巧手

巧手は、精神コマンドのひとつ。

概要編集

初登場作品は『スーパーロボット大戦DD』。「1アクションの間、攻撃力・照準値が30%増加する」という効果であり、捨て身からデメリットが廃された上位互換精神。

家庭用作品では『スーパーロボット大戦Y』で初採用。「1戦闘だけ、攻撃による弾数、EN消費が発生しない」という効果に変更され、『スーパーロボット大戦UX』に登場した『正義』のスケールダウン版といった内容となっている。

『X』『T』『30』の3作品で採用され、『Y』では廃止されたシステム『エクストラアクション』の一つである、「トリックアタック」を精神コマンドで補完したものである。

3作品で使用されたシステムが廃止されたことに対する不便さを解消する目的で採用されたものと思われる。

スーパーロボット大戦DD: 初登場作品。
スーパーロボット大戦Y: 家庭用作品初採用。効果は上記の通り。消費SPは20～30で、誕生日と血液型の組み合わせ次第では主人公も習得する。メインパイロットよりもサブパイロットが多く習得する傾向にある。; アイティのアシストリンクでも序盤から使用可能。また、アシストランクの成長に伴い追加で習得する者も多い。; 本作は全体的に必殺技の負担がシビアに設定されているため、長期戦となるミッションでは優先して出撃させてもよいだろう。; 効果対象となるのは使用者本人だけで、合体攻撃参加者の負担まで無効になるわけではない点に注意。全体のEN管理を考えると、単機で大消費を必要とするユニット向けと言える。

戦技に優れた文字通りの『巧手』や、『知恵を巡らせて戦う者』が多く習得する傾向にある。

サイ・サイシー: ドモンとも互角に渡り合う技の持ち主で、まさに『巧手』に優れたファイター。
界塚伊奈帆: 『DD』における代表的な習得者。類稀なる戦術眼で戦い抜く、まさしく『巧手』を絵にかいたような人物。
ルルーシュ・ランペルージ: 知略を巡らせ敵を罠に嵌めるという意味での『巧手』である。
アラド・メルダース: デルタ小隊の隊長。高い技量を持つパイロットなので、『巧手』に相応しい。
山中暦: ガウマ隊の一員で、ダイナストライカーのパイロット。真面目に訓練していたことで獲得したものだろうか。ダイナゼノンはEN消費が激しいので、EN切れになっても最大火力を叩き込めるのは心強い。
ノーヴィー・ディッケンス: 元・新地球連邦軍所属の軍人で、ベテラン軍人ならではの老練な『巧手』を振るう。後半になるほど燃費の悪い必殺武器が増えていくため彼の巧手のありがたみが増していく。
北小介: コン・バトラーチームの頭脳である彼も習得。大消費の超電磁スピンの使用回数を増やせる。前作では「希望」であったが、数合わせの感があったためこちらの方が相応しいかもしれない。