テレサ・テスタロッサ
テレサ・テスタロッサは「フルメタル・パニック! シリーズ」の登場人物。
テレサ・テスタロッサ | |
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外国語表記 | Teletha Testarossa[1] |
登場作品 | |
声優 | ゆかな |
デザイン |
四季童子(原作小説版) 堀内修(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦J |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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愛称 | テッサ |
種族 | 地球人(アメリカ人) |
性別 | 女 |
生年月日 | 1981年12月24日 |
年齢 | 16歳 |
髪色 | アッシュブロンド |
瞳の色 | 灰色 |
所属組織 | ミスリル |
所属部隊 | 西太平洋戦隊 |
役職 |
戦隊総司令官 トゥアハー・デ・ダナン艦長 |
軍階級 | 大佐 |
コールサイン | アンスズ |
概要編集
潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」の艦長。愛称はテッサで、小説の地の文でもこの表記。
ウィスパードであり、恐ろしく頭が良く指揮能力にも長ける有能な人物だが、普段はとてもそうとは思えないほどのドジっ娘。特に運動神経は壊滅的で、何もないところで転んでしまうのが日常になっているほど。ただし、水泳(特に潜水)だけは非常に得意。普段は穏やかで天然ボケ気味な年相応に幼い部分を持つ少女だが、軍人社会に揉まれてきたためしたたかな一面も併せ持っている。
幼少期からのウィスパードとしての能力を発揮しており、双子の兄であるレナード・テスタロッサとともにECSの基礎理論を確立した。だが、自らの作った理論を応用した核ミサイルが大量の犠牲者を出してしまったことを知り、ミスリルへと入隊。贖罪のためあえて科学者としてではなく自ら陣頭に立つことを選ぶ。当初は年若い少女が上官ということで部下たちから反発され嫌がらせすら受けることもあったが、いざ実戦となった際にすさまじい能力と胆力を見せつけて信頼を獲得。今では部下たちからも半ばアイドル視され絶大な信頼を寄せられており、彼女も部下たちをとても大切にしているため隊の結束は固い。
ウィスパードとしての能力は兄レナードに比べると数段劣るため劣等感を感じており、彼からは「出来の悪い妹」と呼ばれる事もある。元々は仲は良かったが、劣等感やさる事情もあって不仲気味になり、レナードがアマルガムに所属していることを知ったことで完全に決別した。
何故か寝ぼけると極端に気配が薄くなり、歴戦の兵士である宗介やマオですら反応できなくなる。そのステルスっぷりは2時間おきに目を覚ます宗介の寝床に気づかれないまま潜り込んでみせるほど(ただし、テッサ本人に自覚はない)。
登場作品と役柄編集
搭乗機が潜水艦という性質上、『J』『W』ではスポット参戦のみ。『第3次Z時獄篇』ではたびたびスポット参戦した後、終盤に加入する。トゥアハー・デ・ダナン単機大気圏突破という空前絶後のイベントを経て、自軍に加わるのである。序盤~中盤は海を、終盤は星の海を駆ける。
Zシリーズ編集
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 音声初収録。海がステージの舞台で何度か現れては自軍を援護してくれる他、自軍の首脳陣に混じって事態の推理を行う等、『J』『W』に比べると出番は極めて豊富。
- 終盤には上記の通り、宇宙用に改修されたダナンと共に、スパロボでは初の自軍への正式加入を果たす。正式加入後もダナンの武器性能はそのままなので、即戦力となってくれる。
- 今回は長期間攫われることはない。また、ルートによってはファイヤバグに姫として付け狙われることになる。
- なお、マデューカス共々ダメージ上昇系のコマンドが無いため火力では一歩譲る。アクエリオンEVOL同様の射程外から再攻撃作戦が有効。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続き登場。海のマップではほぼ出番有りで、海つながりで翠星のガルガンティアの面々と絡み、後に「海の女帝」の名を戴くことになる。
- レナードが出るステージはいずれも出撃不可なので直接戦闘する機会がない。最終決戦時はマクロス・クォーターに乗っているため、レナードとマクロス・クォーターが戦闘すると戦闘前会話(モノローグ)が発生する。
- 今回「突撃」を失った代わりに「愛」を習得するが、代わりにマデューカスが「突撃」を覚えたので使い勝手は変わらない。
- 何度か離脱があるが、比較的序盤から祝福を使えSPも多いので育てて損はない。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦J
- 初登場作品。長射程の援護に加え、祝福を覚えるのでサポート向き。
- スーパーロボット大戦W
- かなめ共々よく攫われるが、先に帰ってくる。
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦V
- 第13話「禁断の海」より参戦。やはりウィスパードとしての知識を活かし、指揮官としてだけではなく技術面でも活躍する。
- 第16話アルゼナルルート「絆、再び」における問題行動が多いパラメイル第一中隊の買い上げの一件では、「第一中隊のメンバーの報酬を給料制とし、彼女達の素行面やチームワーク等に対して査定制度を導入」というアイデアをテッサが考案している。実際、この『働き方改革』はスメラギが実践することによって、パラメイル第一中隊の人間関係の改善に一役買っている。
- 困難ルートのEDでは、卒業までの短い期間ながら宗介やかなめと共に陣代高校に通うことを表明しており、制服姿のグラフィックも用意されている。この時のテッサは宗介の事を諦めていないらしく、キスの件で割って入って止めている。このため恋愛面においては原作と違い、彼女にもまだチャンスがある分マシな結末になっている。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年7月のイベント「女神たちの休日」では水着衣装でM9 ガーンズバックに搭乗。
- 2019年1月のイベント「帰らぬ日々」では戦艦アクション搭載のダナンが登場。演出でボイスが入った。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場。本作では戦艦がシステム上戦闘に使用できないため、基本NPC扱い。
- 「強いストレスに苛まれると三つ編みを口元に押し付ける」という癖を反映した立ち絵が用意されている。
- 2020年8月からは水着衣装の支援ユニットパーツとして登場。ボイスは新収録。水着は2018年に発売された『Invisible Victory』名義のフィギュアのデザインを元にしたもので、衣装だけでなく、ダナンをモチーフにしたビニールボートのデザインも共通している。
- 2020年12月のイベント「クロッシング・パイロット第4弾」では、ボルテスVに搭乗。ボルト・フリゲートを担当し、サブパイロット扱いとなるため、同イベントで図鑑登録可能。
パイロットステータス編集
能力値編集
潜水艦乗りということで射撃・命中に優れる。特筆すべきはSPの高さで、参戦作品ではいずれも上位に食い込み、特に『第3次Z』や『V』では堂々のトップの数値。また『第3次Z』や『V』では技量もキラやゼクスらに並ぶほど高い。一方防御の方は壊滅的に低く、一発の被弾が命取りとなる。時獄篇では成長タイプが「射撃型・防御」だが、元が低いため養成無しでは危険。
精神コマンド編集
- J
- 加速、ひらめき、祝福、狙撃、愛、補給
- W
- 加速、ひらめき、祝福、感応、愛、補給
- 第3次Z時獄篇
- 分析、必中、鉄壁、祝福、突撃
- 第3次Z天獄篇
- 分析、必中、鉄壁、祝福、愛
- V
- 分析、必中、先見、祝福、期待、愛
- X-Ω
- 愛、閃き、補給
特殊スキル編集
- J
- ヒット&アウェイ、底力L4、指揮L3、援護攻撃L2、援護防御L3
- W
- ヒット&アウェイ、底力L4、指揮L3
- 第3次Z時獄篇
- 指揮官L4、底力L5、援護攻撃L2、ヒット&アウェイ、ガード、闘争心
- 第3次Z天獄篇、V
- 指揮官L4、底力L5、援護攻撃L2、ヒット&アウェイ
エースボーナス編集
- 指揮範囲内の味方ユニットの獲得経験値、獲得資金1.2倍
- 『第3次Z』『V』。ちなみに、なぜか自分自身も対象となる。
- なかなか有用なボーナスなのだが、時獄篇だと肝心の参入が終盤も終盤の第55話。それまではスポット参戦ばかりなので撃墜数が稼ぎ辛く、2周目以降で獲得しても生かせる場面が少ない、と微妙に不遇。
- 天獄篇でも同じだが今回はかなり出番が増えた上、序盤から参戦するのでかなり役立つ。難易度の高さもあり、稼ぎやすくなるのは大きい。
- 『V』でも同様。比較的序盤から参戦するが、ちらほらと出撃不可マップが存在するため、意図的に撃墜数を稼いだり、出撃不可マップのサブオーダーで優先的にパトロールに出したりする必要がある。
艦長スキル編集
- 西太平洋戦隊総司令
- SSR。戦艦のHPが1/2以上の時、味方全体のクリティカル率、回避率、移動速度アップ。
- 原作小説版出典。
サポートアビリティ編集
- アイドル艦長の手作りチョコ
- SSR。味方戦艦のHP1/2以上で攻撃力大アップ、回避率アップ。
- 無印出典。バレンタイン限定。イラストは陣代高校の制服姿となっている。
支援効果編集
パーツ | メイン効果 | サブ効果 | 精神コマンド | 専用演出対応 |
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女神の休日 | 実弾強化III | タイプ強化IV・運動性(攻撃・回避) | 集中 | ARX-7 アーバレスト (相良宗介) |
人間関係編集
- バニ・モラウタ
- 一番仲の良いボーイフレンド。彼もミスリル研究部所属のウィスパードだったが、ささやきに乗っ取られて自殺してしまう。SRW未登場。
- 相良宗介
- 部下。片思いの相手でA21の一件を機に彼に異性として好意を寄せるようになる。最終的には宗介がかなめを選んだことで身を引くことになる。
- メリッサ・マオ
- 階級や年齢を越えた対等の友人。しかし、彼女がテッサの部屋に残したゴミと行動が思わぬ悲劇を生むことに…(後述)。
- リチャード・ヘンリー・マデューカス
- 副官。父親の元戦友という関係で親代わりのような人物でもある。テッサ自身も全幅の信頼を寄せているがやや過保護気味。
- アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン
- 部下。後に離反される。
- 千鳥かなめ
- 同じウィスパードの友人。宗介のことで争った時期もあったが基本的には仲良し。
- レナード・テスタロッサ
- 双子の兄。テッサのことを「出来の悪い妹」と呼ぶアマルガム幹部。お互いに敵として割り切ってはいたものの、唯一の肉親でもあったレナードの死にはテッサも複雑な心境であった。
- マリア・テスタロッサ
- 亡き母親。レナードと違い、彼女が不倫していたり自分達兄妹を売り渡した事を知らなかった。
- 豊胸だったらしく、テッサが本編終了後にリバウンドした際に言及されている。
- ダーナ
- ダナンの制御AI。ダナン共々、テッサに取ってはある意味で娘とも言える存在。
- キリー・B・セイラー
- アメリカ海軍の原子力潜水艦「パサデナ」の艦長で、「踊るベリー・メリー・クリスマス」で一時期行動をともにしている。実は、かつて父カールが艦長を務めていた潜水艦の乗員で、マデューカスとも顔見知りであった。「揺れるイン・トゥ・ザ・ブルー」ではガウルンにTDDが乗っ取られた時に、彼の潜水艦に危うく撃沈されかけた他、レナードとの決戦時にはメリダ島への突入作戦の援護をしてもらった。
- ロニー・ゼンメルヴァイス
- バニの墓参りのためにランタンフシ島を訪れた際に、出会った少年。初めて会った際にバニの面影がそっくりだったため呆然としてしまう。
- クララ・マオ
- マオとクルツの娘で、テッサによってマオが候補に挙げた名前を持ち出して「クララ」と命名される。
- 田中美兎
- TRPGリプレイ作品『アンダカヴァ』に登場するウィスパード。彼女の窮地にテッサが共振して助けた事がある。
- なお、共振とは関係なく彼女が喋るとたまにテッサが天の声として降ってくる(美兎のプレイヤーはテッサ役の声優であるゆかな氏であるため)。
他作品との人間関係編集
リアル系編集
- ホシノ・ルリ
- 『J』・『W』・『V』にて共演。度々信頼する様子を見せる。
- ウリバタケ・セイヤ
- 『W』では月面にいる彼から宗介を通じてXエステバリス改の改良案を依頼され、完成に漕ぎ着けさせた。
- グレイス・オコナー
- 『ACE:R』では彼女に千鳥諸共拉致される。
- 紅月カレン
- 『第3次Z時獄篇』では、かなめと共に友人になる。
- ラケージ
- 『第3次Z天獄篇』にて、彼女を策で圧倒し「海の女帝」の渾名を頂戴する。
- リジット
- 『第3次Z天獄篇』にて、新たな船団長となった彼女を励ました。
- 真田志郎
- 『V』では彼に最初にウィスパードの秘密を明かす。
ガンダムシリーズ編集
- バナージ・リンクス、シン・アスカ
- 『第3次Z時獄篇』で、想い人や恋人がいるにもかかわらず、ビンゴ大会の1等賞が自分のキスだと知った彼らが狂喜乱舞される事に。まぁ、タケルとかも相当なので、彼らだけが悪いわけではない。
- レイアム・ボーリンネア
- 『第3次Z』ではミスリルの面々を除く自軍部隊に顔を見せる前に、彼女のような貫禄ある人物と思われていた。
- ブライト・ノア
- 『第3次Z時獄篇』にて些細な理由で「負けたら裸で基地一周」という約束の下マオとの私闘に臨んだことを娘(チェーミン・ノア。SRW未登場)を持つ父親であるブライトから叱責される。
- 『第3次Z天獄篇』ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉II」ではミスコン騒動の代表責任者として、テッサはスメラギと共にブライトから説教を受けている。
- スメラギ・李・ノリエガ
- 『第3次Z』『V』で共演。(厳密な意味での行動理念は異なるものの)世界の紛争に介入する武装組織の実動部隊の指揮官同士。
- 組織の理念の違いおよび10歳以上の年齢差を越えて仲が良く、互いにサポートし合う仲である。なお、互いに悪ノリした結果、上述の通りブライト艦長からカミナリを落とされた事も…。
バンプレストオリジナル編集
- ファイヤバグ
- 『第3次Z時獄篇』では、ルートによっては新たな姫として彼らの追っかけを受ける羽目に…。
名台詞編集
- 「どれだけ待てるか聞きに来たんでしょう?」
- 戦場に取り残されたかなめたちを救助するプランの相談に来たカリーニンを先んじて見抜いたセリフ。この直前にカリーニンはマオの感情だけのプランをつっぱねており、読者がカリーニンに抱くであろう冷徹な印象を覆すと同時にテッサの思考力の高さを見せつけている。
- ちなみに、テッサは「今は1分たりとも待てない」としつつも、「数分間だけ浮上時間を捻り出せる」「自分とダナン以外なら無理」と断言している。
- 「わかりませんか。ならあなたはダーナからそれほど信頼されていたわけではないということですね。もう、この艦は私のものです、あなたの好きにはさせません」
「彼女は最高よ!たとえ、あなたが私を殺しても彼女がこの艦を守ります!そして…!」 - ガウルンにデ・ダナンの制御を奪われた時に、制御を取り返したかなめを賞賛しつつ、理由を理解できていないガウルンを罵る意味合いを込めたセリフ。直後に宗介が突撃する。
- 原作ではそれほど大きく取り扱われないが、アニメ版において後者は鼻血を大量に垂れ流し目を見開いた状態の発言だった上に、ゆかな女史による渾身の演技も相まってもはや別人レベルの畏怖を感じさせるセリフになってしまった。ちなみに、アニメ版ふもっふ『女神の来日・温泉編』で風間信二がこのセリフのパロディを披露した。
- 『第3次Z時獄篇』では最後の「そして…!」以外はDVE。顔グラフィックは『TSR』準拠のものに鼻血を一筋垂らしたものが使用されており、ゆかな女史の演技もアニメ版と比べてやや落ち着いた雰囲気になっている。
- 「行きがけの駄賃よ!サブラース全弾発射!」
- TSR。パリク共和国攻撃の時、一人だけになった相良とアーバレストを拾ってからの台詞。ダナンからサブラース(潜水艦発射式ロケットシステム)をばら撒き、敵部隊をことごとく吹っ飛ばし壊滅させた。駄賃というには凄まじい。
- 「いいえ、私の部下は最高です」
- 「癖のある部下ばかりで苦労しているな」とミスリルの創始者マロリー卿に慰労されての返事。その声音と表情には嘘偽りを感じさせない。
- 「要するに――わたしはあなたたちのような、おりこうぶって気取ったクソ野郎(ファッキン・シット)が死ぬほど嫌いなんです。これでわかりましたか?」
- 「つどうメイク・マイ・デイ」にて、現れたアマルガムの一員でレナードの部下であるファウラーに対して。
- 普段の彼女からすれば絶対に出る事の無い台詞に、その場にいた部下たちも驚いていた。なおその後の部下への反応を見るとどうやら、この台詞は無意識だったらしい。
- 「まっぴらごめんです」
- 最終決戦の後、ボーダからTDD-2の建造を打診されての反論。兄との決着もついて戦う理由も無くなったテッサは、普通の女の子に戻る事を既に決めていた。それを理解したボーダは残念がることなくむしろ喜んでいた。
- 「じゃあ楽しいことを考えましょう。赤ちゃんの名前とか」
マオ「ふむ。名前ねえ……」
「男の子だったら?」
マオ「うーん……ゲイルとか、エドとかかなあ」
「女の子だったら?」
マオ「エバかなあ」
「亡くなった戦友の名前ばかりですね……。なんかどんよりしてくるんですけど」
マオ「そうねえ。たくさんいるから、むしろ一人に絞れないし。連中だってあんまり義理堅くされるのウザいだろうし。もっと自由に考えよっかな……」 - 短編「テッサの墓参り」にて、マオのつわりで辛そうな状況やクルツに対する愚痴から話題を変える為、子供の名前を考える事を提案する。この時マオの挙げた「エド」「エバ」はSRW未登場の人物。
- 「では改めて。男の子だったら?」
マオ「思いつかないな-。ジョンとかでいいや」
「平凡すぎ。つまんないです」
マオ「妄想だし、別にいいでしょ。まだ半年あるんだし」
「じゃあ女の子だったら?」
マオ「ふーむ……クララとか?」
「あ、いいですねそれ。メモメモ……っと」
マオ「えー、そう?弱そうじゃない?」
「そんなことないです。かわいいです」 - そして、再び子供の名前を考えて。
迷台詞編集
- 「もちろんです。私はサブマリナー…つまり水商売の人です!」
- ふもっふ『女神の来日・受難編』より。テッサがプールでおぼれたと勘違いして逆におぼれた宗介を介抱する際に、かなめに「そんなことできるのか」と聞かれた際の返答。悪い方向に意味が間違っている。
- 「合衆国海軍の応急処置マニュアルによれば、この場合は人工呼吸ですっ! 絶対にそうですっ!! 要救助者の気導を確保! 近い口に鼻をつまんで唇を重ねますっ! 恥ずかしいけど、挫けませんっ!! では失礼して…サガラさん…。」
- 上記の台詞の後に人工呼吸を行うために介抱の仕方を周囲に力説するが、どさくさ紛れに宗介のファーストキスを奪おうとしているという魂胆が見え見えであり、当然かなめに髪を引っ張られて止められた。
- なお、この時宗介は気絶しながらも唸っており、この状態なら別に人工呼吸自体必要ない。ちなみに宗介はキスについては、呼吸停止した人間に対しての人工呼吸のことを「俺は様々な男たちとキスをしてきた」と表現する程度の観念しかない。
- 「もう食べられませんよぉ~…」
「構いません、発射しちゃいましょう♪」 - ふもっふ『女神の来日・温泉編』より。先述の通りの気配の薄さで、寝ぼけて宗介のベッドに潜り込み、かなめに叩き起こされた際の寝言。
- 前者の台詞にかなめは「古典的な寝言ほざいてんじゃねーわよ!?」と激昂し、後者の台詞には宗介が「何をだ?」と大まじめに反応していた。
- 「大好きなの。―だから、嫌いにならないで」
- 短編「わりとヒマな戦隊長の一日」より。メリダ島での任務を終え、東京へ帰還しようとする宗介に前日迷惑をかけたことへの謝罪をした後の台詞。
- これだけなら名台詞のようだが、宗介は前日テッサが酔って自分に絡んできたことと彼女が部屋で飲酒していると言う噂から、酒が大好きだと告白したと勘違いし、「酒は健康に悪いからやめた方が良い」と説得しながら去って行った。
- あまりのアレっぷりに、テッサもこの後マオに「あの人本当にダメです」と愚痴っていた。ちなみに、テッサに酒を飲ませたのも、彼女の部屋に缶ビールのゴミを残したのもマオである。
- 宗介「大佐!落ち着いて下さい!大佐!」
「きゃ~~~~~!!」 - 短編「猫と子猫のロックンロール」より。些細な事でマオと喧嘩してアーム・スレイヴで対決する事になったが、運動音痴のテッサではM9をコントロールする事など出来る筈も無く、浜辺をゴロゴロ転がる羽目に。
- ちなみにM9の操縦は非常に難しく、ベテランの操縦者でも初めて乗り込んだ時はテッサのようになってしまう事が多かった。
- 「サガラさん」
宗介「テッサ」
「お久しぶりですね。あなたのことは心配していました」
宗介「自分もで……」
「けど心配はいらなかったみたいですね。ずいぶんとたくましく生き延びていたみたいで」
宗介「は?」
「わたしがメリダ島を出てけっこうな苦労をしている裏でサガラさんはあちらの方と……なんかバカらしくなってきました」
宗介「あの? 大佐殿?」 - PS4専用ソフト「戦うフー・デアーズ・ウィンズ」の「集うメイク・マイ・デイ」(ifルート)のエンドデモより。3行目までは原作と同じだが…ifルートの宗介はナムサクにおけるチームメイトの少女・ナミを連れて合流してきたため、5行目以降は妬いてるような発言をして、宗介を困惑させた。
- ナミ「……ソースケ、その女の人だれ? 秘書かなにか? それとも2号さん?」
「だれが現地妻2号ですか! 2号なのはあなたの方です!」 - 同上。
- ナミに現地妻2号扱いされたテッサは、憤慨して抗議する。その直後、マオに「あんた、それ……自分で言っててむなしくない?」と呆れた表情でツッコミを入れられてしまい、「い、いいんです!」と苦し紛れに反論していた。
スパロボシリーズの名台詞編集
Zシリーズ編集
- 「水陸両用の器用貧乏に負けるような事があったら、私は二度と海には出ないつもりです」
マデューカス「無論、私もです」 - 『第3次Z時獄篇』第47話メリダ島ルート「大西洋の死闘」に於けるズゴックとの戦闘前会話。旧式とは言え、ジオンの傑作機相手に器用貧乏とは随分な物言いである…。
- 実際、その器用貧乏に追いつめられるスパロボもあるし、自軍のゲッター3系統の立場があったものではない。なお、今作においてもその器用貧乏に取り囲まれると手も足も出なくなる。
- 「カナメさん、いきます!」
「トゥアハー・デ・ダナン、浮上!!」 - 『第3次Z時獄篇』第55話「飛べ、宇宙へ」より。アマルガムの部隊に包囲された際の指示(DVE)。
- 各機を収容した後に発令されたこの指示に応えて、レディ・チャペルのかなめがシステムを起動。事前に航宙艦へと改装していたダナンが大気圏を突破し、余裕の態度で降伏勧告するレナードを見事に出し抜いて見せた。
- しかし上記の彼女のセリフになぞらえると、これは水宙両用の器用貧乏になったということではなかろうか…。
- 「所詮はナイーブなお坊ちゃんなんですね」
- 『第3次Z時獄篇』に於けるシャアへの特殊戦闘台詞。兄のことを思い出したのか、微妙に黒い。
- マデューカス「後はジェミニスと地球連邦内のクロノを倒せば、人類は一つになるのですな」
テッサ「ええ。その後は、かねてから計画されていた例の……」 - 第3次Z時獄篇第58話「いがみ合う双子」より。この直後にサイガスの艦隊が現れて会話が中断されてしまったため内容は不明。天獄篇プロローグの会話では「地球絶対防衛計画」とされている。
携帯機シリーズ編集
- かなめ「はぁ……今日はクリスマス・イブ……ついでにあたしの誕生日でもあるのに」
テッサ「そして、私の誕生日でもあります」
「私とカナメさんの誕生日は12月24日……まったく同じ日に生まれたんです」 - W第42話「帰るべきデイ・バイ・デイ」にて。原作におけるウィスパードの存在に関する伏線となっている。
- 「ヤマサキさん、あなたは優れた発想力をお持ちでしたが理論が先行し過ぎましたね……ユリカさんとのシンクロ率ばかりに気を取られ、彼女からのフィードバックを忘れてはいませんでしたか?」
「ユリカさんの夢とラクスさんの歌で、実行部隊の面々は……誰もが持っている平和を愛する心に目覚め始めていたんです」 - 「W」第47話「黒衣の復讐鬼の最期」にて、あっさりと制圧されたテロ実行部隊の報告を聞いていぶかしむヤマサキに対して。
VXT三部作編集
スパロボシリーズの迷台詞編集
Zシリーズ編集
- (拒否されるなんて…。キリコ・キュービィー…忘れませんからね)
- 『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」より。ビンゴ大会にて1位景品である「テッサのキス」をキリコに拒否されて。
- 司会のクルツではなくテッサ自らキリコに対し、躊躇い気味とはいえ「こちらへいらしてください」と促していることから、「キリコにキスをする覚悟はあった」と思われる。その覚悟を台無しにされたためにプライドを傷つけられたのかもしれない。
- テッサ「ふ、不潔です! カナメさん!!」
かなめ「発想が飛躍しすぎだよ…」 - 『第3次Z時獄篇』第59話「決戦の銀河」のシナリオデモより。クルーゾーが自室にこもったことでかなめは「意外な趣味だったりして」と推測して、赤面しながらあらぬ想像をする。
- 「はい…。ヴィルダークよりも怖かったです…」
- 『第3次Z天獄篇』ボーナスシナリオ「強き事は美しき哉II」シナリオエンドデモより。(二度目の)ミスコン騒動の件における代表責任者としてスメラギと共にブライトから盛大にカミナリを落とされた後の感想。このため、彼女達は激しく消耗していた(顏グラフィックにもその様子がうかがえる)。
- どうやら、歴戦の艦長の怒りは「立ち上がる射手」のプレッシャーよりも恐ろしかったようだ。
- ……しかし、第二次ラース・バビロン攻略戦に参加していなかったテッサがいつヴィルダークのことを知ったのかは謎。
VXT三部作編集
- 「あなたは将来、女性を食い物にして生きるつもりなのですか!?」
- 『V』ボーナスシナリオ「潜航のハサウェイ」シナリオエンドデモより。ハサウェイがクルツにナンパ指導を頼み、「将来の役に立つかも」という理由を聞いて。日頃の行いのせいだが彼女のクルツへの評価が酷い。
- もっともその後彼の「女性の気持ちを知りたい」という真剣な思いを知って、クルツ抜き(これにはハサウェイや宗介まで同意)でかなめやマオと一緒に教える事になった。
搭乗機体編集
- トゥアハー・デ・ダナン
- 艦長。
- M6 ブッシュネル
- 模擬戦闘で搭乗。
- M9 ガーンズバック
- 短編「猫と子猫のロックンロール」で搭乗。迷台詞の項にある通り、かなり操縦に難儀していた。
- 『X-Ω』でも搭乗。さすがに戦闘中にゴロゴロ転がる事態にはならない。
SRWでの搭乗機体編集
余談編集
- 原作者である賀東招二氏によると、元々連載前のプロット段階におけるヒロインはテッサであったらしいのだが、主人公の年齢を読者層と合わせたことによって、かなめに持って行かれたらしい。
- 彼女(とレナード)の姓であるテスタロッサの由来は、イタリア語で「赤い頭」を意味する同名のフェラーリであると思われる。
- 漫画『フルメタル・パニック!COMIC MISSION』(著:館尾冽)ではベヒモス戦の前にアメリカからの留学生という体で陣代高校を訪れており、かなめに自分がミスリルの人間であることとかなめと同じウィスパードであることを明かしている。
- スピンアウト作品『フルメタル・パニック! アナザー』ではイニシャルである「TT」で登場しており、本名は一切出てこない。また本人が作中に登場したのは、最終巻のエピローグで更に台詞も無い。
- 後日談作品『フルメタル・パニック!Family』の時代のテッサの状況は2023年8月現在賀東招二氏もまだ決めてない模様。[2]
- このため、X上でフォロワーにテッサの現状の希望のアンケートを取ったが、結果は「謎のまま」が44.7%と一番票を集め、次いで「アラフォーで独り身」が39.8%であった。[3]
脚注編集
- ↑ 「フルメタル・パニック!」スペシャルサイト、2022年3月25日閲覧。
- ↑ 賀東招二の2023年8月21日のポストX
- ↑ 賀東招二の2023年8月21日のポストX
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