プロトデビルン
プロトデビルンとは、『マクロス7』に登場する種族。
概要 編集
バロータ軍を指揮する地球外知的生命体。その正体は「サブ・ユニバース」と呼ばれる高次元領域から3次元宇宙に流入してきた高位エネルギー生命体であり、プロトカルチャーの生体兵器「エビル・シリーズ」に憑依した存在。プロトデビルンとはプロトカルチャー側の命名であり、プロトデビルンらがその名を口にすることはない。
エビル・シリーズはゼントラーディよりも高位の生体兵器として開発され、全7種が存在し、それぞれ異なる外見と能力を持つ。個体ごとに差はあるが概して圧倒的な戦闘力を誇り、通常兵器は元より反応兵器のダメージすらすぐに修復してしまう。生命体が持つ生体エネルギースピリチアを食料として吸収するが、それ以外で生命を維持する事ができない。また、「歌」によって生み出されるエネルギーはプロトデビルンの放つ力を相殺し、プロトデビルン自体も歌にさらされると消耗を余儀なくされ、容易に回復させることが出来なくなる。
プロトカルチャー時代、エビルを開発した先進科学惑星(後のバロータ第4惑星)の住民やゼントラーディを精神制御し、監察軍と呼ばれる勢力を構築し猛威をふるったが、やがてスピリチア不足によって衰弱。その最中にアニマスピリチアと呼ばれる者達によって封印された。しかし、西暦2025年、超長距離移民船団メガロード-13がバロータ星系に入植。2043年に特務調査船団が第4惑星に封印されていたプロトデビルンの封印を解き、後にバロータ戦役と呼ばれる戦乱を引き起こすことになった。
その戦闘力は高く、ただ1体のプロトデビルンにゼントラーディの1個艦隊が壊滅に追い込まれたとされる。また、上位存在として設計されていることから来る指揮系統の動作不良による混乱、或いは遺伝子レベルで刷り込まれている恐怖によって、プロトデビルンと遭遇したゼントラーディ人は情緒が不安定となる。
復活後は自らスピリチアを生み出すことが出来ないという最大の欠点を補うため、人類から半永久的にスピリチアを奪う「スピリチアファーム」の完成を目指していた。しかし、熱気バサラの活躍の末に歌うことでスピリチアを生み出せることを悟り、人類と敵対する理由を失ったことで、銀河外のどこかへと旅立って行った。
登場作品 編集
αシリーズ 編集
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 彼らが目覚めたのもアポカリュプシスの一部とされている。なお、器たるエビルはアポカリュプシスに抗する力として造られたらしい。
Zシリーズ 編集
- 第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇
- 序盤のマクロス・クォータールート以降に原作終了後の設定で登場。スピリチア自己再生が可能となったため、ゼントラーディの遺伝子を持つクランも恐怖心を感じることはなくなっていた。
- シビルがバサラ達について来るほか、ゲペルニッチが宇宙怪獣との決戦に助力する。
- Zシリーズの世界観では、御使いが禁忌を犯したプロトカルチャーを滅ぼすためにサブ・ユニバースからスピリチアを求める異種を呼び込み、エビルをプロトデビルンへと変質させたとされている。その存在は死者を送る役目を持つ鬼宿にも知られている。
携帯機シリーズ 編集
- スーパーロボット大戦D
- 初登場作品。ペルフェクティオと同質、同格の存在としてその姿を見せる。
- スーパーロボット大戦BX
- 『マクロス7』は参戦していないがオウストラル旧島でクラゲ型メカ及びマッドゴーレムと対峙したアルトがバジュラと共にその名を口にしており、『BX』の世界にもその存在があったことを窺わせている。またショウも避難民に対して(母のために)「俺はプロトデビルンのような人間を依り代にする宇宙人だ」と言ったりするなど、地球においてもその存在が知られていることが分かる。
個体一覧 編集
関連用語 編集
- バロータ軍
- プロトデビルンによって精神操作された地球人及びゼントラーディ人による軍事組織。
- バロータ戦役
- マクロス7船団とプロトデビルン(及びバロータ軍)の間で勃発した戦役。
- スピリチア
- 主食となる生体エネルギー。
- アニマスピリチア
- プロトカルチャー
- エビル・シリーズの開発者。
- 監察軍
- プロトカルチャー時代にプロトデビルンによって構築された組織で、バロータ軍の前任的存在。彼らが運用していた艦の内の一隻が後のマクロスとなる。
- フォールド・エビル
- 過去に唯一プロトデビルンの憑依を免れ、惑星ウロボロスに封印されていた個体。過去の歴史を書き換える能力を持ち、新統合軍特殊部隊ハーヴァマールによって封印を解かれ、同部隊の司令官藤堂潮によってマクロスが落ちてこなかった歴史への改変が試みられた。