木戸丈太郎
| 木戸丈太郎 | |
|---|---|
| 読み | きど じょうたろう |
| 登場作品 | |
| 声優 |
塩沢兼人 山崎たくみ(SRW代役) |
| デザイン | 小松原一男 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
| SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
| プロフィール | |
|---|---|
| 異名 | ブラスター・キッド |
| 種族 | 地球人(日本人) |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 18歳 |
| 出身 | 日本 |
| 所属 | レッドローズ隊 → コズモレンジャーJ9 |
| 趣味 |
ダブルネックエレキギターの演奏 レコードコレクション |
概要 編集
「ブラスター・キッド」の通称を持つニヒルな青年。
かつて地球連邦正規軍の特殊部隊「レッドローズ隊」に所属し、エーススナイパーとして隊長まで務めた。しかし軍上層部の腐敗に失望。脱走してJ9に加わる。
100メートル先のコインを打ちぬく腕前の天才スナイパーであり、ブライガー搭乗時には攻撃、防御を受け持つ。
趣味はダブルネックエレキギターの演奏とレコードコレクション。ギターは人気バンド「レイダース」のリーダー、ロニー・ペイジとアマチュア時代に組んでいたほどの腕前である。
なおエンディングのクレジットでは「ブラスター・キッド」名義となっている。
登場作品と役柄 編集
αシリーズ 編集
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。ブライガー時のメインパイロット。声は代役の山崎たくみ氏。
- ティターンズに勧誘されていたが、ティターンズのやり方を否定して脱走した設定。スナイパーとしても健一や十三ら同じ銃の名手から一目置かれており、ストーリー後半にはギンガナム側に捕まりそうになったディアナ女王の危機を救っている。また『ガンダムX』のキッドとダブルキッドを組んだり、忍とセッションするイベントも。
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 地球連邦軍の要請でホワイトベース隊に加わっている。彼が連邦軍を脱走した件については特に説明はないが、原作でもそれを黙殺した上で政府側からJ9に依頼が入ったことがあったため、さほどおかしい事でもないようである。
- スーパーロボット大戦NEO
- 早乙女博士の依頼で流竜馬をスカウト(拉致)しに行った際、他のJ9メンバーが竜馬と戦っている一瞬の隙を突いて、麻酔針を撃ち込んで竜馬を昏倒させる。
- 命中のステータスは、同じガンマンであるヒッテルと並んで全パイロット中最高値。ただしエースボーナスで命中+20%が付くので、総合的にはトップとなる。
- スーパーロボット大戦Y
- DLC①「闇からの依頼」にて追加参戦。
- 今回は本名ではなく「ブラスター・キッド」名義での参戦となり、戦闘セリフは過去作の流用となっている。
- 精神コマンドのラインナップは『α外伝』と同じだが習得レベルや順番が異なっている。やはり「狙撃」が低SPで使えるのが特徴。
- パイロットスキルの「始末屋」とエースボーナスの噛み合いが良く、HPが高く所持資金が多い指揮官機や戦艦が相手の時に本領を発揮する。
パイロットステータス 編集
精神コマンド 編集
- α外伝、GC(XO)
- 必中、狙撃、ひらめき、熱血、気合、友情
- NEO
- 必中、集中、熱血
- 「熱血」の習得が遅いのが難点。
- Y
- 必中、狙撃、閃き、友情、気合、熱血
- 上記の通り、旧作からの変化は習得順のみ。J9唯一の「熱血」持ちなので、終盤は専念することに。
- 射撃が伸びるほか、ブライガーは長射程の装備も多いため、狙撃によるアウトレンジ戦が終始期待出来る。
特殊技能(特殊スキル) 編集
- α外伝
- 底力、援護L1、切り払いL2
- GC(XO)
- 底力L8、援護L2
- NEO
- 底力L9、無頼
- Y
- 始末屋、底力L6、援護攻撃L3、サポートアタック
- 始末屋は「撃墜時の獲得CREDITが1.1倍になる。HPが自機より高い敵に対して、与ダメージ1.2倍。」の複合効果を持つ専用スキル。
- CREDIT獲得ボーナスは条件なしかつスーパーエースと重複して1.21倍になるが、STGメモリー「撃破報酬アップ」とは乗算関係にならない。
- ダメージアップ効果はブライガー自身がスーパー系にしてはさほどHPが高くなく、雑魚相手でも多少の被弾で簡単に常時発動させられる。当然戦艦や大ボス相手には実質条件なしになると言える。
- 特にクリア後の戦線ミッションの基本エネミーであるステーラ・コクエンはフル改造ブライガーを超える初期数値を持つため、特に意識しなくても恩恵を得られる。
- アウトレンジ戦が得意な機体なので敵との被弾は避けやすい部類だが、不意の撃墜を防ぐためにもガード習得や底力の底上げはしておきたい。
- 獲得資金増加を活かすためにも、「ラッキースター」やCreditゲッター辺りを用意してもよい。
エースボーナス 編集
- 撃墜エース:命中(命中率+20%)
- 『NEO』でのボーナス。
- 能力値の射撃+10。精神コマンド「幸運」による入手CREDITが通常の2倍から2.2倍になる。
- 『Y』でのボーナス。
- 射撃強化はブライ・ソードビームやブライ・カノンを主力武装にするなら存分に活用できる。ただし、参戦してからしばらくは格闘武器であるブライ・ソードが最大火力である点には注意。
- 幸運の効果アップも強力だが「始末屋」の増分は乗算されないため単純計算よりも少し実測は落ちるのと、STGメモリー「幸運強化」があるとあちらが優先されてしまうのが惜しい点。
- 倍率自体はあちらのほうが優秀だが、取ってしまうとエースボーナスは実質射撃+10のみとかなりしょっぱいことになってしまう。
人間関係 編集
- アイザック・ゴドノフ
- J9メンバー。
- スティーブン・ボウィー
- J9メンバー。
- マチコ・ヴァレンシア
- J9メンバー。
- ソアラ・ギーニー
- 恩師であるリッキー・ギーニー(SRW未登場)の妹。“ある事件”が原因でやさぐれてエロス連合の一員となり、キッドと敵対する。SRW未登場。
- ジョニー
- 軍属時代の部下かつ友人で銃の腕前は互角。後に諜報部員となって再会し、丈太郎といつか決着を付ける事を約束しあったが、火星のバイキング・コネクションに抹殺されてしまった。「紅いバラのジョニー」。SRW未登場。
- ロニー・ペイジ
- アマチュア時代に組んで音楽をやっていた旧友で、丈太郎が譲ったダブルネックギターを愛用している。後に彼率いるレイダースがチャリティーライブを行うと聞いて駆けつけるも、彼の妹シェリーがオメガ・コネクションに拉致され脅迫されていることを聞きだし救出を決心する。SRW未登場だが名前だけ出ることも。
他作品との人間関係 編集
スーパー系 編集
- 早乙女博士 (OVA)
- 『NEO』における雇い主。
- 破嵐万丈
- 『α外伝』における雇い主。
- 浪花十三、剛健一
- 『α外伝』では射撃の名手同士で、同じ射撃大会にも参加していた顔見知りの関係。
- 藤原忍
- 『α外伝』ではギターのセッションを行うシーンがあった。
ガンダムシリーズ 編集
- キッド・サルサミル
- 『α外伝』では「ダブルキッド」と称して2人でイタズラを慣行する。
- ドモン・カッシュ
- 『Y』では彼の修行に付き合った。
- デュオ・マックスウェル
- 『Y』では元連邦軍人のキッドに対して、革命戦争時に戦わずに済んだことを安堵していた。
マクロスシリーズ 編集
- カナメ・バッカニア
- 『Y』では地球のインディーズバンドを調べていた際、キッドがかつてギターをやっていたことを知った。
名台詞 編集
- 「イェイ!!」
- 口癖。何かと連発する。
- 「…今更許してもらおうと思っちゃいない」
- 第2話で兄を殺したキッドに対し怒りを露にするソアラに対する台詞。
- 「銀河の星にでも…聞いてみるさ…」
- 第6話より。正規軍を去る時のジョニーとの会話。
- 「まぁまぁの命中率かな」
- 第13話より。手持ちの水中銃で潜水艦を攻撃しながら。ちなみに全弾命中させておいてこの台詞である。
- 「ロニー、こいつは俺のハートだ。嘘をつけない。…嘘をつかない。こいつが俺に、ロニーを助けてやれって言ってるぜ」
- 第21話より。誇れる友を祝する為に駆けつけたキッドだったが、リハーサル中のギターの音に僅かな「湿り」を感じ取る。言葉では何事もないと否定するロニーだが、自身が譲ったWネックは彼の異状を訴えていた。これにはロニーも親友に隠し事はできないと観念し、脅迫の件を打ち明ける。
- 『α外伝』のキャラクター事典に収録されている。
- 「あばよ。イェイ!!」
- 最終回ラストシーンでトリを飾った(視聴者への)別れの言葉。
スパロボシリーズの名台詞 編集
- (…あばよ、アーサーさん。あんたとはちょっとしか一緒にいられなかったけど…)
(あんたは立派だったぜ。だから…安らかに眠ってくれ……。あんたが愛した、このゾラの大地でな…) - 『α外伝』第37話「僕らが求めた戦争だ」より。アーサー・ランクの死を心の中で悼んだ台詞。原作のキッドとアーサーの声優は同じという接点がある。
- 「それはこっちも同じだぜ、おっさん。俺たちはあんたみたいな汚物を始末するのが本職でね」
- 『XO』第13話「灼熱のベルファスト」に於いて追加されたグン・ジェムとの戦闘前会話より。「てめえらをブッ殺せば褒賞金が出る」と息巻くグン・ジェムに対して。「汚物」という言葉はグン・ジェム率いるグン・ジェム隊が「ギガノスの汚物」と蔑まれていることからと思われる。
- 「黒の騎士団のゼロの台詞か?」
- 『Y』艦内ミッション「ハードボイルド談議」にて左翔太郎から「撃っていい奴は撃たれる覚悟のある奴だけだ」というポリシーを聞いた際の反応。無論、こちらは尊敬する人からの教えによるものだが、どちらも元ネタが同じフィリップ・マーロウ由来に関してのネタである。
搭乗機体 編集
余談 編集
- キッドのキャラクターイメージはルパン三世をモチーフとしており(同様に他のJ9メンバーも、『ルパン三世』の主要キャラをモチーフにしている)、小松原氏によるラフデザインの中には、モロにルパン調の不敵な面構えで描かれたものが存在している。
- ただし性格の方はルパンの相棒である次元大介に近く(銃の名手な点も)、スティーブン・ボウィーの方がルパンの性格に近い。
- 代役を務めた山崎たくみ氏は原作キャストの塩沢兼人氏の声質に非常に近く、スパロボ以外でも塩沢氏の持ち役を数多く引き継いでいる。
- ちなみにこの二人には親交があり、山崎氏が『α外伝』の収録で初めて塩沢氏の代役を務めた際に「塩沢さんへの思いを込めてやります」と言っていたエピソードが残されている。