グリッドマンは『SSSS.GRIDMAN』の主人公の一人。
グリッドマン | |
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外国語表記 | Gridman[1] |
登場作品 | SSSS.GRIDMAN |
声優 | 緑川光 |
デザイン | 後藤正行 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
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分類 | 超人 |
全高 | 50m[2] |
重量 | 44000t[3] |
所属 | グリッドマン同盟 |
この項目では主に「イニシャル・ファイター」「プライマル・ファイター」について説明する。
概要
宝多六花の家が営むジャンクショップ「絢」の店内に置かれた旧式のパソコン「ジャンク」に宿る超人。自らを「ハイパーエージェント・グリッドマン」と名乗り、響裕太に己の使命を思い出すように呼び掛ける。だが、自身も記憶喪失であり、「危機から街を守る」という使命以外は思い出せずにいる。
怪獣が出現した際は裕太がプライマルアクセプターをジャンクに向け「アクセスフラッシュ」とコールし、プライマルアクセプターのボタンを押す事で合体し、一定時間だけ実体化することが出来る。自由にサイズを変化させることが可能だが、サイズの大きさに比例してエネルギーの消耗も激しくなるため戦闘可能時間も短くなってしまう。グリッドマンのエネルギーはジャンクと連動しており、活動時間が短くなると額のビームランプが点滅し、ジャンクの稼働状態にも影響が及ぶ[4]。グリッドマンが戦うには裕太とジャンクの両方が必要不可欠であり、裕太とジャンクが引き離された場合は戦えないという弱点もある[5]。
新世紀中学生が変身するアシストウェポンと合体することで戦闘能力を向上させることが可能で、様々な戦場に対応可能。ただし、複数のアシストウェポンと一度に実体化するとジャンクの処理が追い付かずにフリーズしてしまう(この問題は後に解決法を思いついたことで解決した)。
基本的に真面目で勇敢、正義感が強い性格であり、記憶の大半を失いながらも、唯一覚えている「使命」を果たすことを第一に考えている。しかし、若干天然ボケな面もあり、恋に悩む裕太に頓珍漢な応援をしたり、内海に「(六花ママの前では)喋るな」と言われたそばから反射的に名乗ってしまったりしている。
その正体は、かつて現実世界の破壊をもくろんでコンピューターワールドに現れた次元犯罪者を倒すため、異世界からやってきた正義のエージェント。本体は高エネルギー体で実体はなく、その姿(『電光超人グリッドマン』)はコンピューターワールドで戦う際に、協力者となった現実世界の少年の描いたCGヒーロー・グリッドマンの姿と名を借りたもの。その犯罪者を倒したのちも、様々な世界にグリッドマンの姿で現れていくつかの事件に関わって来た。アレクシス・ケリヴを追って再びコンピューターワールドを訪れたが、不死不滅の存在であったアレクシスを倒すことができず、敗北。その人格の一部は新世紀中学生と、根幹の部分をなす二つに分かれてしまい、その二つのうち一つはジャンクに、もう一つは創造主であるアカネの「設定」を外れ始めていた裕太に宿り、グリッドマン本人は記憶を失うことになった。
各形態
- Initial Fighter(イニシャル・ファイター)
- 裕太と初めてアクセスフラッシュした際の形態。能力が著しく制限され、カラーリングも水色、紫、灰色を基調としていた。
- Primal Fighter(プライマル・ファイター)
- サムライ・キャリバーがジャンクを最適化した事でInitial Fighterから変化した形態。能力が向上し、カラーリングも赤、青、白を基調とした物に変化した。本来は追加装甲を纏い、防御力に特化した強化形態だが、作中ではグリッドマンが上記の通り分裂した都合上で弱体化中だったといえ、フィクサービームも使用していない。
- 前日譚小説『ダイアクロンVSグリッドマン』によれば、同作でグリッドマンと合体するヒカリ・カイザキが持つ、彼女の亡弟が空想したヒーロー「シルバークラティオン」を元にグリッドマンが作り出した。グリッドマンが活動する舞台がコンピューターであることを考慮すると、一般的なPCでいう「セーフモード」に相当する状態と考えられる。
- 電光超人グリッドマン
- Primal Fighterから外装が弾け飛び、その中から現れたグリッドマン元来の姿。特撮番組『電光超人グリッドマン』におけるグリッドマンの姿と同一。
- アレクシス・ケリヴとの最終決戦にて、自分が「響裕太に宿ったグリッドマン自身」であることに気付いた裕太と新世紀中学生たち、更にグリッドナイト=アンチを加えた6人が腕に現れたアクセプターで一斉にアクセスフラッシュを行い、ジャンクに戦闘コード「GRIDMAN」を入力することでこの形態になった。ジャンクに表示されるパラメータは全て100%。
- その本質は全てを癒し、修復する「グリッドフィクサービーム」にあり、アレクシス・ケリヴとの最終決戦ではこの技でアカネの心を癒すことでアレクシスを封印し、ツツジ台を修復した。
- Universe Fighter(ユニバース・ファイター)
- 映画『グリッドマンユニバース』に登場する強化形態。
強化装備形態
『SSSS.GRIDMAN』作中に登場した、Primal Fighterからの強化形態のみ記載する。
- 剛力合体超人マックスグリッドマン
- バトルトラクトマックスと合体した姿。腕部が強化される他、タンカーキャノンによって遠距離戦にも対応出来る。
- 剛腕にはブースターも内蔵されており、超電撃キックの際に上昇や加速に使用された。
- 武装合体超人バスターグリッドマン
- バスターボラーと合体した姿。ガトリング砲や各種ミサイルによって火力が大幅に強化される。
- 目立つドリルは突進ではなくグリッドビーム強化に使われる。
- 大空合体超人スカイグリッドマン
- スカイヴィッターと合体した姿。脚部にブースターが装備され、飛行能力を得る。
- 超合体超人フルパワーグリッドマン
- 全アシストウェポンと合体した姿。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 2023年3月のイベント「憑・依」期間限定参戦。攻撃&防御タイプ。プライマルファイターがデフォルトで、イニシャルファイターと電光超人グリッドマンが立ち絵のみ登場する。
- 本シナリオでは裕太は不在でグリッドマンのみの登場。ダークブレインを追って舞台となる世界に転移してきたグリッドマンだったが、「この世界で唯一人グリッドマンの声が届く存在」だった[6]マサキ・アンドーとサイバスターを依代に実体化するという声優つながりのまさかのクロスオーバーが展開された。グリッドマン曰くこの同化現象は、魔装機神が持つ精霊憑依のための機能によって可能となったらしい。こういった事情から、イベントシナリオでのみサイバスターには出撃制限が発生する(それ以外では共存可能)。
- 参戦名義としてはテレビ版だが、劇場版『グリッドマン ユニバース』からユニバースファイターがSSR必殺技ユニットパーツ「グリッドビーム(Universe Fighter)」の演出内で登場する。シナリオ上ではサイコフレームを用いて皆の願いをその身に受け止めたグリッドマンがユニバースファイターに変身する、という流れ。
- 特筆すべき性能として、「グリッドビーム(Universe Fighter)」がゲッターノワール・Gの各機体およびゲッターアークに次ぐ2回行動スキルを有している。また、配布オーブも過去最多の3種用意される大盤振る舞いとなっており、初期気力の上昇する配布オーブと気合の発動でほぼ常時2回行動な速攻性能も魅力。Lサイズの宿命となるスピードの遅さを改善できる[+]オーブも同時開催の共闘戦でも入手可能なため、育成面ではかなり恵まれている。
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。本作ではMAGINEの一種として扱われる。
- 地上ルートでは「覚・醒」、宇宙ルートでは「破・壊」から参戦。エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。裕太と一体化した為かグリッドマンは男性パイロット扱いで、「秘密のディスク」の効果対象になる。
- イニシャルファイター状態は初登場時のスポット参戦のみで、武装の消費ENがそれぞれ+10されている。それ以降はプライマル・ファイターとなり、電光超人グリッドマンはフルパワーグリッドマンの武装、個別コマンドとして登場。
- 加入時にはジャンクを自軍が買い上げて母艦内に設置する[7]という大胆な形で自軍と行動を共にする。このため、原作第5回のように場所に困るという事態にはならない[8]。
- 各アシストウェポンは召喚攻撃として再現され、グリッドキャリバーエンド以外はグリッドマン(とジェイデッカー・ビルドタイガー)の撃墜数で解放されるサイドミッションや艦内ミッションをクリアすると一つずつ追加される。
- 格闘とグリッドビームはEN制だが威力が並、各アシストウェポンは高威力だが全て弾数制かつグリッドキャリバーエンド以外は各2発ずつとやや極端。ハイパーエージェント発動のために単機駆けを狙うなら攻撃力を上げて格闘で雑魚を制圧できるようにするか、Bセーブやカートリッジ・光子力3Dプリンター等で弾数を補填したい。ある程度余裕ができたら覚醒や決意マルチアクションを活かせる援護攻撃を修得するのも有効。どのみち武器の追加が継戦力・対応力の向上に繋がるため、グリッドマンを主力にするならサイドミッションの攻略は積極的に行いたい。
- キーミッション「炎の合体」にてそれまで手に入れてこなかったアシストウェポンが全て追加されると共に、イベントを進めるとフルパワーグリッドマンに合体可能になる。
- だが合体すると武装の癖が非常に強くなる為、ステージ序盤はグリッドマンのまま立ち回るなど工夫が必要。また、強化パーツやスキルプログラム、カスタムボーナス、エースボーナス、ドライストレーガーの強化などで、出撃時に既に合体可能な気力になってしまうと気力上昇時の合体可能カットインが見れなくなってしまう。
- 各武装にはジャンクの画面に敵機体が表示される演出があるのだが、Switch版の場合編集時点でのバージョンでは敵画像の解像度が極端に落ちる。不具合なのかハード的な都合なのかは不明。
- アレクシスとの最終決戦で獲得できる強化パーツ「戦闘コード:SSSS」は、S-アダプターに加えてグリッドマンが装備している時のみ攻撃力アップ+装甲アップ+射程+2という強力な効果を持つ。S-アダプター効果はおそらくタイトルのSSSSにかけたジョークと思われるが、覚醒したグリッドマンは特撮空間からアニメ空間まで踏破しているので、あながち間違ってもいない。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 主に打撃や投げなどの肉弾戦が主体。
- 『30』ではジャンプからのキックを行う。通常はそのまま蹴り飛ばすが、トドメ演出では蹴り抜け、グリッドライトセイバースラッシュで背後から追撃する。
- 『DD』では通常攻撃、およびR必殺技として採用。打撃属性。
武装
- 電撃大斬剣グリッドマンキャリバー
- サムライ・キャリバーが変身したアシストウェポン。大型の片刃剣。
- 『30』では召喚攻撃の演出として登場。
必殺技
- グリッドビーム
- 両腕を交差させてエネルギーをチャージし、左腕のプライマルアクセプターを敵に向けて放つ、グリッドマンの必殺技の代表格たる必殺ビーム。グリッドマンの基本形態のいずれにも備わっている。
- 『30』では第1話の一連の流れを再現。
- 『DD』ではSR必殺技として採用。ビーム属性。
- 余談だが、特撮『電光超人グリッドマン』ではグリッドマンの生死すら危うくなる程の限界出力で放つ「グリッドハイパービーム」という派生技が存在する(アニメおよびSRW未採用)。
- グリッドビーム(Universe Fighter)
- 『DD』で採用。ビーム属性。ユニバースファイター形態となり、格闘戦の果てに虹色に輝くグリッドビームを放つ。
- メインアビリティは「ハイパーエージェント」で、グリッドマン装備時、気力上限が増加する(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)。グリッドマン装備時、攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10増加するごとに、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力140(135)以上のとき、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・防御力・運動性を減少させ、自分のアクション時に2回行動する。攻撃&防御タイプの移動力が1(2)増加する(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)。
- グリッドライトセイバースラッシュ
- プライマルアクセプターから光の刃を伸ばし、敵を切り裂く。本来の「電光超人グリッドマン」に戻った際も使用されたが、「スラッシュ」の部分は省略される。
- 『30』では格闘のトドメ演出で使用。単独武装としては『DD』で初採用。斬撃属性のR必殺技。
- ちなみに、両者ともにボイスでは「グリッドライトセイバー」まで一気に叫ぶが、台詞表記では「グリッドォォォ」と溜めが入っている。
「電光超人」の必殺技
『SSSS.GRIDMAN』作中において、プライマルファイター形態で使用せず、本来の「電光超人グリッドマン」に戻って臨んだアレクシス・ケリヴとの最終決戦にて使用した必殺技のみ記載する。アニメ作中ではプライマルファイターでも使用可能かは不明。
- スパークビーム
- グランアクセプターから放つ光弾。ただし作中では、拳を打ち付けると同時に追撃で接射している。
- 『30』ではフルパワーグリッドマンの武装「電光超人グリッドマン」の演出内で使用。
- ネオ超電導キック
- エネルギーを纏った両足で放つ必殺キック。SRW未採用。
- グリッドフィクサービーム
- 胸部から腹部にかけて位置するクリスタル「トライジャスター」から放つ治癒光線。本来はコンピューターワールドを修復し、現実世界に及んだ影響を消すための技だが、副次効果として人の精神への治癒作用がある。
- アニメ作中では、決戦の最中に偶発的に溢れたことがきっかけでその存在を思い出し、アレクシスが取り込んでいた新条アカネを救うために使用された。
- 『30』ではフルパワーグリッドマンの個別コマンドとして採用。『DD』ではイベント中に使用したような描写が存在する。
召喚攻撃
- グリッドキャリバーエンド
- 特殊な空間を形成し、背中のスラスターを吹かせて敵に突撃しながらグリッドマンキャリバーで敵を空間ごと一刀両断する。
- 立ち位置としては加入ミッションのイベントですぐ追加される初期必殺技。
- 他3つと比べて威力は少し低いが使用条件が気力120と軽く弾数も4あり、アシストウェポンが揃ってくれば少し硬めの雑魚戦にも使いやすくなる。
- マックスグリッドマン
- マックスグリッドマンに合体し、両拳とタンカーキャノンから放つマックスグリッドビームで攻撃。トドメ演出では更に超電撃キックで追撃する。
- 『30』ではサイドミッション「7人の刑事」またはキーミッション「勇者の魂」で追加。
- 極太ビームによる攻撃だが格闘属性で移動後可能1~2と近接戦闘向けの性能。
- バスターグリッドマン
- バスターグリッドマンに合体し、キャタピラユニットを前面に展開しバスターグリッドミサイルとガトリングビームガンで攻撃。トドメ演出では更にツインバスターグリッドビームで追撃する。
- 『30』では艦内ミッション「砲・撃」またはキーミッション「炎の合体」で追加。
- グリッドマン最長の射程を持つがアシストウェポンの中では唯一の射撃属性。そのため格闘に偏らせて育てているとこちらの攻撃力は伸び悩む。
- スカイグリッドマン
- スカイグリッドマンに合体し、背部の二門ビーム砲で攻撃。トドメ演出では更にアンプレーザーサーカスで追撃する。
- なお、劇中でのアンプレーザーサーカスはスカイヴィッター単独で使用するのみであり、スカイグリッドマン状態で使用するのはSRWオリジナルとなる。
- 『30』では艦内ミッション「飛・翔」またはキーミッション「炎の合体」で追加。
- マックスグリッドマン同様ビーム射撃の演出だが格闘属性。手元に穴がある変わりに最長射程が長く、移動後攻撃可能な事も含めて互いを補い合う性能。
特殊能力
- 超合体
- キーミッション「炎の合体」で追加。
- 気力130以上でフルパワーグリッドマンに合体可能。アシストウェポンはユニット扱いではないため単独で発動可能。
移動タイプ
サイズ
- 1L / L
- 前者は『30』、後者は『DD』での表記。
カスタムボーナス
- グリッドマンの出撃時の気力+10。EN+50、移動力+1、装甲値+100。
- 『30』で採用。基本能力値を浅く広く高め、出撃時の気力も高める。
- 初期から闘争心L2を持つため、これに加えてエース獲得or闘争心L3に追加育成すれば開幕からグリッドキャリバーエンドを使えるようになり利便性が高まる。
機体BGM
- 「UNION」
- 『30』で採用。OP。DLC適用時は原曲となる。
パイロットステータス
精神コマンド
- 30
- 直感、信頼、気迫、決意、勇気、覚醒
- 気迫があるため育成無しでもアシストウェポンや超合体を開幕から発動でき、勇気のおかげでグリッドビームやバスターグリッドマンも使いやすい。
- 終盤は覚醒を交えた大技ラッシュも非常に強力。そのため魂を付与する消費系強化パーツを持たせる意義もより強い。
- その分集中・鉄壁が無く機体側も防御系技能が皆無で、防御面には難がある。フルカウンター習得の有力候補といえるだろう。
- 或いは、決意からのマルチアクションや覚醒で先手必勝を心掛よということなのかもしれない。これならばハイパーエージェントも発動させやすくなる。
- イニシャルファイター時は覚醒を習得できないが、この姿で出撃するのは初登場のスポット参戦時のみなので実プレイには影響しない。
- DD
- 信頼、気合、覚醒、直感、友情、決意
- 『30』と類似した精神だが、今回はSSR必殺技ユニットパーツに2回行動能力があるため、ゲッターアークよろしく条件が整えば疑似的な3回行動まで可能なのが大きな特長。ただし、友情と引き換えに勇気がなくなったことで与ダメージ上昇系の精神を一切持たなくなってしまったため、支援ユニットパーツでの補強が急務。
特殊スキル
- 30
- ハイパーエージェント、HEROL9、底力L5、闘争心L2、精神耐性
- 「ハイパーエージェント」と「HERO」はグリッドマン専用スキル。前作のヒーローとは別物。
- 「ハイパーエージェント」は、「戦術マップ中、敵を5機以上撃墜すると、与ダメージ1.1倍、命中率+10%の効果を得る」というもの。
- 「グリッドマンが」撃墜する必要があるため、マルチアクションによる進撃や反撃狩りで意図的に撃墜数を集めないと発動しないままミッションが終わることもしばしば。
- 「HERO」は「スキルレベルに応じて、装甲値、クリティカル率が上昇し、武器消費ENが軽減される」というもの。レベル9まで育つとクリティカル率+20%、装甲値+250、EN消費量80%となる。消費軽減効果はEセーブとも重複するため、L2では64%、EXだと40%まで下げることが出来る。
- グリッドマン状態では主要武装が軒並み弾数制なのであまり恩恵を感じないため、これに関してはフルパワーグリッドマンになってからが本番。
- DD
- [+]HERO
- 攻撃力・防御力、被ダメージ時の気力上昇量が増加する。スピードが増加する。
- 戦意高揚(グリッドマン)
- 気力が10上昇する毎に、照準値が増加する。
- アタッカー(グリッドマン)
- 攻撃力・防御力が増加する。ステージ開始時、気力が上昇する。
- Primal Fighter
- 攻撃力、HPが増加する。
エースボーナス
- 特殊スキル「ハイパーエージェント」の効果が、与ダメージ1.2倍、最終命中率+20%に強化される。
- 『30』で採用。厳しい条件自体は緩和されないものの、リターンが高まり、発動時に活躍させやすくなる。
人間関係
グリッドマン同盟
新世紀中学生
- サムライ・キャリバー、マックス、ボラー、ヴィット
- アシストウェポンに変身する四人組。共に戦う仲間。正体はアレクシスに敗れた際に分裂したグリッドマンの人格データがグリッドマンの武器に宿ったもので、要は分身なのだが、真のアクセスフラッシュ後も独自の人格を有し続けている。
- 面々の風貌から想像し難い「中学生」の総称は、マックス曰く「かつて世界を救った中学生たち」、すなわち『電光超人グリッドマン』の世界で共に戦ってくれた面々に肖ったものらしい。
敵対者
- 新条アカネ
- 邪魔者としてグリッドマンの正体を探ろうとしていた。最終的にフィクサービームにより彼女の心を救う。
- アンチ
- 打倒グリッドマンを存在意義とする彼に追われ続けていた。それらが全て失敗に終わり、生きる意味を失った末、グリッドマンの全てをコピーした新たなるグリッドマン「グリッドナイト」へと変身した。作中最後のアクセスフラッシュにも参加し、彼とも一体化した。
- アレクシス・ケリヴ
- 嘗て彼に一度敗北した事が示唆されている。
その他
- 六花ママ
- ジャンクは彼女の店に置かれている。
- ボイスドラマではうっかり彼女に挨拶してしまい、「めっちゃかっこいい声」と評された。
他作品との人間関係
ウルトラシリーズ
- ウルトラマン
- M78星雲光の国の戦士。『30』では進次郎と共闘した際に彼の事を知っているかのように語っている。どこかで会ったのか、それとも誰かに聞いたのかは定かではない。
リアル系
- ヒタチ・イズル
- 裕太の友人という事もあり、ヒーローを目指す彼を密かに見守っていた。ウルガルとの最終決戦では彼の持つヒーローとしての素質を認め、エールを送る。
バンプレストオリジナル
名台詞
- 「私はハイパーエージェント・グリッドマン」
「思い出してくれ、君の使命を」 - 第1回より。裕太への語り掛け。なお、二度目に同じように語り掛けた際には「それはもう聞いたっす」と途中で遮られてしまっている。
- Primal Fighterになってからはこの問いかけをしなくなった。
- 『30』ではキャラクター事典及び中断メッセージで発してくれる。
- 「裕太、君の使命を果たすんだ」
裕太「え、たった今やったんじゃ」
「全ては始まったばかりだ」 - 同上。グールギラスの撃破に安堵した裕太だったが、それは始まりに過ぎなかった…。
- この言葉もそうだが、Initial Fighterの時は記憶の欠落が強調されており、使命が『何』なのか、『何』が始まったのか、いわゆる『主語』を全く話さないという特徴がある。
- 「それが、私と君のプライマルアクセプター。君の意思で私とアクセスフラッシュしてくれ」
- 第2回より。今後も合体出来るよう、裕太へプライマルアクセプターを装着させる。
- 「ならばもう迷いはない。私がお前を倒す!」
- 第3回より。自分は怪獣だと名乗り、グリッドマンを倒すのが使命だというアンチに対して。
- 「彼らは新世紀中学生。私と君達の味方だ」
- 同上。六花ママの店に集まったマックスやボラー、ヴィットを裕太達へ紹介する。
- 「私でも感知できなかった怪獣…」
- 第4回より。ゴングリーの出現が分からなかったことに珍しく肩を落としている。
- 「私は最大出力サイズでも、70mが限界だ」
「そして、大きければそれだけエネルギーの消費が早く、裕太とのアクセスフラッシュを維持出来ない」 - 同上。裕太へ自身のサイズの限界と巨大化した際の欠点を伝える。
- 「どちらの意見も正しい。だからこそぶつかってしまうのかもしれない」
- 第8回。六花と内海の言い争いの際に。ボラーから当たり障りの無いことを言うなと叱られる。
- 「ああ!信じて待っていたぞ、みんな!」
- 第9回。夢の世界から覚めて自らの所へ駆けつけたグリッドマン同盟の皆を出迎える。
- 裕太「ありがとうグリッドマン。君のおかげで、俺達帰って来られた」
「だがまだ一人、目覚めさせなければならない人間がいる」 - 同話より。裕太達へアカネを救うことを提案する。
- 「新条アカネは、この世界の神なのか?」
- 第10回。裕太達も、街も、怪獣も、記憶も全てが創られた物なのかと悩む皆に対し。
- 「それは新条アカネにとって住みやすい環境、安らぎを求めたのだろう」
- 同話より。どうしてアカネはこの街を創ったのかという裕太への返答。
- 「怪獣は新条アカネの悪意のようなもので、生き物としての活動はしていない」
裕太「でも、あいつは最初からグリッドマンを憎むように生まれてきた」
「きっと怪獣である以上に生き物になってしまったのだ」 - 同話より。怪獣は生き物じゃないのかという六花達に、アンチの異質さを語る。
- 「私はハイパーエージェント・グリッドマンなのだから!」
- 第11回。裕太と同一存在という真実に達し、行くのを止めようとする内海へ決意を示す。
- 「そんなものは命では無い!!」
- 最終回。限りある命では無限の命を持つ私には勝てないと言うアレクシスに対して。
- 「そうか…私の力は、倒すためだけの力ではなく、私の本当の力は…!」
- 同話より。アレクシスに追い詰められた末に、グリッドマンからあふれ出た残滓が世界に作用したことで、自らが失っていた本当の力に気づく。戦い破壊する力ではない、全てを癒し救う電光超人の特筆すべき力・グリッドフィクサービームを放ち…ここから主題歌「UNION」をバックにグリッドマンの逆転劇が始まる。
- 「フィクサービームとはこの世界を修復する力!」
「この世界を創った、新条アカネの心を救う力だ!」 - 同話より。フィクサービームでアカネの心を癒して直し、街の修復を果たす。しかし、広い世界を拒絶することをやめ、外界に出ることをアカネが決意したように、フィクサービームは最終的に仮想世界中に拡散。これまでの街1つしかなかった制限された世界ではない、地球そのものが存在する、本物の世界へと作り替えている。
- フィクサービームが「人間を勇気づける」という作用を秘めているのは特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』の頃から描写されていたものだが、『SSSS.GRIDMAN』ではそれこそがグリッドマンに出来る一番の解決策であった。
- アレクシス「まさか、アカネくんの心を治したというのか…!?」
「それだけではない! 人間が持つ可能性の力を、私は! 私たちは信じる!!」
アレクシス「そんな力などォォ…!」
「これが、命ある者の力だぁぁぁぁ!!!」 - 同話より。先述の「無限の命を持つ私には勝てない」というアレクシスの発言への返しであり、最後の台詞と共にアレクシスへ止めの一撃を叩き込む[9]。
- 「ハイパーエージェントを代表して、君達の協力に感謝する」
「アレクシス・ケリヴは封印した。私達はハイパーワールドに帰還しなければならない」
「私達の使命は終わったのだ」 - 同話より。六花と内海へこれまでの感謝と別れを告げる。
- 「私は本当に信頼できる友達を持つことの大切さを、改めて思い知った」
- 同話より。六花と内海に礼を述べ、彼は新世紀中学生達と去って行った。「改めて」というのは、過去にグリッドマンも思い知っていたのだろう。グリッドマンが『電光超人グリッドマン』と同一人物であることを示唆する台詞でもある。
迷台詞
- 「どうした裕太。苦しそうだな」
「裕太、どんなに敵が巨大でも、逃げずに立ち向うのだ!」 - 同話より。第4回より。六花が合コンに行くと知り、彼女は年上好みじゃないか?と疑う裕太への問いかけ、および合コンの相手が大学生と知った時の応援。グリッドマンの頓珍漢な天然ボケの数々。確かに相手は年上の男だが……。
- 「ここはどこだ…!?」
「ところで、ここはいったい…」 - 第5回より。裕太達が校外学習へ出かけたため、新世紀中学生が急遽ジャンクを購入。現地で電源を入れた際の反応が1行目、戦闘終了後が2回目。結局最初から最後まで、持ち出された場所が全く分からず
- 「すまない…」
- ボイスドラマ第2.2回「この人、空気に乗らない人」より。六花ママに話しかけられた際、思わず挨拶してしまい、裕太に注意された際の謝罪。
- 「君も私のことは言えないな」
- 同上。六花ママに対しその場に居合わせたキャリバーのことを「心強い武器」(直後に内海が武士と訂正)と言ってしまった裕太に対しての苦言。
- 「あ、はい!」
- ボイスドラマ第5.5回「グリッドマンは悪くない」より。ジャンクごと運び込まれたファミレスで、店員に「グ、グリッドマン様ー?」と呼ばれて、反射的に裕太と声を揃えて返事してしまう。裕太がファミレスの順番待ちの用紙に「グリッドマン」と書いたのが原因なのだが、妙に明るい声で律儀に返事をしているところが笑いを誘う。
- 「たとえ記憶がなくとも、裕太の体には刻まれている。私が宿ってもなお、六花への思いは変わらなかったように」
- 最終回。目が覚めた本来の裕太からはまた記憶が失われてしまうのかと六花に問われた際の返答。一見良い台詞なのだが、よくよく考えると裕太が六花の事を好きだと勝手にバラしてしまっている。それでいいのかヒーロー……。
スパロボシリーズの名台詞
30
- 「裕太の友人である君のことをずっと見てきた…。そして、君がヒーローになるという夢を持っていることも知っている」
イズル「でも、僕は…なれないみたいです。大事な戦いなのにここで見ている事しか出来ないし」
「君が、そう決めたのならば、そうだろう」
イズル「でも…」
「君の生き方を決めるのは君だ。なぜなら、思うことで人は力を生み出せるのだから。思うままに飛び立つんだ、熱い夢の叫びのままに」
イズル「どうして、それを僕に?」
「もし、裕太と出会わなかったら君と一つになっていたかもしれない」
イズル「僕と?」
「決断する、諦めない。そして、仲間を信じる…。君はヒーローになれる何かを持っているから…」 - 「オペレーション・ヘヴンズゲート」より。ウルガルとの最終決戦を前に身体に変調をきたし、出撃を禁じられたイズル。ドライクロイツの苦戦を前にいてもたってもいられなくなったイズルに対し、グリッドマンは精神世界でエールを送る。グリッドマンの台詞の一部には『電光超人グリッドマン』のOPテーマ「夢のヒーロー」の歌詞が引用されている。
DD
- (そうか…今、わかったぞ…私が何故、この世界へ来てマサキ達と出会ったか…)
(ここには本来邂逅するはずのない者達が…大いなる縁の力によって集まっている…)
(私は彼らと会うべくして会ったのだ…この世界で…成すべきことを成すために…!)
(だから、私は…!) - 期間限定イベント「憑・依」にて。皆の攻撃を一身に受け、そのエネルギーを自身の力に変換してダークブレインの分身を倒そうとするも、アムロ・レイの発案によりサイコフレームを介して願いを集める方針に転換する。そしてサイコフレームを介して受け取った思いがグリッドマンを奮起させ、その身を新たな姿へと変質させる…。
- 「平和を愛し、その維持のために身を挺して行動すれば…」
「誰もが皆ヒーローになれる」 - 同イベントにて。大幅な消耗と引き換えに使命を果たし、パートナーを務めたマサキ・アンドーとの別れの際の言葉。『30』でも上述の通り引用された「夢のヒーロー」の歌詞が元ネタ。
スパロボシリーズの迷台詞
DD
対決・名場面
- 覚醒
- 最終話より。本来の姿を取り戻した電光超人グリッドマン。新条アカネを取り込んだアレクシス・ケリヴと対決する。一度は連続攻撃で圧倒するが、アレクシスは何度倒してもすぐに復活、逆に追い込まれてしまう。絶体絶命の窮地の中、本来の力を思い出したグリッドマンは起死回生のグリッドフィクサービームを発射。かつて何度となくコンピューターワールドを修復してきた光がツツジ台を、アカネの心そのものを癒していく。六花たちの後押しもあり、アカネが現実と向き合う覚悟を決めたことで融合が維持できなくなるアレクシス。なおも悪あがきを続けようとする退屈な不死の怪物に、命あるもの…グリッドマンの鉄拳が炸裂する。
- 『30』では、部分的にしか映像化されないのもあって、知らない人が見るとやや話しの繋がりが分かりづらい面も。
余談
- 各合体形態の呼称は勇者シリーズで使用された合体名にちなむ。
- 剛力合体は『勇者指令ダグオン』のパワーダグオン、武装合体は『太陽の勇者ファイバード』の武装ファイバード、大空合体は『黄金勇者ゴルドラン』のスカイゴルドラン。いずれもSRW未参戦。
- 担当声優である緑川光氏は原典である『電光超人グリッドマン』においてもグリッドマンの声を担当していた。
- 企画段階では特撮版とは別人にする案もあったが、雨宮監督が緑川氏のCVを希望したことで、特撮版と同一人物とした上で、物語に謎を残すために記憶喪失に設定された経緯がある。
- 『電光超人グリッドマン』のグリッドマンも含めて、「鋼の超感謝祭2021」における緑川氏の発言にもある通りグリッドマン本人はロボットではない。
- しかし、原典のグリッドマンは実体を持たないエネルギー体がただのCGイラストであった「グリッドマン」の名と姿を借りている(形態としてはエクスカイザーなどに近い)状態であるため、立ち位置的にもロボットに近い珍しいタイプの変身ヒーローと言える。
- 原典『電光超人グリッドマン』放送終了後に存在した雑誌企画『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』では、グリッドマンの弟である「グリッドマンシグマ」が登場している。『SSSS.GRIDMAN』やその続編『SSSS.DYNAZENON』にはシグマは登場しないが、その要素はグリッドナイトに引き継がれている。
- アニメ放送開始前からこのアニメ版デザインの着ぐるみが製作されており、各種イベントに出演している。
- 劇場版『グリッドマン ユニバース』に合わせて、新たに新形態の着ぐるみが登場しており、『DD』への期間限定参戦が発表された2023年3月20日の『生スパロボチャンネル』番組内にも登場している。
- 最終話において本来の姿を披露し、それまでボカされていた全貌が明らかになるという構成は、『SSSS.GRIDMAN』の脚本を担当した長谷川圭一氏が過去に手掛けた特撮『ウルトラマンネクサス』でも採用されている。また「過去シリーズの戦士が別世界で弱体化して記憶を失い、自身の正体と世界の謎を解き明かしていく」という点も同じく長谷川氏のメインライターを務めた『ULTRASEVEN X』との共通点が指摘されており、セルフオマージュの類であると思われる。
- 上記のアニメ版着ぐるみも特撮版着ぐるみと共演(自分自身との共演)している。この同一人物の共演は『ウルトラセブン』と『ULTRASEVEN X』、『ウルトラマンネクサス』とその前日譚の『ULTRAMAN』でも行われた。
- 「主人公がアニメオリジナルの姿で登場し、最終話で原作と同じ姿に戻る」という演出は、『SSSS.GRIDMAN』以前に雨宮哲氏が監督(シリーズディレクター)を務めたTRIGGER制作のアニメ『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』(SRW未参戦)でも用いられており、こちらを想起した視聴者も多い。
商品情報
脚注
- ↑ 登場人物|SSSS.GRIDMAN 2022年1月5日閲覧。
- ↑ ミクロから70mの間で調節可能。
- ↑ 0から60000tの間で調節可能。
- ↑ 具体的には、ジャンクに備えつけられた赤いランプが警報音と共に点滅、火花と煙を吐くようになる。これは原典である実写版『電光超人グリッドマン』でもお馴染みの光景で、「ジャンクがパワーダウンするとグリッドマンは消滅してしまう」と説明されていた。
- ↑ そのため、第5回で裕太たちが山奥での校外学習中に怪獣と遭遇した時、彼とジャンクを引き合わせる為に新世紀中学生がジャンクショップからジャンク本体を買い取り裕太の下に運ぶという力技を行っている。
- ↑ マサキとのアクセスフラッシュが引き金となり、以降は他者ともモニターを通して会話できるようになっている。
- ↑ 原作第5話では3万7429円であることが明かされたが、CREDITは消費されない。
- ↑ ボーナスミッション「走れ!常夏のヒーロー」では、ドライストレーガーからジャンクを持ち出す展開が描かれ、近くに電源が無かったため内海による自転車発電で電力を賄うという荒業も行われた。
- ↑ 余談だがこの台詞は『ポプテピピック』第14話において緑川氏版のポプ子によってパロディされている。