グリッドナイト
グリッドナイトは『SSSS.GRIDMAN』の登場ヒーローの一人。
| グリッドナイト | |
|---|---|
| 外国語表記 | GRIDKNIGHT[1] |
| 登場作品 | |
| 声優 | 鈴村健一 |
| デザイン | 後藤正行 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
| SRWでの分類 |
機体 パイロット(アンチを参照) |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 超人 |
| 全高 | 50m |
| 重量 | 40000t |
| 所属 | グリッドマン同盟 |
| 変身者 | アンチ |
概要 編集
アンチが苦悩の果て、己の存在理由を再確認するために「グリッドマンを倒すためにグリッドマンと共に戦う」という結論に辿り着いたことで得た形態。アンチ自身のコピー能力により、ナナシBとの戦いの最中に発現した[2]。グリッドナイトの名はグリッドマンを助ける彼の姿を見たマックスによって「グリッドマンを守る騎士」という意味を込めて命名された。
カラーリングと頭部の形状に、怪獣「臥薪嘗胆怪獣アンチ」としての面影を残しながら、首から下はほぼグリッドマンのPrimal Fighter(プライマル・ファイター)形態に類似した姿になっているが、左腕にアクセプターは装着されていない。形態変化前の戦いでアレクシス・ケリヴに襲撃された際、片目を負傷していたことを反映してか、バイザーがモノアイにも見えるようにデザインされている。
忍者さながらの身軽な動きから連続で技を繰り出し、手数で相手を封殺する戦闘スタイルであり、悠然と構えて相手と真っ向から対峙するグリッドマンとは対照的。
アンチ自身の作中の最終形態だが、『SSSS.DYNAZENON』ではグリッドマン同様他者の力を借りて強化形態へと合体できるようになる。同作では、先述のネーミングを受けてかアンチ自身も「ナイト」の名を名乗って登場している。
強化装備形態 編集
- カイゼルグリッドナイト
- ダイナゼノン、ゴルドバーンとの合体形態。超合体竜王。
- グリッドバーンナイト
- ゴルドバーンとの合体形態。背中にゴルドバーンが合体し、飛行が可能になる。
登場作品と操縦者 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。サイドミッション「母の目覚め」、あるいは最終盤のキーミッション「覚醒」あるいは「創造」のイベントでアンチから変身してそのまま加入する。
- グリッドマン同様、パイロット・機体両方の名義がグリッドナイトとなる。またグリッドマンの改造値を引き継ぐ。戦闘アニメーションは跳んだり走ったり、バク転を行うなど、劇中同様のアクロバティックなアクションが再現されている。
- 能力面は悪くないのだが、参戦が遅いのが難点。どう急いでも最終盤なのでレギュラー陣は固まってしまっているだろう。
- スーパーロボット大戦Y
- 『SSSS.DYNAZENON』設定での参戦。ナイトキャリバーエンドの代わりにナイトサーキュラーエンドが実装されている。
- 条件を満たせばCHAPTER03サイドミッション「バラバラとそれぞれ」で2代目と共に参戦。満たさなくてもCHAPTER04メインミッション「六人と一匹と一つ」で自動参戦する。サブミッションをこなす必要はあるが終盤参戦の『30』と比べてこちらは中盤頃からと、比較的長めに連れ回せる。
- バーンナイトアタック及びカイゼルグリッドナイトへの三位一体は「六人と一匹と一つ」にて解禁される。どのみち燃費が悪い割にリアル系の必殺技止まりの威力で、単独では少々火力不足が目立つ。
- マップ上で合体するタイプのユニットである都合上ダイナゼノンと改造値を共有して同時出撃させることが可能だが、合体時のバランス調整のためかグリットナイト側はパーツスロットが1枠しかないのが難点。
装備・機能 編集
武装・必殺武器 編集
- 格闘
- 主に打撃や投げなどの肉弾戦が主体。
- SRWでは単体武装としては未採用だが、演出の各所で行う。
武装 編集
- グリッドナイトキャリバー
- サムライ・キャリバーが変身したアシストウェポン。本来はグリッドマン用の片刃剣。
- フルパワーグリッドマンから手渡されているため小型化しており片手で使用できるほか、手に持った際に色が赤く変化している。
- 『GRIDMAN』設定の『30』ではナイトキャリバーエンド時に使用。
- ダイナミックキャノン
- ダイナソルジャーが変形した大型キャノン砲。
- 『DYNAZENON』設定の『Y』にてバーンナイトアタックの演出の〆として使用。
必殺技 編集
- グリッドナイトサーキュラー
- 腕で円を描くようにして光線刃を発生させ、敵を切り裂く。グリッドナイトを象徴する技で、複数の応用技が存在する。
- 『30』、『Y』で採用。投射して敵を切り裂く移動後使用可能な有射程武装。
- ナイトサーキュラーエンド
- 手にグリッドナイトサーキュラーを固定したまま接近して敵を両断する。
- 『DYNAZENON』で初使用した技なので、『30』では登場せず『Y』から採用。
- グリッドナイトストーム
- 右腕から紫色のエネルギー波を放つ。グリッドマンのグリッドビームを左右反転させたようなモーションに見えるが、こちらは手の形が手刀。
- 『30』では劇中でのカメラワークを再現するため画面左側へと回り込み、右方向を向いて発射する動きになっている。『Y』でも同様のモーション。
- ナイト爆裂光波弾
- 胸の前に光弾を生み出し撃ち出す。SRW未採用。
召喚攻撃 編集
- ナイトキャリバーエンド
- グリッドナイトキャリバーを逆手持ちに構え、敵を切り裂く必殺技。
- 『30』では最強技になっており、グリッドマンがシナリオ上登場できない状況でも問題なく使用可能。
- サムライ・キャリバーが登場しない都合、『DYNAZENON』設定の『Y』では使用不可。
- 余談だが、この技の際のみ画面下の顔アイコンがカットインから切り抜かれたグラフィックが表情差分として使われる。
- バーンナイトアタック
- ゴルドバーンを呼び出し、グリッドバーンナイトに合体して連続攻撃で敵を叩き上げ、ダイナミックキャノンを構えてからダイナミックファイヤーで焼き尽くす必殺技。
- 『DYNAZENON』設定の『Y』から採用。
- なお、演出的にダイナソルジャーを使っているので合体攻撃のように思えるが、実際には召喚攻撃扱いのためダイナゼノン側のEN消費や隣接による威力変動は発生しない。
特殊能力 編集
- 三位一体
- 『Y』で採用。
- グリッドナイトとガウマの気力が130以上になるとカイゼルグリッドナイトに合体可能。
移動タイプ 編集
サイズ 編集
- 1L
カスタムボーナス 編集
- グリッドナイトの出撃時の気力+10。EN+50、移動力+1、装甲値+100。
- 『30』で採用。グリッドマン、並びに臥薪嘗胆怪獣アンチと同一。
- 最大EN+60。移動力+1。
- 『Y』で採用。
- 『30』と比べるとENは微増したが、出撃時気力と装甲値が削除とトータルではやや寂しい内容。
- 出撃時気力に関してはエースボーナスでカバーされているため、そちらを取れば必殺技や合体の発動にはあまり差し障りない。
- 特にエースボーナスと両方揃えれば移動力が8になるため、「加速」要らずの快適な足回りを確保できる。
機体BGM 編集
- 「UNION」
- 『SSSS.GRIDMAN』のOP曲。『30』ではDLC適用時に原曲となる。
- 「インパーフェクト」
- 『SSSS.DYNAZENON』のOP曲。『Y』ではDLC適用時に原曲となる。
余談 編集
- グリッドナイトも着ぐるみが製作されており、『SSSS.DYNAZENON』の映像特典において特撮作品『グリッドナイトファイト』が展開されている。
- モチーフは『電光超人グリッドマン』で藤堂武史が変身する予定だった没キャラクター「カーンナイト」だと思われる。カーンナイトは後に改心して「グリッドナイト」として第二のヒーローになる構想があり、第二のヒーロー要素は雑誌企画『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』で登場した「グリッドマンシグマ」に引き継がれた。
- このためか、『SSSS.DYNAZENON』での登場時には同企画が元ネタの強化形態カイゼルグリッドナイトが追加されている。
- コナミの音ゲー『beatmaniaIIDX14 GOLD』には「GRID KNIGHT」という曲が存在する[3]。無論本機とは全く関係ないが、名前を聞いてそちらを思い出した音ゲープレイヤーもいた模様。
脚注 編集
- ↑ 登場人物|SSSS.GRIDMAN 2023年4月7日閲覧。
- ↑ この経緯のため、外見的には後述の通りグリッドマンの偽物に見える存在ではあるが、グリッドナイト自体は偽物扱いされない。
- ↑ 稼働は2006年と遥かに古い。
商品情報 編集