ミオリネ・レンブラン

ミオリネ・レンブランは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物。

ミオリネ・レンブラン
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 Lynn
デザイン
初登場SRW スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類 アシストクルー
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プロフィール
種族 地球人(スペーシアン)
性別
年齢 16歳
所属

アスティカシア高等専門学園

  • 経営戦略科
学年 2年
役職 株式会社ガンダムCEO
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概要 編集

ベネリットグループ総裁でアスティカシア学園理事長も務めるデリング・レンブランの娘。

学園では経営戦略科に所属し、頭脳は優秀でトップの成績を収めている。母親は亡くなっているが、彼女の遺産である「NR400アネシドラ」という品種のトマトを自室や温室で栽培している。父親のデリングとは、彼がミオリネの意思に反して進路など様々な事柄を勝手に決めてきたことや母親への思いから、激しく嫌悪・反発し、デリングの下から離れようと脱走騒ぎすら起こす状態にある。

一見すると儚げな美少女だが、抑圧された生活環境のストレスもあってか気が強く攻撃的。頭に血が上ると後先考えない行動が多く、場合によっては無関係な他人を強引に巻き込む。捻くれていて口もかなり悪いが、目上の人間に対してはTPOや礼儀を弁えている。ミオリネ自身はスペーシアンだが、アーシアンへの差別意識も皆無。

自身の17歳の誕生日に、学園の決闘におけるホルダーが婚約者となってしまうという決定事項もあり、ベネリットグループ御三家の関係者も嫌っているが、水星からやって来たスレッタ・マーキュリーグエル・ジェタークに勝利して婚約者となったことから彼女との親しい関係を築いていく。その後はスレッタが所属した地球寮の面々とも仲を深め、後々には自らが提案した事業として「株式会社ガンダム」を立ち上げることとなる。

登場作品と役柄 編集

単独作品 編集

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。担当声優のLynn氏も本作がスパロボ初出演。
決闘時のみガンダム・エアリアルデミトレーナーの掛け合い要員になる他、アシストクルーにも加わる。中断メッセージにも登場。
今作では温室の世話や株式会社ガンダムの社長だけでなく、エーアデントの経営アドバイザーやワルキューレのマネージャーも行うなど、原作以上に多忙な日々を送ることになる。
アシストリンクは消費が重いがパッシブ効果でCREDITが増えるほか、主力パイロットが熱血を覚える前にダメージアップの魂が使えるため、早期にRANK4にしておきたい。
アシストランク最高位達成時の獲得スキルプログラムは「PG:ラッキースター」。

パイロットステータス 編集

アシストリンク 編集

名称 作品 シナジー RANK 消費 使用時 パッシブ
自分で選ぶ道 Y 1 5 努力」「加速」「必中」をかける ???
2 ミッションクリア時、CREDIT+10000
3 ミッションクリア時、CREDIT+20000
4 「努力」「加速」「必中」「激励」「」をかける

スレッタチュチュがアシストリンクを使用すると固有のメッセージになる。

「努力」、「加速」、「必中」、「魂」はアシストリンク使用ユニットに対し効果があるが、「激励」は使用ユニットではなく、使用ユニットの周囲にいるユニットの気力が上がるので使用する際には気力を上げたいユニットを隣接させよう。STGメモリーによる範囲強化が有効なので、オマケと思わず無駄なく使いたいなら上手く組み合わせたいところ。他の効果も正に強敵相手に使ってくださいと言わんばかりの並びである。

株式会社ガンダムのCEOであるためか、パッシブ効果は本作におけるとなっている。システム変更で資金の使用先が多岐に渡るようになったため、確実に収入を増やせるこの効果はより重要となった。

使用コストは高く、まさしく「重い女」だが、RANK4まで育てて「魂」がかかるようになるとそれに見合った効果となる。社長枠で常に入れておきたいのに加え、「熱血」も「魂」も覚えられない時期に強敵を一気に落とせるようになるのは非常に便利。RANKが低いうちは、「努力」や「加速」がそこまで必要でなくとも使用コストと相談しつつアシスト経験値を稼いでおきたいところ。「魂」が揃って来る頃でも「熱血」止まりのキャラに「魂」を供給できるのは大きい。

人間関係 編集

家族 編集

デリング・レンブラン
父親。普段の言動や亡き母親への態度から、唾棄する程嫌悪している。
ノートレット・レンブラン
敬愛する母親。物語開始時点で既に故人。ミオリネは彼女が遺したトマトの株を温室などで大切に育てている。

アスティカシア学園 編集

地球寮 編集

スレッタ・マーキュリー
水星出身の地球寮のエースで、ホルダー就任後の結婚相手。以後、長い付き合いとなる。
チュアチュリー・パンランチ
スペーシアン嫌いでミオリネへもあまり良い感情を持っていなかったが、後に考えを改める。
ニカ・ナナウラマルタン・アップモントヌーノ・カルガンオジェロ・ギャベルティル・ネイスリリッケ・カドカ・リパティアリヤ・マフヴァーシュ
地球寮のメンバー達。株式会社ガンダム設立後に深い協力関係を築く。

ジェターク寮 編集

グエル・ジェターク
御三家のジェターク寮筆頭。ホルダーとしてミオリネの婚約者になるつもりだったが、スレッタに敗北する。
フェルシー・ロロペトラ・イッタ
スレッタとグエルの決闘時、モビルクラフトで彼女達のいる場所へ向かった。

ペイル寮 編集

エラン・ケレス (強化人士4号)
御三家のペイル寮筆頭。ほとんどミオリネには関心を示さない。

グラスレー寮 編集

シャディク・ゼネリ
御三家のグラスレー寮筆頭。ミオリネの幼馴染として、秘めた思いを持っている。

シン・セー開発公社 編集

プロスペラ・マーキュリー
スレッタの母親。彼女のスレッタに対する態度に疑念を抱く。

カテドラル 編集

ラジャン・ザヒ
レンブラン夫妻とは旧知の仲にある。

宇宙議会連合 編集

フェン・ジュン、グストン・パーチェ
宇宙議会連合のエージェント。顔見知りの関係。

他作品との人間関係 編集

ワルキューレ
『Y』ではワルキューレのマネージャーに就任する。
ルルーシュ・ランペルージ
『Y』において共に機動都市国家エーアデントの財務を担う。お互いの手腕は認め合っているが財政状況を巡って議論を繰り返し、時には火花を散らすことも。

名台詞 編集

「水星ってお堅いのね。こっちじゃ全然アリよ。よろしくね、花婿さん」
第1話。物語の始まりとなる第1話を締めくくった、『水星の魔女』という作品を代表する台詞として有名。グエルとの決闘に勝利したスレッタにホルダーは婚約者の証だと告げ、自分は女だと困惑する彼女への返答。
現代のポリティカル・コレクトネス事情を反映した台詞として話題を呼んだ。
「自分で決めたルールを、後から勝手に変えるな! このダブスタクソ親父!!」
第2話。査問会の最中にデリングに会いに行っての第一声。余程腹に据えかねていたようだ…が、ミオリネ本人もデリングと似たところがあり、後に第8話にてミオリネ本人も「クソスペわがまま女」などという罵倒を受けていたりもする…。

迷台詞 編集

「スレッタ! ロミジュリったら許さないからね!」
第5話。エランとのデートへ赴くスレッタに向けての発言。妙な言い回しだが悲恋劇『ロミオとジュリエット』を絡めた発言から、要は「本来は敵同士の間柄なのにラブロマンスしてる場合か」と言いたいのだろう。

スパロボシリーズの名台詞 編集

「ワルキューレの皆さん、初めまして。ミオリネ・レンブランです。よろしくお願いします」
カナメ「こちらこそ、よろしくお願いします」
スレッタ「ミオリネさん、すごいです! でも、大丈夫なんですか? 経営アドバイザーもやってるのに…」
「スレッタ、あんた誰に言ってんの?」
「何より、なんでもやっていかないと、エーアデントの財務状況は改善できないしね」
『Y』Chapter 02メインミッション「銀河から来た歌姫」より。エーアデントの財政問題をしっかり考えつつ、ワルキューレのマネージャーに就任する。先を見据え、手腕を発揮するミオリネにスレッタは「さ、さすがです…」だと驚くのだった。
エチカ「ミオリネさん、いつもアシストありがとうございます。ここにご活躍を表彰させていただきます」
「有難いけど、表彰はまだ早いと思うわ」
「それを受けるとしたら、エーアデントの収益が予算の150%を突破した時よ」
エチカ「ミオリネさんの強気の姿勢にはいつも助けられてます」
「ありがと」
『Y』のアシストトークより。エチカからの表彰にも喜びを見せず、驕らずに現実を見据えて、エーアデントのためにいずれ結果を出して見せると意気込む。

搭乗機体・関連機体 編集

ガンダム・エアリアル
第1話で搭乗。グエルとの決闘に臨むが、パイロット科ではないため、操縦に手間取っていた。
モビルクラフト
スレッタとグエルの2回目の決闘の際、裏で工作を行っていたフェルシー達の元へ向かう際に搭乗。
学園艦
後に地球寮用の母艦を購入している。

余談 編集

  • スレッタが「たぬき」と渾名されているのに対して、ミオリネはその相方だからか「きつね」扱いを受けている。
    • 2025年にはコンビニエンスストア・セブンイレブンとガンダムシリーズのコラボレーションにてカップ麺「緑のきつね」の宣伝イラストできつねの耳と尻尾を生やしたミオリネのイラストが用意され、漫画『機動戦士ガンダム 水星の魔女 青春フロンティア』でもミオリネの背景に狐が浮かび上がる演出がある為、狐扱いはたぬき扱いのスレッタ同様半ば公認と化している。

商品情報 編集

資料リンク 編集

GUNDAM:ミオリネ・レンブラン