世界観/αシリーズ

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基本設定

暦は新西暦を採用している。基本的な時代背景と世界観は『機動戦士Ζガンダム』の世界観(宇宙に進出してコロニーに人が住むなど)を採用している。また、外宇宙諸々は『超時空要塞マクロス』の設定をベースにしており、一年戦争ソロモン攻略戦の最中においてマクロスが落下して甚大な被害をもたらしたことから終結している。

スーパーロボット大戦α外伝の序盤にて、プリベンター(プレイヤー部隊)はタイムスリップに遭遇し、舞台は#未来世界へと移される。

以下、本項で用いるタイトルごとの略称、戦役の名称、そして新西暦の何年に位置するかをまとめる。スーパーロボット大戦α/年表も参照。

タイトル 略称 戦役 新西暦
スーパーロボット大戦α α バルマー戦役 187年
スーパーロボット大戦α外伝 α外伝 (なし) 188年
第2次スーパーロボット大戦α 第2次α  封印戦争
第3次スーパーロボット大戦α 第3次α 銀河大戦 189年

政治体制

地球連邦政府
宇宙世紀シリーズに準じて地球連邦政府が統治しているが、原作同様に腐敗によってジオン等の勢力が反発することになる。
地球安全評議会
封印戦争後に設立された連邦政府直属の組織。地球安全評議会ともいう。登場するのは第3次αのみで、評議会議長は元マクロス艦長のブルーノ・J・グローバルスーグニ・カットナルリリーナ・ドーリアンもこれに参加している。
主に地球圏の防衛問題を取り扱い、紛争の平和解決や講和条約の締結、また軍の戦略を監視する。また、その是非を問う責務と権利を持つその決定は連邦軍総司令部よりも優先される。しかし、ブルーコスモスの勢力がこの評議会にも伸張しており、グローバルは心苦しくもαナンバーズに太陽系追放の処分を決定することになる。

軍事体制

地球連邦軍

地球に置ける正規軍は宇宙世紀シリーズに準じて地球連邦軍が務めている。 無論、一枚岩ではなくα・α外伝に置けるティターンズや第3次αのブルーコスモス派のような過激な急進派の台頭もあった。

地球連邦軍の主力機はジェガンジム・カスタム等で、第2次αではヘビーガン量産型ガンダムF91が登場。第3次αではストライクダガーが一部で主力機となっている。艦艇はマゼラン級サラミス級が中心となっており、第3次αからはクラップ級アレキサンドリア級も主力として使用されている。

ティターンズ
原作同様に地球連邦軍内部のエリート部隊。原作同様にジオンの残党狩りを主要な目的とするが、次第に連邦軍内部での発言力を増し、スペースノイド弾圧などで他の連邦軍将校の反感を買うことになる。
αの後半で一時衰退したが、α外伝の時期に再び勢力を拡大して地球連邦の完全な掌握とイージス計画を利用したスペースノイドの粛清を図ったが、プリベンターとのダカール決戦にて壊滅した。その後は一部の残党が活動しているのみとなった。
艦艇はドゴス・ギアを旗艦とし、アレキサンドリア級が主力艦となっている。
OZ
ロームフェラ財団をバックにしたトレーズ・クシュリナーダ率いる特務部隊。ティターンズとは対立。
ブルーコスモス
第3次αで連邦軍内で主導権を握った集団。ザフトとの戦争を引き起こすことになる。艦艇はアークエンジェル級の2番艦であるドミニオンを旗艦としている。

ロンド・ベル

αにおけるプレイヤー部隊。エゥーゴアーガマ隊を母体にブレックス・フォーラの了承を得た連邦軍極東支部の岡防衛長官が極東支部所属の第13独立外部部隊として結成。一時SDFに編入される。その後、ティターンズの台頭もあって連邦政府により一時解体するが、イージス計画成功後にロンデニオンを本拠として復活、αナンバーズの中核となる。

SDF

バルマー戦役時に編成された「地球連邦軍特別宇宙軍」。マクロスの型番「SDF-1」が名称の由来。地球連邦軍とは独立した対エアロゲイター対策の軍事組織である。ビアン・ゾルダーク博士が設立、すなわちディバイン・クルセイダーズの私兵集団であるが、連邦政府の監査より特別艦隊として編成される。戦力はマクロスを中心にヱクセリヲン級の艦隊、VFシリーズ、マシーン兵器等の大規模な戦力を揃える。ロンド・ベルやその所属メンバー達も編入される。

後にαナンバーズに参加することとなるメンバーの多くが所属している。さらに旗艦となるマクロスに収容された民間人も含めると、αシリーズでも最高規模の組織となっている。エアロゲイターやSTMCを相手とする、生存率の低い戦いをいくつも乗り越えた。最終的にエアロゲイターの壊滅後に、地球圏の実権を握ったティターンズにより解体される。

プリベンター

αのエンディングでエゥーゴカラバリガ・ミリティアの残存勢力を結集して結成された秘密軍事組織。α外伝におけるプレイヤー部隊。 旧ロンド・ベル隊のメンバーを結集し、ティターンズとマリーメイア軍を壊滅させるが、未来へ飛ばされる。しかし、イージス計画発動直後に未来から戻ってきてイージス計画を成功させた。

αナンバーズ

封印戦争時に結成された、第2次α以降のプレイヤー部隊。旧ロンド・ベル隊やプリベンターを中心に構成されている。

大空魔竜戦隊
大空魔竜を中心に極東地区のスーパーロボット軍団で構成される部隊。
GGG
連邦政府によって結成された秘密防衛組織。勇者ロボ軍団を抱え、αナンバーズに協力。
ノヴィス・ノア
リクレイマーの為の組織で、GGG同様に軍属ではなく連邦政府直轄の組織。

主要組織

ディバイン・クルセイダーズ
旧シリーズOGシリーズと同様にビアン・ゾルダーク博士が設立。αシリーズでは対異星人を目的とした組織と言う点では旧シリーズ及びOGシリーズと変わらないが、地球権の実権掌握を図る軍事組織ではなく、作中ではEOT技術を利用した兵器開発でSDFを支援した。
ビアン博士の失踪、ティターンズからの爆撃、副総裁であるシュウ・シラカワ博士の離脱によって組織の活動は事実上停止した。
平和解放機構
第2次α・第3次αに登場。地球を始め、各星の平和主義者が星の垣根を超えて結成した組織。バーム星人のメルビを中心にボアザン星の解放運動の指導者であったダンゲ将軍を始め、バーム・ゼーラ・ボアザンの平和勢力を結集させて成立した。エリカリリーナ・ドーリアンシェリンドン・ロナも参加することになる。
メンバーではないが、プリンス・ハイネルも影ながら平和解放機構を支援した。時には自ら愛機・守護神ゴードルと共に駆けつける事も。
マクロス7船団

各地域の設定

極東地区

軍事面に置いては極東支部が管轄し、岡防衛長官が第3次α中盤の戦死まで極東支部の司令を務め、α外伝以降は大鳥島のビッグファルコンに極東支部が置かれている。 αの途中で岡が一時拘束された際はロス・イゴールが代理を務め、第2次αでは三輪防人が極東支部司令を務めている。

現実世界における東京都庁は東京支庁という名称になっており、行政の中心はここだと思われる。

他シリーズ同様にスーパーロボットの研究所が多数立地し、DC日本支部もα外伝まで存在。また、EVAシリーズを擁するネルフ第2新東京市にある。

地球圏

基本的には宇宙世紀の世界観に準拠。

コロニープラント
スペースノイドアースノイドの対立などガンダムシリーズになぞらえている。第3次αにて登場した『機動戦士ガンダムSEED』のプラントは原作と違い地球連邦政府上層部による情報統制で存在を隠蔽されていた設定。
他のシリーズと違い、強大な敵勢力は存在しないがマイクロウェーブ送信施設が存在し、α外伝のイージス計画における重要な地点となる。
火星
αのバルマー戦役以前から軍事基地は存在していたが、メガノイドの反乱で火星自体が閉鎖されていた。
第2次αにて対異星人の前線基地が築かれ、第3次αではバーム星人やゼーラ星人が入植している。第3次αにてエリシオン基地が登場する。
アステロイド・ベルト
アクシズイカロス基地がある。
木星
αではザンスカール帝国がこの一帯にあるという設定で、ジュピトリアンと呼ばれる。第2次αでは木星帝国が台頭する。
なお、第3次αにてこの地域がどうなったかは一切触れられない。
雷王星
太陽系第十惑星。
異世界
バイストン・ウェルラ・ギアスがこれに相当する。αにてバイストン・ウェルに転移する。

外宇宙

ボアザン星
ボアザン星人の母星。
小バーム
バーム星人が第2の故郷とする人口天体。

敵勢力

軍事組織・国家

ネオ・ジオン
原作と違ってギレン・ザビが生存しているので、αの時点では彼が総帥を担ってジオン系勢力を掌握している。α後半で「ギレン派」と、ミネバ擁するハマーン・カーン率いる「アクシズ派」に分裂。その後、ギレン派はギレンを暗殺したキシリア・ザビが吸収して地球側と和解し、ハマーンのアクシズ派も大敗。しかし、第2次αにてシャアがネオ・ジオン総帥となり、ハマーン率いるアクシズ派と合流して木星帝国と共にアクシズ落としを謀る。
ティターンズ
旧シリーズとは違い、最初から敵として登場。α外伝では序盤の敵。第2次αではヤザン・ゲーブルが一部のティターンズ残党を率いて活動しており、後にブルーコスモスに加わって連邦軍に復帰した。
クロスボーン・バンガード
αでは『機動戦士ガンダムF91』に準拠。第2次αにてドレル・ロナを中心とした貴族主義信奉の一派が木星帝国に吸収される。
ジュピトリアン
αにおける木星圏に本拠を持つ組織。ザンスカール帝国を母体にシロッコ派ティターンズも所属している。
木星帝国
第2次αにおいてジュピトリアンに代わる木星圏の支配勢力。旧クロスボーン・バンガードの内、貴族主義を信奉する一派を吸収して、ネオ・ジオンと連携した。
ザフト
プラントの国軍。
ブルーコスモス
第3次αにて地球連邦軍内部で台頭し、αナンバーズの太陽系追放に成功して連邦内部の実権掌握に成功した。

犯罪組織等

BF団
バルマー戦役時に活動するが、以後の消息は不明。以下も参照。
Dr.ヘル一派
バルマー戦役以前から活動して恐竜帝国と連携し、バルマー戦役においてはネオ・ジオンやBF団と連携した。
α外伝と第2次αの間の時期に壊滅したようで、Dr.ヘルは第2次αにてミケーネ帝国の幹部である地獄大元帥として復活した。
ヌビア・コネクション
バルマー戦役後にマリーメイア軍を支援する等の暗躍をする。首領のカーメン・カーメンは未来世界で倒されるが、イージス計画成功後の現代世界でのカーメン・カーメンと組織の消息は不明。
ドクーガ
封印戦争時に活動したが、戦争後半にαナンバーズに敗れて消滅した。
リクレイマー
メガノイド
αのバルマー戦役以前に原作同様に反乱を起こしたが破嵐万丈によって敗れている。しかし、封印戦争時に復活した。

地下勢力

ミケーネ帝国
α外伝の未来世界では暗黒大将軍ゴーゴン大公ぐらいしか幹部クラスが残っておらず、恐竜帝国の客将であったが、第2次αでは闇の帝王が登場し、邪魔大王国の残軍を加えて地下勢力最強の勢力となる。
恐竜帝国
α開始前にゲッターチームやマジンガーの前に敗退していたが、α外伝の未来世界で復活。第2次αの現代でも復活して中盤まで激戦を繰り広げた。
妖魔帝国
α開始前からライディーンら日本を守るスーパーロボットたちと激戦を繰り広げていたが、中盤にてプリンス・シャーキンが戦死、それを機に地下へと潜伏することになる。
第3次αでは既に壊滅していたことがひびき洸の口より明らかになった。彼曰く、封印戦争中に妖魔大帝バラオが復活し再侵攻を開始したが、自分一人で壊滅させたのだとか。
邪魔大王国
第2次αの封印戦争にて登場。中盤にてミケーネ帝国に吸収されるが、第3次αにて竜魔帝王との復活と共に再び登場した。

異星人勢力

ゼ・バルマリィ帝国
またの名をバルマー監察軍、あるいはバルマー帝国。
エアロゲイター
バルマー帝国とその支配下にあるボアザン星やキャンベル星等の異星人勢力を指す。
ゼントラーディメルトランディ
αのストーリーが始める以前から互いに対立し、バルマーと三つ巴の戦争を繰り広げていた。そして、バルマーがブービートラップとして送り込んだマクロスが原因で、地球も戦争に巻き込まれる事に。
宇宙怪獣
αのストーリーが始める以前から、アポカリュプシスの一つとして太陽系宇宙の内外を問わずに猛威を振るっていた。
星間連合
第2次α、第3次αに登場するが、それぞれのストーリーにて構成される勢力の形態が異なっている。
第2次α
第3次α
バロータ軍
バッフ・クラン
登場は第3次からであるが、第2次の頃にバルマーの侵攻を受け、圧倒的物量によって逆に壊滅的被害を与えている。

その他

使徒
ゼーレ
ドレイク
異世界バイストン・ウェルより侵攻してきた。主力はオーラバトラー

関連人物

ビアン・ゾルダーク
天才科学者。エアロゲイターの地球への進出を察知し、DCやSDFを創設した。
シャア・アズナブル
ジオン・ズム・ダイクンの忘れ形見で、ジオン公国軍の元エース。クワトロ・バジーナを名乗ってエゥーゴからロンド・ベル隊、そしてプリベンターへと参加するが、第2次αでネオ・ジオン総帥として反乱を起こす。
ジャミトフ・ハイマン
地球連邦軍将校。ティターンズを創設し、地球圏における実権の掌握とスペースノイド弾圧を進めた。
ブルーノ・J・グローバル
SDF司令。マクロスの艦長も務める。第3次αでは地球安全評議会の議長にもなった。
ユーゼス・ゴッツォ
αのラスボスにして、αシリーズの黒幕。

関連用語

未来世界

α外伝の主な舞台。惑星ゾラという名称など、基本的には『戦闘メカ ザブングル』の世界観をベースとしつつも、『∀ガンダム』の各種要素を加えている。

イージス計画が失敗し、その後の地下勢力(恐竜帝国など)の攻撃や数々の大規模な戦争で荒廃した未来の地球である。地域により文化が異なっており、ザブングルの世界観である「ガリア」ではイノセントとシビリアンが存在。大規模な荒野が広がる中、∀ガンダムの世界観である「アメリア」では空気の浄化が進んでいる。

また、には∀ガンダムの世界観に準じてムーンレィスが居住している。

関連用語

プリベンター
αのエンディングでエゥーゴカラバリガ・ミリティアの残存勢力を結集して結成された。α外伝におけるプレイヤー部隊。
ガリア
イノセント
ムーンレィス
黒歴史
アンセスター
プロジェクト・アーク
アースクレイドル