コウ・ウラキは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の主人公。
コウ・ウラキ | |
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外国語表記 | Kou Uraki |
登場作品 | |
声優 | 堀川亮(現・堀川りょう) |
デザイン | 川元利浩 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 19歳 |
身長 | 178178 cm <br /> cm |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | アルビオン隊 |
軍階級 | 少尉→中尉(戦時階級)→少尉 |
嫌いな食べ物 | ニンジン |
概要
ナイメーヘン士官学校卒のモビルスーツマニア。オーストラリアのトリントン基地に所属し、MSのテストパイロットをしていた。登場時の階級は少尉。「ニンジンが嫌い」という子供っぽい一面を持つ。また、お坊ちゃんが多い事で有名なナイメーヘン士官学校でも奥手な方だったらしい(実際、ニナとの付き合いも彼女に終始リードされていた)。
経緯
新開発のガンダム試作2号機(GP02A)がジオン軍残党(デラーズ・フリート)のアナベル・ガトー少佐に奪われた際に、ガンダム試作1号機(GP01)の近くに居た為に咄嗟に乗り込み、追撃する。初陣では実戦に不慣れな事をガトーに見抜かれ、苦汁を舐めさせられる。
MSに関する造詣に深く、GP02Aが核を装備しているのを一目で看破し、ニナ・パープルトンを驚かせた。しかし、度が過ぎた造詣の深さと慢心から、シーマ艦隊の攻撃で窮地に陥ったアルビオンを救うため、宇宙でも支障が無いサウス・バニングのジム・カスタムでは無く、地上戦装備のGP01を自前のセッティングで(搭乗前にシステムエンジニアのニナが設定したセッティングのデータディスクを渡されたが、それを払いのけ)出撃。結局機体は満足に動かず、シーマ・ガラハウのゲルググMに半壊に追い込まれ、ベルナルド・モンシアに罵られる。その事から軍人を続けていくべきか迷うが、ケリィ・レズナーとの出会いと戦いによって、軍人・パイロットとして成長する。
GP02Aの一連の奪還作戦および星の屑作戦におけるデラーズ・フリートのエースであるガトーとの交戦によって、コウはパイロットとしても人間的にも飛躍的に成長していくが、結局ガトーとの決着は付く事が無かった。
戦後はガンダム試作3号機の無断使用により軍事裁判にかけられて懲役一年を求刑されたが、後に罪状の根拠であるGPシリーズの存在が抹消されたことにより釈放され、北米オークリー基地所属となった。
その後のコウには「目覚ましい戦果をあげた乗機が記録より抹消されたエピソードから伝説のパイロット視されるようになった」という設定や、「ティターンズの台頭後にエゥーゴに参加した」という説があるが、定かではない。
キャラクターの総評
コウはガンダムシリーズでも珍しい「ライバルキャラを倒し損ねた主人公」であり、デラーズ・フリートの首魁であるエギーユ・デラーズには接触すらしていない。いわば「敵方の中心人物を討てなかった主人公」の印象が強く、アニメシリーズの制作順列的にもその点が膨らまされがちである(もっともその点はアムロ・レイも同じなのだが)。
そのガトーと伍する戦闘を繰り広げられたのも、戦略兵器である試作2号機のコンセプトや損傷状況、ビーム兵器主体のノイエ・ジールに対するIフィールドの有効性などがコウに幸いしており、彼我の実力差を最後まで埋め切れなかった印象は否めない。また、ドラマ面でも華々しく散り行くガトーに対し、コウは生きる事の苦しみを演じるかのように苦悶する描写が目立つ。大義を見つけることも叶わず、散る事も出来ない等身大の青年の苦しみを託されたキャラと言える。
最終的には状況・乗機に恵まれた感はありながらも、デラーズ紛争の直接の交戦相手はジオン系のベテランパイロット達であり、地球上に勢力を残していたジオン高位将校を討つなどの働きは十分大きかったと言える。総じて、短期間の戦績としては申し分なく優れたエース級の人物であった。
また加登屋みつる氏による月刊コミックボンボン漫画版では、序盤こそガンダムを任された事に慢心してしまう未熟さが描かれたものの、モンシアの叱咤激励を受けて中盤からは大きく成長し、観艦式ではガトーと互角の戦いを繰り広げ、終盤ではノイエ・ジールを相手に奮戦、星の屑作戦を阻止するといった大健闘を果たしている。
登場作品と役柄
SRWではオールドタイプであるが故に初期作品では非エースというイメージが強かった。
初期作品では作中の描写から命中率を補正する精神コマンドを習得しなかったが、『α』以降の作品からはオールドタイプ全般の能力値が見直され、ニュータイプとの能力差が縮まった。中でもコウは「必中」を習得する為、作品と場合によってはニュータイプのパイロットよりも役に立つ局面もある。近時の作品では、オールドタイプである宇宙世紀のガンダムパイロットの中では上位まで登り詰めるに至った。
もっとも、SRW世界におけるコウの最大の役どころはMSオタクという点にある。また、ニンジンが嫌いという設定も度々イベントで存在する。音声付きの事も。
原作では、新米だった彼がエースであるガトーと対等に戦えるまでに急成長を遂げた(第一話のトリントン襲撃から最終話のアイランド・イーズ戦までは劇中時間で一ヶ月)からか、努力家という面やキャラクター像が精神コマンドや小隊長能力で色付けされている。
基本的にアムロは『逆襲のシャア』設定で登場する事が多い為、年上の上官という存在だが、本来の宇宙世紀の設定ではアムロと同年代である。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初出演作。乗機はGP-01→GP-01Fb→GP-03オーキスの順に乗り換える。モビルスーツマニアな為、ズゴックEを入手した時に解説してくれる。ガンダム系パイロットとしては珍しく陸7なので、序盤は他パイロットよりも戦力になる。オールドタイプなので2回行動がやや遅いが、ガンダム系としては攻撃力が非常に高く、GP-03で突っ込んで高い攻撃力を絡めたマイクロミサイルで削るという戦法が猛威を振るう。GP-03を他に譲るにしても、第3次は誰でもファンネルを使えるのでやはり戦力として運用できる。一方でCB版は杜撰なバランス調整と噛み合わないシステムにより、機体・パイロット共に弱体化。よほどの愛がない限りは2軍行きは免れないだろう。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章にガトーと共に登場。乗機はGP-01Fb。同時にニナも登場するが、ラ・ギアスへの召喚条件が「機体・艦船+パイロット・クルー」であるため何故かGP-01に乗っている。複座にして調整でもしていたのだろうか。
- 乗機の性能はありていに言えば微妙。GP-02やハンブラビのほうが明らかに使い勝手が良く、ビームが効かない相手も多いためそのままだと2軍落ちだろう。幸運持ちなので、乗機をガトーと交換したほうが効率的なのは如何なものか。PS版では幸運は消えたが魂を覚えるようになった。が、習得レベル40は最終面でギリギリ届くかどうかといった所。
- 第4次スーパーロボット大戦
- オールドタイプパイロットの中では上位の能力値。鉄壁・幸運・覚醒・魂と、デンドロビウムと相性の良い精神コマンドが目白押し。また射撃と格闘の数値が全く同じという珍しいパイロットで、格闘に関してはガンダム系パイロット最高でもある。本作のガンダム系ユニットの格闘武器の中で最強なのはこれまたデンドロビウムの大型ビームサーベルなので、とにかくデンドロビウムに乗せろと言わんばかりのパイロットとして設定されている。
- ……が、魂を覚えるのが非常に遅く、よりによって集中・必中を覚えないのが痛い。使っていくなら、ΖΖガンダムか百式のマップ兵器+幸運で大量レベルアップを狙いたい。シナリオ『コロスとドン・ザウサー』で一直線に並んだ戦闘獣達を狙えば、集中がなくても命中させられるので、レベル20台から一気に80オーバーまで上げることも可能。こうなると魂が使える上に集中・必中無しでも余裕で攻撃を当てられるので、強いコウを使いたい人は是非。ちなみにコウとエマをある時点まで育てていない場合、二人で愚痴るイベントが発生する。
- 乗機はGP-01Fb→GP-03Sステイメン→GP-03デンドロビウムの順に乗り換えていくが、ステイメンまでは強力な武装がないので、デンドロビウム入手まではΖガンダムやEx-Sガンダム辺りに乗せ換えるのがお勧め。ただし彼の空適応は低いので注意。ゲーム中盤辺りまでは集中が使えるエマやファとスーパーガンダムに乗せるのも良いだろう。しかし、肝心のデンドロビウムが改造を施して宇宙戦で全力で戦えるマップはたったの1シナリオしかなく、月面では地形適応が劣悪になり、最終話で出撃不可となる(ミノフスキークラフトでフォローはできるが、やはり地形適応が劣悪)ので結局デンドロビウムに乗るのは強制搭乗となる1シナリオしかないかもしれない……。おまけにそのデンドロビウム入手の際にAチーム側にステイメンがないとシナリオが矛盾するためか、本作の難関シナリオの一つである『栄光の落日』では強制的にステイメンに乗り換えさせられる。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 堀川氏の声が入ったのが大きな変更点。『第4次』と比べると長所の格闘が更に高くなった他、他の能力値も少し上方修正されている模様。
- スーパーロボット大戦F
- GP-01Fbに乗って序盤から登場する。主人公がリアル系だった場合、ナイメーヘン士官学校の先輩にあたるのだが、特に会話はない。捕虜のレッシィが逃げる時に油断してやられてしまうなど損な役所。GP-01Fbも本作ではパワー不足なため、活躍させるなら乗り換えは必須。
- 今作では幸運が努力に替わり、入手経験値のレベル差補正が大幅低下したこともあって使い勝手が著しく悪くなった。第4次同様、格闘と射撃の攻撃力が同値。格闘値が若干高いが、それでもジュドーやクワトロには及ばず。それ以外もビルギットやケーラとどっこいであり、使われる事は殆どないだろう。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 完結編に入り、ようやく序盤で愛機GP-03デンドロビウムが手に入る。しかし、ニュータイプでない上に必中も集中も無い為、運動性の低いGP-03では敵の能力値インフレに対応できず、活躍するのは厳しい。2回行動も他のオールドタイプパイロットと同様に非常に遅く、修理などで意図的にレベルを上げないと普通に使っているだけではまず不可能なレベルであるなど、シリーズ中でもパイロットとして最不遇の扱いである。
- ちなみに『F』からのデータ引き継ぎを行わずに本作からゲームを始めた場合、味方パイロットのレベルは4つのパターンの中からランダムで決定される。基本的には完結編序盤の適正レベルに合わせた状態(レベル30~40ほど)になるのだが、コウは何故か4パターン全てでレベル1桁というとんでもない扱いの悪さ。版権作品主人公でここまで冷遇されたキャラクターは他に類を見ない。
- 一方でイベント面ではそれなりに出番が用意されており、ガトー絡みのイベントでよくDVEが入る。宇宙ルートの「灯火は炎となりて」ではビーチャの悪だくみに付き合わされてGP-03で強制出撃となる。育てていない場合は、防御で耐えるしかない。また、量産型νガンダムの武装選択イベントでは彼の意見で装備が決定される。……コウには使えないフィンファンネルを選んだ方が強くなるというのは皮肉でしかないが。
- 今回弱体化しすぎたのが反省されたのか、以降の(特にαシリーズ)スパロボではニュータイプのエースには敵わないものの、そこそこ強く安定して使いやすいパイロットになっている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 第3次同様のガンダム強奪イベントで初登場。今回はDVE付で更に盛り上がる。今回から戦闘中のグラフィックはノーマルスーツ姿に。能力的にもリアル系として申し分ないものとなり、充分1軍として活躍出来るレベルになった。本作における、バランスの変化を象徴するキャラクターのひとり。しかし、同等の能力を持つ上官のバニングはガッツを修得するため、彼の前ではやや霞んでしまう(逆にバニングは何故か2回行動が果てしなく遅いという欠点があるので最終的には好みになるが。)
- また最終話限定ではあるが、ガンダム試作2号機を入手している場合に極普通のプレイでLv99になる可能性を持ったパイロットでもある。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 地上ルート第5話ではティターンズ配下の敵パイロットとしてモンシア、キースと共にジム・クゥエルに乗って登場。同シナリオ途中で仲間になるが、撃墜も可能。味方での初期機体は現代ではジム・カスタム、未来編ではガンダム試作1号機Fb。後半の分岐で地上を選ばない限りガンダム試作3号機には自動で乗ることが無いが、相性はやはりいい。成長タイプが防御寄りなのに底力が無い点が辛いが、援護を覚えて(集中が無い以外)現代でも熱血習得が狙え、フロスト兄弟にも対応できる必中など、精神コマンドが優秀なので一流ニュータイプには出来ない芸当もできる。特に今回は応援が無いため努力の存在が大きい。スーパーガンダムのサブパイロットとして、その精神の優秀さを活用するのも有効。他には珍しい一幕として、ロランとソシエにMSの操縦をレクチャーするステージがある。モンシア曰く「俺より厳しいかもしれない」との事。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ガトーとの決着でしばしば出番あり。ガトーからも高評価を貰える。必中が役に立つ。アラドルート以外では試作2号機入手フラグに関わるため、コウの撃墜数は稼いでおきたい所。
- 『第3次α』にも言える事だが、今までお約束だった努力に代わり、小隊長能力の「獲得経験値+20%」という形で努力家ぶりが再現された。集中を修得し、使い勝手が上昇したといえる。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- ガトーが死んでいるので出番は少ないが、砂漠の虎ことアンドリュー・バルトフェルドにガトーを重ねている節がある。前作で戦士として一人前になった為、キラ・ヤマトの相談役になる事も。お世辞にも社交的とはいえないアムロ、本作では悩んでいるカミーユ、キラより年下で人生経験に偏りのあるジュドー、無口なヒイロ…確かに、他のガンダム系の主人公では務まらないかもしれない。
- 本作では彼とキースの撃墜数差が隠し機体の入手フラグとなっている。
- 余談だが、精神コマンドの構成がイサムと全く同じである。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第4話で登場。試作1号機Fbに乗っている……が、このステージの敵の多くはオーラバトラーなので、ろくに戦えない。ジオン軍の相手をさせると良い。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- 援護システムが導入されたおかげで、ニュータイプ主人公格とは違い援護攻撃による活躍が見込める。序盤はΖガンダムに乗せると良い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- ニュータイプではないため、クワトロやジュドー、シーブックのようなエース級の運用に向かないが、バニングと共に援護Lvが高いため、援護攻撃で活躍する。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 第2部同様、援護攻撃主体で活躍できる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第2部から数少ない0083勢として参戦する。台詞の新規収録も行われた。メカ考証という観点で『ゲキ・ガンガー3』に興味を示し、上映会に出席する一幕も。2号機強奪イベントは無いが、既にガトーとは因縁の仲。彼の説得イベントもある。ジュドーやシーブックらと同等のステータスを持ち、相変わらず援護も便利。加えて本作ではニュータイプ勢は魂を習得しないので個性が一際輝いている。早解きと相性が良く、起死回生を修得させ、覚醒を繰り返す速攻戦術がヘビーユーザーに重宝された。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 原作とほぼ同様の展開。必中とひらめきを覚えるまでが少々使い辛い。が、今作から底力を習得しており、なおかつLV9まで育つ為、試作3号機との相性は良い。また、ニュータイプが魂を覚えないため、相対的に地位が上がっている。シリーズで初めてガンダム試作3号機に零距離メガ・ビーム砲が追加されたのは本作。ちなみに、主役キャラなのに何故か最終話でのヴィンデルとの戦闘前会話が無い。
- 恵まれた精神コマンドによって、Gファイターに乗せればサブパイロットとしても優秀。覚醒も使え、魂を持たないメインパイロット(カミーユやクワトロ等)のパンチ力を上げる事も可能。援護レベル3まで上がる。また覚醒持ちなので、威力は高いが敵を巻き込みにくい直線型マップ兵器を搭載する百式やアプサラスIIに乗せてもいい。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- GP01ではなくジェガンに乗って参戦(64ではGP01は未登場)。グラフィックは原作終盤の凛々しい表情になった。
- 中盤に参戦してから、かなりの間、存在感が希薄になる。ルートによってはGP02A強奪イベントも無い為にますます存在感が薄くなる。進め方によっては一度もガトーと顔見知りにならない珍しい作品である(……が、設定ミスか、顔見知りでないルートでも戦闘前会話がある場合がある。)
- 『F』の頃と比べると、精神コマンドに集中が追加され、2回行動のレベルも現実的な値になった為、ニュータイプほどではないが使おうと思えば使っていける能力となった。
- スーパーロボット大戦MX
- 作品そのものは参戦していないので存在は語られないが、前大戦でガンダム連合に参加していたとされている。なお、原作のガンダム連合にはGP02も参戦していたのでガトーも共闘していた可能性がある。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」期間限定参戦。GP01Fbに搭乗。イベント報酬ではボイス付きパイロットパーツも登場。
- 2019年11月のイベント「宇宙に揺らぐ陽炎」では復刻参戦。今回はGP03に乗る。イベントシナリオでは当初はガンダムに乗っておらず、ジムに乗っている(どのジムかは明言されていないが、世代的にはジム・クゥエルだろうか)。
パイロットステータス
能力値
近年ではUC系ガンダムのオールドタイプの中では高めの能力を持つ。射撃が高いのはもちろんだが、格闘も高めである。しかし大抵の場合はバニングの方が能力が高かったりガッツ等の優秀な特殊能力を持っていたりするためやや影が薄くなりがちではある。また、旧シリーズでは劣悪な扱いを受け、二軍確定的な能力のこともあった。COMPACTシリーズ等では回避の値がアムロやクワトロ以上に高いこともあった(実際にはニュータイプの補正によりコウの方が回避率は低い)。
精神コマンド
必中、努力、魂を覚える傾向にある。必中は使い方や状況次第では集中より有用である。また、『A PORTABLE』や『IMPACT』等ガンダムの主人公キャラで魂を覚えるパイロットが激減した中でも彼は魂を修得した。
- 第3次
- 根性、加速、気合、ド根性、ひらめき、熱血
- EX
- 根性、幸運、加速、気合、熱血、てかげん
- EX(PS版)
- 根性、努力、加速、気合、熱血、魂
- 第4次
- 鉄壁、ひらめき、熱血、幸運、覚醒、魂
- F、F完結編
- 加速、熱血、努力、ひらめき、覚醒、魂
- α
- ひらめき、努力、熱血、必中、覚醒、魂
- α外伝
- ひらめき、努力、必中、熱血、加速、魂
- 第2次α、第3次α
- 集中、必中、ひらめき、熱血、気合、魂
- IMPACT
- 努力、突撃、熱血、集中、覚醒、魂
- A(A PORTABLE)
- 努力、ひらめき、必中、熱血、覚醒、魂
- リンクバトラー
- 努力、ひらめき、加速、熱血、集中、魂
- 64
- 加速、集中、熱血、努力、ひらめき、魂
- X-Ω
- 加速、幸運、必中
特殊技能(特殊スキル)
ガンダムシリーズの主人公の中では比較的珍しく、援護攻撃を覚える傾向にある。
- 第3次(PS版)
- シールド防御L4、切り払いL4
- EX(PS版)
- シールド防御L6、切り払いL6
- 第4次(S)
- シールド防御L8、切り払いL5
- F・F完結編
- シールド防御L8、切り払いL7
- α
- シールド防御L9、切り払いL9
- α外伝
- 援護L1、シールド防御L3、切り払いL2
- COMPACT
- シールド防御L6、切り払いL3
- IMPACT
- 防御L6、援護攻撃L3、援護防御L3
- 64
- シールド防御L9、切り払いL8
小隊長能力
固有エースボーナス
- 努力が愛に変化する。
- 『A PORTABLE』で採用。
パイロットBGM
人間関係
地球連邦軍
- チャック・キース
- 同僚で士官学校からの友人。
- サウス・バニング
- 上官。隊長である彼が戦死した事により、一時的に少尉から中尉に昇進した。
- ベルナルド・モンシア
- 先輩。色々な理由が絡んで一方的に敵視されていたが、後にある程度認められる。
- アルファ・A・ベイト
- 先輩。モンシアと同じく当初は子ども扱いされていたが、次第に認められるようになる。
- チャップ・アデル
- 先輩。
- エイパー・シナプス
- 上官。
- ディック・アレン、ラバン・カークス
- SRW未登場。トリントン基地でのコウの先輩。
- バスク・オム
- 原作で直接対話する場面は無いが、彼の行動がコウとガトーの最後の戦いに水を差す結果となり、その事に大きく激怒した。
アナハイム・エレクトロニクス
デラーズ・フリート
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 本来の宇宙世紀の歴史では同年代であるが、スパロボの設定上アムロの年下の部下となり、強く尊敬している。無論、アムロが伝説を作ったRX-78-2ガンダムにも詳しい。
- シャア・アズナブル / クワトロ・バジーナ
- クワトロとしては多くのシリーズで共闘するが、『IMPACT』終盤および『第2次α』ではネオ・ジオンの総帥となった彼と敵対する事に。
- ブライト・ノア
- シナプスが登場しない作品も多い為、その場合は彼が直属の上官になる。
- カミーユ・ビダン
- 共にMSに関しての知識があるのもあってαシリーズでは彼との絡みが多いが、『第2次α』ではなぜか彼からタメ口をきかれる(『第3次α』では元に戻っていたが)。
- エマ・シーン
- スパロボでは同僚で、階級や年齢からコウの上官にあたる。『第4次』で双方とも出撃させていないと二人で愚痴るイベントが発生する。
- ファ・ユイリィ
- 『第3次』ではニンジンが食べられない事を彼女に強く責められ、『第2次α』でもまた彼女に突っ込まれる。
- ヤザン・ゲーブル
- 大半の作品では敵対関係だが、『X-Ω』イベント『宇宙に揺らぐ陽炎』ではなんと上官となった。
- クリスチーナ・マッケンジー、シロー・アマダ
- 『IMPACT』ではアレックスやEz-8といった旧式の機体でアクシズ落下阻止に加わる彼女らの身を案じていた。
- シャクティ・カリン
- 『α』では、お茶会で彼女がクリスと一緒に焼いたケーキを御馳走になるが、それがキャロットケーキである事を知った途端に顔面蒼白となってしまう。コウがニンジン嫌いである事を知らなかったためである。
正暦作品
- ロラン・セアック
- 『α外伝』では、彼の初登場におけるマウンテンサイクルに埋まったフラットを発掘するシーンから遭遇するなど、縁が深い。
- フラン・ドール
- 『α外伝』では、ノックスの街で彼女から号外を渡される。
- ジョゼフ・ヨット、シド・ムンザ
- 『α外伝』では、未来世界に飛ばされた際に彼らから、この世界の掟や黒歴史、マウンテンサイクルなどについて、マリと共に聞かされる。
- コレン・ナンダー
- 『α外伝』では、ガンダム打倒に執念を燃やす彼から、ガンダム試作1号機Fbに乗っていたからか初対面早々に因縁をつけられる。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 『第3次α』で競演。バルトフェルド戦では厳しい一面を見せながらも彼に戦士としての覚悟を教えた。またミーティア装着時には同じタイプのオーキスの操縦経験に基づくアドバイスを行なう。
- アンドリュー・バルトフェルド
- 『第3次α』で競演。当初バニングらと共に彼と幾度と無く激闘を繰り広げた。また彼をガトーに重ね合わせている所があり、仲間になった後も会話が多い。
リアル系
- ショウ・ザマ
- 『64』では2人揃ってニンジンに恐怖を抱き、その恐ろしさを語った為、周囲から呆れられた。
- クマゾー
- 『第2次α』では純真無垢な彼の眼差しに抗えず、ニンジンの自棄喰いに挑む羽目に。
- 一条輝
- お互いファーストネームで呼び合うなど仲が良い。『第3次α』EDの新メガロード船団出発式では、互いのカップルの未来を祝福し合う。
- ロイ・フォッカー
- 初共演の『α』では、輝と共に、酒の場で彼に女性へのアプローチの仕方についてレクチャーされた。
スーパー系
- ひびき洸、桜野マリ
- 『α外伝』では、未来世界のノックス近郊に飛ばされた際に、彼らと行動を共にしていた。
- デューク・フリード
- 『IMPACT』では彼に、ガーベラ・テトラが外見を偽装したガンダムタイプの機体である事を懇切丁寧に解説した。
- 獣戦機隊(藤原忍、結城沙羅、式部雅人、司馬亮)
- αシリーズでは共にトリントン基地所属。
- 草間大作
- 『α』では彼の愛機ジャイアント・ロボに強い興味を示すが、同時に大作のような年端も行かぬ子供を戦争に駆り出さねばならぬ現状を憂う。
- 碇シンジ
- αシリーズで共に戦士としても人間としても大きく成長した者同士であり、『第3次α』では共にキラを諭す場面もある。
- ツワブキ・サンシロー
- 『第3次α』での神壱号作戦発動前日、ニナのいる地球へメッセージを送った際に彼から難癖をつけられるも、すぐに和解した。
バンプレストオリジナル
- エクセレン・ブロウニング
- 『IMPACT』では雑談中、突如アルフィミィの意識と感応してラー・カイラムから出撃しようとする彼女を止める事に失敗した。
- セニア・グラニア・ビルセイア、ウェンディ・ラスム・イクナート
- 『α外伝』にて彼女達やカミーユと共にアンセスターの使用する機動兵器の分析を行った。
- アイビス・ダグラス
- 『第2次α』序盤ではメカマニアの血が騒いだのか、アルテリオンに興味津々の様子。だが、その事で彼女を怒らせてしまった。
名台詞
アニメ本編
- 「このザクめ、なんて動きが鈍いんだ。パワーアップしたジムとじゃ比較にもなりゃしないよ」
- 第1話「ガンダム強奪」より。物語冒頭、模擬戦で乗っているザクIIF2型の性能に不満を漏らす。
- かつて(U.C.0079年)ジオン軍の象徴として地球連邦軍を脅かしたザクも、今(U.C.0083年)となっては鹵獲された旧式機として連邦の新兵に性能の低さを毒づかれつつ、連邦軍の主力兵器・ジムの新型のデータ取りを手伝わされている。一年戦争の争乱も今や昔の話となった平和なシーンである。
- 「は、はいっ」
- 敵であるガトーに「君も将校なら大局的に物を見ろ」と言われた際、ついこう返事してしまい、ガトーから「私は敵だぞ!」と呆れられた。
- なお、小説版ではこの場面でのコウの心理が「歴史上の偉人が目の前に現れて、さらに自分に説教を始めたようなもの」とされている。そう考えると、コウの反応もそれほどおかしな物とは言えないのかもしれない(もっとも、ガトーは「侮辱」と受け取ったらしく、小説版では「ふざけるなッ!」の一言が追加されている)。
- 「モンシア中尉、オムツ持参でお供します!」
- 第4話「熱砂の攻防戦」より。コウとキースを連れて出撃する事に不満を持って二人を「小便小僧」と揶揄するモンシアへの返答。
- 「ウラキ少尉、吶喊(とっかん)します!」
- この台詞の後に3機の敵機を撃墜している。SRWでは「吶喊」が「突貫」と表記されている。
- なお、小説版ではあろうことか、「吶喊します?」と誤植されており、緊迫感漂うシーンが台無しになってしまっている。
- 「この海は…地獄だ!」
- ここで言う「海」とはソロモン宙域の事を指す。これまでコウは実戦を複数回経験し技量は向上してきているが、せいぜいMS数個小隊程度の敵とそれぞれ1回限りの短期戦をこなしてきただけであり、数時間に渡って数十機の敵が波状攻撃をしかけてくる環境に強いストレスを感じての台詞である。
- 一方、過去の戦争で宇宙要塞戦をこなしてきたベイトは愚痴りつつもオペレーターにジョークで返すくらいの余裕があり、対称性が描写されている。
- また、同時にガトーとGP-02が核弾頭を抱えていつ攻撃を仕掛けてくるかわからず、気が立っている面もあると思われる。
- 「間に合え、間に合え、間に合え…、間に合えぇぇぇぇ!!」
- ソロモンへ向かうガトーを追いかけるが、間に合わなかった。常にガトーを追うコウ…。
- 「ガトー! 俺は決着をつけるまで、お前を追い続ける!」
- GP-02によるアトミックバズーカの一撃によって地球連邦軍の観艦式を潰した。
- しかし、コウはあくまでガトーとの決着に拘り、当のガトーからは「怨恨だけに根差している」と言われた[1]。
- 「貴様らがぁッ!」
- 連邦軍に寝返るシーマ艦隊が許せず、彼女等を攻撃する[2]。
- 「ニンジン、いらないよ」
- 食堂での一言。この後、お盆にニンジンがどっさり乗せられた。大概の場合一言モードに収録されている。
余談だがこのセリフを聞いて一部のユーザーは「ドラゴンボール」にて堀川氏が同じく演じているキャラクターであるベジータを連想したとの声もある。(ベジータは主人公である孫悟空に強いライバル心を持つキャラクターであり、悟空の本名のカカロットの由来が「花果山+人参の英語名であるキャロット」である為) - 「待っていたのか、俺の為に」
- 終盤、スペースコロニーから脱出した際にガトー搭乗のノイエ・ジールが待ち受けていたのを見た際の台詞。その姿を見たコウは、好敵手との決着をつけられる事に、苦しくも満足げな笑みを見せる。
- 「ガトー…」
- 第13話(最終話)「駆け抜ける嵐」エピローグより。デラーズ紛争終結後の軍事裁判を経た一年の服役後、オークリー基地着任の際、枯れた小麦を見ての台詞。
その他の媒体
- 「きさま!! きさまはなんてことしたんだ!! おまえはなんともおもわないのか……大勢の人を殺して!! おれはゆるさん!!」
- 「ガトーよ満足か……二号機を奪い、その核弾頭で大勢の人たちを殺し……おまえが憎い!!」
- 「ちがう そんなのは理想じゃない お前の野望だ!!」
- 加登屋みつる氏の漫画版より。観艦式を襲撃したガトー操るGP02との決戦における台詞。
- 児童漫画とはいえ「理想」と称して自らの大量殺戮を正当化するデラーズ・フリートおよびガトーを一刀両断しており、加登屋版のコウはガトーとの決着ではなく、「コロニー落としの阻止」のみを目的に奔走する事になる。
- 「すべての悲劇はお前達が始めたんだ! 目的が手段を正当化する事などない」
- 松浦まさふみ氏の漫画版より。終盤にガトー搭乗のノイエ・ジールと対峙した際の台詞。
- 原作と比較すると、コウがガトーの行動をより明確に非難する場面が目立っており、松浦版のコウはどちらかといえばSRWにおけるコウに近いと言える。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「長い砲身にはこういう使い方もあるんだ!」
- ガンダム試作3号機で「零距離メガビーム砲」を使う際に叫ぶ特殊戦闘台詞。SRWのPVなどで使われたり、コウの名台詞のように使われているが原作では言っていない。
COMPACTシリーズ
- 「自分の拘りを正面から見せつけられるのは、少し応えましたね」
- 『IMPACT』第3部:銀河決戦篇「そのために今、生きている」でオモイカネへのデバック作業を終えた後、オモイカネがガンダム試作2号機のイメージまで再現させて抵抗した事を振り返って、ガトーに固執していた頃の自分を思い起こす。
αシリーズ
- 「…ニンジンはパイロットの能力に関係ないと思うけど…」
- 『α』第17話「GR対GR2」にて、シャクティとクリスの作ったキャロットケーキを食べられず、クリスと忍から「ニンジン嫌いという事がパイロットとして情けない」と言われた時の言い訳。
- 忍の言うとおりに体力勝負の面はあるとはいえ、別にパイロットとして大きな支障が出る訳ではないのだが、結局は押し切られる羽目になり、パイロットとして成長した『第2次α』においても克服できず、また似たような状況に陥る。
- 「…任務だからじゃない! 大義の名の下に人の命が奪われる事を俺は許せないんだ」
- 『第2次α』第38話「星の屑、再び」でシャアと対峙した際、コウを「命令に従うだけの軍人」と切り捨てるシャアに対する反論。
- ボス格との戦闘前の会話イベントでは軍人としての職務を問われるような事が多いが、この台詞のようにコウには自分なりの軍人としての信念を貫く台詞が多い。
- 「理想や信念に殉じるのは勝手だ! だが、お前達が勝利したって戦いは終わりはしないんだぞ!」
「負けた側が勝った側を憎み、戦いは永遠に続く…。力で人を押さえてもそれは新たな戦いを生むだけだ!」 - 『第2次α』でガトーと対峙した際、あくまで連邦政府の打倒という信念を貫くガトーに対しての台詞。この発言にガトーはスペースノイドの境遇を嘆く反論を取るが…。
- 「そうじゃない! 連邦の人間全てが地球至上主義者ではない! 事実、政府の改革は進んでいる! その結果を待つ事が出来ないのか!? それほどまでに人間が信用出来ないのか!」
- 上記の台詞の後、ガトーの「スペースノイドにアースノイドの犬になれといのか!?」と反論されての返答。このコウの発言に、ガトーも「成長した」と脱帽する。
- もっとも、コウが信じた政府の改革はブルーコスモスによって歪められる事になるのだが…。
- 「ガトー…お前と…お前の戦い…俺は忘れないぞ…お前の殉じた理想は別の形で俺達が引き受ける…だから…安らかに眠れ…、アナベル・ガトー…」
- 『第2次α』第54話休戦ルート「逆襲のシャア」or第55話ハマーン拒絶ルート「忌まわしい記憶と共に」に於けるガトー撃墜時の台詞。
- 「人類を縛るのはやめてくれ! 俺達は自分達の力で生きていく! 例え、それが愚かな行為の繰り返しでも…未来を信じて生きて行くんだ!」
- 『第2次α』最終話でのイルイへの説得。
- 「逃げるな、キラ! 虎を否定するなら、自分の答えを出せ! それが出来ないのなら、ここを去れ!」
- 『第3次α』第22話地球降下ルート「砂塵の果て」より。「砂漠の虎」ことアンドリュー・バルトフェルドを撃つことに躊躇うキラに言った言葉。
- 後輩キャラがいなかった原作およびSRW全体でも珍しいコウの目下に対する厳しい台詞であるが、数作のαシリーズを経て、歴戦の勇士に成長したコウだからこそ言える台詞といえる。
- 「俺は前の大戦で奴を倒した時、その志の一端は理解出来た…」
「そして、奴が生きていたならばきっと今の状況を憂えていただろう」
「だから俺は、奴の意志も共に戦わせてやりたいんだ」 - 『第3次α』宇宙ルートで、イカロス基地に納入される機体がノイエ・ジールだった場合に発生する会話。散々苦汁を飲まされ続けてきた相手の愛機という事でモンシア達3人が揃って拒否反応を示す中、ノイエ・ジールをガトーの分身に見立て、共に戦う決意を固める。
携帯機シリーズ
- 「じゃあ俺たちはトリントン基地からずっと、おとりの部隊を追っていたって事か?」
- 『A(PORTABLE)』第11話(「アーガマにとどまるを選んだ」ルート)より。「星の屑作戦」の真の狙いがガンダム試作2号機による核攻撃ではなく、コロニー落としにあると知った際に。
- 「貴様に話す舌など持っていないっ! 約束は果たすぞ、ガトーォォッ!」
- 『A PORTABLE』最終話にて追加されたヴィンデルとの戦闘前会話[3]の末尾。「貴様に話す舌は持っていない」とかつて自身がガトーに叩きつけられた台詞を引用しているのも印象深い。
単独作品
- 「せ、宣戦布告だって…!?」
- 『X-Ω』期間限定イベント「スターダストネビュラ」にて。
- 原作通り核を撃たれてしまい、ガトーとの一騎討ちが始まるのだが、そこにオルドナ・ポセイダル率いる艦隊がワープし、全域に向けて宣戦布告が始まる。流石に戸惑うのも無理はない。
- 「テッペイ、君は自分が無力だと、嘆いたことがあるんだね。」
- 「僕にはあるよ、2号機を追って宇宙まで来た。その最中に散っていった人達もいた。」
- 「そういう人達の想いを体現し、僕はガトーを止めなくてはいけなかったのに、それは叶わなかった…」
- 「僕はただ自分の無力さを思い知り、苛立っていただけなんだろうな。」
- 「だが、それではダメなんだろうな…」
- 「テッペイ…人類は、手を取り合うことができると思うかい?」
- 『X-Ω』「スターダストネビュラ」より。連邦軍に壊滅的な被害が出て他施設も次々とポセイダル軍に占領されてしまい、GGGは収容したガトーに協力を要請すると言い、それを聞いたコウはたまらず部屋を飛び出す。
- そこでミッドサマーズナイツのテッペイと偶然遭遇し、戦えない事に苦悩する彼の気持ちを見抜き自分と重ね彼を諭す。
- そして自分の気持ちにも整理をつけ、かつての宿敵ガトーと共闘する道を選ぶのだった。
- 「俺もそう思うよ。一時は手を組んで戦ったが…次相まみえるときは、おそらく敵同士だろう。」
- 「だが、今回のように何かのきっかけで人類がひとつにまとまることができるのであれば…」
- 『X-Ω』「スターダストネビュラ」のエピローグより。戦いが終わり大破した試作2号機にガトーの姿は無かった。
- 他のメンバーから「きっと生きている」と言われ、近い未来の戦いを予感するが、同時に新たな希望も見つけこの物語は幕を下ろす。
搭乗機体
- ザクIIF2型
- コウが元々搭乗していた連邦塗装のザク。アグレッサーとして使用されていた。
- ガンダム試作1号機
- 試作2号機追撃の際にこの機体に乗る事になり、以後は正規パイロットとなる。地上戦では活躍できたが、バランス調整に不備があり宇宙戦には対応できずに窮地に陥る。
- コクピット部はコアファイターIIとなる。
- ガンダム試作1号機Fb
- 試作1号機を宇宙戦向けにした機体。
- コクピット部はコアファイターIIFbとなる。
- ガンダム試作3号機
- 終盤に搭乗。この機体でガトーのノイエ・ジールと死闘を繰り広げた。
- ガンダム・ステイメン
- 終盤に搭乗。この状態でも戦闘を行った場面もある。