ルル・アージェス

ルル・アージェスは『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』のヒロイン

ルル・アージェス
登場作品 ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
声優 川上とも子
初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 パイロット
サブパイロット
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プロフィール
種族 地球人とダリウス人のハーフ
性別
年齢 13歳
所属 大空魔竜
役職 オペレーター → 艦長(2代目)
特技 占いと折り紙
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概要 編集

人や物に秘められた炎の力を感じ取ることが出来る力を持っている少女。初期は大空魔竜のオペレーターとして、キャプテン・ガリス脱退後は大空魔竜のキャプテンの座を譲り受け2代目キャプテンを襲名する。乗員番号7番。長い黒髪がトレードマークだが、2代目襲名の折に断髪している。

その正体はダリウス人であるガリスが、地上人エルトリカ・アージェスとの間に授かったハーフ。そのため、地上人を蔑視する次大帝プロイストからは最も忌むべき存在と蔑まれている。プロイストがエルトリカを射殺した光景を幼い日に目の当たりにしたせいで記憶障害を起こしており、その事を悔悟したガリスは自らがルルの父であることを隠し通し、「部下」として見守る道を選んだ。天空魔竜争奪戦においてプロイストに攫われ、トラウマを無理矢理こじ開けられたことで心神喪失になりかけるが、身を挺してガリスが自信を守ったため正気を取り戻した。

ツワブキ・ダイヤとは同い年だが、強く意識してルルのほうが年上のような振る舞いをしている。流石に13歳という年齢からか、思春期の少女のようにダイヤと接しているときは恥ずかしくももどかしい一面が見られた。だが、後半に差し掛かってからはディックの熱烈なアプローチで、次第に彼の方に心が傾いていき、彼が死んだ(と思われた)時はかなりのショックを受けていた(なお、最終話においてディックは生存していたものの、それ以降のルルとの関係がどうなったかは不明)。

プロイストとの最終決戦から5年後には大きく成長し、髪は以前のように伸び、顔にもダリウス人の血を色濃く表すような文様が浮き出た。ルルはダイヤと共に大空魔竜のキャプテンとして新たなる冒険の旅を始めるのだった。

番組終了後の「ガイキング占い」ではコーナーの司会を担当[1]。そのネタを本編に逆輸入したエピソード(第21話)も生まれ、占いが趣味となった。

登場作品と役柄 編集

携帯機シリーズ 編集

スーパーロボット大戦K
初登場作品。最初は大空魔竜のサブパイロットだが、中盤でキャプテン・ガリスが負傷で離脱してからは艦長になる。数少ない応援使いなので、精神系スキルを優先して養成しよう。
スーパーロボット大戦L
今回は『ガイキング』の原作再現が終盤から始まるので最初から艦長。顔グラも勇ましい表情のみになったため、アイドルコンテストでダイヤが原作通り「ルルの笑顔を見ると元気になる」と語る場面では違和感が生じる。

単独作品 編集

スーパーロボット大戦X-Ω
2020年8月のイベント「新たなる冒険の旅へ」期間限定参戦。SSRサポートユニット。

パイロットステータス 編集

能力値 編集

積極的に戦闘を行う訳ではない戦艦のパイロットだからか、能力値はほぼ全てにおいて最低クラス。回避に至っては全味方パイロット中最低なので、サイズも相まって大空魔竜で敵の攻撃を回避するのは至難の業。ただし最大SP量だけはやたら多く、後述の精神コマンドの便利さも相まって弱いが何とかして育てておくべきキャラ。

精神コマンド 編集

K
偵察加速応援祝福感応再動
L
偵察必中応援祝福感応
後ろ3つはサポートの鑑とも言えるような組み合わせだが、感応を覚えるレベル(48)まで育てなくても、応援と祝福を併せ持つ数少ないキャラというだけで便利。ルート分岐でいなくなる時以外全て強制出撃なので、手に入る集中力SPアップを全て彼女に与えてもいいほど。

特殊技能(特殊スキル) 編集

K
L6、底力L7、指揮L3、アタックコンボL2

サポートアビリティ 編集

大空魔竜の艦長
SSR。戦艦搭載中、味方全体の命中率アップ。

人間関係 編集

ツワブキ・ダイヤ
同い年の大事な人。また、父親の声が同じ大川透氏という共通点もある。
ディック・アルカイン
当初は積極的な彼に困惑し嫌っていたが、そのアプローチにより次第に心を開いてゆく。
キャプテン・ガリス
仮面を被っている正体不明の頼れるキャプテン。その正体はルルの父、ドーベル・アージェス。
ローサ・ベルニコフ
大空魔竜の副長であり、ルルを支える母親のような存在。
ハヤミ・ナオト
同い年であり、艦長ルルを支える操舵手。
ピュリア・リチャードソン
ルルにとっては姉のような存在。
リー・ジェンシン
色々アドバイスしてくれる良き先輩。
次大帝プロイスト
彼女の弱みを利用して、超能力で操る。
シオン
大空魔竜を支援するレジスタンスを率いるブライの娘。同年齢のルルを尊敬している。SRW未登場。

名台詞 編集

「みんなー、今日のガイキング面白かったよね!」
ガイキング占い開始時のお決まりの台詞。この有無を言わせぬ強制感はシャクティ・カリンの「見てください!」に近い。
第4 - 6話では言っていないが、これは回数を経たことからもういきなり占いに入ってもいいだろうという考えによるものだった。しかし強制してくるところにインパクトがあったと判断されたため、第7話から再び言うようになった[2]
「ダイヤ君、戦って。誰にも危険な目に遭って欲しくないけど、傷ついて欲しくないけど…でも、今は戦って! お願い!」
第13話、戦線へ復帰したダイヤへ向けての激励。直後にガイキングも復活する。
「それに…あいつには絶対に会わせたくないもん」
第17話。ダリウスの都市ザンガイルに興味を持つダイヤに行くのを止めるよう叱った後に一人呟く。ルル自身も満更ではなかったのか顔を赤らめている。
「やめてください!」
「みんなおかしいです。こんなの…いつもの私たちじゃない…いつもの私たちはこんなの…」
第25話。リミテーション・シンドロームによるピンクカバの幻覚を治めるための気晴らしとしてアイドルコンテストが行われるが、それが元でか参加者たちの間で諍いが起こるようになってしまった。それを苦にしたルルは涙ながらに訴え、参加者たちも反省し辞退。結果としてルルが大空魔竜のアイドルの座を勝ち取るのだった。
「私の胸にはお父さんから貰った黒い炎と、お母さんから貰った赤い炎が燃えている! もうその事から逃げたりしない! お願い、クラブバンカー!」
第28話。負傷したガリスを治療するために出撃するも、プロイストの罠に嵌り窮地に陥ってしまったルル。もはやこれまでと諦めかけるも、ダイヤやローサからの激励を受けさらにガリスも無意識ながら手を握った事で希望を取り戻したルルは炎を燃やす。
「貴方こそ何も知らないくせに…」
「大空魔竜で戦っている時、ディックがどんなに強いか、どんなに格好いいか…何一つ知らないくせに。ディックは人形なんかじゃない。私たちの仲間よ!」
第34話、ディックをモノ扱いするロバート・アルカインに向けて反論。この言葉が以後の戦いにおいてディックを奮起させた。

迷台詞 編集

「犬も私に気があるのかしら?」
第6話でのガイキング占いでの台詞。神秘キャラのイメージがあったルルが腹黒キャラとして描かれるようになるきっかけとなった[2]
「キャプテン、『婚期を逸する』って?」
第11話、出撃中にピュリアたちが軽口を叩き、その中で「ローサ副長は婚期を逸してる」との話題で叱られた事でガリスに聞いてみた。わざわざ答えようとするガリスもだが、何を聞き出してるんだか。
「バカバカ! ダイヤくんのバカー! 大バカー! も〜う…」
第18話、ダイヤから「ディックにキスされたって本当?」と聞かれて激怒。当然と言うべきか、シズカもダイヤの態度に呆れていた。
「みんなは放送をちゃんと見ようね!」
第25話でのガイキング占いでの台詞。ちなみにこの時出た占いの結果は「タイマー録画に失敗しちゃうかも」。既にDVDも普及している中でVHSテープでの録画に失敗するルルのイラストも相まって、ある意味時代の流れを感じる台詞かもしれない。
「息はピッタリ合わせなきゃね…」
第35話のガイキング占いにて、「二人三脚できるかも」という結果にて。今回はダイヤパパくじ・プロイストパパくじ両方共に同じだが、ツワブキ親子の方は息ピッタリに二人三脚しているのに対して、ダリウス親子の方は全力疾走するプロイストに引きずられるダリウス17世という図になっている。こんなところでも親子の関係を皮肉られるプロイストであった…。
「新番組『ルルと愉快な仲間たち』よろしくね!」
第38話のガイキング占いにて、「次回で最終回かも」「そのあと新番組が始まっちゃうかも」という結果の後の台詞。もはや占いではない上にさり気ない下克上である…(ちなみに実際の後番組は『祝(ハピラキ)☆ビックリマン』)。

スパロボシリーズの名台詞 編集

「私、アイドルコンテストに興味はなかったけど、どうしてもみんなに伝えたい事があったの」
「それは、『応援されてるんだよ』って事。みんな、ダリウスや色んな敵と戦ってきて忘れちゃってるかもしれない事」
L』第26話「それぞれの願い」より。アイドルコンテストにて、子供たちからLOTUSに送られた大空魔竜、マクロスミネルバの折り紙を見せながらの台詞。「力のない人たち」の声をLOTUSのみんなに届けた。

搭乗機体 編集

大空魔竜
オペレーター→2代目艦長。
クラブバンカー
一時的に搭乗。

余談  編集

脚注  編集

  1. ただし、第21話やルルが敵に捕まって戦線離脱していた回ではピュリアが担当している。
  2. 2.0 2.1 東映アニメーション/ガイキング 2025年5月2日閲覧。