ショウ・ザマ | |
---|---|
漢字表記 | 座間 祥(翔と表記した資料もあり) |
外国語表記 | Shou Zama |
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
声優 | 中原茂 |
デザイン | 湖川友謙 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳 |
出身 | 東京(武蔵野市東吉祥寺) |
所属 | アの国(ドレイク軍)→ゼラーナ |
称号 | 聖戦士 |
概要
モトクロッサー志望のごく普通の高校生だったが、夜間のツーリング中、エ・フェラリオのシルキー・マウによって、異世界バイストン・ウェルに召喚された。顎の×印が印象的。
アの国の地方領主・ドレイク・ルフトに迎えられ、同じ地上人のトッド・ギネスらと共に新型オーラバトラーダンバインを与えられて聖戦士となり、その潜在的オーラ力を発揮する。しかし、ドレイクに仇なすニー・ギブンやマーベル・フローズンとの出会いによって、この世界における正義を考え直して、ドレイクのもとを出奔しニーの率いるゼラーナ隊に加わった。
やがてドレイク軍の騎士・ガラリア・ニャムヒーとの戦いで、互いのオーラ力をぶつけ合った結果、ダンバインと共に地上世界に放り出された。実家への帰還を果たすが、ダンバインやチャム・ファウを見たショウの両親は動揺し、ショウの話を聞こうとしなかった。更にダンバインとバストールの戦闘に巻き込まれ多くの犠牲者を出した事で、世間体を気にした母に息子と認められず、銃を向けられる。ただし、父の方は母とは逆にショウを息子と認めて、彼の話もすぐに信用した。
政府から両親を人質にとられた事で、自分はショウの姿を借りた宇宙人と宣言、両親を守る為にあえて決別する。ガラリアを説得し、二人でバイストン・ウェルに戻ろうとしたが、失敗しガラリアは死んでしまう。しかし、エレ・ハンムの霊力によって再びバイストン・ウェルに戻る事が出来た。
トッドとの戦いで迷いこんだ嵐の玉で、ナの国の女王シーラ・ラパーナを救出し、聖戦士と認められ、新型オーラバトラー、ビルバインを授かる。ジャコバ・アオンによって、全てのオーラマシンが地上に追い出されてからは反ドレイク勢力の精鋭として活躍し、ハイパー化したジェリル・クチビやトッドを撃破している。一度は己のオーラ力を制御出来ず、パリを崩壊させてしまったが、その後は良きオーラ力を保った。最後は黒騎士(バーン・バニングス)の怨念を断つ為に生身で突進して差し違えた。
自身の死から700年後、ショウ・ザマはバイストン・ウェルのコモン、シオン・ザバに転生する(『New Story of Aura Battler DUNBINE』)。
ドレイクの娘リムル・ルフトとの一途な恋に生きる僚友のニーと異なり、マーベルとの関係は淡泊で気の合う戦友の域を出ないところがあり、彼女をやきもきさせた。救出の経緯からシーラからも好意を寄せられているが、彼女の方が立場をわきまえているのでおくびにも出さない。どちらの設定もゲームでは採用されるが、通常マーベルは恋人として扱われる。
登場作品と役柄
攻略本にて「避ける為に生れた男」と書かれる程、回避力に長けている。本人の回避、高い聖戦士Lv、集中。そして愛機ビルバイン(ダンバイン)はサイズS、高運動性、分身とショウの回避力に拍車をかけている。文字通りの「切り込み隊長」として、単機で突入して敵の前線をかき乱し、回避と反撃で気力を溜めて、ボスに何度も斬りつけるという役割を担う。こうした明確な位置づけにより、彼を狙い撃ちにしたシステム的な弱体化が図られたり、出演していない作品では、彼に替わる人物と機体がわざわざ用意される等、その影響力は計り知れない。また、どのシリーズにおいても妖精チャム・ファウをサブパイロットにすることができ、二人分の精神コマンドが使用できる点も見逃せない。ほとんどの場合、チャムが幸運を持つ為、ボスハンターとしても活躍する。
地上編に移行した「浮上」からスタートするのがセオリーであるため原作では既にビルバインに搭乗している。それではあまりにもバランスを欠くと判断されてか、「修理中でグラン・ガランに預けてある」等といった理由づけでダンバインに搭乗している(特に理由がないこともある)。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。マサキの章に登場。今回は搭乗機は最初からビルバイン。ジュドーの妹、リィナを助けに敵基地に潜入したりと案外活躍は多い。選択肢とISS次第だが、リューネ達のところへ移籍することも可能となっていて、リューネ側からすれば大助かりである。マサキの章は敵が弱く、ショウがいなくても何とかなる。
- 第4次スーパーロボット大戦
- シナリオ「浮上」よりダンバインに乗って地上に現れる。
- 後半はビルバインまたは隠し機体のサーバイン、ズワウスに乗る。ハイパーオーラ斬りがEN制限なしの為、彼が最も猛威をふるった作品でもある。EDではバイストン・ウェルでシーラの補佐をしているらしいが、マーベルとの進展は未言及。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 今回から中原茂氏による声が入った。
- スーパーロボット大戦F
- シナリオ「浮上」よりダンバインに乗って地上に現れる。後半はビルバインに乗る。
- ハイパーオーラ斬りのEN制限はあるものの相変わらずの強さであり、ザコ戦はもちろんのことボスキャラとの対決にも欠かせない(特にゲッタードラゴンもいない時期)。ビルバインを積極的に改造し、かつレベルも上げれば単騎駆けも可能である。トッドとのDVEもあり。終盤で7人の人質救出メンバーに選ばれる。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 顔グラフィックが原作に近い雰囲気になった。隠しで迷彩ビルバインが入る為、LVを上げるべく彼の精神ポイントを温存される事が多い。
- 反撃を選ばないと分身が発動されなくなった為、幾分パワーダウン。更に宇宙ステージが多い本作で宇宙Bと、敵の切り払い率が異様に高いのも……。黒騎士とのDVEもあり。
- 苛烈を極める敵の攻撃に対する囮役として無くてはならない存在であるが、強化パーツで補強していなければ終盤は殆ど息切れを起こしてしまう。レベル上げや改造が中途半端だと、修理項目の常連になることも。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- αシリーズでは唯一の登場作。今回の戦闘時の顔グラフィックは原作のヘルメットをかぶった形となっている。今まで弱点だった宇宙適応がAになって汎用性が上がった。射程が短いため反撃で敵のHPを削りにくいが、囮役としてもアタッカーとしても非常に強力。
- ビルバインだけでも充分強いが、隠し機体の迷彩ビルバインはただの色違いだったF完結編バージョンとは異なり、軒並み性能が上がっているので、入手すれば圧倒的な強さになる。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 能力がさらに底上げされ、PS版に比べ回避・射撃が向上している。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 今回は序盤がバイストン・ウェルが舞台の為、最初から自軍に加わる。今回は射撃と格闘の初期値が同じ。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 本作でも高い回避力と聖戦士で敵の攻撃を避けまくる。射撃値だけはトッドのほうが優秀。オーラバトラーは空A陸Bなので基本的には空中で戦おう。地上の敵に攻撃すると威力が落ちるのが難点。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 3部では宇宙ステージが多くパワーダウンしてしまう。サーバインorズワウスなら、初期攻撃力が高いため宇宙でもそれなりのダメージを叩きだせる。魂を覚えるパターンだとその力は強烈。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 相変わらず強いのだが、主要精神コマンド習得レベルが高いのが問題(熱血が35、気合が57)。第1部では意識的に応援を駆使してレベルを上げないと熱血すら使用できないまま終わる事がざら。妖精の乗り換えが可能ならば気合が使えるエル、熱血の使えるベルを乗せたい。しかし、第1部ではルート次第ではエル、ベルは仲間にならないので、活躍は第3部まで持ち越されることになる。本作ではライバルのトッド、ガラリアの方が総合的に強い。『ナデシコ』の参戦により、「なぜなにナデシコ」へ飛び入り出演するイベントが追加されている。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 原作と同様に、最初は敵として登場するが、しばらくして仲間になる。初共演のシオン・ザバとの絡みはあまりない。エンディングではバイストン・ウェルに戻らず、ダラスのマーベルの家に行く事になった。
- ゼラーナで修理・補給をしてレベルを上げれば、フォルカ・アルバークに負けないほど強くなる。パイロット養成で豪腕を習得させると、聖戦士の補正を加えたビルバインのハイパーオーラ斬り(ツインオーラアタック)の火力がかなりのものになる。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初期状態では加速しか覚えていないので精神を成長させたいところだが、聖戦士にも経験値を割り振りたいというジレンマが。ビルバインの速度を活かして、シンとともにコンテナ回収係兼アタッカーとして活躍できる。シリーズでかなり珍しくオートバイ搭乗時の顔グラフィックが用意されており、この姿で登場した時は綾人に名を呼ばれるまでは名称表記もショウである事を伏せられている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 『SC2』以来の台詞の新規収録が入り、乗機台詞や合体攻撃等の特殊戦闘台詞も収録された。いきなりビルバインから戦えるので、最初から最後まで安定して戦える強ユニットとして運用できる。
- 原作終了後という事もあってか、作中では同じ聖戦士の先輩としてエイサップを導くなど、「歴戦の戦士」としてのいぶし銀な活躍が目立ち、シナリオの全編を通して見所は多い。また、「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」ではスメラギの水着姿に鼻の下を伸ばしてマーベルに鉄拳制裁される場面もあるなど、珍しくおなじみの「ウサギの目」ネタ以外のコミカルな一幕も見せる。当初は元の世界に戻る事を目的としていたが、戦いが終わった後は、元の世界へ帰った他の前世からやってきた面々とは違い、この世界でマーベルと共に新たな人生を歩む事を選択した。
- 本作では条件次第でまさかのバーンとの共闘が可能となり、合体攻撃も披露する。「聖戦士」技能のおかげで火力は折り紙つきだが、ダメージ強化の精神コマンドを覚えるのはバーンの方が早いため、合体攻撃を撃つなら当分は彼に任せる方がいい。ただし、逆にバーンは「聖戦士」がないので精神コマンド抜きで撃つならショウの方がいい(尤も、バーンは仲間になった時に「アタッカー」のスキルパーツを持ってくるのでそれを付けてしまうと話は変わるが)。最終的には高い「聖戦士」技能に加えて魂も習得するため、作中でも最高クラスのアタッカーとなる。バーンの生存フラグに撃墜数も関わっているのでなるべく全体攻撃などで効率良く撃墜数を稼いでおきたい。
- スーパーロボット大戦BX
- プロローグにてバイストン・ウェルに召喚された直後の場面が描かれ、第10話にて自軍部隊に参戦する。音声は基本的に以前のものの流用だが、ビショットやドレイクとの対決用の特殊戦闘台詞、カシオペア座の下りのみ新規音声が使用されている。
- 初登場シナリオではビルバインに搭乗しているのだが、シナリオ終了後に故障してしまうので第19話(地上ルート)までダンバインで戦う事になる。
- シナリオ面は本作では『ダンバイン』の地上界浮上後のシナリオ再現が多いため出番は多く、SRWシリーズでは初めて両親との決別の場面が描かれた。本作でもフラグを満たせばトッド、バーンの二大ライバルとの和解・共闘が実現する。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 合体攻撃ツインオーラアタックの為にマーベルとペアで出撃する場合が多い。本作でも宇宙Bのため宇宙では攻撃力が落ち、ハイパーオーラ斬りの攻撃力も抑え目。しかし、マーベルとの恋人補正とツインオーラアタックでそんな状況を吹っ飛ばす(ツインオーラアタック&奇跡でラスボスも一撃。まあ、64はラスボスも含めて一発で倒せるユニットが多いが…)。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第3章クリア後のサブミッション「亡国の聖戦士」でスポット参戦。チャムとともに、バイストン・ウェルからドキドキスペースへと召喚される。そこで黒騎士との戦いになるが、今度はペンタゴナワールドへと飛ばされてしまう。捜索願いが出されていたおかげで身元が判明し以降コネクト・フォースに参加する。エンディングでは一人で実家に帰り原作と違った形で両親とも再会しており(結果、原作のように両親との悲惨な決別も起きず、無事に和解できている)、その後バイストン・ウェルに再び旅立つ。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- スーパーロボット大戦X
- PVで確認。また、据え置きゲーム機系作品としては10年ぶりに登場した(RTS型のScramble Commanderを除くとIMPACTから実に15年ぶりとなる)。
関連作品
- バトルロボット烈伝
- ダンバインと共に転写され、中盤でビルバインに乗り換える。侵攻作戦開始前にマーベル達が発見したクリステア皇女の艦を叩くことを進言するが、独断行動だとして参謀のリットンに修正を受けてしまった。ユニットとしては飛行可能で移動回数が多く、行動順が回ってくるのも早いので隊長機に向いている。が、攻撃回数が少なく、オーラ斬りやハイパーオーラ斬りが存在しないので火力が低め。また、隊員にすると何故かオーラソードより攻撃力の低いオーラビームソードを多用する傾向がある。
- リアルロボット戦線
- 序盤にダンバインに乗り敵として登場するが、やがて仲間に。条件次第ではガラリアと共に地上界に戻るイベントが用意されているが、己がコピーに過ぎない事を思い知らされるだけで終わる。
- ニーと知り合う前の段階でコピーされたため、彼の事をまったく知らない。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
初代格闘重視リアル系エースパイロット。格闘、命中、回避はトップクラス。反面、射撃はさほど高くない。旧シリーズは地形適応の宇宙Bであった為、宇宙ステージが増える終盤では攻撃面ではパワー不足に陥る事が多かった。
精神コマンド
集中、熱血、気合、ひらめき、魂とリアル系に必須なものを一通り揃え、非常に扱いやすい。集中をかけておけば大抵のシリーズで、囮役として活躍する。但し習得が遅いこともまま有る。
- EX
- 根性、熱血、加速、友情、覚醒、気合
- 第4次(S)
- 根性、集中、熱血、てかげん、気合、魂
- F・F完結編、64
- 加速、ひらめき、熱血、集中、気合、魂
- リンクバトラー
- ひらめき、集中、気合、熱血、加速、魂
- α
- 集中、ひらめき、てかげん、熱血、気合、魂
- IMPACT
- 加速、てかげん、集中、ひらめき、熱血、気合
- COMPACT3
- 集中、加速、熱血、気合、修行、覚醒
- UX、BX
- 加速、集中、直感、気合、魂
- OE
- 集中、気合、加速、熱血
- X-Ω
- 集中、直感、魂
- X
- 集中
特殊技能(特殊スキル)
主人公だけあって、聖戦士Lvは最高の9まで成長する。
- 第4次(S)
- 切り払いL8、聖戦士
- EX(PS版)
- 聖戦士L8、切り払いL8
- F・F完結編、COMPACT、64
- 聖戦士L9、切り払いL8
- α
- 聖戦士L9、切り払いL9
- IMPACT
- 聖戦士L9、防御L8、援護攻撃L1、援護防御L1
- UX
- オーラ力L9、聖戦士、援護攻撃L1、全体攻撃L1
- BX
- オーラ力L9、聖戦士、援護攻撃L1、援護防御L1、全体攻撃L1
- OE
- 聖戦士、底力、精神力
- X
- 聖戦士、オーラ力、気力限界突破L2、サイズ差補正無視L1
固有エースボーナス
- 闘志(攻撃が命中するとSP+1 気力+3)
- 『OE』で採用。
パイロットBGM
人間関係
- シュンカ・ザマ
- 父。ショウの帰還に戸惑うも、ある程度現実を受け止めていた。ヒステリー状態で不安定になった妻を諭し、支えた。
- 『スーパーロボットスピリッツ』のストーリーモードでは逆に、チヨと共にショウを拒絶している。
- 『BX』ではショウが地上で戦い続けている関係もあって自軍の動向を気にかけている描写がある。
- チヨ・ザマ
- 母。ショウが地上に現れた時は、現実を受け入れられずヒステリー状態に陥ってしまった挙句、拳銃の銃口をショウに向けてしまっている。自分を気遣ってショウが宇宙人を名乗った時は、シュンカにそれを諭されてうなだれた。
- ヨーコ・川原
- シュンカ・ザマの秘書だが、彼とは愛人で不倫関係にある。ショウにとっては姉のような存在。「ウサギの目はなぜ赤い?」の問いでショウを本人と確信する。
- マーベル・フローズン
- ショウがダンバインに乗って初めて戦った相手。彼女の呼びかけによってショウはドレイクを裏切ってゼラーナにつく事になる。
- チャム・ファウ
- ニーに仕えるミ・フェラリオ。最初ドレイクに加担したショウに地上に帰るように言っていたが、ショウがゼラーナ側に寝返ってからは、ショウと共にダンバインに乗り込む。
- ニー・ギブン
- ドレイクに抵抗していたロムン・ギブンの息子だが、ドレイクの一人娘・リムルと恋仲。
- 序盤はリムルに拘ってばかりいた為、ショウとよく衝突していたが、ゼラーナのリーダーとして成長していく。
- シーラ・ラパーナ
- ナの国の女王。ショウを聖戦士と認め、ビルバインを託す。
- トッド・ギネス
- 同時期にバイストン・ウェルに召喚されたアメリカ人。ショウが寝返った事で敵同士となる。スパロボでは、ショウと和解して仲間になる事が多い。
- トカマク・ロブスキー
- 同時期にバイストン・ウェルに召喚されたソ連人。第1話で死亡してしまったため、ダンバインを与えられた3人のパイロットの中で、ただ一人極端に出番が少ない。
- バーン・バニングス
- ドレイクの部下である騎士。ゼラーナ側に付いて以降、幾度と無く交戦。ショウに負け続けたため降格させられてしまい、ショウ撃破に執念を燃やすようになる。
- リムル・ルフト
- 愛の告白を意味するとは知らずお見舞いの花のつもりでポロポーズの花を彼女に渡してしまい、そのことを教えられてからかわれる。来世においては結ばれる運命となったのは偶然とも言い切れないのかもしれない。
- ルーザ・ルフト
- 『UX』では、リムルと彼女の関係を自分の家族と重ねており、最悪の結末を迎えた事を嘆いていた。
他作品との人間関係
バイストン・ウェル関連作品
- シオン・ザバ
- 『New Story of Aura Battler DUNBINE』の主人公で、ショウの転生した姿。『COMPACT3』では共闘。
- エイサップ・鈴木
- 『UX』、『CC』では聖戦士の後輩。ショウの方が年下ではあるが、聖戦士の先輩として彼に助言をする場面が多い。
- リュクス・サコミズ
- 『UX』ではエイサップ同様に彼女のことも何かと気にかけ、心配している。第2部ラストのホウジョウ軍との決戦では、チャムやマーベル、バーンたちと共に、彼女にコドールを討つことを後押しする。
- シンジロウ・サコミズ
- 『UX』では同じ聖戦士として彼の強すぎる信念と頑ななまでの意志からハイパー化を懸念していた。
- 矢藩朗利、金本平次
- 『UX』では力に溺れて悪しきオーラ力をふるう彼らに対しても、危険視する姿勢を見せた。『CC』では改心した彼らとも共闘する。
- コドール・サコミズ
- 『UX』では夫に対して不貞を働いた挙句謀殺しようと企て、義理の娘であるリュクスをも排除しようとする彼女をルーザの同類と断じ、激怒して糾弾する。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 共演すると何かと絡みが多い先輩。
- カミーユ・ビダン
- 共演すると、空手を得意とする者同士だったり両親と不仲だったりと共通点が多いのか絡みが多い仲間。
- ジャミトフ・ハイマン
- 『F完結編』では、ティターンズがドレイクと手を結んだ事に、その腐敗ぶりに激怒した。
- ジュドー・アーシタ
- 『F』では、地上に浮上した際にラ・ギアス事件の時からの知り合い故に、新宿で再会した時には驚いていた。
- コウ・ウラキ
- 『第4次』と『64』ではニンジンのことで絡む。特に『64』ではニンジンの恐ろしさについて語り合うという、コミカルなクロスオーバーがある。
- シーブック・アノー
- 『α』ではオーラバトラーとサイバスターとの共通項に関心を寄せる彼と、機体についての考察を展開する。
- カルルマン・ドゥカートゥス
- 『α』では、チャムが彼をあやすのを微笑ましく見ながらも、ロンド・ベルには赤ん坊までいる事に驚きを隠せなかった。
その他ガンダムシリーズ
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『F完結編』では、ジャミトフによってブリュッセルの屋敷に幽閉されている彼を救出するべく、カミーユを隊長とした戦闘部隊で向かう事に。
- スメラギ・李・ノリエガ
- 『UX』では彼女や葵の水着姿に思わず見惚れてしまう。
- 騎士ガンダム
- 『BX』ではズワウスを得た黒騎士の猛攻から彼に救われる。
- 曹操ガンダム
- 『UX』では第1部でのセンターシティでのスクラッグとの決戦ではエイサップと共に彼とも連携し、タマを破壊し、UXの突破口を開く。第2部のバイストン・ウェルルートでは共にサコミズとの会談に赴き、その後連携してアマルガンとエレボスを救出し、そのままホウジョウ軍に挑む。
- 司馬懿サザビー
- 『UX』では彼とも共にサコミズとの会談に赴く。
リアル系
- ダバ・マイロード
- 『F』では、彼が連れているチャムにそっくりなリリスと仲が良いため彼とも必然的に絡みが多い。
- リリス・ファウ
- 『F』では、容姿や名前がチャムにそっくり(ただし、性格はおとなしくお転婆なチャムとは正反対)な彼女に驚いてしまう。
- ミハエル・ブラン
- 『UX』で、スメラギと葵の水着姿に、彼やジョウと一緒に見とれていたため、共にそれぞれのパートナーであるマーベル、レニー、クランの3人から鉄拳制裁を受けた。
- 羽佐間翔子
- 『UX』で、条件次第で聖戦士に覚醒する(技能は習得しないが)。自らの病を治した彼女の高いオーラ力はショウをも唸らせた。
- ミツヒロ・バートランド
- 『UX』ではアルティメット・クロスの異種との対話を望む考えを一笑に付し、差別と偏見に満ちた言動をとり続け、実の娘である真矢を無理やり竜宮島から連れ出そうとする彼に対し不快感を露にし、痛烈な皮肉を浴びせる。
スーパー系
- 兜甲児
- 『F』では、地上に浮上した際にラ・ギアス事件の時からの知り合い故に、新宿で再会した時には驚いていた。
- 海動剣、真上遼
- 『BX』ではバイストン・ウェルに聖戦士候補として召喚された彼らと地上界浮上以前から共闘しており、互いに戦友として信頼し合っている。彼らからは「ザマ」と苗字で呼ばれている。
- ジョウ・マヤ
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』では、地上に出てきて早々に自分たちが何者なのか説明しようか悩んでいたところ、ガンドール隊に協力していた彼が飛ばしたジョークが的を射ていたので驚く事に。
- 『UX』では、スメラギと葵の水着姿に、彼やミハエルと一緒に見とれていたため、共にそれぞれのパートナーであるマーベル、レニー、クランの3人から鉄拳制裁を受けた。
- ドン・ハルマゲ
- 『OE』では、黒騎士の主となった彼によってドキドキスペースへと召喚される。さらにショウを配下にするため洗脳しようとするが、エレの霊力で守られていたため難を逃れる。
- 神名綾人
- 『SC2』では彼が浩子を失い悲しみと絶望に打ちひしがれていたところをバーベム財団に連れて行かれそうになった際、オートバイで駆けつけて彼を救出した。
- 早瀬浩一
- 『UX』ではデウスエクスマキナとの決戦にて、彼と共に活路を拓く。
バンプレストオリジナル
名(迷)台詞
- 「一体、ここはどこなんだ」
- 第1話より。ダンバインによる初陣の後、マーベルの言葉を思い出し、バイストンウェルの空を見上げながら。中原氏も印象に残った場面に上げている。
- 「すべてが、一方的なんだな…」
- 3話でリムル・ルフトに会い地上に帰る方法を訊いてみたが「オーラロードが開かなければ帰れない、それはシルキー・マウしか開けないし、月が満ちて彼女がその気にならなければ無理」と言われて。呼び出されて聖戦士と祭り上げられ、初陣でいきなり敵に糾弾され、帰る術も不確かと聞いて、もといた世界と全く勝手が違うことを痛感させられたのだろう。
- 「オーラバトラーが、俺の生体エネルギーで操られるっていうのなら、俺さえ…俺の力さえ十分に力を発揮できていれば…こんなことにはならなかったんだ。」
「でも…そんな夢物語みたいなことができるのか…?」 - 6話でニーの父の救出に失敗して涙をこぼしながら。そんなショウをマーベルは「できるわ」「これは夢ではないのだから」と励ますのだった。
- 「なんでって…ニンジンを食べるからだろ?」
- 父の秘書・ヨーコに「どうしてウサギは目が赤いの?」と聞かれて。…なんでニンジンで目が赤くなるのかはさておき、本物のショウか疑われた状況だったので本物だと証明するための台詞と思われる。
- 『UX』では中断メッセージでバーンが同じことを尋ねてくる。この作品ではバーンとは友好的なので、ほのぼのとしたシーンといえる。
- 「あまりにも身勝手じゃないか!」
- 「あたし達に犯罪人の親として生きてゆけというの!」とヒステリーを起こしたチヨに拒絶された事に失望し、こう叫ぶ。
- 「聞こえるか、隊長さん! 俺は宇宙人だ! ショウ・ザマの身体を借りている宇宙人だ!」
「聞こえるか! 俺はカシオペア座の第28惑星系の人間だ! あの人たちはまったく関係ない! 聞こえているか!?」 - 両親を守るため、あえて自分が宇宙人であると名乗った時の台詞。おかげで後にトッドは自宅に帰った際、母に宇宙人呼ばわりされる羽目に。本当にカシオペア人がいたら怒りそうである。
- 『BX』ではなんとジェリルとのイベント戦闘台詞に採用(実際にはジェリルに言ったわけではなく、そのマップ内の避難民に対して発しているわけだが)。ちなみに『BX』の世界には宇宙人(というか異星人)が実在しているわけで…(後述)。
- 「南無三!」
- 追いつめられた時の覚悟。富野作品ではもう2人喋っている。ゲーム中でも瀕死の際に聞くことが多いかもしれない。
- 「気の毒だが、運がなかったな、アレン!」
「オーラ力は生体エネルギーだ! 人それぞれに、オーラ力の色があるんだ! それをお前は、自分の欲望のために使った!」 - ビルバインに乗り換えて、アレンのビランビーを撃破した際の台詞。
- 『F完結編』、『α』ではDVEで、ショウでアレンを撃墜した場合のみ見られる。『UX』、『BX』では「気の毒だが、運がなかったな!」の部分のみで戦闘台詞として採用。
- 「地上で、そんな大時代的な台詞を聞くとは思わなかった」
- エレに忠誠を誓うトルストールを見て。『BX』では後述のように若干アレンジされて使われている。
- 「何も申しません。しかし、兵士達はエレ様の御言葉を待っています。『私の為に死んでくれ』という言葉は、兵士にとって勇気を与える言葉だという事をお忘れなく」
- トルストールの死にふさぎ込むエレに対して。
- 「オーラマシンをこの世から全て無くす以外に救う道はありません」
- シーラ女王に、世界を破滅の道から救う方法を問われて。
- 「マーベルは、好きさ…」
- マーベルからどう思っているのか聞かれて、動揺しながらなんとか答えてみたが、当人には納得が行かず「あたしが欲しいのはラブ・ミー」とさらに踏み込まれてしまう。
- 『F完結編』ではエンディングで再現され、結局「一緒にバイストン・ウェルに来てくれ」とプロポーズ(?)させられてしまう。
- 「俺は人は殺さない! その怨念を殺す!」
- ショウ最大の名台詞と言っていいだろう。最期の決戦でバーンと刺し違える直前の台詞。人と人の戦いの中で多くの憎しみを見てきたショウが辿りついた一つの答え。「怨念を殺す!」とは、まさに富野節全開。まさに主人公といったところ。
- 『F完結編』や『BX』ではDVEで聞くことができる。また、『バトルロボット烈伝』ではハイパーサザビーに搭乗したシャアに対して発言している。スパロボでは怨念以外にも色々と囚われている人が多いのでそれらをとらえて、○○を殺す、斬る、倒すなどといった形でのアレンジがある。
- 「シーラ・ラパーナ……浄化を…!」
- バーンと刺し違えたショウの最期の台詞。『UX』ではプロローグで発言。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「はああああっ! オーラ斬り!!」
「ハイパーオーラ斬りで行く!」 - 『IMPACT』におけるオーラ斬り使用時、及び『UX』におけるハイパーオーラ斬り使用時の台詞。ショウがオーラ斬りを叫んでしまった事に驚いたプレイヤーも多いはず。ちなみに後者の台詞はチャムが同乗していると別の台詞になるので気付かなかったプレイヤーもいたかもしれない。第1部の終盤でチャムが一時離脱している期間に聞くチャンスがあるので、気力が足りれば使ってみよう。
- 「これがバイストン・ウェルの意志ならば、それに従うだけだ!」
- 『UX』における汎用戦闘台詞。バーンとの決着の際にも使われており、当のバーンも同様の汎用台詞が用意されている。
- 「落ちろよぉぉぉっ!」
- 『UX』『BX』におけるハイパーオーラ斬りトドメ演出時の台詞。
- 「マーベル、仕掛ける!」
「突っ込むぞ、マーベル!」
「マーベル、もう一度だ!」
「よし、離れろ!マーベル!」 - 『UX』、『BX』におけるマーベル・フローズンとのツインオーラアタック時。バリエーションではなく一回の合体攻撃での台詞で、実に4度も相方の名前を呼んでいる。UXではマーベルの新録が無かったのでそれを補うためだろう。
αシリーズ
- 「わかった。俺を討ちたいのなら、そうしろ」
「その代わり、後でアーガマの人達に協力してくれ」 - 『α』第25話極東地区へ向かうルート「シャーキン悪魔の戦い」で、説得を受け入れる事無く戦いを挑んでくるガラリアに提示した「交換条件」。さしものガラリアもショウの自己犠牲精神に感ずるものが有ったのか、剣を収め何処かへと姿を消す。
- (何を言っているんだ?これでは、まるで降伏勧告じゃないか…)
- 『α』第27話「マシン展開」より。ビショットへ「武装解除に応じない場合は攻撃も辞さない」と告げるイングラムの警告に不穏なものを感じてのモノローグ。
COMPACTシリーズ
- 「…トッド…なんとか殺さずに済ませたいけど…」
「地上人の俺達が、こんな事をしている場合じゃない…なんとか説得するタイミングがあれば!」
「トッド…なぜ俺達が戦わなければならなかったんだ…」 - 『IMPACT』第1部地上激動篇第13話「魂の故郷から」で、トッドと対戦した際の台詞。本作でのショウは、トッドと刃を交える事に躊躇いを見せていた。
- 「関係あるかよ! 憎しみのオーラを制御出来ないお前は…俺が居なくても同じだ!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第10話「海よ、大地よ」より。黒騎士との最終決戦を征し、彼が絶命寸前に発した呪詛を一蹴する。尚も恨み節を連ねようとする黒騎士は、その言葉も言い終えぬ内に爆死した。
- 「憎むだけで…たったそれだけで、ここまでの力が…俺はそれが怖いんだ」
- 同上。チャムからの慰めの言葉を受け、黒騎士を自滅に追いやった憎しみのオーラ力に改めて戦慄する。
- 「…悪しきオーラが…消える」
- 同上。ドレイク軍との最終決戦を征し、感慨深げに呟く。
携帯機シリーズ
UX
- 「よくわからないが、ともかく生きていてくれただけで充分だ。こんなに嬉しいことはない…」
- 第1部第16話アメリカルート「アライブ」より。目の前で死んだと思っていたマーベルと再会して。地味に今回出てこない富野作品主人公のオマージュとなっている。
- 「あれだけの強いオーラ力だ。今回ばかりはそう信じたくもなるな」
- 第27話バイストン・ウェルルート「地上人のオーラ力」シナリオエンドデモより。翔子加入時の追加台詞。想像を絶する方法で生還し、かつ聖戦士として覚醒した翔子の強いオーラ力が自分の病を完治させたことに驚いて。『UX』のショウは原作終了後、つまり相当高いオーラ力を発揮しているので新たに覚醒した彼女のオーラ力は高いレベルで発揮されているのだろう。
- 「…エイサップに比べれば、俺は人が悪くなったのかもしれませんね」
- 第28話バイストン・ウェルルート「王の奸計」より。曹操にサコミズ王の出したアマルガンの停戦協定の血判状について意見を求められた時の返答。血判状を素直に信じたエイサップに対してドレイク軍の奸策を何度も経験したショウは何か裏があると既に勘付いていた。全てを飲み込む業の如き黒富野の世界に足下から頭の上までどっぷり浸かってきたショウならではの台詞である。
- 「随分なことを仰るんですね」
- 第29話「燈火-ともしび-」シナリオエンドデモより。異種族ですら隔てなく受け入れるUXの考え方を「呆れた考え」呼ばわりしたミツヒロに対し不快感を露にして冷たく皮肉を言い放つ。ミツヒロのその歪んだ偏見に満ちた言動と、親として「最低」な振る舞いややり口に、彼と同様に人としても親としても醜く歪みきっていた自身の母やルーザのことを思い起こしていた可能性も十分に考えられる。
- 「忘れる事なんかできないさ。トッドやガラリア、ニー、キーン、リムル、それにエレ様…みんな逝ってしまった…」
「死んだ人間が土に還るなら、俺たちは皆、死の上に立って生きているようなものだ。その意味を、忘れちゃいけないんだ……」 - 同上。エンドデモで行われた『ファフナー』の灯籠流しイベントでの発言。
- 原作のクライマックスを迎えた後である本作のショウらしい台詞なのだが、よく見ると蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTHの主題歌・「蒼穹」の歌詞に良く似た言い回しになっている。
- 「それで満足したつもりか!? お前ひとりだけ、勝手に死なせはしない!」
「俺たちの知るバイストン・ウェルは、シーラ様の手で浄化されたはずだ!ならば、怨念の消えたお前が…俺たちがこの世界へと飛ばされた意味を、なぜ知ろうとしない!?」 - 第31話「Final Count」にて、条件を満たした場合。ショウたちに敗れ、死を受け入れようとしたバーンに説得をした。その後バーンはガランの言葉を受けて撤退、そして…
- 「恐れるな、悲しむな! 信じる心が、正義になるんだァァッ!!」
- 第46話「麗しのディストピア」より。浩一との連携でデウスを下がらせての叫び。最強の聖戦士の号令が、UXに闘志を取り戻させ、反撃の火蓋が切られる。
- 実は主題歌の歌詞ネタ。
- 「利欲のため、他者の想いを踏みにじることすら厭わない男が何を! 貴様の暗き妄念…俺が断ち切ってやるッ!」
- 第49話「侵略の終焉」に於けるハザードとの戦闘前会話。利欲のために他者を平然と苦しめた男の暗き妄念と野望を「殺す」べく、聖戦士は外なる宇宙にて飛翔する。
- 「きっとまた、めぐり逢う。それが明日なのか、生まれ変わった来世なのかはわからないけど…」
- バーンが生存した場合、エンディングにてバーンと自分の運命を予見して。その再会が殺し合いでない事を願いたいものである。
- アマルガン「ショウ殿とマーベル殿は、やはりこの地上に残られますかな?」
ショウ「ああ、輪廻した世界とはいえ、地上は俺達の故郷だ。これからは、ゆっくりと普通の人生を過ごしてゆくよ。愛する人と、一緒にさ…」 - エンディングにて、アマルガンからこれからの身の振り方を尋ねられて。
BX
- 「あの動きや口調、声の張り方には、どこか油断ならない雰囲気がある!」
- 第13話「ガリアンの目覚め」より。ハイ・シャルタットを評して曰く。ハイの声優がバーンと同じであることからの声優ネタだが、ご丁寧にハイの方は反撃台詞に「力と狡猾さ~」というものがある。
- (親だからって優しいわけじゃない。親だからって分かり合えるわけじゃない。けど、親子だからこそ…)
- 第19話日本残留ルート「親と子」より。原作通りに再会した母親に拒絶された時のモノローグ。
- 「む、無茶をしたくなるんだろうな…悔しいけど、あそこにいるのは俺の親なんだ…。俺の生命を与えてくれた人なんだよ…」
- 同上。コンバーターの調子の上がらないビルバインを引っ張り出してまで両親のいる避難所をかばって。母親から否定されてもなお、攻撃されるのを前にしては飛び出さずにはいられなかった。
- 「綺麗事で何が悪い!」
「生命の連なりを否定するのは世界を否定するのと同じだ! それがわからないお前に、負けるものかよぉぉぉぉーっ!」 - 同上。親子の生命の連なりを否定するジェリルに義憤を滾らせ、この言葉と共にショウのオーラ力は開花。そして沈黙を続けていた赤いマシンが再びその力を取り戻す。
- 「俺はプロトデビルンと同じ、人間を依り代にする宇宙人だ! 今は地球を侵略者の手から守る為、BXと行動している!」
- 『BX』第19話にて、ジェリルとの戦闘でカシオペア座の宇宙人を名乗った後の台詞。宇宙人同士が勝手に戦っているような体を取っていた原作に比べ、BXの仲間にも異星人がいて悪者にするわけにもいかないのでこうなったのだろうが、さながら某光の国からやってきた巨人のような印象も感じる。
- さり気に他作品の存在が引き合いに出されており、クロスオーバーの妙を感じる台詞でもある。
- 「……きっと、ニンジンを食べ過ぎたのさ……」
- 同じく第19話クリア時、チャムから「目が赤い」と言われて。
- 「奴の乗っていたオーラマシンは普通じゃなかった……俺の中の何かがあいつの禍々しさに震えていた。次に戦う時のことを気にもするさ」
- 第33話「AEU戦線」エンドデモより。黒騎士の乗るズワウスの印象。バーサル騎士ガンダムはこれについて、ズワウスに取り付いていた「悪しき魂」が原因だと見ているが……。
- 「俺は人は殺さない! その怨念を…因果を殺すッ!」
- 第44話「光の騎士」より。サーバインに乗ったショウがズワウスに乗った黒騎士と最後の決戦に臨んだ時のセリフ。原作のセリフの再現であるが、『UX』をプレイ済みのユーザーなら、上記の『UX』のエンディングのショウのバーンと「きっとまた、めぐり逢う」のセリフがよぎり何か両者には因果があることがよぎるだろう。
- ショウ「悔いがないというのなら、俺に手を貸せ、バーン・バニングスッ!」
バーン「…その誘いに乗ったとして、貴様を背中から斬るやもしれぬぞ…」
ショウ「自ら仮面を外して見せた男が、そんな卑劣な事をやれるとは思わない」
バーン「私からすべてを奪った男が生きる意味を与えてきたのだ!因果を超える…私もやってみせようッ!」 - 上記一騎打ちの直後このやり取り(一部省略)でショウはバーンに協力を要請する。マーベルやトッドは躊躇するも、ショウはバーンの怨念のオーラを浄化し、バーンは騎士としての誇りを取り戻す。『第4次(S)』からサーバイン、ズワウスは登場しているが、『BX』で初めて2つの黒と白のオーラーバトラーが共闘し戦場を舞うシーンが初めて描かれた。
- 「悪夢以外の何者でもないさ!」
「父さんと母さんが俺に良き親として接してくれる!それがどれだけ温かだろうと…俺にとってそいつは、忘れられない現実のツラさを押しつけられているだけなんだよ!」
「そうさ…忘れられるはずがないじゃないか…」 - 第47話「自分達の信じるモノの為に!」でジャークドリームを打ち破った時の台詞。ショウにとっての悪夢とは現実では絶対にありえない「両親との温かい家庭」だった。大半のメンバーが自分の信じてきたものを否定される悪夢を見る中、一人信じる事ができなかったものを見せられる真逆の悪夢を見ているあたり物悲しい。
その他
- 「変わったとはいっても、あいかわらず怖い人だな」
- 『64』「恐怖!デビルアクシズ始動! 前編」のシャアとの決戦の前に核を用意したレディ・アンに対して。
- 「思い上がるな! 貴様はマシンの怨念に縛られ悪意を溜め続ける器に過ぎない…! その怨念を…俺は斬るっ!!」
- 『SC2』の最終決戦にて、ユキムラに対して言い放った台詞。原作の最終決戦にてバーンに対して言い放った台詞のアレンジ。
- 「魔法ってのはなんでもありなんだな…」
- 『X-Ω』イベント「リトルウィッチと機械の巨人」にて、グランシャリオを見ての一言。どこかで見た事があるような発言だが、実際『X-Ω』はなんでもありな状態になってきている。それを抜きにしても、バイストン・ウェルには(オーラ力はあっても)「魔法」は存在しないので、ショウが驚くのも無理もないかもしれないが。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「ニンジンばっかり食べてると、目が赤くなるぞ」
- 『第4次』第16話「大将軍ガルーダの悲劇」のエンドデモでコウの発言を受けて。
- それを聞いたチャムは「シーラ様はニンジンばっかり食べてたから目が赤いんだ」などと言い出し、キースから呆れられた。
- 「知らないよ! 勝手に恨んでるだけだ!」
- 『IMPACT』でショウに対する凄まじい殺気を放つバーンを見て、「恨みを買った覚え」を問う隼人への返答。
- この発言は、マーベル&チャムから「本人が覚えていないだけ」だの「ショウは案外鈍い」だの、散々なツッコミを招く事に。
- 「いや、寝るなチャム! これから戦闘になるかも知れないんだ、起きてろよ!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦編第28話「マーズ・アタック」より。極冠遺跡に関するイネスの難解な説明に、グロッキー寸前のチャムを慌てて起こす。
- 「スメラギさんは大人の魅力というか…」
- 『UX』第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」より。水着姿のスメラギを見て思わず見とれてしまう。そんな彼に待っていたのは、マーベルからの鉄拳制裁であった…。合掌。
- 「こういう時のお前はホント頼もしいよ…」
- 『BX』14話「無重力の谷」にて、マーダル軍に囚われたS.M.Sの面々を救出するための作戦で、陽動を担当する事になった海動が「要は思いっきり暴れりゃいいんだろ?」と答えたのを受けて。半ば呆れたニュアンスのように聞こえるあたり、海動と真上がバイストン・ウェルで何をしてきたのか容易に想像できる。
- 「やれやれ…。地上でこんなに頻繁に大時代的なセリフを聞くとは思わなかった」
- 『BX』第23話「時の扉」より。トルストールの発言を聞いて。原作でもほぼ同じ台詞があるが、ここではさらにトメニクの「神の使い」発言まで加わっているので猶の事だっただろう。…そういうショウも仁曰く「変な話し方」をしているようだが。
関連作品
- 「マーベル、仕掛ける! …ってどこだよ、ここは!?」
- 『バトルロボット烈伝』で転写後にアップルを与えられた直後の第一声。前半の台詞から見るにどうやらトッドにマーベルとの同時攻撃を試みた瞬間をデュプリケートされたようで、何だかノリツッコミのようになってしまっている。
搭乗機体
他作品での搭乗機体
スパロボでの搭乗機体
- サーバイン
- 『New Story of Aura Battler DUNBINE』でのショウの転生したシオン・ザバの乗機だが、スパロボでは基本的に隠しユニットであり、ショウが乗る事が多い。
余談
- ショウ・ザマの担当声優である中原茂氏は、デビュー作の『魔境伝説アクロバンチ』の蘭堂ジュンを経て「『聖戦士ダンバイン』で自分の内面的なもののモチベーションが決まった」「(『聖戦士ダンバイン』は)その先の生き方みたいなものを、自分の声優として役者としての進み方みたいなものが、これで決まったと言っても過言ではないような作品」と語っている。
- なお、ショウの役はオーディションではなく「来年(1983年)の1月(放送開始は2月5日)からの新番組『聖戦士ダンバイン』への出演が決まりました」と事務所から報告されたが、「何故自分がショウ役に選ばれたのかわからない」とのこと。
- 中原氏は『新機動戦記ガンダムW』のトロワ・バートンを演じていた頃、当時のSRWにおけるショウの回避能力ぶりを共演していた緑川光氏、子安武人氏、置鮎龍太郎氏に「中原さん、ショウは使えます!」「使えますよ! 中原さんのショウ!」と絶賛されたことがある。