オウギュスト・ギダン
オウギュスト・ギダンは『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場人物。
| オウギュスト・ギダン | |
|---|---|
| 登場作品 | |
| 声優 | 戸谷公次 |
| デザイン | 北爪宏幸 |
| 初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
| SRWでの分類 | パイロット |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 地球人 |
| 性別 | 男 |
| 所属 | ネオ・ジオン |
概要 編集
ネオ・ジオン所属の士官。ハマーン・カーンがグレミー・トトを監視するために、彼の下へ副官として送り込まれる。グレミーを内心見下し、一時は乗機を失った彼を見捨てて、ミンドラの指揮官となった。
グレミーが復帰すると、切り札であるプルツーを見せられ、彼に服従する。しかしニュータイプとはいえ子供を戦力にしていたことに軍人としてのプライドが傷つけられ、自らの名を揚げるために、ドライセンを駆ってガンダム・チームに挑む。その技量はジュドー・アーシタ不在のガンダムチームを圧倒するほどだったが、救援に駆けつけたジュドーが乗る百式に撃墜され、戦死する。
登場作品と役柄 編集
旧シリーズ 編集
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。シナリオ「コンスコン強襲」や「プルとプルツーと」にて、グレミー配下としてアリアス・モマと共に登場。
- PS版では戸谷公次氏の音声が初収録された。
αシリーズ 編集
- スーパーロボット大戦α
- 原作通りアクシズのネオ・ジオン兵として登場。やはりグレミーについていく。
- 特にストーリー上の出番はなく、完全に一戦闘員扱いでかなり地味。搭乗機はドライセン、ザクIII。一部シナリオで共闘したシーマ・ガラハウには、あまり良い印象は持っていない様子。
VXT三部作 編集
- スーパーロボット大戦T
- 『α』以来19年ぶりの登場。担当声優の戸谷公次氏没後の作品のため、声はライブラリ出演。
- ドライセンに乗るが、初登場以降は一般兵のドライセンと一緒に出てくるため、紛れてしまい影が薄い。宇宙ルート第35話ではドーベン・ウルフに乗り込んでくるが、出番も同話が最後となり、撃墜すると戦死する。
- ちなみにSRWでは本作で初めて、独特の髪型が登場した[1]。
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- グレミーのユニットクエストに登場。グラフィックは『T』の流用。
パイロットステータス 編集
精神コマンド 編集
- 第3次(PS版)
- てかげん、加速、根性、必中、ド根性、かく乱
- α
- 必中、努力、加速、隠れ身、脱力、熱血
- T
- 先見、集中、鉄壁、分析、????、????
- 功名心で身を滅ぼすことになる彼が、先見や分析を持っているのは一種の皮肉だろうか。最後に戦うのは第35話宇宙ルートだが、その時点で4つまでしか精神を覚えていないため、残りの2つは不明。
特殊技能(特殊スキル) 編集
エースボーナス 編集
人間関係 編集
他作品との人間関係 編集
- シーマ・ガラハウ
- 『α』の一部シナリオで共闘。彼女の指揮下にあるが、内心では見下している。
- ライディース・F・ブランシュタイン
- 『α』作中でも何の関係性もないが、リーンホースルート第43話「プルとアクシズと」ではオウギュストが彼を狙う上に、会話イベントまである(後述)。
名台詞 編集
- 「お健やかで心より嬉しく存じます」
- 第31話より。自分が見捨てたグレミーと再会した際、わざとらしくグレミーの帰還を喜ぶが、この時点で一応は一皮剥けていたグレミーにはあっさり看破されている。
- 「グレミー・トト、私は強い者に従いその流れに乗る主義の者です」
「いえ、強い者が正義だからです。その道を極める為ならば命は惜しみません」 - グレミーから切り札であるプルツーを見せられた際の台詞。この時点ではまがりなりにもグレミーをハマーン以上の強者と認めて忠誠を誓ったようにも見えるが…。
- 「沈め、アーガマ! ハマーンでもグレミーでもない、この俺の為にな!」
- アーガマを攻撃した際の台詞。上の台詞と比較するとグレミーに内心ではグレミーに心服した訳では無く、ハマーンとグレミーを両天秤にかけて巧く立ち回る野心家というのがオウギュストの本性である事が分かる。
- 「なにがプルツーだ、なにがニュータイプだ!俺達大人の男がそんなに役立たずか!」
- ビーチャ搭乗のΖΖに対して有利に戦いを進めた際の台詞。野心家であり、軍人としてプライドの高いオウギュストにとってプルツーらの存在はやはりプライドを傷つけられるものであった。
- 「一度はミンドラを俺の指揮下に置いたんだぞ。それを貴様らにやられてたまるか!」
- ジュドー搭乗の百式と鍔迫り合いになった際の台詞。
- 「こ、この俺が、やられるなんて…俺はミンドラを俺の手に戻したー!!」
- 最期の台詞。しかし、ミンドラの指揮官にこだわっている辺り、グレミーから言わせればお山の大将にしか過ぎない。
- SRWでは「俺はこの手に…うわぁぁぁぁ!!」と若干アレンジされて撃墜時の戦闘台詞に採用されている。
スパロボシリーズの名台詞 編集
- 「この戦いで勲功を上げれば、艦の1隻は任せてもらえる!」
- ライ「戦場で口数の多い兵士は早死にするだけだぞ」
- 『α』リーンホースルート第43話「プルとアクシズと」より。
- 作品のスケールに対して、何ともスケールの小さな話だが、同作でのオウギュストにとっては会話イベントがあるだけでも貴重な機会。
- 「グレートマジンガー! 地球連邦軍の象徴ともいえる機体はこの俺が落とす!」
- 『T』にて。今回のグレートマジンガーは連邦軍に所属しており、激しい敵意を燃やす。
- 「T3…。ハマーン・カーン打倒のため、お前達に協力を要請する」
「ならば、ここでお前達を潰す! この俺の野望のためにも!」 - 『T』宇宙ルート第35話「アクシズ激震」より。T3に共闘を持ちかけるもその手段を選ばない態度をジュドーから激しく拒絶され、ブライトやルリ等も同調したことから野心を露わにし、敵対することになる。
- 「ま、まだだ! 俺は…こんな所で死ぬような男ではない! 俺は…!いつかグレミーを超えて、もっと大きな力を…!」
- 『T』同話における最期。野望とともに果てた彼はキンケドゥから「分不相応な野望に取り憑かれた男」と酷評される一方、ジュドーからは「そんな人生で良かったのか」と哀れまれた。
搭乗機体 編集
SRWでの搭乗機体 編集
余談 編集
資料リンク 編集
脚注 編集
- ↑ 『T』以前の作品では顔グラフィックの範囲が額までしか無かった。