機動武闘伝Gガンダム

2016年5月2日 (月) 20:56時点におけるアイツ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎単独作品)

概要

いわゆるアナザーガンダムの始まりとなった作品で、宇宙世紀の歴史でない初のガンダムシリーズ。それまでのガンダムシリーズと大幅に異なった作風であり、当時は賛否両論に分かれた。当初は既存のガンダムシリーズとかけ離れた内容のために、旧来のファンが反発した結果、当初は視聴率的に伸び悩んだが、東方不敗マスター・アジアなどインパクトの強いキャラクターの登場や格闘描写、そしてケレン味溢れるストーリーに、戦争・環境問題や家族愛などの深遠なテーマを盛り込んだ骨太な作風は、新規ファン層を取り込むことに成功した(なお、視聴率が上昇に転じた時期は東方不敗の登場とほぼ一致する)。

この作品が制作されるきっかけになったのは、前作『機動戦士Vガンダム』でしばらくガンダムシリーズから降板する事になった富野監督の「次のガンダムは“ロボットプロレス”(ガンダム以前の、何ら脈絡も無くロボット同士で戦闘を行うロボットアニメの蔑称)にすること」という発言だとされる。富野氏自身のインタビューではその発言を認めている他、既存のガンダムのイメージを破壊するため、本作の監督に、仰々しさを逆手に取ったダイナミックな表現に定評があり、『聖戦士ダンバイン』『重戦機エルガイム』『機動戦士Ζガンダム』で富野氏のもとで演出などを担当していた今川泰宏氏を指名したことも証言している。

現在では幾重にも組まれた世界観設定やロボットアニメとしてのお約束、さらには多数のマニア層のイメージなど数多くの呪縛とも言えるしがらみを抱えているガンダムシリーズにおいて唯一無二であるガンダムの固定観念を破壊するという一大ブレイクスルーを成し遂げ、現在まで続くいわゆる「アナザーガンダム」の道を切り開いた存在として確固たる地位を得ている。

この作品により氏には「良い意味での原作クラッシャー」との評価が付くことになった。なおガンダムシリーズには否定的な意見を発する事の多い富野監督も、本作はかなり気に入っているらしく、スタッフとしてクレジットされていないものの、こっそり絵コンテを手伝ったり、後に監督する∀ガンダムターンXのシャイニングフィンガーなど随所に本作のパロディを挿入したりしている。

本作のキャラクターデザインはVガンダムから続投の逢坂浩司氏によるものだが、あまりにVガンダムと世界観が違う作品のため、メインキャラクターについては漫画家の島本和彦氏がデザイン案として提供したものを元に、逢坂氏が改めてデザインする形をとった。デザイン協力として島本氏の名前がクレジットされているのはそのためである。

2010年からは『月刊ガンダムエース』誌上にて今川監督が脚本を担当し、島本氏が作画を担当したコミカライズ『超級!機動武闘伝Gガンダム』が連載されている。この漫画、一回に付き100ページ以上はザラという連載である他、内容も大元はあまり変わらないが細かい変化は多い。原作では無事に元に戻ったネオトルコのガンダムファイターが死亡したり、不治の病の妹と残り少ない余生を静かに一緒に過ごす、という終わりをしたネオメキシコでのエピソードは妹がネオジャパンが開発した特効薬によって完治するというハッピーエンドになる事もあった。

余談の項においても触れられているが本作はスパロボにおいて扱い難い作品であると思われいる節がある。 実際かなりの参戦回数を誇るにも関わらずまともに原作ストーリーをなぞられたことはなく、デビルガンダム関連のいわば『ガンダムファイトと関係ない部分』のみの再現ばかりとなっている。 そのため、各国のガンダムファイターで登場するのはシャッフル同盟とアレンビー、マスターアジア、シュバルツ・ブルーダーが基本であり、他にデビルガンダム四天王として登場するジェントル・チャップマンとミケロ・チャリオット、ミケロと関わりがあったマーキロット・クロノスとチャンドラ・シジーマのみとなっており、前半のサバイバルイレブンや決勝リーグで対戦したほとんどのファイターは未登場である。

ストーリー

未来世紀60年、地球の覇権を賭けた代理格闘戦「第13回ガンダムファイト」。ドモン・カッシュはネオジャパンコロニー代表としてガンダムファイトに参加する。だが、彼の真の目的は、科学者である父が造った「デビルガンダム」とそれを操る兄・キョウジを見つけて倒すことだった。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ガンダムファイター

ドモン・カッシュ
主人公。ネオジャパン代表。流派東方不敗の継承者にして、コロニー格闘技の覇者の証であるキング・オブ・ハートの紋章を持つ。
東方不敗マスター・アジア
ネオホンコン代表。第12回大会の優勝者。流派東方不敗の開祖で、ドモンの師匠。生身でデスアーミーを撃破する実力の持ち主。 先代キング・オブ・ハート。
チボデー・クロケット
ネオアメリカ代表。ボクシングのコロニーチャンプ。後のクイーン・ザ・スペード。
ジョルジュ・ド・サンド
ネオフランス代表。名門サンド家の当主であり、騎士。後のジャック・イン・ダイヤ。
サイ・サイシー
ネオチャイナ代表。少林寺再興が目標。後のクラブ・エース。
アルゴ・ガルスキー
ネオロシア代表。宇宙海賊の頭目で、現在は囚人。パワーファイトを得意とする。後のブラック・ジョーカー。
アレンビー・ビアズリー
ネオスウェーデン代表。宇宙軍少尉。幼少の頃からGFとしての英才教育を受けてきた。
シュバルツ・ブルーダー
ネオドイツ代表。ゲルマン忍法の使い手。ドモン達を叱咤激励する。
ミケロ・チャリオット
ネオイタリア代表。マフィアのボス。足技を得意とする。後のデビルガンダム四天王。
ジェントル・チャップマン
ネオイングランド代表。スナイパーで、第9~11回大会の優勝者。死後、デビルガンダム四天王として復活。
キラル・メキレル
ネオネパール代表。盲目の暗殺者。居合を得意としている。
チャンドラ・シジーマ
ネオインド代表。巨大なコブラを操り、オネエ系の言葉を使う。
マーキロット・クロノス
ネオギリシャ代表。4mの巨漢。優勝候補の一角といわれるほどの高い実力を持つ。
風雲再起
東方不敗の愛馬。馬ではあるが流派東方不敗を会得している。

その他

レイン・ミカムラ
ヒロイン。ネオジャパンのサポートクルーで、メカニック兼医師。ドモンとは幼馴染。
キョウジ・カッシュ
ドモンの兄。デビルガンダムを持ちだしたとされていたが…。
ライゾウ・カッシュ
ドモンの父親でアルティメットガンダム(後のデビルガンダム)開発者。デビルガンダム暴走の責任で冷凍刑に処された。
ミカムラ博士
レインの父親。シャイニングガンダムゴッドガンダムの開発者。
ウルベ・イシカワ
ネオジャパンの軍人。元は第12回大会のネオジャパン代表。
ウォン・ユンファ
ネオホンコン首相。第13回大会の開催委員長。
シャリー・レーン
チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」のリーダー格。メカニック担当。
ジャネット・スミス
チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」の一人。メカニック担当。
バニー・ヒギンズ
チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」の一人。通信担当。
キャス・ロナリー
チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」のサブリーダー格。医療担当。
レイモンド・ビショップ
ネオフランスのサポートクルー。サンド家の執事で、メカニック・マネージメント等を担当。
恵雲
ネオチャイナのサポートクルー。サイシーのお目付け役。拳法僧。
瑞山
ネオチャイナのサポートクルー。サイシーのお目付け役。拳法僧。
ナスターシャ・ザビコフ
ネオロシアの軍人。SRW未登場。
ストーカー
前回あらすじなどを語る解説役。本編には登場しない。
ゾンビ兵
デスアーミー等を駆るデビルガンダムの尖兵。

シャッフル同盟

ブラック・ジョーカー / トリス・スルゲイレフ
クイーン・ザ・スペード / マックス・バーンズ
ジャック・イン・ダイヤ / ナシウス・キルヒャ
クラブ・エース / アラン・リー

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

シャッフル同盟モビルファイター

シャイニングガンダム
ネオジャパンのガンダム。鎧武者のような外見をしており、ガンダムファイターの精神状態に応じてスーパーモードとなる。
ゴッドガンダム
ネオジャパンのガンダム。決勝大会用の機体。シャイニングの後継機で、より強力なハイパーモードとなる。
ガンダムマックスター
ネオアメリカのガンダム。アメフト選手のような通常モードと、ボクサーのようなボクサーモードを持つ。
ドラゴンガンダム
ネオチャイナのガンダム。両腕が伸縮自在の龍となっており、拳法を得意とする。
ガンダムローズ
ネオフランスのガンダム。ナポレオン時代の騎士のような外見をしており、薔薇状のビットとサーベルが武器。
ボルトガンダム
ネオロシアのガンダム。秘密裏に捕獲した他国のガンダムの技術が使われ、屈指のパワーを誇る。

その他のモビルファイター

ガンダムシュピーゲル
ネオドイツのガンダム。忍者のような機能を持つ強力な機体。
マンダラガンダム
ネオネパールのガンダム。釣鐘や数珠で構成されている。
コブラガンダム
ネオインドのガンダム。巨大なコブラを模している。
ゼウスガンダム
ネオギリシャのガンダム。ギリシャ神話のゼウスを模している。優勝候補の一角。
クーロンガンダム
ネオホンコンのガンダム。パイロットの東方不敗の動きを完全再現できるよう調整されている。後にマスターガンダムに変化。
ネロスガンダム
ネオイタリアのガンダム。脚部にビーム砲を内蔵。後にガンダムヘブンズソードに変化。
ジョンブルガンダム
ネオイングランドのガンダム。パイロットのチャップマンに合わせ、長距離ライフルを装備している。後にグランドガンダムに変化。
ノーベルガンダム
ネオドイツのガンダム。某美少女戦士のような外見を持つ。後にウォルターガンダムに変化。

デビルガンダム

デビルガンダム (第1形態)
アルティメットガンダムの名残を強く残す形態。
デビルガンダム (第2形態)
ギアナ高地などで見られた形態。
デビルガンダム (最終形態)・MA
最終形態のMAバージョン。巨大なガンダム顔から胴体が生えた状態。
デビルガンダム (最終形態)・MS
最終形態のMSバージョン。二足歩行。
デビルガンダムヘッド
』や『NEO』に登場。所謂ガンダムヘッドが更に肥大化したような形態。
触手の先端に巨大なデビルガンダムが取り付いている形状をしている。
デビルガンダム (ゴステロ吸収)
』に登場、スパロボオリジナル。ゴステロを吸収して更に進化した状態。
最終MS形態がベースだが、一回り巨大化し、背部から更に顔が生えたのが特徴。
デビルアクシズ
64』に登場、スパロボオリジナル。デビルガンダムアクシズと融合した状態。
デビルウルタリア
NEO』にて登場、スパロボオリジナル。
ウルタリア要塞全体がデビルガンダム化したもの。MAP全体がデビルウルタリアといえるが、敵ユニットとしてはMAP中央のガンダム部分を指す。

他、ユニットとしては登場しないが、デビル機動要塞A)、デビルマスドライバーMX)なども施設として登場している。

デビルガンダム軍団

マスターガンダム
ネオホンコンのガンダム。クーロンガンダムが変化。
ガンダムヘブンズソード
ネロスガンダムが変化。
グランドガンダム
ジョンブルガンダムが変化。
ウォルターガンダム
ノーベルガンダムが変化。
グランドマスターガンダム
デビルガンダムコロニー動力炉が変化。
デスアーミー
黄、青、緑の3種が登場。
デスバーディ
飛行型。
デスネービー
水中型。
デスビースト
陸上型。
デスマスター
マスターガンダムに擬態。
ガンダムマックスターDGガンダムローズDGドラゴンガンダムDGボルトガンダムDG
DG細胞に侵されたシャッフル同盟の機体。

シャッフル同盟モビルファイター

シャッフル・ジョーカー、シャッフル・クラブ、シャッフル・スペード、シャッフル・ダイヤ
ユニットアイコンのみの登場(『J』など)。

モビルホース

風雲再起 (モビルホース)

その他

ライジングガンダム
ネオジャパンのガンダム。MSに近い機体であり、ファイターの技量に拠らない固定武装が充実している。
バトラーベンスンマム
ユニットアイコンのみの登場(『J』など)。

用語

ガンダムファイト
各コロニーの代表者によって行われるモビルスーツ格闘戦。優勝したコロニーはその後4年間地球の支配権を得る。
スパロボに置いては長きに渡りマイナーな競技といった扱いだったが、『OE』で初めて代理戦争としてのガンダムファイトが再現された。
ガンダムファイト国際条約
ガンダムファイトにおいての規定上のルールの事。
ガンダムファイター
モビルファイター・ガンダムのパイロットを指す。
モビルファイター
ガンダムファイト用に開発されたMSMAを指す。
モビルホース
シャッフル同盟
コロニー格闘技集団。その目的は「戦争平定」。
ガンダム・ザ・ガンダム
ガンダムファイト優勝者に贈られる称号。
DG細胞
デビルガンダム細胞」の略。ナノマシン的な機能を持っており「自己進化」「自己再生」「自己増殖」の3大理論を実現する。

楽曲

オープニングテーマ
「FLYING IN THE SKY」(前期)
作詞・作曲・歌 - 鵜島仁文、編曲 - 鵜島仁文・樫原伸彦
『第2次G』『新』『F』『F完結編』『A(GBA版)』『64』『R』で採用。
「Trust You Forever」(後期)
作詞・作曲・歌 - 鵜島仁文、編曲 - 鵜島仁文、岸利至
『IMPACT』で採用。
挿入歌
「勝利者達の挽歌」(第22話)
作詞 - 安藤芳彦、作曲・編曲 - 田中公平、歌 - 大山修司
『MX』で採用。
劇中BGM
「最強の証~キング・オブ・ハート」
次回予告の曲。『MX』『J』『A(PSP版)』『NEO』『OE』で採用。
「燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて~」
シャイニングガンダムの必殺技・シャイニングフィンガー使用時のBGM。『新』『F』『F完結編』『64』『A』『IMPACT』『R』『MX』『J』で採用。
「我が心明鏡止水~されどその拳は烈火のごとく~」
ゴッドガンダムの必殺技(爆熱ゴッドフィンガーや石破天驚拳など)のBGM。『新』『F』『F完結編』『64』『A』『IMPACT』『R』『MX』『J』『NEO』『OE』で採用。スパロボではゴッドガンダムが関与する合体攻撃のBGMとしても採用。

登場作と扱われ方

初参戦は『第2次G』であるが、『第4次スーパーロボット大戦』におけるロボット大図鑑テキサスマックの項で「G○ンダム」と伏字で名前が挙げられている。作品によっては、ドモン以外のシャッフル同盟のメンバーが登場しない作品もある。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
初参戦。放送直後の参戦。つまりは放送期間中に開発されたということもあり、イベントなどにはかなり力が入っている。
シャッフル同盟の仲間たちは登場せず、シュバルツは登場するがシュピーゲルは登場しない。ウルベやウォンは登場しないのでその辺の役割はシロッコが担っている。初の生身ユニット登場。
スーパーロボット大戦FF完結編
専用シナリオやイベントが多くかなり優遇されているが、同じような境遇の『新機動戦記ガンダムW』と異なりシャッフル同盟の仲間たちは相変わらず未登場。進め方によってはマスター・アジアとアレンビーを仲間にすることが可能。マスター・アジアを仲間にした場合のみ石破究極天驚拳を見ることができる。
ゴッドガンダムのハイパーモードの武器はドモンのレベルによって攻撃力が上昇する。
シュバルツと搭乗機のシュピーゲル、レインとライジングはスポット参戦。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
移植元の『COMPACT2』から追加された作品。デビルガンダムを追って地球へ、裏切るマスター、そして黒幕にウルベと大筋は原作と同じだが、ドモンが最初からアレンビーと知り合いであるなど原作とは結構違う展開を見せる。
忍者繋がりで、シュバルツが飛影に救出されるイベントがある。エクセレンがドモンのファンで、一緒の部隊にいるキョウスケに彼のサインをねだるシーンもあるが、合流後の絡みは少ない。シャッフル同盟の仲間たちは未登場。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
進め方によってはマスター・アジアとアレンビーを仲間にすることが可能。
マスター・アジアは『超電磁ロボ コン・バトラーV』の四ッ谷博士と知り合いでありイベントがある。また、ドモンは『闘将ダイモス』の竜崎一矢との絡みが多い。シャッフル同盟のメンバーは登場する。
また、普通にプレイしていては気づきにくいが、レベルカンスト寸前ぐらいから武器の攻撃力が徐々に上昇するという仕様がある。
スーパーロボット大戦R
扱いとしては原作終了後。第8話でシャッフル同盟5人が一斉に参戦する。死んだはずのマスター・アジアが何者かによって甦り、敵として登場する。『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』とのクロスオーバーによるマスター・アジアの救出イベントがある。大半のMFが飛行可能になり(空Bではあるが)、使いにくかったユニットの性能が見直される、武器改造一括化で必殺技の強化が容易になる、など性能面では比較的優遇されている。
スーパーロボット大戦J
今作では他の作品に比べると、原作再現が少なく、ストーリーもマスター・アジアに勝った所で終了し、久々にレインの救出イベントが丸々カットされている。他作品とのクロスオーバーもやや希薄な上に、Gガン系ユニットも性能が弱体化しており、低い移動力は基よりリアル系の装甲とスーパー系の運動性を併せ持つ、などと言われてしまうことも。本作ではSEED系ガンダム、エステバリスブレンテッカマン等の飛行可能、高移動力、高運動性の機体が豊富なため、相対的に見てGガンダム系の能力は乏しいと言える。もちろん手を加えれば使えるが、最も不遇な扱いかもしれない。

単独作品

新スーパーロボット大戦
ラスボスとしてオリジナル形態のデビルガンダムが登場、マスター・アジア異星人など本作オリジナル設定が存在。またキョウジは悪人のままであるなど珍しい要素が多い。
スーパーロボット大戦64リンクバトラー
新機動戦記ガンダムW』のオペレーション・メテオの一環でデビルガンダムが投下されたり、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のアクシズ落としの際に、デビルコロニーならぬデビルアクシズになったり等、他の原作のコラボネタが多数。
ウルベが登場しないので事件の黒幕は『ガンダムW』のカーンズマスター・アジアは仲間にならないがシュバルツは生き残るルートもある。
シャッフル同盟の仲間たちは本作が初登場で、合体攻撃でシャッフル同盟拳も登場。また本作のみゼウスガンダム(マーキロット)とコブラガンダム(シジーマ)も登場している。
スーパーロボット大戦MX
扱いとしては原作終了後。完全廃棄されたはずのDG細胞が何者かによって修復改良されて、さらには倒したはずの四天王のミケロやチャップマンが登場し……というもの。今回のデビルガンダムギガノス帝国マスドライバーに取り付く。今回はレイン、アレンビー、風雲再起に加え、音声付スパロボではシャッフル同盟やキラルが初登場。
作品間の絡みとしては、『GEAR戦士電童』や『闘将ダイモス』との絡みが多い他、ジョルジュが『機甲戦記ドラグナー』のケーン・ワカバの指南役になり、見切りを修得させるイベントもある。キャラクター、ユニット共に数が多いので、『お気に入り』システムの恩恵を受けやすい。
スパロボ学園
スーパーロボット大戦NEO
本作唯一のリアル系。原作終了後設定で、登場するのはドモンとゴッドガンダム、DG細胞のみ。シャッフル同盟はおろか、東方不敗やレインすら出てこないという異色の参戦。ただし、ドモンの出番やデビルガンダム関連のエピソードは比較的に多め。また、久々にスパロボオリジナル設定のデビルガンダムが登場する。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
サービス開始当初からの参戦作品の1つ。本作ではマスター・アジアも味方として使用可能である他、シャッフル同盟、シュバルツ、アレンビーも登場。本作をモチーフとしたイベント「さらば師匠!デビルガンダム復活」も開催された。
スーパーロボット大戦Operation Extend
『NEO』と同じく、ドモン、ゴッドガンダム、DG細胞のみ登場。
スーパーロボット大戦X-Ω
第2期追加作品として登場。

各話リスト

本放送前に「プロローグ」と称した前夜祭特番を3週にわたって放送、ホストはタレントのマイケル富岡と内山信二が務めた。制作スケジュール遅延に対しての措置とされている。

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
特番1 プロローグ・I 誕生編 プロモーション番組 -
特番2 プロローグ・II 出発(たびだち)編
特番3 プロローグ・III 飛躍編
第1話 G(ガンダム)ファイト開始!地球に落ちたガンダム
第2話 唸れ!夢を掴んだ必殺パンチ
第3話 倒せ!魔神ドラゴンガンダム
第4話 いざ勝負!真紅のバラの貴公子
第5話 大脱走!囚われのガンダムファイター
第6話 闘えドモン!地球がリングだ
第7話 来るなら来い!必死の逃亡者
第8話 仇は討つ!復讐の宇宙刑事
第9話 強敵!英雄チャップマンの挑戦
第10話 恐怖!亡霊ファイター出現
第11話 雨の再会…フォーリング・レイン
第12話 その名は東方不敗!マスター・アジア見参
第13話 大ピンチ!敵は5大ガンダム
第14話 衝撃!シャイニング・フィンガー敗れたり
第15話 戦士の称号!さらばシャッフル同盟
第16話 最強最悪!デビルガンダム現わる
第17話 対決!謎の覆面ファイター
第18話 必殺技を盗め!美女軍団の大作戦
第19話 激闘!ドラゴンガンダム対ボルトガンダム
第20話 ジョルジュよ、悪夢を打ち砕け!
第21話 決勝迫る!タイムリミット3日前
第22話 戦士の絆!デビル包囲網を突破せよ
第23話 宿命の戦い!ドモン対デビルガンダム
第24話 新たなる輝き!ゴッドガンダム誕生
第25話 決勝開幕!ガンダムファイター大集合
第26話 新必殺技!爆熱ゴッド・フィンガー!! OP・ED変更
第27話 頑張れドモン!友に捧げた大勝利
第28話 狙われたドモン!殺し屋ファイターの必殺剣
第29話 試合放棄!?恋にドキドキサイ・サイシー
第30話 美少女ファイター!デンジャラス・アレンビー
第31話 ピエロの幻惑!怒れガンダムマックスター
第32話 危険な罠!ネロスガンダムの大逆襲
第33話 地獄からの使者!チャップマン復活
第34話 立てドモン!嵐を呼ぶタッグマッチ
第35話 決着の時!豪熱マシンガンパンチ
第36話 騎士の誇り!奪われたガンダムローズ
第37話 真・流星胡蝶剣!燃えよドラゴンガンダム
第38話 ドモン対アルゴ!突撃ボルトガンダム
第39話 石破天驚拳!決闘マスター・アジア
第40話 非情のデスマッチ!シュバルツ最終決戦
第41話 バトルロイヤル開始!復活のデビルガンダム
第42話 強襲四天王!ガンダムヘブンズソード
第43話 獅王争覇!グランドガンダム迎撃作戦
第44話 シュバルツ散る!ドモン涙の必殺拳
第45話 さらば師匠!マスター・アジア暁に死す
第46話 レインの危機!デビルガンダムふたたび
第47話 デビルコロニー始動!大進撃シャッフル同盟
第48話 地球SOS!出撃ガンダム連合!!
第49話 G(ゴッド)ガンダム大勝利!
希望の未来へレディ・ゴーッ!!

主要スタッフ

制作
サンライズ(第2スタジオ。現:ボンズ)
監督
今川泰宏
シリーズ構成
五武冬史
キャラクターデザイン
逢坂浩司
島本和彦(原案)
メカニックデザイン
大河原邦男
カトキハジメ
山根公利
音楽
田中公平

商品情報

DVD

DVD BOX

DVD

余談

  • 主役機のいくつかのNGデザインが再構成されたものが、次作『新機動戦記ガンダムW』のウイングガンダムとなった。最終盤に登場したガンダム連合の中にはウイングガンダムV2ガンダムなどの歴代ガンダム、果てはダイターン3ザンボット3まで混ざっていた。
  • 寺田Pがマンネリ化を防ぐためか参戦はスーパーロボット大戦64で最後にするとコメントしていたこともあり、一時期再参戦が絶望視されていた時期があった。その後ファンからの要望があったためか、Aで久々に参戦を果たす事ができた。
  • 参戦当時スパロボを制作していたウィンキーソフトの話によると、「Gガンダム?嫌です。あれは今までのガンダムとは違う」という答えが出たという話もあった。この時は結果的に参戦を果たしたものの、Gガンダムはスパロボスタッフにとって使いにくい素材なのではないかと思われていた背景もある。

資料リンク