カイゼルグリッドナイト

カイゼルグリッドナイトは『SSSS.DYNAZENON』の登場キャラクター

カイゼルグリッドナイト
外国語表記 KAISERGRIDKNIGHT[1]
登場作品 SSSS.DYNAZENON
声優 鈴村健一
デザイン 野中剛
初登場SRW スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類 機体
パイロット
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スペック
分類 超合体竜王
全高 65.065 m <br /> m
重量 315000315,000 t <br /> t
所属 グリッドナイト同盟・ガウマ隊
パイロット グリッドナイト
ガウマ
麻中蓬
南夢芽
山中暦
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概要 編集

グリッドナイトダイナゼノン怪獣ゴルドバーンの協力で合体した姿。アシストウェポンとグリッドマンサイズを縮小して合体していたフルパワーグリッドマンに対し、こちらは本来同サイズのグリッドナイトとダイナゼノンをゴルドバーンの発生させるカオスブリンガーで縮小・拡大するという荒業で合体可能にしている。

グリッドナイトの技にダイナゼノンの出力と武装を合わせて戦う。登場が終盤の為登場回数そのものは少なかったが圧倒的な性能を見せた。

最終盤ではガウマ隊を除いたグリッドナイトとゴルドバーンの意思で合体してガギュラに挑むも、十分な力を発揮できずに敗北。しかし、集結したガウマ隊と共に再合体し、最終決戦へと臨んだ。

構成機体 編集

グリッドナイト
ナイトの変身する巨人。ゴルドバーンの力で本来のサイズから縮小され、ダイナソルジャーに代わってコア部分に収まる。
ダイナゼノン
各パーツを構成する。
ダイナソルジャー
麻中蓬が操縦する竜人型メカ。ダイナミックキャノンへと変形し、右肩に装着される(この際、ダイナウイングのヘッドギアがキャノンに配置される)。
ダイナウイング
南夢芽が操縦するW字型の全翼機メカ。胴体を構成。余剰エネルギーが翼から光のマントとして噴出し、敵の攻撃を防ぐ事が可能[2]
ダイナストライカー
山中暦が操縦するバギー型メカ。腕部を構成。
ダイナダイバー
ガウマが操縦する潜水艦型メカ。下半身を構成。
ゴルドバーン
飛鳥川ちせが生み出した黄金の竜の姿をした怪獣。口から放つ光線、カオスブリンガーで物体の大きさを縮小、拡大する能力を持つ。
各機のサイズを統一する他、自身は胸部装甲とヘッドギアを構成する。

登場作品と操縦者 編集

単独作品 編集

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。CHAPTER 04「六人と一匹と一つ」で解禁。同ミッションでは原作アニメの合体バンクシーンが流れる。
直接出撃させることはできず、グリッドナイトとガウマの両方を出撃させて気力130にした上で「三位一体」コマンドを実行すると合体してユニットが変化する。
『30』のフルパワーグリッドマンと比べると、EN消費50と威力の割にはそこそこ軽い準最強武器兼P武器を持つため進軍・継戦能力がそこそこ良好で立ち回りやすく、ガウマ隊全員がサブパイロットとして引き継がれるため精神総数がコン・バトラーVに並ぶほど多い。
パイロットグラフィックは変わるがメインパイロットはグリッドナイトの能力を直接引き継ぎ、未行動判定やフルカスタムボーナスの設定もグリッドナイトの設定が参照される。ガウマは育成状況そのままサブパイロットになるためメイン向けのスキルに関しては合体後は機能しなくなるが、SP系は有効。
エースボーナスやカスタムボーナスは合体時に専用の物に変更になり、合体前のそれぞれのボーナスを統合したような性能となる。
スーパー系としてトップクラスの基礎性能に加えてパーツスロットをダイナゼノンの2つ+グリッドナイトの1つの計3つも持っているため、性能の水増しがしやすい。
撃墜数は合体中に敵を倒すとガウマ・グリッドナイト両方の撃墜数が同時に増えるが、カイゼルグリッドナイトの援護攻撃で敵を倒すとグリッドナイトの撃墜数のみが増える。
分離不可のため、グリッドナイトが行動済みになってからダイナゼノン側から合体すると一手損をするが、逆にグリッドナイトがエースボーナス取得済みなら、ダイナゼノンの行動後にグリッドナイト側から合体すれば疑似的に3回行動が可能。
また、合体時はHP・ENが完全回復する他、ガウマ隊の面々はSPが初期値にリセットされる上、ダイナゼノンにかかっている精神は全て引き継がれる。そのため、ガウマの闘志・愛、蓬の補給、夢芽のかく乱・直撃、暦の脱力などを使い切ってから合体するとお得。
最弱武器のカイゼルナイトダブルストームの時点でダイナゼノンフルバーストよりも威力・射程共に勝るため、反撃無双をするなら上記のメリットを活用しきれないことを踏まえても即合体する旨味は十分にある。
初期状態での最強技は移動後使用不可だが、グリッドナイトが「勇気」、ガウマが「突撃」を持つため十分補えるのもポイント。
追加最強武装のバーニンググリッドレックスロアーはCHAPTER07「託されたものって、なに?」で解禁される。こちらは移動後に使える短射程タイプの武装なので、ダイナミックキャノンとは射程面で使い分け可能。

装備・機能 編集

武装・必殺武器 編集

格闘
重装備の為グリッドナイトの時よりは動きが遅くなっているものの、推進力を加えることで相手を翻弄する機動性を発揮する。

武装 編集

ダイナゼノンの各種武装が大半使用可能。ただし、各機のパイロットがいない場合これらを使う事が出来なくなる。

ダイナセイバー
掌(ダイナストライカーのバンパー部)から発振するビームソード。カイゼルグリッドナイトへの合体中は主に必殺技で多用される。
ペネトレーターガン
ウイング後方に折り畳まれているビーム砲。
バーストミサイル
スネ部分にあるダイナランチャーから放つミサイル。
ストライカーストーム
肩、前腕にあるダイナストライカーのタイヤ部分を展開して放つ光弾砲。
フィンガーフォトン弾
指先から発射する光弾。ダイナストライカーの主兵装。
ダイナミックキャノン
ダイナソルジャーが変形した大型砲。右肩に露出したグリッドナイトの手で掴むようにグリップを握って固定している。
『Y』では下記の通りレックスグリッドファイヤーがこちらの名義で採用。初期状態での最強武器なので、長期に渡って活躍する。

必殺技 編集

カイゼルナイトダブルストーム
エネルギーをチャージし、両腕のダイナセイバーからグリッドナイトストームを放つ。
『Y』で採用。威力に対して非常に燃費が軽い。
カイゼルナイトサーキュラー
ナイトサーキュラーを右腕のダイナセイバーから放ち、従来より巨大な光輪を生み出す。そのまま攻撃する他、出力を上げる事で光輪をさらに巨大化させて広範囲に攻撃することも可能。
『Y』では対ガルニクスで行った広範囲攻撃を再現している。トドメ演出でも同様に、相手の機体が上下真っ二つに切断され、上半身が消し飛んだ後に残った下半身が爆散する。
レックスグリッドファイヤー
エネルギーをチャージし、ダイナミックキャノンから強力なビームを放つ。威力に負けないよう発射の前には両足の踵の爪を展開して機体が動かないようにしている。また、グリッドナイトの決めポーズである腕組みでの発射体制を取る。
『Y』では武器名が「ダイナミックキャノン」名義となっている。
必焼灼熱大火炎バーニンググリッドレックスロアー
カイゼルグリッドナイトの合体を解除し、再合体したダイナゼノンがダイナレックスへと変形。グリッドナイトはゴルドバーンが合体したグリッドバーンナイトとなり、レックスロアーとグリッドナイトストームを合わせて放つ。
最終決戦で使用された技だが、厳密には単体の必殺技ではなく合体攻撃に近い。
『Y』ではChapter 07メインミッション「託されたものって、なに?」でカイゼルグリッドナイトの単独最強武器として追加。武器欄での名称は「バーニンググリッドレックスロアー」で、正式名称は別欄に載っている。
演出はガギュラとの決戦時の再現。合体バンクの名乗りカット→合体を解除してダイナゼノンに再合体し、バーストミサイルパンチからのダイナゼノンフルバーストで相手を空中へ打ち上げ→グリッドバーンナイトによる打撃→バーニンググリッドレックスロアー→トドメ演出ではグリッドバーンナイトのパンチとダイナレックスの頭突きが同時炸裂、という流れ。
攻撃以外の演出もかなり組み込んでいる関係上、戦闘前セリフ含めて約2分と、『Y』の中でもトップ級の長尺演出となっている。

特殊能力 編集

超合体竜王
『Y』で採用。
メインパイロットの気力に応じて、装甲値・運動性・照準値が変化する。気力100未満ではマイナス補正となり、気力170以上でプラス補正は最大となる。

移動タイプ 編集

サイズ 編集

1L

カスタムボーナス 編集

全ての武器の攻撃力+200。最大ENが+60。移動力+1。
Y』で採用。ダイナゼノンとグリッドナイトのボーナスを合算した形。ただし、2機に共通だった最大EN量増加は据え置き。

機体BGM 編集

「インパーフェクト」
『SSSS.DYNAZENON』のOP曲。『Y』ではDLC適用時に原曲となる。

関連機体 編集

フルパワーグリッドマン
同じ立ち位置に当たるグリッドマンの合体形態。
カイゼルグリッドナイトOS(オーバースペック)モード
小説版に登場するカイゼルグリッドナイトの特殊仕様で蓬が乗る[3]「ダイナソルジャーライジングブルー」が変形した「ダイナミックキャノンライジングブルー」を左肩に担いだグリッドナイトも適応反応によってライジングブルー形態へと変化した姿。
グリッドバーンナイト
グリッドナイトの背中にゴルドバーンが合体した形態。

余談 編集

  • 「カイゼル」とはドイツ語で「皇帝(Keiser)」の訳。
  • モチーフとなったのは「電光超人グリッドマン」に登場するもグリッドマンもう1つの合体形態『合神竜帝キンググリッドマン』及びフォトストーリー「魔王の逆襲」でグリッドマンシグマが合体した『キンググリッドマンシグマ』。
    • ダイナミックキャノンは「電光超人グリッドマン」で1回だけ使われた竜のオブジェ[4]を元にした『ドラゴニックキャノン』がモチーフとなっており、これは翌週に戦闘機形態『ダイナファイター』に改造され、ダイナソルジャーのモチーフとして用いられている。
  • カイゼルグリッドナイトの合体バンクは夜空で始まり朝日が登って締めくくられるが、この際の神々しさから「初日の出」や「年賀状」の別名で呼ばれている。
  • この形態でのグリッドナイトはマスキュラーポーズのまま腰と両膝を後方に曲げた状態という、人体の構造上かなり無理のある姿勢で合体しているため、手足への負担を心配しつつツッコミを入れるファンもいる。
    • この部分はダイナソルジャーとギミックを共通しており、両腕はグリッドナイトの二の腕を挟み込むようにダイナストライカーが連結し、ダイナミックキャノンは上部に露出した右手で掴んで保持する……とロボでない場合はかなり無理のある構造で、グリッドナイトの負担をますます心配する声も。
  • 前述のダイナミックキャノンの元ネタ回である「電光超人グリッドマン」第18話は本作における伏線回にあたり本編内でも一瞬本編の内容が写る演出[5]がされた。

脚注 編集

  1. メカニック|SSSS.DYNAZENON 2025年8月8日閲覧。
  2. この合体バンクなどで展開されるマントは元々デザイン段階では存在せず、皇帝にはマントは必須と作画スタッフが発案したもの。
  3. この時のダイナソルジャーはちせが担当。
  4. このオブジェは第1話でガウマが所持した物
  5. 気づかれないように作中ではモザイク加工がされている。