ツワブキ・ダイヤ

2012年5月18日 (金) 08:23時点における下駄ボロット (トーク | 投稿記録)による版

ツワブキ・ダイヤ(石蕗大哉/Daiya Tsuwabuki)

ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の主人公であり、運動神経抜群の努力家で、他人を思いやる優しい少年。幼い頃に鉄獣に襲われ父親と逸れてしまう。その際に大空魔竜に救われ、ルルに強い炎の力を見出される。5年後再び出会った大空魔竜に加わり、地上を守るため、父と再会するためガイキングのパイロットとして戦う。大空魔竜メンバーとの交流と、その戦闘で培われた努力と熱き心、パートナーのサポート、そしてルルなど大空魔竜乗員を守る志が彼を強くし、ガイキングは彼の力を源としてダリウス帝国との戦いに打ち勝った。

幼き少年時代は野球少年であり、試合で自分の実力が信じきれず、デッドボールになることを恐れ押し出しフォアボールの末に自滅してしまった。以来、トラウマとして残り、それが彼の心の葛藤となる。

5年後はルルの期待に応えるべく努力と修行を重ねて、再びガイキングに乗る。

名前の由来は旧作の『大空魔竜ガイキング』の主人公ツワブキ・サンシローから。また、サンシローも元はプロ野球のピッチャーという設定である。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦K
初登場作であり本作の主人公格筆頭。原作通り、13歳の子供とは思えないハイスペック振りを存分に発揮し、ルージ・ファミロンを差し置いてレ・ミィとフラグを立てそうになる(無自覚)、オーバーデビルのオーバーフリーズを炎の力で真正面から打ち破る、クリスタル・ハートを起動させるなど出番が多い。戦闘でも自軍内でジーグと1、2を争う高火力を叩き出せるため強力。ただし、乗機の燃費の悪さもゲーム中1、2を争うため要注意。
スーパーロボット大戦L
今作でもハイスペックは健在。ザ・グレートの燃費が大幅に改善されたため、前作以上に大暴れしてくれる。なお、大空魔竜加入までの一時期は原作通りカイキンクに乗る。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

版権主人公だけあって全般的に高い。唯一回避だけは最低レベルで防御も平均より少し高い程度だが、ガイキングが堅牢なのでそこそこ耐えてくれる。

精神コマンド

不屈 必中 ド根性 気合 熱血
スーパー系の基本コマンドが揃っている。移動・射程強化はなく、また回避系もないので、敵の特殊武器に注意すべし。

特殊技能(特殊スキル)

L9 底力L8 コンボL1
自軍で唯一炎が最大まで成長する。底力共々最初から3レベルの上、上昇スピードが若干速いのが強み。インファイトやEセーブがあればさらに強くなる。

パイロットBGM

「GAIKING」
OP主題歌。
「その名はガイキング・ザ・グレート」
挿入歌。ガイキング・ザ・グレートの戦闘時に流れる。


人間関係

ルル・アージェス
ダイヤの炎の力を見出す。ダイヤも一人の女の子として意識している。また、父親の声が同じ大川透氏という共通点もある。
キャプテン・ガリス
一時期自分の父親ではないかと疑っていた。尊敬するキャプテン。
ハヤミ・ナオト
地上界での親友。
ピュリア・リチャードソン
パイロット仲間。最初は仲がよくなかったが和解する。
リー・ジェンシン
兄貴分。彼に憧れ、拳法を習う。
ディック・アルカイン
同じパイロットだが、彼のやりかたに最初は反発する。
ノーザ
敵であり、宿命の相手として何度も戦う。後に共闘。
次大帝プロイスト
倒すべき最大の敵。
ダイヤの父
彼を探すことも大空魔竜(LOD)に加わった理由のひとつ。

他作品との人間関係

ルージ・ファミロン
Kでは年が近いおかげもあり、友人同士になる。
レ・ミィ
Kではルージを差し置いて恋愛フラグが立ちかけたが、ダイヤにはその気はなかった。
ゲイナー・サンガ
Kではオーバーフリーズした彼の心を溶かした。
カシマル・バーレ
彼が重んじる物の名前が同じであるために……詳細は後述。
ミスト・レックス
ダイヤがクリスタル・ハートを発動させたことに感心していた。ダイヤ自身は一人で深く考えては一人でテンパる彼の様子に本気で呆れていた。
石神邦生
Lでは彼のちらし寿司をいつも楽しみにしていた。
ハイネ・ヴェステンフルス
Lでは序盤に「固くならずに接してほしい」と言われ、真っ先に打ち解けた。
碇シンジ
Lでは碇ゲンドウを信じきれない彼に対して、父を信じるように促した。
剛健一
共に父親を強く慕い、戦いの動機に「父親を探す」が含まれている者同士。それ故にLでもお互いに共感を覚えていた。


名台詞

「心の炎が燃え上がるぜ!」
次回予告の決め台詞。たまに他のキャラに言われる。
「子供が親の心配をして何がおかしいんだ!」
ダリウス界へ旅立つ為、母親と離れ離れになってしまうと嘆くダイヤを茶化したピュリアに返した言葉。それまで銛一本で魔獣に立ち向かったり早合点で戦いドジを踏むなど、筋肉バカの側面が強く出ていたダイヤの精神面での成熟ぶりがストレートに伝わる。
「強いから勝つんじゃねえ、諦めねえ奴が最後に勝つんだよ! だから勝つのは…最後に勝つのは…俺たちだあぁ!!」
ノーザとの決闘時の台詞。後にノーザ自身にも影響を与える。
「おい…それが本気の一撃かよ、プロイスト? だったら…お前の負けだ!」
ドボルザークの拳を易々を受け止めたダイヤが言い放った台詞。とても少し前まで絶望的状況を嘆いていたとは思えないほどの強気な台詞である。そしてお返しとばかりにガイキング・ザ・グレートの猛攻が始まる。
「どう見たって、シズカさんの半分ぐらいしかなさそうだもんなぁ」
ダイヤに裸を見られたことで狼狽するピュリアに対して。プロイストによってピュリア共々、地上の孤島に遭難した際に濡れたスーツを脱がしてこうなっただろう。が、バストがシズカの半分もないと言ったのかピュリアの怒りを買ってしまう。恐るべきことに、Lではこの一連の場面が再現された。
「俺は仲間たちを信じている。俺たち全員の力が集まった時の凄さを知っている。一人ぼっちで息巻いているお前なんかに俺たち全員の炎が負ける訳がないんだ!」
「立て! ガイキング・ザ・グレート!! みんなの炎の全てを今こそプロイストに叩きつけてやれ!!!」
ファイナルデスクロスを阻止され愕然とするプロイストへの台詞。後述の台詞と共に「仲間がいる事の強さ」を体現して見せた。
「見やがれ! これが俺たちの全てだ!!」
フェイス・オープン ザ・グレート発動直前の台詞。直前の勝利を確信したプロイストの台詞「の勝ちだ!」と対になっている。

スパロボシリーズの名台詞

「ダイヤダイヤってうるさいんだよ!」
Kにおけるカシマル・バーレに対する特殊戦闘台詞。確かにイヤにもなるだろう。
「帰って来い、レイさん!議長のやり方は間違ってるよ!レイさんも止めるのを手伝ってくれ!」
「大丈夫だよ!レイさんや俺達で地球を守ろう!じゃねえと寂しいじゃねえかよ!」
Lの終盤のメサイア攻防戦におけるレイとの戦闘前会話での台詞。ダイヤの仲間を信じる想いが、これでもかというほど表れた台詞である。
「先陣だけで60万だもんな。確かに途方もねえや。」
「けどな、あんたの認識は間違ってるぜ。魂をひとつにするってのは数の問題じゃねえ」
「そして、大空魔竜の乗組員はナオトも入れて48人なんだよ!」
Lの終盤の菅原マサキとの戦闘前会話での台詞。「セントラル600万の敵ではない」、「47の魂をひとつにしようともこの差を覆す事など不可能」と言われて、これに対しダイヤ達は一人ひとりの魂の重さで勝負を挑む。