ガウ・ハ・レッシィ
ガウ・ハ・レッシィは『重戦機エルガイム』の登場人物。同作のヒロインの一人。
ガウ・ハ・レッシィ | |
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外国語表記 | Gaw Ha Leccee |
登場作品 | 重戦機エルガイム |
声優 | 川村万梨阿 |
デザイン | 永野護 |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | ペンタゴナ星系人 |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
出身 | ガストガル |
身長 | 170 cm |
体重 | 50 kg |
スリーサイズ | B87-W55-H90 |
所属 | ポセイダル正規軍→反乱軍 |
役職 | 13人衆(正規軍時) |
概要編集
ポセイダル軍13人衆の一人であり、末席である第13席次。ポセイダル王朝でも有数の名門であるガウ家の娘であり、伯父のサイ・クォ・アダーは13人衆筆頭を勤めている。家柄・実力ともに申し分ないが、女性故に軍にぞんざいに扱われることにコンプレックスに感じていた。
はじめはギワザ・ロワウに取り入ろうと考えていたようだが、敵であっても女性を丁重に扱うダバ・マイロードに出会ってからは、彼にひかれるものを感じとり、正規軍を裏切りダバの仲間になる。その際に、身の潔白を証明する為にダバ達の前でストリップを行なったり、女の命ともいえる髪を切ったりしている。
その後長きに渡り、ファンネリア・アムと2人でダバの争奪戦をくりひろげていたが、ダバの反乱軍における重要度が増すに従って現状に不安を感じ、真にダバの役に立とうと一度ダバのもとを離れる。
その後、アマンダラ・カマンダラに取り入ってホエールの艦長となりダバの支援を行うが、常にダバとは一定の距離を保つようになった。コスチュームも一新し、伸びた髪をカチューシャで止め、口紅を差すようになるなど大人の色気たっぷりに変身していた。
最終話でダバを見送る際には着飾っていたが口紅を落とすなどした結果、登場初期に近い姿に戻っていた。
登場作品と役柄編集
いわゆる裏切りキャラなのだがSRWのプレイ上で敵側を経たのは『第4次(第4次S)』と『F』のみ、それらでも説得コマンドは出るもののスルーしても仲間には入る扱いで、敵側の印象は非常に希薄。原作では赤いディザードは彼女の専用機で一機しかない(一般用は白色)のだが、SRWでは複数登場してもどれも赤色になっている。
また、登場シリーズ初期では原作では乗った事のないカルバリーテンプルに搭乗する場合もあった為、原作未見のプレイヤーにはカルバリーテンプルが愛機だと誤解されがちでもある。
旧シリーズ編集
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。ダバの説得でカルバリーテンプルと共に仲間になるが、実は説得しなくても同マップクリア時に必ず加入するため、倒してしまった方が経験値・資金面でお得。加入時には原作のストリップイベントも再現された。
- ダバと違ってひらめきを習得し、加入時には既に集中を所持し、他リアル系エースと遜色ないレベルで2回行動が可能、と総じて早熟。能力値もダバに匹敵する高さであり、序盤~中盤の味方ヘビーメタルパイロットとしては最優と言っても良いだろう。
- 欠点は、魂を覚えるのがLv46と遅い点。バスターランチャーを搭載した機体が最大でも2機しか入手できないため、より早く魂を習得するダバとギャブレーが優先されがち。最後まで使うなら、中盤のシナリオ「コロスとドン・ザウサー」あたりでリリスと共にエルガイムMk-IIに乗せて、敵の大量撃破を狙って一気にレベルを上げてしまおう。高レベルになれば、バスターランチャーを搭載していないヌーベルディザードでも資金と愛情を注げば戦力可が可能
- パイロットとしても優秀だが、最大の特長はクリスやファと並んで非常に早いレベルで激励を覚える事。同じく激励持ちの妖精のリリスを同乗させる事で、味方の気力が一瞬で150に上がる最強の激励フォーメーションとなる。
- 顔グラフィックは、原作に忠実に描かれている。後の作品よりも可愛いと評判。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 川村万梨阿女史のボイスが収録された。それ以外の変更点はないが、今作ではHMの火力が上がったため、SFC版よりは魂を活かしやすくなった。
- スーパーロボット大戦F
- 今回も最初は敵として登場。乗機も同じくカルバリーテンプル。第10話「裏切り」をクリアすれば乗機ごとそのまま仲間になるが、撃墜せずにダバで説得しておくと乗機であるカルバリーが4段階改造で加入される。加入当時の段階では破格のメリットと言っても良いので、忘れずにダバに口説きに行ってもらおう。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 序盤でヌーベルディザードに乗り換える。『第4次/S』ではダバに匹敵する能力だったが、今作ではアムを少し強くした程度の能力値に下げられてしまった。おまけにダバと同じく集中を覚えない上、相変わらず魂の習得が非常に遅いLv46なのが困りもの。何より問題なのが、レッシィ最大の特長であった激励をアムに奪われてしまった事である。キャオやアスフィーと違って優秀な補助用精神コマンドも覚えず、オールドタイプというだけで選択肢に入りにくい本作ではかなり危うい立場にある。あえて価値を見出すとすれば、彼女の努力により再動を覚えるリリスのレベルを上げやすいくらいか。
COMPACTシリーズ編集
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン3シナリオ「ドリーマーズ」から味方増援として登場する。今回は後半のホエール艦長時の姿であり、最初から味方である。2回行動の習得は難しいが、そこさえ目をつむれば、ダバやギャブレーらエース級たちと互角のパラメーターを持つ。必修精神コマンドは、愛、熱血、魂。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- 2回行動が廃止されたため、ますますダバたちとの違いが無くなった。必修精神コマンドは、愛、熱血。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 音声新規収録。中盤ダバたちと共に加入するが、ペンタゴナを出る際にアムに反乱軍を任せて抜け駆けをやらかしガンドールに同行、ダバからお叱りを受けるハメに。数話後にアムが合流すると入れ替わりに原作通りダバの元を一旦離れ、終盤に再加入する。初期機体はアローンで、再加入時にはヌーベルディザードに乗る。今回も魂を覚える。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第1章追加ミッション「反逆のルルーシュ」に登場。本格参戦は第4章から。
- 今回はヌーベルディザードに乗っている。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年1月のイベント「リベリオン」より登場。ヌーベル・ディザードに搭乗。
- スーパーロボット大戦30
- 音声新規収録。当初は原作におけるダバ一行から一時離れている設定だが、会話シーンで度々名前が語られる。その後ミッション「レディ・レディ」で登場し、「クロス・ポイント」より参戦。ヌーベル・ディザードに搭乗。能力と精神はアムより戦闘寄りで、機体を少し改造すれば十分に前線に出せる。
- なお「クロス・ポイント」で発生するキャオとアムの会話での選択で原作前半と後半の姿のどちらかに決めることができる。「クロス・ポイント」をプレイしていない場合はキーミッション「揺らぐ世界」でエルガイムMk-IIなどと共に強制加入。こちらで加入した場合は後半の衣装で固定となる。どちらの衣装も中断メッセージで登場するのでキャラクター事典登録は問題ない。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「回避アップ」。
関連作品編集
- リアルロボット戦線
- ダバ・キャオと共に味方として登場する。
- 能力は高く、努力や熱血も覚える。
- Another Century's Episode
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
特殊技能(特殊スキル)編集
- 第4次(S)
- シールド防御L8、切り払いL4
- F、F完結編、COMPACT
- シールド防御L6、切り払いL7
- GC(XO)
- 底力L6、援護L2、シールド防御
- OE
- 底力、騎士道、サポート
- 30
- 底力L4、闘争心L1、援護攻撃L2、見切りL1
エースボーナス編集
パイロットBGM編集
- 「エルガイム-Time for L-Gaim-」
- 前期OPテーマ。
人間関係編集
- ダバ・マイロード
- 想いを寄せる相手。
- ファンネリア・アム
- 恋敵。ダバ争奪戦をくりひろげていた。
- リリス・ファウ
- 一緒にシャワーを浴びたりしている。
- ギャブレット・ギャブレー
- 正規軍で一緒にいた時「ギャブレーくん」と呼んでいた。また一時期は彼に好意を持たれたことも。
- ミアン・クウ・ハウ・アッシャー
- 彼女の最期を看取ることになる。
他作品との人間関係編集
名台詞編集
- 「ありがとうか…軍では聞けない台詞だな」
- 第7話「スクランブル」にて、ダバからお礼を言われて。宇宙船をハイジャックされ、やむなくダバ達に協力し友軍を騙す事になったレッシィだが、自分を気遣ってくれた態度に軟化し始める。
- 「私、恋をしたのかしら…ダバ様…あっ、今私は何と言ったんだ!?」
- 同話でダバとギャブレーの一騎打ちに横槍を入れようとするも、迷いながらの迷言。直後にチャイとギャブレーの幻影からの影響もあって「私は軍人だ」と撃つ決意を固めるのだが…。
- 「あれぇー!?」
ダバ「何ですか!?」
ギャブレー「な、何だぁー!?」 - 結果はギャブレーへの誤射という形に終わった。この結果に撃った自分は(割とギャグ顔で)驚愕、ダバやギャブレーも勿論驚き、後ろにいたアムも「え~っ!?」と叫んでおり、エルガイム番組初期の明るいノリが感じられる。
- 「羨ましいのなら、手術でもして女になればいい」
- 第9話より、「女は得だな」というギャブレーの皮肉を切り返して。…この時点ではまさか本当にやるとは思わなかっただろう。
- 「格好付けようとするから格好悪くなるって事、分かんないみたいね」
- 同話より、チャイから鉄拳を食らったギャブレーに対して。
- 「ほら、これを持っていけ。これがあたしの証だよ」
「ダバ…受け取ってくれる?」 - 同上。「女の命を切る」と言って、髪を切り、ダバに差し出して。
- 「女の生きがいは殿方に命賭けることよ」
- 第12話にて、夜襲作戦について口論している最中、アムから「ダバ一人のために動いている」と指摘されるも、済ましてこう切り返す。が、終盤に殿方に命を賭けた女の成れの果てを見ることになろうとは…。
- 「言ってはいけないこと言った!」
- で、直後にアムに正規軍上がりであることを面と向かって言われたことに対し、平手打ちをかまして。
- 「ミズンじゃ顔が広くなったんだから、散った仲間を集める事ぐらいしたら?」
- 第17話より。壊滅状態の反乱軍基地から脱出の際、仲間の再編成が必要だとアムをそそのかして。この後売り言葉に買い言葉で二人共宇宙船を降りる事になるのだが、レッシィだけはちゃっかり残留していた。
- アムをこれ以上戦いに巻き込みたくないという気持ちは事実ながら、半ば騙し討ちのような形で恋敵を遠ざけたこの行為はキャオ達の反発を呼び、何よりレッシィ自身の心にしばらく影を落とす事になる。
- 「アマンダラは、これでヤーマンの血族者全てに対しての復讐を完成させたのよ…」
アム「復讐を…完成させた?」
「ダバは今日から一生、人形になってしまったオリビーの面倒を見るわ。そして、歳をとって死んでゆくのよ…2人共」
アム「それが…復讐か…。でも、ダバはそれを選んだのよ…!」 - 最終話より。これからダバとオリビーが辿る運命を悟った時の会話。
- それは安らかな生活とは程遠いいつ果てるとも知れない介護の始まりであり、まだ人生の折り返し点も過ぎてない若者が人生の全てを廃人同然の婚約者の世話に捧げる事を意味していた。
- そして、アムと共に涙を流しながら、ダバ達の旅立ちを見送ったところで物語は幕を閉じる。
搭乗機体編集
- グライア
- 第9話で薄紫の機体に搭乗。原作でダバ一行に加わった時の機体は本来これ。ただし、同話ですぐに破棄されている。
- ゴロンゴ
- ディザード
- ヌーベルディザード
- ホエール
- アマンダラから3番艦を譲り受ける。
- スピリッツ
- 第10話で登場したランドブースター。エルガイムの長距離移動や支援に使われた。SRW未実装。