クワトロ・バジーナは『機動戦士Ζガンダム』の登場人物。
クワトロ・バジーナ | |
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外国語表記 | Quattro Bajeena |
登場作品 | |
声優 | 池田秀一 |
デザイン | 安彦良和 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | キャスバル・レム・ダイクン |
別名 | シャア・アズナブル |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 27歳 |
身長 | 180 cm |
体重 | 65 kg |
血液型 | AB型 |
所属 | エゥーゴ |
役職 |
モビルスーツ部隊隊長 エゥーゴ代表 |
軍階級 | 大尉 |
概要
エゥーゴ参加時における、キャスバル・レム・ダイクンの偽名。この偽名は地球連邦軍の行方不明になっている軍人の戸籍を非合法に取得して名乗ったもの。クワトロはイタリア語で「(数字の)4」を意味し、キャスバル、エドワゥ、シャア・アズナブルに続く4番目の名前である事を示している[1]。
巡洋艦アーガマのモビルスーツ隊の隊長を務め、エゥーゴの指導者であるブレックス・フォーラ准将の相談役を兼任する。そしてガンダムMk-II奪取作戦の時に出会ったカミーユ・ビダンのニュータイプの素養に早くから注目し、様々な面で面倒を見る。当初はスペースノイドの立場を脅かすティターンズと戦う為、パイロットに徹していたが、かつてのライバルだったアムロ・レイとの再会、パプテマス・シロッコの出現、ブレックスの死、ダカール演説を経て、エゥーゴの中心人物となっていく。クワトロとしての彼は、グリプス2争奪戦において、百式でシロッコの乗るジ・O、ハマーン・カーンの乗るキュベレイと戦い、行方不明となる[2]。
そして、その4年後にはネオ・ジオン総帥シャア・アズナブルとしてアムロと雌雄を決することになる。
作中においては仮面の代わりに常にサングラスを着用し、偽名のクワトロを通しながらも基本的にブレックスやヘンケン・ベッケナー辺りは既に感づいていた[3]。また、エンディングクレジットは主人公のカミーユを差し置いて一番上で、名前もシャア・アズナブルとなっている。カミーユがトップクレジットになったのは劇場版2作品目からとかなり後年になってからである。
SRWシリーズでは終始カミーユと共に前線で戦い続けているイメージがあるが、カミーユを残し先に宇宙に上がってしまったり、ブレックスに託されエゥーゴの中心人物になったので出撃を控えて欲しいと言われたり(ダカール演説後は特に)と、物語が後半になるにつれ戦闘に参加したくてもできない事が多くなっていった。
コロニー内でMS戦をしでかして警察に連行されたり、自販機でコーラを買って飲んだり、「嫁さんも貰えない」と自嘲していたり(引く手数多だが)と、1stやCCAでの姿からは想像できない行動もしており、劇場版では更に自分の分のケーキがないかと気にしたり、エマ・シーンを口説こうとするヘンケンを羨ましがったりもしている。ヘタレ呼ばわりされがちなΖ時代の彼だが、これこそが「シャア・アズナブル」の仮面を脱いで「パイロットだけをやっている」、素のキャスバルの姿だったのかも知れない。
登場作品と役柄
『D』のような例外を除き、基本的にシャアの味方バージョンといえる。
原作通り能力が高い作品が多く、ストーリー的にも目立つ場面が多い味方側の最重要人物の1人である。が、『64』や『IMPACT』のように終盤で逆襲するものもあるのが悩みどころ(例外的に『α外伝』『第2次Z再世篇』では、クワトロの状態で暫く敵に回る)。そのため裏切るか裏切らないかとやきもきする展開が多く、近年は彼が登場する作品の発売前には寺田プロデューサーから裏切らない事を予めアナウンスされる事も(『MX』や『Z』[4]、スパロボではないが『A.C.E.R』[5]など)。なお、裏切らない場合はED後に政治の道に進んだりする(原作でハヤト・コバヤシに「地球連邦政府の首相になるべきだ」と言われていたことのIf的展開)。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 隠し要素でアムロでシャアを説得するとクワトロとして仲間になるが、そうするとセイラが仲間から抜けてしまうので注意。仲間になるなり正体に気付いたカミーユに暴露された上に修正イベントで殴られてしまう。
- 能力的には、アムロやカミーユに比べるとやや回避、命中が低いが、その分攻撃力が高めに設定されている。また、主役級ニュータイプのパイロットの中では唯一集中を使え、集中を使った時の回避は味方中トップになるため突撃役には最適である。
- 現在では当たり前となった「クワトロ・バジーナとしてサザビーに乗る」シチュエーションが実現した初のゲーム作品である。
- スーパーロボット大戦EX
- シュウの章に登場。隠し要素でシュウの説得で仲間に。
- なお、リューネの章でエマ達が処刑されそうだったのは、人質を取られていた(クワトロ初登場時に「地上人を使って大丈夫か?」「手は打ってある」という会話がある)にも関わらず、クワトロがシュウの説得で寝返った為という説がある。
- 第4次スーパーロボット大戦
- エゥーゴに参加し、中盤でロンド・ベルに合流。ロンド・ベルを抜けた事を異様に気にしており、リューネがSFC版では『EX』でシュウに酷い目に遭わされたと言っている件から察するに『EX』でアムロ達と敵対した事に負い目を持っていたようである。
- 選択肢により、ブレックスが暗殺されてダカール演説イベントが起こると政治の舞台に立つ為に仲間から外れる。ただし、ブレックスが生存していてもダカールのイベント後はほとんどインターミッションに出なくなる。余談だが、初登場時に神勝平から「おっちゃん」呼ばわりされる。
- ちなみに、旧シリーズ(少なくとも『第4次』に続く時系列)においては「シャア・アズナブル=キャスバル・レム・ダイクン」である事は殆ど知られていなかった模様。[6]
- 基本的にはアムロ達と同等の能力を持っているが、射撃だけは異様に高い。アムロ達の射撃が大体115前後で推移している中、130もある(ちなみにこの値はボスキャラとして調整されているのであろうハマーンよりも僅かに高い)。
- なお、キャラクター事典では「何処の誰だか知らないけど、誰もがみんな知っている」とまで言われている。エンディングの後日談では姿を眩ませており、『逆襲のシャア』を想起させるが、完結作なのでその後の彼の動向は不明。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 声が入った。
- スーパーロボット大戦F
- 最終話に登場し、仲間になる。ハマーンへの説得イベントがある。能力はアムロ、カミーユと並んで、射撃、命中、回避、反応と全てが非常に高い。また、MS乗りにしては格闘が高く、技量においては自軍屈指の高さ。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 鬼の様な強さのハマーンを説得する可哀想な人。セイラ・マスとの再会がある。伏線や没データは存在するものの逆シャアシナリオまでは進まなかった。
- また、本作ではサザビーの他にシャア専用ザクも手に入る為、百式、フルアーマー百式改と併せて、実に4機もの専用機に恵まれる。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 『機動戦士Ζガンダム』のストーリーをなぞっている為、最序盤からクワトロとして登場。
- 修正イベントもあるが、シャアとして立つ事を受け入れれば回避可能。今作では逆襲しないが、ルート次第ではサザビーが手に入らないのが痛い。
- また、本作ではサザビーの他にシャア専用ザクも手に入る為、リック・ディアス (クワトロ専用)、フルアーマー百式改と併せて、本作では最終的に4機の専用機に恵まれる。なお、ザビ家は生き残っているため、シャアではなくクワトロとしての会話がある。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 序盤はアムロ達を人質に取られてエマと共にティターンズとして敵になるという珍しいパターン。
- この時、連邦の腐敗に巻き込まれた事が一つの理由として起因し、『第2次α』における『逆襲のシャア』シナリオへと繋がる事になる。
- 実際、未来編以後はハリーが金色のモビルスーツに乗っている事に興味を持ったり、特定のシナリオでコレン専用カプルに乗せるとレアな台詞が出てくるなど、少々コミカルなイベントはあるものの、プリベンター内部ではアムロらとは意見が食い違う事が多く、最終的にはシュウとの決戦において、『第2次α』での反乱を示唆する発言をし、エンディングでは全く登場しない。
- 戦闘では能力は高いものの援護のないニュータイプ達の中でも、成長タイプ、精神コマンドの面でいささか劣る。今回から百式関連の特殊台詞などが増えた。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 『逆襲のシャア』バージョンしか出てこないが、αナンバーズのメンバーには彼の事をまだクワトロ大尉と呼ぶ者もいた。なお、多数のガンダム系キャラ+鋼鉄ジーグは特殊台詞がある。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 『第2次α』で既に死亡したという扱いだが、最終話でαナンバーズを守る霊としてカミーユの前にクワトロの姿で登場。
- ちなみに直前にアムロの前では逆シャアバージョンで登場する為、いきなり服が変わって髪を下ろしてグラサンをかけた姿になる。見る者によって変るのだろうか。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 『MX』に引き続き「隕石を落としません(裏切らない)」と宣伝された[4]。同じ声のギルバート・デュランダルとの絡みも用意されており、「あの手の人間は腹に一物抱えている(…から、完全には信用できない)」と評した。黒歴史末期にアムロと激闘を繰り広げた(おそらく『逆襲のシャア』の事)らしく、黒歴史を知るフロスト兄弟やグエン、ジ・エーデルから後に反乱を起こすと度々言われるが、本人はあくまでクワトロ・バジーナでいる事を望み、終盤の演説(シチュエーションこそ違うが世界中の人に危機を知ってもらう点ではTV版のダカール演説に酷似している)でもシャアとしてではなくクワトロとして演説した。最終決戦でシャアとしての自分を断ち切り、エンディングではクワトロの名で政治家となった。ただし、バッドエンディングではZEUTHの前から姿を消して行方不明となるが、アムロとカミーユの台詞から、人類に絶望して粛清を始めようとしているらしいことが分かる。能力的には頼りになる存在だが、デフォルトの搭乗機である百式との相性はいまひとつ。金色つながりのスモー (ゴールドタイプ)あたりが向いている。赤い彗星のシャアと決別した証か、サザビーは手に入らない。これは『再世篇』までは継続していたが…
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 暫くアムロと共にトレーズの元で世界情勢の見極めることに。第38話から本格参戦。百式の性能が上がっている上に、エースボーナスが「連続ターゲット補正無効」という…「赤い彗星」の名は伊達ではない。ただ、残り11話で十分活躍できるかはプレイヤーの采配による。なお、前作でシャアとしての自分と決別したにも関わらず、トレーズとの出会いにより、何やら迷いを抱き始めている描写が見受けられるが…。前作と違い、戦闘前会話で主人公扱いされなくなった。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 中盤で敵対するも、無条件で味方となる。パイロット能力は文句なしだが、デフォルト機である百式が力不足で、並み居る『再世篇』に登場するユニットに比べたら力不足は否めない。最終的には味方になったものの、明確に自身の進むべき道を見つけられたわけではないようなのでこの時点では今後の動向に若干不安が残る幕引きとなっていた。トレーズや原作ルートのルルーシュは「自分たちとは違う方法で人類を導いてくれる」と信じているが…。なお、今回のクワトロはトレーズによりライセンサーの資格持ちとなっている。
- ボイス新録がないため、対リボンズ用の特殊戦闘台詞はない(リボンズ側は勿論ある)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 聖夜のスパロボ生配信にて、「赤い人は敵になりますか?」という質問に「クワトロ・バジーナはパイロットとしては出ません」と寺田プロデューサーが回答した通り、クワトロとしての出番はプロローグのみであり、それ以降はシャア・アズナブルとしての登場となる。
- なお、アイコンが1種類しかないため、キャラクター事典では驚いた顔で登録されている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 既にシャアに戻っているので未登場だが、DLC「多元戦争追想」で登場。これで、何気に『連獄篇』以外のZシリーズは皆勤したことになる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 序盤はシャアだが、シーン2終了後のインターミッションで仲間に加わる。ララァが生存するのである意味幸せか?チェーンまで仲間になっているので泥沼の四角関係に。またカラー版では、エンディングのアムロ達との会話が多少変更されている。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- アムロ達は地球にいるので、宇宙での主力となる。GP01Fbに乗せると良い。ガトーを説得する時に、意味深な発言をする。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 能力は高いが隠しシナリオで逆シャアバージョンに変化しラスボスになる為、育てるか悩むところ。普通にクリアすればハッピーエンドになるので、そちらを選択する方がいいと言う人もいる。適当にターン数を稼いで条件を満たさないようにすれば簡単。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- COMPACT2と同様の立ち位置。通常ルートのエンディングでは「逆襲」への布石となる微妙にギスギスした会話をアムロと繰り広げ、ロンド・ベルから除隊する。隠しシナリオに進む場合、最終的にラスボスになるが、使用しないのはもったいない程の強さを持っている。特に2部では序盤から主力となるのでもどかしい。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 第1話から加入するが、例によって例の如く、本作においても使われない。特にクワトロの扱いは近年稀に見る酷さで、百式が強化されないのは勿論、サザビーも入手出来ない為、乗り換え無しで使っていくのは愛があっても厳しい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 序盤はシャアだが、中盤で仲間に。レディ・アンの口利きがあったらしく、ブライトが困惑していた。
- 終盤でハマーンに暴露されるまでアムロ・(レディ・アンからの手紙を見た)ブライト・(ルート次第で仲間になる)ララァ以外のほとんどの味方に正体がバレないという珍しいパターンとなる。
- EDで逆襲を示唆する発言があるが、主人公に「もし暴走しても止めてくれる者がいる」とも発言している。
- シャア専用ゲルググに乗り換えるとBGMが専用のものになる。没シナリオでは逆襲する予定だったらしい。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- ポータブル版では正体を隠す気がないのか百式での初登場からBGMが「シャアが来る」である。リメイク前と変わらず百式は微妙な性能なので、できれば終盤でサザビーが手に入るまではシャア専用ゲルググに乗せておきたい。
- スーパーロボット大戦R
- 序盤は総帥の方のシャアだが、中盤以降はクワトロとして登場。場合によってはまだ身に覚えのない恨みを受けてラウル・グレーデンに殴りかかられるが、カミーユの時と違い、ドモン・カッシュが間に入りラウルを気絶させた為、殴られる事は無かった。
EDではキャスバル・レム・ダイクンとして政治の道へと進み、コロニー連合国家の大統領となった。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 最初からエゥーゴの指導者。序盤では別行動を取っており、計らずもシャアザクでプレイヤー部隊と同士討ちしてしまう。後に百式で合流する。
- ハマーンとの決着はつかずじまい。別世界を見てきたソーディアンによって「逆襲」に関しての可能性が示唆される。
- 能力値が最初から高く、百式の性能も良いため、即戦力になる。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- ハマーンとは、手を組むか決別するかの選択を迫られるが、潔く決別して株を上げる。しかし、後のインターミッションで上がった株を下げてしまう。声優繋がりでギルバート・デュランダルの演説を「回りくどいな…」と評すがアムロから「あんたにそっくりじゃないか」と言われ、上手く逃れようとしたものの「少なくともそういう一面があるのは認めるだろ」と言われ、言い返せなかった。
- 最終話で自らがアクシズを地球へと落そうとした可能性の世界を見ており、エンディングでは台頭しつつある強行独立派を抑えるためにアクシズへ向かった。その際、アムロに「今の私はこの世界に希望を見出している。間違いは犯さないつもりだ」と返した。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- リアル系ではアポリーとロベルトを引き連れ序盤から登場する。が、どうやっても本作では逆襲するので育成及び、撃墜数を稼がせるのはオススメ出来ない。
- 因みに、アポリーとロベルトの二人はプレイヤー部隊に放置である。逆襲した際に、リアル系主人公ならば戦闘前会話有り。
- ラスボスの存在感が希薄な上に弱いので、実質こちらがラスボス。ストーリーの全体像を見渡すと、彼こそ本作の真の主人公と言えなくもない。
- スーパーロボット大戦リンクバトラー
- レベル1から離脱を覚えているため、低レベルにおいても他のパイロットとは一線を画した実力を持っている。
- 今作のゲームシステムの都合上、どうやっても裏切りようが無いため、安心して育てることができる。ただし本作本来の用途である「『64』本編とリンクさせるためのレベル上げ」という意図を考えると、彼を育てたところで序盤のおとり役くらいにしかならないため、彼を育成する意義はあまりない。本作単独でなら育て甲斐もあるかもしれないのだが……。
- スーパーロボット大戦MX
- ゲーム開始時には原作通りの流れで1年ほど行方不明になっていたのだが、中盤で重慶基地の守備隊長として登場し、フルアーマー百式改と共に部隊に合流。
- アムロからは逆襲を行うべきか迷いを抱いている事を見抜かれているが、アムロ以外にはその事をおくびに出さなかった。また、人類への希望を捨てたわけでもないため、カミーユには「この戦いが終わったら自分の進む道を見定める」と約束し、それまでの間、「クワトロ・バジーナ」として戦いに身を置いた。
- そしてエンディングでは約束どおりにキャスバル・レム・ダイクンとして政治の道へと進み、アムロやブライトからは早速その政治家としての采配を期待されていた。
- 結論として、確かに逆襲への迷いは持っていたものの、敵にジオンがいない事もあって「人をより良く導くために戦いを終わらせる」事に関しては全く迷いを見せずに戦い続けている(そのため、迷いを見抜いたアムロも特に危機感を抱いておらず、釘をさす事すらせずに全幅の信頼を寄せている)という、迷いに迷った挙句ようやく自部隊に参加した『第2次Z』のクワトロとはある意味対照的とも言える。
- 発売前に「時々裏切るグラサンかけた人は裏切りません」と宣伝されたのは有名。またアムロと共にマイヨとの絡みが多いのも印象的。
- 能力的には強いのだが、モビルスーツにいいものがあまり無いため、総合的に微妙。
- スーパーロボット大戦GC
- 外宇宙から帰ってくるといつの間にかララァを引き連れてホワイトベースに。何を血迷ったか、シャア専用ザク・ズゴック・ゲルググを持参する(ただしシナリオ中一切言及されないので、気がついたら積み込まれているという状況)。シャアの時にあった狙い撃ち技能はなぜか無くなっているが、代わりに狙撃を覚える。また、今作ではララァが生きているためか原作以上に落ち着いており、アムロとの確執にも似た因縁もそれほど酷くない。兄妹関係が良好ではないとは言え、セイラも同じ艦にいるので、もしかしたらクワトロにとっては一番幸せな作品かもしれない。
- スーパーロボット大戦XO
- 基本的に『GC』と変わりないが、今回はシャアの時と同様狙い撃ち技能を持っている。バグでほぼ無限に増殖する。
- 今回は敵機の捕獲運用が可能なので増殖させればさせた分だけ出撃させることが可能で出撃枠をクワトロで埋める事も可能。現在判明しているバグの発生方法の関係で百式に二人のクワトロが乗っているというカオスな状況が生まれるほか、同様の理由でプルの乗るサザビーにサブパイロットとして無理矢理乗り込んでいたりもする。全員精神ポイントが共有なのであまり有用なバグではないが経験値も共有なので補給レベル上げが倍速以上で可能。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 久々のTV版アイコン。第2章配信ミッションにて登場。まだ一年戦争の途中だが、特命部隊のクワトロとしてカミーユと共に30バンチ事件を阻止し、ジャミトフ一味を失脚に追いやった。残念だが(?)クワトロになると二連撃が削除された。
- PVではシャアがジオングに乗ってアムロと戦っているが、ゲームではその展開になる前にクワトロになっているため、仮面を着け直すつもりなのかとネタにするプレイヤーの声もあった。
- 第5章で精神的な決着をつけて「シャア・アズナブル」ではなく「クワトロ・バジーナ」として戦っていくことを決意。本作ではララァが未登場なためアムロとの関係も悪化してはおらず、地球圏の情勢を見極めた結果「復讐を行っている場合ではない」と考えてガルマを謀殺することなく良好な関係のままであったため、この先逆襲することはないと思われる。……尤も、ある事情で少なくとも物理的にアクシズを使った逆襲はできなくなっているのだが。
- 本作の百式に関しては微妙な評価を下すユーザーが多く、戦闘での活躍は今一つ。精密攻撃があるのでフル改造ボーナスで「CT補正・ダメージ+50%」を付けてクリティカルの鬼にするべきか。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『Ζガンダム』の他の主要メンバー同様、第2章より登場。本作ではダカールでなく、中立国オーブで演説する。
関連作品
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- 連邦軍の一員として宇宙でジオンと戦っていたが突如脱走、ネオ・ジオン軍を旗揚げする。
- リアルロボット戦線
- 本作ではファーストガンダム時代の「シャア・アズナブル」としてしか登場しないが、ハマーン・ロシュルートでは百式に乗り「良いモビルスーツだ」と発言している。
- またラズロルートではラズロがシャアを指して「ある時はクワトロ・バジーナ」と呼んでいる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
「赤い彗星」は伊達ではなく、リアル系エース級の能力を持つ。特に技量に秀でる。リアル系共通の欠点として防御は低い。MS戦にてキックなどの格闘攻撃を多用していたのを反映してか、旧シリーズでは割と格闘が高めであったが、『α』以降はその傾向は薄まっている。
精神コマンド
集中、ひらめき、熱血とリアル系向きのものを覚え、『赤い彗星』のイメージから加速を覚える傾向が強く、その威圧感と『ニュータイプの発するプレッシャー』からか、威圧・戦慄を修得する作品もある。
また「直撃させる」という戦闘台詞故か、直撃を覚えることが多く、アムロと同様にてがげんを覚える事が多いのも彼の技量の高さを表しているが、逆にニュータイプでありながら覚醒はアムロやカミーユらに比して覚える作品は少ない。シロッコに「ニュータイプのなり損ない」呼ばわりされたのが原因だろうか。魂を覚える作品が少ない事も少々残念。
- 第3次
- 加速、根性、熱血、集中、ド根性、気合
- EX
- 加速、根性、熱血、てかげん、覚醒、威圧
- 第4次(S)
- 集中、加速、熱血、てかげん、威圧、魂
- リンクバトラー
- 加速、集中、ひらめき、熱血、覚醒、魂
- 64
- 加速、熱血、ひらめき、集中、覚醒、魂
- α(DC)
- 集中、ひらめき、熱血、覚醒、魂、戦慄
- α外伝
- 集中、ひらめき、てかげん、熱血、かく乱、魂
- IMPACT
- 加速、集中、狙撃、誘爆、熱血、奇襲
- COMPACT3
- 集中、てかげん、熱血、威圧、見切り、覚醒
- MX(PORTABLE)
- 集中、てかげん、直撃、熱血、ひらめき、魂
- GC(XO)
- 集中、ひらめき、直撃、狙撃、熱血、魂
- A
- 集中、ひらめき、てかげん、熱血、奇襲、突撃
- A PORTABLE
- 集中、ひらめき、てかげん、熱血、突撃、覚醒
- R
- 集中、ひらめき、直撃、てかげん、熱血、魂
- Z
- 直感、集中、加速、直撃、熱血
- 第2次Z(破界篇、再世篇)
- 直感、集中、加速、直撃、熱血、覚醒
- OE
- 集中、加速、熱血、閃き
- X-Ω
- 集中、直撃、魂
特殊技能(特殊スキル)
ニュータイプLvはかなり高いレベルまで成長するが、近年の傾向としてはニュータイプLvが伸び悩むようになってきた。また、『α外伝』より指揮官を修得。Zシリーズでは、劇場版の設定が採用されている。カミーユに「未来を見せてくれ」と期待している為か、ニュータイプL8まで成長する事が多い。
- 第3次(PS版)
- ニュータイプL5、シールド防御L5、切り払いL5
- 第4次(S)
- シールド防御L8、切り払いL8、ニュータイプ
- F、F完結編、64
- ニュータイプL9、シールド防御L7、切り払いL8
- α(DC)
- ニュータイプL8、シールド防御L8、切り払いL9
- α外伝
- ニュータイプL8、指揮官L2、切り払いL4
- A
- ニュータイプL7、切り払いL9
- A PORTABLE
- ニュータイプL7、切り払いL9、ヒット&アウェイ、援護攻撃L4
- R
- ニュータイプL9、防御L4、援護攻撃L1、指揮L2
- IMPACT
- ニュータイプL9、防御L8、援護攻撃L1
- MX(PORTABLE)
- ニュータイプL7、切り払いL8、シールド防御L8、Eセーブ
- Z
- ニュータイプL7、ブロッキング、指揮官L4、集束攻撃
- 第2次Z破界篇
- ニュータイプL7、指揮官L4、ブロッキング
- 第2次Z再世篇
- ニュータイプL8、指揮官L4、ダッシュ
- OE
- 底力:回避、ニュータイプ、精密攻撃
小隊長能力(隊長効果)
- 小隊攻撃の攻撃力+20%
- 『Z』で採用。
固有エースボーナス
- 自機から2マス以内の味方機に命中・回避+10%
- 『A PORTABLE』で採用。
- 連続ターゲット補正無効
- 『第2次Z破界篇』、『再世篇』で採用。
- 集中(命中、回避+10%)
- 『OE』で採用。
パイロットBGM
人間関係
エゥーゴ
- カミーユ・ビダン
- シャアにとっては弟子とも取れる存在で、彼の自身に対する期待と怒りを受けつつ、次世代のニュータイプとしての将来を期待するが…。
SRWにおいては原作では無かった原作後の再会や、原作とかなり違う経緯で出会う事もある。 - アポリー・ベイ、ロベルト
- 部下。両者共元ジオン公国軍兵士(ただし後付け設定)で、クワトロが「赤い彗星」だった頃からの付き合い。
- レコア・ロンド
- 部下。彼女からは好意を寄せられるが、その好意を受け入れず、つれない態度を取った結果、彼女の裏切りを招く結果に。
- エマ・シーン、ファ・ユイリィ、カツ・コバヤシ
- 部下。
- ブレックス・フォーラ
- シャアにとっては数少ない尊敬を寄せていた人物であり、また自身の正体にも気づいていた理解者でもあったが、彼の死により表舞台へと立たざるを得なくなる。
- ヘンケン・ベッケナー
- 階級的には上司。それなりに親しい間柄でヘンケン自身はブレックス同様に正体に感づいていた節がある。
- ブライト・ノア
- アムロ同様にかつて激戦を繰り広げた相手であるが、エゥーゴでは共闘する事になり、互いに信頼が厚い。
- ウォン・リー
- 何かにつけて無茶な命令を下される相手だが、エゥーゴの出資者という事もあり丁重に扱っている。
カラバ
- アムロ・レイ
- ファーストからの宿命のライバルだが、クワトロの時は味方である。作中においては再会当初は過去の事もあって若干のわだかまりが在りつつも、最終的には良好な関係を築いていたかに見えたが、結局はクワトロは人類に絶望し、『逆襲のシャア』にて再び敵対することとなり最後まで真の和解を果たすことはできなかった。
- スパロボでは、全く毛色の異なる作品のキャラ達と共演するためか、やり取りがかなり親密な仲間のように見える場合も少なくない。
- ハヤト・コバヤシ
- アムロ、ブライト同様に初代では敵同士であったが、Ζにおいては同志。カイからその正体を知らされ、いずれは表舞台で出るべきだとクワトロに言うが…。
- ベルトーチカ・イルマ
- 会って間もない当初は、彼女から「恐い感じの人」「平和的なインテリジェンスを感じない」など酷い言われ様だったが、連邦議会での演説では彼女のアシストを受けながら演説をする。
- なお「平和的な~」のくだりについては『A』にて他作品のキャラからも同様の評価をいただく事に。
ティターンズ
- カクリコン・カクーラー
- 原作では数回ほど交戦した程度でこれといった絡みはない。
- 漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、フランクリンに代わって彼に愛機のリック・ディアスを奪われてしまう。
- パプテマス・シロッコ
- ハマーン同様に敵視する事になるが、シロッコからはニュータイプのなりそこないと見下される。
- ジャミトフ・ハイマン
- 作中ではダカールでブレックスとともに接触しており、打倒すべき敵の一人。
- バスク・オム
- ジャミトフとともに敵対。初代設定で最初登場する第3次では彼の毒ガス攻撃を察知して密かにロンド・ベル隊が気付くように工作する。
地球連邦軍
- フランクリン・ビダン(SRW未登場)
- カミーユの父親。5話で彼によって自分のリック・ディアスを奪われてしまう。
アクシズ
- ハマーン・カーン
- 元恋人。ミネバへの教育方針などで考え方の対立があったとはいえ、シャアがハマーンを棄てたのは事実で最終的には激戦を繰り広げる。
- 破局した理由についてはファンの間で諸説語られているものの、真相は定かではない。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- ザビ家の一員だが、流石に彼女を憎むようなことはせず、むしろ実質父親代わりともいえる世話をしていた模様。アクシズを離れる際、最も心配したのはミネバの行く末と思われる。そして彼の心配は現実となり…。
民間人
- セイラ・マス
- 実妹。シャアのダカール演説を聞いていた。
- 『機動戦士Ζガンダム Define』では再会を果たして不完全ながらも和解し、アムロの行方を教えてもらっている。その後、アムロにはセイラに会ってほしいと頼んでおり、その際に「妹にはこれまで辛い思いをさせてしまった」「今の自分にできる事と言えばこれくらいしかない」とその胸中を明かしている。
- 『F完結編』では再会している。『GC(XO)』では、仲間として合流するものの行き違いやすれ違いが多く、ギクシャクした関係になってしまう。
- カイ・シデン
- ジャブローにてカミーユと共に彼を救助したが、クワトロ=シャアと看破し、その後のハヤトへの手紙ではMSパイロットに甘んじるシャアを批判した。
- 『機動戦士Ζガンダム Define』では「自分はジオン公国がやったことを今でも許していない」と直接批判されているが、ティターンズ打倒という共通の目的のために共闘している。
その他
他作品との人間関係
何となく似たような設定のキャラクターと何かしらイベントがあるのはお約束。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- ザビ家(ギレン・ザビ、キシリア・ザビ、ドズル・ザビ)
- クワトロの状態で対峙する事もしばしばで、『F完結編』では、前大戦で死んだはずの彼等(クローンではあるが)が生きていた事に、驚きを隠せずにいた。
- ジュドー・アーシタ
- 『ΖΖ』ではオープニングしか登場せず、出会う事がなかったが、スパロボではカミーユ同様にニュータイプとしての将来を期待している。またジュドーからも数少ない信頼出来る大人として尊敬されていた。
- リィナ・アーシタ
- 漫画版ZZでは、死んだと思われた彼女が助かったのはシャアのおかげ。『GC(XO)』で、ジュドーたちに盗まれたMSを奪還するべく彼女を人質に。
- ビーチャ・オーレグ
- 『XO』では、モンドと共に百式のメガバズーカランチャーを使用可能にしたり、サザビーを整備したりしていた。
- モンド・アガケ
- 『XO』では、彼に愛機である百式を奪われてしまう。また、ジオン軍との最終決戦の際、ビーチャと共に百式にメガバズーカランチャーを追加させたり、サザビーを整備したりしていた。
- エルピー・プル
- 原作で面識があったかどうかは不明だが、スパロボでは仲間。フォウやロザミィのような強化人間を仲間にする際は、彼女達の力が周囲に及ぼす悪影響を危険性を指摘して難色を示す一方で、ニュータイプとはいえ無邪気な彼女を仲間にする際はすんなり承諾する場合が多い。
- マシュマー・セロ
- 原作で面識があったかどうかは不明。『α』序盤では、交戦した際に声からシャアだと見抜かれる。
- チェーン・アギ
- 『逆シャア』で共演してはいるが、SRWではクワトロとして彼女と絡むケースが多い。『COMPACT』、『COMPACT2第3部』及び『IMPACT』エンディングでは嘗て妹に贈った言葉を彼女にも告げ、ロンド・ベルから去る。
- サウス・バニング
- 共にMS部隊の指揮官同士であり、お互いを深く信頼し合っている事が多い。
- ウッソ・エヴィン
- カミーユやジュドーと同じく将来を期待しているが、『α』では無意味な戦いを止められる力を持っているにも関わらず、何もしないで1パイロットに甘んじているクワトロを卑怯者呼ばわりしていた。
- カルルマン・ドゥカートゥス
- 『α』では、アクシズにいた頃に赤ん坊だったミネバの世話をしていた影響か懐かれていた。
- オイ・ニュング
- 『α』では、彼の所属するリガ・ミリティアがアナハイムと共同でエゥーゴのモビルスーツの開発を担当しているという設定であるため、以前から面識があった。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 『COMPACT』では、彼から「赤い彗星」と見抜かれてしまう。尤も、ほとんどの人間からシャアだと気付かれいるのだが。
- デュオ・マックスウェル
- 『α』では、シャアに近付くべくアーガマに潜入した彼から、初対面の際にお約束どおり「クワトロ大佐」と呼ばれてしまう。勿論この後、クワトロが「私は大尉だよ」と返したのは言うまでもない。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『第2次Z破界篇』では次元震で転移された際、彼に保護されエンディングではOZに副官として迎え入れられる。彼との出会いにより、シャアとしての自分と決別したはずのクワトロは再び迷いを抱く事に。
- ゼクス・マーキス
- とっても似ている人。ほとんど同じ経歴を辿るが、逆シャア設定のシャアと比べるとクワトロ時代は共に部隊の隊長格で、そこまで関わらない。
- レディ・アン
- 『A』では色々と彼女に口利きしてもらえたらしく、ロンド・ベルにすぐに加わる事ができた。
- ティファ・アディール
- 『α外伝』ではララァに似た物を感じながらも彼女とはまた違ったタイプだと内心で評した。
- ジャミル・ニート
- なんだか似ている人その1。
- 『R』では彼や隼人と共にラウンドナイツの中心に。サングラス仲間でもある。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト、オルバ・フロスト)
- スパロボシリーズでは、ニュータイプである事から、彼らから憎まれている。
- 『R』では、ニュータイプ研究所に囚われた時、丸腰の状態でMSに乗った彼らに殺されそうになった。
- 『Z』ではジ・エーデルに吹き込まれた彼らに世界の破滅をもたらす者呼ばわりされる。
- ランスロー・ダーウェル
- 『R』では共闘に戸惑う彼とジャミルを激励した。
- ザイデル・ラッソ
- 『R』では、ニュータイプを自分の選民思想における主義主張の道具にしかしない彼に、憤りの感情を抱いていた。
- カロン・ラット
- 『R』では、彼女が所長を務めるネオ・ジオン出資のニュータイプ研究所にDXのツインサテライトキャノンの砲門を向けられた挙句、脅迫された事で連行されて囚われる。
- D.O.M.E.
- 『R』では、彼にニュータイプでなくても人は未来を創る事が出来ると諭される。その言葉を聞いて、クワトロ自身も自分もニュータイプに拘り過ぎていた事を反省したのか、未来で総帥になった時はニュータイプやオールドタイプにそれほど固執している様子はなかった。
正暦作品
- ハリー・オード
- なんだか似ている人その2。『α外伝』と『Z』では共に金色のMSに乗っているのを見て、互いに実力があると認識した。
- ディアナ・ソレル
- 『ZSPD』でサンドマン杯にて共闘。
- グエン・サード・ラインフォード
- 『α外伝』では裏切った彼に対して「道を誤った」と言うその後のクワトロを考えれば皮肉と言える会話イベントがある。
- 『Z』ではやはりジ・エーデルに吹き込まれた彼によって黒歴史の終焉に自分とアムロの戦いが勃発する事を彼から告げられる。
ガンダムSEEDシリーズ
- シン・アスカ
- 『Z』ではカミーユと同様に彼の将来に期待する。彼もその期待に応える形で成長し、もしクワトロが道を誤った時はカミーユと共にそれを止めてみせることを誓った。そして…。
- アスラン・ザラ
- 上記の面々同様、己の信念から身を置く組織を変えたり、偽名を名乗ったりと、共通点が多い人物。クワトロと共通点が多いのはどちらかと言えば『DESTINY』時代か。ただし、どちらかといえば同作のデュランダルの方が色んな意味でより近い。
- ギルバート・デュランダル
- なんだか似ている人その3。『SC2』と『Z』で共演し、存在感を放ちまくった。似たもの同志であることは自覚しているようだ。現時点では二度共演しているが最終的にクワトロはデュランダルの考えを否定している。
- タリア・グラディス
- 『Z』では彼女の心情を理解し、色々と心配していた。
- クライン派(キラ・ヤマト、ラクス・クライン、マリュー・ラミアス、アンドリュー・バルトフェルド、その他諸々)
- 『Z』では、自分の主張に同意して合流してきた彼らを、一度はこれまでの彼らの行いから彼らに辛辣かつ痛烈に批判するものの、彼らが深く反省した様子を見てZEUTHに受け入れる事に。
西暦作品
- リボンズ・アルマーク
- 彼からはアムロの宿敵として一目置かれている一方で、迷いを持って戦っている事を嘲笑されていた。が、クワトロは追いつめられてなお虚勢を張るリボンズを「自らと向き合う事も出来ない弱い男」と一蹴する。
リアル系
- ゲイナー・サンガ
- 『Z』では彼の例の告白を、とても微笑ましく思っていた。
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- 『GC(XO)』では、グラドス軍のステーション衛星を破壊するべく星間連合と交戦の最中、彼が搭乗するレイズナーに助けられる。また、援軍として来る少し前からニュータイプの直感により接近しつつある彼の存在を感じ取っていたようである。
- アンナ・ステファニー
- 『GC(XO)』では、ララァの後押しもあり、グラドス軍に捕えられ公開処刑されようとしていた彼女の救出に向かう。
- ル・カイン
- 『GC(XO)』では、アンナの救出に向かったところで彼と対峙。指揮官としては、人の上に立つ器が欠けていると指摘するが、選民意識を剥き出しにして傲慢で独善的な思想を語る彼を、父の敵であるザビ家より危険な相手と断じた。
- ジェームス・C・ダグラス
- 『MX』ではケーンが母親を人質にとられてしまった為止む無くギガノスに降った後、彼がケーンを批判した際にカミーユが彼を痛烈に非難した直後、彼にカミーユの苦い過去を教えて諭している。
- マイヨ・プラート
- なんだか似ている人その4。クワトロとして登場する際は、彼に強く尊敬されている事が多い。
- 『MX』では当初、連邦側のマグネイト・テンに付いたクワトロを強く否定していたが、後に和解。
- 『GC(XO)』では序盤は一年戦争のシャア時代の為、お互い好印象で一緒にホワイトベースを追撃する事も。
- テンカワ・アキト
- 『IMPACT』では彼が発した「ぼくたちの戦争」という言葉が、直感で人類の愚かさを感じ取ったが故に口にしたものと解釈し、シンパシーを寄せる。
- ホシノ・ルリ
- 『A』にて、先述の通りクワトロに対し苦手意識を持つ。
- アマノ・ヒカル
- 『R』では、ラウンドナイツに合流した際に、美形好きの彼女から「渋くてハンサム」「カッコいい」などと黄色い声を挙げられた。また、合流した際に乗っていたMSの百式に対しても「ど派手なモビルスーツ」と驚かれていた。
- イネス・フレサンジュ
- 『MX』では彼女がMCを務める『なぜなにナデシコ』に、他のキャラ同様面喰らう。事情説明という名目ゆえ「付き合わざるを得まい」という台詞の言い回しと、忌々しげな顔グラから実は同席する事が相当不本意である様子が窺える。一方、『IMPACT』では「どうしたものかな?」とアムロに問いかけて苦笑していた。
- 余談だが、クワトロは『ΖΖ』放送前の特別番組「プレリュードΖΖ」においてシンタとクムを相手にMSのシルエットクイズを行うなど、番外編とは言え正に子供番組のMCのようなことをしていた。
- ミスマル・コウイチロウ
- 『MX』では彼の手腕を高く評価していたが、『IMPACT』では木連との抗争終結後、地球復興を優先させる彼からの通信に内心、憤りを露わにしている。
- ブルーノ・J・グローバル
- 『α』でキシリアの停戦協定に応じた場合、停戦協定者として彼を任命した。
- 工藤シン
- 『SC2』では彼を救助した。A3との交渉の為に止むを得ず彼を利用する場面もある。
- レントン・サーストン
- 『Z』では、ゲッコーステイト側の一部の人間の暴走から衝突し戦局が泥沼化しかけたときに、彼の必死の呼びかけに戦意を喪失してしまう。
- ホランド・ノヴァク
- 『Z』ではお互いの実力を認め合っており、彼からも敬意を表されている。敵になった時も台詞がある。
スーパー系
ダイナミック系
- 兜甲児
- 正義感溢れる彼を頼もしく思っており、頼りにしている。『第2次α』での逆襲を誰よりも悲しんでいた1人である。
- 宇門大介(デューク・フリード)、グレース・マリア・フリード
- 『COMPACT2第2部』及び『IMPACT』では、同じロンド・ベル隊で彼らと共に戦っていく事に。
- 神隼人 (OVA)
- 『R』では彼やジャミルと共にラウンドナイツの中心に。サングラス仲間でもある。
その他のスーパー系
- 神勝平
- 『第4次』では彼になんと「おっちゃん」呼ばわりされてしまう。
- コンピュータドール第8号、キラー・ザ・ブッチャー
- 『IMPACT』では彼らが発した人類批判を表面上、否定してはいたが…。
- 破嵐万丈
- スパロボシリーズでは、何かとお互い部隊の指揮官的存在として絡みが多い。
- 碇ゲンドウ
- 『α』では彼にも正体がバレており、彼に「大佐」と呼ばれてしまう。
- なお、ゲンドウを演じた立木文彦氏は、『機動戦士Ζガンダム』でクワトロのジオン時代からの部下であるキグナンを演じており、彼から「シャア大佐」と呼ばれていたため、それに関しての声優ネタと思われる。
- ハザード・パシャ
- 『IMPACT』では彼からのエルシャンク追撃要請に胡散臭いものを感じ、早々にブライトへと注意を促す。
- ベガ
- ガルファに洗脳されてしまった兄・アルテアを心配し、思いやる彼女の事を心配していた。兄を健気に思いやる妹にクワトロは弱い。
- 紫東遙
- 『MX』中盤の第3新東京市での半舷休憩時、呑み会へアムロを誘う為に彼が行う筈だった仕事を、彼女とベガから押し付けられてしまう。
- ブルー・ジェット
- 『MX』では彼と会話しているところをケーンに「グラサン対決」と揶揄された。
バンプレストオリジナル
- ギリアム・イェーガー
- 『第4次』及び『F』ではエゥーゴの同志。彼も仮面を被った事があるので若干共通点があると言える。
- シュウ・シラカワ
- 『EX』などで共闘する機会が多い。クワトロの心情をよく理解している事が多く、『α外伝』では彼の苦悩を見抜いていた。なお『EX』シュウの章のOG版に当たる『DP』のクワトロ加入に該当するシナリオで仲間になったキャラクターの名前には、「クワトロ・バジーナ」を意識している節が見られる。
- アークライト・ブルー
- カミーユやジュドーと同様に彼の将来を期待していた。アーク自身もクワトロの事を尊敬しており、彼の逆襲には激怒した。
- セレイン・メネス
- アーク同様に、彼女のこともよく面倒を見ていた。
- ラウル・グレーデン
- 『R』では未来の出来事が原因で殴りかかられてしまう。クワトロからすれば身に覚えがないのだが。
- エルデ・ミッテ
- 『MX』において彼女はクワトロ(シャア)の一年戦争時代からのデータを全てAI1に記録させていた。
- ジ・エーデル・ベルナル
- 『Z』において黒歴史の終末に訪れるとされるアムロとシャアの戦いの勃発を望む。彼に吹き込まれた事によって、フロスト兄弟やデュランダル、グエンは黒歴史の終末に起こるアムロとシャアの戦いを知る事になる。
名台詞
TV版
- 「アポリー中尉。調子はどうか?」
「ロベルト中尉、その過信は自分の足をすくうぞ」 - 第1話における最初の台詞。ガンダムMk-II強奪作戦の最中、アポリー、ロベルトとの回線を通じてのやり取り。3人ともリラックスした様子で、互いの腹の中まで読めているようである。
- また、場所がサイド7であること、3機のMSで敵の拠点のコロニーを奇襲するなど、奇しくも話のシチュエーションは前作の第1話「ガンダム、大地に立つ」に酷似したものとなっている。
- 「この感触…アムロ・レイ…?ララァ・スンか?」
- 同じく第1話、グリプスの偵察中、ニュータイプとしてのカミーユを察知した時の台詞。
- 「ジオンの寄せ集めで作ったコロニーとは言うが、ティターンズの秘密基地という話だ…」
「全く応答なし? まぁ、平和なときはこんなものか」 - 同じく第1話、カミーユが宇宙港でジェリド達といざこざを起こしていた頃、グリプスへと接近している最中に呟いた独白。
- 一年戦争が終結して7年も経過しているためか、地球連邦軍もすっかり平和ボケしてしまっているようで、こんなに近づいても迎撃のMSが出てこない様子に少々拍子抜けしている様子である。
- 「フランクリン・ビダン大尉…困ったお方だ」
- 第5話で、自分のリック・ディアスをカミーユの父親であるフランクリンに奪われたため、連れ戻すべく白く塗装されたガンダムMk-IIに乗って。
- 一般的には白いガンダムMk-IIのパイロットはカミーユであると認知されているが、最初に乗ったのはクワトロである。お茶の間の視聴者はシャアがガンダムに乗るというシチュエーションに興奮したに違いない。
- 「ガンダムMk-IIの加速性能は抜群だ」
- 自分達の陣営の開発したMSに矜持を持ちながらも、敵軍から強奪した機体を素直に評価するのは、ニュータイプ故だからだろうか。
- 「迷いは自分を殺す事になる!ここは戦場だぞ!!」
- 相手が肉親故の迷いから撃てずにいるカミーユに通信で飛ばした一喝。
- 「シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」
- 両親を殺されて荒れるカミーユに対して。カミーユからは「尊敬しているが、組織に一人で対抗しようとして敗れた馬鹿な人」という答えが。この後、あくまで他人としてシャアを持ち出すクワトロに、結局カミーユは部屋を出て行ってしまう。
- 「他に食べる方法を知らんからさ。だから未だに嫁さんも貰えん」
- カミーユから何故軍人をやっているのかをたずねられた時の返答。あえて俗っぽい内容で答えてはぐらかしている。
- 嫁さんも貰えない根本的な理由は、死んだ昔の彼女が忘れられないからである。
- 「直接、刃物を持って殺さないからさ。手に血が付かない人殺しでは、痛みは分からんのだ」
- 第7話にて、30バンチの惨状を見たカミーユに何故こんな非道な事ができるのかと尋ねられた際の回答。
- 「出資者は無理難題を仰る」
- ウォン・リーらエゥーゴの出資者たちが連邦軍の本拠地・ジャブローの攻撃を命令。(ジャブロー攻撃の経験がある)クワトロはこれに反対し、宇宙にあるグリプスの攻撃を主張するが、退けられてしまう。その会話の最後のセリフ。
- 穿った見方をすれば番組スポンサーの注文に対する富野監督の代弁なのかも知れない。
- 「軍隊っていうのは、ああいったものだ。アーガマでは君に甘すぎた。反省をしている」
- 第9話で、カミーユをウォンが修正し、ロッカールームで意識を取り戻したカミーユに答えた台詞。
- ララァの時のようにニュータイプの素養があるという事で特別扱いをしていたが、カミーユの場合は逆効果だったらしく増長を招いてしまい自分の指導の至らなさをクワトロも反省していた。
- 「妙だなジャブローの抵抗はこんなものではない。……何があるのだ?」
- 第12話ジャブローの風にて、ジャブロー制圧作戦が開始されたが、多くのモビルスーツが揚陸に成功し、予想よりも容易にジャブローのメイン滑走路とメインゲートを制圧できたことに関して。
- 一年戦争の「ジャブロー強襲」で半分近いモビルスーツが降下すら叶わずに叩き落されたジャブローの堅牢さを良く知っているからこそ、簡単に突破できる状態に薄気味悪さを覚えたのであろう。
- 事実ジャブローは連邦軍総司令部機能を移転済であり、地下に自爆用の核爆弾まで用意されていた。
- 「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない…」
- 第13話にて、正体を隠すシャアに真偽を問うハヤトに対しての答え。一見格好良い台詞に見えるが、実際は単にお茶を濁しているだけである。
- 「これが若さか…」
- 上記の気取った言い回しでクワトロがシャアであることをはっきりさせない態度に苛立ったカミーユから修正され、涙をきらめかせながら吹っ飛んだ時の台詞。
- ちなみに劇場版ではこれらのやりとりが無いので殴られない。
- 『α』では、DVEで収録されている。
- 「何をする気だ、アムロ。…アムロだと!?」
- アムロ「下がってろ、シャア!」
- 第14話にて、クワトロ達とそれを猛追するアッシマーの間に一機の輸送機が割り込んできたときに思わず発したセリフ。
- 一見なんという事はないセリフだが、この発言の時点ではお互いにそれぞれの機体のパイロットを知らない。無意識の内に因縁の相手の存在を感じ取り、思わぬ名前が口から出た事にクワトロ自身も驚愕する。
- そして14話のサブタイトルは「アムロ再び」。この後アムロと実際に顔を合わせたクワトロは思わず手を震わせるが、テレビの前の前作視聴者の身体も同じように打ち震えた事だろう。
- アムロ「何故、地球圏に戻って来たのです?」
「君を笑いに来た…そう言えば、君の気が済むのだろう?」 - 第15話にて、カラバに合流したアムロに対して。軟禁状態を理由に、今まで何も行動を起こさなかったアムロのふがいなさを痛烈に批判した言葉。もちろん、後段の文でアムロの心境をある程度理解した上での発言していることははっきりさせているが。
- 『α』では、DVEで収録されている。
- (どうしたのだ、アムロ君。こうして若者たちも戦っている。あの時の血の騒ぎはなくなったのか?)
- 無断出撃から何とか帰還したカツをハヤトが修正する傍らで、逃げ出すようにその場を去っていったアムロの背中を眺めながら呟いた独白。
- 口では何だかんだと辛辣な言葉で尻を叩いていたが、内心では彼の再起を信じている事が伺える。
- 「今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ」
- 第24話にて、地球連邦首都ダカールの連邦議会でティターンズの権限拡大法案採択時の独白。地球連邦軍が正式にティターンズの管轄下に置かれる事が決定した瞬間だが、連邦政府があくまで場当たり的な対応でティターンズを支持している事を暗に示している。同時にアースノイドの支配者層に失望を深めている場面でもある。
- 事実ティターンズの横暴振りが暴走し、宇宙での拠点を失い始めると連邦政府はティターンズと手を切りたがっているとの事なので、この読みは事実だったと言える。
- 「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて何とするか!」
- アクシズの指導者としてミネバに対する教育、というより彼のミネバに対する将来の期待をハマーンが踏みにじったことによる激昂のシーン。シャアが本気で怒りを曝け出したのはこのシーンのみ。
- 「私はザビ家とは関係ない。私は、いつも独りの男だった」
- レコアから「ザビ家再興が目的ではないのか?」と尋ねられた際の答え。本人としてはそんな意図は無いと言っているだけなのだが、男女の関係にあるレコアに対して「いつも独りの男だった」はあまりに迂闊な失言である。彼女がシロッコの元に走ったのもこの発言が遠因とも取れる。
- 「サボテンが、花をつけている…」
- 第34話で、レコアがヤザンに撃破され、主のいないレコアの部屋を訪れ、その後部屋に入ってきたカミーユにレコアをぞんざいに扱った事を非難され殴られた時に、レコアが育てていたサボテンの鉢を見て呟いた台詞。
ガンダム史上でも特に意味不明な台詞として取り上げられる事が多いが、ここでいうサボテンの花とはレコアの充足感の暗喩である。レコアはまだ死んでいない事、そして結局エゥーゴで花を咲かす事が出来ず自分の下から去ってしまった事を彼は察していた。 - 「ええい!打ち所が悪いとこんなものか!!」
- 地球近くの宙域での戦闘で、ハンブラビの海ヘビの直撃を受け、重力圏へと投げ出された。この後大気圏に突入してしまい「意外に早いものだな」と死を覚悟したが、カミーユのウェイブライダーで難を逃れる。
- 「戦いの中で人を救う方法もあるはずだ!それを探せ!」
- 第36話で、フォウと戦う事を拒むカミーユに対して。台詞の意図としてはカミーユを戦わせる事だが、自身の経験もあるせいか妙に願望の入った台詞である。なお、当のカミーユからは「あるわけないだろ! クワトロ大尉のいう事の方がよっぽど理想論!」と毒づかれる。
- 「同じ、か…」
- フォウの死を嘆くカミーユを見て、かつての自分とアムロ、ララァと同じ結末になってしまった事について。
- 「カミーユ。かわいそうだが、君はまだ死ねない体だ。戦士は、生きている限り戦わねばならんのだ…!」
- フォウの亡骸を抱えながら咽び泣くカミーユを、百式の手に乗せながら搾り出した台詞。
- 「私はかつて、“シャア・アズナブル”と呼ばれていたことがある男だ!」
- 第37話での、連邦首都ダカールの議会をエゥーゴ派の議員やシンパで乗っ取り、反発する連邦政府関係者の前に自らの身分を明かした場面にて。
- この台詞と共に連邦内でのエゥーゴとティターンズの勢力バランスを一変させるダカール演説が始まった。劇場版ではダカールの話がカットされている為、口にしない。
- 「ひと昔前の人々は、この何倍ものGに耐えながら宇宙(そら)に出た。彼らは宇宙にこそ希望の大地があると信じた。自分たちを宇宙に追いやった地球のエリートを憎む事より、その方が余程建設的だと考えたからだ。地球の重力を振り切った時、人は新たなセンスを身につけた。それがニュータイプへの開花へとつながった。そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ。」
- 第38話にて、ダカール演説後、アウドムラのシャトルで宇宙に戻る際、同乗するカミーユに語った台詞。
- ゲーム版Zガンダムの(シャア編)EDムービーでも流れ、この言葉にカミーユも、「わかる話です。僕も、その希望を見つけます」と返している。
- 「どうした、カミーユ! 撃て!」
カミーユ「ダメです、僕には撃てません!」
「それが出来なければ、お前は死ぬぞ!!」 - 第42話で、ロザミィのバウンド・ドックがカミーユのΖに迫り、撃てずにいるカミーユとのやり取り。
- α外伝では、イノセントによって心を消されてしまい、アイアン・ギアーに突っ込もうとした彼女のサイコガンダムMk-IIを撃つように言う場面(原作で言う48話)で使われており、DVEで収録されている。
- 「君のような若者が命を落として、それで世界が救われると思っているのか!?新しい時代を作るのは老人ではない!」
- シロッコとハマーンを倒すための捨石になろうとしていたカミーユに対しての台詞。カミーユはクワトロに世界を救ってほしかったが、クワトロはカミーユが自分と共に世界を救う事を望んでいた。しかし……
- 「まだだ! まだ終わらんよ!」
- ハマーンと戦って追い詰められた時の台詞。スパロボにおいてもクワトロが瀕死のダメージを受けた時の際の台詞として毎回採用されている。
- 「ん? エネルギー切れ!?」
- 果たしてシャアがこんなことをしでかしてしまうのか?という事が問題になったセリフ。まあ相手がハマーンのキュベレイだったから・・・・・・と好意的に解釈してあげよう。
- 「そんな決定権がお前にあるのか!?」
- ハマーンのキュベレイに百式の四肢を全て潰され、ハマーンから「これで終わりにするか、続けるか!?」と言われた際の台詞。決定権を委ねられているのはクワトロなのだが。
- 「いくら希望を見出しても、地球の重力に魂を引かれた人間のエゴに押しつぶされ、結局はこんな悲しみだけが繰り返されていく……」
「……ならば!」 - PS版『機動戦士Ζガンダム』のシャアシナリオのEDにおける台詞(Gジェネレーションシリーズでも使われている)。カミーユの精神崩壊を感知したクワトロは、遂に地球潰しを決意する……
劇場版
- 「違うぞ」
- 劇場版Iでの台詞。レコアが「大尉にお尻を触られていた」とエマに話したことに対する否定。
- 「私だって独り身だ」
- 劇場版IIでの台詞。珍しいコミカルな台詞である。
- 「私の分は?」
- 劇場版IIIにて。新作カットの皆でケーキを食べるシーンで、自分の分のケーキをファに要求した台詞。上記の台詞も含め、劇場版のクワトロは所々に人間臭いコミカルな台詞が追加されている。
スパロボシリーズの名台詞
TV版
戦闘台詞
- 「行けっ!フィン・ファンネル!!」
「フィン・ファンネル!」 - フィン・ファンネル使用時の台詞。スパロボではこのようにアムロ達同様に武器名を叫ぶが、池田秀一氏は『第4次S』即ちスパロボ初収録の際、「こんな武器なかったよ」と指摘したという[7]。
- 「百式改でやってみるさ!」
- 百式改、フルアーマー百式改の搭乗時の台詞。
- 「よし、ロングメガバスター発射!!」
- フルアーマー百式改のロングメガバスターの発射台詞。
- 「サザビーで敵部隊をかく乱する!」
- サザビーの搭乗時の台詞。
- 「光の翼を使う!」
- α及びα外伝において、クワトロをV2ガンダムに乗せ光の翼(通常バージョン)を使用した際の台詞。ウッソ以外に光の翼(通常またはMAP兵器)を使用した時に専用の台詞が出てくるのは、彼やウッソの他にアムロ、カミーユ、フォウ、ルーがいる。
旧シリーズ
- 「フ…言いたい事をいうな」
- 『第4次(S)』第24(Sでは25)話「エゥーゴとの接触」でロンド・ベルに復帰する事に迷いを見せたクワトロに対して勝平が(あろうことか、おっちゃん呼ばわりして)叱咤した際の返答。この事によりクワトロは再びロンド・ベルに復帰する事を決意する。
- ちなみに、おっさん扱いにショックを受けたシャアが別世界にいたりする。
COMPACTシリーズ
- 「…同じ過ちを繰り返す必要はあるまい。それが避けられるのなら、な」
- 『IMPACT』第2部宇宙激震篇第26話「動き出す幽鬼たち」より。ジュドーがプルツーした際の台詞。ジュドーとプルツーに嘗ての自分とララァとの関係を重ね、引き離そうとするブライトや忍を制して発した台詞。
- 「もう普通の軍隊では物足りなくなるかもしれんな、艦長」
- 『IMPACT』第2部宇宙激震篇シーン5自由選択ステージ終了後のインターミッションより。「星の屑作戦」阻止を前にしながらも、エクセレン達女性陣が繰り広げる緊張感の無い遣り取りに「もう慣れた」と苦笑するブライトへ、上述の台詞を送る。
- 「…忘れた方が、覚えていない方が幸せな事も有る」
「だが、人の業はそれをさせてはくれん…忌まわしい記憶と共に」 - 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第9話「そのために今、生きている」より。人間にとっての記憶の消去にあたるオモイカネへのデバック作業に、難色を示すカミーユや沙羅の言葉を受けた上で上述の発言を口にするが、意味深な言動はアムロやルリから訝しまれる事に。
- 「そんなものはない。戦いを終わらせるために戦う…そこに喜びや感謝などはない。…哀しみならばあるのかもしれん」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第17話「ブッチャーの最期」より。爆死直前のキラー・ザ・ブッチャーが問い掛けた「戦いの意味」について各人が戸惑う中、彼の言葉を否定する。その一方でカミーユは、クワトロがブッチャーの言葉に黙って聞き入っていた事にも気付いていたが…。
- 「この戦いの行方がどうなろうと…ザビ家の亡霊は滅ばねばならんのだ。もう一度…すべてをやり直さねばならん…! おまえは大義という言葉にしがみついているだけだ」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第24話「宇宙の道標」より。フィフス・ルナでの決戦時、「大義」の名の下に己のエゴを主張するグレミーへ浴びせた批難。
- 「敵…であったものの文化を知ることは、戦略的にも参考になる。…単純に、興味本位でもあるがね」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」より。「ゲキ・ガンガー3上映会」に出席した動機を、不敵な笑みと共に語る。
αシリーズ
α
- 「…そのガンダムが彼の復帰のきっかけとなれば良いがな…」
- リアル系ルート第4話「死神と呼ばれたG」にて、キグナンを通じて手配させたサイコフレームを使ったアムロ専用ガンダムの名前がνガンダムに決定したと聞いて。
- 「お前達の背後にはザビ家の邪念が感じ取れる…それでは7年前と同じ悲劇を繰り返すだけだ」
「マ=クベ…過去の怨念で生きていける時代では無くなったのだ」
「そして、スペースノイドとアースノイドで争っている時代でも無い」 - リアル系ルート第5話「ジオンの亡霊」で大気圏突入を控えたアーガマを護衛するべく部隊を展開した際、特殊周波数による通信でアクシズへの帰還を促すマ・クベからの命令を拒絶する。
- 「いや…エヴィンという名に心当たりはないな。もっともエゥーゴでは偽名を使っている者が多いがな…」
- ジャブローへ向かうルート第12話「戦いは誰のために」のシナリオデモにて。ブライトから「ウッソの両親はエゥーゴに参加している可能性があるから何か知らないか?」と聞かれて返した返答。
- 確かにクワトロの言うようにエゥーゴにはその手合いが多いのは事実だが、何よりそんなことを言ってる自分が一番偽名を数多く使っているので、何とも妙な説得力がある。傍らで話を聞いていたアムロは、これについては何とも言えない複雑な表情をしていた。
- 「…ところで、君はその仮面を被り、OZに従い続けるつもりなのか?」
「昔、君と同じ様な仮面を被っていた人物がいたのでね…」 - 第13話「少女が見た流星」or「翼を持ったガンダム」にて、ゼクスと初対面した時に。もちろんクワトロが言っている人物はシャアの事。自分も同じ事をしたためか、ゼクスが自分と同じ境遇である事を悟っていたようである。
- (νガンダム…いい機体だ。アナハイムにサイコフレームの情報を流した甲斐があったな)
(やはり、アムロには白いガンダムがよく似合う…) - 第42話(リーンホースJr.隊)「アクシズからの使者」にて自分が流出させたサイコフレームを搭載したνガンダムに乗っているアムロを見てご満悦の台詞。まるで恋人に自分の好みのドレスを着せたかのような発言である。…ところで、アムロが後に青いガンダムに乗り変えた事をシャアはどう思ったのだろうか。
- なお、「アムロが立ち直るきっかけになって欲しい」という理由付けが説明されているにも関わらず、『第2次α』のハマーン拒絶ルートで「情けないMSと戦って勝つ意味があるのか!?」の言い争いがある。ある意味台無しである。
- 「人には恥ずかしさを感じる心がある…」
「…だが、激動する情勢は私にそれを許してはくれないようだ」
「君達の期待に応えることは出来ないかもしれないが、私は私に与えられた役目を果たすつもりだ」 - 第51話(ラー・カイラム隊)「ダカールの日」にて、ダカールにある議事堂で開催される連邦議会の占拠する作戦の前に、いつまでもシャアである事を隠して、パイロットとしての身分に甘んじている事を、カミーユ、ジュドー、ウッソのニュータイプ少年の3人から詰め寄られた時に、選択肢として「シャアとして応える」を選んだ時の台詞。恥を忍んで、クワトロが自分のやる事を悟り腹を括った瞬間である。もちろん、この時に「クワトロとして応える」を選んでしまうと、原作通りにカミーユに修正されてしまう…。
しかし、最後の「君達の期待に応える事は出来ないかもしれないが~」という台詞は皮肉にも第2次αにて現実化してしまう……。 - 「…今は…」
「今は過去に囚われている時ではない」
「…自分の殻に閉じこもる事をララァは決して喜びはしないぞ」
「私もそう考え、ダカールでの演説を行ったのだ」
「今度は君が自分の業を乗り越える番ではないのか?」 - 第53話(ラー・カイラム隊)「ソロモン攻略戦」にて、ソロモン攻略戦の直前にかつてララァが死んだ場所へ戻る事を躊躇するアムロに対して。
- (…この宙域に来るのはララァを失った時以来だな)
(そして…清算せねばならん過去の一つがここにある…)
(…ガルマ、ララァ…今更お前達に許しは乞わん。だが、私にはやらねばならないことがあるのだ) - 同じく53話、ソロモン攻略戦出撃時に。アムロにはああ言ったものの、シャアとしても当然複雑な心境で戦いに臨む事になる。また、ガルマをララァと同列で思い返し、「許しは乞わん」と発言している辺り、αシリーズのシャアにとってガルマは大切な友人であり、彼を謀殺した事は後悔しているようである。
α外伝
- 「ティターンズの下にいて、一つだけ感謝していることがある…それは地球連邦の腐敗ぶりをしることが出来たということだ」
- 第6話「情け無用のJ9」or「お呼びとあらば即参上」でティターンズから自軍に転じた後、ブランと対峙した際に言う台詞。後の反乱の一因となった事を窺わせる台詞で、第2次αでもアムロが指摘している。
- 「金色のモビルスーツに乗る者が、他にもいたとはな…!」
- 第19話(ビシニティルート)「百年の恋」にて、ハリーの乗る金色のスモーを見て。
- 「かなりの時間が過ぎたとは言え、私は人の本質をそう簡単に信じることは出来んな」
- 第24話「大地の守護者」より、未来世界にてガリアのイノセントとの接触を提案するアムロの意見に反対する形で言った台詞。イノセントにザビ家やティターンズのような危険性を感じていたのが理由であり、この後の展開を考えれば決してクワトロの指摘も間違ってはいない。とはいえ、イノセントやムーンレィスが全て敵対者でないと言うアムロとは対照的であり(実際アーサー・ランクのような人物も居た)、続編での行動を考えれば、その伏線の一つともとれる台詞である。
- 「確かにな…。だが、同じ悲劇が繰り返されるのを黙って見過ごすわけにはいかん」
- 第38話「月光蝶」にて、ギンガナムに対して。
- 「…………私は人の歴史の何たるかを未来世界で見てきた……………だが、その前に前回の戦いの決着は私自身の手でつけさせてもらう!」
- 難ルート最終話「ラグナロク」にて。クワトロの苦悩を看破していたシュウに「(人類を裁くのかどうするのか)結論は出たのか」と問われて。既にクワトロの心は決まっていたのだろう…。
第3次α
- 「次代の世界を担う若者として、私は君に期待した」
「君はそれに応え、私が去った後も悩み苦しみながら前へ進もうとした」
「私に見せてくれ、カミーユ。お前が望んだ人の未来を」 - 最終話にて、カミーユの前に霊として現れた際に発したメッセージ。本作に於けるカミーユの苦悩振りを、冥界から見守り続けていた事を仄めかしている。
携帯機シリーズ
A
- クワトロ「はめられたな。お前はハマーンに目を付けられていた」
グレミー「バカな…!!ではハマーンは私を始末するために…!!」
クワトロ「そういう女だ」 - 第28話「それぞれの戦う意味」or「ネオ・ジオン動乱」にて、グレミー撃墜後の台詞。
- ハマーンに反旗を翻すことを見透かされ体のいい捨て駒にされていたことに気付かなかったグレミーに、事の真相を指摘したが時すでに遅し、グレミーは失意と驚愕のまま散っていったのであった。
- 「そろそろ歳でな。殴られずに済んだ」
- 第28話戦闘終了後にて左近寺博士のしごきにアムロが参加していない事を訊ねたギャリソンへの返答。
- 当然ギャリソンは意味が分からず困惑するのだが、実はこの直前にアムロに「何故戻ってきたのか」と訊ねられており、煙に巻いた事に対し「僕がもっと若かったら殴り倒していた」と言われた事からの発言である。
- 「私はクワトロ・バジーナだ。それ以上でもそれ以下でもないのでな…!」
- 最終話におけるヴィンデルとの戦闘前、「自分側の世界のシャアのように、お前もシャアとしてネオ・ジオンの総帥になれ」と暗に仄めかすヴィンデルに放った台詞。
- 同じ言い回しでも正体をごまかすのに使った時と違い、シャアとは違う男して生きていく意志の強さがはっきりと表れている。しかし…
- クワトロ「さて、な。それに私はクワトロ・バジーナだ。シャアが何を考えているかは知らん」
カミーユ「ずるい答え…ですね」
クワトロ「少なくとも、今はその時ではないのでね」 - EDでカミーユに「また今回のような戦いが起きるかわからないから静養しておけ」と忠告したところ、カミーユにシャアと名指しされた上で「戦いが起きる事を望んでいるのか」と問われて。
- その時が来たらシャアに戻る気満々だった。この言葉にアムロは意味深な沈黙を浮かべ、ララァも不安を覚えている。
- 「もし、自分の心変わりを心配しているのなら…心配するな。ここにいる者たちが止めてくれる」
- EDで主人公を救助した際に。ある意味、自分自身への忠告でもあるのだろう。
R
- 「ザイデルよ、ニュータイプをそんな枠の中でしか考えられないから、それがわからないのだ」
- 第30話「戦士、再び…」にて、ニュータイプを自分に都合の良いように解釈し、選民思想に利用するザイデルから「ニュータイプなのになぜ、スペースノイドのために戦わない?」という質問に対して答えた台詞。
- 「かつての好敵手ほど仲間になれば頼もしい者はいないものだ」
- 第30話「戦士、再び…」のシナリオエンドデモにて、共に戦うことになり戸惑うジャミルとランスローに対しての台詞。かつてのライバルであるアムロと共に戦うクワトロならではの台詞。
Scramble Commanderシリーズ
- 「君が心配しているのは、あの時見た光景の事だな?言いたい事はわかるが…どうか信じてほしい。以前ならともかく、今の私は若者達が築き上げていこうとしているこの世界に希望を見出そうとしている。間違いは…犯さないつもりだ」
- SC2のEDにて、一人アクシズを治める為にアクシズへ行く事を決意した際、アムロに心配されて。ちなみにここでクワトロが言っている「あの時見た光景」というのは、最終決戦の直後に綾人によって見せられた数多に存在する世界の可能性の中で、シャアによるアクシズ落としが実行された世界の光景の事。
単独作品
- 「ジュドー君、聞こえるか?君の妹、リィナは預かっている」
「モビルスーツを戻したら、後で返してやる」 - 『GC(XO)』第29話「駆け抜けた宇宙」で、グラドス軍との戦闘中にホワイトベース内部に潜入していたジュドー達に売り飛ばす事目当てに主力MSを奪われてしまい、ルーが捕まえてきたリィナを人質にして降伏を勧告した台詞。普通は悪役のやる事であるが、状況が状況なので荒っぽい事も形振り構わずやる彼の一面が見られる。心なしか彼自身内心で楽しんでいる節がある。当然、彼の愛機である百式もモンドに奪われている。
- 「そう、いじめんでくれ。アルテイシア」
- 『XO』第28話「そして、地球へ」における追加場面。外宇宙遠征から帰ってみたらいつの間にかクワトロとして連邦軍へ寝返っていた兄シャアを問い詰めるセイラに対して。やはり妹には頭がなかなかあがらない模様。
- 「…………。ハマーンが…逝ったか…」
- 『GC(XO)』第41話「戦士、再び…」にてジュドーのΖΖガンダムに敗れ爆散したハマーンのキュベレイを見て、呟いた台詞。クワトロは死にはしないが、何気に原作のΖ最終回と正反対になっている。自分を愛してくれた女性の死を前にして、シャアは何を思ったのか…それは、本人にしか分からない…。
- 「生き残れるかどうかは時の運だ。まだわからんよ」
- 『XO』第41話「戦士、再び…」における追加場面、ア・バオア・クーにおけるジオン軍、ギガノス軍との最終決戦において、グワジンを撃墜されキュベレイで出撃したハマーンを前にして。ララァからは「大丈夫です…大佐が勝ちます」と激励されるものの、本人もハマーンに対して後ろめたさを感じているのか、妙に怖気づいていた。スパロボでもクワトロにしては、珍しい弱気な台詞である。
- 「データはデータに過ぎん。それに私は人の力というものを信じている…」
「多くの者達と決別してまで信じた人の可能性だ…暴走した機械とその端末にそれを否定させる気はない!」 - 『MX(MX PORTABLE)』の最終決戦にて、エルデに対して。当初は逆襲への迷いを抱いていたクワトロだったが、戦いを通して既に彼は自分の為すべき事を見出していた。真なる自分に戻るべく、「クワトロ・バジーナ」の最後の戦いが始まる。
- 「フッ…一発殴っておいてよく言う」
- 『OE』第3章「Zの鼓動」にて。コネクト・フォースへの合流後、例によってアムロに素性を問い詰められ、それを制止したカミーユに対しての台詞。どうやら合流前の時点で既にやらかしたらしいが、それにしてもどこか爽やかな反応なのが妙な可笑しさを感じさせる。
- 「君はやはり、私にはもったいないくらいの素晴らしい友人だよ」
「…君が生きていてくれて嬉しいよ」 - OE第6章にてガルマと通信で会話した際に。
劇場版
戦闘台詞
- 「ちぃっ!照準が定まらん…」
「ええい、ままよ!発射する!」 - 『Z』にてメガ・バズーカ・ランチャーを撃つ際の台詞。原作でも言ってるのだが、スパロボではたとえ直感していようが感応してもらおうが照準は定まらない。逆に言えば、クワトロの直感に百式が応える形で定まらないはずの照準が必中コースへと入ったという事になる。
- 「あれではまるでジオングだな…!」
- 『Z』にて、ターンXの攻撃を回避した時の台詞。「各パーツが分離してのオールレンジ攻撃」の元ネタはジオングの初期の設定である。
- 「迷いは自分を殺す事になる!」
- 戦闘開始時の台詞。『第2次Z』のクワトロは終始迷いまくっているため、どうにも印象に残る。
Zシリーズ
- 「デュランダル議長とタリア艦長…、あの二人、男と女か」
- シンをカミーユが説教しているというのに、色事にも注目している。
- 「あの手の口調の人間は、腹に一物あるように思えるのだよ…」
- 第12話「ブルースカイ・フィッシュ」より。デュランダル議長を警戒している理由。言わずもがな声優ネタだが、それだけでなく似たキャラクター性から「似たもの同士だって自分だって解っているよ」という自虐も込めたセリフと思われる。
- 「若さゆえ、か…」
- 第20話「ウソのない世界」より。ゲイナーの告白を聞いて微笑ましそうにこう呟く。
- 「中途半端な戦い方は自分の腕への自信からか…! ではそれを砕く相手が現れたらどう戦うか、見せてもらおう!」
- セツコ編第30話「罪の在処」におけるキラとの戦闘前会話より。数々の矛盾を抱えつつ中途半端な自己満足で戦争に乱入するキラに歴戦のエースの的確且つ痛烈な一言がお見舞いされる。
- 「そして、止めなくてはならないのは 別動隊の彼らも同じだ。これ以上、戦いを拡大させないために何をすべきか認識しろ」
- セツコ編第38話「踊る悪夢」より。優柔不断な態度が悪化してしまったアスランに対して選択肢を与えるが、彼もまた冷たく突き放してしまう台詞。結局、別働隊の動向に関する情報は偽りだったため、クワトロの助言は無駄に終わった。
- 「私は私が出来る事をするだけだ…!ここで果てるなら、そこまでの男だったという事だ!ギルバート・デュランダル!自らの力を誤った方向に向けたお前は私が討つ!」
- 第56話ミネルバ離脱ルート「最後の力」orミネルバ一時残留ルート「君の姿、僕の姿」 に於けるメサイア攻防戦でのデュランダル(が乗っているミネルバ)との戦闘前会話。ついに実現した池田秀一声対決。
- (すまない、レコア…。私には…詫びる事しか出来ない…)
- 第56話ミネルバ離脱ルート「最後の力」orミネルバ一時残留ルート「君の姿、僕の姿」にてレコアが戦死した時のモノローグ。原作通りにレコアを蔑ろにしてしまった自身の不手際に少なからず罪悪感を抱いていた。
- 「何とでも言うがいい。だが、私は今の私に誇りを持っている。赤い彗星と決別したからこそ、私はお前を認めない…!クワトロ・バジーナとしてお前を討つ!」
- 最終話セツコ編「私の未来、みんなの未来」orランド編「俺の未来、お前の未来」におけるジ・エーデルとの戦闘前会話より。
- クワトロとしての自分に誇りを持ち、赤い彗星と決別したキャスバルだったが、第2次Zではトレーズとの出会いで再び迷いを抱き始める。そして第3次Zでは再び「シャア・アズナブル」へと戻らざるを得なくなってしまう…
- 「私とて戦場以外の生活もあるよ…もっとも、モビルスーツの操縦のようにはいかないものだったがな」
- グローリー・スターレポート第1話「熱闘!戦士の休息」より。それなりに「サンドマン杯」を満喫しているクワトロの意外な「ノリの良さ」をパートナーのキエルから指摘されての返答。とは言え、言葉通り卓球はMSの操縦法と合点が違い過ぎた模様。
- 「…もっともな疑問だな」
「互いに憎しみ合うだけでなく、他の動物を滅ぼし、地球の環境を汚染する生物…」
「そのような存在は星にとって害を成すものでしかない」 - シークレットエピローグ最終話「黒い歴史を越えて」より。XAN-斬-から人類の存在意義を問われ、戸惑うZEUTHクルーの面々を他所に彼の疑問へ一定の理解を示すが、人類に諦観したかの如き発言を訝しむ万丈からは「それが貴方の答えですか?」と追求される。この時点では「…事実を述べたまでだ」と返答を濁していたクワトロであったが…。
- 「私に再び問い掛けるか…。だが、既に答えは出ている」
「一片の迷いも無い信念。それがお前の強さか…」
「だが、私も退きはしない。迷いながらでも、私も世界と共に前へ進むつもりだ…人類の可能性に賭けて…!」 - 同上。XAN-斬-との戦闘前会話。揺ぎ無い意志を以って「悪」を成そうとするXAN-斬-の覚悟は、エグゼクターの計略を一概に否定する事が出来なかったクワトロにとって羨むべきものに映ったのかも知れない。
- 「私もお前と同じだよ、リボンズ・アルマーク。自分が何者であるかを求めて戦っている」
「虚勢を張るのは、ここまでだ。自らと向き合う事の出来ない弱い男に世界を任せるわけにはいかないのだ!」 - 第58話黒の騎士団ルート「革新」におけるリボンズとの戦闘前会話より。
- 「くっ!?」
「気をつけろ! 何かが…これまでにない何かが起こるぞ!!」 - 『第3次Z時獄篇』プロローグより。エターナルでUCWに帰還した直後、ZEUTHを襲った次元震……その中にあって「赤い彗星」は何かを感じ取る。それは……。
Another Century's Episode:R
- 「……確かにな。だが、人の可能性を全て否定しようとする者は、その可能性を具現化する者によって阻まれるだろう」
- 終盤にて。
搭乗機体・関連機体
- シャア・アズナブル時代の搭乗MSはリンク先参照。
劇中での搭乗機体
他作品での搭乗機体
関連機体
- シュツルム・ディアス
- クワトロ用に開発されていたが、作中では乗らなかった。
- 64にて搭乗。
- ガンダムMk-III8号機
- 『アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場。クワトロの搭乗機を目指していたため赤いカラーリングになっている。
スパロボでの搭乗機体
余談
クワトロを演じた声優の池田秀一氏は、クワトロを演じるに当たって「素のキャスバル」を前面に出す事を心がけており、シャアとはかなり違う演技をしたと語っている。
脚注
- ↑ 『機動戦士Ζガンダム Define』においては、「クワトロ・バジーナ」の偽名を使っている理由として「シャアとしてエゥーゴに参加してしまうと、スペースノイドからはエゥーゴがジオン残党と見なされてその理念が理解されなくなってしまうため」とレコアに説明している。
- ↑ なお、近藤和久氏の漫画版ではハマーンを道連れにして発射されたグリプス2のレーザーへ飛び込んでいったため、戦死した可能性が高い。
- ↑ 『機動戦士Ζガンダム Define』では序盤の時点で「アーガマの乗員の大半はクワトロ=シャアだと気付いている」とレコアが発言している。
- ↑ 4.0 4.1 スパロボ感謝祭寺田レポート2 2019年5月12日閲覧。
- ↑ 『A.C.E.R』にて、裏切らないことを予めアナウンスされた理由は、初代『A.C.E.』では彼が裏切ったため。ただし、作中ではキンケドゥ、トビアの発言から、(原作の展開のまま)後に裏切ると示唆されている為、正確には「裏切らない」ではなく「作中で最後まで味方」という意味である。
- ↑ ブレックスは知っていたようだが、本作ではクワトロが演説する際に「赤い彗星としてではなくジオン・ズム・ダイクンの子として演説する」と宣言した原作とは違い、まず自分の正体が「ジオン・ズム・ダイクンの実子キャスバル・レム・ダイクン」である事から説明しており、ベルトーチカとブライトがそれに驚愕している。なお、セイラも『第3次』で部隊を離脱した際にブライトに「シャアは自分の兄である」とは説明したが、自分の素性は一切説明していなかった。
- ↑ ケイブンシャ『プレイステーション必勝法スペシャル 第4次スーパーロボット大戦Sを一生楽しむ本』P129より。
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