ドモン・カッシュは『機動武闘伝Gガンダム』の主人公。
ドモン・カッシュ | |
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登場作品 | |
声優 | 関智一 |
デザイン |
島本和彦(原案) 逢坂浩司(アニメ版) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦G |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(ネオジャパン) |
性別 | 男 |
生年月日 | 未来世紀39年7月24日 |
星座 | 獅子座 |
年齢 | 20歳 |
身長 | 180 cm |
体重 | 78kg |
血液型 | O型 |
所属 | ネオジャパン |
役職 | ガンダムファイター |
特技 | 武道(流派東方不敗) |
概要
ネオジャパンのガンダムファイター。コロニー格闘技の覇者にしてシャッフル同盟「キング・オブ・ハート」の称号を持つ。 8歳の時父親からエリート校へと進路を勝手に決められた事に反発して、本来そのために乗るシャトルとは別のシャトルに密航する形で家出を試みるも、不幸にも密航したシャトルが密輸船であり、窮地に立たされてしまう。しかし、そこに居合わせた格闘家の圧倒的な武を以て助け出され九死に一生を得る。その格闘家こそドモンが師と仰ぐことになる伝説の格闘家東方不敗マスター・アジアであった(『超級!』では、家族と共に訪れたギアナ高地で一人はぐれて、ピューマに襲われそうになったところを東方不敗に叱咤激励されてピューマを倒したことが弟子入りのきっかけとなっている)。
10歳の頃から東方不敗マスター・アジアに師事して流派東方不敗を学んでいたが、10年間の修行を終え自宅に戻ったとき、母は死に、兄・キョウジ・カッシュはデビルガンダムを奪って逃走、父は責任を問われ永久冷凍刑になっていた。父の汚名を晴らすために、ネオジャパン代表のガンダムファイターになり、地上へ逃亡したデビルガンダムを追って大会に参加した。最終的にはデビルガンダムを討ち果たして第13回大会の優勝者となり、またパートナーのレインと結ばれるという大団円を迎える。
しかしそこに至る道は決して平坦なものではなく、苦難の連続であった。まず、戦いに至る過程が上述の通り悲劇的である上、自分の家族をバラバラにした元凶であるウルベに騙されて地球に逃げ延びた兄を両親の仇と思い込まされ、彼とデビルガンダムへの憎しみを戦いの糧として地球へ赴き、兄弟同士で争いあうこととなる。また、新宿において最も尊敬する人物であった師匠・東方不敗と再会するも、彼の変貌を目の当たりにしたドモンは師とも拳を交えざるを得なくなる。最終的には実の兄であるキョウジとそのクローンであるシュバルツ・ブルーダー、そして師である東方不敗をも自身の拳で葬りさることになってしまう。
しかしそんな彼もガンダムファイトの戦いの中で、多くの仲間と出会い、友情を育みながら成長していく。最初はその境遇ゆえに無口で粗暴な面が目立っていたが、シャッフル同盟の仲間の支えやシュバルツの教えもあり精神的な成長を遂げ、ギアナ高地での修行では明鏡止水の境地を会得。怒りと憎しみで戦うことの愚かさを理解したドモンは、その手にかける直前ではあったものの、兄と師の真の想いを受け止め、和解に至っている。
元々彼は熱い正義感を持つ漢であり、他人から助けを求められた時は断るような素振りを見せつつも、結局助けてしまうような情に厚い性格である。そのため、当初から非社交的な性格にもかかわらず他のシャッフル同盟のメンバーからも意外と頼りにされており、これらの一連の過程を経て成長を遂げた後には、名実共に同盟のリーダー格となった。
第一話時点で四方から乱射される機関銃の弾丸を掴み取って防ぎきる超人的能力を有していたが、最終話に至ってはデビルガンダムのビーム砲を生身の素手で弾くほどの驚異的な成長を遂げている。
また、デビルガンダムに取り込まれたレインを救い出すために敢行した、ロボットアニメ史に残る劇的な告白シーンに代表されるように、叫びの一つ一つが熱いことでも有名。
ファイティングスーツは黒地のシンプルに胸部に日本の日の丸のマークが描かれた物を着用。怒りのスーパーモード発動時には赤色に、明鏡止水発動後は金色になる。
登場作品と役柄
参戦初期の作品では基本的に原作をなぞる展開が多い。概ね、「デビルガンダムに関する情報と引き換えに戦力を提供する」といった流れになる。序盤は上記の未熟で粗暴かつ自分勝手な性格から色々と問題を引き起こしつつも、その後はマスターとの激戦や修行といった原作通りの重要イベントを経つつ、他作品のキャラクターとのクロスオーバーも経ながら人間的に成長していくといった描写が多くなっている。
『R』や『MX』、『NEO』のように原作終了後という設定で登場するケースも多く、その場合は大概は他組織(主にオリジナル勢)によって復活し、利用されているデビルガンダムを倒すために参入するという展開になっている。この際には既に精神的に成長を遂げており、かつ武闘家としての実績を備えた状態での登場となるため、後進に道を示す人生の先輩としての落ち着きを備えており、原作をなぞる展開の場合とは対照的な性格になっている。
どちらの場合でも原作での年相応なコミカルな面は押さえられており、顔グラフィックも仏頂面や怒り、叫び面ばかりが多く笑顔も不敵な感じのものとなっている。 子供に好かれるのは原作通りだが、コミカルな面が抑えられている影響で決勝リーグなどで見せた柔らかい接し方は少なく、ぶっきらぼうな態度が多い。
なお、作品によってはマスター・アジアが味方として復帰し、師匠との和解・共闘が実現する場合もあるので、ある意味SRWで救われた人物の一人であるともいえる。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 初登場作品。石破天驚拳を修得する為にはイベントを発生させる必要があるが、修得すればラスボスを一撃で倒すことも可能。またドモン本人が生身ユニットとしても登場するが、イベント内のみの出演で、戦闘はしない。
- スーパーロボット大戦F
- スーパー系ルートでは序盤で仲間になり、デビルガンダムとの遭遇で一時離脱する(その後はリアル系と共通)。仙台でマスター・アジアと出会った際に演武デモが流れ、その後は共に生身で機械獣と戦っている。それ以外にも超級覇王電影弾のデモが用意されているなど、イベントが豊富である。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 石破ラブラブ天驚拳他多数のデモが用意された。二日酔いになるイベントがある。少々猪突猛進な点があり、レインが艦を降りたと聞き脱走を試みてシンジに諭される一幕も。
- シャイニングガンダムからゴッドガンダムへの乗り換えは本作で実現。2回行動の習得レベルも現実的なものであり、ハイパーモードが発動すれば十分な活躍が見込める。また、地上編に限り彼のレベル次第で師匠を仲間にすることが可能。詳細は隠し要素/F・F完結編を参照。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 『COMPACT2』には登場していなかったが、リメイクに伴いナデシコと共に追加参戦。
- 本作では集中を覚えず見切り習得も遅め、更に乗機がさほど強くないので第1部では苦労する。何気に本作では射撃もトップクラスの高さを持っているのだが、それを活かせるような高威力の射撃武器を持っていないのが残念。ちなみに、さり気なく据え置き機では本作でしか見れない戦闘シーンや合体技がある。新規音声が収録されているが、以前のものより声が少し高くなっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ゲーム序盤に地球に降下してきたデビルガンダムを追って現れ、情報提供と引き換えにロンド・ベルに協力することに。『闘将ダイモス』の主人公・竜崎一矢とは同じ格闘家として絡みが多く、当初こそエリカに恋い焦がれる一矢を批判して喧嘩になったが、自身の精神的な成長もあり、良き友人となる。
- 本作では実に7種類(通常時、怒りのスーパーモード、明鏡止水、天驚拳、シャッフル同盟拳、究極天驚拳、ラブラブ天驚拳)ものカットインを持つのも特徴。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 格闘、技量、防御が高く、さらにスーパーモード時は能力が上がる。
- エースボーナスは「気力上限200」という、彼の初参戦作品である『第2次G』を再現した能力になっている。最後に覚える愛が複合精神に仕様変更され、エースボーナスに後押しされた結果、元から強豪だったにも関わらず全体的に強化されている。
- スーパーロボット大戦R
- 過去編からの登場。同じ声繋がりか、『ナデシコ』の白鳥九十九を銃弾から守るシーンがある(このため九十九は、本作では無条件に生存する)。
- 信頼補正に恵まれており、Gガンダムの全てのキャラとデフォルトで信頼ポイントが100である。
- スーパーロボット大戦J
- 相変わらず格闘、技量が突出している。ただし、本作のGガンダム系のユニットは総じて「スーパー系の運動性にリアル系の装甲」と言われるような能力値のため、結果ドモン自身も使い勝手が悪い。
- 他作品との絡みもDボゥイと絡むぐらいで少ない。
- その一方、九十九の提案で行われた上映会で熱血ロボ ゲキ・ガンガー3を見た時には感動していたり、ガイが復帰しない場合にガイが言うはずだった台詞の一部をドモンが担当したり、一回だけだがイザークとの戦闘前会話が用意されているなど、声優ネタが散見される。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 今回も原作終了後。『IMPACT』以来17年ぶりに音声が新規収録されている。これにより、『MX』での追加時から継ぎ接ぎで賄っていた『石破天驚ゴッドフィンガー』の音声がようやく収録されることとなった。すべてが新録に置き換わったわけではないので、関氏の声質の変化から旧録部分との差異が大きい。
- 序盤から加入し、実質的に部隊のリーダー格として描かれる。気難しい面を強調されることの多いスパロボでは珍しく比較的人当たりが良い、従来よりも原作に近い性格となっている。自身の経験故にアキトやヴァンなど復讐に生きる男たちに対してかつての自分を重ね、その行方を見守り導きながら、彼らによって自分もまた迷いを乗り越えていく。度々現れる東方不敗の真意を掴んだ時、ガンダム・ザ・ガンダムたる自分に課せられた使命を自覚。師と共に拳を打ち合い、全宇宙に『真のガンダムファイト』を届けた。
- 闘争心EXを修得させた上で、フォースブースト、ドモンのエースボーナスとゴッドガンダムのカスタムボーナスが全て噛み合うことで、出撃時に気力150になる。その為、強化パーツ「プラーナコンバーター」との相性が抜群に良い。攻撃力が高くボスキラーに適していることもマッチしている。気力限界突破を修得させると更に良いだろう。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「格闘アップ」。エーストークのインタビュアーはラミィ。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 音声初収録。戦闘時にカットインも入るようになった。本作はドモンが魂を覚える数少ない作品なのだが、残念なことにシャイニングフィンガーもゴッドフィンガーも石破天驚拳も遠距離武器扱いなので、その高い近距離攻撃力を全く活かせない。機体性能と本人の命中回避の数値は高いので、集中をかけて突っ込み、雑魚を蹴散らす切り込み隊長として扱う戦法が効果的(もっとも、雑魚相手なら集中はさほど必要ないと思われる)。能力が高いのは前述の通りだが、海マップとSPTだけは注意しよう。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- ほぼ原作通りなので『F』などと同じ。本作ならでは見所は衝撃のアルベルトなどとの生身一騎討ち。またスーパー系男主人公でプレイするとライバルとの一騎討ちに邪魔立て無用とマーチウィンドの面々に釘を刺す場面も。原作途中であるが、ホーロー虫の話をして、レイン及びシャッフル同盟から突っ込まれるコミカルな場面も。全員ランタオ島での戦いでは彼がマスターに止めを刺さないと、師匠の真意が最後まで分からず呟く。終盤のデビルアクシズとの戦いでは、突入隊として出撃する。
- スーパーロボット大戦MX
- 原作終了後の設定で登場。熱血を覚えるのが早く、ゴッドガンダムの火力も高い事から、中盤のボスキラーとして活躍する。『A』と同様にダイモスの竜崎一矢と絡みがあり、双方とも原作終了後設定の故か、既に良き友人・ライバルとなっている。また、過去のデビルガンダム事件で傷を負ったヒューゴを気遣ったり、自分に憧れる銀河を時に叱咤し、時に導く良き兄貴分となるなど、人間的に大きく成長した姿を見せた。音声の新規収録が行われていないため、支援攻撃や「石破天驚ゴッドフィンガー」などの台詞は過去の台詞やDVEなどを編集したものになっている。「シャッフル同盟拳」の音声は今作で初披露された。
- スパロボ学園
- ゴッドガンダムのパイロットデータとしての参戦。なお、本作ではGガン枠は彼のみである。
- スーパーロボット大戦NEO
- 原作終了後の設定で登場し、デビルガンダム事件終結後に表舞台から姿を消してDG細胞の行方を追っているという設定。今作のGガン枠は彼一人であり、シャッフル同盟やレインはプレイヤー部隊とは別行動で戦っている。
- DG細胞を利用しようとしているエルンスト機関を危険視しているほか、DG細胞同様に人の手に余るゲッター線も危険視して早乙女研究所まで足を運び、同じく格闘家の竜馬と親交を深めたりもしている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- シャイニングガンダム、ゴッドガンダムに搭乗。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第二章から登場。原作終了後の設定で登場し、レインと結婚したことが語られるが、DG細胞の行方を追うためにコネクトのエージェントとなりドキドキスペースへと赴いている。常人では意思の疎通が不可能なミューカスの殺意を感じ取る場面も。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年5月から追加参戦。本作では師匠にやや存在感を食われている節があるが、イベントでの登場頻度や原作再現は割と多い。
- 2018年3月のイベント「帝都遙かなり」にてΩスキル搭載のゴッドガンダムが登場。演出で喋るようになった。
- 同年7月のイベント『銀河を創る想像力!』において、ことぶきつかさ氏による漫画「いけいけ!僕らのVガンダム」収録の「アッガイファイト」について触れられていると思しきモブの台詞がある。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- デビルガンダムを破壊するためひたすらに追い、目的を同じくするイングラム達とも協力せず過去に飛ばされても1機で追い続けたが、科学特捜隊が輸送していたコンテナをデビルガンダムと誤認して破壊、空輸されていた古代怪獣ゴモラを大阪に落としてしまうという大失態を犯す。この一件でガイアセイバーズに協力し、レインに諭され協力することに。
装備・機能
ここでは生身ユニットとしてのドモンについて解説する。
武装・必殺武器
- パンチ
- キック
- 突進
移動タイプ
サイズ
- SS
パイロットステータス
能力値
格闘及び技量・防御が高い。反面、命中・回避はガンダム系パイロットにしては低めであった。しかし、近年ではバランス調整がされ、通常のガンダム系パイロットに近くなってきている。
また、他のシャッフル同盟及びマスター・アジアにも同様のことが言えるが気力が規定まで上がるとスーパーモード(または、ハイパーモード)になり、全能力が底上げされる。
精神コマンド
集中、熱血、気合など有用なものを揃える。そして、原作最終回の告白を反映してか、最後に愛を修得することが多い。なお愛の採用されていない『NEO』や『OE』では、「流派東方不敗は王者の風よ!」ということからか追風を覚える。
- 第2次G
- ド根性、熱血、必中、気合、集中、愛
- この他、イベントでのみ自分に補給を使用する。
- F、F完結編、64
- 熱血、ひらめき、気合、加速、集中、愛
- IMPACT
- ド根性、加速、気合、熱血、見切り、愛
- A、A PORTABLE
- 根性、ひらめき、集中、気合、熱血、愛
- R
- 根性、集中、不屈、気合、熱血、愛
- J
- ド根性、集中、不屈、熱血、気合、愛
- T
- 不屈、直感、加速、気迫、魂、愛
- 新
- 熱血、集中、加速、ド根性、気合、魂
- リンクバトラー
- 集中、気合、ひらめき、熱血、加速、愛
- MX
- 集中、不屈、気合、熱血、直撃、愛
- NEO
- 熱血、気合、追風、集中
- OE
- 気合、熱血、追風、不屈
- X-Ω
- 熱血、不屈、ド根性
特殊技能(特殊スキル)
- F、F完結編、64
- 切り払いL7
- IMPACT
- 明鏡止水、底力L9、闘争心
- A
- 底力L7、切り払いL6、カウンターL6
- A PORTABLE
- 底力L7、切り払いL6、カウンターL6、インファイトL9
- R
- 底力L7、防御L3、援護攻撃L2、援護防御L1、カウンターL5
- J
- 斬り払い、カウンター、スーパーモード、明鏡止水、底力L7、援護攻撃L2、援護防御L1、コンボL2
- T
- 明鏡止水、底力L7、闘争心L3、見切りL2
- 明鏡止水は第30話まで「???????」と表示される。
- 新
- 明鏡止水
- MX
- 明鏡止水、底力L9、切り払いL9、支援攻撃L4
- NEO、OE
- 明鏡止水、底力、闘争心
エースボーナス
- 気力上限200
- 『A PORTABLE』で採用。その恐ろしさは後に螺旋王やカミナが証明したように、攻撃力・防御力が跳ね上がるという一点に尽きる。ダメージアップ精神が熱血止まりなのも気にならないレベル。道中で気力を上限まで上げきれなくても「愛」に気合が含まれるためボス殴りの直前で補填される。
- 師匠と同じボーナスで、同作では気力限界突破がないので2人だけ気力が別次元である。師匠をエースにした次の周以降の第19話にて、気力200の師匠と同条件で殴り合えるのはドモンただ一人。
- 気力
- 『NEO』『OE』で採用。初期気力+5、気力最大値+10。
- 出撃時に気力+10、特殊スキル「明鏡止水」発動時、格闘武器の与ダメージ1.1倍
- 『T』で採用。初期状態では明鏡止水は未解禁で、早期にエースにしても後半の恩恵は受けられない。
- アップデートで追加された闘争心EXに加えてスーパーエース・強化パーツ・フォースプラスのいずれかを追加して気力140以上で出撃できるようになれば開幕からボーナスを起動させられるため非常に強力。
パイロットBGM
- 「FLYING IN THE SKY」
- 前期OPテーマ。歌詞の中に「永久(とわ)」というフレーズがあるが、後期EDテーマの「君の中の永遠(えいえん)」に同じ意味で使われている。前期が悲しい過去へのドモン、後者が愛を誓う未来のドモンという対照的に扱われている。製作スタッフが曲作りに予め打ち合わせたと思われる。
- 「燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて」
- 決め技「シャイニングフィンガー」での選曲。ヴァイオリンとの旋律によりドモンの過去を引き立たせる熱い曲。
- 「Trust You Forever」
- 後期OPテーマ。『IMPACT』にて採用。
- 「我が心 明鏡止水~されどその掌(て)は烈火の如く」
- 決め技「ゴッドフィンガー」での選曲。此方はポップス系で纏めており、一段とテンションが上がる熱い曲。
- 「最強の証~キング・オブ・ハート」
- 次回予告やドモンが相手との対峙の際の選曲。
- 「勝利者達の挽歌」
- 第24話で流れたシャッフル同盟との共闘での選曲。
人間関係
家族
- キョウジ・カッシュ
- 兄。彼がデビルガンダムに操られていたことは終盤まで気付かなかった。
- ライゾウ・カッシュ
- 父親。永久冷凍刑に処されていたが、後に解放されて対デビルガンダム戦でドモンにアドバイスをした。
- ミキノ・カッシュ
- 母親。作中では故人。雰囲気や風貌がレインに酷似している。SRWでは未登場だが『スーパーヒーロー作戦』に登場している。
ネオ・ジャパン
- レイン・ミカムラ
- 幼馴染みで、ガンダムファイトにおけるパートナー。ドモンの不在時にはガンダムを操縦することもある。初期の頃は何かと喧嘩が絶えず紆余曲折をたどるが、最後は告白によって見事に彼女のハートを射止めた。
- ミカムラ博士
- レインの父。シャイニングガンダムやゴッドガンダムの開発者。デビルガンダム事件に深く関わっており、その事を悔いてライゾウを冷凍刑から解放する等の贖罪を行った。
- ウルベ・イシカワ
- 父の潔白を証明するために尽力してくれた味方に思えたが、真の姿は今回の事件を引き起こしカッシュ家を崩壊に追いやった黒幕。彼とミカムラ博士にキョウジが家族を裏切ったと騙され、デビルガンダムを手に入れる為の片棒を担がされていた。終盤で本性を現した彼に、ドモンは「死んでもらう」と発言するほど怒りを爆発させる。
- カラト委員長
- SRW未登場。ネオジャパンのガンダムファイト委員長。俗物であり、戦績が振るわないドモンをガンダムファイト期間中でありながらルール無視でネオジャパンコロニーに連れ戻す等、当初はドモンにとって「自分の足を引っ張る敵より厄介な身内の獅子身中の虫」という扱いであったが、コロニーデビルガンダム始動時には市民の避難を最優先にするなど、人命の安全を第一に優先する主義を持つ側面があり、その事を知ったドモンから「案外いい首相になるかも」と称賛されている。
ガンダムファイター
- 東方不敗マスター・アジア
- ドモンの師匠であり、もう一人の父親とも言うべき存在。後にデビルガンダムの手先と知り袂を分かつが、互いに情を断ち切れずにいた。ガンダムファイト最終決戦では彼と戦い、勝利。死の間際に和解し、かつての師弟関係を取り戻した。
- なお、SRWではフラグを満たせば生存することが多く、その場合仲間になりドモンとの合体攻撃が出来るようになる。
- チボデー・クロケット
- 新生シャッフル同盟の一人。最大のライバル。決勝大会においてドモンと他のシャッフル同盟がバトルロイヤルで拳を交えることが決まると、ドモンとの決着を望むシャッフル同盟全員の総意を代弁した。
- 決勝大会において豪熱マシンガンパンチの攻略なくして勝利はないとドモンに危機感を抱かせ、いざ決戦のときが来るとチボデーは必殺技を抜きにドモンに一切の行動を許さない程に圧倒する強さを見せた。一度ドモンはダウンを奪われるもチボデーの激励により再起。チボデーも必殺技で倒さなければ意味がないとして新技豪熱マシンガンパンチを放つも試合前日にドモンに披露していたことから対策技分身殺法ゴッドシャドーを編み出されており受け止められる。その後ゴッドフィンガーを受けて敗北する。
- サイ・サイシー
- 新生シャッフル同盟の一人。彼から「アニキ」と慕われ、纏わりつかれる。決勝大会における対決では、彼の決死の覚悟にドモンも応えサイ・サイシーを殺すことも辞さないつもりでいた。試合内容は当初はある程度ドモンと渡り合うも次第に敗勢に傾き、対策を立てさせまいと隠していた奥義、真・流星胡蝶剣で初撃のゴッドフィンガーを破るもドモンは一切の動揺を見せず、間髪なく左手から二撃目のゴッドフィンガーを放ち、サイ・サイシーは彼の前に敗北した。
- ジョルジュ・ド・サンド
- 新生シャッフル同盟の一人。ドモンとは当初こそ手段を選ばずガンダムファイトを仕掛けてきたため蔑視していたが、ファイト後は常に協力関係を築いており、お互い助け合うこともあった。決勝大会ではチボデー同様編み出した必殺技、ローゼスハリケーンでドモンに敗北の危機感を抱かせた。また、ドモンは彼をデビルガンダムとの戦いに必要不可欠と称すほどに彼を評価している。
- アルゴ・ガルスキー
- 新生シャッフル同盟の一人。生身では胸にドモンのパンチを受けてもビクともしないほど頑丈であり、返り討ちにされてしまった。とはいえ後れを取る一方だけではなくネオカナダではドモンの誘導どおりに戦いを運ばれドモンに制圧される。ドモンとのガンダムファイトで戦いに喜びを見出した。決勝大会では二段構えの必殺技でドモンを追い詰めるも必殺技発動の負荷によるマシントラブルを突かれ敗北した。
- シュバルツ・ブルーダー
- ドモンを手助けする謎の男で、第二の師匠ともいえる存在。その正体はDG細胞によって生み出された兄・キョウジのコピーアンドロイド。
- アレンビー・ビアズリー
- ゲームセンターでドモンと遭遇し、格闘ゲームで互角に渡り合う。その後彼女はドモンに恋心を抱くことに。が、ドモンにはレインというはっきりしたパートナーがいたため三角関係までは至らず。
- キラル・メキレル
- ガンダムファイト前に彼に暗殺されそうになるが、ドモンとのファイトにより改心する。
その他
- 風雲再起
- 東方不敗マスター・アジアの愛馬。マスターの死後、ドモンに引き継がれる。
- ベルチーノ警部
- SRW未登場。ネオイタリア警察の警部でガンダムファイトを忌み嫌っているが、ガンダムファイトからローマの町を守ってくれたドモンには感謝していた。
- 『超級!機動武闘伝Gガンダム』では後述のハン老人のポジションも担う形で出番が増えており、ドモンから(あくまでも護身術程度としてだが)流派東方不敗を伝授されている。
- マリアルイゼ
- ジョルジュとのガンダムファイトを目論んだ際、利害が一致したため狂言誘拐を謀る。脅迫状がフランス語だったために見破られてはいたが。
- ハン
- SRW未登場。ジャンク船で孫たちと暮らしている老人。決勝戦の際、ネオジャパンの用意したホテルが気に入らないため、彼のジャンク船に下宿させてもらっていた。彼の助言に救われたこともある。スパロボに出てくるホーロー虫の話は、彼がドモンに助言する際に出てきたもの(ちなみにホーロー虫は彼のデタラメである)。
- ミン、ホイ
- SRW未登場。ハンの孫の姉弟。彼らにとっては兄貴分といえる態度で接していた。
- アキノ曹長
- SRW未登場。ネオジャパンのガンダムファイトスタッフ。レインがクルーを辞めた際、レインに代わりゴッドガンダムの整備を務めるが、ドモンは殆ど相手にしていなかった。
- ユウゴ・カガミ
- 流派東方不敗を受け継ぐ弟子。SRW未登場。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 『R』では、ネオ・ジオンのニュータイプ研究所に囚われた彼を救出するべく、シャッフル同盟のメンバーやガロードと共に、NT研へ潜入した。
- 『MX』では、デビルガンダム事件の時にガンダム連合の一員として参加していた設定(過去の話なので、残念ながらゲーム中ではその姿を見ることはできない)。寺田Pによれば、この時ガンダム連合には同作に参戦していないコウ・ウラキやシロー・アマダも参加していたとの事。
- 『OE』では、アムロ、ヒイロ、刹那の3人が、正統ジオン(キシリア・ザビ派)のシャア、ゼクス、ブシドーと行った「ガンダムファイト」の立会人を務めている。
- 『T』では、彼の戦線復帰を歓迎し、本調子を取り戻す為にガンダムファイトを行う。
- カミーユ・ビダン
- 格闘技を得意としたり出自の家庭に問題を抱えた者繋がりなのか、絡みが非常に多い。
- 『F完結編』では、フォウとロザミア両名が死亡してしまい、塞ぎ込んで暫くは出撃不能となってしまった彼を、ドモンなりの叱咤激励の意味で殴り合いを行い、彼を再起させた。
- 『A』では、お互い強化人間の事で悩んで神経質になり揉めたりするも、息はピッタリであった。
- 『R』では、ネオ・ジオンのニュータイプ研究所に囚われた彼を救出するべくシャッフル同盟のメンバーやガロードと共に、NT研へ潜入した。
- バーナード・ワイズマン
- 『IMPACT』ではG-3ガンダムとシャア専用ザクを入手した事で大はしゃぎする彼の喜びように若干、引き気味ながらも苦笑する。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 『新』では彼とガンダムファイトをする事に。
- ルクレツィア・ノイン
- 『R』では、GEAR本部のある星見町付近にデビルガンダムがいたのに、すぐ情報をキャッチできなかったプリベンターの情報収集能力の甘さをプリベンターのメンバーである彼女に皮肉った。
- カーンズ
- 『64』では彼がデビルガンダム事件の黒幕であるため、仇敵である。
- ザイデル・ラッソ
- 『R』では、マイクロウェーブ送信施設で彼と遭遇した際に、自分達に銃を向けた彼から銃を取り上げた。
- D.O.M.E.
- 『R』では、マイクロウェーブ送信施設で彼から師に非道な行いをしたデュミナスに「悪意がない」という事を伝えられ激昂した。
ガンダムSEEDシリーズ
- イザーク・ジュール
- 中の人繋がり。『J』で共演。同作ではほとんど絡まないのだが、『第3次α』や『Z』ではドモンを意識した台詞がいくつか見られる。また、『W』では頻繁にガンダムファイトネタを振られていた。
- ムルタ・アズラエル
- 『J』ではデビルガンダム事件の元凶がブルーコスモスであるため、ある意味仇敵でもある。また、火星の人間や異星人の混血児をコーディネイターと同類と言い放つ彼をガキ呼ばわりして彼の怒りを買う。
その他ガンダムシリーズ
- イオリ・セイ、レイジ
- 『X-Ω』のイベント「銀河を創る想像力!」では彼らとガンダムファイトを繰り広げ、シナリオ終盤にはアンチスパイラルとの決戦に駆け付ける。
- コウサカ・チナ
- 『X-Ω』のイベント「銀河を創る想像力!」ではかつて彼女とガンダムファイトで引き分けた仲であり、彼女との再戦に闘志を燃やしている。また、彼女からは「ドモンくん」と呼ばれている。
- ラルさん
- 『X-Ω』のイベント「銀河を創る想像力!」では旧知の仲。
リアル系
- ケーン・ワカバ
- 『MX』では京都にてマイヨとの面会に臨む彼をベガと共に護衛し、撤退の際には共にワルキューレに同乗。
- マイヨ・プラート
- 『MX』では京都にてケーンやベガと共に彼と対面し、彼の動揺を読み取った。彼の信念を認める場面もある。
- アオイ・ワカバ
- 『A』では、ギガノス帝国に捕えられていた彼女がレインと面識があったため、レインが彼女に漏らしていた苦悩を彼女から伝えられ、デビルガンダムに生体コアとして取り込まれたレインが、心を閉ざし自分を避ける真意を知る。
- テンカワ・アキト、ミスマル・ユリカ
- 『R』では、かぐらづきで木連との和平交渉の会見が行われるに当たって、地球側の代表であるリリーナの護衛として彼らと同行する。
- 『T』においてはアキトが親友の一人となり、復讐鬼と化した彼にかつての自分の姿を重ね、対北辰に対する戦法を伝授。実質的に弟子ともいえる人物になった。
- ホシノ・ルリ
- 『MX』では彼女とベガと共にアマテラスに赴く。そしてワルキューレに同乗。
- ダイゴウジ・ガイ
- 中の人繋がり。何度か共演し、作品によっては尊敬されることも。
- 白鳥九十九
- やはり中の人繋がり。彼の暗殺イベントでは白兵戦になる事が多く、必然的にドモンの出番となりやすい。『R』等では彼の窮地を救っている。
- タカスギ・サブロウタ
- 『MX』ではデビルガンダム事件でのドモンの告白に感動していた。
- 北辰
- 『R』では、和平交渉の場で本性を現し、生身で襲い掛かってきた彼と刃を交える。ちなみに東方不敗を生存させると超級覇王電影弾で北辰たちを圧倒する。
- 草壁春樹
- 『R』では九十九目掛けて草壁が放った凶弾を掴み、投げ返すという衝撃的かつファンの溜飲を盛大に下げてくれる神業で草壁を撃退する。
- ブールーズ・ゴウト
- 『OE』ではコネクトに雇われた彼にドキドキスペースまで運んでもらっている。また、化け物が現れても逃げずにドモンの帰還を待っていた彼に感心し、信頼のおける相手と認めて「DG細胞の噂を調べて自分に報告してほしい」を依頼している。
- ゲイナー・サンガ、レントン・サーストン
- 共にドモンと同じく想い人に一世一代の愛の告白をした事で有名な他作品の主人公たち。
- 『X-Ω』のイベント「轟き叫べ!愛の名を!」では三人揃ってどこかへ行ってしまった想い人達を捜して行動を共にしており、シュバルツの助言を受けて共に修行をしたり、サッカーに興じたりしながら想い人を捜し続け、最終的には三人揃って再会が叶う。
- エウレカ
- 『X-Ω』のイベント「轟き叫べ!愛の名を!」ではデビルガンダム事件の終結以来、彼女から「恋愛の伝道師」と呼ばれ尊敬されている。
- エンブリヲ
- 『X-Ω』のイベント「永遠の歌に花束を」にて敵対。太正時代の帝都を向かおうとする彼を阻止しようとするが彼に痛覚を50倍に操作される責め苦に苦しめられ、アサヒ、タクト、キョウ達と共に次元の狭間に幽閉されてしまうが、シナリオのクライマックスに脱し帝都でのエンブリヲとの決戦に駆け付ける。
- ジョルディ・ボーダー、ダバ・マイロード
- 『X-Ω』のイベント「男よ、その手でつかめ!」ではマーダル軍やレナード達を相手に共闘。宗介やガロードも交えて、自分と同じように愛する女性を助け出す為に戦う彼らを人生の先輩として引っ張っていく。
スーパー系
ダイナミック系
- 兜甲児
- 『F』では序盤からの付き合いになり、仲が良い。
- 弓弦之助
- 『T』では日本国首相である彼と繋がりがあり、ドモンの護衛という名目でVTXユニオン特務三課が派遣されている。その立ち位置から『T』の前史においてはカラト議長のポジションにいたと思われる。
- デューク・フリード
- 『MX』では自軍入りしたひかるへの対応や、親友との戦いに迷いを見せる彼へ助言し、覚悟を促す。
- バレンドス親衛隊長
- 『MX』での決戦時、親友同士を戦わせるという彼の姑息な姦計に、かつてのウルベと同質の卑劣さを感じ、激怒する。
- 神隼人
- 『MX』に於ける百鬼帝国との最終決戦では、先んじて科学要塞島内部に侵入していた彼と合流し、ロムを交えた3人で中枢部の破壊活動を行う。
- 流竜馬 (OVA)
- 『NEO』では同じ格闘家という事もあり、彼と友人同士となっている。彼はドモンと手合わせしたいと願っていたが、その時ドモンは早乙女博士にゲッター線の危険性について問い詰める事で頭がいっぱいだった為、その申し出を断ってしまい、対決は実現せず。彼の拳を本物と認めており、彼を『竜の戦士』と称する。
- 『T』では実はガンダムファイト日本代表を争う間柄だったが、彼の投獄により彼とのガンダムファイトはご破産となってしまっていた。
- 神隼人 (OVA)
- 『NEO』では場合によってはゲッターを止めると宣言した際、彼に殴りかかられるも、その拳を受け止める。
- 早乙女博士 (OVA)
- 『NEO』ではゲッター線を危険視して彼に対して問い詰めるも、上手く答えをはぐらかされてしまう。
その他のスーパー系
- コロス
- 『A』では、メガノイドとの最終決戦で、彼女が自分たちだけでなく木連も相手にしなければならないと息巻いて正念場だと腰を据える彼女を見て、他のメガノイドとは格が違うという事を一目で見抜いた。
- コマンダー・ミレーヌ
- 『A』では、メガノイドを言うに事を欠いて「ガラクタ」呼ばわりして挑発した事で、彼女を激昂させる事に。
- 竜崎一矢
- 『A』と『MX』で共演。ともに愛に生きる格闘家繋がり故に良き友人、良きライバルといった感じの関係。ただ、原作初期の雰囲気があった『A』序盤では刺々しい関係であり、殴り合いとなる。逆に原作終了後の『MX』では一矢達の初登場の際、彼らがピンチに陥っていたところにドモンが駆けつけるというシチュエーションだった。ちなみに一度戦った際は引き分けたらしい。
- 三輪防人
- 『A』では初めて彼と出会った際に、ブライトがドモンを「コロニーから駆けつけてくれた有志」と嘘の紹介をした為、大喜びしてドモンを激励してくれた。
- アラン・イゴール
- 『J』では彼からゴッドガンダムを届けられている。
- ロム・ストール
- 『IMPACT』と『MX』で共演。IMPACTでは絡みはあまりないが、『MX』では意気投合し、百鬼帝国との最終決戦では隼人を交えた3人で暴れまわった。
- バグ・ニューマン
- 『IMPACT』では彼の揮う天空宙心拳・電磁毒手刀について詳細を知っていたらしく、その旨を皆へと解説する。
- 碇シンジ
- 彼に対して兄貴分として接することも多い。『F完結編』ではレインを追う為に脱走しようとした際、彼に諭される場面も。『MX』でもロムと共に彼の成長を認めて後押ししている。
- 衝撃のアルベルト
- 『64』では彼と生身で死闘を演じる場面も見られる。アルベルトの側はライバルのマスター・アジアの弟子であるドモンの実力を認めている。
- ギル・バーグ
- 『IMPACT』にて激突。一時は彼の戦士としての誇りにシンパシーすら感じていたが、それが単なる逆恨みに裏打ちされたものである事を知った時には、その矮小なプライドを容赦無く斬り捨てた。
- アイザック・ゴドノフ
- 『NEO』にて早乙女研究所の用心棒として雇われた際、DG細胞の情報と交換でゲッター線の情報を提供する。
- 出雲銀河
- 『R』と『MX』で共演。一ファンとして尊敬されており、困惑していた。が、銀河達が誘拐された際は真っ先に救出に行く事を表明している。
- ベガ
- 『MX』では彼女と共にケーンやルリの護衛に赴く場面もあり、彼女のワルキューレに二度同乗している。
- 吉良国進
- 『MX』ではデビルガンダム事件でのドモンの告白に感動していた。
- アルテア
- 『R』では、彼の指摘に対して、唯一反論していた。『MX』では洗脳されていた頃の彼とはライバル関係で、彼の洗脳が解けた後もお互いを認め合う関係である。
- Dボゥイ
- 『J』で共演。共に家族を討つ宿命を持つ繋がりで、「たとえミユキを失い、家族を敵に回すとしても戦う事をやめてしまったら生きてはいられない」と評し、後に記憶を失ってなおもラダムとの戦いを望むDボゥイの覚悟を汲んで後押しする場面がある。
- アデュー・ウォルサム
- 『NEO』にてグラチェスに敗北した彼を立ち直らせ、その後は打倒グラチェスを決めたアデューの特訓に付き合っている。
ちなみに、彼とはNEOで共演する以前に、あるドラマCDで共演した事がありレインとの新婚生活を邪魔された。『OE』では彼のミストロットを使ってゼファーを召喚しようとした。 - マグナムエース
- 『NEO』では共に戦士としてもスポーツマンとしても誇り高い人物という事もあり、お互いを認め合う間柄となる。
- 竹尾ワッ太
- 『新』の地上編で、共に大空魔竜隊に同行する。この頃は他のメンバーには常に不愛想に振舞うドモンだが、彼とは一緒にゲームセンターに行くシーンがある。
- 大神一郎
- 『X-Ω』にて共演。ドモンも彼への信頼度が上がった人間の一人となっている。
- 神崎すみれ
- 『X-Ω』にて買い物につき合わされた上に、「赤と紫どちらの服がいいか」と聞かれる。
- 桐島カンナ
- 『X-Ω』にて、互いに武術者という間柄なためか、良き稽古相手となる。
- ヴァン
- 『T』における親友の一人。愛する女性のために復讐に自身の全てを捧げる彼を昔の自分と重ね、彼と共に戦いその復讐を助けると共に、時には友として、時には兄貴分として接していく。ドモンの生き様もまた彼に大きな影響を与えており、彼からは憧れの漢として尊敬の念も抱かれている。
- 『X-Ω』のイベント「愛の果てに…」でも共闘し、『Gガンダム』のストーリーが原作途中の時系列であるこちらではドモンが彼の生き様と愛に大きな影響を受ける事になる。
- ラッキー・ザ・ルーレット
- 『T』にて敵対。かつてのレインへの一世一代の告白を彼に揶揄される。
- ファサリナ
- 『T』ではカギ爪の男に与しレインを拉致した因縁の相手。
- カギ爪の男
- 『T』では自身の師匠との間にも浅からぬ因縁を持ち、DG細胞とレインを野望のために利用しようと企てる因縁の大敵の一人。
- デボネア
- 『T』ではデビルガンダム事件の真の元凶でもある因縁の大敵の一人。
バンプレストオリジナル
- マサキ・アンドー
- 『第2次G』・『F』ではサイバスターに同乗して目的地(『第2次G』では新宿、『F』では仙台)に先行しようとするが、結局遠回りになってしまった。『F完結編』ではギアナ高地にてデビルガンダムに襲われた際、甲児と共にドモンの窮地に駆けつけている。
- リュウセイ・ダテ
- 『新』や『スーパーヒーロー作戦』にて共演。時には彼に叱咤される場面もあった。
- イングラム・プリスケン
- 『スーパーヒーロー作戦』にて共闘。
- ユーゼス・ゴッツォ
- 『スーパーヒーロー作戦』にて激突。デビルガンダムとウルトラ一族の力でゼストとなった男。
- ブラッド・スカイウィンド
- 同じ格闘家同士であり、拳で語り合う仲。彼がカーツとの一騎討ちに臨んだ際は仲間たちに「手出しは無用」と告げている。
- エクセレン・ブロウニング
- 『IMPACT』では彼女はドモンのファンである。
- ラウル・グレーデン
- 『R』では未来世界での事が原因でクワトロに殴りかかった彼を昏倒させ、制止した。
- デュミナス
- 『R』では自分の目的の為にマスター・アジアを甦らせ、デビルガンダムのコアとして利用したデュミナスに対して怒りを露にした。
- ヒューゴ・メディオ
- 『MX』では当初は過去のクライ・ウルブズ壊滅の一件から、本心ではドモンに非がない事を理解しつつも「ドモンがもっと早くデビルガンダムを片づけていたら」と一瞬内心多少の恨みを覗かせるが、それでもドモンがデビルガンダム事件によって数々の悲劇に見舞われた事も知っている為「ドモンを恨むのはお門違い」と怒りを表に出すことは無く、後にわだかまりも解けている。
- アルベロ・エスト
- ヒューゴ同様、過去の事である因縁がある。
- エルデ・ミッテ
- デビルガンダムと同種の存在と化したAI1を使い、己の歪んだ欲望を満たそうとする狂人。ドモンも彼女の歪んだ欲望と狂気を真っ向から否定した。
- キャオス・レール
- 理由はどうあれ、DG細胞を利用しようとする彼女のやり方を、ドモンは認めなかった。しかし、彼女が自分の過ちを認めて反省し、謝罪した際には、ドモンも快く彼女を許している。
- ラルヴァ
- 『NEO』においてDG細胞を世界の破滅の為に用いようとした存在。最終決戦では、平穏な世界を築く為に全ての知的生命体を抹殺しようとする彼のやり方をかつて師匠を論破した時と同じように論破し、否定した。
- 草薙征士郎
- 『OE』では武道を志す者として尊敬されており、ドモンも彼の実力を認めている。
- サイゾウ・トキトウ、サギリ・サクライ
- 『T』では弓首相の依頼を受けてドモンをサポートすべく火星に出向いており、いち早くドモン達の戦いに同行する。
名台詞
TV版
- 「そこのお前! この男を知っているか?」
- 兄キョウジの写真を見せて尋ねる際のセリフ。『F』ではよりによってあしゅら男爵に尋ねる。
- 「出ろぉぉぉ! ガンダァァァァム!」
- 「○○○ガンダァァァァム!」の○の所は「シャイニング」、後に「ゴッド」に変わった。
- 『F』以降の音声付の作品では初登場時に、DVEで叫ぶ。『T』では専用グラフィックが付いた。
- 「俺のこの手が光って唸る、お前を倒せと輝き叫ぶ!」
- 必殺シャイニングフィンガーの前口上。第3話から登場し、第4話以降発動前の台詞として定着した。
- SRWではゴッドガンダム乗り換え後もダブルシャイニングフィンガー使用時にはこの口上になる。
- 「喰らえ! 愛と、怒りと、悲しみのぉ!!」
- シャイニングフィンガーソードの前口上。意外にも「シャイニングフィンガーソード!」と叫んだのは初回のみ。以降は「シャイニングフィンガー」で通している。第2次Gでは文字数制限の関係から「くらえ! 愛と、怒りと、悲しみを!」と改変されて戦闘台詞に採用されている。
- 「俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利をつかめと轟き叫ぶ!」
- 爆熱ゴッドフィンガーの前口上。決勝大会でのシャッフル同盟との直接対決では後半の台詞を相手が引き継ぐ。
- 「ヒィィィトォ! エンドッ!!」
- 爆熱ゴッドフィンガーで相手を爆砕する時の台詞だが、ゴッドスラッシュタイフーンや石破天驚ゴッドフィンガーの時にも叫んでいる。
- 「ガンダムファイト国際条約第1条! 頭部を破壊された者は失格となる!」
- 第1話。ミケロ・チャリオットのネロスガンダムにシャイニングフィンガーを決めた瞬間に叫んだ。視聴者にガンダムファイトの何たるかを分かりやすく伝えた台詞。
- 「フッ……チボデー・クロケット、ナイスガイ」
- 第2話。チボデーとの戦闘後に彼を評して。
- 『64』ではブラッドに対して使われている。
- 『T』ではチボデーへの特殊援護台詞に採用されている。
- 「男は負けた時の事は考えないモンだろ…」
- 第9話。ガンダムファイト3連覇を成し遂げたネオイングランドの英雄チャップマンに、単身ケンカを売るドモン。向こう見ずここに極まれり、といったところか。
- 「し、師匠……お会いしとうございましたぁっ…!」
- 師匠である東方不敗マスター・アジアと再会した際、号泣しながら。この時のドモンは母が殺され、父は冷凍刑、兄は両親の仇と思い込んでおり、泣きつく事が出来る相手がいなかったので師匠と再会出来たのが本当に嬉しかったのであろう。マスターの方もそんなドモンの心中を察してか、優しく「男子たるもの何を涙する?」と問いかける。それが師弟を別つものと知らずに…。
- 「でも、俺のシャイニングガンダムも強いですよ」
東方不敗「うん? こいつ、大きな口を叩くようになりおって!」
両者「あはははははは!」 - マスターにクーロンガンダムを「古いものだがまだまだ使えるぞ」と見せられた際に、言い返して見せる。この時のドモンは普段は見せないような屈託のない笑顔を浮かべていた。あまりのドモンの明るさに、レインも「あんなに楽しそうなの初めて」とやや複雑そうな様子を見せる。
- 「見損なったぜジョルジュ! 4人掛かりで狙い撃ちとはな! お前が誇りにする騎士道は、どこへ消えた!?」
「サイ・サイシー! 少林寺の再興は、どうする気だ!?」
「アルゴ! お前の海賊仲間は、見捨てる気か!?」
「チボデー! 悪魔の手先になるのが、お前の夢だったのか!?」 - DG細胞に洗脳されたガンダムファイター達を正気に戻すために問いかける。
- 「キョウジ…何がおかしい……何がおかしいぃぃッ!!」
「いいか!貴様のおかげで母は死に、父は冷凍刑!俺は貴様を追ってきてこのザマだ!貴様に笑われる筋合いは無い!俺は貴様を許せん…!貴様を叩き潰してやるッ!!」 - 第23話より、ギアナ高地に現れたデビルガンダムの傍らに立ち、高笑いを響かせるキョウジに対して。ドモンにとってデビルガンダムとキョウジは、家族を崩壊させたのみならず、師であるマスター・アジアを悪に染めた原因ともなったことで怒りが爆発した。
- 「肘打ちぃ!裏拳!正拳!とおりゃああああ!」
- シュバルツのサポートで真のスーパーモードを体得し、再びマスターと対決して。手も足も出なかったそれまでと一転、拳の連打でマスターを滅多打ちにする。
- SRWでは格闘戦での汎用戦闘台詞として採用。
- 「キョウジ…いや、兄さん!もう終わらせるよ…!」
- マスターを退け、デビルガンダムと向かい合った際の台詞。憎んでいたキョウジを兄さんと呼び直すなど、わだかまりを清算しようとする様子がうかがえる。
- 「うるさい! あんたの都合なんか聞いていられるか! 俺はいつまでもあんたの弟子でなければ、オモチャでもない! 言いたい事があったらはっきり言ってみろォッ!!」
- ギアナ高地にて、デビルガンダムを破壊され怒り狂うマスター・アジア。恨み節とともにドモンを打ちのめすが、ドモンはこれを上記の台詞で一蹴する。
- 「東方不敗…そのまま寝ていろ…!」
「お前と遊んでいるヒマはない!俺はネオホンコンへ…行くッ!!」 - ギアナ高地編クライマックス。しぶとく再生し、行かせはせんとばかりに立ちはだかるマスターガンダムに対して。頭部を掴み地面に叩き付けつつ、バックファイアで引導を渡した。
- スパロボでは『IMPACT』以降、「お前と遊んでいるヒマはない!」の部分が汎用台詞として採用されている。
- 「シャイニングガンダム…。すまない、時間が無いんだ…!」
「こうなったらイチかバチかだ…!このロープの反動を使えば!例え地球の裏側だろうと間に合うはずだ!…いけぇぇぇッ!!」 - そのままの勢いで成層圏まで一気に飛翔し、地球に張り巡らされているリングロープの反動で一気に加速。ドモンは一路ネオホンコンを目指す。
- 「そう!シャイニングガンダムよ、俺とお前とゴッドガンダムは、正しく三位一体なのだ!」
- 第25話より。これまでのシャイニングガンダムの戦いを回想しつつ感謝を捧げ、そのデータと魂はゴッドガンダムに受け継がれた事を確信する。
- 「ならば!俺は宣言してやろう!お前に打ち勝つためにもリーグ戦を全勝で勝ち抜くと!」
- 生きていた東方不敗の「東西南北中央不敗」宣言に対し、言い返した全勝宣言。この台詞は蔑ろにされた他国のガンダムファイター達の闘志にも火をつける事になる。そして、宣言通り全勝した。
- 「ならば話は決まった。闘いは弱い方が勝つ。」
- 第26話より。ネオギリシャのマーキロットに叩きのめされた後、川に落ちたドモンはハンに助けられる。自信を失ったドモンだったが、小さい体で自分よりも大きな獲物をとってしまうホーロー虫、弱い自分に気づけたからこそ迷いはないはずという話に感じ入る。すっかり気に入ったドモンはファイトに勝てばこの船に下宿させてもらえるという約束をハンに取り付け、このセリフを発した。支離滅裂な発言ではあるが、何かを掴んだドモンはファイトへの意欲を確かに取り戻していた。
- 「俺たち、友達だろ!?」
「心配するな。俺の身体は、そんなにヤワじゃない!」
「お前も今のうちに身体を鍛えておけ。そうすれば、今度こそガンダムを乗りこなせるかもしれないぞ!」 - 27話でコブラガンダムに勝った後、自分を騙してガンダムに無断搭乗したことを詫びるチャンとホイに語りかけたセリフ。彼らに高さを合わせて穏やかに語りかけ、主犯のチャンには助言を送るなど、ドモンの人間としての成長が見られた瞬間でもある。
- 「待てアレンビー!俺たちが望んでいたのはこんな戦いじゃなかったはずだ」
「そうだ、俺たちファイターは自分の心を拳で伝えるより術がない。だからアレンビー、魂を失った今のお前と戦うことに何の興味も沸かない。退屈なだけだよ」 - 第30話より、バーサーカーモードのアレンビーと対峙して。それまで互いにファイトを楽しんでいたが、心のない狂戦士となってしまった彼女を元に戻すため、ドモンは更なる心を拳で伝える。
- 「いや、これからだ。俺たちの戦いは!」
アレンビー「じゃあ、まだ私と戦ってくれるの?」
「勿論!」
二人「勝負!」 - 正気に戻ったアレンビーと。改めて決着をつけるため戦うが、キラキラした背景で見つめ合う二人はまるで男女の仲。
- 「チボデー! お前が一度に10発のパンチを打つならば、俺は10体のガンダムになって受け止める!」
- チボデーの新必殺技「豪熱マシンガンパンチ」を「分身殺法・ゴッドシャドー」で受け止めて言い放った台詞。Gガンダムだからこそ通用してしまう無茶苦茶な理屈のひとつ。
- 「なら…今、楽にしてやろう! ヒィィィィィトォ!! エェェェェェェェェェェン…」
- 第37話のドラゴンガンダム戦にて。両腕を失い、ゴッドフィンガーを受けながらも死力を尽くして向かってくるサイ・サイシーに対して。直後にネオチャイナ総帥による水入りが入る。監督曰く「ドモンは本気でサイ・サイシーを殺そうとしている」とのこと。命を賭して戦う相手への格闘家としての礼儀とも言えるが、当時のムックには「「今、楽にしてやろう!」というドモンのセリフはないんじゃないかな(笑)」と指摘されていた[1]。ただヒート・エンドの「エンド」を長々と叫んでいる辺り、ドモンも無意識に悩んでいたのかもしれない。
- 「そんな……じゃあ俺はそんな事も知らずにこの一年間兄さんを追いかけていたなんて……」
- シュバルツからデビルガンダム暴走の真相を明かされて。兄が全ての元凶と教え込まれていただけにショックを受ける。『超級!』ではこの場面で「レインを巻き込んでしまった事」や「多くのファイターを地獄に落としてまで戦ってきた事」を言及するなど、ドモンの絶望がより深いものになっていた。
- 「ならどうして!最初に出会った時に、本当の事を言ってくれなかったんだ!!」
- 事件の真相を知るシュバルツに泣きそうになりそうな顔で問い詰めて。もっともネオ・ドイツ所属であるシュバルツが事件の真相を語っても信用できるはずもなく、彼が仮面を外して素顔を晒していれば間違いなく怒りに任せて殴っていたのは想像に難くないが、『超級』だと初対面時に「兄さんじゃないのか?」と突っ込んでいたりする。
- 「あんた兄さんだ…間違いなく俺の兄さんだ!」
- シュバルツが自分や父のために心を鬼にして正体を隠し続けていた事を知って。
- 「そんな…! 嫌だ!! 僕には出来ない!!」
- デビルガンダムのコックピットに入ったシュバルツが、キョウジごと自分を吹き飛ばせと叫んだ時の台詞。普段の一人称は「俺」だが、この場面のみドモンの一人称が「僕」なのはドモンの声優、関智一氏が言い間違えたものであり、「俺」で再収録も行われたが、関氏の「僕」の方がいいのではないかという考えに今川監督が同意して採用された[2]。ドモンは普段と家族に対する言葉遣いが異なるが、本来の彼の性格を表しているのかもしれない。
- (…ッ!こ…これは…拳から深い悲しみが伝わってくる…東方不敗の拳が…拳が泣いている…!?)
「な、何故だ!?」
(俺の心に悲しみが響く…そうだ…己の拳は己の魂を表現するものだと教えてくれたのはこの人だ…ならばぁ!これが東方不敗の魂の叫びなのか…!?) - ゴッドフィンガーとダークネスフィンガーがぶつかり合う中、右手の拳から東方不敗の意識が流れ込む。しかし、そこから感じられたのは悪意や欲望でもなく、すべてに絶望したかのような悲しみの感情だった。その真実を知ったドモンに動揺が広がる。
- 「…東方不敗、あんたは間違っている!」
「何故ならばあんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれた物…いわば地球の一部! それを忘れて、何が自然の、地球の再生だ! そう、共に生き続ける人類を抹殺しての理想郷など…愚の骨頂!!」 - 地球の再生のために人類を滅ぼそうとするマスター・アジアに対してドモンが辿りついた答え。地球を愛するマスターに対してハッキリと「人類も地球の自然の一部」と言い切り、圧倒的な高みから睥睨していると錯覚させるかのごとく威圧感を師に与えた。
- 余談であるが、宇宙世紀のガンダムシリーズでシャアが提唱した「地球のために人類を一度粛清しなければならない」という考え方に対する、明確な答えとも言える。これは深く見れば「Gガンダム」を監督した今川氏の師匠であり、ガンダムシリーズの生みの親でもある「逆襲のシャア」の製作した当時の富野由悠季氏の思想に対する、弟子の今川なりの返答だったのかもしれない。
- 東方不敗「美しいな……」
ドモン「はい…とても美しゅうございます…!」
東方不敗「ならば!」
両者「流派・東方不敗は!」
ドモン「王者の風よ!」
東方不敗「全新!」
ドモン「系裂!」
両者「天破侠乱!」
両者「見よ! 東方は、紅く燃えている!!」
ドモン「……っ! …師匠? 師匠……! ぅぅっ、師匠ぉ…! 師匠ぉぉぉぉぉぉぉ!!」 - 第45話「さらば師匠!マスター・アジア暁に死す」のラストシーン。マスター・アジアとドモンが交互に発言し、最後は同時に地平線の彼方に昇る朝日を見つめて叫ぶ。ドモンの「人類も地球の一部」という言葉で自分の過ちに気付いたマスターと、師を越えながらも自分の手で葬ることになってしまったドモン。この言葉を最後にガンダムシリーズ屈指の名キャラクターとなったマスター・アジアは舞台から去ることとなる。Gガンダム作中でも特に熱く、泣けるシーンであり、見たことの無い人は必見。
- 朝日に向かってドモンは号泣し、ラストカットには漢文で上記の台詞が添えられる。今川監督は製作時にこのシーンの絵コンテを切った際、「Gガンダム完」と書いてしまったという[3]。ドモンの「美しゅうございます…!」という台詞回しやBGM、そして彼の絶叫とともに道を違えた2人がそれぞれの考え方で守ろうとした美しい地球の夜明けの光景で〆られるなど、全てが熱い。
- 東方不敗『何がガンダムファイトだ! 何が理想的な戦争よ! 我が身を痛まぬ勝利が何をもたらす! 所詮はただのゲームぞ!』
ドモン「うっ、師匠の言う通りだ……ガンダムファイトとは一体何なんだ! 俺たちファイターがこの一年で得た物は何なんだ!」 - 優勝パレードで沸き立つ観客達を見て。マスター・アジアに対し「自然の一部である人間を抹殺するのは愚かな行為だ」という答えを示したドモンだが、単なる一人のファイターでしかないドモンがガンダムファイトの問題を解決できるわけもなく兄と師匠を失いレインが出て行った心境の中で他人の功績や周囲の熱で浮かれ、他者の痛みや苦しみなどまるで知らない顔をしている人々を見て、マスターの言葉の重みを初めて実感し、ガンダムファイトの意義に疑問を抱かざるをえなかった。上記の熱い台詞だけならどうとでもいえるが現実な複雑な課題についてはどうしようもない、ある意味『Gガン』の中でも最も従来のガンダムらしい台詞と言える。
- 『T』ではこの疑問に対し、東方不敗は『人々に勇気を与えるため』という結論に至り、ドモンもその答えにたどり着いている。
- 「うるさい! 俺はもう自由のはずだ! なんなら優勝も放棄してやろうか…!」
- 優勝パレードの中、大喜びでこれからのことを話しに来たカラト委員長に苛立って。
- 「わかったぜ!皆!俺の勝利はいつでも、お前達の友情と、俺を支えてくれた、ただ一人の女の為にあった…それがわかった今、俺とレインの未来はこの手で掴む!」
4人「おうっ!!」
「なら行くぞ!ガンダァァァァァァム!!」 - レインの危機を知らせるミカムラ博士からの通信とサイ・サイシーの涙ながらの説得を受けて。これにより、ドモンはレインを救うべくゴッドガンダムを呼び出してネオジャパンコロニーへ向かう
- 「ウォン! 所詮貴様はファイターに非ず! 俺を倒すことは無理ッ!」
「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて地獄へ堕ちろぉっ!」 - レインの元へ向かう時に邪魔をしたウォン・ユンファに対し、この言葉で切り捨てた。ドモンがレインへの気持ちをはっきり「恋」と認識していることも重要かもしれない。そしてウォンはその言葉通りモビルホース風雲再起に蹴られて最期を迎える。
- 『F完結編』では後者がDVE。寺田貴信Pによれば「この台詞を録ったがために風雲再起が追加され、ウォンの出番も増えました」とのこと[4]。『MX』ではゴッドガンダム+風雲再起のバックキック使用時に「馬に蹴られて~」の部分を発してくれる。
- 「住民の心配が先に立ってるなんて、あんた、意外といい首相になるかもしれんな!」
- デビルガンダムコロニーの動力部へ向かう中、カラト委員長がコロニーの住民の安全を確保するために頑張っているのを通信越しに知って。嫌な権力者にしか見えないカラト委員長が実はいい人だったことが判明するシーンだが、人類の危機の中で折り合いが悪い相手の長所に気づき、素直に褒める余裕があるドモンにも注目したい。幾多のガンダムファイトを乗り越えた彼がいかに人間的に成熟したかが分かるシーンである。
- 「俺はもう失いたくない! かけがえのない人々を! 皆と生きてきた、この世界を!!」
「師匠が教えてくれた! 母なる大地、あの青い地球こそ、最高の命なのだと!!!」 - グランドマスターガンダムに圧倒され、絶体絶命のドモンたちシャッフル同盟は、師匠や家族の魂に励まされ…。
- 五人『この魂の炎!極限まで高めれば!倒せないものなどぉぉぉ!無いッ!!』
『俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利をつかめと轟き叫ぶ!!』
『ばぁぁぁぁくねつッ! シャッフル!どぉぉぉぉめいけぇぇぇんっ!!』 - 気力を取り戻したドモン達は、この決め台詞と共に起死回生の究極奥義シャッフル同盟拳を放ち、ウルベ諸共グランドマスターガンダムを一撃で粉砕する。なお、スパロボでは特定の区切りごとに一人ずつ台詞を言うが、実はこれはスパロボ独自のアレンジで、原作ではこのように全員同時に叫び台詞も違う。その為、叫びのシーンはスパロボ程長くない。
- 『T』でようやく原作通りに5人同時に叫ぶようになった。
- 「レイン、聞こえるか? レイン!」
「返事はしなくてもいい、ただ聞いていてくれればいい…」
「ミカムラのおじさんは逝ってしまったよ…全て自分が悪かったと言い残してね」
「でも、そんな事はもういいんだ! …いいんだよ。それとも、その事で俺がお前を責めるって思っているのか?」
「なぁ、俺達はこの一年間、一体何をしてきたんだ? 俺達のこの一年間は一体何だったんだ…?」
「まだ何も答えなんて出てないじゃないか。憶えてるか? あの時、母さんの墓前で十年ぶりに会った俺達は、上の連中に無理やりガンダムファイトを押し付けられて、何もわからないまま、地球というリングに放り出された」
「俺は、無我夢中で闘った! でも、終わってみれば、周りは素知らぬ顔で後のことしか考えちゃいない。でもそれで、俺達の一年が終わってしまっていい訳がないだろ…?」
「確かに、俺はガンダムファイトに勝った。でもそれは全て、お前がいつも一緒に居てくれたお陰なんだ」
「そうだよ、お前と俺とで闘ってきた勝利なんだ。だから、これからも一緒じゃなくちゃ意味が無くなるんだ…!」
「なあレイン。決勝の朝、俺は言ったよな。優勝したらお前に聞いてほしい事があるって。俺は、闘う事しかできない不器用な男だ。だから、こんな風にしか言えない…」
「俺は、お前が…」
「お前が…」
「お前が好きだぁぁあ!!! お前が欲しいぃぃぃ!!! レイィィィン!!!!」 - 最終話にて。ドモン・カッシュ一世一代の愛の告白にして、Gガンダム屈指の長台詞。ちなみにコミックボンボンの漫画版では「俺はきみが好きだ! ずっと俺のパートナーでいてくれ!」と、割と普通な告白だった。『MX』や『T』においては、一度デビルガンダムと戦った際にこの台詞を言っていたらしく、周囲には『恥ずかしい告白』として語り草になっている。
- なお、この台詞のためにゴッドガンダムのコックピットから出てきた際、デビルガンダムのビームを素手で打ち払って回避している。師匠も大概だが弟子も大概である。が、ここまで「Gガンダム」を見続けてきた視聴者ならば今さらこんな事ぐらいで驚く者など一人もいないだろう。
- 『T』では原作終了後のため、ラッキーからこのセリフに関してからかわれる場面が存在する。更に、終盤にはレインが囚われたデビルガンダム用の特殊戦闘台詞としても最後の数行が使用され、新録ボイスでの告白が聞ける。2度目の告白となる。
- ドモン「さあ、最後の仕上げだ!」
レイン「ええ!」
ドモン&レイン「二人のこの手が真っ赤に燃える!」
ドモン「幸せ掴めと!」
レイン「轟き叫ぶ!」
ドモン&レイン「ばぁぁぁぁくねつッ! ゴッド! フィンガー!」
ドモン「石!」
レイン「破!」
ドモン&レイン「ラァァァブラブ! 天驚けぇぇぇぇん!!!」 - デビルガンダムの呪縛から解き放たれたレインと想いを確かめ合った後、なおも襲い掛かるデビルガンダムに対して2人で愛の最終奥義『石破ラブラブ天驚拳』を放った際の台詞。技名・台詞の内容・技の演出は傍目から見ればかなり突っ込みどころ満載なのだが、ここまで「Gガンダム」を見続けてきた視聴者ならばこのシーンで笑う者など一人もいないだろう。またドモン役の関智一氏、レイン役の天野由梨氏双方とも「まったく違和感なく演じられた」と発言している。
- しかし、自身の最終奥義をこのような形に改変された師匠がこの場に立ち会っていたらどのような顔をしただろうか…?実際にスパロボでは立ち会う事もできる作品もあるが、特に何もリアクションはないが。
- 「さあ、帰ろう。兄さんとシュバルツと、師匠の愛した地球へ!」
- 最終回、レインと共に地球へ帰る際の台詞。この台詞を最後に『Gガンダム』の物語は幕を閉じる。
漫画版
- 「こいつもデビルガンダムの犠牲者か‥‥」
- 『コミックボンボン』版Round4「VS.ボルトガンダム ガンダムローズ」より。DG細胞に感染したファラオガンダム4世を倒した後コクピットの中を見て。父と母、そして自分に続いて兄キョウジとデビルガンダムの犠牲となったダハールを見たドモンの顔は悲痛に満ちていた…。
- 「‥‥あなたには命を投げうってまで次の世代に希望をつないだ彼らの心がわからないのですか‥‥」
- 『コミックボンボン』版Round5「シャッフル同盟VSマスターガンダム連合」より。DG細胞に感染したチボデーたちを救うために命を燃やし尽くしたシャッフル同盟を嘲笑うマスター・アジアに対して。そしてドモンはマスターと決別し、怒りのスーパーモードを発動させる。
- 「オレには兄がいた 何をやってもかなわなかった――オレは世界一の兄をこえてみたかったのさ」
- 『コミックボンボン』版Round8「美少女ファイター・アレンビー」より。ウォンに何故武道家になったのかと問われて。TV版でこそなかったものの、兄・キョウジに対する深い尊敬とコンプレックスが垣間見える台詞。とは言え、この時のドモンは穏やかな笑顔であり、憎悪の対象且つ「何をやってもかなわなかった」兄へのコンプレックスを笑い話に出来るくらいには払拭できたようである。
- 「みよ‥‥東方は――赤く燃えているう~~!!」
- 『コミックボンボン』版Round12「東方は赤く燃えている!」より。師匠との最後の戦いを終え、新宿で再会してから最初で最後の流派東方不敗の掛け合いを行うが、最後の一文を言う前にマスター・アジアは静かにこの世を去っていた。燃えるような朝陽の中、師の亡骸を抱いたドモンの慟哭が響き渡る…。
- 「街を守るためにわざと受けたわけじゃ…ないんだからなああああーっ!!!!」
- 『超級!』第1話より、街を守るためにわざとミケロの攻撃を受けた後に自ら否定。言い回しが完全にツンデレのそれである。
- (だが、こうやって男と2人で酔いつぶれるまでカラオケなんかやったらダメだぞ!!)
(俺だからいいけどな!! 何もせずに部屋まで運んでやるが…他の男はみんなろくでもない奴ばかりだからな!!!) - 『超級!』第6話、カラオケでハメを外し泥酔したレインを「お姫様ダッコ」で運びつつ、彼女の迂闊さを嗜めた独白。
- 「ダハールの執念だ…ダハールの執念を…キョウジが…利用してああなっているのだ…」
「ガンダムファイターの闘志を…キョウジの科学が…もてあそんでいる…」
「なぜ…なぜあそこまで…なぜあそこまで!!」
「それでなくても…死を覚悟して…チャップマンのように…全ての生命を賭けファイターは闘っている!!」
「それを…死してもなお…よみがえらせて闘わせる必要があるのか!?」 - 『超級!』第11話、ネオエジプト代表、ファラオガンダム4世とドラゴンガンダムの戦いにて。過去の英雄の無念や闘志、それを歪めた形で操るDG細胞。頭部を破壊されようと何度も自己再生を繰り返し、ドラゴンガンダムの前に立ち塞がる。ドモンはその様子に怒りを募らせ…。
- 「ファイターに死に場所すら与えないつもりか!? キョウジ!!」
「貴様!! 何様のつもりだあああっ!!!?」 - その怒りが頂点に達した時、ドモンは怒りの叫びと共にシャイニングガンダムを呼び出す…。この時のシャイニングは呼び出した時からスーパーモードとなっていた。
- 「マックスター…じゃねえ!!」
「ドラゴンガンダム…じゃねえ!!」
「ガンダムローズ…じゃねえ!!」
「ボルトガンダム…じゃねえ!!」 - 『超級!』第32話、ネオホンコンへ向かうゴッドガンダムを襲撃する謎の4つの光。ドモンは「相手をするしかないのか」と身構えるも新たに4つの光がドモンを護るように追いついてくる。明らかになったその姿を見てドモンは驚愕する。シャッフルの仲間達も自分と同じように、新たな力を手に入れていたのだ。
迷台詞
- 「フッ、誰も俺のゴッドガンダムの凄さを知らないんだ……」
- 第26話にて。決勝大会初戦における下馬評が対戦相手のゼウスガンダム有利とされているのを知って独りごちる。やたらとゴッドガンダムの性能に自信満々ではあるが、かくいうドモン自信もこの時点ではまだゴッドガンダムの必殺技すら知らないのはある意味ギャグである。
- 「フッ、だが俺のゴッドガンダムに比べればまだまだ……」
- 同じく第26話にて。ゼウスガンダムの機体を見上げ、その威容を認めつつも不遜な態度を崩さないドモン。やたらと自信満々だが以下同上。しかもこの直後、この言葉を耳にしたゼウスガンダムのファイター、マーキロットから一方的に打ちのめされているのだから格好がつかない。
- 「へぇぇ、一つご挨拶でも…」
- 第29話にて。サイ・サイシーがセシル・ボルガー(SRW未登場)という少女と仲良くしているのを目撃した際の台詞。この時の表情と言い方からして明らかに挨拶という名の冷やかしをする気であり、ドモンが単なる無愛想な男ではないことがうかがえる1コマ。顔の崩れ具合もあいまって非常に可笑しい。結局、側にいたレインに止められてしまう。
- 「こんな奴らは足一本で充分だ!」
- 同じく第29話にて。チンピラたちの相手をするためにゴッドガンダムを呼び、明鏡止水の境地で繰り出したのが足掛け。相手がロボットに乗っていたとはいえ、色々と無駄遣いな気が…。
- 「四天王ウォルターガンダム! だが、一体誰が!?」
- 第46話より。レインの元へ向かう時に現れたウォルターガンダムを見て。
- 既にアレンビーが乗っていないところだけを見ると普通の台詞なのだが、ウォルターガンダムは劇中で名前すら呼ばれておらず、ドモンはどうやって知ったのだろうか?
- 「その時は! 俺はあの世で腐っててぇぇぇぇっ!! 腐敗だッ!!」
- ドラマCDにて、テキトーに量産された「不敗」のオオトリ。…意味も字も全く違ってしまっている。
- 「あぁっ! マスター・アジア! やはりさっきからグダグダ言ってたオヤジは、貴様だったんだな!?」
- ドラマCDにて、拡声器まで持ち出して注意してきたマスター・アジアに反応して。しかし随分な言い様である…。
- 「トゥアッ! ドモンパァァァァンチ!!」
- 上述の台詞の後、当然ながらマスターと殴り合いの火花を散らすドモン。これはその際に飛び出した新技(?)の叫びである。なお、後のシリーズのドラマCDでも、自分の名前を冠したパンチを繰り出した人がいたりする。
スパロボシリーズの名台詞
旧シリーズ
- 「っつ~…だからって いきなりなぐるか? ふつー」
- 『第2次G』第12話「その名は東方不敗」より。オリファーからデビルガンダムの情報を見せてもらい、早速現地に向かおうとラー・カイラムの中でシャイニングガンダムを呼び出そうとして、レインに止められた後の台詞。どっちも大概であるが、ガンダムを呼び出したらブリッジが滅茶苦茶になっていたであろう。
- 「さあ、シャイニングのデータをゴッドに移す作業を始めよう。俺の…いや、俺達のシャイニングを休ませてあげるんだ」
- 『F完結編』「ギアナ高地の修行」より。ギアナ高地でのデビルガンダム、東方不敗との激闘の末、今まで負担をかけてきたシャイニングガンダムが遂に動かなくなってしまう。この台詞の前のシーンではドモンは「ずっと一緒に戦ってきたシャイニング以外のMFに乗るつもりは無い」と発言していることから、シャイニングガンダムに対する思い入れが分かる場面である。
- ドモン「ウソだ! それではどうしてあなたの拳はそんなに、悲しみに満ちているんだ!」
- マスター「ドモン…お前…」
- ドモン「己の拳は己の心を表現するものだと教えてくれたのは、あなただ! 師匠! あなたはずるい! どうして一人ですべてを背負うのですか! 俺はそんなに頼りない弟子なのですか!」
- 同上完結編より「悪魔と呼ばれたガンダム」にて、東方不敗の加入条件を満たした時のセリフ。
- 直前の自問を直に師匠に問うたことによって、かろうじて悲劇は回避できた。東方不敗は自分を超え、自分の嘆きを理解してくれた愛弟子を心の底から喜んだであろう。
- そして最終話で幻の必殺技を放つ場面が来るとは初見プレイヤーは思いもしなかったであろう。
- なお、原作では前述の通り「己の魂を表現」だが、本作では一貫して「己の心を表現」となっている。
- 「馬鹿野郎!! 貴様は男だろう!? 男なら立て、立って戦え!! そして二度と同じ過ちを犯さないようにしろ!! それが男だッ!!!」
- フォウとロザミアを失いふさぎ込んだカミーユを見かねて叱咤した際のセリフ。仇と誤解していた兄・キョウジ(シュバルツ)を討たざるを得なかった自分と向き合ったからこそ言葉にも重みが増す。直後レインの失踪を知ったドモンではあったがルートによっては前述したカミーユとの殴り合いで冷静さを取り戻す。
- 「レイン…やっぱり俺にはレインを救うことはできないのか…くっ…」(明鏡止水の水の滴る音)
- 「…感じる…レインの心…俺を拒絶する…そして深い悲しみ…!?これは…そうか…レイン…すべてを一人で背負うつもりだったのか…そこまで自分を追いつめて…レイン…俺は、少しもお前の苦しみに気づかなかった…だが、今はわかる。だからレイン…もう一度、もう一度、戻ってくれ…レイィィィィン!!」
- 完結編の最終話で、Gガンダムの隠し要素をなにも満たしていない時にラブラブ天驚拳の条件を満たした際の台詞。本来は父であるライゾウの言葉で気づくのだが、本作ではライゾウがでないため、自力で気づくことに[5]。確認できる限り、ドモンが自力でレインの気持ちに気づいた作品は本作のみであり、ドモンの熱い想いと告白がより引き立つ。同時に最終話の見せ場として非常に優遇されており、なんだかんだいってGガンダムは愛されているのであった。
COMPACTシリーズ
- 「…なぜ…なぜあんたは、変わっちまったんだ…」
「俺の! 俺の師匠は、人類の抹殺など望む人ではなかった!」 - 『IMPACT』第1部地上激動編最終話「激動の地上を制する者」より。マスター・アジアをドモン以外が倒した場合の台詞。
- 「祈りか…だが命ある限りは、己の力で道を開くのみ!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第4話「白熱の終章」より。ガンドール自爆のカウントダウンが始まり、各機フルスピードでディラド星からの脱出を試みるも、数名のパイロットが運を天に任せる心境を吐露する中、ドモンはあくまで己のスタンスを貫き通す。
- 「武道家は拳で語り、剣士は刃で語る…ということか。師匠…ならば俺とあんたは…」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第20話「復讐鬼たち」より。ジェットとグローバインの和解を見届けつつ、マスター・アジアへと思いを馳せる。尤もフラグ次第で、この後戻ってくるのだが…。
- 「…真の戦士ならば、戦いを通して互いの心が響き合うもの! ロールたちが命を助けようとした理由もわからん貴様に、戦士の誇りなどないっ!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第83話「復讐鬼たち」より。序盤で倒されたギル・バーグがサイボーグとして復活した後の場面。倒される寸前に自身を助けようとしていたロール達に屈辱を感じていた彼を非難した。
- 「そうだ…これだけの事をするんだ。拳で語らなければ、俺達の心には届かん!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。サザビーを駆り、あくまで徹底抗戦の構えを見せるシャアの強固な意思に、ドモンも覚悟を決める。
携帯機シリーズ
A(PORTABLE)
- (攻め続ければ負けん。だが、この正拳は…当たればやられる…!)
- 第5話「二人の艦長」or「ロンド・ベルvsナデシコ」より。一矢との第一ラウンドにて。MSを素手で砕けるはずのドモンが一撃でやられる可能性のある拳の威力とは……。タフネスは人間の限界を超えていない(限りなくそれに近いだろうが)ということかもしれないが、この場面、一矢はドモンの攻撃について「一発貰えば倒れるまで攻撃を受け続けることになる」と評しているため、一矢はMSを素手で砕くドモンの拳を一発貰ったくらいなら倒れない事になる……。
- 「フッ。戦場でラブロマンスとは、余裕だな」
- 第6話「去る者、追われる者」or「ロミオとジュリエット」にて、エリカといちゃつく一矢に放った一言で、これが原因でまた喧嘩になりそうになる。しかし、その後のドモンを考えると……。
- 「連邦の服を着て、ここまで忍び込むとはいい度胸だ! だが…シャイニングガンダムが出られなかったのはお前にとって運がなかったな!」
- 同じく第6話。トリントン基地にて、ガンダム試作2号機を奪取せんと潜入したガトーと対峙して。
- 「ふん、女々しいな。わめいたところで、どうにかなるものではないだろう」
- 第16話「操り人形たち」or「マリオネット」より、ギガノス軍の秘密工場に囚われているフォウとロザミィを助けようと焦るあまり、ブライトを急かすカミーユに対してついた悪態。この後、ナーバスになっていたカミーユは当然激怒し一触即発の状態となり、レインやジョルジュ、サイ・サイシーに呵責されるもの、俺は悪くないと言わんばかりだんまりを決め込む。アレンビーを助けられなかった不甲斐ない自分の姿をカミーユに見たのだろう。自分だって飛び出してアレンビーをすぐにでも助けたいのを必死で我慢してるのに、そばで焦りながらも急かすカミーユの姿は見聞きするに堪えられず、悪態でもつかなきゃやってられなかったのである。しかし、この後…。
- 「…!?」
- 同じく第16話。カミーユがニュータイプとしての能力と勘で、「アレンビー…ビアズリー?」と彼が知ってるはずのないアレンビーの名前を呟き、ドモンがアレンビーの事で悩み苦しみながらもジッとこらえていた事を、減らず口からピリピリしていた事の本質を見抜かれたのを目の当たりにし驚愕した時の台詞。超人のような格闘能力を持つドモンも、まさか自分の考えている事が読まれてしまった事には驚きを隠せなかった。なお、周囲にいたレインやシャッフル同盟のメンバーたちもこれには混乱を余儀なくされた。
- 「俺はあの時、初めて師匠の悲しみを知った。なのに俺はあんたと張り合う事だけを考えていた…」
「話を聞こうともしなかった!」
「なのに、あんたは…最後まで俺の事を…!」 - 第29話「地底城強襲」or「地底城直上決戦」にて、フラグを成立させ自軍に東方不敗が加入する場合、その再会時に。師匠との戦いの中で残った悔いを本人の前で吐露する。同作で生存フラグが立った場合は、その証として師匠との最期の問答が再現されない(メタ的に言えば、今生の別れが起こらないことを意味する)ため、ドモンにとってずっと心残りが存在していたのだろう。その影響で、原作に準拠した台詞ながら言い回しが異なっており、原作の永訣から感動の再会、そして和解へと意味合いが変化している。この言葉に対し、師匠本人は「しょせん大罪人」と自らを評するも…。
- 「それでも、あんたは俺の師匠だッ!」
- 直後、師匠の言葉をこの一言で覆し、心を打つ。悲劇的に別れた師弟の復活は、ユリカもついつい見惚れるものであり、ブライトもこの台詞を決定打に師匠を信じることにした。
- この台詞自体は、第20話で生存フラグが立たなかった時の最期の問答にも存在するが、上記同様シチュエーションの違いで大きく意味合いが変化している。
- 「師匠は、また旅立たれてしまった」
- EDにて、上記同様師匠を仲間にしていた場合、四ッ谷博士から彼の去就を尋ねられて。
- …ただ、この後の会話が皆、妙にしんみりした雰囲気のものとなっており、単に「放浪の旅に出た」という意味なのか、それとも「天へと旅立った」という意味なのかは不明である。事実、マスター・アジアは重い病に侵されて余命少ない状態のため、後者の意味でもおかしくはない。
R
- 「やれやれ、天狗になったガキってのは手におえんな」
- 第9話「炸裂!バイパーウィップ」のシナリオデモにて、電童のパイロットに選ばれデータウェポンのユニコーンドリルも手に入った事で自信過剰となって、増長するあまり勝平や號に喧嘩をふっかける銀河の姿を傍目で見ながら呟いた台詞。デビルガンダムとの戦いの中で、自分にも似た様な時期があったのか感慨深げに眺めていた。
- 「ここにデビルガンダムが現れるのもわからなかった。プリベンターの情報収集能力というのも、たかがしれているようだな」
- 第11話「私の愛馬は凶暴です」シナリオエンドデモにて。戦闘が終わった後、アレンビーをラウンドナイツのメンバーに紹介し、東方不敗がデスピニスによって遺体にDG細胞を植え付けられ蘇生。デビルガンダムのパイロットにされた経緯を聞かされた後、ノインに対して吐き捨てた皮肉。今回ばかりはノインも反論はせず、黙って聞き入れた。
- EW本編でもマリーメイア軍の決起をプリベンターが未然に防げなかったのを考えると、ドモンの言うように緊急時の対応力には難のある組織のようではある。
- 「待て! お前は矛盾しているぞ。地球人を容赦なく殺すお前たちはどうなんだ!?」
- 第21話「黒騎士と母の秘密」で物語開始前の事件を含む地球人が今まで行ってきた所業を痛烈に非難したアルテアに対して。尤も、当のアルテアは自身も悪である事を自覚しており、地球人という巨悪を滅ぼすために自身も悪になると述べていた。
- 「和平に見せかけて暗殺とは、随分なことをするじゃないか。ええ!?」
- 第32話「僕らが求めた戦争だ」で、かぐらづきにおいて行われた地球と木連による和平交渉の席で、地球圏統一国家の代表として出席したリリーナの護衛として、アキトやユリカに加え、シャッフル同盟のメンバーやアレンビー、マスター・アジア、クワトロ、デュオ、ノイン、万丈と共に同席した際に、木連側が和平を結ぶ上で無茶苦茶な条件(地球圏の武装放棄、財閥の解体、政治理念の転換という実質上の無条件降伏)を提示した時に、反論した九十九を木連側代表の草壁が射殺しようとした時に素手で銃弾を受け止めて叫んだ台詞。人間技ではないことをやってのけた事に草壁も驚きを隠しきれず、この後弾は草壁の方に投げ返される……。
J
- 「奴はそれほど弱くないはずだ。身内を失おうが敵になろうが、戦うのを止めたら生きてなどいられん」
- 第35話「慟哭の空」より。ドモンによるDボゥイ評。デビッドからは「ドモンも吹っ切るまで時間がかかったんだから察してやれ」と言われるが…。
- 「だからこそ言っている。もう一つ、俺に言えるのは・・共の存在が奴を支える。共に戦った仲間がいる限り、奴は絶望したりしない。必ずな」
- 同上。逆に自分の経験からこの言葉を返す。事実、Dボゥイは物語後半でこのドモンの言葉通りの展開を迎える事になる。
- 「貴様の覚悟、しかと承知した」
「その覚悟があれば、何も言うことはないだろう。家族を失い、肉親を敵に回す宿命は、最後まで背負いきるしかないだろうからな」
「だが、お前には仲間がいる。仮にお前が忘れてしまってもだ」 - 第44話ラダム討伐に向かうルート「螺旋の邂逅」より。Dボゥイが記憶を失いながらもラダムとの決着を自らの手で付ける事を望んだ際に。この時のドモンは間違いなくキョウジを殺した自身と兄弟を殺さなくてはならないDボゥイの境遇を重ね合わせて見ていたはずである。
- 「Dボウイ…いや、アイバ・タカヤ。苦しむのはよせ。お前が弟を、その呪縛から解放してやったんだ」
ブレード「ドモン・カッシュ…俺は…」
「ああ。お前は良くやった」 - 第45話ラダム討伐に向かうルート「闇と死の運命」より。Dボゥイがラダムに操られた弟を倒した際に。既にドモンも兄であるキョウジをDG細胞から解放する為に葬った事を考えると、再びそんな争いを見せられたドモンの心境も複雑だったと思われる。
- 「…不覚にも、心が震えた」
- 第44話和平交渉に向かうルート「どこにでもある「正義」」より。九十九の持ってきたゲキ・ガンガーの総集編を見た際に。やはり中の人的に、通じるところがあるのだろうか。
- 「もうやめておけ、アカツキ、こいつはガキだ、言い聞かせたところで無駄だろう」
「ガキだと言ったんだ。ひっぱたかれないとわからんらしい」 - 第47話宇宙に残るルート「終末の光 前編」より。上段はナチュラル以外の人間を認めないアズラエルと交渉しようとしたアカツキに対して。下段はその言葉に過剰反応したアズラエルを真っ向から断じた時のもの。
- 「ムルタ・アズラエル、どうした! 口ほどのことはないな!」
アズラエル「黙れ! お前程度の奴が僕を侮辱して、どうなるか見ていろ!」
「面白い! 貴様の曲がった根性、この拳で叩き直してやる、来いっ!」 - 同上。アズラエル(正確にはドミニオン)との戦闘前会話。もっとも狂気にまで染まりあがったアズラエルの捻じくれひん曲がった性根が、ドモンの拳で更生できるかと言うとかなり怪しいところである。
VXT三部作
T
- 「闘志よ!今こそ燃え上がれ!」
「忌まわしき宿命を超える!」
「我が心、明鏡止水…」 - 『T』で新たに採用された戦闘台詞。すべて挿入BGM名にちなんだ台詞となっている。「我が心、明鏡止水…」は当然明鏡止水習得後に追加される。
- 「それはお前が悪だからではない!お前が罰を求めているからだ!」
シャア「何…?」
「舐めるなよシャア・アズナブル!お前の中の迷いと後悔と覚悟が俺には手に取るようにわかる!」 - 対シャアの戦闘前会話。異星人と手を結び、人類の敵となってみせる姿に師匠と似たものを感じたのだろう。シャアもこの言葉には思わず表情を変えた。
- 「カギ爪の男!お前の夢は間違っている!」
「俺はガンダムファイター…! お前の語る平和など認めはしない!」 - 対カギ爪の男の特殊戦闘台詞。苦難の末幸せを掴み取った漢が、今を生きる人間達に「幸せ」という名の絶望を押し付けようとする男へ拳を向ける。
- 「聞こえるか、ヴァン! 俺はやったぞ!」
「俺は俺自身を越えた! お前はどうだ、ヴァン!?」
「応えろ、ヴァン! お前の戦いを俺に見せろ!」 - 『T』第30話。ギアナ高地で明鏡止水を超える『無我無一・明鏡止水』の境地に達したドモンが叫ぶ。声を受け、迷いの最中にいたヴァンはついに悟り、愛と復讐心をもって神の名を戴くヨロイと共に再起するのであった。
- 「レイン…俺と一緒に死のう」
- 通常ルート第51話。精神制御を受けた状態でデビルガンダムに取り込まれ、以前のように助け出すことは理論上不可能とされてしまったレインに向けて。ゴッドガンダムで全エネルギーを放出したまま突入し、内部から自爆を試みようとする。だが、そこに駆けつけ異を唱えたのは、ドモンが最も見守ってきた黒衣の復讐者だった…。
- 「俺は心のどこかでDG細胞を恐れていた。それにお前が再び取り込まれ、世界がその恐怖に包まれようとしている今…」
「互いの家族の罪を償うため、俺達二人の生命を差し出す必要があると思っていた」
「だが、ヴァンやみんなが俺の弱さを叩きのめしてくれた…」
「レイン…俺はお前と共に生きたい」 - 意識のないレインへ語りかけ。ヴァンとアキト、鉄也、スパイク、凱、光……これまでリーダー役として引っ張り支えてきた仲間達に今度は自分が背中を押され、遂に迷いを乗り越える。
- 「カギ爪を倒せ、ヴァン。それが俺達全員の望みだ」
ヴァン「それでいいのか?」
「ああ、そのために今日まで俺達はお前と共に戦ってきたんだ」 - トチローから皆に借りを返す件を冗談交じりで投げられ困惑するヴァンに、T3の総意を代表して伝える。もはや、彼が復讐を成し遂げる事こそT3の本懐なのだから。
- 「ファサリナと言ったな…お前はさっきまでの俺と同じだ」
「勝手に結論を出して、一人で悲観する…」
「二人の問題は二人で解決するんだ。そうしなければ幸せはやってこない」 - ミハエルを先に撃墜した場合、誰よりも彼の愛を望みながら過去のしがらみに囚われ諦めているファサリナに向けて。レインの拉致など今まで散々煮え湯を飲まされ続けてきたファサリナすら愛に苦しんでいるなら導こうとする姿は、まさに「愛の王様」と比喩されたキング・オブ・ハート。
単独作品
64
- ドモン「フッ……ブラッド・スカイウィンド、ナイスガイ」
ブラッド「あんたもな、ドモン・カッシュ。気に入ったぜ」 - スーパー系第13話B-1「その名は草間大作」より、「ガンダムモドキなどと比べてほしくないね」とアースゲインを自慢するブラッドに決闘を挑むドモンだが、敵の襲撃により決闘を中断されてしまう。しかしながら、敵を退けた後、両者は互いの健闘を讃え合うのだった。
- 「やめとけ、ブラッド。しょせん拳の心が、わからぬ者にはいってもムダだ」
- 上の会話の後、ブライトは独断で決闘した二人を叱る。反論しようとするブラッドに対し、ドモンはこの台詞で彼を静止する。
- (師匠……いったい何があったのですか……。厳しい修行を通じて武闘家の魂を教えてくれたのは師匠ではありませんか……)
- 第19話ラスト、マスター・アジアの変心に苦悩する時に。
- 「そんなことができるか。こいつは奴と決着をつける必要がある。己のすべてを込めた拳を、奴にたたき込み、とことんやりあう必要がな。 でなければ、どうにもならん」
- スーパー系第32話B「決着の時」より。カーツの電文を受け、最後の決闘に挑むブラッドを静止しようとするレインに対し、ドモンはこの台詞で遮り、彼に持てる力を出し切るように言う。
- 「……東方不敗……あんたはいったい何をしたかったんだ…………師匠……」
- ランタオ島にてマスターへの会話イベントを起こさず、他のキャラで撃墜した場合の台詞。最後まで師匠と分かり合えなかったことへの悲哀が感じられる。資金目当てで幸運持ちのキャラで撃墜してこれを見たプレイヤーも多いかもしれない。
MX(PORTABLE)
- 「目先の事実にとらわれていたら、その背後にある真実を見抜くことは出来ん…俺はそのことをシュバルツ・ブルーダーから学んだ」
- 第20~22話「二つの顔を持つ男」で自軍に参入してきたマサトと美久を、唯ひとり擁護するデュークに同意して発した台詞。マサトらへ批判的なスタンスを取っていたチボデーも、シュバルツの名を出したドモンの心境を察して押し黙る。
- (だが、あの少年の目は……似ている……キョウジ兄さんの影だった、シュバルツに……)
- その直後のモノローグ。マサトの姿からドモンが想起したのは、やはりシュバルツ。だが、この時彼が見たのは、シュバルツがキョウジの人格を他人にコピーした存在であるという事実であった。
- 事実、この時のマサトの中にはゼオライマーを介してインプットされたマサキの人格が存在していた。
- 「生まれた星や種族は違えど、お前達なら背中を預ける事が出来よう」
「お前の拳は信義に値する。共に戦おう、ロム・ストール…」 - 第29話「冥王、暁に出撃す」(『PORTABLE』では「ゼオライマー、暁に出撃す」)より、マグネイト・テンと合流したクロノス族一行を、上述の台詞で「仲間」として迎え入れる。スポット参戦時に於けるロムの戦いぶりから、早くも絶大な信頼を寄せている。
- 「許せ、ドラゴノザウルス…お前も本当は海の底で静かに暮らしたかったのかも知れない…」
「だが、お前が牙を剥く以上、俺達はそれを受けて立たねばならない!」 - 「決戦!大海獣」より。怪物化したとは言え、天然自然が生み出した生命体であるドラゴノザウルスに人類のエゴを詫びつつ、使命を果たすべく立ち向かう。
- 「…真実を知らぬまま友や肉親と戦う辛さ…俺にはよくわかるからだ」
- 第38話(『PORTABLE』では第39話)「かつて誓った平和のために」より。モルスへの説得を行おうとするデュークのフォロー役を買って出た際、そこまで親身になる理由を問う鉄也へ上述の台詞で返答する。
- 「巨大な堤もアリの一穴に崩れる! 要塞の力に慢心した時、お前の敗北は決まっていた!!」
- 第42話(『PORTABLE』では第43話)「神よ、百鬼のために泣け」に於けるブライ大帝との戦闘前会話。科学要塞島を過信した彼の敗因を突きつける。
- 「なら、後は遅れた分を取り戻せばいい。…お前や俺達自身の力でな」
- 『MX』第53話(『PORTABLE』では第54話)「魂のルフラン」より。ロムと共にシンジの成長を認め、彼を後押しして。
NEO
- 「残酷な運命だがやるしかない! 涙をこらえて友を撃て!!」
- 第21話B「涙をこらえて友を撃て!!」にて魔竜戦士に変貌してしまった真一を攻撃できずにいる剣に対して。兄と師匠をこの手に掛けてしまったドモンが言うとかなり重みがある台詞である。なお、『涙をこらえて友を撃て』は『獣神ライガー』原作第8話のサブタイトルでもある。
- 「また会おう。流竜馬…竜の戦士よ」
- EDにて、一人旅に出る竜馬を見送った際に笑顔と共に彼に送った言葉。『竜の戦士』とは『新ゲッターロボ』の主題歌『DRAGON』の歌詞に由来するものと思われる。
CC
- 「まさか、ハイパーモードか!?」
- F91のバイオコンピュータ発動を目の当たりにして。
OE
- 「つかみ取れ、セイシロウ。それはお前が引き継ぐべき剣だ」
- 敵母艦級の体内からセイシロウの父であるクサナギ隊長が遺した剣が発見され、奪い返すよう促す。また『引き継ぐべき剣』はこの回のサブタイトルでもある。
- 「全員が持てる力のすべてを懸けて正々堂々と戦っている…これぞ、まさに真剣勝負!これが…ガンダムファイトだぁ!」
- 「仮面の下の決意」にて、審判としてアムロ達の戦いを観戦しながら。セリフの間にはそれぞれSEが挟まる。
- SRWで初めて代理戦争としてのガンダムファイトが再現されたこともあってか、凄く嬉しそうである。ドモン的には正統ジオン側にガンダムがいない事はどうでもいいらしい(もっとも、トールギスはウイングガンダムゼロの前身となった機体で、スサノオも広義ではガンダムタイプの機体なのだが)。というより「Gガンダム」世界の『ガンダム』の定義により、その機体たちはガンダムファイトを行ったこの瞬間に「ガンダム」となったのである。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「おまえも ガンダムファイターなら ひとりできりぬけてみせろ。いくぞ レイン」
- 『第2次G』第2話「ウーイッグの悲劇」より。ウッソとDCの戦端が開かれる直前、唐突に現れて双方にキョウジの写真を見せて問いただし、収穫がないことが分かるとこの台詞をウッソに残してそのまま去っていった。残されたウッソは「ガンダムファイターって…なんだ?」と戸惑いを隠せなかった。
- 「ゴッドフィンガーで…」
- 『A(PORTABLE』第20話「あの忘れえぬ日々」「ツヴァイザーゲイン」より。オモイカネの暴走で敵対したナデシコとエステバリス・空戦フレームに対して、ブライトから攻撃許可が下りた際のセリフ。ナデシコや空戦フレームは飛んでいるので強化パーツを付けていないと爆熱ゴッドフィンガーは使うことができない。自分の機体性能を理解してないかのような発言になっている(原作通りの能力を発揮できれば普通に飛行可能なので、この場合文章ではなくゲーム上の設定ミスと受け取るのが自然ではある)。ここまでドモンを使い続けているなら最優先でミノフスキークラフト(PORTABLEではフライトモジュール)を付けているとは思うが…。
- 「このゴッドガンダムを、ただのガンダムだと思うなぁ!」
- 『NEO』および『OE』でのユニット選択時の台詞(初出は『IMPACT』の戦闘台詞)。これだけならありきたりな台詞なのだが『NEO』はそもそもただのガンダムが存在せず、『OE』の場合はガンダムよりも先にゴッドガンダムがロールアウトされているため色々と突っ込みたくなる台詞となっている。
- 「Gガンダム」世界のガンダムはガンダムファイト用の機体のことなので、「ゴッドガンダムはガンダムファイトに優勝したガンダム・ザ・ガンダムだ」というような意味なら間違ってはいないかもしれない。
- 「俺は…お断りだあああああ!!」
- バレンタインイベントにて。なにがお断りなのかと言うと、「ドモンがレインにプレゼントするチョコ」を準備すること。原作において一矢以上にすごい告白をしたのだが、これにおいては完全に冷静さを失っている。
- 「フッ…わかってないな、カミナ。貸せ、俺が手本を見せてやる」
「すぅぅぅ…ハァァァッ!」
「でろぉぉぉぉっ! リューナイトォォッ・ゼファァァッ!」 - メイン8話-2「邪竜海賊」にて。アデューのミストロットを借りてリューナイト・ゼファーを呼び出してみようとするがうまくいかないカミナを見て。ちなみにガンダム呼び出し時の指パッチンSE付き。さすがにDVEはない。
- 気迫は十分だが召喚できず、アデューからリュー自身が選んだ人間にしか召喚できないと教えられ「なんだと!?」と本気で驚いている。この後忍から、カミナと二人して滑ってしまったと突っ込まれ「何事も全力でやれば気持ちいいものさ、お前達もやってみたらどうだ」と返す茶目っ気を見せている。
- なおドモン役の関智一氏とカミナ役の小西克幸氏は同じ劇団の座長と副座長という関係にあり、この二人がやらかす一幕もある種の中の人ネタという気もしなくはない。
- (ち、違う…。絶対にこれは個人的な興味だ…)
- 『T』エーストークより。インタビューでラミィに「これも私の仕事なんです」と言われ、レインへの愛の告白について聞かれた際の反応。この後どう答えたのかは不明。
搭乗機体
- シャイニングガンダム
- 前半のサバイバルイレブンでの乗機。
- ゴッドガンダム
- 後半の決勝大会での乗機。
余談
- 演じた関智一氏にとって初めての主役にして出世キャラであり、今でも書き下ろしポスターを自宅に飾るほどの強い思い入れがある。
- しかし、まだ新人であった為、毎回居残り収録や数十回の取り直しが当然であったが作品に対する思いや共演者の助けがあったため乗り越えることが出来た。
- ドモンが常に身に着けている鉢巻はマスター・アジアが武器として使用した事があるが、この時だけ異様に長くなっていた。
- コミックボンボンにおいて本編コミカライズを担当していたときた洸一氏によるパロディ4コマ『がんばれ!ドモンくん』では本編以上のバトルマニアかつカップ麺が好物という設定となっている。この4コマが印象的だったのか、一部の読者から「ドモン=脳筋バカ」と、イメージに影響を与えてしまったとか。
- コミックボンボン増刊号に掲載された後日談漫画『機動武闘伝Gガンダム外伝“ザ・ネクスト・ジェネレーション”』では、流派東方不敗を受け継ぐ次世代ガンダムファイター、ユウゴ・カガミの師匠として登場している。
- コミカライズ『超級!機動武闘伝Gガンダム』では(作品自体が作者の島本和彦氏のテイストに染め上げられていることもあるが)ドジを踏むシーンが多くなっており、アニメと比べてだいぶ丸い性格となっている。
- また同作ではドモン役の関智一氏が描いたドモンが一コマだけ存在する。
- アニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)の主人公カミキ・セカイの拳法の師匠はドモンに瓜二つである。
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