ビルバインは『聖戦士ダンバイン』の登場メカであり、同作の後半の主役メカ。
ビルバイン | |
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外国語表記 | Billbine |
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
デザイン | 湖川友謙 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦EX |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | |
生産形態 | ワンオフ機 |
全高 |
8.8メット (約8.8 m) |
重量 |
8.6ルフトン (約8.6 t) |
動力 | オーラコンバーター |
エネルギー | オーラ力 |
最高速度 |
360リル (約1,440 km/h) |
巡航速度 |
290リル (約1,160 km/h) |
装甲材質 | 強獣の装甲 |
オーラ係数 | 0.99 |
必要オーラ力 | 14オーラ |
適性オーラ力 | 19.8オーラ |
所属 | シーラ・エレ連合軍、ゼラーナ |
乗員人数 | 1名 |
パイロット |
ショウ・ザマ (チャム・ファウ) |
概要
ナの国のボチューンにダンバインの機能を取り入れた機体。変形する事によって「ウイング・キャリバー形態」になる事が最大の特徴。
機体性能はパイロットのオーラ力に左右され、高いオーラ力を持つ者が搭乗する事で底知れないパワーを発揮する。実際にビルバインを乗りこなせた人物は、聖戦士であるショウ・ザマのみであった。
機体色は白地に一部装甲が赤とヒーロー然としたものだが、最終決戦が迫った第47話「ドレイク・ルフト」では濃緑・薄青の迷彩色に塗り替えられた。これは「(夜間)迷彩ビルバイン」と表記されることがある。
ウイング・キャリバー形態
ビルバインが変形した形態。高速飛行が可能。胸部のコックピットが鳥の頭部を模した機首となる。
自動操縦機能があり、搭乗者が疲れて寝てしまってもオートで切り替わる。ショウもよく落ちないものだと感心していた。
SRWでは「ウイング・キャリバー」という名称の場合が多いが、これはオーラバトラーの輸送や支援戦闘を目的に作られたオーラマシンの総称であり、「ビルバイン(ウイング・キャリバー形態)」とでも呼ぶのが妥当と思われる。本形態でもオーラバトラーを搭乗させる事も可能。
劇中での様相
相次ぐ新型オーラバトラーの攻勢に対抗すべく、中盤「浮上」前に聖戦士専用機(つまりショウ専用機)として登場し、ショウがダンバインから乗り継ぐ形でシーラから受領。以後最後までショウの乗機としてバイストン・ウェルおよび地上の戦禍を駆け、獅子奮迅の活躍を見せた。
劇中では主兵装のオーラ・ソードやオーラ・キャノン、ワイヤークローの他、ライフル、オーラ・ビームソードの投擲、脚部の鉤爪も多用するなど、どの位置からでも攻撃出来る万能機としての側面を見せた。緊急時にはウイング・キャリバーで離脱や高速接近が出来るなど、新型オーラバトラー勢の中で一歩抜きん出ている性能を誇り、そこにショウのオーラ力や技量が合わさり、絶大な力を発揮した。ただし、オーラボンバーには手を焼く場面が多く、マーベルのダンバインと連携して撃退する描写が目立った。
最後は黒騎士のガラバと一対一の勝負となり、左足、右腕、頭部、オーラコンバーター、キャノピーを破壊されもはや原型が残らないほどボロボロになるもガラバのキャノピーを引き剥がし、ショウをバーンの元に導きその役目を終えた。その後シーラ・ラパーナの放った浄化のオーラ力に包まれガラバ共々地上から消えた。
登場作品と操縦者
脅威の運動性と分身、そして高い移動力によって、優秀な囮役として機能する。気力130以上になれば「ハイパーオーラ斬り」が使えるようになり、鬼神の如き強さを発揮する。ちなみに、最初の頃の一部の作品では装甲も厚かったため、遠距離戦が苦手という事以外は死角が無い(オーラバトラーの中では遠距離用の武器が充実している方だが)。
隠し等で夜間迷彩色も再現され、機体性能が向上する場合が多い。
上記の通り作中では押しも押されもせぬショウの最終搭乗機なのだが、スパロボでは隠し要素でサーバインなどの隠し機体がある事も多く、その場合はマーベル等が乗り込むという原作にはなかった乗り換えが発生する機会も多い。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。「マサキの章」でメインを務める機体で、ビルバインとショウの能力で格闘戦では圧倒的な性能を誇る。「ビルバイン最強神話」の幕開けである。なお、「ハイパーオーラ斬り」はENを消費するが、その量は微々たるものである。オーラキャノンの性能も中々高く、強化してやれば射撃型ユニットとしての運用も充分可能。その場合ショウは他のABに乗せて前線に出し、本機は後方から支援させるといいだろう。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 第24話地上ルート「ティターンズ台頭」にて初登場するが、なんとアの国に奪われてアレンが搭乗している。…とはいえショウが乗ってなければ性能を引き出せないのか、大した事は無い[1]。撃墜すれば、次のシナリオである第25話地上ルート「ハイパージェリル」で使用が可能になる。
- 聖戦士技能が付いた他はほぼ『EX』と同じ性能を誇る。オーラ斬りとハイパーオーラ斬りが無制限で使えるのは反則。さらに上のサーバインが登場するが、射撃兵装がある為、反撃効率ではこちらが一歩上回っている。
- また、装甲もサーバインやズワウスを差し置いて味方オーラバトラー中トップなので、鉄壁をかけると殆どの攻撃を10ダメージに抑えてしまう防御力も備えている。オーラバリアもあるのでビームに対してはほぼ無敵。ただし、HPは『EX』から大幅に下がっており、無改造だと1発当たれば即撃墜もあり得るので、過信は禁物。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 両形態ともSFC版から装甲値が下げられており、「オーラ斬り」と「ハイパーオーラ斬り」もEN消費式になった。それでも強い。
- スーパーロボット大戦F
- 中盤戦のオーラシップ救出作戦で、グラン・ガランを救出すると次のシナリオから使える。本作品から聖戦士技能で回避・「オーラ斬り」および「ハイパーオーラ斬り」に補正が掛かる。また、敵ユニットも強いので、ビルバインでも油断は出来ないが、それでも全味方機体の中でも屈指の強さ。
- なお、セガサターン版のビルバインのハイパーオーラ斬りに聖戦士補正が付かないという重大なバグがあるが、その補正は他の武装に適応されているため、通常兵装での戦闘は修正されたPS版よりもサターン版の方が強い。パーツスロットは1個。
- スーパーロボット大戦F完結編
- パーツスロットが2個になった。今回は、敵の顔キャラ相手だと切り払いで接近攻撃を無効化されやすいので運用の利便性が以前よりは下がる。聖戦士補正バグは修正された。
- 改造度が5段階で、中盤戦に差し掛かるとすぐに命中・回避・限界反応が赤く染まる。さらに敵ユニットが強化されているので、油断できない。中盤以降は攻撃が直撃するとほぼ即死である。10段階改造ができれば、再び最強の座を取り戻せる。
- しかし、宇宙では適応がBで、パイロットも宇宙Aのキャラがいないので、どうやっても弱体化してしまう点がネック。後半は宇宙マップが多いため、プレイヤーによっては二軍落ちしてしまうこともあるようだ。適応が攻撃被弾のみで回避命中に影響がないのが救い。
- 隠し要素でシナリオ「タイムリミット(後)」クリア後にショウのレベル49になれば夜間迷彩ビルバインが手に入る(性能は共通)。ちなみに、この時、バグで元のビルバインも残ってビルバインが2機になる場合がある。ついでに、この件は4コマアンソロジーでもネタにされた。
- なお、ビルバインが2機になった状態で、ウォンの機体買取りイベントの際にショウが強制乗せ替えとなる機体は夜間迷彩の方である。通常カラーの方にトッドを乗せておかないと通常カラーの方が消滅してしまうので注意。マーベルはダンバインに強制乗り換えなので、トッドが仲間にいない場合は確実に消滅してしまう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 最強神話は健在。隠し要素で性能アップの夜間迷彩仕様も用意されており、寺田Pによると「本作の夜間迷彩仕様は、歴代最強のビルバイン」とのこと。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 合体攻撃の「ツインオーラアタック」が追加された。「オーラキャノン」の攻撃力が「オーラ斬り」以上になったため遠距離戦にも明るくなったが、弾数がPS版から半減して4発になり、更に気力が110必要になった。
- 夜間迷彩仕様になると弾数が6発になり、必要気力も105になるのでエースになっていれば即使用できるようになるほか、オーラ斬りとハイパーオーラ斬りの必要気力も低下する。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン4第17話「海と大地を貫いたとき」クリア後にシーラから託され使用可能になる。ただ同ステージでダンバイン系のストーリーは終了するため、いるだけ参戦に近い扱い。今回でも最高クラスの回避力。宇宙:Bがネックになるため、宇宙マップでは注意。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- ルートによって入手。本作の主力ユニット。ただし、陸:Bな点は注意。ショウを乗せても良いが射撃が高いトッドの方がビルバインの力を引き出せる。ショウは格闘の高さを生かして、V-UPユニットをつけたダンバインに乗せたままでも良い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 第1部で入手していなければ、第10話「呪われしジャンヌ=ダルク」クリア後に入手。宇宙マップが多い本作では、宇宙:Bの影響でパンチ力が欠けてくる。後に、攻撃力が格段に高いサーバインもしくはズワウスが登場するため、出番は減る一方。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 今回も性能は高いのだが、「原作での最新鋭機はフル改造時攻撃力が低め」という『IMPACT』の法則により、「ハイパーオーラ斬り」の最終的な攻撃力はオーラバトラーの中でも下の方。中でも「ツインオーラアタック」は「射程1移動後不可」という使い勝手の悪い性能にされている。とはいえ、それでも十分な性能ではある。
- ルート分岐でバイストン・ウェルルートを選ぶとビルバインが手に入るが、その逆の地上ルートを選ぶと第3部で手に入る。
- 第1部でビルバインが無いとキツい上に、それを手に入れていると第3部で迷彩塗装となり、ネックだった単体の攻撃力も補強されるので、バイストン・ウェルルートを素直に選びたい…が、地上ルートは取得できる強化パーツに強力なものが多く、師匠が仲間になるフラグが立ち、グレンダイザーを改造できるので2部の攻略が楽になる。
- OPやEDのCGムービーでは、何故かウイングキャリバー形態でしか登場していない。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 中盤でカワッセが運んでくる。格闘主体で高い回避力を持ち、本作でも強力な機体となっている。パイロットと妖精を修理・補給で育てれば、さらに強くなる。
- また、ウイング・キャリバー形態でダンバインとの合体が出来て、四人乗りにすることも可能である(ただし、武装は大幅に弱体化する為、移動力の確保以外にはあまり使えない)。
- 武装面では、「オーラソードライフル」がP属性となり扱いやすくなっており、合体攻撃は『64』と異なりサーバインとは行えなくなった。シーン2でバァン(ガイアルート)を選ぶとビルバイン、ニー(バイストン・ウェルルート)を選ぶと夜間迷彩ビルバインになる。夜間迷彩の方が、運動性が5高い。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 原作を消化してからのストーリーなので参戦時からビルバインで登場。今までのシリーズで「分身」と総称されていた特殊回避に「オフ・シュート」という名が付き演出も変わった。
- 序盤からの参戦だが、最初からフルスペックで戦える。実は数値上の性能はアッカナナジンに劣っているのだが、機体ボーナスやメインパイロットのショウが優秀なため歴戦の勇士に相応しい性能を見せる。合体攻撃「ツインオーラアタック」も使用出来て、聖戦士とオーラ力によって強化される為、かなりの最大火力を叩き出せる。ただし仕様上、合体攻撃をするよりサブと共に最強武器で攻撃した方が総ダメージは多くなる場合が多い。
- 夜間迷彩は二度目のバイストン・ウェルルートを経由すると入手でき、チャムの進言で色を塗り替えるついでに覇道財閥がチューンナップをすることで出力が少し上がり運動性と照準値が5上昇した。
- ちなみに冒頭の原作終盤再現ではしっかり夜間迷彩が施されていたのだが、『UX』の世界にやってきた際に何の説明もなく赤い塗装に戻っていた。また、ホウジョウ軍との戦闘会話から、本作のビルバインの開発にはショットが関わった可能性が示唆されている。
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場は第10話「皇の浮上」だが、この時の戦闘で無理をさせ過ぎた為、しばらく使えなくなる。正式参戦は、第19話日本ルート「親と子」。
- 本作のビルバインはダンバインからの改造を引き継がず、隠しユニットであるサーバインへ改造を引き継ぐ事も無い。今回はシリーズ初の無条件で夜間迷彩仕様になる(原作で普通にやっていた事なので、今までがおかしかったと言えなくもないが)。逆に言えば赤いカラーのまま最後まで使えないということでもあるので、赤いビルバインの方が好みなプレイヤーには少々無念な思いをさせる。
- また、本作では隠しとはいえ、より高い性能を持つサーバインが入手出来る為、そちらにショウを乗せる場合は中継ぎの機体となってしまいがち。ただし、ビルバインの性能は十分高く、ボーナスも加味すれば攻撃力は上回るので、使う理由は十分ある。その場合は「ハイパーオーラ斬り」を使えるマーベルかトッドを搭乗させる方がベター。また、向こうには合体攻撃がない上、機体ボーナスも考慮すると単純火力はこちらの方が高い。
- なお、ビルバインの合体攻撃はショウが搭乗しないと使用できなくなってしまった点に要注意。今回もサブと同時攻撃した方が強力になる場合が多いが、武器地形適応がオールSに変更されているので、少なくとも宇宙マップではチャムのSPを順応以外に回せるという利点もある。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 中盤でショウが乗って参戦。「オーラソード」「ダブルオーラソード」による近接攻撃はスキが少なく手数で圧倒できる上、「オーラキャノン」による射撃もこなせる。必殺技も範囲内の敵全体を攻撃できる「オーラキャノン」と1体に大ダメージを与えられる「ダブルオーラ斬り」が使え、有用度は極めて高い。
- ただしHPと装甲は低めなので、敵の必殺技対策としてHPの強化はしておきたい。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 第12話「オーラバトラー飛翔」より登場。マーベルと共にアル・ワースに召喚された事が語られる。
- 地上ルート第34話「ビヨン・ザ・トッド」で夜間迷彩仕様に変更されるが、条件を満たした場合は加入直後の第12話シークレットシナリオ「想いというオーラ」にて、夜間迷彩仕様に変更するか否か選べる他、通った場合のみショウ専用の隠し武装「オーラシュート」が上記のタイミングで追加される(ただしハイパーオーラ斬りとオーラシュートの攻撃力の差は300と控えめになっている)。
- 本作では合体攻撃こそないが隠し武装とカスタムボーナスの関係で武器性能がサーバインを上回る為、他作品のように出番を奪われる可能性は低めとなる。
- オーラ力必須武装の必要Lvがダンバイン、ビアレスより1ずつ多いため、ショウのレベルによっては第12話でオーラ斬りの条件を満たしていないこともある。
- 最大火力を出すにはショウの搭乗が必要。また、オーラシュートは必要オーラ力LVがないが、ちゃんとカスタムボーナスで攻撃力が上がる。
- スーパーロボット大戦T
- 治安維持隊ルート第20話で参戦。オーラ斬りの演出が変更された。
- 正規部隊ルート第30話で夜間迷彩化に加え同話でオーラシュートが追加されるが、同ルート限定でヴェルビン参戦タイミングで逆に色を元に戻せる。
- 色を元に戻すとオーラシュートが消えるが、火力で勝るヴェルビンのハイパーオーラ斬りもショウ専用である故に使用不可になる場合も多いので、この辺は運用と好み次第で決めてしまっても構わない…と思いきや実はオーラシュートが追加されたタイミングで性能が上がっており、色を元に戻すと性能が下がる。
- 本機の改造がヴェルビンに引き継がれるため、最優先で改造すべき機体と言える。ヴェルビン入手後に空いた本機は、マーベルかトッドが代理に使うと無駄がない。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 今回も例外なく強い。特に後半戦ではニュータイプ機が猛威を奮うので、この機体の存在感は大きい。合体攻撃「ツインオーラアタック」初導入であり、今回はサーバインとも可能。でも宇宙適正の低さも相変わらずで、後半戦は宇宙MAPが極端に増えるのももはや伝統。
- 高レベル切り払い持ちCCAシャアを始め、今回は雑魚含め敵NTもかなり強いのも逆風になってる。
- 特に今回は味方に銀鈴ロボ TYPE-2という強力なライバルが居るため絶対とは言えない。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第5章21話-1「暗黒のズワウス」で登場。ダンバインがドン・ハルマゲの魔力で強化されたズワウス (ハイパー化)に苦戦する中、バイストン・ウェルからシーラとエレ、そしてジャコバ・アオンの意思によってショウの元へ送り届けられる。
- 念願の「ハイパーオーラ斬り」が使えるようになるためボス退治に有効。突破攻撃もあるため、攻撃しつつ戦場を駆け巡ることができる。ただし自機サイズが小さいので敵機を巻き込みにくい。ウィング・キャリバー形態へ変形できる点および最大火力の点においてダンバインに勝る。しかし最大射程が短いという弱点は変わっていない他、「オーラ斬り」がないため燃費が少々悪い。オーラバトラー形態での「ヒット&アウェイ」「エスケープ」特性の武装を失った点も痛い。ダンバインが継戦能力なら、こちらは爆発力に重点を置いたユニットだと言える。最大のライバルはDLCで入手できるサーバインか。
- 登場ステージではダンバインからSP・気力を引き継いだ上で(サブパイロットのチャム含め)気力+100、SP+100のボーナスが付いて乗り換えになる他、自ターン開始時にSPが+100される。本作でのオーラバリアの仕様を考えると半ば無敵状態とも言える。ただしズワウス (ハイパー化)を倒すまで「ハイパーオーラ斬り」は封印状態なので、そこまで無双できるという訳でもない。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年6月のイベント「あるべき世界」のイベント報酬として初登場。レアリティSSRのアタッカー。コストは20と高めだが攻撃力と運動性に優れている。
- アビリティ「真の聖戦士」を習得することにより必殺技が1コアで撃てるようになり、使用する毎に火力が増加していく必殺スキル「ハイパーオーラ斬り(コンボ)」との相性は抜群。しかし、「真の聖戦士」の解禁レベルは70の為、最低2回は限界突破が必要。
- VSバトル(アリーナ)においては素の回避率が高いことに加えてオーラバリアと分身も持ち、「集中」「直感」で更に回避率を底上げできるため、アリーナ実装初期においては「避ける壁役」として猛威を奮ったものの、Vパーツ・EXアビリティ実装以降のユニット性能のインフレについていけず、2017年現在では一線を退いている。
- 2016年12月のイベント「地底世界からの来訪者」にて夜間迷彩仕様が追加。SSRシューター。
- 2017年11月のイベント「リトルウィッチと機械の巨人」にて大器型SSRアタッカーが追加。
- 2018年5月のイベント「翻弄される少女」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド1第8話「東京上空」で加入。登場は原作ではダンバインにまだ乗っていた第16話に当たる、ガラリアと地上に出てしまった時点に前倒しされている。
- 機動タイプが回避特化であり、敵を攻撃を避ける囮として大活躍する。同じ回避特化のゼーガペイン・アルティールと比較するとほんの少しだけ運動性が負けているが、サイズ補正でほぼ同じぐらい避けてくれる。
- 更にユニットパーツのSSRオーラ斬り装備時には特殊回避が発生するため、格上のボス相手でも運がよければ暫く耐える。
- 今作では宇宙適応がAなので戦場を選ばない。移動力やサイズ補正に特殊回避といった様々な要素を求めるならこちら、純粋な数値だけで避けるならゼーガペインを選ぶといいだろう。
関連作品
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- ワイヤークロー
- オーラバトラーの標準装備である両腕に内蔵された射出式のワイヤー付き鉤爪。
- SRWで使われる事は少ない。『X-Ω』では必殺スキルとして両手で放つ「ワイヤークロー(両手)」が採用されている。
- オーラ・キャノン
- 背面に装備されたオーラバトラーでは珍しい大型レール式の二門の大砲。ウイング・キャリバー形態ではこれが主力となる。
- ビルバインの技と言えば後述の「オーラ斬り」のイメージが先行しがちだが、原作では「オーラキャノン」がメインウェポンである。実際、劇中において「ワイヤークローで捕獲した敵を振り回して投げ捨て、無防備な所にオーラキャノンを叩き込む」という連携を多用していた。また、ハイパーレプラカーン(厳密にはオーラバリアで象られた殻の中の本体)にトドメを刺したのもこの武器による。
- 『DD』ではSSR必殺技に採用。
- オーラ・ソード
- オーラバトラーの標準装備である長剣。ダンバインと同系の武器であり、鞘は右オーラコンバーターに装備する。
- 後述の「オーラ・ビーム・ソード」がENを消費する場合、気力が上がるまではこれを使用した方がいい。
- 『UX』辺りからオーラ・ビーム・ソードの存在があってか武器としてはオミットされ、オーラ斬り系使用時のみに使われる。『OE』では「ガードアーム」「バリア貫通」特性を持つため、本編後半のHPがインフレした雑魚敵相手でも一撃で倒す事がままある。『DD』ではSR必殺技に採用。
- オーラ・ソード・ライフル
- オーラ・ショットとオーラ・ビーム・ソードの手持ち式複合武器。後部には折り畳み式ストックが取り付けられており、必要に応じて下部に折り畳まれる。見た目はガンダムシリーズで言う所のビームライフルに近い。玩具等では、左オーラコンバーターに装着できる。
- 『DD』ではR必殺技に採用。
- オーラ・ショット
- 2連装。単にオーラ・ソード・ライフルと言った場合これを指す。
- オーラ・ビーム・ソード
- 本体下部に装備された銃剣形式の武器。使用時には前方に展開しオーラ力のビーム刃を発生させる。この状態ではストックは下部に折られる。
- 第35話「灼熱のゴラオン」で黒騎士のズワァースのオーラ・ソードと鍔迫り合い、へし折られて実体剣のように砕ける描写がある。第40話ではゲア・ガリングのブリッジに投擲兵器として使う。
- シリーズによってはENも消費する。ENを消費しない作品では気力が上がるまでのメインウェポン。『UX』辺りから「オーラソード」がオミットされたため、通常近接武器の立ち位置。『OE』では突破攻撃。『DD』では通常攻撃に使用。
必殺技
- オーラ斬り
- オーラ力を纏ったオーラ・ソードで敵を斬る。命名はチャム・ファウ。攻撃力に対するEN消費を考えると、「ハイパーオーラ斬り」の方が有効だと言える。ちなみに「オーラ斬り」はビルバインのメインウェポンというイメージがあるが、原作でこれに該当する技の使用頻度はそれほど高くない。
- 『BX』ではパイロットのカットイン後、オーラを込めた二段斬りに、『X』では縦斬りから突き刺し、引き抜いてからのオフ・シュートを利用した水平斬りとなっている。
- 『OE』では、「オーラ斬り」がダンバイン専用の技になっているためか、使用不可能である。
- 『T』ではオフ・シュートでかく乱しながらの乱れ斬りに変わっているが、オフ・シュート発動時にビルバインに残像がかかっている。
- 『DD』ではSSR必殺技に採用。
- オーラ斬り(切り抜け)
- 『X-Ω』での必殺スキル。前方に切り抜ける。
- ハイパーオーラ斬り
- 強大なオーラ力を纏ったオーラ・ソードで敵を斬る。命名は「オーラ斬り」と同じくチャム・ファウだが、原作において彼女がこう呼ぶ技は無く、ゲームオリジナルの技である。
- この技を使えるようになってからがビルバインの本領発揮なので、気力上げは急務である。『OE』では特性に「バリア貫通」と「ハイパー」特性(これを他に持つのは敵のズワウス、DLCユニットのサーバインのみ)を持ち、気力140以上で攻撃力が上昇する。
- 『UX』では、チャムが搭乗している場合を想定してか攻撃前に入るカットインが異様に長い(もっとも、ダンバインやズワァースもそうなのだが)。『UX』における「ハイパーオーラ斬り」の流れは、「オーラソードで一撃→背後から突き刺す→斬り返して一刀両断→ウイング・キャリバー形態に変形して離脱」というもの。一撃目と背後からの攻撃時にはリアル体型のビルバインのカットインも入る。
- さらに『BX』では、「オーラソードで一撃→背後から一刀両断→飛び上がってオーラ力増幅→縦から一刀両断→ウイング・キャリバー形態に変形して離脱」に変更され、更に最後のオーラ力増幅場面で稲光が輝き、文字通り「雷はねてソードが走る」演出になっている。
- 『X』では「オーラを溜めて飛翔→流れるようにビルバイン全身を映すカットイン→敵を一刀両断→ビルバインの背後で真っ二つになった敵が爆散」という流れ。
- ハイパーオーラ斬り(コンボ)
- 『X-Ω』での必殺スキル。目の前敵一体に連続攻撃を行う。
- ハイパーオーラ斬り(乱舞)
- 『X-Ω』での必殺スキル。オーラ・ソードとオーラ・ビーム・ソードの二刀流で前方に切り抜ける。
- オーラシュート
- ダンバインのオーラソードを借り、十字に合わせた二本のオーラソードからオーラ力の奔流をぶつける攻撃。原作でのハイパーライネックを倒した攻撃の再現。技名は長らく不明だったが、「ダンバインとぶ」の歌詞から取って「オーラシュート」となっている。『UX』『BX』では合体攻撃の演出で使用、『X』からは独立した技として採用された。
- 『X』ではシークレットシナリオ「想いというオーラ」を通った場合のみ地上ルート第34話から使えるショウ専用の必殺技。オーラソードとオーラビームソードの二刀で放っている。由来ゆえかOPを再現したウィングキャリバーの変形から始まり、トドメ演出ではオーラロードを通ってバイストン・ウェルに敵を叩きつける。通称「オーラ不法投棄」。
- 『T』では正規部隊ルート第30話で夜間迷彩化のタイミングで無条件追加となっているが、シナリオ終了時に色を塗り直した場合は追加された物が消えてしまうため夜間迷彩限定武装になっている。夜間迷彩仕様に乗り込み原作での最終決戦時のように気合が入った状態のショウしか使えないと劇中では説明されている。ちなみにアレンの食らった時のセリフによれば本当にオーラロードを通ってバイストン・ウェルに帰っているようだ。どこぞの無限拳と同じく、大袈裟な戦闘アニメが誇張ではない類例である。
合体攻撃
『64』以降、ビルバインを含む2機のオーラバトラーでの連携攻撃「ツインオーラアタック」が合体攻撃として使えるようになった。
なお、『UX』のツインオーラアタックは最後に相方の機体の頭文字が付く(例えば、ダンバインの場合は「ツインオーラアタック(ダ)」)。そのため、ツインオーラアタック(ダ)となっている事を知ったプレイヤーの多くはツインオーラアタック(ナ)やツインオーラアタック(ア)があるのだろうと予想していたが、ビルバインに追加されるのはツインオーラアタック(ズ)だったというオチが付いた。確かにこっちはこっちで予想外であるし、向こうには向こうで合体攻撃があった。
- ツインオーラアタック(ダンバイン)
- ダンバインとのツインオーラアタック。新旧の主人公機によるハイパーオーラ斬りで挟撃を仕掛ける。多くの作品で使用できる組み合わせ。
- 携帯機シリーズでは、ウイングキャリバーに変形した後ダンバインを乗せて突撃、キャノンで牽制をかけた後ハイパーオーラ斬りで追撃→ビルバインがオーラソード二本(片方はダンバインのもの)を交差させてオーラシュートでトドメ、という流れ。
- ツインオーラアタック(ズワァース)
- 『UX』で追加された隠し要素の条件を満たすと入手できるズワァースとのツインオーラアタック。キャノンとフレイボムで牽制し、オーラ斬りの後左右からのハイパーオーラ斬りで追撃⇒双方からオーラソードを突き刺してトドメ、となる。
- 『UX』ではパイロットの指定は無かったが、『BX』ではビルバインにショウを、ズワァースに隠し要素で参入させたバーン・バニングスを乗せた組み合わせしか使用できなくなった。
- ツインオーラアタック(ライネック)
- 『BX』で追加された隠し要素の条件を満たすと入手できるトッド・ギネスのライネックとのツインオーラアタック。基本的にはツインオーラアタック(ズワァース)のズワァース部分がライネックになったような攻撃。
- ツインオーラアタック(サーバイン)
- サーバインとのツインオーラアタック。使えるのは『64』でのみ。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- 銃装備
- 撃ち落としを発動する。『UX』・『BX』のみの能力。
- オーラバリア
- 分身 / オフ・シュート
- 『UX』以降は後者の表記。
- 変形
- ビルバイン(オーラバトラー形態)⇔ウイング・キャリバー形態へと変形する。
- 合体
- ダンバインが、ウイング・キャリバー形態のビルバインをリフターにする。『COMPACT3』のみの能力。
- DD
- 『DD』における必殺ユニットパーツ装備時のメインアビリティ。
アビリティ 効果 パーツ R 高機動 I 気力120以上の時、運動性が7.5%増加する。 オーラ・ソード・ライフル SR 特殊回避 II 戦闘時、15%の確率で攻撃を完全に回避する。 オーラ・ソード SSR オフ・シュート(ビルバイン) 運動性が10%増加する。さらに気力120以上の時、15%の確率で攻撃を完全に回避する。 オーラ斬り
移動タイプ
- 空・陸
- ビルバイン(オーラバトラー形態時)。デフォルトで飛行可能。
- 空
- ウイング・キャリバー形態時。地上には降りられなくなるので、援護の時は注意。『UX』・『BX』では空適応がSに向上するが、後述の機体ボーナスが上昇すると実質意味がなくなる。
サイズ
- S
機体ボーナス
- UX・BX
-
- 初期段階:格闘武器+100 運動性+5
- 第二段階:格闘武器+150 運動性+10 地形適応空A
- 第三段階:格闘武器+200 運動性+20 地形適応空S
- 最終段階:格闘武器+300 運動性+30 地形適応空S 移動力+1
- 小型飛行格闘ユニットとしては完璧に近い無駄の無い優秀な機体ボーナス。第3段階で地形適応空Sが付けば、往年の鬼神の如き強さの(宇宙がちょっと苦手な)ビルバインが蘇ってくれるだろう。また、他の格闘ユニットの強化にも適している。
カスタムボーナス
機体BGM
対決・名場面
スパロボシリーズの名場面
- 聖戦士の「可能性」
- 『UX』第46話「麗しのディストピア」より。デウスから「平和に向かうほどに人類は滅びに向かう」という衝撃の事実を知らされ、士気が激しく低下するアルティメット・クロス。自分達の戦いは無意味だったのか―絶望する彼らを奮い立たせたのは、デウスと同じ世界の出身である聖戦士ショウだった。
- そのままデウスに突撃するビルバイン。しかし、デウスの圧倒的な力の前には手も足も出ない。そこへ加勢したのは「真のファクター」である浩一の駆るラインバレル。二つの機体は連携を取って再びデウスに突撃する。「恐れるな、悲しむな! 信じる心が、正義になるんだァァッ!!」
- ビルバインはそのままの勢いで、デウスにダメージを与え、後退させる。聖戦士として培った信念はアルティメット・クロスに闘志を取り戻させ、反撃の狼煙を上げるのであった。
関連機体
- ダンバイン、ボチューン
- ビルバインの開発の際に参考にした機体。
- ゼルバイン
- PSゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』に登場する量産型。変形不可。
- 桜花
- 太平洋戦争末期に大日本帝国海軍が開発した特攻機。
- ビルバインの脚部補助ロケットは、桜花の推進ロケットが参考になっているという。技術的・物資的な問題のせいか地上に飛ばされて以降、ビルバインの脚部補助ロケットは部位によってパーツが地上製の信頼性が高い物に置き換えられた箇所が多かったとか。ところで、何故この桜花がバイストン・ウェルにあったのかというと……。
- ヴェルビン
- 出渕裕氏による連載企画「AURA FHANTASM」にのみ登場する、ある種の親戚のような機体。
- 出渕氏が世界観に合わせてビルバインをリライトしたような外観をしており、実際に見比べてみると頭部の造形がかなり似ている。そのせいか、ROBOT魂のスタッフ側も「AURA FHANTASM版ビルバイン」として扱っている節があり、赤いアナザーカラーバージョンも発売されている。
余談
- ビルバインは「『聖戦士ダンバイン』後半のストーリーをビルド(構築)するダンバイン」という意味を込めて名付けられた。
- 作中のオーラバトラーは昆虫をモチーフにした生物的なフォルムで統一されているが、ビルバインだけはメカニカルなフォルムをしている。
- これは当時『聖戦士ダンバイン』のメインスポンサーであった玩具メーカー「クローバー」の強硬な意見が取り入れられた結果、生まれてしまったものである。なお、この頃既にクローバーは破産寸前で、番組放映中に倒産してしまった。
- ビルバインのメカニックデザインを担当した湖川友謙氏(『聖戦士ダンバイン』のキャラクターデザインも担当)によるラフ稿段階のビルバインは、機体の腹部が蛇腹状になっている点が見られる等、依然として(ダンバインをはじめとする他のオーラバトラーと同じく)昆虫風の外見を留めていた。
- なお、上記のラフ稿段階では「ダンバイン強化タイプ」「ダンバード」「オーラバード」という仮称が与えられていた。
- 準備稿段階でのビルバインの顔は、人間で言う「目」に相当する部分がわかりづらいものになっている。
- しかし、上記のデザインでは「視聴者(および玩具の購入対象者)から怖がられてしまう」と判断された為か、「黄色の目」を持つ現行のデザインに変更されている。
- 後年同作品のメインのメカニックデザインを担当していた出渕裕氏により本機をリデザインした「ヴェルビン」が発表されている。こちらはメカニカルなフォルムを押さえられている(言ってみれば、大人の事情を排除したビルバインのようなもの)のが特徴で非変形の設定がある。元々、ヴェルビンを描く以前により力強いデザインのビルバインを提示していたがやむなき事情もあって果たせなかった背景がある。ちなみにそのデザインはメカニカルなフォルムを極限まで抑え、ダンバインの延長線上にあるようなデザインだった。
- オーラキャノンのアイディアは、『聖戦士ダンバイン』放送当時のメインスポンサーであった玩具メーカー「クローバー」からの要請によるものである。ただしこのクローバー製のビルバインの玩具には、何故かオーラキャノンは1門しか付属していない。
脚注
- ↑ 味方仕様と同じ性能、かつ無改造なのでHP2000しかない。
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