プロスペラ・マーキュリー
プロスペラ・マーキュリーは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物。
| プロスペラ・マーキュリー | |
|---|---|
| 外国語表記 | PROSPERA[1] |
| 登場作品 | |
| 声優 | 能登麻美子 |
| デザイン | |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
| プロフィール | |
|---|---|
| 本名 | エルノラ・サマヤ |
| 種族 | 地球人(スペーシアン) |
| 性別 | 女 |
| 所属 |
|
| 役職 | CEO |
概要
編集水星に本拠地を置く「ベネリットグループ」傘下の企業シン・セー開発公社のCEOで、スレッタ・マーキュリーの母親。
かつて事故に遭った事で右腕を失い、GUND製の義腕となっている。また、低下した身体機能を補助するためにヘッドギアを着用しているが、スレッタとの会話の前では外している場面も見られている。他人に対してどこか含みを持った物言いをする一方で、スレッタには常に優しい態度で接しており、底知れぬ雰囲気を醸し出している。
その正体は、ヴァナディース機関の一員であったエルノラ・サマヤ。ヴァナディース事変で恩師カルド・ナボや夫のナディム・サマヤを失いながらも、娘のエリクトと共にガンダム・ルブリスに乗り水星に逃げ延びた。しかし、エリクトは水星の過酷な環境下で衰弱死しかけていたため、ルブリスのGUNDフォーマットにエリクトの生体コードを転写し、以降はエリクトが自由に生きられる世界を作るため、大規模データストームネットワークを構築するという目的のために奔走する。
スレッタとガンダム・エアリアルを自らの目的のためにアスティカシア高等専門学園へ送り込み、あえて仇敵であるデリング・レンブランに接近。彼が秘密裏に進めていたクワイエット・ゼロ計画に協力した。一方、ヴァナディースの掲げたGUNDの理念を兵器転用という形で歪め、ヴァナディース事変後も宇宙議会連合の支援により密かにGUND-ARMを運用するオックスアース・コーポレーションに対して激しい憎悪を抱いており、彼らに対する復讐も彼女の目的の一つであった。
エアリアルがスコア8に到達すると、スレッタと離別をして宇宙要塞のクワイエット・ゼロを起動。介入してきた宇宙議会連合の艦隊を殲滅する。その後は要塞内部に突入してきたミオリネ達を迎撃するために自ら出向くも、停止コードを入力されて要塞は機能停止する。スレッタやエリクトとの会話の末、最終的には復讐を諦めるという道を選んだ。この時点で既に身体機能補助は限界に達しており、エピローグでは白髪姿で車椅子に乗っていることでそれが推察できる状態ではあるが、地球でスレッタ達と生活している。
登場作品と役柄
編集単独作品
編集- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品。本編での原作再現は第9話までなので、特に暗躍している様子は無く、「何を考えているかわからないが、優しいお母さん」止まり。
- しかし、アニバーサリーエキスパンションでは、グーゴル・プレックスによって歴史改変と時間逆行が発生し、更にプサイの介入で改変前の本編とは異なる事態が発生した事で、原作同様にクワイエット・ゼロ計画を推進し、Yzネクストと対峙することとなる。
- 尚、彼女を含めてベネリットグループ内ではパプテマス・シロッコやロード・ジブリールらと密約を交わしていた者達が多くいた事が判明しており、改変前に行動を起こさなかったのは彼らが打倒された影響で計画が実行可能な段階までいかなかったからだと思われる[2]。
人間関係
編集家族
編集- ナディム・サマヤ
- 夫。オックス・アース・コーポレーションから出向したガンダム・ルブリス量産試作モデルのテストパイロットだが、ヴァナディース事変にて死別。
- エリクト・サマヤ
- 実の娘。現在の目的が、彼女が自由に生きられる世界のために行動している。
- スレッタ・マーキュリー
- エリクトのクローン。彼女の前では優しくて頼れる母親として振舞い、スレッタも絶大な信頼を寄せている。計画のために利用していたのだが、親としての愛情も確かに存在している。
ヴァナディース機関
編集- カルド・ナボ
- 所長。プロスペラ(エレノラ)にGUNDの義手を与えた恩師。ヴァナディース事変にて死亡。
- ウェンディ・オレント
- 同僚にして、夫のナディムと同様にガンダム・ルブリス量産試作モデルのテストパイロットだが、ヴァナディース事変にて死亡。
- ナイラ・バートラン
- 同僚だが、ヴァナディース事変にて死亡。
シン・セー開発公社
編集- ゴドイ・ハイマノ
- プロスペラの秘書兼ボディーガード。
アスティカシア学園
編集- ミオリネ・レンブラン
- 娘の友人(婚約者)として彼女と知り合うが、スレッタとは対照的に彼女からは態度を訝しまれている。逆にプロスペラもミオリネに対してはどこか刺々しく、含みのある物言いをしているが…?
ベネリットグループ
編集- デリング・レンブラン
- ベネリットグループ総裁。審問会に参加し、身の上を語った。
- 彼女にとっては因縁のある相手だが、同時にクワイエット・ゼロ計画を進める同志でもある。
- ヴィム・ジェターク
- 御三家のジェターク社CEO。エアリアル存続のために彼に接触して利用した。
- ベルメリア・ウィンストン
- かつての同僚。彼女を「ベル」の愛称で呼ぶ。
他作品との人間関係
編集- グーゴル・プレックス
- 『Y』アニバーサリーエキスパンションでは、彼女から「母」という存在を理解するためのサンプルとして接触を受ける。ルルーシュ曰く「娘のために世界すらも壊そうとする…ある意味、究極の母親」らしい(あまりにも極端過ぎる人選だが)[3]。
- クワイエット・ゼロ周辺の戦闘で「母親が危機に瀕した時、子供がどのような行動に出るか」という結果を確認するべく攻撃を仕掛けてくるが、エリクトとエアリアルが盾となったことで命拾いしている。
名台詞
編集- 「この腕も、仮面の下の顔も、全て水星の磁場に持っていかれました」
- 第2話。審問会にて右腕と顔を水星で失ったと語り、ヴィムへ向けて義腕を放り投げる。こうは言うが、腕はともかく顔に関しては仮面を外した際に傷ひとつ付いていなかった。
- 「魔女はもう一人いたって訳ね」
- 第5話。グエルとエランの決闘中、ファラクトの武装がドローンではないと気付き、そこに現れたベルメリアを見ての台詞。
- 「あのガンダムのパイロット、何人目なのかしら」
- 第6話。エアリアルは何なのか、21年前の復讐なんて無意味だと話すベルメリアに対し、そちらも清廉潔白ではないだろうと揶揄する。
- 「その素敵なドレスも…今身につけているヒールもアクセサリーも…寮には入らず理事長室で生活しているのも…他者から受ける敬意も、そのすべてがベネリットグループ総裁であるお父様の力のおかげなのにって思ったら、なんだかおかしくなっちゃって…」
- 第7話。父に対する反発心を隠さないミオリネに対する嘲笑。まるでシャルル・ジ・ブリタニアのような物言いである。確かに水星の魔女とコードギアスはシリーズ構成担当の脚本家が同じだが。
- 「扉の向こうにこもっていれば、お母さんは、この人たちを殺さずに済んだ。でも、戦ったことでスレッタを死なせずに済んだ。そして、もう一つ…。スレッタがエアリアルと一緒に戦ってくれたら…」
スレッタ「無理だよ…だって…」
「そうね。今、起こってるのは決闘じゃない」
「怖いよね。傷つきたくないよね。でも、あなたとエアリアルなら、お母さんもスレッタもミオリネさんも、みんな救われる」
スレッタ「救う?」
「今みんなを救えるのは、あなたたちだけよ。スレッタ、あなたは進める子。でしょ?」
スレッタ「うん…。進める、進んで来た…」
「「逃げたら一つ、進めば二つ!」」 - 第12話。フォルドの夜明けによるプラント・クエタ襲撃の際に、敵兵士を撃ち殺した場面を見た事で動揺するスレッタへ向けて「逃げたら一つ、進めば二つ」の信条を持ち出して説く。
- 一見、演出と相まってスレッタが勇気づけられる感動的な内容に見えるが、プロスペラの動向もあり洗脳にしか見えないと評す意見も多く、事実この後にスレッタが行った行動は確かに洗脳による成果とも取れるものであった。
- 『Y』アニバーサリーエキスパンションパックでも再現された他、原作との情勢の違いを反映してか、三行目と四行目の間に「怒りと憎しみの戦い…。きっとエーアデントでも経験してこなかったようなもの…」が挿入される。
- 「はじめまして、スレッタのお母さんです」
- 第16話。アスティカシアの地球寮を訪れ、寮生の面々へと挨拶をする。『Y』でもこの場面を再現した特別な立ち絵が用意された。
- 「そうね…スレッタは自由に生きていいのよね」
- 第18話。エリクト・サマヤから出生の秘密を教えられた後、スレッタを「学園へ戻りなさい」と敢えて突き放した。計画のために利用していたとはいえ、もう一人の娘に対する愛情もまた存在していた事が伺える場面。
迷台詞
編集- スレッタ「お、お母さん!エアリアル、ガンダムじゃないよね?だってお母さん、ガンダムじゃ…」
「いいえ、ガンダムよ」
スレッタ「え」
「ごめんねぇ~とうとうバレちゃった」
「エアリアルは、ガンダムなの」 - 第7話。スレッタにエアリアルはガンダムだったと後出しで明かす。その軽い言動で知った事実にスレッタは唖然としてしまうのだった。
スパロボシリーズの名台詞
編集搭乗機体・関連機体
編集- ガンダム・エアリアル
- 自身が開発したとされる機体。
- ガンダム・エアリアル (改修型)
- Season2にて搭乗。エアリアルの改修機。
- ガンドノード
- 極秘裏に開発・量産化に関わる。
余談
編集- エンディングのキャストクレジットではフルネーム表記される他キャラクターと異なりファミリーネーム無しの「プロスペラ」表記となっている。