ハサウェイ・ノア
ハサウェイ・ノアは「ガンダムシリーズ」の登場人物であり、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主人公。
ハサウェイ・ノア | |
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外国語表記 | Hathaway Noa |
登場作品 | |
声優 | |
デザイン |
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初登場SRW | スーパーロボット大戦EX |
SRWでの分類 |
パイロット サポートユニット |
プロフィール | |
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偽名 | マフティー・ナビーユ・エリン(閃ハサ) |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 |
7歳(Ζ) 13歳(CCA) 25歳(閃ハサ) |
出身 | 地球 |
髪色 |
黒(CCA) 茶色(閃ハサ) |
所属 |
民間人(Ζ、CCA) マフティー(閃ハサ) |
概要
ブライト・ノアとミライ・ノアの息子で、ノア家の長男。妹にチェーミン・ノアがいる。
機動戦士Ζガンダム
香港で母ミライや妹チェーミン、アムロと共に地球連邦軍の人質となってしまうのだが、今までのところ『Ζ』編の頃の出番は無し。
漫画作品『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-』では姿を見せている。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
母のミライ、妹のチェーミンと共にホンコン・シティより宇宙に上がることを試みるが、アデナウアー・パラヤの割り込みにより、家族全員がシャトルに搭乗できなくなってしまう。しかし、アデナウアーが割り込んだ詫びで彼の愛人が抜けた分一人だけ乗れるように計らった為、一人で宇宙へと向かうことになる。
基本的に母親似の温厚な性格であるが、いざとなると形振り構わないまでの行動力を見せる事もある等、やや危うい面もあった。搭乗したシャトル「天鹿(テンルゥ)」はフィフス・ルナの地球降下の余波を受けた為、ロンド・ベルの旗艦ラー・カイラムに救出される。そこで同艦艦長で父親であるブライトと再会した。
アデナウアーの一人娘であるクェス・パラヤに想いを寄せていたが、結局彼女はロンデニオンでシャア・アズナブルに惹かれてネオ・ジオン側に行ってしまう。クェスを取り返したい一心でラー・カイラムに密航するが、すぐに見つかってしまい、ブライトからも殴打と共に叱責を受ける。しかし、クェスを諦められなかったハサウェイは、クェスの存在を感じ取った事で無人となっていたジェガンに乗り込んで戦場に赴き、遭遇したクェスを必死に説得するも、チェーン・アギのリ・ガズィのグレネードから庇われる形で、クェスは死亡。目の前で彼女を失ったショックのあまり、ビームライフルを乱射させてチェーンを手に掛けてしまった。
その後、連邦軍に収容され、MSの無断搭乗による軍規違反はアクシズ・ショック真実の隠蔽工作にブライトが同意したことにより訴追は免れている。チェーンを殺害した件に関しては、乗っていたジェガンが元々電装系のトラブルを抱えた機体でありフライトレコーダーも機能していなかったため、真相は闇の中であった[1]。
小説版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』では、本人がやろうと思ってたやった訳ではないのだがクェスの乗ったα・アジールを撃墜して戦果を上げており、MSに無断搭乗した罪はそれもあって無罪になっている。
機動戦士ガンダムUC
名前のみ登場。ハイスクールで植物学を専攻している事が語られているが、3年前によるクェスの死亡とチェーンの殺害の事がトラウマになったままで、『UC』作中でも療養中の模様。
ちなみに「逆シャア」より3年経過している為、年齢は16歳になっており、主人公のバナージ・リンクス(同じく16歳)とは同年代となっている。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
主人公。小説版では『ベルトーチカ・チルドレン』でクェスを自らの手で殺めた設定を引き継いでいる。
ある程度の歳を重ねたことで後先考えない行動は鳴りをひそめ、理知的な青年へ成長している。しかしクェスを手にかけてしまった一連の戦いによるトラウマに今も悩まされており、夢の中で現れたクェスに翻弄され罵倒をするなどその精神には暗い影を抱えていた。
その心の傷を癒すことを兼ねて植物監査官候補として地球へ降下し暮らしていた。そこで出会ったケリア・デースという女性と恋人になり、地球の自然環境もありトラウマは徐々に回復へ向かっていく。やがて活動するうちに出会ったクワック・サルヴァーという怪しい人物に未だ地球連邦が地球に住む人々を虐殺するか無理やり宇宙に送り出し、特権階級のみが地球に住もうとする暴虐を重ねていることと、マフティーという秘密結社のことを教えられ、この現実を黙視出来ないと考えたハサウェイはマフティーに加入する道を選ぶ。
マフティーではその才能を発揮し、1年経つうちには表向きのリーダーにまで上り詰め、マフティー・ナビーユ・エリンを名乗るようになる。そして最新鋭機であるΞガンダムを手に入れ、ゲリラで粛清活動を続けていくうちにアデレードにて行われる閣僚会議にて特権階級が地球の一部を独占できるという法案を可決しようとしているという動きを聞きつけ、強襲、粛清を決意する。
メディアへ声明を流し強襲を決行し、防衛部隊として立ちはだかったペーネロペーに対し技量と性能で優位に立つも、アデレード市街へ貼られたビーム・バリアに捕縛されてしまいガンダムは擱座、ハサウェイも全身火傷の大怪我を負う。捕縛され、銃殺刑が決定されてしまうも泣き叫ぶわけでもなく「死ぬ位は皆がやってきたこと」と冷静に死を受け止める。処刑台にて「マフティー・ナビーユ・エリンとして」声明を残し、銃殺刑が執行。25歳の若さでこの世を去った。
登場作品と役柄
チェーンと同様に本来は非戦闘員の立場であるためか、ほとんどの作品では登場しない。αシリーズ等では時代設定上、7歳前後になるので出しようがなかったともいえる(旧シリーズでは年齢の矛盾は思い切り無視されていたが)。
寺田貴信Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない」「『ハサウェイを出すからには、Ξガンダムも出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい」という旨のコメントをしている[2]。ただし後述の通り、『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。
Zシリーズでは『閃光のハサウェイ』の設定を示唆するかの様なメッセージが度々出されている。『Z』ではラスボスが父親であるブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている(このラスボスが同じく語っていた「もう一人の流竜馬」については『第2次Z』で実現)。そして『第3次Z時獄篇』では、ハサウェイを対象とするAGのエーストークによって、AGが彼に待ち受ける未来について示唆するが、クェスが正式参戦した際の会話やエーストークでAGが「最悪の未来は回避された」「一歩間違えればある家族に悲劇をもたらすところだった」と事実上フラグが折れた事を語り、実際に『天獄篇』でもその展開には至らなかった。余談だが、Zシリーズでは年齢の矛盾がまた無視されている。
そして、『V』では「キャラとしては『逆襲のシャア』直後(14~15歳)だが、機体はΞガンダム」という変則的な設定で『閃光のハサウェイ』を部分的に取り入れて参戦することになった。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。ケーラ・スゥにモビルスーツの操縦を教えてもらっていたところをラ・ギアスに召喚され、地上に返すという条件でシュテドニアス軍に協力することに。
- リューネの章でズサに乗って敵として現れるが、隠し要素でアムロかカミーユで説得するとケーラ共々仲間になる。
- 本作では習得精神コマンドが非常に恵まれており習得レベルも申し分ないのだが、「2回行動レベル:38」は最終面に間に合うかギリギリなことに加えて、乗せる機体が問題(リューネの章ではマサキ一行と合流しない限り、MAP兵器搭載MSが参入しない)。使うならΖガンダム、ドーベン・ウルフ、キュベレイMk-IIなどを、ファ、フォウ、プル、プルツーたちと争奪戦することになる。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 最序盤のルート分岐次第でネモに乗って仲間になる。
- だが仲間にしないルートの方だと、代わりにケーラとクリスとバーニィが参入するわ、最強の強化パーツであるファティマが拾えるわで、質・量ともに断然お得という罠(しかもケーラのジェガンとバーニィのザク改はロザミィ参入条件にも関わってくる)。成長させればニュータイプへと覚醒するが、本作ではファンネル装備の味方機体は限られているのであまり使い道は無い。速攻クリアでシュウ一行を仲間にしたい場合でも本ルートは避けたほうが効率的なので、完全に趣味orネモの図鑑登録目的と割り切る必要がある。
- EDにて植物監察官となっており、さり気なく『閃ハサ』を意識している。
- なお加入しなかった場合、ブライトが復帰する際にラ・ギアス事件のことをハサウェイから聞いたと話題に出す。
- スーパーロボット大戦F完結編
- シナリオ「ティターンズの追撃」終了後から登場。
- この時点では未参戦のトビアの代わりにシーブックの芋の皮むきを手伝った。
- 今回は非戦闘要員だが、これはシナリオ担当者が阪田氏から堀川氏に変更され、引き継いだ資料にハサウェイの戦闘台詞が記載されていなかったことが理由[2]。キャラクター事典では『新』収録分の音声が聞ける。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 『EX』シナリオに登場。レベル39で奇跡を覚える。ただし搭乗機体の不足や最終面までにそこまで育てるのが困難なのはSFC版同様。音声は『新』からの流用。
αシリーズ
名前のみの登場。『Ζガンダム』の時代の設定であり、まだ小さいことが示唆されている。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『R』からゆうに12年ぶりの参戦となり、音声も新規収録された。行動等も原作に近いものとなっており、シャアの元へ向かってしまったクェスを説得し自軍加入させるフラグにも関わっている等、これまでの登場作品と比べてもかなり優遇されている。また、クェスと共に中断メッセージにも登場している。
- 今作では『閃光のハサウェイ』時代の愛称である「ハサ」と呼ばれるシーンが多く、エーストークではAGから同小説を示唆する発言を受け取っている(ただし、クェスは仲間にならなくても死亡はしない)。
- 初期能力は防御と命中以外最低レベルだが、最終的にLv8まで伸びるNTに加え援護攻撃に優秀な精神コマンドとサブとしてなら十分。ABを取ればメインも張れるが、問題は初期撃墜数が0であること。初陣なので仕方がないが。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 第1話より参入。今作で新たに登場した特殊スキル「戦術待機」をデフォルト所持。
- 初期のデフォルト搭乗機はジェガンだが、アムロがνガンダムに乗り換えてからはリ・ガズィがデフォルト搭乗機になる。
- エンディングでは『第4次』同様、植物学を学びたい意志を示している。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 現代世界の逆シャアルートで登場。乗るのは原作と同様ジェガン。主人公が過去にタイムスリップする前にデュミナスによって死亡する。
- チェーンでクェスを撃墜すると、原作同様のチェーン殺害イベントが発生し、過去世界でフォウが乗るジェガンがガンダムMk-IIIになる。過去編でもエンディングでも登場しないため、歴史が変わった世界での彼はどうなったかは不明。能力は低いので、間違っても前線には出さないように。
- なお、書籍『スーパーロボット大戦R 必勝戦術講義』での彼のコメントは、ゲームにおける特徴ではなく『逆シャア』~『閃ハサ』までの出来事が記載され、「最期まで父親に苦労をかけっぱなしの息子だった」と評されている[3]。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 『閃光のハサウェイ』名義での参戦。このためスパロボでは初めてとなるカットインも作られた。音声も新規収録されており過去作品から流用した台詞はほぼない。自軍に加入するハサウェイはΞガンダムのテストパイロットとしてミスリルに協力している設定。
- 『閃ハサ』名義での参戦ではあるが、シナリオ上は『逆シャア』終了後の14~5歳になっており、外見は『閃ハサ』時代と言う複雑な設定になっている。その為ナインとのエーストークで「年齢より大人に見える」とネタにされている。
- 能力値は準エース級で他の主人公格と比べると見劣りし、一応ニュータイプもL9まで上がるが、レベル71になってようやく上がる。全体的に機体に追い付いて無い感はあるものの精神コマンドがなかなかに優秀(ファンネルと相性の良い「突撃」を覚えるニュータイプパイロットは、他にはアムロぐらい)なため使えないというほどでもない。むしろ今までの作品に比べればかなり強い方と言える。
- 本作に登場する能力は高いが機体が扱いづらいキンケドゥ・ナウにΞガンダムをとられがちだが、突撃を覚えるので長射程のファンネル・ミサイルを搭載し高い移動力を持つΞガンダムとの相性が良い。被弾しやすいならあえて底力を取得しておかせるのも手。また、リアル系では珍しく熱血(勇気)と魂を憶える。
- 本作に登場しているハサウェイは宇宙世紀世界のハサウェイだが、新正暦世界にも別途ハサウェイが存在していた過去があり、こちらは原作通りマフティー・ナビーユ・エリンとしてテロ活動に参加していた歴史となっている。この事を知っていたトビア等は誤魔化したりしていたが、その事に勘ぐったハサウェイはヤマトのデータベースから調べていた事が通常ルートEDで判明する(このため別の世界の自らの顛末もしっかり承知の上で戦っていた)。
- しかし、三つの世界での戦いを経て成長したハサウェイは、その事実を知っても絶望することはなく、テロ以外のやり方で世界を変えていくと誓っている。
- また困難ルートEDでは、カミーユやジュドー共々Gハウンドの面々に勧誘されているが、植物監察官になる為の勉学のために断っている。
- スーパーロボット大戦T
- チェーミン共々ブライトの台詞から名前が出るが、本人は未登場。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 宇宙編でロンド・ベル隊と合流した際、特に紹介もなく仲間になっている。
- オデロ同様レベルアップでニュータイプとなるが、初見では気づかれにくい・精神が微妙等の難点を持っている。但し、『第3次Z』まででクェスとの関係が初めて描かれた作品であり、数少ないNTという事もあって他作品と比べたら恵まれている扱いである。また、攻略本では育てることも推奨されている[4]が、回避系精神コマンドを持たないので、使うならビームコートを装備させたリ・ガズィで戦うと良い。
- 声質が変わる以前の佐々木氏によって音声収録が行われている。ただし、台詞のバリエーションは少なく、味方のニュータイプの中で唯一フィン・ファンネル使用時の専用台詞が無い。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『逆シャア』設定。ジェガンに搭乗。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『逆シャア』設定。サポートユニット。
- スーパーロボット大戦DD
- 『逆シャア』設定。当初から名前のみ言及されていたが、1章Part13から本人が登場。
- インベーダーの攻撃でクェスは行方不明になるが、彼女から庇われるのは原作通りである。
パイロットステータス
能力値
『逆襲のシャア』の設定では元々が非戦闘員であった為に全体的な能力が低く、後年の姿を彷彿とさせない。ニュータイプ技能があることや覚える精神コマンドそのものはなかなかに便利なものばかりなので、養成システムがある作品などでは機体さえあれば活躍できないことはない。
『V』では『閃光のハサウェイ』の設定になり基本的な能力は上がったものの、やはり他のエースパイロットと比べるとやや見劣りする。反骨心を生かす上では技量が低めなのは好都合、とも言えるが。
精神コマンド
- EX
- 根性、必中、幸運、熱血、気合、覚醒
- EX(PS版)
- 根性、必中、努力、気合、かく乱、奇跡
- 第4次(S)
- 集中、気合、隠れ身、覚醒、熱血、愛
- 新
- 隠れ身、必中、気合、友情、熱血、覚醒
- R
- 根性、必中、努力、応援、気合、かく乱
- 第3次Z
- 努力、根性、直感、直撃、熱血(→愛)
- V
- 努力、根性、直感、突撃、熱血(→勇気)、魂
特殊技能(特殊スキル)
- EX(PS版)
- ニュータイプL8、シールド防御L8、切り払いL8
- 第4次(S)
- 切り払いL5、ニュータイプ
- 新
- 切り払いL6、シールド防御L6、ニュータイプ
- R
- ニュータイプL6、防御L4、援護攻撃L2、援護防御L3
- 第3次Z
- ニュータイプL8、強運、援護攻撃L1、(戦術待機)
- V
- ニュータイプL9、援護攻撃L1、反骨心
エースボーナス
- 精神コマンド「熱血」が「愛」に変化する。
- 『第3次Z』で採用。『第2次Z再世篇』でのエスターのエースボーナスと同じ。
- 精神コマンド「熱血」が「勇気」に変化する。
- 『V』で採用。強力なボーナスであることは変わりないものの「愛」でなくなったのはその相手がいなくなってしまったから…と考えると少し悲しくもあるが、「愛」に囚われて正しいとも間違いとも言い切れない破滅への道を進んでいった正史と違い「勇気」を持って決断し進める事が彼の運命を変えていく。
- 本作の「勇気」は「突撃」の効果を複合しているため、Ξの持つ長射程のミサイルとの相性が良い。悲しいのは確かだが、実戦的になったのもまた確かである。
サポートアビリティ
- 次世代の種
- UC。HP1/2以上で命中率アップ。
パイロットBGM
- 「MAIN TITLE」
- 『第4次(S)』で採用。
人間関係
ノア家
- ブライト・ノア
- 父。『逆襲のシャア』では良好な親子関係が見受けられた。『閃光のハサウェイ』では立場上敵対関係にあるが直接交戦することは無く、ハサウェイが銃殺刑に処される際に処刑場を訪れるも、ハサウェイと面識のあった軍人、ケネス・スレッグの配慮で直接会うことはなかったため、正体を知らなかった。しかし銃殺刑執行後しばらくして一部の連邦高官の復讐心で「マフティーの正体はハサウェイ・ノアであり、父であるブライト・ノアが刑の執行を担当した」という歪められたニュースを発表されてしまう。そのニュースではじめて息子がマフティーその人であり、もうこの世には居ないことを知る。その際の反応は描かれていない……。
- ミライ・ノア
- 母。「閃光のハサウェイ」ではひとり地球で暮らすハサウェイを心配していた。彼女もブライトと同じくニュースでマフティーの正体を知ったと思われるが、同じく反応は描かれて居ない……。
- 『V』では彼女の影響からか、納豆を食べたことがあるらしく、日本帰還ルート第15話でシャングリラチルドレンの面々に納豆の説明をしている。
- チェーミン・ノア
- 妹。
機動戦士Ζガンダム
エゥーゴ
- カミーユ・ビダン
- 香港でベン・ウッダーに人質に取られた際、彼の乗るガンダムMk-IIに助けてもらう。
- カツ・コバヤシ
- 原作では特に関わりはないが、『第3次Z』では以前からの知り合いで、公私ともに先輩筋。さん付けで呼ばれるカツというのも珍しい。
カラバ
- ベルトーチカ・イルマ
- 香港にいた時に、アムロと行動を共にしていた彼女と出会う。
ティターンズ・地球連邦軍
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
ロンド・ベル
- アムロ・レイ
- 『Ζ』時代から出会っており、『逆襲のシャア』ではクェスを取り戻そうとするハサウェイに、死人に引っ張られると忠告した。
- チェーン・アギ
- ハサウェイがクェスを説得している最中に登場。クェスが搭乗するα・アジールを撃墜した事がハサウェイの逆鱗に触れ、ハサウェイによってチェーンの機体は撃墜され戦死してしまう。結果的に機体から放流されたサイコ・フレームの試料がアクシズ・ショックを引き起こし地球は救われた。シャアの反乱終結から一ヶ月経ってもハサウェイは口を聞ける状態ではなく真相を父親に話せていない。
- 『V』のUC世界では撃墜する直前に別の要因でアクシズ・ショックが発生したことで気持ちが落ち着き、撃墜せずに済んでいるが多少わだかまりが残っている。新正歴世界の二人はおそらく劇場版通りの行動をとったものと思われるが、小説版『閃光のハサウェイ』の前史が『ベルトーチカ・チルドレン』であることを考えるとそもそもチェーンがその場に居合わせていない可能性も高い。
- ベルトーチカ・イルマ
- 『ベルトーチカ・チルドレン』では、お腹にアムロの子供を身籠りながら、クェスをシャアに連れて行かれ気の立っていたハサウェイを落ち着かせようと宥めていた。こちらはチェーンと違い機体も本人も無事である。
ネオ・ジオン
- シャア・アズナブル
- 『逆襲のシャア』でこそ、ハサウェイにとってのシャアは、想い人であるクェスを奪った張本人で、地球を平気で消そうとしている身勝手な大人でしかなかった。
- しかしその後、鬱病を経て地球に降下した後に、ハサウェイは彼の行動の真理が「地球環境の保全」であったと悟る事となり、腐敗していく地球連邦の有様も目の当たりにした結果、マフティーの道を歩む事となる。結果的にシャアは、アムロとは異なる形でハサウェイの人生の転機に大きく関わる人物となっている。
- クェス・パラヤ
- 短い期間であったが友達として交流した。結果的に最後は死別する。劇場版と徳間文庫の小説では目の前でチェーンによって殺害されてしまうが、『ベルトーチカ・チルドレン』ではハサウェイ自身がクェスを手にかけてしまう。『閃光のハサウェイ』の小説版では自身をたまたま殺したことを責めるためハサウェイの夢の中に姿を見せているが、ハサウェイはその原因を作ったのは他ならぬ彼女自身であった為に、反発している。
- ギュネイ・ガス
- 原作では特に関わりはないが、『第3次Z』ではクェスを巡る三角関係としてちょっとしたライバル関係になる。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- バナージ・リンクス
- 『V』では同年代の友人。ハサウェイは「UC」に登場しないものの、年齢計算すれば「UC」の時期では16歳になっている為、バナージと同年代というのは公式と言って良い。
- ジュドー・アーシタ
- 『V』での良き先輩。なお、『逆シャア』及び『閃ハサ』でのハサウェイ役の佐々木氏は『ΖΖ』本編の第40話と第41話のゲストキャラであるルナンも担当しており、それを意識した面もないとは言い切れない。
- ロニ・ガーベイ
- 『V』ではガランシェール隊に捕まった時に彼女と知り合い、ダカールでの戦いで彼女が暴走した際はバナージと共に彼女を止めようとする。
- トビア・アロナクス
- 『V』では同年代の友人。彼らの世界での自分の顛末を知っている彼に複雑な表情をされることもあったが、通常ルートのEDでは彼に「僕はマフティーにはならない」と言って安心させている。
リアル系
スーパー系
- 式波・アスカ・ラングレー
- 『V』にて、似たようなタイプの女の子と縁があるためか彼女を一瞬で手なずけた。
- トワノ・ミカゲ
- 『第3次Z』では特殊戦闘台詞において彼から「愛の敗北者」と呼ばれる。
バンプレストオリジナル
名台詞
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 「クェスは死にません、その前に取り戻します。その為にモビルスーツの操縦だって習ったんです!!」
- この台詞の後、アムロに「そんなことじゃあ、ハサウェイだって死人に引っ張られるぞ!」と言われてしまう。
- 「罵り合っているだけじゃいけないよ、クェス。それじゃ駄目だよ!!」
- 憎しみで戦うクェスの存在を感じ取ったハサウェイは、この台詞の後、ラー・カイラムのブリッジから抜け出して、無断でジェガンに乗り込み、出撃をしてしまう。
- 「チェーン…チェーンか、殺ったのは!!」
「殺っちゃいけなかったんだよ! そんな事もわからない大人だから、地球だって平気で消せるんだ!」 - クェスの死に激昂し、リ・ガズィを撃墜してチェーンを殺害した時の台詞。子供のハサウェイでも、大人達の勝手な都合でクェスが利用されたり、地球が消されようとしているという事実は理解出来ており、クェスが死んだのを目の当たりにした結果、その不満や怒りは遂に爆発を迎え、チェーンの死を招く事になる。しかし、彼女の機体から流れたサイコ・フレームのおかげで地球は危機から救われる事となる。
- SRWでは攻撃時のセリフに「やっちゃいけなかったんだよ!」の部分が採用されている。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(その他のメディア)
- 「あ、当たっちゃった…」
- 小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』にてクェスを誤射で殺してしまった際の台詞。劇場版と異なり、クェスを殺したのがハサウェイ自身であるという点が『閃光のハサウェイ』に繋がる。なお、撃墜した時点ではαアジールのパイロットがクェスである事を認識していなかった。
- 「アクシズを地球に落としちゃ、だめなんだーっ!!」
「こんなもので何億人もの子供が殺されてたまるか!!」
「戦争やってる俺たちは死んであたりまえだけど、子供たちには関係ないんだ!! 殺しちゃいけないんだーっ」 - 村上としや氏による漫画版の名台詞。ハサウェイはこの叫びと共にアクシズに向かい、その行動を見た戦場の兵士たちは、地球滅亡を企むシャアの野望を止めるべく、アクシズに集結した。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 「シャア・アズナブルを愛した女のできそこないがいうことかっ!」
- 夢の中に現れたクェスは、まちがって自分を殺したハサウェイをいちばんきたない人殺しだと責め立てた。そのクェスを拒絶した際の台詞。未だ過去のトラウマを抱え、その精神は憔悴していた。
- 余談だが、この台詞はEXVSシリーズにも採用されているが、なんとよりにもよってハマーンに対して発言する。
- 「死ぬくらいは皆がやってきた事だ。僕にだって、ちゃんと出来るはずだ……」
- 捕縛され、銃殺刑が告げられた後の独白。間近に迫った死に泣き叫ぶことも無く…
- 「夢を見ていたみたいだ、ずっと……」
- 前のセリフに続く言葉。銃殺刑という結果は、ニュータイプたちと出会い、自分の能力を考えずにニュータイプになろうとした自分への報いだと考えていた。残される家族を想い、ただ静かに最期の時を待つのであった。
- 「いつか人類の健やかな精神がこの地球を守ると信じている。それまでは、人の犯した過ちは今後ともマフティーが粛清し続ける。これまで僕に関係してくれて、僕に豊かな人生を提供してくれた全てに感謝する」
- 処刑台にて最期の言葉として語った言葉。恨みでは無く、決意と感謝の言葉を遺しハサウェイ・ノアはこの世を去った。
- 他ゲーム作品でよく見かけ、『閃光のハサウェイ』の彼の象徴としても扱われている「人の犯した過ちは、マフティーが粛清する!」の台詞のモチーフ元でもある。
GUNDAM EVOLVE
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「罵りあってるだけじゃいけないんだよ、クェス!」
「クェスを取り戻す方法が、これしかないなら…!」 - 『第3次Z時獄篇』にて、クェスとの戦闘台詞。
- 「もうやめるんだ、クェス!」
「そんなんだから、敵だけを作るんだよ!」
「その機体から下りるんだ、クェス!」 - こちらも『第3次Z時獄篇』にて、クェスの攻撃でダメージを受けた時の台詞。
- 「Ξガンダムは伊達じゃない!」
- 『V』にて、Ξガンダムの高機動攻撃使用時。
- 今作のハサウェイはアムロからガンダムだけではなく決め台詞まで受け継いだようである。
- 「やっちゃいけないんだよ!そういうのはさぁ!」
- 『V』にて、アマルガムとの戦闘台詞。上記の台詞のアレンジ。
- 「ゼータの力を解放する!」
「くっ…!僕の魂が…引っ張られる…!」
「うああああああっ!!」 - 『V』にて、ハサウェイをΖガンダムに乗り換えをさせて、ビーム・サーベル(ハイパー)で攻撃した時の台詞。
- 特に中段の本当に、何かに魂を引っ張られているかのような佐々木望氏の鬼気迫る入魂の演技は必見ものである。
インターミッション
- 「僕、Z-BLUEの人達ってみんな、アムロさんみたいな天才パイロットだと思ってましたけど…ちゃんと訓練しているんですね」
- 『第3次Z時獄篇』ネオ・ジオン静観ルート第26話「暗黒の王子」において、カミーユとヒビキのシミュレーション勝負の話を聞いて、Z-BLUEのパイロット達のがんばりぶりに驚きを表す。
- 「君だって子供だよ!それにシャアもだ!」
「ちゃんとした大人が戦争なんてやるもんか!そんな奴の言う事なんか聞くな、クェス!」 - 『第3次Z時獄篇』第56話「シャア・アズナブルの真実」において、クェスを説得する時の台詞。クェスの「子供は嫌いだ! ずうずうしいからっ!!」という言葉に対して正論で返した。
- 「こっちの世界にはあんな犯罪者がいるのか…!他人や世界の事を考える知性がない人間が力を持つのは危険だって事か…!」
- 『V』第15話「納豆に手を出すな」での初戦闘時。常人には理解しがたい意味不明な動機で犯罪を引き起こすビトンにはハサウェイも呆れたようだ。
- 「アムロさんは歴史に名を残すようなエースパイロットだから、そうやって伝説が残っているけど…」
「きっと僕の同一人物なんか、100年後には記録なんて残ってないんだろうな…」 - 『V』第21話「決戦! 火星極冠遺跡!」にて、トビアからトビア達の世界の過去に自分達の同一人物がいたことを聞かされて。ハサウェイはこう言ったが、そこでの彼が辿った結末を知っているトビアは複雑な表情であった。
- 「世界を変えるのだとしてもやっちゃいけない事があるんだ…それがわからない連中を放っておくわけにはいかない」
- 『V』同話での火星の後継者との決戦前において。
- そこにいるのは不当な暴力に憤る青年「ハサウェイ・ノア」であり、会話していたトビアは彼がテロで世界を変えようとした男「マフティー・ナビーユ・エリン」になってしまう可能性はないと確信し、穏やかな笑顔で静かに安堵した。
- 「それに、親子だからこそ話さなくていいってのもある」
「そうじゃなきゃ、地球と宇宙で離れていたら家族なんて壊れちゃうだろ?」 - 『V』第27話「鉄の刃、鋼の絆」にて、シンジにブライトとの仲を問われて。『逆シャア』において、クェスとニュータイプについて話した時の会話が元になっている…のだが、シンジにとってはその関係を羨ましがられてしまい、かえって意気消沈させてしまった。
- 「マオさん…女の人が…そういう風な言葉を使っては駄目だと思います…」
- 『V』のDLC「潜航のハサウェイ」にてマオのハサウェイの性根を叩きなおそうと何時も通りの汚い用語だらけの罵倒に対して。予想外すぎる反応にこれには流石のマオも毒気を抜かれてしまうのだった。
- 「女の子の気持ちを理解する…お願いします、クルツさん!僕を鍛えてください!」
- 同上でクルツから、「女の子の気持ちを理解できれば、世界が広がる」と言われて。彼にとってはそれが理解出来なかった事が悲劇に繋がっているので、真剣そのものだった。
- 「駄目だ、ネバンリンナ! そんなんだから、敵だけを作るんだ!」
- 『V』最終話「遥かなる故郷」or「過去と未来の狭間で」より、ネバンリンナ戦の戦闘前会話。
- 「僕は…マフティー・ナビーユ・エリンにはならない。世界を変えるのなら、違うやり方でやっていくさ」
- 『V』通常ルートのEDにて。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「フル・フロンタルのおまけだろ!」
- 対アンジェロ。酷い。
- 「うわあああっ!! や、やっぱアムロさんに勝てるわけなんてないよおっ!!」
- 『EX』リューネの章第7話「反撃」に於けるアムロとの戦闘前会話より。確かにハサウェイの腕では仕方ないかもしれない。
- 「シーブックさんって、ロンド=ベルの中じゃエースクラスですよねえ?」
「そんな人が、イモの皮むき、ですか?」 - 『F完結編』「ハイパージェリル」より。シーブックがイモの皮むきをしているのを疑問に思って。『機動戦士クロスボーン・ガンダム』におけるトビアの台詞のパロディ。
- 「あの…セミ・マスター・スレイブ方式のASならともかく、モビルスーツでもその概念って通用するんでしょうか…?」
- 『V』のDLC「潜航のハサウェイ」にてクルーゾーの人機一体の講義を受けている最中の疑問。当然というべきかクルーゾーは怒り、言葉では通じないと諦めた。
- 『V』には参戦していないがハサウェイがこれなどを見たらどんな反応をするか気になるところである。
搭乗機体
- ジェガン
- 『逆襲のシャア』の時代における地球連邦軍の主力量産型モビルスーツ。クェスを助けようとして無断出撃した際に乗ったが、チェーンの乱入で失敗に終わり、終結後には収容された。
- 『ベルトーチカ・チルドレン』ではビーム・ライフルでα・アジールを撃墜してしまう。なお、シールドは装備されていない。
- Ξガンダム
- 『閃光のハサウェイ』の主役機。青年となり「マフティー」のリーダーに上り詰めたハサウェイの愛機。
- なお、PS2『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』では『逆シャア』時代(マフティーの黒いノーマルスーツ)で搭乗している。
SRWでの搭乗機体
余談
- OVA『GUNDAM EVOLVE』では逆に、ハサウェイの想いがクェスの心を救うという『逆襲のシャア』とは異なる展開が見られる。
- 『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』では『閃光のハサウェイ』が登場しているが、ハサウェイは『逆襲のシャア』の姿で登場している(ただし、Ξガンダム搭乗時はマフティーのノーマルスーツを着ている)。
- 村上としや氏による漫画版『逆襲のシャア』では扱いが大きく違い、物語ではハサウェイを視点に展開する。最初から地球連邦軍のパイロット候補生であり、チェーンを殺す事も無くクェスを自身の手で殺める事もなく、地球滅亡を企むシャア・アズナブルを阻止するため、一人の戦士として戦いに挑んでいった。
- 『Gジェネ』シリーズなどのゲーム作品では、『閃光のハサウェイ』のハサウェイ(マフティー)としても『逆襲のシャア』で演じた佐々木望氏が起用されている。『閃ハサ』として参戦した『V』もこれに準拠。2020年公開予定の劇場アニメ版『閃光のハサウェイ』では、キャラクターデザインと共にキャストがリニューアルされており、ハサウェイ(マフティー)役には小野賢章氏が新規にキャスティングされている。
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