スーパーロボット大戦30
『スーパーロボット大戦30』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。
スーパーロボット大戦30 | |
---|---|
読み | スーパーロボットたいせんサーティ |
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント |
対応機種 |
Nintendo Switch プレイステーション4 パソコン(Steam) |
プロデューサー |
寺田貴信 最上頌平 |
キャラクターデザイン |
河野さち子 糸井美穂 曽我部修司 ののかなこ |
メカニックデザイン |
カトキハジメ 宮武一貴 大張正己 |
主題歌 | 「Drei Kreuz ~鋼のサバイバー~」 |
発売日 | 2021年10月28日 |
価格 |
PS4 通常版
PS4 デジタルデラックスエディション
PS4 デジタルアルティメットエディション
Switch 通常版
Switch デジタルデラックスエディション
Switch デジタルアルティメットエディション
STEAM 通常版 STEAM デジタルデラックスエディション STEAM アルティメットエディション |
CERO区分 | C |
概要
スーパーロボット大戦シリーズ30周年記念タイトル。タイトルの由来はそのまま「30周年の30」からで、30の部分は「サーティ」と読む[4]。
2021年6月16日配信の「Nintendo Direct | E3 2021」にて電撃発表された[5]。同配信動画では一部参戦作品を抜粋したティザーPVが公開され、2021年7月11日配信のシリーズ生誕30周年オンラインイベント「スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2021」にて全参戦作品が公表された。
対応プラットフォームは Switch /PS4/ PC(Steam)で、シリーズ初のコンシューマとPCとのマルチプラットフォームとなる。
『スーパーロボット大戦V』以降恒例となっている参戦作品の原曲収録版については期間限定生産の「プレミアムアニメソング&サウンドエディション」ではなく、「プレミアムサウンド&データパック」として任意ダウンロード購入による形式となった。限定版がリリースされていなかったPC版でも販売される。また、後述の追加参戦DLCを順次受け取れるシーズンパスも販売され、シーズンパス購入者用の特典ミッションも配布される。
プレミアムバンダイなど一部の通販サイト限定販売として、ヒュッケバイン30の可動フィギュアを同梱した「超限定版」が販売され、1時間も経たないうちに完売した。ただし、こちらにはシーズンパスやプレミアムサウンド&データパックは同梱されていない。
システム
戦闘や養成の基本的なシステムはVXT三部作を踏襲しているが、新規システム「タクティカル・エリア・セレクト」の関係で従来のスパロボとはかなりプレイ感覚が異なる。また名称が変更されているものもいくつかある。
新システム
- タクティカル・エリア・セレクト
- 任意のポイントを選択することでストーリー展開や入手機体が変化するシステム。COMPACTシリーズのフリーオーダーシナリオシステムに似ているが、『スーパーロボット大戦X-Ω』『スーパーロボット大戦DD』などのアプリ系タイトルの周回育成要素やユニットクエストを取り入れたものとなる。
- 二者択一でどちらかしか選べない物や特定ミッションを先に選択すると消滅する物もあるが、隠し機体以外はどの順番でプレイしても最終的に全て加入する。
- そのシステムの都合、ミッションを攻略する順番(DLC追加キャラを含む)によってはシナリオ中で会話に参加するキャラが変化・増加する。
- 従来作のインターミッションに相当する「戦略フェイズ」、地図上からミッションを選択する「エリアミッション」、ドライストレーガー艦内で発生する「艦内ミッション」の3つのパートを切り替えながら任意でミッションを攻略してゲームを進行する。
- エリアミッション
- 攻略のメインとなるミッション。ライブラリーのミッションチャート表示対象やミッションクリア数のカウント対象はエリアミッションのみ。
- キーミッション
- 「☆」アイコンが添えられた、シナリオ進行に必須となるミッション。キーミッションのみをプレイすることで最短でのゲームクリアが可能となる。一部のキーミッションは条件付きで早期解放されるほか、一定数のミッションクリアが解放条件になっているキーミッションも存在する。一部のDLCはキーミッションと同じポイントに追加される事があるが、その場合はキーミッションが優先される。
- 一部のキーミッションは他のミッションをクリアし続けている場合、戦略フェイズの背景が赤くなり他のエリアミッションが選択不可となる「緊急ミッション」へと変化する。また最初から必ず緊急ミッションとして出現する場合や、緊急ミッションが連続発生する場合もある。
- ゲーム内ではキー以外のエリアミッション(通常のミッション、戦線系ミッション、遺跡系ミッション)をまとめてサイドミッションと表記している。
- 通常のミッション[6]
- 任意で選択可能なミッション。プレイヤーの間ではサイドミッションといえば特に名前のないこのミッションのことを指す。一部のミッションは放置したまま特定のキーミッションが出現した場合に消滅しプレイが不可能となるが、該当のミッションで加入するユニットは代わりにそのキーミッションで加入する。ただし、新武器や能力強化は機会が失われる場合があるほか、隠し要素の条件を満たせなくなる場合もある。
- 戦線系ミッション
- 共通して「◯◯戦線」と付けられている。一度クリアしても他のミッションをクリアすると再選択可能になる稼ぎ用ミッション。
- 同じ場所でもキーミッションの進行に応じて敵の配置が変わる他、一部のNPCは戦線系ミッションで先行出現する。
- 遺跡系ミッション[7]
- 共通して「○○の遺産」と付けられたミッション。敵のレベルが進行中のキーミッションよりも高くなる傾向に加え、ターン数制限や一撃撃破等、特殊な勝利条件を要するものも多い高難度ミッション。クリアすると強力な強化パーツや、「黄金の遺産」系のみ多額のCREDITをもらえる。
- 「メイヴィーの個人的な頼み事」という扱いでミッションリストには表示されず、地図上から直接選択する必要がある。
- また遺跡は○○の部分が共通になっている物が2箇所あり、両方のクリアと一定のキーミッション進行により「○○の遺産 終章」や「真・○○の遺産」「真・○○の遺産 終章」といったより上位のミッションが出現するようになる。他のエリアミッションと発生位置が重なった場合、そちらが優先される。
- 基本的には本筋に絡まない稼ぎミッションであるが、「黄金の遺産」では主人公の過去に絡むストーリーが展開される。
- ダウンロードコンテンツ追加ミッション
- 大別して2種類が存在する。
- DLCミッション
- 「ボーナスミッションパック」を購入するとプレイ可能になる、本筋には絡まない寄り道ミッション。全15話。
- ただしそれぞれのミッションでは出撃可能な機体が固定されている他、特定のキーミッションまで進行しないとプレイできない。その関係上、キーミッションが進行するとプレイ不可になる可能性もある。
- 予約特典で追加されたSRXとサイバスターの加入ミッションもこちらで表記される。
- Extraミッション
- 「DLC①」「DLC②」を購入するとプレイ可能になる、本筋には絡まない寄り道ミッション。
- 各DLCに対応した追加機体の加入とその強化、そのどちらでもないがDLC追加機体の強制出撃が要求されるミッションで構成される。
- こちらはキーミッションの進行に関わらず、クリア後まで放置しても消えることはないが、出現位置が他のキーミッションと被った場合はキーミッションが優先されるため一部時期では選択できない事がある。
- また、Extraの中にはゲームクリア後に初めて出現する物もある。これらは本編最終話のその先の物語となる。
- アップデートによって無料追加されたミッション「CONGRATULATION 30th!!」「黒い幽霊」もこちらで表記される。
- マップイベント
- エリアミッションと同様に地図上から選択するが、ミッションリストに場所が表示されないため地図上から自力で探す必要がある。選択時やクリア画面ではミッションと表示されるが、戦闘はなくミッションクリア数などの対象にならない。
- DBDイベント
- 次元境界線歪曲現象(DBD)に関連したマップイベント。妖精のアイコンで表示。発生すると戦略フェイズと地図上にその旨が知らされる。
- 選択するとイーリスからCREDIT(資金)・PP・MxPのいずれか1項目を獲得できる。マップイベント以外のエリアミッションを選択すると消滅する。そのため緊急ミッションと重なると消滅させるしかない。獲得量は進行状況に比例して増えていく。
- オーダーイベント
- 哨戒任務が発生するマップイベント。「!」マークのアイコンで表示。従来作の「サブオーダー」に相当し、ランダム選出されたパイロット[8]が経験値500、撃墜数+2、PP+20を獲得可能。
- エリアミッションをクリアする毎に2~4箇所配置される。エリアミッションと重なった場合は、こちらが優先される。
- 艦内ミッション
- ドライストレーガー艦内で行われるミッション。このうち訓練・機体強化は通常ミッション同様戦闘が発生するが、エーストーク・雑談・レコード報酬は短い会話のみですぐ報酬獲得に移る。
- 一部を除いて発生後はクリア後まで放置しても消滅せず、いつでも挑戦可能。
- 訓練系ミッション
- ◯◯Unit Battle(出撃可能数が1~5機程度)、強敵を倒せ!(シリーズ混成でボスが複数配置)、◯ウェーブバトル(敵を全滅させると増援が複数に渡って発生。マップが広く、ターン制限あり)といった、課題に沿ったミッションが提示される。出撃機体そのものに制限はかかっておらず、その時点で出撃できる好きな機体で挑戦が可能。
- 機体強化ミッション
- 特定パイロットの撃墜数が一定に到達するとプレイ可能になるミッション。戦闘の最中、該当する機体に強化が発生するのが特徴。
- ここで得られる強化は多くの物が獲得タイミングの前倒しで、スルーしていても特定のキーミッションで同様の強化が得られるが、その場合こちらは消滅する。
- エーストーク
- エースになったパイロットと主人公が会話をするミニイベント。会話先に対応した「◯◯アップ」系のスキルパーツを得られるのも従来と同様。
- 雑談
- 特定のミッションをクリアする、パイロットが自軍に参加するといった条件を満たすと発生するミニイベント。若干のMxPが報酬として得られる。
- レコード報酬
- 敵撃墜数、総獲得CREDITといった、レコードで確認できる数字が一定以上になると発生する。
- スキルパーツや強化パーツを獲得できる。一部のスキルパーツはこれかDLCの報酬で手に入れないとスキルパーツ生産ができない。
- AOSアップデート
- ドライストレーガーの施設をアップデートするためのシステム。
- ZシリーズのZクリスタルやVXT三部作のファクトリーに相当するシステムで、アップデートを実行することでドライストレーガ―の能力値強化やゲームシステム全体に及ぼす各種パッシブ効果が付与される。
- また、アップデートの時に獲得できる強化パーツの中には従来のエンブレムと同効果の物があるため、事実上エンブレムの要素も取り込まれたものとなっている。各項目を8段階まで上げると、項目別に特殊な強化パーツをMxPを20000消費することで生産する事が可能になる。
- MxP(ミッションエクスペリエンスポイント)
- AOSアップデートで使用する専用ポイント。VXT三部作ではTacPとしてパイロット養成とリソースを共用する仕様であったが、本作では専用化された。
既存システムと変更点
- 戦力値
- 機体やパイロットの強さを能力から算出して数値化したパラメーター。『スーパーロボット大戦DD』で採用され、家庭用では本作にて初導入。
- 地形適応の変更点
- パイロット側の地形適応は設定されていない。据置機用タイトルでは『スーパーロボット大戦MX』以来の仕様となる。
- 底力の変更点
- 装甲値の補正が撤廃され、代わりに最終被ダメージの軽減へと変更された。
- パイロット養成
- 養成に使用するリソースはVXT三部作のTacP同様に部隊全員で共有されるが、名称としてはZシリーズまで使用されていたPP(パイロットポイント)へ戻されている。また敵が落とすスキルパーツが能力値上昇系のパーツになり、特殊スキル系のパーツはミッションの報酬に変更されている。汎用系スキルについても一部スキルがゲーム開始時点では未開放となっており、艦内ミッション達成により解放される。
- フル改造ボーナスの変更点
- 従来の名称から「フルカスタムボーナス」に変更され、武器以外の機体ステータス10段階改造で取得出来る。これに加え武器以外を15段階改造することで2度目のボーナスを取得可能となった。ただし15段階改造するにはAOSアップデートで改造上限の引き上げが必要。
- 他方、ボーナスの保留は不可能となっており、条件達成時点で選択する必要がある。
- ボーナスラインナップも「移動力+1」「射程+1」以外は変更となり、またAOSアップデートへ効果を譲る形で「強化パーツスロット+1」が廃止されている。
- エクストラアクション
- VXT三部作と構成は同じだが、消費ExCが1ずつ増加している。AOSアップデートの「戦術訓練」を上げる事で消費ExCが減少する。また「ダイレクトアタック」「ブーストダッシュ」は「戦術訓練」を上げると効果も強化される。
- 戦艦ユニットはエクストラオーダーのみとなり、エクストラアクションは使用不可となっている。
- サポーター
- 『T』同様にサポーターコマンドによる支援の他に、パッシブ効果が追加された。また、戦闘に参加させるにはレギュラーに登録する必要があり、初期は最大6名、AOSアップデートで最大8名まで登録可能になる(ミッション中にサポーターが増えた場合はクリアするまでは専用の枠が設けられる)。サポーターコマンドはドライストレーガーが出撃している時のみ使用可能であるが、パッシブ効果については、サポーターコマンドが出ていない状態でも機能している。『T』では1つのサポーターコマンドは1マップ中に1回しか使用できなかったが、今回は1ターン中に1回に変更されたので1ミッション中に複数回使用することが可能となっている。
- 隠し要素で登録されるサポーターが追加されており、また特定のミッション限定のサポーターは存在しない。
- サポーターコマンドのコストとなるS-SPは、ミッションをクリアする度に最大値が+1する。戦線系ミッションをクリアし続けることで稼げられる。
- 合体攻撃の変更点
- 全ユニットから発動可能な合体攻撃も含め、ユニット同士が周囲8マス以内に存在しない場合も使用可能になった。
- 但し合体攻撃に必要な味方を出撃させなかった場合同様威力は低下する。1機でも撃墜させられると使用不可になる点は変化なし。
- 強化パーツの変更点
- 強化パーツの取引についてはファクトリー系システムがAOSアップデートへ変更(AOSアップデートによる特殊強化パーツの入手のみ)されたことに伴いリペアキット等の汎用系パーツの購入は廃止されている。パーツの売却は編成メニューで行う。
- これに伴い、ミッション内で強化パーツを装備している敵が少なくなっている、
- 難易度の変更点
- ゲーム開始時に「ビギナーズ」「ノーマル」「ハード」「エキスパート」の4種から選択。後からオプションで変更することも可能。
- SRポイントが据置機用タイトルとしては『MX』以来の非採用となった。
- レベルと撃墜数の変動
- タクティカル・エリア・セレクトとの兼ね合いでプレイヤーごとに加入タイミングが変わってくるためか、味方ユニットの加入Lvと撃墜数はプレイ状況によって変動するようになっている。このため加入タイミングが遅くなったキャラは、初期状態で撃墜数60を超えて固有エースボーナスを獲得していることがある。敵のLvも同様であり、遺跡系ミッション以外ではプレイヤー部隊に合わせて補正される(撃墜数はストーリー進行に応じて増加する)。
- AUTOバトル
- 自動操作モード。『DD』で採用され、家庭用では本作にて初導入。今作では各ユニットごとに自動行動の方針を設定可能になっており、あらかじめ設定しておくことで思考をある程度制御できる。行動順番は参戦作品順になっている。全てのエリアミッションで使用可能と公式サイトのQ&Aでアナウンスされている。
- ユーザーインターフェイス面の変更点
- 全体・個別コマンドがリング状のリール方式へ変更されている。
- システム設定で戦闘アニメ中の台詞枠以外のUI表示を消すことが可能になった。
- 周回プレイの変更点
- 獲得MxPに応じて引継ぎポイントが算出され、その範囲で資金・撃墜数・PP・MxP・強化パーツの引継ぎや獲得資金・経験値の増加などの特典を選択するようになった。また、パイロットに修得させたスキルを引き継ぐことは出来なくなり周回時には必ずPPに還元されるようになった。
- ライブラリーの項目
- タクティカル・エリア・セレクトとの兼ね合いにより、ミッションチャート(従来のシナリオチャート)はインターミッション内のライブラリーからのみ閲覧可能で、タイトル画面のライブラリーでは表示されない。なおDLC「プレミアムサウンド&データパック」に含まれる設定資料集は、適用後にライブラリーから閲覧する形式となる。
- なお、後述する体験版ではタイトル画面のライブラリーはロックされているが、インターミッション内の方は制限されていない。
- エディットBGM
- VXT三部作と同様、PS4版・PC版での対応となり、Switch版は非対応。
難易度
- 本作は新システム「タクティカル・エリア・セレクト」の採用により、シナリオ攻略順や最終的にプレイする話数がプレイヤーによって全く異なっているため、一概に難易度の高低を評価することはできない。戦線系ミッションのような繰り返しプレイ可能な稼ぎ専用ステージやオート戦闘の採用もあり、「好きなように進めて、難しければ寄り道で鍛える・稼ぐ」という設計思想になっている。
とはいえサイドミッションを一通りプレイするスタイルであるなら戦線ミッションを周回せずとも終盤に差し掛かる頃には主力全員がLv99・グレートエース・フルカスタムボーナス獲得という状態まで十分に到達でき、AOSアップデートで自軍全体の初期ExCをカバーすれば終盤のミッションを1ターンで制覇しきる事も現実的に可能。 - 上記のようなレベルデザインを採用した関係もあってか、底力の仕様変更により一部ボス系ユニットが数値以上にタフとなっており、また自軍側は体感的な与ダメージ低め・被ダメージ高めになっているなど、戦力差がある状況ではかなり不利を強いられる。
そのため「無改造・無養成・パーツ無装備・キーミッションのみプレイ・初回からハード以上の難易度選択」等の制限プレイは縛らない場合と比べて難易度がかなり高くなる。 - 使用可能になるのは終盤になるが、単機性能ではファイナル・ガオガイガーが突出して強力。多数のパイロットが一気に乗る様はヴァルザカードを彷彿とさせる。
覚醒・補給は持たないが、その分「勇気」「愛」を複数人が使用できるラインナップが凄まじく、『W』当時と違って『OE』や『VTX』で追加された行動後や反撃時での精神使用が可能になった点が極めて追い風となっている。
演出面
- 戦闘アニメの導入部における「機体が画面外から登場→戦闘前セリフ再生→戦闘アニメ開始」という流れの内、従来作では統一されていた「機体が画面外から登場→戦闘前セリフ再生」の部分が本作では機体毎に大きく異なっている。従来同様に画面右から登場するものもあれば、OGシリーズのように戦闘アニメ開始時にはすでに画面内に機体がいるパターンや、最初にパイロットカットインから始まって次に機体立ち絵が映るパターン、機体立ち絵ではなく戦闘アニメの演出から始まるパターン等複数存在し、その関係から攻撃と反撃の間に暗転が挿入される。
参戦作品
★は新規参戦、●は機体のみ参戦、■は機体&パイロットのみ参戦、▼はキャラクターのみ参戦。
- 超電磁ロボ コン・バトラーV
- ●機動戦士ガンダム
- 機動戦士Ζガンダム
- ●Ζ-MSV
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- ●M-MSV
- 機動戦士Vガンダム
- 機動戦士ガンダムNT
- 重戦機エルガイム
- ★勇者警察ジェイデッカー
- ●勇者王ガオガイガーFINAL
- ★覇界王 ガオガイガー対ベターマン
- ★●コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道
- コードギアス 復活のルルーシュ
- 真ゲッターロボ 世界最後の日
- 劇場版 マジンガーZ / INFINITY
- ★●マジンカイザーINFINITISM
- 魔法騎士レイアース
- ガン×ソード
- 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
- ★ナイツ&マジック
- ★SSSS.GRIDMAN
DLC追加参戦作品
- 第1弾
- 第2弾
-
- ■機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- ★▼ULTRAMAN
- ■スーパーロボット大戦OG
解説
新規参戦は『勇者警察ジェイデッカー』『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』『ナイツ&マジック』『SSSS.GRIDMAN』の4作品。
『ガンダムNT』『復活のルルーシュ』『マジェスティックプリンス』は、『スーパーロボット大戦X-Ω』による期間限定参戦を経て初の正式参戦[10]。
また、『コン・バトラーV』『ガンダム』『MSV』『Vガンダム』『エルガイム』など、据置機向けタイトルに10年以上参戦ブランクのあった作品の復帰も多い。これ以外にも『ゲッターロボ大決戦!』から真ゲッタードラゴンがゲスト出演する。
『Ζ-MSV』『M-MSV』は参戦作品一覧に記載されるのは初だが、新規参戦の表記は無い。
過去作品のオリジナルキャラクターから、SRX&リュウセイ・ダテ、サイバスター&マサキ・アンドーが初回生産同梱・DL版予約特典としてスペシャル参戦。VXT三部作におけるスペシャル参戦は早期加入(特典適用無しの場合加入が遅くなる)であったが、本作ではこれらの特典を導入しない限り登場しない仕様となっている[11]。
また、本作ではDLCとして参戦作品および機体の追加が告知されている。DLC機体は総計18機で、シーズンパス方式で2弾に分け9機ずつ追加される予定。そのうち4機はOGシリーズより選出され、第1弾では龍虎王と虎龍王、第2弾ではアルトアイゼン・リーゼとライン・ヴァイスリッターが参戦する。スペシャル参戦の2機は枠外だが、DLC機体は『スーパーロボット大戦OG』として参戦枠に入っている。
DLC参戦作品のうち「『サクラ大戦』シリーズ[9]」は『X-Ω』の期間限定参戦を経て初の家庭用作品参戦となり、名義内で『サクラ大戦V』がSRW初参戦。『鉄血のオルフェンズ』も、『スーパーロボット大戦DD』を経ての家庭用作品初参戦であり、『DD』に先駆け第2期の機体が参戦する。『ULTRAMAN』は完全新規参戦となる。
『T』以前は所謂いるだけ参戦の作品の一部に「機体のみ参戦」と表記されていたが、今作から「機体&パイロットのみ参戦」「キャラクターのみ参戦」の表記が追加された。
2021年11月17日予定の無料アップデートでは、ゲシュペンスト&ギリアム・イェーガーが加入するミッションと、DLC1のエリアミッションの第1話が解放されるが、DLCを未購入でもプレイでき、DLC参戦の機体やキャラクターも登場する。ただし、DLC購入していても、楽曲がゲームオリジナルの曲に差し変わるうえにその場で自軍に参戦せず、図鑑に登録されるのはキャラクターのみとなる。DLC1自体は2021年11月19日解放となるが、デジタル限定版やシーズンパスが購入済みなら17日からアーリーアクセスが可能。
バンプレストオリジナル
登場人物
主人公
- エッジ・セインクラウス
- 本作の男性主人公。キャラクターデザインは河野さち子氏、担当声優は杉田智和氏。
- アズ・セインクラウス
- 本作の女性主人公。キャラクターデザインは糸井美穂氏、担当声優は相沢舞氏。
ドライストレーガー
ドライストレーガークルーのうち、ミツバ・レイノルド・リアンのキャラクターデザインは曽我部修司氏&ののかなこ氏が担当。
- ミツバ・グレイヴァレー
- ドライストレーガー艦長。担当声優は早見沙織氏。
- レイノルド・ハーディン
- ドライストレーガー副長。担当声優は赤羽根健治氏。
- リアン・アンバード
- ドライストレーガーのチーフオペレーター。担当声優は高橋花林氏。
- ミユウ・インカムス
- ドライストレーガーのオペレーター。
- イレーヌ・ベクレール
- ドライストレーガーのオペレーター。
- ジークン・リュー
- ドライストレーガーのチーフメカニック。
- ロックン・ニートテイト
- ドライストレーガーのメカニック。
- カンナ・クランチェット
- ドライストレーガーのメカニック。
- メイヴィー・ホーキンス
- ドライストレーガーの技術部主任兼研究室責任者。
- アーシス・T・ホンジョウ
- ドライストレーガーの技術部研究員。
神文明エーオス
- オルキダケア
- AOS内に宿る神文明エーオスの生き残り。
地球連邦軍
- ファイクス・ブラックウッド
- 地球連邦軍の准将。ドライストレーガー開発計画の総責任者。
クエスターズ
- カールレウム・ヴァウル
- 実行部隊隊長。キャラクターデザインは曽我部修司氏、担当声優は中村悠一氏。
- 「先生」
- クエスターズの指導者。
- 師父
- クエスターズの幹部。
- クェーサー
- 実行部隊隊員。
その他
登場メカ
XXXプロジェクトのメカ
- ヒュッケバイン30
- 主人公の乗機。デザインはカトキハジメ氏。
- ヒュッケバイン30th
- 後継機。
ドライストレーガーのメカ
クエスターズのメカ
- グラヴァリン
- カールレウムの乗機。デザインは大張正己氏。
- オルクスーラ
- 主人公達の前に現れる謎の無人機。
- オルクスーラ・ダン
- オルクスーラの格闘戦仕様。
- オルクスーラ・イン
- オルクスーラの砲撃戦仕様。
- オルクスーラ・ダイン
- ダンとインの武装を同時装備した統合戦術機。
- オルクスーラ・ザング
- ダインのカスタム機。
- オルクスーラ・バング
- ザングをオルキダケア用にカスタムした機体。
- アルティム・フィーニ
- クエスターズの決戦兵器。
- エル・ミレニウム
- 異世界から回収されたという機体の一つ。
- ゼル・ビレニウム
- 異世界から回収されたという機体の一つ。
エトランゼのメカ
- デイモーン
- エトランゼが使用している機体の一つ。
- ティアマート
- エトランゼが使用している機体の一つ。
- アンゲロイ / アンゲロイCAN / アンゲロイANT / アンゲロイHIA / アンゲロイSAG / アンゲロイ・アルカ
- エトランゼが使用している機体の一つ。
- スターメンビトル
- 異世界へ通じる門「DBD」を開く能力を持つ、謎の機体。死者の怨念を拾い上げ、甦らせる力も持つ。
その他の勢力のメカ
用語
主題歌
歌:JAM Project
- オープニングテーマ
-
- 「Drei Kreuz〜鋼のサバイバー〜」
- エンディングテーマ
-
- 「with love」
関連記事
ゲーム中データ
話題
- タイトルロゴの「30」部分の題字は永井豪氏によるものであり、「0」が氏の自画イラストをあしらったものとなっている。これは日本のスーパーロボットの代表的存在であるマジンガーZの生みの親であるため依頼されたとの事[4]。
- 当初は別のタイトル案で企画が進められていたが、諸事情によりそれを使用できなくなったため分かりやすさを重視して30周年の「30」をタイトルとして採用することになった[12]。
- 公式サイトのQ&Aでゲーム本編のデータ容量がNintendo Switch版が約11GB、PlayStation4版並びにSTEAM版は約14GBとアナウンスされている。これは『T』のデータ容量の約2倍であり、PS4版は『OGMD』の約13GBを越えるデータ容量になる。ここにDLCや更新パッチも加わるため、更にデータ容量は増加する。
- また体験版のデータ容量も同様にQ&AでNintendo Switch版が2.6GB前後、PlayStation4版は3.1GB前後とアナウンスされている。
- 2021年10月15日のスパロボチャンネル放送終了後にNintendo Switchとプレイステーション4で体験版が配信された。宇宙ルート・地上ルートそれぞれの4話までプレイ可能で、本編へのセーブデータ引き継ぎも可能。体験版のデータがある場合、特典を受け取ることが出来る[13]。
- 2021年11月17日配信のアップデート適用後に、バグによりレッドファイブが加入済みの場合同機体が消失するという事態となった(2021年11月26日配信のアップデートにて修正)。
余談
- 本作で30周年記念となった寺田貴信氏は公式サイトにおいて、「株式会社バンプレストの杉浦幸昌社長から『スーパーロボット大戦が受け入れられるような文化を創れ』『継続は力なり』という言葉をいただきました。」と感謝の言葉を発している。
- 2021年10月25日の生スパロボチャンネルではゲスト声優として出演した檜山修之氏がSwitch版の実機を使った試遊を行っている。だが阪口大助氏の見ている前で(命中率41%を被弾し)ウッソを撃墜されてしまうという一幕があった。この後の視聴者コメントでは、誰からともなくウッソ・不憫などと言われている。また、この試遊ではSwitchが不慣れな檜山氏の操作ミスでデモOFFで戦闘デモを飛ばす場面が頻発し、出演者や視聴者から幾度も突っ込まれている。
- 本作は今までの作品とは異なり、本作のオリジナル敵勢力を倒したら、新たなオリジナル敵勢力が出現し、戦いが未だに終わらないどころか更に悪化している状態に陥っており、『T』のエキスパンションシナリオ、ないしは新たなシナリオの追加アップデートがあるのではないかと噂されている。
資料リンク
脚注
- ↑ 1.0 1.1 パッケージ・ダウンロード
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 ダウンロード
- ↑ 3.0 3.1 3.2 公式サイトではオープン価格表記。STEAMストアでは税込表示のみ確認可能。
- ↑ 4.0 4.1 熱血!必中!スパログ!『家庭用最新作「スーパーロボット大戦30」!!』 2021年6月18日閲覧。
- ↑ このため、初報の同動画ではNintendo Switchのタイトルとして発表されたが、翌朝公開のPVでプレイステーション4、Steamとのマルチプラットフォームであることが明かされた。
- ↑ バンダイナムコFAQではサブミッションと表記されているが、ゲーム内でこの表記は確認できない。
- ↑ トロフィー及びバンダイナムコFAQではトレジャーミッションと表記されている。ただしSwitch版にはトロフィーがなく、表記は確認できない。
- ↑ 特殊能力「操縦者交代」を持っている機体に乗っているパイロットが選出された場合は、もう片方のパイロットには効果がない。
- ↑ 9.0 9.1 『新サクラ大戦』以前のシリーズを包括する名義。
- ↑ 『復活のルルーシュ』は『X-Ω』参戦時も機体のみ参戦だったため、初めてシナリオが用意される。
- ↑ なお特典が後日配信される可能性はあると公式サイトのQ&Aで言及されている。
- ↑ 「スーパーロボット大戦30」インタビュー。30周年を迎えたスパロボのこれまでとこれからを聞いた 2021年10月26日閲覧。
- ↑ 公式サイトQ&Aによると、「体験版のシステムデータの作成」と「第4話までクリアしたセーブデータの作成」の2種類の特典を用意されていると書かれている。