ベネリットグループ

ベネリットグループとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する企業

概要 編集

L4(ラグランジュ4)一帯に影響力を持つ巨大複合企業体。本社もL4に置かれており、同じくL4にあるアスティカシア高等専門学園の運営も手掛けている。

デリング・レンブランを総裁として構成企業数は全157社を誇り、主にモビルスーツ製造業に携わる企業が多数を占める。

御三家と呼ばれる「ジェターク・ヘビー・マシーナリー」、「ペイル・テクノロジーズ」、「グラスレー・ディフェンス・システムズ」の三社が営業成績のトップ3を独占しており、グループ内でも強い影響力を持つが、個々の企業の社風や方針は異なっている。

なお、アド・ステラではベネリットグループ以外にもコングロマリットが存在する。

構成企業 編集

ジェターク・ヘビー・マシーナリー
御三家の一つ。一族経営によって勢力を拡大してきたため、ワンマン気質が強い。質実剛健な機体を開発する一方、意思拡張AIなどの研究を積極的に行う。
主な製造MSはディランザ、ダリルバルデ
ペイル・テクノロジーズ
御三家の一つ。四名のCEOによる合議制で運営され、「ペイルグレード」と呼ばれるAIによって次期トップが選出される。推進技術、飛行技術に一日の長がある。
主な製造MSはザウォート、ガンダム・ファラクト
グラスレー・ディフェンス・システムズ
御三家の一つ。オールマイティな機体の開発に優れ、標準OS「ハイン」を搭載した「ハインシリーズ」を展開する。グループ総裁のデリングも元は同社の幹部であった。主な製造MSはベギルペンデ、ハインドリー、ミカエリス
シン・セー開発公社
水星の資源採掘を行う企業。売上は157社中151位だが、取引実績や特許数に優れる。主な製造MSはガンダム・エアリアル
ブリオン社
主な製造MSはデミトレーナー、デミギャリソン、デミバーディング。特にデミトレーナーはアスティカシア学園の標準機体として選ばれる優秀さを誇る。
ハンマー・フィールド社
主な製造MSはカペル・クゥ、カペル・ジオ。
ダイゴウ社
主な製造MSはクリバーリ、クリバーリ・ドゥン。
ファリサ・ロボティクス
主な製造MSはアズラワン。
フォブラー・モーティブ
主な製造MSはホズラーII。
バイホー・テクニカルラボ
主な製造MSはハイペリス。
ヴィーラン・システム
主な製造MSはズヴァルヴィ。
R&W(リューディ・アンド・ウィストン)
主な製造MSはジネーテ。
グランツ・エンタープライズ
主な製造MSはラコウィー。
テングリフ・ソリューションズ
インキュベーション・パーティーでプレゼンをしていた。
フロント管理社
フロント管理・警備を担い、デミギャリソンを運用する。
YOASOBI社[1]
MSの兵器以外の可能性を模索し、主に音楽などで表現を行う企業。ネオンサインを思わせるペイントを施したデミトレーナーはその一環としてインキュベーション・パーティーで展示されている。
パルネオ社
赤字を出したとして第1話で融資を打ち切られた企業。その後は倒産したものと思われる。

主な人物 編集

デリング・レンブラン
ベネリットグループ総裁。
ヴィム・ジェターク
ジェターク社CEO。
ニューゲンカルネボラゴルネリ
ペイル社共同CEO。
サリウス・ゼネリ
グラスレー社CEO。
プロスペラ・マーキュリー
シン・セー開発公社CEO。

関連地名 編集

ベネリットグループ フロント
ベネリットグループの本社となるフロント。各部門のフロアや会議室、美術館等がある。
アスティカシア高等専門学園
ベネリットグループが運営するL4の高等教育機関。グループ各社の子息が多く通っている。
プラント・クエタ
ベネリットグループが所有するL4の巨大開発施設。開発・製造・流通までを一括で行える。

登場作品 編集

単独作品 編集

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。

関連組織 編集

モビルスーツ開発評議会
『PROLOGUE』に登場するMS開発の互助組織。グループ企業各社CEOや幹部も所属している。
株式会社ガンダム
ミオリネ・レンブランが立ち上げた新会社。提携先。
宇宙議会連合
フロント間の問題を調停する行政組織だが、ベネリットをはじめとする巨大企業を警戒している。
アナハイム・エレクトロニクス
宇宙世紀シリーズに登場する巨大コングロマリット。

脚注 編集

  1. オープニングテーマ「祝福」を歌った「YOASOBI」とのコラボレーション企画によるもの。

資料リンク 編集

GUNDAM:ベネリットグループ