飛鳥川ちせ
飛鳥川ちせは『SSSS.DYNAZENON』の登場人物。
| 飛鳥川ちせ | |
|---|---|
| 読み | あすかがわ ちせ |
| 登場作品 | SSSS.DYNAZENON |
| 声優 | 安済知佳 |
| デザイン | 坂本勝 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
| SRWでの分類 | アシストクルー |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 地球人 |
| 性別 | 女 |
| 誕生日 | 2006年9月6日 |
| 年齢 | 13歳 |
| 身長 | 144cm |
| 体重 | 34kg |
| 血液型 | AB型 |
概要 編集
アヤメ中学の女子中学生で、山中暦の従妹。現在は中学を自主休学しており、暦の部屋に入り浸っていることが多い。快活な性格だが毒舌な一面もあり、さらりと鋭い一言を投げかけることもある。
ロックやパンクなどを好み、幼いながらアートの才能も持ち、左腕のアームカバーの下には自分でデザインしたボディーペイントを入れている。一方でそのセンスが周囲に馴染めない原因ともなっており、学校を休学している理由にもなっている。
ある日、夜の街に怪獣が現れた際、暦がダイナゼノンのメンバーへと選ばれ、自身もガウマや麻中蓬、南夢芽らと知り合うことになる。以後は彼らの訓練に同行し、蓬が風邪を引いた際にダイナソルジャーを操縦したことから、ガウマ隊の補欠パイロットとして訓練に参加する。
シャルバンデス戦の後に偶然拾ったバロックパールを何となく持ち歩いていたところ、それが自身の情動を受けて成長していき、ガウマ隊パイロットたちの結束への疎外感を抱いたことをきっかけに、怪獣ゴルドバーンが生まれることになる。
怪獣が出なくなった頃に、社会復帰に向けて動き出した暦の影響を受けて、一度は復学しようと試みたが、最終的にはやはり学校に通わない道を選ぶ。そして、グリッドナイト同盟に連れられてこの世界を去る「最高の友達」ゴルドバーンの旅立ちを見送った。
登場作品と役柄 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品で、担当声優の安済知佳氏も本作でスパロボ初出演。ダイナゼノンのサブパイロットではないが、戦闘アニメの掛け合いに顔を出すほか、「アシストクルー」としても参戦する。
- また、シナリオ上ではエチカと、版権作品キャラの中でも随一の親友となったり、他の版権作品キャラとの交流も多いなど、出番に恵まれている。
- アシストランク最高位達成時の獲得スキルプログラムは「PG:サポートアタック」で、アシストランクが最高位になると彼女の左腕のボディーペイントを見ることが出来る。
ステータス 編集
アシストリンク 編集
| 名称 | 作品 | シナジー | RANK | 消費 | 使用時 | パッシブ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高の友だち! | Y | 赤 | 1 | 3 | 「友情」をかける | ??? |
| 2 | 援護防御時の被ダメージ×0.9 | |||||
| 3 | 援護防御時の被ダメージ×0.8 | |||||
| 4 | 「友情」「闘志」「連撃」をかける |
ダイナゼノン、カイゼルグリッドナイトに使用時に特別な呼びかけがある。
初期状態は微妙で消費コストに見合っているとは言い難いが、RANK4で「連撃」に「闘志」と運用の主題がまるっと変わる内容が追加されるのが特徴。
同様に連撃を付与するアシストとして「不屈」がかかるクッキンや「加速」がかかるニー&キーンがいるが、こちらは「闘志」で敵撃破のハードルを下げることができるため一際強力。最序盤から加入するので優先的に育てておきたいところ。後半になって手っ取り早く上げたいなら回避率が皆無なエーアデントを単騎で突っ込ませ、敵軍フェイズで共感を使いながら使いまくればいい。親友とはこんなところでも相性抜群。
また「友情」との抱き合わせにより『(主にスーパー系の機体を)回復しつつ敵陣に突っ込ませて援護攻撃・援護防御陣形を整え、反撃に備える』運用にも向いている。パッシブ効果の援護防御強化はガウマとのシナジーがある。
単純な火力目的として「闘志」を確保したい場合でも、他にも欲しいものが多いならコスパが悪いのを前提にちせのみを採用するのも有効。
人間関係 編集
親族・友人 編集
ガウマ隊 編集
他作品との人間関係 編集
スーパー系 編集
- カムイ・ショウ
- 『Y』では特殊な出自を持つ彼に対して、先入観を持たずに余計な詮索をすることなく接しており、容姿についても好意的に捉えている。
- 金原さとみ
- 『Y』ではゴルドバーンの一件の後、彼女からボディペイントを施す依頼を受ける。
リアル系 編集
- ドモン・カッシュ
- 『Y』では彼のファン。
バンプレストオリジナル 編集
- エチカ・Y・フランバーネット
- 『Y』ではほぼ同い年の友人として接する立場。自主休学している女子中学生と学校に通っていない14歳の間の友情と考えると奇妙な形だが、劇中で互いに最大の親友と言っても過言ではない関係性を築く。
名台詞 編集
- 「センパイ、が、死んだ…? 無職のまま死んだんだ…」
- 第1話。川に現れた謎の巨人の手に、転んで逃げ遅れた暦が押し潰されたのを見て、絶望的な表情でつぶやく。ショックを受けているのは分かるのだが、この状況で唐突に出てくる「無職のまま」というフレーズのインパクトが強い。
- 『Y』でも、暦が巻き込まれる流れが異なるが再現されている。
スパロボシリーズの名台詞 編集
- 夢芽「あの敵…ちせちゃんが好きそうだね」
「私、パンクスなんで、ヘビメタはちょっと…」 - ポセイダル軍との特殊戦闘台詞。ヘビーメタルにかけたネタ。
- 「センパイもいつか無職をこじらせて、ああなるのかな…」
暦「さすがにそれはない!」 - パプテマス・シロッコとの特殊戦闘台詞。中々キツい言い方である。
- 「そんなつまらない質問、答える気になんないよ」
- 自らの正体に疑問を抱いて苦悩するエチカから「もし自分が怪獣に変身したらどうする?」と聞かれて。ただ、この時のちせはただの心理テストだと思っており、即座に返答するのを拒んでいた。しかし、その真意は…。
- 「どんな事になってもエチカはエチカ…私の友達だよ」
- 呪われた出生の秘密を知るも、それを乗り越えたエチカに(あの時言わなかった)質問の答えを告げる。わざわざ答えるまでもなかった、馬鹿げた質問の答えを。決して揺らぐことのなかった二人の友情に、Yzネクストの仲間たちの喝采が響く。
搭乗機体・関連機体 編集
- ダイナソルジャー
- 蓬の代役として操縦。
余談 編集
- 口元のホクロは元々はデザイン画をスキャンした際のゴミだった。結果的に残され、雨宮監督によって『SSSS.DYNAZENON』の『.』にあたると関連付けられた[1]。
- 左腕のアームカバーは水着回や就寝時の描写でも外さない徹底ぶりだったため、視聴者からは傷跡などの可能性を推測されていた。実際には自分でデザインしたボディーペイントだったのは先述の通り。
- キャラクターとしては暦と従兄弟関係にあるが、演者の安済知佳氏としては蓬役の榎木淳弥氏が実の従兄弟にあたる。榎木氏・若山氏がMCを務めたWEBラジオ「よもゆめインパーフェクト」に安済氏がゲスト出演した際は、お互いの親戚としてのエピソードを披露していた。
脚注 編集
- ↑ ホビージャパン『宇宙船別冊 SSSS.DYNAZENON』P79より。