葛城ミサト
葛城ミサトは『新世紀エヴァンゲリオン』および『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の登場人物。
葛城ミサト | |
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読み | かつらぎ みさと |
外国語表記 | Misato Katsuragi |
登場作品 | |
声優 | 三石琴乃 |
デザイン | 貞本義行 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
生年月日 | 1986年12月8日 |
星座 | いて座 |
年齢 |
29歳 43歳(新劇場版『Q』以降) |
出身 | 日本 |
身長 | 163 cm |
体重 | 47 kg |
スリーサイズ | B:88(Eカップ)、W:59、H:82 |
髪色 | 濃青 |
瞳の色 | 黒 |
血液型 | A型(AO型) |
所属 |
特務機関NERV 本部戦術作戦部作戦局第一課 反NERV組織ヴィレ総司令(新劇場版『Q』以降) |
最終学歴 | 第二東京大学 |
軍階級 | 一尉⇒三佐 |
好きな物 | 冷えたビール |
概要
特務機関ネルフの作戦部長。対使徒の作戦立案から戦闘指揮を担当する。
碇シンジ、惣流・アスカ・ラングレーと同居し、彼等の親代わりを務めようとするが、ミサトは家事全般が苦手なので、結局シンジが一切を仕切ることになる。かつて学生時代に加持リョウジと付き合っていた。
旧世紀版
おおらかな性格で、シンジの数少ない理解者。周囲に対しても任務中は厳しく、日常的には気さくに接している為、組織の内外を問わず慕っている人間は非常に多い。
しかし、ミサトのそれらの振る舞いはあくまでも表面上の振る舞いに過ぎず、彼女の性格の本質は、他人と一定以上の深い関わりを避けるタイプであった。ミサトにはシンジやその父親である碇ゲンドウに似通った部分があり、それらを理解しているのは、学生時代から付き合いのある赤木リツコや、親密な間柄となっていた加持くらいである。更に、ミサトの場合は精神の根底的な部分には幼さも垣間見える部分が有り、自分から保護者を買って出ながら、シンジやアスカに対しても「大人としての余裕=大人としての自覚」を見せられる部分は殆ど無かった。特にただでさえエヴァに乗る事に苦痛を感じていたシンジに対しては、本当の意味で彼の苦悩を理解する事は出来ず、ヒステリックで辛辣な罵声に等しい言動をぶつけてしまう傾向が有る。
しかしその一方で、シンジがEVA初号機に取り込まれてしまいサルベージも失敗してしまった際は取り乱して号泣し、彼が奇跡の生還を遂げた際は抱きついて咽び泣く等、親愛の情があった事は確かな様である。
加持との再接近、彼の三重スパイという正体の把握、そしてネルフ本部地下に安置された第2使徒リリスの目撃、さらに加持リョウジの死と彼からのデータ受け渡しによって、真実に近づくための暗躍を繰り返すことになった。その結果、シンジとアスカに対しての扱いがおろそかになっていき、「擬似家族」は崩壊の一途を辿っていってしまう事になった。所謂、ネグレクトであり安易に擬似的とはいえ家庭を持つと結果的にどういうことになるのかということを示している。父親とあまり変わらない結末を辿ってしまったのは皮肉である(とはいえシンジを置いていてから既に兆候は見られており、殆ど家を空けていたり思春期少年の自我を形成するに至る必要なコミュニケーションはあまり取っていなかった。そんなシーンは大概、他人を交えての話で個人間での話はその半分にも満たない。故に彼女を知るリツコは猛反対していた)。そうでなくとも、前述の通り家事が壊滅的であったため、それら一切を代わって行うシンジ(パイロットである時点で彼の負担はかなり大きいし、分担しているのにも関わらずサボっていた)にさらなる負担をかけていただけ、という状態であった。はっきり言ってしまえばこの疑似家族、開始初日で暗雲が立ち込めていたのである。病み気味だった少年を引き取ったのは末期的なほどに病んでいた女性、という視聴終了後に見てみれば180度イメージが変わってしまうキャラクター像であった。彼女だけではなく、病んでいるのは他の大人たちもだが。
原作における首尾一貫した戦術としては、「戦力が低い順にEVAを使徒にぶつける(ないし危険なポジションにする)」である。これは使徒が完全に未知の敵であったため、戦力の低いEVAを囮に使い能力を把握した後で後衛のEVAをぶつけて倒そうという作戦である。現実の人間同士の戦争では下策とされるが、対・使徒の場合「一斉にかかったEVAが一度に全て撃破される」可能性を回避する為の選択であり、彼女なりに一番成功率の高い作戦=一番チルドレンを死なせずに済む方法を考えた結果である。
ちなみにセカンドインパクト発生時、現場に現場の最も近くにいた人物でもある(ショックで一時失語症になる程だった)。その際、学者であった父を失っている為、使徒迎撃という使命はミサトにとって同時に、「父の敵討ち」という意味合いを帯びる。しかし、同輩のリツコと違って、ネルフの中核メンバーでありながら、セントラルドグマに存在する第2使徒リリスの存在や人類補完計画等、詳細な事は殆ど知らされていなかった。
得意な料理はカレー…である。口に入れたリツコは青い顔をしていたが、作った本人は壊滅的な味オンチであるためカップラーメンの上にかけて美味そうに食べていた。
好物から分かるようにかなりの酒豪である。しかし、加持の死後、部屋の中にはビールではなく大量のコーヒーの空き缶(ちなみに旧・新劇場版とタイアップしたUCC)が散見されているなど、決して酒には溺れない芯の強さも伺える。
また、実は喫煙者である事が加持との密会シーンでの会話や灰皿の口紅が付いた吸い殻等から判明している。ただし、普段の彼女はシンジ達の前や自宅とかでは喫煙する様子はない。
旧劇場版では、真実の多くを把握した直後、戦略自衛隊によるネルフ本部襲撃が発生。襲い掛かってくる兵士たちからシンジを救出し、致命傷を負いながらも彼を初号機に送り届ける事に成功。最後にして最大の「保護者」としての役目を果たし、息を引き取った。
貞本義行氏の漫画版においてもミサトは旧劇場版に近い最後を遂げるのだが、シンジを初号機の元に向かうエレベーターで自身が身につけていたペンダントを渡した後エレベーターホールに乗り込んできた戦略自衛隊ごと自爆した。しかし、シンジに渡したペンダントは彼がL.C.Lに融けた後も何故か残っており、世界が復元された後もシンジの鞄に繋がれていた。
新劇場版
『破』までは旧世紀版とほぼ同様ではあるものの、碇シンジの保護者役として徹している等、人間関係が変わった事もありイメージ的にはスパロボ参戦時のものに近いものであった。
しかし、『Q』ではシンジの覚醒によるニア・サードインパクトの影響によりシンジを冷たく突き放す言動が多く見られる等、一転したイメージとなっている。
登場作品と役柄
原作での立場上、スパロボシリーズにおいても部隊の参謀や指揮官として腕を振るう場面が多い。対使徒戦以外でも作戦を立案・指揮する場面も多く、ブライト達からも強い信頼を得ている名参謀として活躍する。また、その立ち位置や性格ゆえ様々な人物と絡む場面も多く、中の人が同じキャラや某美少女アニメで中の人同士が共演したキャラと仲良くなるのはお約束である。ついでに、死亡することもない。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初出演作品。連邦「軍」所属という事もあり、階級が原作の「一尉」ではなく「大尉」となっている。中の人つながり(◯ーラームーン)でアムロと親しくなる。
- スーパーロボット大戦F完結編
- アレンビーのノーベルガンダムを見て「セーラーガンダム」と呼ぶ。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 階級の表記(一尉)も含め原作と大体同じであるが、ロンド・ベルの参謀格としてインターミッションでの出番はかなり多く、原作のヤシマ作戦以外にハハヤ作戦や星二号作戦を考案したりする。
- 原作を再現したルートでは「軽傷」で助かり、すぐに戦線に復帰する(シンジフラグを満たしていると、シンジの救助に行く必要がないので負傷すらしない)。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 音声あり。『α』ラストで拘束されていたが、色々な諸事情でイカロス基地の作戦部長としてαナンバーズの面々と再会。今回は(同じ声の)マリューと仲良くなり、まだ艦長として未熟な彼女を巧くカバーした。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 新劇場版設定。戦闘ではシンジやアスカとの掛け合いが存在する。アスカ役の宮村優子氏に新録をあまり多く頼めない事情故に戦闘台詞のバリエーションを増やすための苦肉の策ともとれる。もっとも原作を考えると、今まで掛け合いがなかったのが不自然なのだが。
- また、コミカルな場面においての怒り、ツッコミを行う際の表情には、『破』にて、2人きりで居るリツコと加持を窓ガラスの外から鬼の形相で見下ろしている場面のものが使われており、今作では誰かに怒る度に窓ガラスに顔を押し付けている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続き新劇場版設定。……なのだが、『Q』設定のシンジ達が転移してくるという展開上、序盤の『破』終盤のシナリオ以降は他のNERVメンバー共々出番が一切無い。
- シンジも仲間たちからミサトのことを聞かれてもだんまりな為、おそらく元の世界でのミサトは原作通りの行動を取っていたと思われる。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 各地のスーパーロボットをスカウトして隊を作るという珍しい役回り。また、本作では彼女が部隊の指揮を執っている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 新劇場版設定で登場、といっても彼女は新旧での変化が『破』までではあまり大きくないのだが。
- 中盤以降のLOTUS現場指揮官となるが、それまでの現場指揮官である森次と比べて少々不手際が目立っている一面もある。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 『GEAR戦士電童』のベガや『ラーゼフォン』の紫東遙とは年が近いからか親しくなっている…というか、やはり中の人繋がり(ベガは声が同じで、遙は担当声優が『美少女戦士セーラームーン』で共演)。今回、担当声優が一緒のベガが参戦したので声も入った。
- 基本的にシリアスな役回りではあるが、マンダラガンダムをTERRAの新戦力と大真面目に誤解するというコメディエンヌぶりも発揮している。終盤、原作同様ネルフ襲撃作戦が決行され窮地に陥るが、月臣元一朗に救出される。出演作品の中で唯一加持が生存していることが明らかになっている作品であるため、その意味では最も救われた話かもしれない。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- NPC。エヴァ3機のΩスキル演出ではボイス付きカットインが存在する。
- スーパーロボット大戦V
- NPC。『第3次Z』同様、エヴァパイロットの掛け合い要員としても登場。
- 今作ではニア・サードインパクトは起こらず、シンジとの関係も良好のまま(その代わり、ニア・サードインパクト以上の災厄の危機が訪れたが……)。
人間関係
- 碇シンジ
- 同居人1。彼に対する母親、姉代わりを目指していたが、女としての微妙な感情も抱いてしまったようである。ただし、スパロボでは保護者、母、姉代わりに徹している。
- 『新劇場版』でも『破』までは同様のスタンスだったが、『Q』では敵対関係になってしまう。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 同居人2。シンジに比べると構っていない。一方で『新劇場版』の「式波」に対しては、その辺は改善している。
- 加持リョウジ
- 元彼。別れたものの、互いに未練をみせていた。ただ、彼と最終的に結ばれることには、彼の気質を悟っていたために否定的な見方をしていた。死後はその遺志を受け継ぐことに。
- 赤木リツコ
- 大学からの友人で、同僚。普段は仲が良い一方で、ときに対立することもある。終盤、リツコの立場やゲンドウへの想いを理解すると同情を見せた。
- 葛城博士
- 実父。ミサト曰く「苦手な存在」らしいが、セカンドインパクト発生時にミサトをかばって死んだため、彼女の感情は複雑なものになっている。
- なお、スパロボでは原作同様のセカンドインパクトが発生していない作品がほとんどのため、言及されることは少ない。加えて、ミサトの行動の動機が「父の命を奪った使徒への復讐」と「セカンドインパクトを起こし父を殺したゼーレとゲンドウの企みを阻止する」ことにあるという設定を採用できなくなっている。
- ペンペン
- ペットの温泉ペンギン。可愛がっていたが、終盤は疎開させるため手放すことに。
他作品との人間関係
中の人が同じ、または某美少女アニメで共演したキャラと仲良くなるのはお約束である(余談だが、シンジの中の人も○ーラーウ○ヌスを演じている)。
スーパー系
- ベガ
- 中の人が同じその1。ポジションも近いものがあり、『MX』では無二の親友同士になる。また、同作においては彼女がミサトの口まねをした(しかもDVEで)。
- 紫東遙
- 中の人が某美少女アニメにて競演。一応、歳やポジションが近いこともあるが。『MX』では彼女とも無二の親友同士となる。
- 神名綾人
- 『MX』のEVA3号機事件では、シンジとトウジの生命を救った彼に深く感謝し、一色の手からその身柄を守るべく尽力する。
- 八雲総一
- 『MX』での新しい職場の上司。
- フォルモッサ・シェリル
- 『第3次α』では彼女をリツコと重ね合わせ、ギジェを失い傷心のままに酒浸りになる彼女に叱咤する。
- サコン・ゲン
- 『第3次α』でミサト同様、アカシックレコード及びアポカリュプシスに関する考察を行う。ギジェを失い、酒に逃避するシェリルを彼と共に説得する場面も。
- 早瀬浩一、城崎絵美
- 『L』ではアイドルコンテストの司会と幹事を彼らに依頼する。
- 三輪防人
- 『MX』では彼を徹底して軽蔑しており、「あの男」呼ばわりしている。
- 三輪がNERV本部を攻撃してきた際、彼に対して「ゼーレに利用されているだけだ」と言うが、それを知りながらも世界の終局などそっちのけで異星人の殲滅と自身の復権に固執する彼に激怒する。
- 一色真
- 『MX』では何度か彼と腹の探り合いを演じる。内心彼の嫌味な態度に腹を立てていた。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 中の人が某美少女アニメ繋がりでよく絡む。恋愛感情はなく、友人関係に近い関係か?
- 『F』ではアプローチしようとしたが、アムロに恋人が二人もいるのを知って断念した。『MX』においては遙とベガも加えて某美少女アニメネタを繰り広げる。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- スパロボでは、彼やアムロと共に作戦を立てる事が多い。
- 『α』では、自分が考えていたラミエルを打倒するべく、ヤシマ作戦と同じ内容の作戦をすぐに提案したため、彼とミサトの頭の回転の速さがほぼ同格である事が判明するイベントがある。
- ブライト・ノア
- 彼の参謀役を務めることが多い。彼からも強い信頼を得ており、その力を頼りにされている。
- ハヤト・コバヤシ
- 『SC』では彼と共にシースの指揮を執る。『第3次α』では彼にトウジ達の行方の捜索を頼んでいた。
- カミーユ・ビダン
- 『第3次α』では、イデの解析に及び腰になるシェリルを、彼と共に激励した。
- ジェリド・メサ、カクリコン・カクーラー
- 『α』では、NERVの決戦兵器であるエヴァの危険性を、ティターンズが何処からかリークされた情報から聞いて、EVA初号機とEVA零号機の2体を名目上接収といった形の強奪をするべく、第2新東京市へ派遣され襲撃してきた彼らに脅迫される。
- ジュドー・アーシタ
- アムロに彼女がいるのかどうか、彼に聞く。彼には「加持は彼氏じゃないのか」と言われてしまう。DC版『α』では終盤、苦悩に沈むミサトの相談に乗ろうとする場面も。
- ウッソ・エヴィン
- 『α』では、エンジェル・ハイロゥの中にいたサイキッカーたちがエアロゲイターによって脳髄だけの状態で保管されていた事を知った時、彼と共に怒りを露にしていた。また、この時の会話でウッソがエヴァのサブタイトルでもありこのステージのタイトルを、ミサトの中の人も出演していた『機動新世紀ガンダムX』の次回予告風に台詞で喋るシーンがある。
- シャクティ・カリン
- 『α』では、彼女にコーヒーをいれて貰う事に。彼女の気遣いに感謝していた。
アナザーガンダムシリーズ
- アレンビー・ビアズリー
- 彼女のノーベルガンダムに興味を示す。
- ヒイロ・ユイ
- 『α』では、任務のためにシンジの中学校に転入してきてネルフ諜報部にも尻尾を掴ませない彼を怪しんでいた。また、ジオン・ズム・ダイクンと並ぶコロニー解放運動の伝説的指導者と同じ名前であるためコードネームであると見抜いていた。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 旧シリーズとαシリーズにおけるシンジの友人であるが、『F完結編』では、仲間になった彼を見て逆ハーレムを作ろうという野心を燃やしていた。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 『第3次α』ではシンジの友人という事もあり、絡む場面がいくつか見受けられる。
- キラに助言したり、逆にシンジがEVAに取り込まれて彼を討つ選択肢を選びそうになった時にそれを真っ先に否定されている。
- マリュー・ラミアス
- 中の人が同じその2。『第3次α』では初対面時に何となく他人と思えないと感じており、艦長として未熟な面があるマリューをよく支えた。
- ナタル・バジルール
- 『第3次α』では共にマリューを補佐した。見かけによらず、お酒を飲まない下戸な彼女に驚いていた。
- ムウ・ラ・フラガ
- 『第3次α』では彼にも信頼され、色々と力をあてにされる。マリューに似ていると思われていたかどうかについては定かではない。
- フレイ・アルスター
- 『第3次α』ではいち早く彼女の悪女的な本質を見抜く。大方、自分も父の復讐のために結果的にではあるが、年端もいかないシンジ達エヴァのパイロットであるチルドレンを利用して戦わせてしまったため、ある意味では同類とも言える。
ガンダム00シリーズ
- スメラギ・李・ノリエガ
- 『第3次Z』での飲み仲間。酒好きなだけでなく、内心では自身の年齢を気にしていることもあってか気が合うようだ。
リアル系
- アカツキ・ナガレ
- 『MX』では快く協力要請を引き受けた彼に対して驚くのと同時に、微妙に呆れる場面も。
- プロスペクター
- 『MX』ではネルガルで開発中の自走式陽電子砲をヤシマ作戦に使用するべく、レンタル許可を求めて彼に接触を図る。
- 月臣元一朗
- 『MX』では原作通りに死にそうになったところを彼に救われた。
- ミスマル・コウイチロウ
- 『MX』では悪戯心を含んだ彼独特の指令の伝え方に、ペースを狂わされ戸惑う。
- マクシミリアン・ジーナス
- 『α』からの戦友で、元々は「マックス」と呼んでいたが、『第3次α』で再会した際には階級も上になり年齢に至っては遥かに上になった彼を「ジーナス艦長」と呼び敬語で話す。マックス自身は以前と同じ接し方で構わないと言ったが、ミサトは「立場」を重視した模様。ちなみに他のαナンバーズの面々はマックスに対して以前と同様の態度で接している。
- ミリア・ファリーナ・ジーナス
- 夫であるマックス同様『α』からの戦友で、『第3次α』で再会した際には彼女の若作りっぷりに大きく興味を示した。
- メリッサ・マオ
- 『第3次Z』での飲み仲間。
- ゼロ
- 『第3次Z』では、彼の発案を基にヤシマ作戦を決行する。
- ジル
- 直接的な絡みは無いが、『V』では彼女が死亡している場合、彼女の台詞を一部代わって言う(クルツとマオを祝福したり、クルーゾーを冗談交じりに相手に勧められたり等)
バンプレストオリジナル
名台詞
共通
- 「この次も、サービスサービスゥ!」
- 次回予告のシメで言う台詞。ただし、第拾九話「第拾九話」からは話の流れがシリアスなものに変更されたため、言われる事はなくなった。
- しかし、新劇場版の次回予告においてまさかの復活を果たしファンを驚かせ、『Q』ではテレビシリーズ以上にシリアスな状況にも関わらず引き続き採用された。
- スパロボではパロディーとして『第3次Z時獄篇』ではシンジとレイが、『V』ではアスカもこの台詞を中断メッセージで発言した。
テレビシリーズ
- (…しっかし、もうサイテー! せっかくレストアしたばっかだったのに、早くもベッコベコ…。ローンが後33回プラス修理費かあ…。おまけに、一張羅の服まで台無し…せッかく気合入れてきたのにィ、トホホぉ~……)
- 第壱話「使徒、襲来」より。N2地雷による爆風の煽りを受け、ベッコベコにされた愛車・ルノーA310に対する嘆き。この時点では、視聴者にフランクな印象を与えたミサトだったが…。
- 「そっか、苦手なのね、お父さんが。あたしと同じね…」
- 同上。シンジとの会話より。実は、ミサトもまたシンジと同じく父親(葛城博士)を苦手としていたのだ。
- 「シンジ君、何のためにここに来たの? だめよ、逃げちゃ。お父さんから、何より自分から!」
- 同上。エヴァ搭乗を拒否するシンジに対し言った台詞。肝心のシンジの心にはあまり届かなかったようだが…。
- 「ぬゎんてインチキっ!」
- 第九話「瞬間、心、重ねて」より。第7使徒イスラフェルの分裂能力を目の当たりにして。
- 「は~い。ゆ~あ~なんば~わ~ん!」
- 第拾六話「死に至る病、そして」より。シンクロ率が初めてトップになったシンジに対して。ミサトの意図としては今ひとつ戦う意味を見出せていないシンジのモチベーションを上げ、かつ負けず嫌いなアスカのプライドを刺激させる効果を見込んでというところであったと思われる。
- だが、その結果シンジは自信をつけるどころか行き過ぎて自分の力を過信してしまい、第12使徒レリエル戦で独断専行の挙句取り込まれるという失態を演じさせ、一方のアスカは、勝気な性格の裏に繊細な面を有し、しかも直前に加持とミサトがよりを戻しつつある事を薄々感じ取って不安定になっていたため、この台詞によって自分の存在意義を見失い始め、結果としてスランプに陥る遠因を作り上げてしまっている。結局見事なまでに裏目に出ている。
- 「あの子たち、勝手に…」
(リツコ「シンジ君、ずいぶん立派になったじゃない?」)
「駄目よ、帰ったら叱っておかなきゃ」
(リツコ「…あなた、いい保母さんになれるわよ」) - 上のセリフののち、シンジが先陣を買ってでた直後に。彼の変化が良い結果だけをもたらすものではない増長である事は理解しており、リツコの皮肉にも真面目に心配したのだが、そのツケは早速やってくることになる……
- 「もう限界かしらね、三人で暮らすのも」
- リツコ「臨界点突破?楽しかった家族ごっこもここまで?」
- 「猫で寂しさ紛らわせてた人に言われたかないわね、そんな台詞。……ごめん、余裕無いのね私」
- 第二十二話「せめて、人間らしく」より。加持の遺言どおりに真実を追い求めるミサトは、家庭を省みない日々を送っていた。限界、ではなく既に崩壊していることを彼女は気づいていなかった。何故なら家族として受け入れたはずの子供たちの存在を疎んじているのだから。
- (シンジ「(略)僕なんかより、彼のほうがずっといい人だったのに…カヲル君が生き残るべきだったんだ」)
「違うわ。生き残るのは、生きる意志を持った者だけよ。彼は死を望んだ。生きる意志を放棄して、見せかけだけの希望に縋ったのよ。シンジ君は悪くないわ」
(シンジ「冷たいね…ミサトさん」) - 第弐拾四話「最後のシ者」より。シンジが渚カヲルを殺害した直後の台詞。彼女なりにシンジを慰めようとしたものではあったのだろうし、内容自体は決して間違ったものではない。
- だが、問題は「ミサトの意思が反映されすぎたこのシビアな言葉は、傷ついたシンジが求める物ではなかった」という事。シンジはたった一言だけ残して、闇の中へ沈み込んでいく。
- 「ミサトはシンジの心を理解できてない」という見解において、根拠の一つとなる台詞である。
旧劇場版
- 「何甘ったれたこと言ってんのよ!アンタまだ生きてるんでしょ!だったらしっかり生きて、それから死になさい! 」
- 第25話「Air」より。エヴァ初号機が格納されているケージに向かい始める際、初号機の搭乗を拒み現実逃避をし続けるシンジに対して。
- 「他人だからどうだってのよ!あんたこのままやめるつもり!?今、ここで何もしなかったら、あたし許さないからね!?一生あんたを許さないからね! 」
- 初号機が格納されているケージへ向かうエレベーターの前で「人を傷つけてまでエヴァに乗る位なら何もしないほうがいい」と戦いを拒む上に「ミサトさんだって他人の癖に!」と叫ぶシンジに対して涙ながらに言った台詞。
- 「大人のキスよ…。帰ってきたら、続きをしましょう…」
- 上記の台詞の後に戦う事を拒むシンジにキスをして奮い立たせようとして。この時点でミサトは致命傷を負っており、おそらくシンジも「続き」が無いという事を理解していたはずだが、ミサトの意志を汲み取ってEVAに乗ることを決意する。
- 『α』や『MX』でも一連の台詞が再現される(特に『MX』ではDVEとして採用)が、ミサトは死なず、シンジもミサトの元に帰ってきている。このため、「続き」についてはミサトによってうやむやにされてしまっている。
- 「こんなことなら…アスカの言うとおりに…カーペット替えときゃよかった…ペンペン…加持君…私…これでよかったわよね…」
- 最期の台詞。
新劇場版
- 「行きなさい、シンジくん!」
「誰の為でもない! あなた自身の望みの為に!!」 - 『破』での第10の使徒との決戦で。この時はレイを助けようとするシンジの行動を肯定していたのだが…。
- 「碇シンジ君、あなたはもう…何もしないで」
- 劇中で14年が経過した『Q』では一転して、シンジに冷酷な態度を取るようになる。この結果、シンジとは敵対することになる。
- このシーンにも限らず、シンジを冷たく突き放した行動を問題視する意見も少なからずある。だが、『Q』最後の登場場面では…。
- 「違うわ!! レイはもう居ないのよ、シンジ君…」
- 頑なにレイの生存を叫びながら彼女の許へ向かおうとするシンジに対し、彼の首に嵌めたDSSチョーカーの起動スイッチに指を掛けつつ制止するが…。
スパロボシリーズの名台詞
αシリーズ
- 「しょ、小学生!?」
「よ、妖精って、あのファンタジー物に出てくる…?」
(話に聞いていた以上に、想像を絶する所みたいね…) - 『α(『DC』)』(南アタリア島ルート)第26話「紅いエヴァンゲリオン」中盤で本格的にロンド・ベル隊へと加入した際に「中学生がEVAのパイロット」という事実を知っても差ほど驚いた様子を見せないアムロ&ブライトから、自軍では「小学生」や「妖精」が実戦に加わっている事を聞かされ、ロンド・ベルの噂に違わぬカオス振りに唖然とする。
- 「お、お見事です、艦長…」
- 『α(DC)』第28話「EOTの島」より。ブライトが戦艦のリーンホースJr.で、使徒であるイスラフェルを撃破した際の台詞。
- 本編ではまずお目にかかれない場面だけに驚きも相当のものであろう。当のブライト自身が「う、うむ...私もまさかリーンホースJrで使徒を倒せるとは思わなかった...」と語っているのだから。
- 「地球人を管理するには…脳髄だけの方が都合がいい…ということね」
「くっ…何て…何て奴ら…!」
「一体、人間を何だと思ってるの…!?」 - 『α(DC)』(エンジェル・ハイロゥを追うルート)第59話「せめて、人間らしく」で、エンジェル・ハイロゥの内部にいた3万人のサイキッカーが脳髄だけの状態であったことを知った際、彼らをそのような姿にしたエアロゲイターに激怒していた。
- 「それは…私にも分からないわ」
「ただ、一つだけ言えるのは…私達は補完計画とは別の方法で未来へ進まなければならないという事よ」
「そして…それを成し遂げる為に私達は生き残ったんだわ」 - 『α(DC)』第64話「Air」の戦闘終了後、再会したシンジから「父の真意」を訊ねられ、慎重に言葉を選びつつ自己の見解を告げる。
- 「同じ女性としてその肌のハリとプロポーション…見習いたいですわ、市長」
- 『第3次α』より。50代となったミリアと再会した際、50代には見えない若々しいミリアの肌とプロポーションを敬して。
- 何気に『第3次α』のミサトは30代に到達しているので、美容にも相当気を使っていると思われる。
- 「彼らとの戦いに主義主張も和平も有りはしないわ。生きるか死ぬか、ただそれだけよ」
「ナチュラルもコーディネイターも関係無い。太陽を彼らの巣にされ、人類は皆殺しにされるわよ」 - 『第3次α』第26話「かりそめの旅人」より。ゲートの中から転移してきた宇宙怪獣に初めて遭遇するコスモやキラ達へ、STMCが知的生命体の天敵であり、必ず殲滅しなければならない存在である事を告げる。
- 「ええ…。あなたによく似た友達がいたから…」
「彼女も自分の研究に熱心だったわ…。でもね…最後は、その研究とは別の想いで自分の身を滅ぼすことになったわ…」 - 『第3次α』第50話「二つの星と二つの門」より。ギジェを失い、酒に溺れるようになったシェリルを自身の亡き友人であり、シェリルと同じ科学者であったリツコに重ね合わせた忠告。
- 「みんな…」
「…………」
「最優先事項を変更! 各機はEVA初号機の動きを止め、シンジ君の救出を!」 - 『第3次α』第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。「カルネアデスの舟板」の意味を反芻し、一時はシンジの生命を諦めかけたミサトが、αナンバーズの諦観する事の無い強固な意志に後押しされて叫ぶ救出指令。
Zシリーズ
- 「そういう事。困難に打ち勝ってこそオンナの価値も上がるってものよ」
- 『第3次Z時獄篇』第34話より。スメラギの「アンチエイジングを考えなくていい世界なんて張り合いがないわ」という意見に賛同して。
- 自身の年齢と向き合いながらも美しくあろうと努力するミサトの姿勢がうかがえる。そんなミサトとスメラギに対して、竜馬は「いい気合だ。ホレるぜ、姐さん達」と賛辞を贈るのであった。
携帯機シリーズ
- 「ねえ、レイ君。私はね、成功する事だけが意味がある人生じゃないと思うの」
「ツラい事、悲しい事、そういうのも全部ひっくるめて人生なんじゃない?」 - 『L』第33話「選ばれた未来」シナリオデモより。デスティニープランに対して唱えた異論。
単独作品
- 「そこ! 無駄口を叩いてる暇があったら、すぐに出撃しなさい!」
- 『MX』第30話(『MX PORTABLE』では第31話)地上ルート「赤き龍の輝き」より。新早乙女研究所の窮地をよそに口喧嘩するアスカ&ケーンへ、女教師モードで叱り飛ばす。
- 「…ホテルの部屋で発見された時、彼女の横で号泣していたそうよ…」
- 『MX』第36話(『MX PORTABLE』では第37話)「命の行方」より。対ヴィブラート戦の詳細を遙へと報告した際、綾人の様子を気に掛ける彼女へ沈痛な面持ちで告げる。淡々と事実を述べるミサトの報告が、シナリオの鬱度を更に増幅させる。
- 「何ですって…!? 今、外じゃMUが総攻撃を仕掛けてきているのよ!? あんた達、自分が何やっているかわかってるの!?」
「何を馬鹿な事を!」
「あんたはゼーレに利用されているのよ! どうして、それがわからないの!?」 - 『MX』第53話(『MX PORTABLE』では第54話)「魂のルフラン」より。MUの総攻撃が始まる中、ゼーレの尖兵と化してネルフを攻撃し、降伏勧告を突きつけてきた三輪に対して。ネルフを「バーム星人やMUと同じ人類全体の敵」と決め付け、利用されているのを知りながら自己の目的に固執する三輪に対して激怒する。
- 一応、三輪はミサトよりも階級が上なのだが、ミサトの言葉には一応の敬意口調も一切見えない。いかにミサトが三輪を心底軽蔑しているか、このとき激怒していたかがよくわかる。
- 「付け加えて言えば、こんなフィナーレを迎えるつもりは毛頭ないわ」
- 『MX』最終話「約束の地」より。エルデのエゴにより齎されようとしている世界の終焉を、断固として拒絶する。
- 「反地球連邦政府のテロ集団。今は静かにしてほしいわね」
- 『CC』「君を見つめて」において、クロスボーン・バンガードをこの言葉でバッサリ切り捨てる。ついでに付け加えるなら、ELSが地球に接近している最中なので、本当に静かにしてもらいたかった。
スパロボシリーズの迷台詞
旧シリーズ
- 「あのね、あなたのセーラーガンダムに、ちょっと乗せてくれない? なんか、ものすごく気になるデザインなのよね、あれって」
アレンビー「あのね、変な名前で呼ばないでくれる? あれはノーベルガンダムって言うんだから! 第一、おばさんにはモビルトレースシステムは無理だよ」
「ちょ、おばさんって… わたしはまだ29よ! リツコと一緒にしないでちょうだい!」 - 『F完結編』にて、ノーベルガンダムへ興味を持ってのアレンビー・ビアズリーとの会話。
- 言わずもがな某美少女戦士を意識した声優ネタだが、乗せてくれとのお願いをおばさん扱いのダメ出し付きで一蹴されるという年齢ネタも兼ねる。
- しかし、売り言葉に買い言葉でついこぼれた本音。加えてご本人にも聞かれてしまっていた。いろいろと散々である。
- 何かと中の人と年齢で弄られる傾向が強い本作のミサト関連のネタに関して、ある意味その集大成とも言えるやり取りであろう。
αシリーズ
- (手で動かすって…デ○ラー機雷じゃあるまいし…そんな方法で上手くいくのかしら)
- 『α(DC)』(ゴラオン隊ルート)第43話「静止した闇の中で」にて、手動でEVAを発進させようとするゲンドウに対して。ちなみに補足すると「メカに反応する機雷を人力で取り除く」というシーンが元ネタである。
- …まさか、本当に(リメイク作品であるが)元ネタがαの17年後にスパロボ参戦するとは当時誰も思わなかっただろう。
- (お約束の会話ねえ…)
(でも、よく考えてみたら年甲斐も無く水着着てんの私だけ…?リツコも誘えばよかったわね…) - 『α(DC)』(ゴラオン隊ルート)第54話「思い出を未来へ」より。沖縄のビーチでひと時の休息を満喫中、互いのプロポーションを賛美し合う銀鈴&エレの遣り取りにツッコミを入れつつも、10代の少女が大半を占めるロンド・ベル女性陣と同レベルで海水浴を楽しんでいるアラサー女性が自分だけしか居ない事にふと気付き、居心地の悪さを覚える。
- 「! あ、あれは…そう、その場の勢いって奴よ。ほら、歳の差だってあるし…」
(な、何だ…その事じゃなかったのね…) - 『α(DC)』第64話「Air」の戦闘終了後、再会したシンジから出撃前に交わした「約束」についての話を振られ、「大人のキスの続き」を求められているものと勘違いし盛大に取り乱すが、神妙な面持ちのシンジを目の当たりにして早合点だった事を悟り安堵する。
Zシリーズ
- 「注目の赤木VS赤城の一戦! うちのリツコも呼んでくれば、三つ巴の南海の大決闘だったのに惜しい!」
- 『第3次Z時獄篇』第17話「後の祭りのフェスティバル」にて。祭りということもあり、もちろん酔っ払っている。
- なお、残念ながらリツコには乗る機体が無いので、実現は難しいと思われる。
- ちなみに「三つ巴の南海の大決闘」とは、1966年公開の特撮映画でゴジラシリーズの一作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』が元ネタであろう。
- 余談だが、『第3次Z時獄篇』の発売から約2年を経た2016年に、『新世紀エヴァンゲリオン』の原作者である庵野秀明氏が、ゴジラシリーズの特撮映画作品『シン・ゴジラ』の脚本・編集・総監督を務めている。
- 更に、2016年にはゴジラシリーズとエヴァンゲリオンシリーズとのコラボレーション企画『ゴジラ対エヴァンゲリオン』が実現し、それが切っ掛けで『X-Ω』においてゴジラが参戦している。
- 「ある意味…最も意味のない人間に当たったわね…」
- 『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」より。ダナン内で開催されたビンゴ大会で一等賞である「美少女艦長とのキス」をよりにもよってキリコが当ててしまった際に。
- 冗談でも誇張でもなく、掛け値無しに神がかり的な悪運の持ち主であり、なおかつフィアナ一筋である彼が当選したとあっては、こうつぶやきたくなるのも無理はない…。
- 「続いては、未だ根強い人気を誇るツンデレ娘、式波・アスカ・ラングレー!」
- 『第3次Z時獄篇』第37話(日本ルート)「グーラの願い」より。地球人に対して頑な態度を取るグーラを軟化させるためにZ-BLUEの女性陣の一人であるアスカを紹介してのキャッチフレーズ。
- 「未だ」という辺り、旧世紀版放送から20年以上経った現在でもなおファンの間においてアスカが高い人気を誇っている事実をネタとした、メタ要素の強い台詞である。
- だが、その内容に対してアスカから鋭い剣幕で突っ込まれ、トウジとケンスケも首をかしげてしまう。
- 「私が参戦できないミスコンなんてどーでもいい」
- 『第3次Z時獄篇』ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉」より。AGから勝者を予想された際の返答。
- (ミサト自身が乗る機体が無い故に)参加できなかったのが相当ショックだったのか、勝者予想も放棄してしまう有様であった。
携帯機シリーズ
- 「では、あなた達に辞令を言い渡します」
「結果としてこんな立場になってるけど、私は自分の想いをあなた達に託すことしか出来ない…」
「実際辛い思いをするのがあなた達なのは知ってる…。それが重荷になるのも知ってる…!」
「でも、お願い…!」
「アイドルコンテストの司会と余興の幹事を…浩一君、絵美ちゃん、あなた達にお願いしたいのっ!」 - 『L』より。アイドルコンテスト開催がLOTUS内で話題になる中、早瀬浩一と城崎絵美に対してミサトが出した辞令。
- やけに真剣そうで長い前置きからさぞ重要な事かと思いきや、フタを開ければ「幹事をやって」というギャグシーンである。
単独作品
余談
- キャラクターデザインの貞本義行氏曰く「ミサトの前髪はセー●ームーンから取ったが、声優が一緒になるとは思わなかった」との事。
- 葛城ミサトを演じた声優の三石琴乃氏にとっても「ミサトは思い入れのある役柄」と語っていると同時に、初めて演じた自分の実年齢より年上のキャラクターだったとも振り返っている。(『新世紀エヴァンゲリオン』放送当時、三石氏本人は28歳だった。)
- 三石氏は出世作であるアニメ『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役でブレイクしたものの、セーラームーンのイメージが強すぎたためかその後はどこの現場に行っても『セーラームーンのうさぎ役の三石琴乃』というイメージが付いてまわってしまい、うさぎと似たような役柄の仕事しか貰えずイメージを中々払拭する事ができない辛い時期があったが、「葛城ミサトを演じた事によってそのイメージを脱却する事ができた」と述懐している。
- TVシリーズ制作時、庵野秀明監督はミサトの愛車について当初「マットビハイクル(特撮番組『帰ってきたウルトラマン』の特殊車両)にしたい」との理由でマツダ・コスモスポーツを想定していたが、貞本義行氏が難色を示した為ルノーA310に変更されたという経緯が有る。
- 新劇場版では初期構想通り、「MATペイント」に酷似したカラーリングのコスモスポーツがミサトの愛車に据えられている。
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