇者特急マイトガイン』のカトリーヌ・ビトン(オリジナルは叶木翔子)を担当。
- 堀内賢雄
- 『UFOロボ グレンダイザー』のデューク・フリード(オリジナルは富山敬)を『コンプリートボックス』のみ、『超時空世紀オーガス』のオルソン・D・ヴェルヌ(オリジナルは鈴置洋孝)を担当。
- 堀之紀
- 『巨神ゴーグ』の船長(オリジナルは今西正男・2000年没)を担当。
- 松井菜桜子
- 『無敵鋼人ダイターン3』のコロス(オリジナルは信澤三惠子)、『戦闘メカ ザブングル』のキャローン・キャル(オリジナルは吉田理保子・引退)を担当。
- 松岡由貴
- 『超電磁ロボ コン・バトラーV』の一木知恵(オリジナルはつかせのりこ)を担当。
- 松山鷹志
- 『魔神英雄伝ワタル』のドン・ゴロ(オリジナルは戸谷公次・2006年没)を担当。
- 三宅健太
- 『装甲騎兵ボトムズ』のブリ・キデーラ、『真ゲッターロボ 世界最後の日』のコーウェン、『機神咆吼デモンベイン』のカリグラ(オリジナルは郷里大輔・2010年没)を担当。
- 三宅はスパロボ以外の作品でも郷里が演じた『機動戦士ガンダム』のドズル・ザビの後任を務めている。
- 矢田耕司
- 『ゲッターロボG』の独眼鬼(オリジナルは神弘無)を担当。なお、矢田も2014年に逝去している。
- 梁田清之
- 『闘将ダイモス』の夕月京四郎(オリジナルは曽我部和行)を担当。
- 山崎たくみ
- 『宇宙戦士バルディオス』のマリン・レイガン、『銀河旋風ブライガー』の木戸丈太郎、『銀河烈風バクシンガー』の真幌羽士郎、『銀河疾風サスライガー』のロック・アンロック、『冥王計画ゼオライマー』の塞臥(オリジナルは塩沢兼人)を担当。
- 山崎は塩沢に声質が近い為、メディア展開されている他作品でも数多く塩沢の代役を務めている[3]。
- 余談だが、両者は親交があり、木戸丈太郎で初めて塩沢の代役を務める際「塩沢さんへの思いを込めてやります」と言って臨んだというエピソードがある[4]。
- 山寺宏一
- 『UFOロボ グレンダイザー』のデューク・フリード(オリジナルは富山敬)を『IMPACT』以降から担当。
- 山寺はメディア展開されている『宇宙戦艦ヤマト』の古代進や、『ヤッターマン』のナレーション、松本零士作品の大山トチローなど数多く富山の代役を務めている。
- 屋良有作
- 『太陽の使者 鉄人28号』の宇宙魔王(オリジナルは内海賢二・2013年没)を担当。
- 屋良は過去にも内海が旧作で声を当てた役柄の(リメイク作における)後任を務めている。
- 柚原有里
- 『機神咆吼デモンベイン』のネロ(オリジナルは成瀬未亜・一時活動休止)を担当。
- ただし柚原と成瀬は名義違いの同一人物とされている。
- 吉田小南美
- 『闘将ダイモス』の和泉ナナ(オリジナルは栗葉子)、『聖戦士ダンバイン』のベル・アール(オリジナルは西城美希)を担当。
- 吉田は2015年稼動の『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』においてもベル役を担当した。
- 吉田美保
- 『マジンガーZ』のローレライ、『ゲッターロボシリーズ(TV版)』の早乙女ミチル、『UFOロボ グレンダイザー』のグレース・マリア・フリード、『鋼鉄ジーグ』の卯月美和(オリジナルは吉田理保子・引退)を担当。
- 渡辺久美子
- 『無敵鋼人ダイターン3』のコマンダー・リサー(オリジナルは吉田理保子)を担当。
- また、『機動戦士Vガンダム』のペギー・リー役がよく代役と誤解されるが、こちらは出番が少なく声優が固定されなかったキャラクターというだけで、実際に渡辺が演じたことがあるキャラクターである。
スパロボ参加以前からの代役
- 稲田徹
- 『機動戦士ガンダム』のワッケイン(オリジナルは曽我部和行)を代演。特別版DVDより同キャラを担当。
- 折笠富美子
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のチェーン・アギ(オリジナルは弥生みつき・2006年引退)を代演。ゲーム『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』より同キャラを担当。
- 楠見尚己
- 『機甲界ガリアン』のドン・スラーゼン(オリジナルは兼本新吾・1991年没)を代演。ゲーム『サンライズ英雄譚』より同キャラを担当。
- 斉藤次郎
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のライル(オリジナルは曽我部和恭)を代演。『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズより同キャラを担当。
- 高塚正也
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のババ(オリジナルは花田光)を代演。総集編より同キャラを担当。
- 辻村真人
- 『絶対無敵ライジンオー』のタイダー(オリジナルは吉村よう・1991年没)を代演。吉村の急逝により、テレビシリーズ後半から辻村が同キャラを担当。
- なお、辻村も2018年に逝去している。
- 坪井智浩
- 『巨神ゴーグ』のマノン(オリジナルは郡司みつお)を代演。ゲーム『サンライズ英雄譚』より同キャラを担当。
- 中田和宏
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のサトー(オリジナルは山口太郎)を代演。総集編より同キャラを担当。
- 成田剣
- ガンダムシリーズのブライト・ノア(オリジナルは鈴置洋孝)を代演。『機動戦士ガンダムUC』より同キャラを担当。これに伴い、それまではライブラリ出演の措置を採っていた各種ガンダムゲームも成田をブライト役として起用するようになっている。スパロボでは『X-Ω』から『UC』以外のブライトも成田が声を担当するようになった。
- なお成田は鈴置と声質が似ているとの評があり、スパロボ以外でも『聖闘士星矢』の紫龍、『るろうに剣心』の斎藤一、『機動警察パトレイバー』の内海など、鈴置の代役を数多く務めている。
- 朴璐美
- 『機動戦士ガンダムSEED』のニコル・アマルフィ(オリジナルは摩味)を代演。テレビスペシャルの収録の時期に、摩味が海外留学で声優を休業した(帰国後は声優業に復帰)ため、朴が担当するようになった。ゲーム作品などでも収録時期などによって、摩味と朴の両者が担当しているものが混在している。
- 平野文
- 『機動戦士ガンダムSEED』のアイシャ(オリジナルはビビアン・スー)を代演。朴同様テレビスペシャル以降より同キャラを担当。
- 古川登志夫
- 『無敵超人ザンボット3』の神江宇宙太(オリジナルは森功至)を代演。森が出演できなくなり、元々香月真吾役などで出演していた古川が一時的に担当した。
- 堀部隆一
- 『重戦機エルガイム』のアマンダラ・カマンダラ(オリジナルは豊田真治)を代演。豊田が病気による降板のため、原作終盤よりワザン・ルーンを演じた堀部が担当。
- なお、堀部も2018年に逝去している。
- 山寺宏一
- 『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』の大山トチロー(オリジナルは富山敬)を代演。富山の死後に発表されたOVA『ハーロック・サーガ』やゲーム『コスモウォーリアー零』などで担当。
代役からオリジナルの配役に戻ったキャラクター
- 竹尾ワッ太
- オリジナルキャストの間嶋里美は古谷徹の夫人。1985年に古谷と結婚したのを機に引退した為、『新』では伊倉一恵が代役を務めたが、『GC』以降、過去に自身が演じたキャラクターへのオファーがある場合は出演している。
- 砂原郁絵
- 『新』では冬馬由美が代役を務めたが、ワッ太同様『GC』以降では潘恵子が再登板している。
- フジヤマ・ミドリ
- 郁恵同様『新』で冬馬由美が代役。『第2次α』以降はオリジナルの小山茉美が担当。
- ユカ・マイラス
- 『新』では伊藤美紀が代役を務め、『α』ではオリジナルの田中敦子が再登板した。
- 明日香麗
- 『α』までは岡村明美が代役し、『IMPACT』ではオリジナルの江川菜子(太地琴恵)が担当。
- 神江宇宙太
- 前述の通り『A PORTABLE』までは神奈延年が担当し、『Z』では原作でも代役を務めた古川登志夫に交代。
代役が居らずライブラリ出演が充てられているキャラクター
- 巴武蔵
- 声優は西尾徳(2005年没)。
- 峰一平 / ジーン / ビショット・ハッタ
- 声優は曽我部和恭(2006年没)。
- キラー・ザ・ブッチャー
- 声優は島田彰(2004年没)。
- コンピュータドール
- 声優は渡部猛(2010年没)。
- 破嵐万丈 / アコース / 北条真吾
- 声優は鈴置洋孝(2006年没)。
- なおブライト・ノアは鈴置の没後も『OE』まではライブラリを使用していたが、『機動戦士ガンダムUC』にて成田剣が代役になった事に伴って、『UC』が参戦した『第3次Z時獄篇』以降は成田が役を引き継いでいる[5]。
- マ・クベ / クランプ / イラ・ジョリバ / レオナルド・メディチ・ブンドル / 司馬亮 / ル・カイン
- 声優は塩沢兼人(2000年没)。
- セイラ・マス / フォルモッサ・シェリル / パイパー・ルウ
- 声優は井上瑤(2003年没)。
- ドズル・ザビ
- 声優は郷里大輔(2010年没)。
- クラウン / コズン・グラハム / トクワン / ハッシャ・モッシャ / カクリコン・カクーラー / オウギュスト・ギダン
- 声優は戸谷公次(2006年没)。
- 柿小路梅麻呂
- 声優は永井一郎(2014年没)。
- 木下藤八郎
- 声優は正司トキオ(2012年没)。
- ズール皇帝
- 声優は納谷悟朗(2013年没)。
- ドレイク・ルフト
- 声優は大木正司(2009年没)。
- ファンネリア・アム / エルピー・プル / プルツー
- 声優は本多知恵子(2013年没)。
- ハザード・パシャ
- 声優は青野武(2012年没)。
- スエッソン・ステロ
- 声優はウガンダ・トラ(2008年没)。
- 戒道幾巳
- 声優は紗ゆり(2012年没)。
- ブラン・ブルターク
- 声優は中村秀利(2014年没)。
- エクセレン・ブロウニング
- 声優は水谷優子(2016年没)。
- ネバンリンナ
- 声優は鶴ひろみ(2017年没)。
- シーブック・アノー / キンケドゥ・ナウ
- 声優は辻谷耕史(2018年没)。
- メラン / セルゲイ・スミルノフ
- 声優は石塚運昇(2018年没)。
- ガルーダ
- 声優は市川治(2009年没)。
- 西川大作
- 声優はたてかべ和也(2015年没)。
- タシロタツミ
- 声優は大木民夫(2017年没)。
- ミマシ
- 声優は加藤治(2017年没)。
- コマンダー・ベンメル
- 声優は加藤精三(2014年没)。
ゲーム発売前に演者が亡くなったキャラクター
また以下のように、音声収録を行ったゲームの発売前に担当声優が死去し、結果的にライブラリ出演となってしまったケースも有る。
代役とバンプレストオリジナルキャラクター
代役として起用された声優の中には、バンプレストオリジナルキャラクターも演じている人物も少なくない。
- 安達忍
- アギーハ(旧シリーズ)を担当。
- 伊藤美紀
- ディボーティーを担当。
- 稲田徹
- エルザム・V・ブランシュタイン(レーツェル・ファインシュメッカー)を初め複数のオリジナルキャラクターの声を担当。
- 井上剛
- ラウル・グレーデンを担当。
- 大友龍三郎
- ユーゼス・ゴッツォ(『α』)を担当。
- 置鮎龍太郎
- ライディース・F・ブランシュタインを初め複数のオリジナルキャラクターの声を担当。置鮎は『熱血!必中!スパログ!』のライターの一人も担当している。
- 甲斐田ゆき
- ウェンドロ(OGシリーズ)を担当。
- 川津泰彦
- テンザン・ナカジマ(ゲーザ・ハガナー)とクルト・ビットナー、エリック・グレゴリック、デブデダビデを担当。
- 川田紳司
- レオ・ギボンを担当。
- 神奈延年
- アクセル・アルマーを担当。
- 桑谷夏子
- ヘンネ・ヴァルキュリア、ドロシー・ミストラルを担当。
- 佐久間紅美
- ガーネット・サンデイを担当。
- 佐藤正治
- リシュウ・トウゴウを担当。
- 四宮豪
- 草薙征士郎を担当。
- 柴田秀勝
- ダイテツ・ミナセ、ワッシャー・ニールカンを担当。
- 島田敏
- マドック・マコーネル、コンターギオ、ボーロ・フェイブル、カロ=ラン・ヴイを担当。
- 関智一
- アレディ・ナアシュを担当。
- 高塚正也
- アクイラ、ダバラーン・タウを担当。
- 谷昌樹
- ギント・キタウミを担当。
- 千葉一伸
- レーベン・ゲネラールを担当。
- 辻親八
- ヘルルーガ・イズベルガを担当(『OGMD』での配役)。
- 鶴ひろみ
- ネバンリンナを担当。
- 冬馬由美
- アヤ・コバヤシを担当。
- 中多和宏
- ロレンツォ・ディ・モンテニャッコを担当。
- 永田亮子
- ラリアー、夏喃潤を担当。
- 成田剣
- キャリコ・マクレディ、ラセツ・ノバステを担当。
- 野島健児
- ディック・シャイエール、ウェントスを担当。
- 乃村健次
- アルテウル・シュタインベック(ユーゼス・ゴッツォ)、ドーソン・バリアルスを担当。
- 早間京子
- デュミナスを担当。
- 藤原啓治
- ゴシン・オーダを担当。
- 古川登志夫
- オンガレッド・キレシナを担当。
- 堀内賢雄
- イルムガルト・カザハラとトールス・ゼテキネス(PS版『EX』)、ジョナサン・カザハラ、イーグレット・フェフ(『ジ・インスペクター』)を担当。
- 松井菜桜子
- カリ・ユガを担当。
- 松山鷹志
- アラセリ・ガルシアを担当。
- 三宅健太
- ボニー・マクシマド、泰北三太遊を担当。
- 矢田耕司
- ケビン・ザン・オールト(PS版『EX』)を担当。
- 山崎たくみ
- アーチボルド・グリムズを担当。
- 屋良有作
- シヴァー・ゴッツォを担当。
- 吉田美保
- リリー・ユンカースを担当。
この他トウマ・カノウを担当した加瀬康之も『A.C.E』シリーズなどでル・カインの代役を行っている(スパロボでは先述の通り、生前に塩沢が収録した音声を使用)。
オリジナルキャラの声優変更
前述のとおり、過去の版権作品にて音声収録されたバンプレストオリジナルキャラクターがOGシリーズへ移行する際、声優が変更されるケースも少なくない。特に『第2次OG』では多くの声優が変更となった。変更当時、前任者が逝去・引退・休業中だった場合は※をつけている。
- アキミ・アカツキ
- 高橋直純→宮坂俊蔵(OGMDより)
- アギーハ
- 安達忍→大田詩織(OGS)→浅川悠(ジ・インスペクター)
- ウェンドロ・ボルクェーデ
- 高坂真琴→甲斐田ゆき(OGSより)
- エリス・ラディウス
- 富沢美智恵→小林沙苗(PSP版魔装機神Iより)
- カンツォート・ジョグ
- 目黒裕一→金野潤(PSP版魔装機神Iより)
- グロフィス・ラクレイン
- 林一夫→池添朋文(第2次OGより)
- ケビン・ザン・オールト
- 矢田耕司→池水通洋(第2次OGより)
- ゴドル・ノーランド
- 鈴木清信→菅原正志(第2次OGより)
- サフィーネ・グレイス
- 小山茉美→深見梨加(F完結編より)
- オリジナルキャラの声優変更が行われた初のケース。
- ゼブリーズ・フルシュワ
- 大林隆介→チョー(第2次OGより)
- テイニクェット・ゼゼーナン
- 政宗一成→広瀬正志(第2次OGより)
- トールス・ザン・ゼテキネス
- 堀内賢雄→増谷康紀(第2次OGより)
- ヘルルーガ・イズベルガ
- 青野武→辻親八(OGMDより)※
- ミラ・ライオネス
- 潘恵子→斉藤梨絵(第2次OGより)
- ユーゼス・ゴッツォ
- 大友龍三郎→乃村健次(ディバイン・ウォーズより)
- ラテル・アクロス
- 森功至→宮坂俊蔵(第2次OGより)
- リー・リンジュン
- 若林亮→岡野浩介(ジ・インスペクターより)
- リシェル・グレノール
- 塩沢兼人→山崎たくみ(魔装機神IIより)※
- リッジ・グラスノフ
- 鈴木誠一→木村雅史(第2次OGより)※
- ルオゾール・ゾラン・ロイエル
- 青野武→銀河万丈(PSP版魔装機神Iより)※
- レスリー・ラシッド
- 西尾徳→麻生智久(第2次OGより)※