オルガ・イツカは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場人物。
オルガ・イツカ | |
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漢字表記 | 御留我 威都華 |
外国語表記 | Olga Itsuka |
登場作品 | |
声優 | 細谷佳正 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 不明[1] |
出身 | 火星圏 |
所属 | CGS→鉄華団 |
役職 | 参番組隊長→鉄華団団長 |
概要
CGSの参番組隊長。仲間や部下からの信頼は厚く、特に幼馴染の三日月・オーガスとの絆は強い。多くの少年兵から尊敬されるなど高いカリスマ性を持つが、一方で年相応の精神的な脆さも持つ危うい一面もある。
CGSの大人達に虐げられてきたが、CGSに対するギャラルホルン襲撃後のクーデターによって大人達を一掃し、参番組を元とした「鉄華団」を立ち上げ、団長に就任する。そして火星のクリュセ独立自治区の首相の娘であるクーデリア・藍那・バーンスタインの依頼を受け、鉄華団の仲間達やクーデリアと共に地球を目指す。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。序章ワールド4より登場。ゲームシステムの都合上イサリビがユニットアイコンのみの登場なので、NPC扱い。
人間関係
鉄華団
- 三日月・オーガス
- 幼馴染の少年兵。互いに強く信頼し合う間柄。
- ビスケット・グリフォン
- オルガの参謀。
- ユージン・セブンスターク
- 鉄華団のサブリーダー。ライバル視されながらも認められている。
- 昭弘・アルトランド
- ヒューマンデブリ組のリーダー。ヒューマンデブリゆえに自虐気味な彼の心を救う。
- ライド・マッス
- 鉄華団立ち上げの際に絵心を買い、団章のデザインを任せた。
- メリビット・ステープルトン
- テイワズからのアドバイザー。大人としてオルガを支える。
CGS
- マルバ・アーケイ
- CGSの社長。腐っても経営者としての能力はあることだけは評価していた。
- トド・ミルコネン
- 年少組の指導係。保身のために鉄華団に入団するが、オルクス商会に内通した彼を袋叩きにした挙句、パンツ一枚で叩き出した。後にモンターク商会の専務として再会した。
クリュセ独立自治区
- クーデリア・藍那・バーンスタイン
- 彼女の依頼を引き受ける。
テイワズ
- マクマード・バリストン
- 彼に気に入られた事により「叔父貴」と呼び慕うようになる。
- 名瀬・タービン
- 彼と対峙した事が切欠となり、「兄貴」と呼び慕うようになる。
- ちなみに名前の漢字表記は、名瀬から貰ったもの。
ギャラルホルン
- マクギリス・ファリド
- 紆余曲折の末、協力し合う関係となる。
他作品との人間関係
名台詞
- 「死なねぇ! 死んでたまるか! このままじゃ…こんなところじゃ…! 終われねぇ!! …だろ!? ミカァッ!!」
- 第1話。ギャラルホルンが率いるグレイズに襲撃され絶体絶命に陥るも直後、この台詞に答えるかのように地中からガンダム・バルバトスが現れる。
- 「マルバも相当なクズだったが一軍のヤツらはそれ以下だ。あいつらは俺たちの命をまき餌ぐらいにしか思ってねぇ」
「それにあいつらの頭じゃすぐに商売に行き詰まる。そうなりゃますます危険なヤマに手を出す。俺たちは確実に殺されるぞ」 - 第2話。CGS社長のマルバ・アーケイが逃亡した事で一軍が新たにCGSを引っ張っていく事になったが、その一軍は先程の戦闘で逃亡した上、反省の色も見せず、いつものように少年兵達を虐げる始末。ついに我慢の限界を迎えたオルガ達は一軍に反旗を翻して、CGSの乗っ取りを決意。
- 「腐った上層部を叩きのめす」という燃えるシーンではあるが、後に一軍の面々以上に危険なヤマに手を出すことになってしまうのは皮肉とも言える。
- また後のストーリー展開を考えれば、この時点で「育ちの悪さ故に見通しが甘い」点が出ているとも言えるだろう。
- 「鉄華団」
クーデリア「え?」
「俺たちの新しい名前…CGSなんてカビ臭い名前を名乗るのは癪に障るからな」
クーデリア「てっか…鉄の火ですか?」
「いや、鉄の華だ。決して散らない鉄の華」 - 第3話。クーデターによりCGSを掌握した後、組織を改名する。
- 「振り返るとそこにいつもあいつの目があるんだ。やっぱすげえよミカは」
「強くてクールで度胸もある。初めてのモビルスーツも乗りこなすし、今度は読み書きまで…」
「そのミカの目が俺に聞いてくるんだ。『オルガ、次はどうする? 次はなにをやればいい? 次はどんなワクワクすることを見せてくれるんだ?』ってな」
「あの目は裏切れねえ…あの目に映る俺はいつだって、最高に粋がって格好いいオルガ・イツカじゃなきゃいけねえんだ」 - 第6話。三日月への賛辞。一方で、三日月への信頼をプレッシャーとして感じている事も伺える。
- また、劇中における三日月の行動が良くも悪くも常人離れしたものが多かった事から視聴者からも三日月を非常に良く表した台詞として受け取られており、転じて愛称が同じ「ミカ」のキャラにも「すげぇよ、ミカは」と言われる等、ネタ的な活用もされるようになった。
- 「繋がっちまってんです、俺らは」
「死んじまった仲間が流した血と、これから俺らが流す血が混ざって、鉄みたいに固まってる」
「だから、だから離れらんねぇ、離れちゃいけないんです。危なかろうが、苦しかろうが、俺らは」 - 第8話。名瀬との会話において。番組タイトルである「鉄血」の意味を表した台詞。
- 「やっとだ…やっと家族が作ってやれる…お前らにも、やっと胸を張って帰れる…場所…」
- 第9話、慣れない酒で酔いつぶれた際に発したうわ言。
- 「離しやがれ!! …ああ、分かったよ! 連れてってやるよ! どうせ後戻りはできねぇんだ…連れてきゃいいんだろ!」
「途中にどんな地獄が待っていようとお前を…お前らを…! 俺が、連れてってやるよ!!」 - 第22話。仲間を失い意気消沈する中、三日月から発破をかけられた事での新たな決意。そこには決して安易な道ではないと分かっていても家族の幸せを掴むために決意を改める一人の英雄の姿があった。
迷台詞
上述の通り、頼れる兄貴分として数多くの団長命令の言葉が印象強いが、思い切りの良さの裏返しである愚直さ、そして鉄華団の栄枯盛衰を描いたシナリオの展開が相まって、後半になるにつれて彼自身の行動による迷言も多く飛び出した[2]。
- 「ヴォェェェェェェ…」
- 第9話。景気づけの飲み会で調子に乗りすぎて案の定。頼れるリーダーとしての貫録を見せつけたかったのだが、流石の彼も酒には勝てなかったようだ。これには三日月も「こんなオルガ、初めて見た」と漏らすほど。
- 演じた細谷佳正氏による渾身の演技は必聴の価値あり。
- 「何やってんだ、ミカァァァァァァァァ!!」
- 第25話。窮地に陥った三日月に発破をかけて。オルガの台詞でも三指には入るであろう有名な台詞であり、単純にこれだけならネタ要素の少ない名言になるはずだった。…ところが昨今のネット上でネタとして弄ばれた結果この台詞だけが突出して抜き出されてしまい、誰かが馬鹿をやらかす度にオルガが叫ぶ漫才のツッコミとしての立ち位置を獲得してしまった[3]。
スパロボシリーズの名台詞
- 「…お前らモジュール77の連中とは生きてる世界が違うんだよ」
「甘かねえんだよ、お前らが片足を突っ込んじまった世界は。学園の連中だって、全員が生き残れる保証はねえ」 - 『DD』第42話「仲間と家族」より。仲間のためならいつだって死ぬと名瀬へ語った彼に驚いたショーコへこう返す。現に同じ頃、モジュール77がドルシア軍の襲撃を受ける。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「外へ出たのか? 狙われてるっていう自覚があんのかよ…!」
- 『DD』序章ワールド4より。友人に会うために外出したクーデリアの行動に対する無警戒さに対して。
- 一見すると依頼主を心配するリーダーとしての当然の台詞なのだが、原作を知っている人にはニヤリとできる原作ファン向けの小ネタ。
搭乗機体
余談
- ガンダムシリーズでは珍しい「団長」の肩書きを持っており、ガンダム関連の話題では基本オルガのことを指してこう呼ばれる。
- ガンダムSEEDには同じ名前を持つオルガ・サブナックがいるが、PS4・Nintendo Switch用ソフト『SDガンダム G-GENERATION CROSS RAYS』では対戦させた際に「聞いた事ある名前してんなぁ………アンタ!!」という特殊戦闘台詞が発生する。
- ちなみに同ゲームではクロトが援護された場面で発生する台詞に「邪魔すんな!オルガ!!」という特殊台詞があるが、ご丁寧にオルガ・イツカから援護されても発言する。
- 2010年代のガンダムシリーズキャラクターとしてはとりわけ高い人気を誇り(2018年にNHKにて放送された特別番組『発表!全ガンダム大投票』では作品単位で第1位、複数作総合で第1位のシャア・アズナブル・第2位のアムロ・レイに続く第3位)、サンライズ代表の宮河恭夫氏がそのキャラクター人気に言及する等、シリーズに大きな影響を与えている。
- アニメ2期の最終盤でオルガを襲ったある事件とその前後の展開から、ファンからはネタキャラとしての扱いが強く目立っている。
- オルガ自身はレギュラーメンバーなのもあって元々それなりに人気はあったのだが、上記のシーンやそれに至るまでの経緯に問題点や突っ込み所が多かったためかSNSやネット上で大いに騒がれ、一大ネットミームを築くに至っている。当シーンがアニメ未視聴の層にも知れ渡ったことで、前述のガンダム大投票の結果に影響を及ぼしたと見る者も少なからず存在する。
- ちなみにこのシーンは第4クールED曲「フリージア」も流れており、当シーンが有名になった事に比例してこの曲も知れ渡った。歌手であるUru氏もTwitterでその事に言及している[1]。
- 当然だが、この手のネタを嫌っている人もいるので使用には注意が必要である。
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