刹那・F・セイエイ | |
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読み | せつな・エフ・セイエイ |
外国語表記 | Setsuna F Seiei |
登場作品 | |
声優 |
宮野真守 西墻由香(少年時) |
デザイン |
高河ゆん(原案) 千葉道徳 |
本名 | ソラン・イブラヒム |
種族 | 地球人(中東・クルジス共和国出身)→イノベイター→刹那(劇場版エピローグ) |
性別 | 男 |
生年月日 | 西暦2291年4月7日 |
年齢 |
16歳→17歳(1st) 21歳(2nd) 23歳(劇場版) |
身長 |
162cm(1st) 175cm(2nd) |
体重 |
49kg(1st) 58kg(2nd) |
髪色 | 黒色 |
髪型 | 短髪 |
血液型 | A型 |
所属組織 |
KPSA→ソレスタルビーイング(1st) フリーランス(2nd)→ソレスタルビーイング(2nd・劇場版) |
所属部隊 | プトレマイオスチーム |
役職 | ガンダムマイスター |
概要
『機動戦士ガンダム00』及び『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』の主人公。
ソレスタルビーイングに所属するガンダムマイスター。コードネームの由来は「刹那from聖永」。すなわち「永遠よりも長い時間の中で切り取られた一瞬よりも短い時間である」を意味している。
無口で無表情で無愛想であり、冷たい人間と思われがちだが、潜伏先の隣人だった沙慈・クロスロードが災難にあった際は気遣いの言葉をかけるなど、本来は優しい性格である。彼の頼みには素直に応じるなど人付き合いの良さを見せることもあり、非道な行いをする者に対して激昂するなど正義感も強い。一方で、悲惨な過去を背負っているが故に、「自分は幸せになってはならない」と思い込んでいる節もあり、また他人から向けられる憎しみにも一切の抵抗はしない。一方でドラマCDの仮想ミッションではどういう訳か「ちょりーっす!」を口癖とするウザいキャラの擬似人格「R-35」を毎回演じさせられる。
使用機体の殆どは剣を扱った戦闘スタイルの機体であるが、彼自身も剣術・体術を得意としている。
1st以前
紛争が続く中東の国家「クルジス共和国」の出身。
幼少期を反政府ゲリラ組織「KPSA」の少年兵として過ごし、ある戦闘で死の間際に0ガンダムの武力介入によって偶然救われ、マイスターとしてスカウトされたという過去を持つ。実はこの際の0ガンダムのパイロットがリボンズ・アルマークであり、刹那がスカウトされたのは彼の意向が大きく影響している。このことからガンダムを神聖視するようになり、自身が「戦争を根絶するもの=ガンダム」になるべく、ガンダムマイスターとしての使命に生きる事となった。
また、ゲリラに洗脳されて両親を殺害したというガンダムシリーズの主人公の中でもあまり類を見ない壮絶な過去を背負っている。ガンダムシリーズの主人公が親と死別しているのは半ばお約束に近いが、自ら手を下してしまったのは刹那だけである。
1stシーズン
ガンダムエクシアを愛機に、「ガンダムになる」ことを目標に戦争への介入を繰り返した。
当初は他のガンダムマイスター達と協力することも無く、感情の赴くまま暴走するなど人間的に未熟な面が見られた。
また、モビルスーツの操縦においても、ガンダムより性能の劣る機体を操るエースパイロットらに押される場面が少なくなかった。
だが、チーム・プトレマイオスのメンバーからの影響、非戦を説くマリナ・イスマイールとの出会い、かつてKPSAで自身を洗脳し、殺しの技術を叩き込んだ男アリー・アル・サーシェスとの再会等を経て、戦いの日々の中でマイスターとして人間として大きな成長を遂げていく。
最終決戦ではソレスタルビーイング壊滅を目指す国連軍相手に奮闘、イオリア計画を歪めたアレハンドロ・コーナーを撃破しグラハム・エーカーを辛くも退けるも、国連軍との死闘には事実上敗北。中破したエクシアに乗ったまま姿を消した。
1st~2nd間
誰とも連絡を取り合わず、ボロボロになった愛機に乗って世界を巡り、たった一人で武力介入を続けていた。
その間に身長が10cm以上伸び、外見的にも精神的にも落ち着いた大人の青年へと成長している。
なお、2ndシーズンでは髪型が少し変わっているが、これは『1st』で戦死したニールを意識したものである。
2ndシーズン
冒頭ではアロウズの収容所を襲撃し、捕らわれていた沙慈・クロスロードと再会。
その後はアロウズと交戦しGN-X IIIとアヘッド計3機を相手に善戦するも、性能差と数の差から袋叩きに合い撃墜一歩手前まで追いつめられる。が、ティエリア・アーデの援護で難を逃れ、プトレマイオス2で新たなる愛機ダブルオーガンダムを受領。ソレスタルビーイングに復帰する。
その後、自暴自棄になっていたスメラギ・李・ノリエガをプトレマイオス2に連れ帰り説得。同時に新たなる「ロックオン・ストラトス」としてカタロンにいたライル・ディランディをスカウト。直後の戦闘でアレルヤ・ハプティズムを奪還し、再集結したガンダムマイスターとチーム・プトレマイオスの中心として再び世界の歪みと対峙していく。
その過程ではアロウズやイノベイドと激闘を繰り広げ、アリー・アル・サーシェスの出現やアザディスタンの崩壊、メメントモリ攻略戦、明かされたリボンズ・アルマークとの意外な関係、サーシェスが放った有毒な(擬似太陽炉の)GN粒子入りの銃弾による負傷に起因する細胞異常[1]など多くの困難や歪みに直面しつつも、怯むことなく世界と対峙し続けた。その姿勢は「ガンダムになる」ことを目指した4年前とは違い、「ガンダムを超える」ことを目指すものだった。
そして、ガンダムと共に駆け抜けたその戦いの終わりに、変革者たる新人類イノベイターとして覚醒。来るべき異種との対話を託されることになった。
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
イノベイターへと覚醒した自分への戸惑いで周囲には「1st」当初のような性格に戻った印象を持たれている。
ELSの母星から帰還した50年後の時点では、ELSとのより深い相互理解のため完全にELSと同化している。この刹那は人間でもイノベイターでもない、いわば「刹那・F・セイエイ」という一個の存在と化しており、見た目は全身がELSの銀に染まった、刹那の形のヒトガタ。刹那本人の意識はそのまま残っているが、大本の肉体は残っておらず、この姿はELSが限界まで刹那の肉体に擬態したもの。そのため、見方を変えれば擬態ELSの変種とも言える[2]。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。
- 似た境遇のヒイロ・ユイとはイベントでよく絡み、会話面における出番はもちろん迷台詞も多いので必見である。
- 能力値は格闘以外、全体的に低め。ただし、初期から連続行動習得済みで、魂も習得でき、エースボーナスのお陰で一部のユニットの対してはかなりの強さを発揮できる等アタッカーとしての素質は高い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『2nd』の設定で登場。前作では初期から習得していた連続行動が無くなり、ダブルオーガンダムの性能が抑え目に設定されてるため序盤は使い辛い。だが、ダブルオーライザーに乗り換えて以降は沙慈がサブパイロットとなり、数話後にはさらにMAP兵器や最強武装が追加されるなど大幅に強化される。能力値もプロローグ時は相変わらず初期値が低い大器晩成型だが、本編開始後は全体的に高水準な格闘よりのエース級の能力値になる。
- なお、『破界篇』と『再世篇』の間に1年しか時間経過していないため年齢が原作と異なり18~19歳であるが、わずか1年で4年分の成長をした事は特に指摘されない。外見は大分差が付いてしまったが、ヒイロとの友情は今作でも健在。また、精神的に成長しており、シナリオの中核として点と点を繋ぐような役目が多い。またアムロに対してタメ口ながら「アムロ大尉」と呼ぶなど、目上の人物に対して明確に敬意を払うようになっている。
- 戦いの中でアムロを始めとした多くの人に見守られ、時には導かれながら原作と同様に成長していき、最終的には人を、そしてガンダムを超えた存在へと革新する。が、序盤の時点でトランザムが使い放題だったことと、ニュータイプであるカミーユと行動を共にしていたためか、その革新の開始は原作に比べると非常に早くなっている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 劇場版の設定で登場。今回はルートによっては比較的序盤からソレスタルビーイング仕様のフラッグでスポット参戦する。正式参戦は第31話「切り拓かれる運命」からで、使いやすいALL武器を持つ乗機と最初から持っているイノベイターの効果で積極的に切り込んでいける。
- エースボーナスの変更によって最大火力が減ったが、今回はGNドライブ搭載機とガンダム系と戦う機会がかなり少ないため、然程問題ではない。
- シナリオでは劇場版で見せた迷いを感じさせる面もあるが、対話を目指していくという理想を確固のものとして進んでいく。特に終盤でのシャアとの戦いにおける戦闘前会話で『わかること』と『わかりあうこと』の違いと大切さを説いている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 本作ではELSが本格的な襲来を開始するため、概ね原作通りの動きを見せる。また、『第2次Z』から続くヒイロとの交流が結実する。アレンジされたELSとの対話はファン必見。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 本作では劇場版設定の登場であるためアルティメット・クロスのメンバーの中でも歴戦の戦士の一人で、その生き方は多くの仲間達に深い感銘を与え、同時に彼らを導いていくことになる。ストーリーの都合上、中盤から2部終盤でダブルオークアンタに乗り換えるまで長期離脱するので注意。
- 多くのユーザーの間では『SDガンダム三国伝』との共演が注目されていたが、劇場版での参戦だった為か意外なことに反応は大人しめであった(公式ラジオでの寺田貴信プロデューサーの発言から、敢えて深く踏み込ませなかったようである)。しかし、曹操の登場に反応し「三璃紗の侠(おとこ)」と発言し、劉備の翔烈帝への再覚醒を目の当たりにした際には「奴もまた『ガンダム』だ」と認めるなど、彼らとの絆はしっかりと描かれている。
- 戦い終えた後はソレスタルビーイングの仲間達と共にELSの母星のある外宇宙に旅立った。
- スーパーロボット大戦BX
- 序盤からスポット参戦を数回行い、第18話ELS移送ルート「意思を持った生命体」にて正式参戦する。今回パイロットとしてはインファイトを覚えるようになり地味に強化されている以外は変わらずだが、機体の方には終盤の原作再現でティエリアがサブパイロットとして乗り換えできるようになる劇的な強化がされているので、機体もひっくるめると大幅なパワーアップを果たした。
- 本作でも歴戦の戦士らしい活躍は健在で、バナージやキオ達を導き、スダ・ドアカワールドの勇者達とも絆を育むなど、ガンダムシリーズ同士の熱いクロスオーバーも豊富である。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- いるだけ参戦。コロニー勢力のガンダムパイロットという大胆な改変でヒイロと共に登場。顔は2nd時代だが、ガンダムエクシア(リペアでもリペアIIでもない)に乗る。
- 連邦軍基地(強化人間関連施設であるらしい)を襲撃し、コネクト・フォースと一触即発になりかかるが、敵が襲撃してきたことで一時共闘する。なお、初期レベルで既にイノベイターに覚醒している。
- カエル型異星人の乗る巨大ガンプラであってもガンダムと認識しているようで、援護攻撃・援護防御時に対ガンダム系の援護セリフを言ってくれる。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 第11話「ガンダムマイスター」にて重陽子ミサイルをエクシアで破壊し、日本壊滅を阻止するという形で登場を果たす。
- 「天空の守護者」では熱血気味に叫んだり、「A wakening」では迷いを抱いてる際に森次に説教されるシーンがある。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- メインストーリーではプロローグ「開かれる願望」エピソード3から登場。久々に1stシーズンの原作再現が行われ、第1章ではアレハンドロを撃破。その後はソレスタルビーイングが壊滅し、行方不明となる。
- 第2章25話ではリペアに乗って自軍に駆けつける。
- 2017年2月には劇場版が追加参戦。イベント「変わる未来」では劇場版仕様の刹那が初登場し、ボイスパーツも実装された。
- スーパーロボット大戦V
- 劇場版設定。音声が新規収録されている。
- 第7話にてダブルオークアンタの量子ワープ実験中、ヤマトとガミラスの戦闘に遭遇。その後ティエリアとともに加入する。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
1stシーズンと2ndシーズンによって能力が異なる。1stシーズン時は愛機エクシアの特性に合わせ、格闘の数値が高めに成長するが、初期値はロックオンと殆ど同じ。それ以外のパラメータは平凡。回避の数値に至ってはティエリアよりも低い。逆に防御はマイスター中最も高い。技量も高くないためカウンターやブロッキングといったスキルが発動しづらい。ただし、大器晩成型の成長パターンに設定されているので最終的にはトップクラスの能力に。2ndシーズン時や劇場版時は、初期値から全体的に高水準で格闘よりのリアル系エース級の実力者となり、技量も大幅にアップしている。
精神コマンド
典型的なリアル系の構成となっており、魂、覚醒と強力な精神コマンドを最終的に習得する。1stシーズン時は回避が低いので雑魚戦では集中のお世話になる。
- 第2次Z破界篇
- 集中、必中、ひらめき、気合、魂、覚醒
- 第2次Z再世篇
- 集中、直感、気合、熱血、覚醒、魂
- 第3次Z
- 集中、直感、気合+、魂、覚醒
- UX
- 集中、直感、てかげん、覚醒、魂
- BX
- 集中、直感、てかげん、魂、覚醒
- OE
- 集中、加速、不屈、熱血
- X-Ω
- V
- 集中、直感、気合、突撃、魂、覚醒
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z破界篇
- 連続行動、カウンターL5、ブロッキング
- デフォルトで連続行動を習得しているため、他のパイロットの数倍の速度で成長していく。これが刹那の強み。カウンターは刹那の技量の低さからあまり発動しないので、ある程度強くなったら別のスキルで上書きしよう。余裕があれば技量を育ててカウンターを活かす手もあり。
- 第2次Z再世篇
- 第3次Z
- イノベイター、カウンターL7、戦意高揚
- 『再世篇』本編と全く同じ構成。エースボーナスの変更によりイノベイター発動後のSP回復がSP回復持ちと同等の値に変化する。
- UX
- イノベイター、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンター、全体攻撃L2
- BX
- イノベイター、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンター、全体攻撃L2、インファイト
- OE
- 底力:CT率、イノベイター、闘争心
- 闘争心でイノベイターの効果が発現しやすく、イノベイター自体も命中・回避以外にSP回復量の上昇にも補正が入るため非常に有用なスキルになっている。
- V
- イノベイター、気力+(ATK)、気力限界突破L2
固有エースボーナス
- 太陽炉搭載機、ガンダム系ユニットへの与ダメージ1.5倍
- 『第2次Z』でのボーナス。対象ユニットこそ限定されるものの、与ダメージが1.5倍も増加する脅威のボーナス。熱血や魂と効果が重複するため、魂を載せれば与ダメージが3.75倍という凄まじい数値に。なお、このボーナスは味方側のガンダム系ユニットやスポット参戦のGN-Xにも適用される。エクシアもダブルオーライザーも両方MAP兵器があるので、うっかり味方の該当機体を巻き込まないよう注意。
- 『破界篇』ではなかなか活かす機会がないが、終盤は『00』シナリオでは敵が大抵擬似太陽炉搭載機に乗っている上、金ジムとの一騎討ちが待っているので、取得しておくと難易度がグッと下がる。
- 『再世篇』では序盤からアヘッドやGN-X系が多く出てくる上、エピオンやデストロイなどの他作品のガンダムにも有効なので非常に頼もしい。ダブルオーガンダムの謳い文句である「ガンダムを駆逐するガンダム」の名に恥じぬ活躍を見せてくれる。
- イノベイター発動時のSP回復が+5
- 『第3次Z時獄篇』での新ボーナス。最大火力こそ減ったが、シナリオ中にGNドライブ搭載機やガンダム系ユニットの敵がかなり少ないためそれほど苦にはならない。SP回復量が増えることで覚醒や魂を使いやすくなり汎用性が上がっている。
- イノベイター発動気力120、SP回復値+5
- 『第3次Z天獄篇』ではこのようになり、さらに強化された。立ち上がりが早くなった上にSP回復増加もそのままなので、SPが毎ターン15も回復する。ほぼ毎ターン「集中」を使えるのが大きい。
- 闘志(攻撃が命中するとSP+1 気力+3)
- 『OE』のボーナス。技能イノベイターと非常に相性がいい。
- 気力120以上で特殊スキル「イノベイター」が発動し、毎ターンのSP回復がさらに+5される。
- 『V』のボーナス。表記が若干異なるが、第3次Z天獄篇と同じ効果。
パイロットBGM
- 「DAYBREAK'S BELL」
- 1stシーズン前期OPテーマ。
- 「儚くも永久のカナシ」
- 2ndシーズン前期OPテーマ。
- 「FIGHT」
- トランザム使用時はこのBGMが優先される。破界編においては、トランザム収得前に戦闘用BGMとして使えてしまうのだが。
- 「TRANS-AM RAISER」
- トランザムライザーソード使用時はこちら。
人間関係
- ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)
- チームメイトであり、良き兄貴分。彼と行動を共にする事も多い。ロックオン(ニール)が戦死した後である『2nd』では、彼にならって髪を少し伸ばしている。
- ロックオン・ストラトス (2代目)(ライル・ディランデイ)
- ロックオン(ニール)から事前に聞かされており、ライルをソレスタルビーイングへと誘っている。尚ライルの事は本名で呼ぶことが多いため、兄ニールとは明確に区別し向き合っているようである。
- アレルヤ・ハプティズム
- チームメイト。他のチームメイトと比べて絡みは少ないが、2ndで彼がピーリスと共に行方不明になった際に彼の無事を聞いて安堵するなど、大事な仲間として見ていることは確かである。
- ティエリア・アーデ
- チームメイト。当初関係は険悪な物であったが、徐々に彼と打ち解けていく。『2nd』第1話では彼との再会を喜ぶなどお互い共に戦友と呼べる関係となった。後の戦いでは、とある目的のために同行することに。
- グラハム・エーカー / ミスター・ブシドー
- ガンダムエクシアの初介入時に偶然その場に居合わせ、ガンダムに魅了される。そのため、以降は一方的にライバル視される。逆に、刹那自身はグラハムと対面こそしているものの、ライバルと認識している描写はほとんど見られない。
- ブシドーを名乗った後の彼には「破壊すべき世界の歪み」として対峙している。しかし、劇場版では彼の命を懸けた行動のおかげでELSとの対話に成功する。
- その後、ELS母星に向かう際、量子空間での対話で彼をELSと融合した人間として新生させ、自身の後継マイスターとして「地球とCBの行く末」を託す。
- なお、グラハムからは一貫して「少年」と呼ばれるが、刹那もグラハムの名前をあまり認識していないのか、原作では一度も名前で呼んでいなかった(一応、グラハムの名前を聞く場面は何度かある)。しかし、劇場版後を描いた朗読劇で初めて彼の名前を呼んだ。
- パトリック・コーラサワー
- エクシアの初陣の相手であり、機体の性能差も相まって圧勝。彼のプライドを粉々に打ち砕いた。劇場版では結果的に彼の命を救うことに。
- 沙慈・クロスロード
- 日本滞在時に偶然にも部屋が隣同士だった。初対面時に「愛想ないな」と言われてはいるものの、意外にも刹那は近所付き合いが良く、部屋に招待されたこともある。
- 『2nd』序盤で再開した後トレミーに同乗。ガンダムマイスターであったことが知られたため彼から敵視されるも、共に過ごすうちに和解。最終的にお互いの望む未来のために共にダブルオーライザーに乗り込み、共闘することになる。
- 小説版では、出撃前後に刹那の瞳が金色に輝くのを目撃している。
- ルイス・ハレヴィ
- 『1st』では沙慈の恋人である彼女とも付き合いがあったが、刹那自身の無愛想さから「こいつ嫌い」と言われてしまった。
- 『2nd』ではアロウズに入隊した彼女とアロウズ主催のパーティ会場で再会。お互いの現状を知らないこともあり、比較的親しげに会話していた。その際、刹那はルイスに沙慈について尋ねられ「宇宙で会った」と当たり障りのない範囲内で現状を伝え、その後沙慈にも彼女との再会を伝え「彼女と連絡取っていないのか?」と尋ねるなど二人の関係をかなり気に掛けている。終盤イノベイドの傀儡となった彼女と完全に敵対するが、沙慈と共に復讐の鬼となった彼女を救うために尽力する。
- マリナ・イスマイール
- 本作のヒロインで、刹那の『運命の人』。クルジスを滅ぼしたアザディスタン王国の第一王女で、刹那の亡き母と声が酷似した女性。対話による平和を模索するなど刹那とは真逆の道を行くが、互いに最大の理解者へとなっていく。
- フェルト・グレイス
- トレミーのブリッジクルー。『1st』ではロックオンの死後に共に彼の死を悼んでいるくらいしか絡みがなかったが、『2nd』終盤以降は彼女に想いを寄せられる。
- アリー・アル・サーシェス
- KPSAの元構成員。両親の殺害を仕向け、自身を戦いの道へ巻き込んだ傭兵。『1st』では彼に圧倒されるも、『2nd』では自らが負傷した状態で彼に完勝するなど実力が逆転している。
- だが、最後はライルに引導を渡されてしまうために明確な決着が付くことはなかった。一方、大森倖三氏の漫画版では、戦闘・精神面でサーシェスを完全に打ち破る展開がある。
- ネーナ・トリニティ
- チームトリニティに所属するガンダムマイスターの一人。三大国家群による共同のガンダム鹵獲作戦で苦戦していたところを彼女に救われ、初対面時に強引にキスされるが、当の刹那は「俺に触るな!」と引き剥がす。その後もチームトリニティ自体をマイスターとして認めないなどで関係は険悪。
- アニュー・リターナー
- 最終的には裏切ってライルを操られるままに殺そうとした彼女にやむなく止めを刺すことになる。『第2次Z再世篇』では、条件によっては殺すのではなく、救出することに。
- リボンズ・アルマーク
- KPSA時代、少年兵として生きることしか許されなかった彼を救った命の恩人であり、後に最大の敵であり、『世界の歪み』として敵対する事になる存在。
- 『2nd』の最終決戦にて雌雄を決するが、後に高河ゆん氏によって描かれたTVシリーズ終了後を舞台にした物語にて、彼の意思と再び対話し、完全に和解する。
- 刹那の両親
- KPSA時代にサーシェスからの洗脳を受けた結果、自ら殺害した。なお、母親はマリナと声が似ていた(声優も同じ)。
- 現在では時折母親の姿がフラッシュバックするほどの強烈なトラウマになっており、刹那がマリナを気にかける一因となっている。父親の姿はあまり出てこない。ビジュアル集では、刹那は母親に似た顔立ちになっている。
- マイケル・チャン
- 映画『ソレスタルビーイング』に登場する、刹那を元にした劇中人物。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 『第2次Z破界篇』終盤では、「ガンダム先輩」としての彼からのアドバイスに素直に耳を傾ける。
- 『第2次Z再世篇』ではタメ口ながらも「アムロ大尉」と階級付きで呼ぶなど彼にはっきりと敬意を表するようになり、アムロもまた、イノベイターへと革新していく刹那の変化を感じ取り、その革新を見守っていく。
- 『第3次Z』と『V』では彼に敬語を使って接している。
- 『OE』では逆に、年齢的にもガンダムパイロット的にもアムロの先輩として、彼を引っ張ることもあった。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)、カミーユ・ビダン
- 『第2次Z再世篇』ではアムロ同様に、イノベイターへと革新していく刹那の変化を感じ取り、時には助言を送りながらその革新を見守っていく。なお、アムロは自身の合流時に「カミーユの存在が刹那の革新を促した」という予測を立てている。
- 『OE』では30バンチ事件の際に2人と共闘しており、特にカミーユとは戦闘終了後に名前を教え合い、彼から好感を抱かれていた。
- バナージ・リンクス
- 『BX』ではパラオでの共闘・激突以来縁が出来、ガンダムパイロットの先輩として度々彼を導いていくことになる。
- ロストロウランでの戦いではトランザムバーストによって、彼とロニとの和解も導いた。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 『第2次Z破界篇』の無口仲間(?)で、最も関係の深い戦友であり、無二の親友。彼とは幾度と無く対立し、対話を交わし、共闘し合う。刹那曰く「彼(ヒイロ)を見ているとKPSA時代の自分を思い出す」との事。
- 『第2次Z再世篇』で絡みが更に多くなり、お互いの存在がシナリオの中核を担う。お互いを支え合い、切磋琢磨し、共に「変革者」として成長していく。
- 『OE』でも相棒関係になっており、千島列島の無人島にある連邦軍の強化人間開発施設を彼と共に強襲している。
- なお、刹那とヒイロの両名は「数字に関係した言葉が含まれている名前(コードネーム)である[3]」という共通点が存在する。
- デュオ・マックスウェル
- 『第2次Z破界篇』では彼から「ヒイロと同類」と一まとめにして扱われている。『第2次Z再世篇』では、ゼロシステムに飲み込まれて暴走する彼をGN粒子による精神感応を通じて説得し、暴走を止めた。
- トロワ・バートン
- 『第2次Z破界篇』のアザディスタンでの戦闘で彼とカトルに窮地を救われる。そして、『第2次Z再世篇』にてキャスリンを守るために自爆しようとするトロワの窮地を今度は刹那が救う。何の因果か、この時もアザディスタンでの戦闘だった。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 『第2次Z再世篇』の「悲しみのカトル」ではイノベイターとしての能力か、カミーユと同様に暴走する彼と感応し、その悲しみを感じ取った。
- リリーナ・ドーリアン
- 『第2次Z破界篇』で彼女をテロリストから救出した際、リリーナから「現状のCBの方法論では戦争根絶は不可能」と断言され、衝撃のあまり戦意を喪失する。
- しかし、彼女の思想と強い意思は同時に少なからず影響も与えていたようで、続く『第2次Z再世篇』では「新しい世界を背負って立つ資格がある者」として、マリナ同様に一目置いている節が見受けられる。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『第2次Z再世篇』では最終的に敵になるものの、他の敵勢力の親玉達とは違い、刹那はトレーズを自分と同じく「世界の歪みを正すための破壊を行う者」として見ており、トレーズに対し「俺達は等しく愚かなのかも知れない」と、一種の共感のようなものを感じていた。
- キラ・ヤマト
- 『第2次Z破界篇』ではガンダムスローネツヴァイを強奪したサーシェスとの戦闘中にアレハンドロの暗躍によりヴェーダから切り離され窮地に陥ったところを、事態を事前に予測していたスメラギの指示に協力した彼にも救われる。
- 『第3次Z時獄篇』では彼と共にオーブを防衛する。
- 『UX』では前大戦から共闘していた間柄であり、EDでは共にELSの母星へと旅立つ。
- シン・アスカ
- 『V』では、前の大戦において戦場で何度も敵として戦ったが、年月を経て共闘した後は互いに相手を認め合う「戦友」の間柄となっている。
- キオ・アスノ
- 『BX』では、ガンダムパイロットの先輩として彼を度々導く。
SDガンダムシリーズ
- 騎士ガンダム
- ある意味では刹那の理想とする「ガンダム」を最も体現した人物。
- 『BX』では共闘し、彼から勇者と認められると共に、刹那も彼を勇者と認め、時には彼に檄を飛ばすなど、強い信頼関係を築く。
- 剣士ゼータ
- 『BX』ではスダ・ドアカワールドより転移してきた彼を助け、ソレスタルビーイングの一員となった彼と共闘し、戦友関係となる。
- ネオブラックドラゴン
- 『BX』において、彼が「サタンガンダム」の名前を気まぐれで名乗っていたという理由で、「ガンダムの名を騙るモンスター」として敵視している。
- 三璃紗のガンダムたち
- 『UX』では人間でありながら文字通りガンダムそのものである彼らに対して複雑な感情を抱くが、彼らを仲間と認めるなど、彼らとの絆ははっきりと描かれている。
マクロスシリーズ
- 早乙女アルト
- 『第2次Z破界篇』でマクロス・フロンティア船団に潜入した際、「単位を落としそうな学生クン」を装って彼に接触を図り、情報収集を行なおうとする。
- 『UX』では共に「対話のための機体」を駆る者同士として、『第2次Z』以上に深く関わる場面が多い。
- ランカ・リー
- 『第2次Z破界篇』では当初はランカとシェリルの歌に対して当初は関心を示さなかったが、ランカが歌でゼントラーディの戦意を喪失させたのを目の当たりにし際にはランカの歌を「ガンダム」と表現した。
- 『UX』でもバジュラを鎮める彼女の歌に少なからず興味を抱いていた。
- シェリル・ノーム
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートのリボンズとグレイスとの最終決戦において、刹那が起こした奇跡が、V型感染症により命尽きる寸前にあった彼女の命と未来も救う事に。
- グレイス・オコナー
- 『第2次Z再世篇』では彼女からも「リボンズが危険視する存在」として彼女からも危険視されている。黒の騎士団ルートでの最終決戦ではトランザムバーストを発動させ、ヒイロ、ランカ、シェリル、バサラたちと共に、彼女とリボンズの野望を木っ端微塵に粉砕する。
リアル系
- キリコ・キュービィー
- ヒイロと並ぶ第2次Z破界篇』の無口仲間。
- 同作の中断メッセージ画面でも刹那・ヒイロ・キリコの三人が登場するものが有るが、『第2次Z破界篇』での密接な絡みは無い。ちなみにこの三人だとキリコ>ヒイロ>刹那の順に無口。
- ゼロ(ルルーシュ・ランペルージ)
- 第2次Z再世篇』序盤では「戦うべき相手」について彼と話をする場面がある。そこでは刹那が「世界の歪み」と対峙するのに対し、ゼロは「世界そのもの」と対峙しており、明確な違いが表れている。
- ゼロレクイエムルートにおいては、ゼロレクイエムを遂行しようとする彼の真意を感じ取っていた。黒の騎士団ルートのリボンズとグレイスとの最終決戦においては、刹那が起こした奇跡が、彼とスザクを完全な和解に導くことに。
- 相良宗介
- 『第3次Z時獄篇』で共演。「中東でゲリラとして活動していた事がある」「三木眞一郎声のスナイパーが相棒」など、共通点が多い。ちなみに、『時獄篇』の宗介と刹那は同年代である。
- なお、新世時空振動以前のADWで、ZEXIS加入前の彼やヒイロと交戦していた可能性が示唆されている。
- 玉城真一郎
- 『第2次Z破界篇』では戦争根絶の方法論について思いつめるあまり、組織の行動理念を巡って彼とトラブルを起こす。
- 枢木スザク
- 『第2次Z破界篇』にて、ZEXISに加わった彼の監視役をスメラギに命じられる。もっとも、刹那は「この部隊の人間がスザクを放っておくわけがない」と監視は必要ないと判断していた。
- ブールーズ・ゴウト、バニラ・バートラー、ココナ
- 『第2次Z再世篇』の序盤のクメンルートにて、連邦軍とアロウズによるクメンへの攻撃の際に、彼らのクメンからの脱出を手助けした。
- ホランド・ノヴァク
- 『第2次Z再世篇』の騎士団ルートのリボンズとグレイスとの最終決戦において、刹那が起こした奇跡が、寿命が尽きる寸前にあった彼の命と未来も救う事に。
- マジード将軍
- 『第3次Z時獄篇』にて、KPSA時代に彼の暗殺を命じられていた。
- ゲイツ
- 『第3次Z時獄篇』では、彼のあまりにカッ飛んだ言動にわかり合うことを諦め、最後は「理解不能」と切り捨てる。
- フェイ・イェンHD
- 『UX』では彼女との初対面時、イノベイターであるが故か彼女の存在に不思議なものを感じ取っていた。
- 皆城総士
- 『UX』では、宴会の席にて酒に酔った勢いで暴挙といえるほどのとんでもない人事を敢行する瑠璃に対し、共に頭を抱えた。
- 皆城乙姫
- 『UX』では第2部終盤に昏睡状態にあった刹那に対しクロッシングを行い、ロックオン(ニール)と共に刹那の復活を助ける。
- ショウ・ザマ
- 『UX』ではバーンの歪みを断ち切るために決着をつけるよう促す。
- バーン・バニングス
- 『UX』では直接口に出してはいないが、ショウとの決着に拘るバーンの姿にかつての宿敵を思い起こしている。
- シンジロウ・サコミズ
- 『UX』では第2部終盤にダブルオークアンタの初陣の相手として対峙。彼の歪みを正すべく、その魂に呼びかける。
- 来主操
- 『UX』ではひたむきに対話の道を貫き続ける刹那の姿勢に大きな感銘と影響を受ける。
- メルダ・ディッツ
- 『V』にて、ヤマトのクルーが彼女に対し疑いの目を向ける中で、新正暦世界に迷い込んで間もない刹那は彼女の事を信じていた。
- アンジュ
- 『V』では彼女のコーチの一人。
- なお声優がタスクと同じなため、アンジュからは初対面時に「いい声をしている」と言われていた。
スーパー系
- 砂原郁絵
- 『第2次Z破界篇』序盤で彼女からウサギの形に切り分けたリンゴを勧められ、暫く思案した後にこれを受け取った。
- 『第2次Z再世篇』序盤でもブロッケン伯爵戦を終えドイツから発とうとした際、彼女からの餞別として再度リンゴとお弁当を受け取っている。
- 『第3次Z天獄篇』DLC「戦わざるもの食うべからず」でも同じリンゴを受け取った。
- 飛鷹葵、館華くらら、加門朔哉、ジョニー・バーネット、エイーダ・ロッサ
- 『第2次Z破界篇』ではエイーダ以外のメンバー四人とは序盤から共闘する。
- 『UX』では前大戦から共闘していた間柄で、『第2次Z破界篇』の時とは逆にエイーダとは他の四人よりも先に共闘する。
- 早瀬浩一、加藤久嵩
- 『UX』では第3部にて彼らの対話を導き、加藤を説得するための道を拓く。また、刹那の理想は「邪魔する者は悪」という考えの浩一にも大きな影響を与えた。
- 九条美海
- 『UX』では初対面時に彼女の精神的な危うさを直感的に見抜いていた。
- 森次玲二
- 『CC』では迷いを抱いてる刹那を立ち直らせるためにあえて厳しい言葉をかけている。
- ちなみに刹那とのやりとりは、森次の名前の由来とされている森次晃嗣氏が演じたモロボシ・ダン=(ウルトラセブン)の台詞である。また、刹那を演じる宮野氏もそのセブンの息子であるウルトラマンゼロを演じている。
- 覇道瑠璃
- 『UX』では宴会の席にて酒に酔った勢いで暴挙といえるほどのとんでもない人事を敢行する彼女に、総士と共に頭を抱える。
- ティトゥス
- 『UX』第1部のブラックロッジによる覇道邸襲撃の際、彼と生身同士で交戦するも、放った銃撃を全て彼に切り払われてしまう。
- アイラ
- 『UX』では奇械島での戦いが終結した後、世界を識る旅に出る彼女にマリナを紹介している。
- ツナシ・タクト
- 中の人が同じ、『X-Ω』で共演。放送時期が近いせいかファンの間で何かと関連付けられる。
バンプレストオリジナル
- クロウ・ブルースト
- 『第2次Z破界篇』ではルートによっては、なし崩し的にソレスタルビーイングの協力者となった彼と序盤から共闘するが、当初は「お前がガンダムではない」と断じる等、初期は冷淡な態度をとっていた。
名台詞
1stシーズン
- 「エクシア、目標を駆逐する」
- 戦闘開始時等における台詞。
- 『X-Ω』では、ネーナがそれを元にした台詞を口にしている。
- 「この世界に、神なんていない…!」
- 第1話冒頭より。刹那の少年兵時代に流れていたサーシェスの「この戦いは神のための聖戦である」という放送に対して。この時点で既にKPSAに施された洗脳は解けかかっていたようだ。
- 以降、彼は神の存在に否定的になるが、スパロボでは「神」の位にいる数多の存在と出会っている。しかし、その者達は僅かな例を除いて「人が信じる様な神」ではなく、「神の名の下に他者の命を平然と奪う破壊と殺戮の権化そのもの」であり、結局は否定するべき敵でしか無い。
- 「ガンダムだ…」
「俺がガンダムだ」 - 第2話より。刹那を、そして『機動戦士ガンダム00』を代表する台詞。刹那役の宮野真守氏も一番印象に残っている台詞として挙げている。『第2次Z破界篇』においてDVEで再現されている。
- 当初はその突飛さから迷言とされる事もあった台詞であり、直後にロックオン(と視聴者)からも「何言ってんだ!?」と突っ込まれている。
- だが、物語が進行していくにつれて刹那の言う「ガンダム」がモビルスーツを指しているものではなく、「戦争を根絶するもの」という意味合いである事が明らかになっていった[4]。
- あまりに有名な台詞である為、刹那の代名詞的に言われがちだが、最終的には「ガンダムになった」もしくは「ガンダムを超えた」等の心境の表れか、これを徐々に口にしなくなる事も特筆に値する。実際、2ndシーズン以降は「俺とガンダムが」という表現が増えたが、こちらは単にモビルスーツのことを指す。
- 余談だが、宮野氏が後年演じたウルトラマンゼロが「俺は、ウルトラマンだ!」というそっくりな台詞を言ったため、ネタにされており、コンパチヒーローシリーズで共演した際には二人がそれぞれの台詞を言う合体技がある。
- 「違う、クルジスだ」
- 欧州で外交活動を行っていたマリナ・イスマイールから「アザディスタン出身でしょう?」と聞かれた際の返答。
- この後の会話でクルジスを武力併合という形で滅ぼしたのはアザディスタンである事が判明するため、刹那にとってマリナは故国を滅ぼした親玉(当時は関わっていなかったが)となるため、マリナは言葉が続かず、縋るように話をさせてほしいと頼み込んでしまう。
- 小説版では旧クルジス住民の大半は現在でも国名を聞かれると胸を張って「クルジス」と答えるとされており、そういった住民は例外なくアザディスタンに敵意を持つとされているため、マリナは目の前の少年が自分に少なからず敵意を持っている事に言葉が続かなかった。
- 「俺は、ガンダムになれない…!」
- 第12話より。アザディスタン王国に武力併合された旧クルジス地区における戦闘でかつての自分と同じようなゲリラの少年兵達を助けられなかった際の後悔の一言。
- この「ガンダム」という絶対的な武力を以ってしても人命を救えなかった苦い経験が、刹那の心を少しずつ変革させていく事になる。
- 余談だが、次回予告で「刹那、ガンダムになる」と言われてしまい、唖然とした視聴者は多かった。ちなみに、上記の台詞は撃墜時の戦闘台詞として採用された。
- 「えっ? 支持はしません。どちらにも正義はあると思うから。でも、この戦いで人は死んでいきます。沢山…死んでいきます」
- 第13話より。「アザディスタン王国における紛争で、君は改革派か保守派のどちらを支持する?」というグラハムの問い掛けに対する答え。
- これは地元民の演技をする刹那の台詞であるが、かつてクルジスの少年兵として「神に捧げる聖戦」に身を投じた彼の過去を考慮すると、若干の本音も入っているのだろう。事実、ノベライズ版ではこの場面で「演技の真実味を増すために本音も混ぜている」と説明されている。
- 「今度こそ…今度こそ、ガンダムに…!」
- サーシェス一味によって拉致されていたアザディスタン王国の宗教指導者マスード・ラフマディーを王宮へ送り届ける際に呟いた台詞。上述の第12話の名台詞との対比となっている。
- 「会おうと思えば何時でも会える。死んだ訳じゃない。」
- 第14話より。母親が実家に帰って寂しがるルイスを諭そうとして。母親をはじめ自分の家族を悲惨な形で喪ってしまっている刹那としては精一杯の思いやりの言葉であったが…。
- なお、ルイスは「コイツ嫌い」と怒ってしまうも、第18話でこの言葉の重さを身をもって知ることになる。
- 「お前達が…その機体がガンダムであるものかっ!!」
- 第19話より。チームトリニティの過剰なまでの武力介入に遂に業を煮やし、トリニティを紛争扶助の対象とみなし、対峙した際の台詞。
- 刹那にとってのガンダムは「戦争を根絶するもの」を指すため、過剰な武力介入を行い続けるトリニティへの憤りは人一倍だっただろう…が、そんな事を知る由もないヨハンには「錯乱したか」と言われてしまった。
- ちなみに、『第2次Z破界篇』では対ガンダムスローネの特殊戦闘台詞に採用。
- ロックオン「お前はエクシアで何をする」
刹那「戦争の根絶」
ロックオン「俺が撃てばできなくなる」
刹那「構わない。お前が代わりにやってくれれば。この歪んだ世界を変えてくれ」
「だが生きているのなら、俺は戦う。ソラン・イブラヒムとしてではなく、ソレスタルビーイングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイとして」
ロックオン「ガンダムに乗ってか」
刹那「そうだ…俺が、ガンダムだ」 - かつての刹那が、ロックオンの家族をテロに巻き込んだKPSAの構成員だったことを知ったロックオンに銃口を向けられた際に答えた台詞。これを聞いたロックオンは刹那の心情を理解する。
- 「ありがとう…最高の褒め言葉だ」
- 上記の後、銃を下したロックオンに「全くお前は本当にガンダム馬鹿だ」と言われて。1stシーズンで、刹那が笑顔になった唯一の場面である。
- 「武力による戦争根絶! それこそがソレスタルビーイング!」
「ガンダムがそれを成す! 俺と共に!!」
「そうだ、俺が! 俺達が、ガンダムだ!!」 - 最終話におけるアレハンドロの乗るアルヴァアロンとの戦いの際に発した決意。
- スパロボではトランザム発動のイベント戦闘時の台詞として使われているほか、ガイオウに対しても特殊戦闘台詞という扱いでこの台詞を発する。トドメ演出の台詞にもなっている。
2ndシーズン
- 「変わっていない…あの頃から、何一つ…! こんな世界など、求めてはいない! 俺も、ロックオンも!」
- 第1話より。コロニー「プラウド」内で沙慈を助けつつ、目の前に広がる殺戮を目の当たりにして怒りを募らせる。
- 「破壊する…ただ破壊する! こんな行いをする、貴様達を!」
「この俺が駆逐するッ!」 - エクシアリペアを駆り、アヘッドに肉薄するも…。前半部分は戦闘台詞として採用されている。
- 「これで、あんたの逃げ場はなくなった」
- 第2話より。ビリーの元に居候していたスメラギがソレスタルビーイングの戦術予報士であることを彼に明かして、彼女を半ば強引に連れ出した[5]。
- ちなみに田口央斗氏の漫画版では、全裸でシーツ一枚にくるまっているスメラギを刹那がお姫様だっこして連れ去るという、TV版にもまして衝撃的(笑撃的?)な場面になっている。
- 「目覚めてくれ、ダブルオー…。ここには! 0ガンダムと! エクシアと! 俺がいる!!」
- この言葉と共に、今まで安定稼働しなかったツインドライヴシステム機ダブルオーガンダムが起動。まさに、三位一体である。なお、似たような台詞を言ったキャラが過去に存在する。
- ちなみに、これは太陽炉同調のタイムラグが原因である。『第2次Z再世篇』ではDVE。
- 「ダブルオー、目標を駆逐する!」
「これが…俺たちの! ガンダムだ!」 - この台詞と共にアロウズ部隊を撃破する。
- 余談だが、宮野氏が後年演じたウルトラマンゼロが「これが! 俺たちの! 光だ!」という台詞を言ったため、こちらもネタにされることに。
- 「まさか…カタロンの構成員として育てているのか…!?」
- 第5話より。カタロンが保護していた子供たちを見て思わず問い詰める。すぐに「その様な事はしていない」と説明されるが、自身の経験からこう思ってしまうのも無理は無い。
- 「俺は二度と、あの中に入ることは出来ない…」
- 戯れる子供たちと戯れるマリナに在りし日の母の姿を見出して。自分の手は血で汚れきっていると思っていることが解る。
- 沙慈「君でも、笑うんだ」
刹那「嬉しいことがあれば、誰だって笑うさ」 - 第7話において、アレルヤの無事の報告を受けた際のやり取り。口数は少なくとも、仲間を思いやる情が刹那の中にもあるのが伺える。
- スパロボでは『BX』において、ジンネマンと和解した際に微笑み、バナージやスメラギに刹那が後者の台詞を返している。
- 刹那「戦え!」
沙慈「え?」
刹那「ルイス・ハレヴィを取り戻すためには、戦うしかない」
沙慈「僕が…戦う…?」
刹那「彼女の事が大切なら、出来るはずだ」
沙慈「…人殺しをしろって言うのか!?」
刹那「違う。彼女を取り戻す戦いをするんだ」
沙慈「そんなの詭弁だ! 戦えば人が傷つく! ルイスだって…!!」
刹那「お前のための、戦いをしろ」 - 第12話より。戦場にルイスがいたことが解り、思い悩む沙慈との会話。しかしこの後、彼から「僕はお前らとは違うんだ! 一緒にするな!」と殴り飛ばされてしまう。
- 刹那としては「MSでの戦いは俺に任せて、お前はルイスを取り戻すための戦い(説得など)をしろ」と言いたかったようだが、ライルが言う通り、確かに言葉足らずだった。
- 逆に『第2次Z』では、刹那は沙慈に対して終盤までは一貫して「戦いは俺がやる」「お前は戦ってはいけない」と言い続けている(これは原作でライルが「こう言えばよかったのに」と指摘していた事である)ため、沙慈から殴られる場面もなく、その気遣いを感謝されている。そして実際に言った頃には、沙慈も刹那の事を理解していたので「自分のための戦いをやる」と刹那の言葉に応えた。
- 「やめろ!」
「お前がしていることは、暴力を生みだすだけの卑劣な儀式だ!」 - 第15話より。夢の中で、かつての自分の凶行を止めようとするが結末は変わらなかった。そしてロックオン(ニール)から「お前は今の命のために戦え」と諭され、「お前は変われ」と言葉をもらい……
- 「確かに…あんたは一国の皇女より、音楽を奏でる方が似合って見える……」
- マリナに「音楽の道に進みたかったが、血筋のせいで皇女に担ぎ上げられた」という過去を聞かされて。
- 「マリナ……今度会ったとき、また子供達の歌を聴かせてくれ」
- カタロン基地から離れる際にマリナに対して。毎回唐突にマリナの前に姿を現していた刹那が、初めて自分からマリナに再会の約束をした瞬間である。
- しかし、次に二人が再会したのは……
- 「戦うだけの人生……俺もそうだ! だが今は! そうでない自分がいる!!」
- マスラオとの戦闘時、ガンダムと戦い超えることが生きる証と語るブシドーに対して。
- 第16話より。かつて自分の事を「戦うことしか出来ない破壊者だ」と語っていた刹那が、マリナやロックオンの言葉を受けて変わり始めた瞬間。
- 「成功する確率は低いだろう。だが、始める前からあきらめたくない!」
- 第17話より。オーライザーに乗ることに躊躇する沙慈に対して。この言葉と共に、二人はダブルオーライザーで衛星兵器メメントモリの破壊を試みるが……。
- 刹那「戦いは破壊することだけじゃない、創り出すことだって出来る。俺は信じている、俺達のガンダムなら、それが出来ると。…後はお前次第だ」
沙慈「…僕は、引き金を引けない」
刹那「分かっている」
沙慈「ルイスに叫び続けることしかできない」
刹那「分かっている」
沙慈「それでも、僕は…僕は…!」
刹那「会いにいこう、ルイス・ハレヴィに…!」
沙慈「あぁ…ああ!」 - 第18話より。迷いつつもルイスを助けたいと苦悩する沙慈との会話。二人とは1stシーズン時にそれなりの付き合いをしていたため、人生を狂わせてしまった事になおさら責任を感じているのだろう。
- 「俺は……生きる。生きて明日を掴む。それが俺の戦いだ。生きるために、戦え」
- 第22話より。死に急ぐブシドーを、この台詞で諭す。同時に沙慈にも感銘を与えた。
- フェルト「刹那…」
刹那「…フェルト」
フェルト「…これを」
刹那「花…?」
フェルト「リンダさんがラボで育てたんだって。…あなたに、あげたくて」
刹那「ありがとう、フェルト」
フェルト「…マリナさんに怒られるかな?」
刹那「彼女とはそんな関係じゃない」 - 最終決戦へと赴く際にフェルトから花を手渡された時の会話。周囲は刹那とマリナが恋人に近い関係と誤解しているが、当人間ではそんな意識はまるでない様子。
- 「皆の命が…消えていく…!」
「そんな事…させるかぁぁぁッ!!」 - 第24話より。トランザムライザーから放出される大量のGN粒子を通して仲間達の危機を感じ取って。直後、この機体に隠されていたシステムが起動した。
- 「そうだ…未来を創るために…俺達は、変わるんだぁぁぁッ!!」
- トランザムバーストが起動した際の台詞。
- 「そのエゴが世界を歪ませる! 貴様が行った再生を、この俺が破壊する!」
- 最終話より。リボンズとの最終決戦で、彼の傲慢さをこの台詞で断ずる。リボンズは「いい覚悟だ!」と返した。
- 「ガンダムエクシア…刹那・F・セイエイ、未来を切り開く!」
- ダブルオーを破壊された刹那の前に現れたのは、かつての愛機であるエクシアだった。そして彼はこれに乗り換え、真の最終決戦に挑む。
- 「俺達はソレスタルビーイング。戦争根絶を目指す者」
「世界から見放されようと、俺達は世界と対峙し続ける。武力を行使してでも、世界の抑止力となって生きる」
「だからこそ俺達は、存在し続けなければならない。未来のために…!」 - 最終話のラストシーンより。アロウズという歪みを断ち切った後もソレスタルビーイングの活動、そして純粋種として目覚めた刹那の使命は終わらない。
- 己ら自身が人類の脅威として、世界を一つにするための存在として世界に生き続ける事を選ぶ。やがて訪れる、「来るべき対話」のために…。
- なお、「世界から見放されようと、世界と対峙し続ける」のくだりは劇場版初登場となる『UX』でクアンタのライザーソード使用時の台詞として使われている。
劇場版
- 「リ、リボンズ・アルマーク…!?」
- かつて自身が倒したリボンズ・アルマークとよく似た姿のイノベイドを見て驚愕する。果たして、その正体とは…。
- ちなみに、劇場版の公開前PVでもよく流れた台詞だったので、視聴者からもまた「まさか、劇場版では復活したリボンズと戦うのか?」と思われた。なお、正体はリボンズではなく、スカイ・エクリプスの擬態である(詳しくは『00I 2314』を参照)。
- 「わからない…本当にわからないんだ」
- ELSについて仲間から聞かれた時の台詞。刹那にしては珍しく曖昧な答え。
- これはイノベイターのいわゆる直感でELSに何かを感じているが、それを刹那自身も上手く言葉にできず、曖昧に答えるしかできなかったためである。
- 「俺の声が聞こえるか? 逃げろ! 逃げるんだ!」
「連邦のパイロット…」 - ELSに侵食されている巨大MAに搭乗する連邦のパイロットに対して脱出を促すが、その時既に遅し。刹那は、救助できなかった彼の死を悼むのであった…。
- こうして、純粋種のイノベイター同士は、お互いの存在を知ることもなく終わったのである。
- 「お前たちは何者だ!?」
「何を求めてここに来た!?」
「応えろぉぉぉぉっ!!」 - トランザムバーストを発動してELSと対話しようとした際の台詞。しかし、膨大な情報量に脳が耐え切れず昏睡状態に陥ってしまう…。
- 『UX』『BX』ではイベント時でのELSに対するトランザムバーストで使用されている。
- 「良いも悪いもない。ただ、俺には…生きている意味があった」
- ELSと対話し、彼等の真の目的を知った際に。
- なお、脚本家の黒田洋介氏は劇場版のパンフレットにて、この台詞を「『生きたがりの死にたがり』という自己矛盾を持っていた刹那が、自己矛盾を超越した瞬間である」と評している。
- 「だから、示さなければならない。世界はこんなにも、簡単だということを…!」
- ELSとクアンタムバーストで対話して、理解した際の台詞。そして刹那とティエリアは…。『UX』ではDVE。
- 刹那「こんなにも長く、時間がかかってしまった…」
マリナ「すれ違ってばかりいたから…」
刹那「だが、求めていたものは同じだ……」
「きみが正しかった……」
マリナ「あなたも、間違ってなかった…」
刹那「俺達は…」
マリナ「私達は…」
二人「分かりあうことが出来た…」 - ラストシーンで50年ぶりに地球へ帰還しマリナと再会した際の台詞。50年と言う長い歳月をかけて再会した2人はようやく分かり合うことができ、刹那は戦いを捨てることができた。澄み渡る未来の先で、「刹那・F・セイエイ」という夢は終わり、「ソラン・イブラヒム」が目を覚ました瞬間なのだろう。
- 『第3次Z天獄篇』ではEDで刹那(とティエリア)がELSの母星に向かうために旅立つ前に再会した際にこの会話を行なっている。原作と異なり、様々な異星人との出会いや様々な闘争の末に分かり合う時間が早くなったとも取れる。
漫画版
- 「アリー・アル・サーシェス…あんたが見える……昔よりはっきりと、そして小さく……あれほど大きかったあんたが……今はもう…」
- 大森倖三版『2nd』(角川書店・刊)で、ダブルオーライザーの量子空間でサーシェスを見た刹那は、かつての師にして仇敵をこう評した。サーシェスにしてみればこれ以上ない屈辱だっただろう。そして……。
- 「アリー・アル・サーシェス……戦いだけを求め続ける哀れな魂。あんたに未来など決してこない」
- 上記の直後、アルケーを一瞬の内に真っ二つにし、そしてこう断じた。仇敵に完全勝利した瞬間である。
- 「共に未来を作ろう! リボンズ・アルマーク!」
「アンタの言う通りだ。俺はアンタに救われた。戦いしかなかった俺に、生きる意味を与えてくれた。」
「まだ遅くない。一緒に行こう…」 - 田口央斗版『2nd』(講談社・刊)最終話にて。最後の死闘でコンプレックスが爆発したリボンズに対し、刹那はこの言葉と共にコックピットから姿を現し手を差し伸べた。
- 曲がりなりにも恩人だった彼に感謝の言葉を述べるなど、田口版の名シーン。そして、リボンズが選んだ答えは…。
- 「それがアンタの答えか!!」
- 同じく、田口版『2nd』最終話より。リボンズは刹那にビームガンを向け、拒絶の意志を示す。それに対し、刹那のエクシアR2はGNソード改を構え、Oガンダムに向かっていく。そして…。
- 「ありがとう」
- 田口版『2nd』のラストシーンで、花にやる水を持ってきた子供たちに対して。血で汚れきった彼の手にも、ようやく子供たちと手を取り合い、戯れることが再び出来る時が訪れたのだった…。
- ガンダムマイスターとして使命を貫くために茨の道を選んだTV版本編とは別の選択だといえる。
迷台詞
- 「愛ッ!?」
- 1st最終話にて、唐突にグラハムから愛を告白された際のツッコミ。まぁ、気持ちはよくわかるというか、全国のリアルタイムで見ていた視聴者も同じ事を思っただろう。
- スパロボでも劇場版のグラハムが毎回相手の行動を愛に例えるので(その場に居合わせなかった『UX』以外では)即座にこれでツッコミを入れる。
- 「違う」
マリナ「違います」 - 2nd第4話にて、ミレイナから「二人は恋人なのか」と聞かれた際に。
- ティエリア「…ヴェーダ」
刹那「ガンダム…」 - それぞれの陣営がそれぞれの想い人の名を呼ぶ中、ティエリアと二人で見事にオチをつけた台詞。
- ただし、この直後にマリナが銃撃されてこの回が終わるため、「マリナ…」とでも言おうものなら間違いなく死亡フラグになっていたであろう。
- 『第2次Z再世篇』においても再現されており、この後にクロウの「借金返済…」という台詞が入る。
- 「ちょりーっす! 転入生の刹那でーすっ! よろしチョリース!」
- ドラマCD第1弾「アナザーストーリー MISSON-2306」でルイスを護衛するために学校に通う事になるのだが、その時の自己紹介の第一声がコレ。
- どう見てもキャラが崩壊しているが、ヴェーダのプランの薦めで「擬似人格TYPE-R35」を用いていたため、このような性格になっており本人の意思ではない(実際、心中で「本当にこれでいいのか?」と自問していた)。
- 「アルヴァトーレってあれっしょ? あの、『金ジム』って呼ばれてる…」
- ドラマCD第3弾「アナザーストーリー COOPERATION 2312」での迷言。こちらでも「擬似人格TYPE-R35」を使う事になってしまっている。言うまでもなく、『金ジム』と呼ばれているのはアルヴァアロンのほうである。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「大きさなど関係ない……ガンダムには!」
- 2Lサイズ以上の敵に対して。エクシアの性能ならばやり様はあるが、それ以前に他作品だとコロニーを丸ごと吹き飛ばしたり、大質量を押し返したり、地球にダメージを与える原因、文明一つを無に帰したりなどとケタが違うガンダムがゴロゴロ存在し、実際に刹那当人も後に衛星兵器を真っ二つにしている。
- 「インペリウムはソレスタルビーイングが討つ!!」/「次元獣…この俺が駆逐する…!」
- 『第2次Z破界篇』における対インペリウムへの特殊戦闘台詞。『L』の浩一を皮切りとする「版権→オリジナル」への特殊戦闘台詞である。
- 「インサラウム……俺達が止める!」
- 『第2次Z再世篇』における対インサラウムへの特殊戦闘台詞。『L』から引き続き「版権→オリジナル」への特殊戦闘台詞が追加収録された。
- 「あのマシンは戦争を加速させる……!」/「モビルドール…! その存在は許されない!」
- 対モビルドール。破壊と殺戮のためのマシンは、戦争根絶のために在るソレスタルビーイングにとっては看過できない存在である。
- 「俺もお前もガンダムだ」
- 他作品のガンダムへの援護台詞。PSP用ソフト『機動戦士ガンダム ガンダムvs.ガンダム』のアオリ文句が元ネタ。
- 「曹操…次は俺の力を示す」
「曹操、お前の力はまだ必要だ!」 - 『UX』における曹操への特殊援護台詞。台詞自体は迷台詞ではないのだが、『UX』ではバグによって、孫権への援護の際に発生する台詞になってしまっている。
- 「俺は戦うために来たわけでは…だが…!」
- 『UX』における対ELS。原作とは微妙に対応が違うのがポイント。
- 「オーラの力、それは戦うためだけの力ではないはずだ!」
- 『BX』における対聖戦士。
- 「ヴェイガンのパイロット! 俺の声が聞こえるか!」
- 『BX』における対ゼラ。原作でのデカルトに対する台詞のアレンジ。
Zシリーズ
- 「あれも…ガンダムか!?」/「あれもガンダムなのか…」
- 前者はAEU基地に現れたガンダムデスサイズを見て、後者は別の世界から現れたガンダム達を見ての一言。実に刹那らしい反応。
- 「お前はガンダムではない…」
- 第5話CB追跡ルート「超獣合神」より。CBに投降したクロウに対してこう返す。クロウは直後に「は?」と当然の反応を返している。
- ロックオン曰く「言ってる事はよくわからんが、刹那はあいつを信用してないようだな」とのこと。
- 「お願いします。僕…このままじゃ単位が危ないんです。今日中に回答を30人分集めないと留年しちゃうんですよ」
「そっちの二人もちゃんとお願いしなよ。君達も僕と同じなんだろ」
「そんな風に突っ張ってちゃだめだよ、君」 - 第11話フロンティア船団ルート「オン・ユア・マークス」より。フロンティア船団に潜入した際にアルトにアンケートを求めた際の台詞の数々。
- 学生という設定だけならともかく、何故か委員長という扱いだった(ヒイロやデュオより年上だからだろうか)。
- なお、刹那のあまりの巧みな演技っぷりには、元歌舞伎役者であるアルトでさえも「不良の面倒を見なきゃいけないなんて大変だな…」と完全に騙されていた。
- 「くだらん…」
- シェリルやランカの歌について、「歌で戦争が止められたらいいのに」という話題になった際の台詞。この時は「歌で戦争を止める」事に否定的だったのだが…。
- 「ヒイロ・ユイ…。お前が俺とは違うといったのを訂正する」
「お前もガンダムだ」 - 第20話「砂塵に舞う悪意」より。OZ、ブリタニア・ユニオン、人革連、AEUが差し向けた無数の敵機による包囲を突破するために自爆したヒイロの行動に対して。ヒイロは「そうか…」と返答している。
- 「全てを変える圧倒的な力…あの歌も…ガンダムか…!」
- 第34話CBルート「メモリアル・デビュー」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。ランカの歌で攻撃をやめるゼントラン兵たちの姿に驚愕する。刹那は『戦争を止めるもの』のことを総じて『ガンダム』と表現するので、意味は通じる。
- また、刹那はランカの歌で攻撃をやめたゼントラン兵達の様子を、かつて0ガンダムに命を救われた際の自分の様だとも評している。
- 「違う…!」
「奴らはガンダムではない!」 - 沙慈からルイスの負傷、そして絹江の死を知らされ、「何なんだよ、ガンダムって!?」とガンダムへの憎悪を露わにした沙慈に対して。
- そして、平和に暮らしていたはずの沙慈やルイス、絹江を巻き込んでしまった落とし前を付けるかの如く、刹那はチームトリニティに戦いを挑む。
- 「ロックオンは……!?」
- 第48話「夜明けの鐘」より。アルヴァアロンを撃墜した刹那のもとに、護衛を突破したZEXIS本隊が到着。遅れてデュナメスが合流し、安堵する一行だったが……。
- 「うう……うわあああああああああぁっ!! ロックオォォォォン!!」
- 合流したデュナメスから聞こえてくるのは、相棒の名を呼び続けるハロの声のみ。ロックオンの死を知った刹那は、ただ慟哭する……。
- 「変革と破壊は違う。この世界はもう十分過ぎる程、血を流した」
- 「誰もが畏怖する程の強大な力でなければ世界は動かない」と主張し、ガイオウによる「破界」の正当性を口にするカルロスを否定するが、彼からは「足りないね」と一蹴される。
- 「アレルヤ…ティエリア…ロックオン…俺は…俺達は…ガンダムだ…!」
- 『再世篇』予告より。プトレマイオス撃墜後の呟き。直後、GN-Xの総攻撃がエクシアを襲う…。
- 『再世篇』ではプロローグでこの場面があるが、敵を全滅させるとなぜか2ndシーズンの顔グラが出るバグがある(ここで2ndの刹那が登場したという扱いになるようで、キャラクター事典にも登録される)。
- 「ミスター・ブシドー…。あの男なのか…」
- ブシドーとの初戦にて。原作とは違い、グラハムが破界篇でやたらと絡んできたせいか、初見でブシドーの正体を把握している。まぁ、あんな奴が何人もいたら刹那も嫌だろうが…
- さらに、『UX』のグラハム生還時の発言よりも遥かに早く、「ミスター・ブシドー」名義ではあるが名指しで呼んでいる。
- 「くっ…うう…!」
「わからない…だが、頭が…いや、胸が…痛い!」 - 第23話宇宙ルート「悲しみのカトル」より。暴走するカトルと感応し、彼の抱える悲しみを無意識のうちに感じ取った際の台詞。
- この頃からイノベイターとしての能力の片鱗を見せている事が分かる(実際、カミーユは刹那の革新を感じ取っていた)。ただ、原作ではダブルオーライザーに乗ってしばらくした後、「自分自身を変革させる」と考えてから覚醒が始まった事を考えると早過ぎである(この時点ではダブルオーライザーは登場していないが、原作とは違いトランザムを乱発できるから早まったのかもしれない)。
- 「デュオ・マックスウェル! 己を取り戻せ!」
「お前の希望を捨てない強い意志はいつだって俺に力をくれた! そのお前が機械に翻弄されるのか!」 - 第24話宇宙ルート「ゼロと呼ばれたG」より。ゼロシステムに飲み込まれて暴走するデュオとGN粒子を介して意識がリンクした時、彼を止めるために呼びかけた言葉。刹那の成長と仲間との絆が良く分かる台詞である。
- (ヒイロ…お前ならそのガンダムの呪縛を打ち破れるはずだ)
(お前は俺にガンダムになれと言った。だが、俺はお前に言う)
(ガンダムに打ち勝て…!) - 第29話「戦士たちの叫び」において、ダブルオーライザーによって展開された対話空間の中でゼロシステムに振り回されていたヒイロに向けた言葉。かつて自分が発破をかけられたように、親友を支え、後押しする。
- 「新しい世界を背負って立つ資格があるのは、戦う事をずっと否定してきた人間だけだ」
「彼女一人ではない。…平和を願い、戦いを否定する者達のために俺達は戦おう」 - 同話にて、ヒイロ達と完全平和主義の話題になった際に。ダブルオーライザーという力を得た刹那は、マリナが願う争いのない世界を築くために戦友達と共に新たな戦いへ赴く。
- 「戦いは俺がやる。お前はツインドライヴの制御だけに集中しろ」
「お前は戦ってはならない。いつか、平和になった日のために」 - 第30話「一点突破」において「ソレスタルビーイングを許せない気持ちはあるが、この世界を守るために出来る事をやりたい」とオーライザーの正パイロットとなる決意を固めた沙慈に向けた言葉。
- 刹那にとっては沙慈もマリナやリリーナと同じ、「平和を願い、戦いを否定する者達」の1人なのであろう。
- また、前述の通り、言葉が足りず「お前のための戦いをしろ」と言って沙慈を怒らせてしまった原作と比べて対応が真逆なのもポイント。
- (あの日、クルジスで俺が見たのは、この世界には存在しないはずだった神……圧倒的な力だった)
(その力は戦場を切り裂き、無力だった俺を救ってくれた)
(だから、俺はそれになろうとした。世界を変える力、ガンダムに)
(だが、ガンダムは神ではなかった……)
(やはり、この世界に神はいない……あの日、ガンダムになろうとした俺は間違っていたのか……) - 第34話宇宙ルート「白き牙」のIMより。夢うつつの中でのモノローグ。刹那にとっての「ガンダム」とは、総論すれば「世界を変える力」であり、より正確に言えばクルジスで見た0ガンダム……そこで受けた衝撃のことである。だからこそ彼は、あの「ガンダム」のような、世界を変える力そのものになろうとしたのだ。
- だが、その「ガンダム」に乗っていたのは、世界の歪みたる敵。信念を根幹から揺るがされた刹那の夢に現れたのは、破界事変で宇宙に消えたあの男だった……。以降、彼はガンダムになるのではなく超えるために己を変革していく。
- 「急げ、ロックオン! コックピットを引き抜け!」
- 第34話宇宙ルート「白き牙」でアニュー救出フラグを成立させていた場合。
- 原作ではアニュー機に直撃させ、心ならずも彼女を倒してしまうのだが、フラグが成立していると刹那が上記のセリフを叫ぶ。直後、この声にロックオンは力強く応え、そして…。
- 「…狙撃のコツは、あの男に教えてもらった…」
- 上記の後、沙慈からその見事な狙撃を絶賛されて。窮地に陥ったロックオンと、リボンズに操られたアニューを救った刹那の狙撃。それを可能にしたのは、今はもういないもう一人のロックオンだった。
- ただし、だからと言ってあっさり実行出来た事にはアムロ達も驚愕しており、刹那のイノベイターへの革新が進んでいる事を示唆している。
- 「それはない」
「……わからない」 - 中盤、負傷した(実際には記憶逆行を起こした)C.C.にゼロがつきっきりだと聞き、「私情を戦略に挟んでいるなら不快の極みだ」と述べたティエリアに対して。即答かつ断言だったため「何故そう思う?」と問われたものの、言った刹那本人もなぜそう思うのか理解できなかった。
- イノベイターとしての意思感応能力が徐々に発現して来ていることが伺える。
- 「あの男……どこへ向かうつもりなんだ……」
- 第42話フロンティア船団ルート「異能者」でブシドーが撤退した後の一言。無論刹那にそんなつもりはないのだろうが、ブシドーの迷走ぶりを皮肉ったように聞こえてしまう。
- 「枢木スザクは自分の戦いを見失った。ゼロは新たな自分の戦いを見つけた。…お前の戦いは何だ?」
- 第51話黒の騎士団ルート「戦乱の王ピースクラフト」開始時の沙慈との会話。再世篇において初めて刹那が沙慈に「戦う事」を問いかけた場面である。沙慈も刹那の言葉の真意を察し、「自分のための戦いをする」と宣言する。
- 「そしてまた、誰かの幸せや平和を奪うのか! 自分の欲望を満たすために!」
- 『再世篇』終盤、バジュラ本星近海での戦いで敗れ、往生際悪く尚も生への執着と渇望を叫ぶサーシェスを糾弾し、切り捨てる。原作と違い、再世篇ではサーシェスの最期の場に居合わせている。
- 「俺達が生み出した歪みが拡がって行く……そして、それに世界が……みんなが……! そんなことを……! させるかぁぁぁっ!!」
- 第58話黒の騎士団ルート「革新」開始時。終わりを見せないイノベイターとの戦いの中、グレイスに支配されたバジュラが現れ、さらに人類に失望したかのようにイマージュが出現。そして、誤解から衝突する沙慈とアンドレイ。混迷する状況の中、それでも明日を掴もうと、若き「革新者」が咆哮する。そして……。
- 「そうだ! 明日を創るために……俺達は変わるんだっ!!」
- 発動したトランザムバーストが奇跡を呼び、すれ違っていた者が分かり合い、認め合う。そして、死に瀕していた者達を呼び戻す。イオリアの予期した「奇跡」の体現者・真のイノベイターは、その翼たるダブルオーライザーと共に、明日を掴むために飛翔する。
- 鳴り響く「儚くも永久のカナシ」と合わせ、この場面は再世篇でも特に熱いシーンと言える。
- 「俺は超えてみせる…! 誰かが決めた俺の生き方を、俺自身を、ガンダムを!それが俺の変革…! 俺は世界と共に変わっていくんだ!」
「お前に渡しはしない! 俺達の戦いと世界の未来を! リボンズ・アルマーク! 世界の歪み…俺が破壊する!」 - リボンズとの戦闘前会話。ガンダムマイスターとして与えられた生き方を超え、かつての目標であったガンダムを超え、人を超えた存在へと変革し、今度こそ望む未来を掴み取るためにかつての命の恩人にして最大の仇敵へと挑む。
- 「教えてくれ、エルガン・ローディック。俺は…イノベイターになった俺はどう生きればいいんだ?」
- 第58話黒の騎士団ルート「革新」におけるエルガンとの会話にて。イノベイターとして革新したものの、その事については刹那自身も大きく戸惑っており、アムロからは「自分でどう生きるかを決めなければならない」、エルガンからは「どう生きるかを含めてのファーストイノベイターだ」と言われる。この刹那の戸惑いは劇場版で刹那がイノベイターとしての自分に戸惑っていた事への布石であろう。
- 刹那「戦っている時、あなたを感じた」
マリナ「私もです、刹那」 - 第59話黒の騎士団ルート「大逆のインサラウム」冒頭にて、マリナと再会した際に。…相変わらず単刀直入過ぎて傍目から見てカップルと思われても仕方がない会話をしている。
- 「俺は信じたい…! 違う種の生命体とも、分かり合う事が出来る事を!」
- コーウェン&スティンガーとの戦闘前会話。他者を理解しようとしなかった結果、醜悪な進化を遂げた化物へ「調和」の可能性を叫ぶ。さりげなく劇場版における刹那の行動理念を提示したシーンでもある。
- ちなみにこれはイノベイター覚醒後にインベーダーと戦う第58話ゼロレクイエムルート「閃光! 進化の果て!」の方であり、順番が逆の第54話黒の騎士団ルート「決戦! 果てなき進化へ!」では「世界の歪みを破壊する」といういつものスタンスを表明。
- ヒイロ「刹那」
刹那「何だ?」
ヒイロ「お前はガンダムだった」
刹那「お前もだ。そして、お前はガンダムに打ち勝った」
ヒイロ「お前はガンダムを超えた」
刹那「ありがとう。最高の褒め言葉だ」 - 『再世篇』ED。破界事変から関わり、切磋琢磨してきた二人による会話。前作から続く二人の関係を統括する台詞であり、ガンダムという単語の意味が二人の間で大きく変わっているのが特徴的である。
- 「大切な場所を奪われる痛みは知っている…」
- 第31話「切り拓かれる運命」より。故郷を守るべく奮闘しているシンの救援に駆け付けた際の台詞。
- 刹那自身もまた(原作において)少年兵時代に祖国であるクルジス共和国を失っているので、少々重い台詞である。
- 「…お前とはわかり合えない…」
- 続く『第3次Z時獄篇』第40話ミスリルルート「終わらないデイ・バイ・デイ」より。当初からゲイツに対しわかり合う事が出来るのかと疑問を抱いていたが、ここに至ってついに匙を投げた。なお、同じタイミングでロジャーも職務放棄していた。
- 「何故、こんな事をする!?」
「それは感じている! 俺が理解できないのは、何故お前達はそこから地球を滅ぼうと考えたかだ! 自分達の受けた悲しみを広げる事に何の意味がある!?」
「…お前は他人の痛みをわかろうとしなかった…。いや、それを知りながら、敢えて無視をした…! 自分の心を守るために!」
「そんな男に俺達の世界を渡すわけにはいかない! お前の戦争は俺達が根絶する!!」 - 第58話「いがみ合う双子」におけるガドライト・メオンサムとの戦闘前会話。
- 「イノベイターとやらでも俺の中の怒りと諦めはわからんようだな」というガドライトに対し、矛盾を指摘するも「悔しかった、羨ましかったと言えば、納得するのか」と開き直る様から彼の心の弱さを見抜いた。
- ヒイロ「ここで中断か。悪くない判断だ」
キリコ「休息は、次の戦いへの活力となる」
刹那「だが俺たちには、まだお前の力が必要だ」
宗介「・・・・・」 - 中断メッセージにて。三人とも『破界篇』から考えたらものすごい成長ぶりである。なお、宗介は言いたい事を全て言われたので無言にならざるを得なかった。
- 「ああ…。あいつは今、ガンダムになった」
- 第10話蒼の地球ルート「赤い彗星の影」より。バナージがマリーダを救う決意を表明した際に。
- 「アムロ大尉を見ていると、わかり合うことの難しさを感じる」
「俺はまだ、そのわかり合うということすら、よくわかっていないのかも知れない……」 - 直前のトラブルでダウン状態のトップレス組に対し、「世話を焼くだけが親切ではない」と放置を選択するアムロを見て。
- 「言葉を交わしているのに、ELSよりも、ずっと遠くに感じる…」
- 第52話真ゲッタードラゴンルート「神に導かれし者」より。どこまでも上から目線で人類を見下すミケーネ神の傲慢さを目の当たりにして。
- 言葉ではコミュニケーションがとれないELSですら対話でわかり合えた後であるだけに他者とわかり合うこともなく力に溺れるミケーネ神に対し、リボンズと同質の愚かさを感じて失望する。
- その直前にミケーネ神を説得しようとしていたタケルですらも刹那に同調して「この世界にはわかり合えない相手もいる」と匙を投げてしまう。
- 「エクシア、ダブルオー、クアンタ…。俺と共に戦ってきたガンダム…俺はガンダムとなり、ガンダムを超える! 俺が…俺達が未来を切り拓く力だ!!」
- 第56話「覚醒」より。真化融合後の戦闘前会話。
携帯機シリーズ
- 「小型ガンダム…! 奴もミリシャの侠(おとこ)か!」
- 第1部第15話アメリカルート「THE INVADERS」より。ティベリウスの作り出したプラズマ超火球をベルゼビュートごと切り裂く一閃を放ちUXの窮地を救ったその侠…曹操の姿を認めて。
- 「侠(おとこ)」と言ってくれるあたり、刹那も三璃沙の流儀に染まってきている。
- 「いや…ショウ! お前への未練を残す限り、奴は人生の歪みから解放されない…お前がその剣で、奴の執念を断ち切るんだ!」
- 第2部第31話「Final Count」より。ショウに一騎討ちを申し込んだバーンに対してチャムが「あんなの相手にするな」と言ったのを制止して。聖戦士との決着を望む黒の騎士の姿に刹那が見たのは、かつての宿敵か。
- 「…以前よりランカ・リーに興味があった」
- 第2部第33話宇宙ルート「対話の刻」より。ライブ前にアルトたちがランカの部屋を訪ねた際に、刹那も同行してたためにフェイが「実はアイドル好き?」と尋ねた直後の返答。
- フェイはこれを肯定と受け取り意外な展開と驚くが、実際のところはアイドルとしてではなくバジュラへ与える影響が気になっての発言だったことがモノローグで判明する。
- 「シンジロウ・サコミズ! お前が真に祖国を想うならば、なぜ変わろうとしない!」
「過去に囚われたままで、未来を掴むことなどできるものか!」
「妄執に憑かれた王よ! その歪み…この俺が破壊するッ!」 - 第二部第38話「防人たち」におけるサコミズとの戦闘前会話より。
- 「命を照らす正義の光…ヤツもまた、ガンダムか」
- 第3部第42話竜宮島ルート「龍の輝き」より。翔烈帝となった劉備に対して。当然ここで言う「ガンダム」とは彼の演者の事ではなく、前述の『戦争を止めるもの』の事である。
- 「ならば、その道…この俺が切り拓く!」
「俺たちは、変わる…! 変わらなければ未来とは向き合えない!」
「そのために…ダブルオークアンタがあるッ!!」 - 第3部第43話竜宮島ルート「特異点」より。天児の遺言を浩一から伝えられてなお、自身のやり方を貫くあまり怒りに駆られる加藤久嵩。そんな彼に師の意志を理解させるために、刹那はクアンタムバーストの使用を決断する。
- なお、「クアンタムシステムはまだ調整が済んでいないから使用できない」と散々釘を刺されていたのにも関わらず、必要だと思えば迷わず使ってしまう辺りが刹那らしく、案の定後でイアンに愚痴られている。
- また、ここがスパロボ初のクアンタムバースト使用シーンにも関わらず、流れ始めるBGMは『鉄のラインバレル』のPROUDとなっており、『UX』のクロスオーバーを体現する場面の一つでもある。
- 「この世界に神はいない。在るとすれば…やはりそれは、人の意志だ」
「永遠の時の流れの中で、ほんの一瞬だけ、与えられた生…」
「その瞬間の輝きにすべてを燃やし尽くすからこそ、人は、命の意味を知る」
「その意志が、神をも超える……」 - 同上。シナリオエンドデモより。操に対して。何気にコードネームの本来の表記である「刹那from聖永」にかけた内容となっている。
- 「フェストゥムの声に耳を傾けろ!」
- 「その痛みは、命の証だ!」
- 47話「HEAVEN AND EARTH」より。命の苦しみ、憎しみを背負う来主に叫ぶ。フェストゥムは、初遭遇以来幾つかの進化を遂げてきた。代謝を繰り返し、環境に適応しながら。フェストゥムの意識もまた、人を理解するという進化を遂げる時が来る。人と同じように痛みを、苦しみを背負いながら。
- 「俺は戦うために来たわけではない。だがッ…!」
「俺たちは閉ざしてはならない。散っていった者たちが拓いてくれた、未来への道を…!」 - 第三部第48話「来るべき対話」より。ELSとの戦闘を躊躇していた原作とは違い、対話を果たすために、そして我が身を犠牲にして未来を守ろうとした者達のために、敢えて自らの手を汚す覚悟と共に革新者が介入行動を開始する。
- 「………グラハム・エーカー」
- 『UX』第48話「来るべき対話」のシナリオエンドデモにて、条件を満たし生存したグラハムに対話という生き方を貫き通した姿勢を認められた際に。何気に原作(および上記の「ミスター・ブシドー」呼びを含めなければ第2次Zも)では一度も発していないグラハムの名前呼び。
- かつて敵対していたものと共に闘う仲間として認め合うことが出来たという、ある種の『対話』を成し遂げられたと見れば感慨深い台詞。
- 「己の欲のまま、周囲への危害も厭わない野心…お前の創造しようとする未来は、俺たちが破壊するッ!」
- 『UX』第49話「侵略の終焉」に於けるハザードとの戦闘前会話より。
- かつて討ち果たしたサーシェスやリボンズ以上に醜悪な「他者と分かり合う気が無い存在」であり、醜悪な欲望を満たすために同じく「他者と分かり合う気が無い存在」であるヘスターや三島らと共謀して、同じ人間も異種も散々弄び踏み躙り命の尊厳を奪い続けた巨悪を、革新者は断罪する。
- 「お前を信じよう、ガンダムッ!」
- 『BX』第9話宇宙ルート「激突するユニコーン」より。NT-Dシステムに飲み込まれ暴走するバナージを止めるべく、イノベイターであるためにNT-Dの捕捉対象に入っている自分も出撃しようとし、その時間稼ぎとして剣士ゼータが攻撃を受け止めると申し出たのに対してやや逡巡して。彼は同じ『ガンダム』の名を持つ者の可能性に賭け、出撃を決断する。
- 「自分の目を開け、バナージ・リンクスッ!お前もガンダムに乗っているのなら!」
- 同上。NT-Dシステムに飲み込まれ暴走するバナージを止めるべく、トランザムバーストにより意識共有領域を展開して。
- 剣士ゼータ「いえ、バナージ殿は…!」
「革新した!ガンダムの力を従えて!」 - 第19話ELS移送ルート「歴史の裏に消えた者達」より。核ミサイルを撃ち落とすためにNT-Dを発動させたバナージ。それを見たブライティクスは再び暴走する可能性を懸念するも剣士ゼータと刹那は確信する。彼が真に『ガンダム』の乗り手として目覚めた事を。
- 「ひ、光になれ、ガンダム…すべての守るべき者を照らす光に…」
「その為なら、俺達は…俺達のガンダムはお前に力を貸すッ!!」 - 第26話「三つの星が集う時」より。危機に陥った状況でも三種の神器を呼び出せない事から自分は勇者としてふさわしくないのではないかと悩む騎士ガンダムに対し、刹那はこう返す。これを聞いた騎士ガンダムは刹那、バナージ、キオもまた勇者なのだと気づかされる。
- 「騎士ガンダムは光となった! ならば、俺はその光と共に戦う! そして、いつかは俺自身が……!」
- 同ステージにおける騎士ゼノンマンサとの戦闘前台詞。かつて刹那自身が夢見た「ガンダム=戦争の根絶者」を体現する奇跡を目の当たりにしたためか、妙にテンションが高い。
- 「ダブルオーライザーが繋ぐのはマイナス思考ではなく、人間の分かり合おうとする心だ! それが理解できないお前達が心を否定する事は許さん!」
- 第28話「友」における合体原種との戦闘前会話。
- 「俺は問題ない」
- 第34話「少年達の決意、新たなる力と共に」より。タイダーが自分達と同じものを感じられる相手だと知ったことで話し合って戦いを止めさせたいと(すなわち「対話による解決」を)望み、暴走した彼を助けたいとBX一同に訴える地球防衛組に対し、戸惑いや否定的な考えを見せる者もいる中迷うことなく応えた一言。
- 一見何の気もなしに発した言葉のように見えて、この状況で刹那が言うからこそ意味のある台詞である。
- 「この世界に神は存在しない…! お前が神を名乗り、この世界を破壊しようとするのならば、俺が偽りの神を破壊するッ!」
- 第37話「降臨!大いなる神の化身!」における暗黒大将軍との戦闘前会話。
- 「人の一瞬は短く儚い。悠久の流れの中では、ほんの一瞬なんだろう」
- 第38話「たったひとつの望み」より。虚無の空間内におけるフル・フロンタルとの対話の中での一言。元ネタは自身のコードネームの由来であろう。
- 「彼らの星に、お前達の言う守護点のひとつが存在『していた』」
- 第43話「Trailblazer」より。ELSの母星に存在した境界の力の守護点が既に失われていると知ったことをヨウタ達に告げた台詞。これ自体は普通の台詞だが、『W』の最終話を知るプレイヤーにとっては違うものを連想しそうになるだろう。
- 「光の騎士…」
- エンディングより。この世界を去りスダ・ドアカワールドへ帰還したバーサル騎士ガンダムらが放った光を見つけて。彼らや自分とは異なる道を歩む『ガンダム』乗りが見せた光に誓って、革新者はさらなる変革のためELSの母星へ向かう。
単独作品
- 「これでガンダムを体現する者が一人増えたわけか…」
- OEにてキラがコネクト・フォースに参入してきた事を受けて。
- 「そうか…。あなたもガンダムなんだな」
- 『V』女主人公ルート第8話「ガミラスの使者」のインターミッションにて。チトセが言った「どこの世界でも人は一生懸命生きている。だから、私達はその人達を救うために戦っている」という言葉に感銘を受け、彼女に贈った(ある意味)最大級の賛辞。真面目に感服した表情でこれを言っている辺り、良くも悪くも何とも刹那らしい。これを言われたチトセも刹那の意図を察し、少し戸惑いながらも「謹んでちょうだいします」と褒め言葉として受け止めた。
- 「…こうしていると思い出すな」
ティエリア「何をだ?」
「アロウズを探るために潜入したパーティーでティエリアが女装した事を」
ティエリア「!」 - 『V』西暦世界ルート28話「激突する正邪」のインターミッションにて、旋風寺家のパーティの場での発言。ティエリア的には黒歴史なのだろうが、当然ながらパーティにいた多くの女性陣から関心を寄せられることに。
- タスク(それって…俺の事…?)
(黙っていろ、タスク) - 『V』第40話「星々の海原へ」より。ヒルダのアンジュへの告白の中で「男もいて」という発言に、やたら嬉しそうな顔をするタスクに釘を刺す。
スパロボシリーズの迷台詞
Zシリーズ
- ヒイロ「任務、中断」
キリコ「保存、完了」
刹那「休息、開始」 - 『第2次Z破界篇』での中断メッセージより。この時点でムッツリトリオができていた。
- 「発熱か?」
- 朔哉の「二人だけで話したいことがある」と告白(実際は違うが)された際に、セイミーを茶化すメンバーの中で一人空気の読めない発言。いかにも彼らしい。クロウにそういうリアクションはないだろ、と突っ込まれる。
- 「そのためにも、この作戦…絶対に成功させる」
- 『第2次Z再世篇』第32話宇宙ルート「メメントモリ攻略戦」より。
- メメントモリ攻略戦を前にして真面目に締めているが、「そのため」というのはロックオンとアニューの関係をZEXIS地上部隊に発表する事である。
- 『第2次Z破界篇』では色恋沙汰を「発熱か?」とボケていたのに、すっかりノリの良い性格になったものだ…。
- 「…そのあだ名を甘んじて受け続けるつもりはない」
「俺は変わる…。変わらなければならないんだ」 - 『第3次Z時獄篇』第36話ミスリルルート「故郷に舞う風」より。名台詞のはずなのだが、そのあだ名が「ムッツリ5」なので、色々と台無しである。
- プルトゥエルブ「邪魔をするな! お前もガンダムか!」
刹那「…そうだ。俺が…ガンダムだ!いや…俺だけじゃない。俺達が…そして、お前もガンダムだ!」
プルトゥエルブ「私が…ガンダム…」
刹那「そして、俺達はガンダムを超えなければならないんだ!」 - 『第3次Z天獄篇』第9話蒼の地球ルート「平和への暁」より。希望の象徴として、絶望の象徴として、「ガンダム」の意味がせめぎ合っている…のだが、傍から見ると意味不明な会話である…
実際問題、お互い「ガンダム」に機体の名前以上の意味を込めている事を考えると、実のところ本当に会話のキャッチボールが成立していたのかも少し怪しい
携帯機シリーズ
- 「………」
- 『UX』第1部第9話「Death caprice」より。八稜郭にて孫権や尚香たちに対し、「お前さんたちの前では刹那も迂闊な事を言えない」と発言したロックオンの言葉を受けての意味深な沈黙。
- 直前の刹那たちが参戦するルート分岐では孫権たちは別のルートにおり、刹那と孫権たちの初対面のシーンは描かれていない。刹那が孫権たちを初めて目の当たりにした時、一体どんな反応をしたのか気になるところである。そしてこの場面の直後、刹那の前にまた新たなガンダムの姿をした侠たちが現れる。
- 「どうなるんだ、俺たちの部隊は…」
- 『UX』第2部第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」より。酔った瑠璃によって民間人やフェラリオまでもが戦術指揮に加わると聞いて頭を抱える総士に続いて。
- 先行きが果てしなく不安な一幕であったが、これによって本来あり得ない可能性がUXに集うことに。
単独作品
- 「見せてやる、ガンダムの力を! ハイパー・ライジングソード、ファイナル・アターック!」
- 『CC』のイベント「天空の守護者」にて、アレハンドロに引導を渡すシーンを撮影している際に。…刹那、一体どうしたと言わんばかりに熱血気味になっている。
- ちなみに、「ハイパー・ライジングソード・ファイナル・アタック」は映画『ソレスタルビーイング』におけるダブルオーライザーの必殺技である。
- 「…俺は一体何を。 歪んでいるのか?」
- そして撮影終了した際に。刹那はハメを外してしまい、ただ唖然とするしかなかった…(結果的にこのような演技にさせたゼロにも原因があるが)。
- 「もう片方にはガンダムがいる…」
ティエリア「確かにモビルスーツと同コンセプトの機体があるようだが…」
「あれは…ガンダムだ」
ティエリア「…君の直感を信じよう」
「ありがとう、ティエリア あのガンダム側と協力して、この場を切り抜けるぞ…!」 - 『V』第7話「交差する宇宙」でヤマト側にガンダムタイプが存在する事に対するティエリアとの会話にて。妙にガンダム推しが目立つ発言が笑いを誘う。
- 「死ぬんじゃない! 生きるんだ!」
- 『X-Ω』の「翻弄される少女」より。
- 負傷して意識を失っていたネーナの夢の中に現れた刹那の台詞であるが、直後に意識を取り戻したネーナの目の前には刹那と同じ声の人物が登場していた。
搭乗機体
近接戦闘を得意とし、実体剣をメイン武器に使用するMSに搭乗する。
- ガンダムエクシア
- 1stでの搭乗機。
- ガンダムエクシアリペア
- 2nd第1話のみの搭乗機。
- 1stシーズンで半壊したエクシアを刹那が自ら修復した機体。その姿はクロスボーン・ガンダムを連想させる。『第2次Z再世篇』でも登場。
- ガンダムエクシアリペアII
- 2nd最終話のみ登場。回収したガンダムエクシアリペアをCBの手で修復・改修した機体。
- 最終決戦で大破したダブルオーライザーに代わって搭乗し、0ガンダム(SRW未登場)とラストバトルを繰り広げた。SRW未登場。
- ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様
- 劇場版でお目見えした専用機。ガンダムが使えない状況において使用される。
- ちなみに、劇場版に登場した刹那が駆る上記のユニオンフラッグの武装は、劇場版公式twitterによると「S仕様」である。
- ダブルオークアンタ
- 劇場版終盤での搭乗機。刹那が求める対話の為のガンダム。
余談
- 刹那・F・セイエイは1stシーズンでは少年らしい小柄な体格であったが、2ndシーズンでは身長が10cm以上も伸びており、雰囲気も相応の物となっている。設定上は「ゲリラ時代の栄養失調で成長期が遅れてやってきた」と言うことになっている。
- 刹那の誕生日は4月7日であるが、これはガンダムシリーズの記念すべき第一作目『機動戦士ガンダム』の第1話「ガンダム大地に立つ!!」(1979年4月7日)が放送された日でもある。
- 『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザイン(原案)を担当した高河ゆん氏は、刹那・F・セイエイのデザインを生み出す事に苦心されており、彼の初期ラフ稿の中には後ろ髪が伸びきっているもの(高河氏曰く「野生児っぽい」)も存在している。
- なお、同作のキャラクターデザイン(アニメ版設定)を担当した千葉道徳氏は「刹那の故郷クルジスでは髭を生やしてこそ、一人前の男性と認められるのではないか」という考察の元、(半ば冗談交じりで)2ndシーズンの刹那に髭を生やさせる案も考えていた模様。
- ガンダムに己の理想像を見出し、それを理解しているロックオンの「ガンダムバカ」という台詞に感謝を述べる所などから、スパロボ参戦を希望していたファンだけでなく刹那を演じた宮野真守氏からも「(スパロボで)他のガンダムと出会った刹那に注目」と言われている。
- 劇中では刹那はMAとの交戦機会が多かったが、結果的にその大半を撃破しているため「刹那にMAで挑むのは死亡フラグ」と言うファンも多い。
- 『機動戦士ガンダム00』を手掛けた水島精二監督は『第2次Z破界篇』での刹那&ヒイロの遣り取りをいたく気に入っている様子で、自身のTwitter上にて「なんだこの子たちは」「素晴らしいね、スパロボ」と画像付きでネタにしていた。
- ガンダム愛が有名な刹那であるが、ガンダムを破壊された回数がガンダム乗りトップである。エクシアが1期ラスト、2期冒頭、2期ラストで3回壊れ、ダブルオーも2期ラストと劇場版で壊れた為。ただしそこから修復した回数もトップ。
脚注
- ↑ なお、『00』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」ではこの場面がカットされているため、刹那は細胞異常に苦しめられる事は無く、健康な状態のままである。
- ↑ なお、劇場版エピローグに登場するELSと同化して銀色に輝く刹那は、ファンから「メタル刹那」という俗称で呼ばれている。
- ↑ 具体的に言うと、刹那・F・セイエイの「刹那」とは小数の単位(100京分の1)であり、ヒイロ・ユイの「ユイ」とは唯一(=1)の意である。
- ↑ 実は、王留美が物語序盤で「ガンダムは紛争根絶を体現する機体」と語っている。
- ↑ もっとも、刹那がビリーにスメラギの素性を明かしてしまったばっかりに、スメラギに裏切られたと思ったビリーがアロウズに参加する・刹那がリボンズ主催のパーティーに潜入してルイスと再会した際に、ビリーとも遭遇して騒ぎを起こしてしまい、ルイスに素性がバレた上に沙慈がCB関係者と誤解させるきっかけを作る・ビリーがブシドーの依頼に応じてマスラオ/スサノオを完成させ、トランザムを再現する・それに目を付けたリボンズがビリーをソレスタル・ビーイング号に招聘する……と悉く裏目に出ている。もう少し穏当にスメラギを連れ出せていれば、2ndシーズンの物語の展開は何処かしら変わっていたに違いない。
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