マクロス・フロンティア船団

マクロス・フロンティア船団とは、『マクロスF』に登場する船団。

概要 編集

西暦2041年に銀河中心方面へ向かい地球を発進した、新マクロス級「マクロス・フロンティア」を旗艦とした第55次超長距離移民船団(新マクロス級としては第25次)の総称。船団総人口は1000万人(2059年時点)。将来的に1億人までの増加を見越したキャパシティを有する。

行政は大統領を元首とするフロンティア行政府が市民の生活圏を保証しており、上院・下院で構成された議会民主主義を敷く。大統領は三権と軍部に優越する統治権を持ち、統合政府から派遣される首席補佐官が監査役を務める形を取る。

言語は英語を基本として一部日本語・中国語が混在したものを採用し、文化形態も日本、中国、アメリカの文化を統合した上で各エリアを形成している。

船団を構成する移民船は最小限の補給で長距離の航海を可能とする閉鎖系バイオプラントを採用した第5世代方移民船団に位置づけられている。大型都市船の後方に環境艦を数珠繋ぎに連結し、群島のような構成から「アイランド・クラスター級移民船」とも呼称されている。アイランド・クラスターは大気、水、有機物が完全循環するように設計された人工生態系を有し、環境バランスが一定に保たれているが、戦闘などの外的要因に弱く、環境バランスが崩れた場合は行政府から統制モードが発令され、市民生活に制限が課される。

行き過ぎた市場原理の導入や科学進歩を法規制して雇用を創出しており、インプラントも医療目的以外では禁止されている。また、船団内は地球人を中心にゼントラーディ人やゾラ人などが共存する多種族社会となっている。特にゼントラーディとのクォーター世代が多く(ランカ・リーがその代表的存在)、巨人文化の創出を促すことを目的に巨人サイズのまま生活が可能な専用アイランドが用意されている。

他の船団と同様に新統合軍が船団の護衛を行うが、組織の硬直化や戦術のオートメーション化によって士気・練度の低下が顕著であり、民間軍事プロバイダであるS.M.Sに一部任務が委託されている。

2059年3月、宇宙生物バジュラの襲撃を受けるが、最終的にバジュラからその本星を譲り受け、「フロンティア」と命名した上で入植した。

施設 編集

マクロス・フロンティア
マクロス・フロンティア船団旗艦。巨大都市型移民居住艦「アイランド1」とバトル級空母バトル・フロンティアによって構成される。
バトル・フロンティア
船団の護衛艦隊を統括する総旗艦。有事の際に行政機関を即座に移設出来るよう安全性が保たれている。
アイランド1
船団住民の半数が生活する巨大都市型移民居住艦。従来の新マクロス級シティ艦と同様、透明ドームに開閉式防御シェルを有するが従来艦の2.5倍に達する全長約15kmのサイズを有しており、構造材の軽量化を目的に艦内重力は0.75Gに設定されている。
市街地は心理的な圧迫感を和らげるテーマパーク的な意味合いを持ち、景観を新鮮に保つためブロックごとに定期的に建物の入れ替えが行われている。市民の大半は地下居住区で生活しており、地表部に居住しているのは行政や軍、船団の運営に関わる関係者が中心となる。一般居住区よりも更に深層の地下区画には深・秋葉原(ディープ・アキバ)や深・歌舞伎町などが存在する。
市民たちの移動手段としてチューブ式リニアモーターや路面電車、バスなどが用いられている他、フロンティア・メトロが環境艦を結んでいる。
大統領府ビル
フロンティアの行政を司る大統領府庁舎。バトル・フロンティアとは緊急用地下通路で接続されている。
娘々
大手中華料理店のアイランド1支店。ランカ・リーがアルバイトしており、イメージソングを歌ったこともある所縁の店。
美星学園
早乙女アルトらが通う初等・中等・高等一貫校。統合技術科、情報科、芸能科、美術科、航宙科など全8つの学科を有する(アルトが所属するのは航宙科)。学校のシンボルとして屋上にはVF-1 バルキリーが飾られている。
聖マリア学園
ランカが美星学園編入以前に通っていた女子校。船団有数のお嬢様学校。
グリフィスパークの丘
美星学園の近くにある丘。アイランド1全体を見通せる展望台を有する。
天空門ホール
紫禁城を範にした多目的モール。屋根に2体の竜のオブジェが飾られている。シェリル・ノームのフロンティア来艦コンサートやランカ・リーのファーストライブが行われた。
環境艦
アイランド1の後方に2列編隊で多数接続される小型艦。全長約8,000メートル、直径3,000メートルの円筒形をしており、いずれの艦も同一の外観を有する。
単独でもバイオプラントとして機能し、連結シャフトを通じてアイランド1や他の環境艦と資源を循環しているが、復旧が困難な場合は住民や資源を移動した上で放棄もしくは凍結される。戦闘などの外的ダメージに弱いという弱点を持ち、環境艦が一定以上放棄されると環境バランスが崩れ、アイランド1の環境維持にも問題が生じる。
アイランド3
農業プラント艦。海や森などの自然環境が再現され、観光名所としても知られている他、ゼントラーディが巨人サイズで居住することが認められており、ゼントラーディモール「モルフォ」は巨人とマイクローンが共存出来るよう工夫されている。映画『BIRD HUMAN-鳥の人-』の撮影も同艦で行われた他、地下には政府直轄の異星生物研究所を有する。
アイランド・アルカトラズ
ゼントラーディも収容可能なアルカトラズ刑務所がある環境艦。元々は観光用環境艦であったが、刑務所として改造された。モデルとなったのはアメリカカリフォルニア州にあるアルカトラズ島刑務所で、海の上の孤島という立地も再現されている。

登場作品と役柄 編集

Zシリーズ 編集

第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇
第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇

携帯機シリーズ 編集

スーパーロボット大戦L
初登場作品。
スーパーロボット大戦UX
スーパーロボット大戦BX

関連人物 編集

ハワード・グラス
現大統領。
レオン・三島
統合軍から派遣された参謀長。
キャサリン・グラス
ハワードの娘で、三島の秘書。
早乙女アルト
ランカ・リー
オズマ・リー
ミハエル・ブラン
ルカ・アンジェローニ
松浦ナナセ
ジェフリー・ワイルダー
ボビー・マルゴ
カナリア・ベルシュタイン
クラン・クラン
シェリル・ノーム
元々はギャラクシー船団の人物。
あい君

関連用語 編集

超長距離移民船団
マクロス・ギャラクシー船団
結果的に船団同士の争いとなった。
バジュラ