アスラン・ザラ
アスラン・ザラ / アレックス・ディノは『機動戦士ガンダムSEED』および『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公の一人。
アスラン・ザラ | |
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外国語表記 | Athrun Zala |
登場作品 | |
声優 | 石田彰 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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偽名 | アレックス・ディノ |
種族 | 地球人(コーディネイター) |
性別 | 男 |
生年月日 | コズミック・イラ55年10月29日 |
星座 | さそり座 |
年齢 |
16歳 18歳(DESTINY時) |
出身 | プラント ディセンベル市 |
身長 |
170170 cm <br /> cm 174174 cm <br /> cm(DESTINY時) |
血液型 | O型 |
所属組織 | ザフト → 三隻同盟 → オーブ連合首長国 → ザフト → オーブ連合首長国 |
所属部隊 | クルーゼ隊 → FAITH → 三隻同盟 → ミネルバ隊 → オーブ軍 |
役職 | 赤服(ザフト) |
軍階級 | 一佐(『DESTINY』後) |
特技 | 電子工作 |
好きな食べ物 |
ロールキャベツ 桃 |
概要
『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。双方の作品にて主役クラスの重要人物であり、福田監督曰く「第二の主人公」。
人物概要
キラ・ヤマトの親友。
ザフトの赤服に選ばれただけあり戦闘技術は非常に高く、モビルスーツの操縦技術や白兵戦などトータルバランスではキラやシン・アスカよりは上である。
特にモビルスーツの操縦技術においては、作品の主人公でないことから作中の描写不足な部分は否めない。しかし、『SEED』時代でのキラとの戦いでは最後は互いに唯一本気で殺意を抱き戦った上で、自身も機体を失ったが勝利を収め、『DESTINY』時代の最終決戦時においてのシンとの戦いでもシンが精神的に追い詰められていたとはいえ、こちらも勝利している。実力を発揮できないのはアスラン自身の心理的な動揺(仲間への配慮)が大きく、本気で戦えば(殺意があれば)キラやシンとは互角以上といっていいだろう。このように描写不足のため、媒体によっては『純粋な戦闘力ではキラやシンに一歩劣る』と書かれているものもある。フリーダムガンダムに撃墜された時には機体をまったく制御できないまま数百メートル上空から海に落下したはずだが、命に別状はなかった(監督曰くセーフティーシャッターのおかげらしい)。
一方、生身の戦闘能力では相手を確実に仕留める能力があり、『SEED』時代では銃を持ったカガリ・ユラ・アスハにナイフで勝ち、『DESTINY』時代でもルナマリア・ホークの射撃訓練で百発百中の手本を見せる、ミーア・キャンベル暗殺部隊を実質1人で全滅させるなど、常人離れした活躍を見せている。
ただし、彼自体は真面目で他人の心情を慮ることはできるのだが、一方的な視点で決めつけて話をする上に、他人には要点に限って伝えないという致命的な欠点を抱えている。このためよく不器用で口下手、融通が利かないと言われ、『SEED』では直情的なイザークとは反りが合わなかった。また、血のバレンタインで母を失った以上は無理もないのだが、キラと当初戦った頃は「友達が乗っている」という理由を理解せずに「利用されている」と決めつけている。『DESTINY』ではこの欠点がより色濃く出ており、同様でダーダネルスのアークエンジェルの介入については「キラ達が何か知らず、間違っている」と断言しており、その逆の可能性に全く考えが至っておらず、最終的にキラに手を下されるという最悪の結果となった。小説版ではラクスの暗殺がデュランダルではなく、父のシンパの仕業と決めつけて認めようとせず、それが最悪の事態に繋がり、手遅れになった後で気付くという結果になっている。普通に考えればミーアがいれば、本物がいなくても問題がないのに本物のラクスを探す、本物が見つかった後のミーアの処遇などにも考えが至っていなかった模様。また、『DESTINY』ではザフトに復帰した際シンの上官になっているのだが、当初からザフト離反までその欠点から後輩となったシンを導くどころか、アスラン自身の意図がちゃんと伝わらないまま彼に失望されており、漫画『THE EDGE』では後述のようにアスランの欠点がシンを苦しめていたという負の描写が明確になされている。
いずれにせよ、彼が思い悩んだ末の結果が全て彼にとっては最悪の事態に流れており、「人は忘れる、そして繰り返す」という学ぶことを知らない人間の愚かさを端的に担っている人物でもある。
機動戦士ガンダムSEED
プラント国防委員長(後の最高評議会議長)パトリック・ザラの息子で、ザフトの軍人。当時の最高評議会議長であるシーゲル・クラインの娘であるラクス・クラインは婚約者に当たる。
かつては月面都市コペルニクスで留学し、親友となったキラ・ヤマトと楽しい日々を過ごしていたが、情勢が変わった事で父にプラントへと戻される事になる。その後、地球連合軍が農業プラント・ユニウスセブンを核攻撃した「血のバレンタイン」で、母親であるレノアを亡くした為、ザフトに志願入隊する事になった。
兵士養成学校卒業後は、エリートの集まりとしても有名であるクルーゼ隊に所属し、ヘリオポリスでのガンダム強奪作戦に仲間たちと共に参加。連合軍の開発した4機のガンダムの一機であるイージスガンダムを奪取したが、図らずもヘリオポリスの工業学校の学生となっていたキラと、再会してしまう事になる。
以降は、友人達を守らなければならないキラの都合もあって、戦場で幾度も刃を交える事となる。キラと敵対する立場に苦悩していたが、紅海でのカガリとの出会い等により、次第に自分のやっている戦争に疑問を持ち始める事になる。そして、オーブに潜入した際に、キラと偶然にも遭遇してしまった事で、一層自分の行いに迷いを強める事になったが、互いの戦友を死なせてしまった結果、キラと壮絶な死闘を演じる事になり、最終的にはイージスでストライクに組み付いて自爆を行い、脱出する。しかし、結局その先にあったのは後悔だけであり、再会したカガリと互いの本音をぶつけ合った後、プラントへと帰還する事になる。
プラントへの帰還後、ラクスがフリーダムガンダムの強奪の手引きを行ったという事実に衝撃を受ける。更に父・パトリックからは、ジャスティスガンダムに乗って、フリーダムだけでなく、それに関わった人間や組織の全てを完全に抹殺するという、戦略も何も無い無差別殺戮に等しい命令(一応、フリーダム奪取の裏にはクライン派が深く関わっていると目されてはいたが内輪の政治派閥問題であり、汚れ役としては不適当なエースパイロットに戦時下に下す命令としては疑問である。)を下される事になる。そして、劇場で再会したラクスからは、キラが生きていてフリーダムで地球へ戻った事を聞かされる事になり、もう一度会って話し合う事を諭されたアスランは、ジャスティスに搭乗して地球へと降下する。
地球に降下してからは、マルキオ導師と接触した後、地球連合軍と交戦状態にあるオーブへと向かうが、既に父の意思に賛同できなくなっていたアスランは、キラ達と一緒に戦争終結の為に戦う事を選ぶ。再び宇宙に上がってからは、一度はパトリックの元へ向かい、何とか話し合おうとするが、彼はナチュラルを滅ぼす事で戦争を終わらせるという狂気に取り付かれてしまっており、息子の自分にまで銃を向けた為、完全に決別する事となった。
キラ達の元へと戻ってからは、三隻同盟の主力の一角として戦い続け、ジェネシスによる地球の殲滅を防ぐべく、カガリと共にヤキン・ドゥーエへ突入するが、そこにあったのは、目的の為に味方をも犠牲にしようとした末に、レイ・ユウキと相打ちで命を落としたパトリックの姿だった。彼が最後までジェネシスによる地球の殲滅を行おうとしていた事に気付いたアスランは、内部でジャスティスを核爆発させる事で、ジェネシスを破壊しようとする。しかし、自身も共に死のうとしていたが、カガリによって「生きる事が戦い」であると叱咤され、彼女と共にジェネシスから脱出。停戦の申し出を聞いたアスランは泣きながらカガリと共に抱擁を交わし、トリィの後を追って、宇宙を漂流するキラを発見するのだった。
SEED時代では搭乗機体を片っ端から自爆させた事でも有名。また、後継機を経る毎に機体が地味になっていくのも印象的である。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
前作から2年後、オーブ連合首長国で「アレックス・ディノ」と名乗り、政界で悪戦苦闘するカガリを守るべく、彼女のボディーガードを勤めていた。
そんな中、視察の為にプラントのアーモリーワンへ向かったカガリに同行する形で、自身も赴く事になるが、そこで最新鋭のMSシリーズである「セカンドステージ」がファントムペインによって強奪される事件や、サトー率いるザフトの脱走兵達によってユニウスセブンの破片が地球に落とされた事件であるブレイク・ザ・ワールドに巻き込まれる事になる。また、その最中でプラント代表ギルバート・デュランダルからは素性を見抜かれてしまっている。
一度、地上のオーブへ帰還した後、自らの意思で再びプラントへ赴き、デュランダルと対面。自らの父を信奉する者達がユニウスセブンを落とした事に慟哭したアスランは、その心の隙をデュランダルにつけ入れられてしまう事になり、デュランダルのもっともらしい正論やかつての戦友であるイザーク・ジュール、ディアッカ・エルスマンの言葉を受けたアスランは、ザフトに復帰する決意をする。
FAITHとしての地位を与えられる形でセイバーガンダムを受領し、ミネルバの作戦士官として迎えられるが、脱走同然の形で抜けた身で特務隊の地位を与えられて復帰したアスランの存在を歓迎しないクルーも少なからずいた様で、特にシン・アスカからは事ある毎に反発されていく事になる。更にキラやカガリ達が第三勢力として戦闘に介入するようになり、彼等からラクスの命が狙われた真実も告げられるが、ハイネ・ヴェステンフルスの死を間接的に招いてしまった事から、キラ達の行動に納得の出来なかったアスランは、物別れで対立する事になってしまう。
キラ達と別れた後、クレタ島沖の戦闘で再び戦闘に介入してきた事から、キラのフリーダムガンダムの前に立ちはだかるが、カガリのオーブを守りたい思いの為に戦う覚悟を固めていたキラに対し、アスランは迷いによって中途半端な覚悟になってしまっていた上に、自身の行動がカガリやオーブに責任を擦り付けて戦争を言い訳にしてオーブと戦っているという事実を突きつけられてしまった結果、乗機のセイバーを完全に破壊されてしまった。
クレタ島沖での戦闘後、撃墜されてしまった上にセイバーを失ってしまったアスランは、次第に周囲に認められ増長していったシンから反発されるだけでなく、八つ当たりに近い形で馬鹿にされ続ける事になってしまったり、エンジェルダウン作戦の中止をタリアに要請しても冷たく突き放されたり等、悩むあまり、周りの見えない行動が多くなってしまう。そしてエンジェルダウン作戦後には、シンの挑発を受けるあまり彼を殴打してしまい、ミネルバ内でも孤立を深め、悩むあまり自室に塞ぎ込む日々が続く事になった。
そんな中、ジブラルタル基地でデュランダルと再会したアスランは、デュランダルの性急過ぎる行動に疑問を投げかけるも、結局は正論で言い返されてしまい、逆に不穏分子とみなされ追い込まれた形で脱走する事になってザフトを離反する。その際、追跡してきたシンの駆るデスティニーガンダムに撃墜され、オーブに戻っていたアークエンジェルに保護されるも、負傷から暫く戦線を離脱する。その後のザフトによるオーブ襲撃の際、キラと共に地球へ降りてきたラクスに諭され、新たな力であるインフィニットジャスティスガンダムを駆り、再び戦場に舞い戻る。
オーブ戦後、デュランダルや彼の言葉に動かされて戦い続けるシンを止める為に、アスランはオーブ軍所属として、アークエンジェルに乗艦し、宇宙へと上がる。しかし、コペルニクスにてミーア・キャンベルからの助けを求める手紙を受けたアスランは、キラやラクスと共にして居場所へ向かい、そこでデュランダルの部下であるサラに唆されたミーアを助け出そうとするも、彼女はサラの凶弾からラクスをかばって命を落とす事になり、無理にでも連れ出さなかった自身の甘さに後悔することになった。
その後、デュランダルによってデスティニープランの導入実行が宣言された際は、キラやラクスと共にそれに反対する陣営の一角として奮戦。戦場で再び遭遇したルナマリア・ホークのインパルスガンダムやシンのデスティニーを退け、ミネルバのエンジンを破壊する形で沈黙させた後、ムウ・ラ・フラガのアカツキと共にレクイエムの砲身を破壊して、オーブへの攻撃を防いだ。
『選ばれた未来』等では、戦争終結直後にシンとルナマリアの二人を回収する。オーブの慰霊碑にて、シンをキラと対話させる事に貢献した。その後は、オーブ軍に所属し続けている模様。
『機動戦士Ζガンダム』のクワトロ・バジーナのオマージュもあり、初期は「アレックス・ディノ」と名乗っていたが、わずか数話でこの偽名は使わなくなる。
キャラクターとしての総評
生真面目な性格のため、様々な物事に対して巧く立ち回る事が出来ず、更に本人は良かれと思ってやった事が、実は誰かの思惑によるものだったり、既に状況が変わっていた為にやたらと間が悪くなる結果になってしまったり、本来のやるべきはずだった事を放棄してしまう本末転倒な事態を招いてしまうなど、その事で苦悩する場面が多い。
最終的には自らの進むべき道を見つけているが、キラやラクスの考えを認めた訳ではなく、また結果的には祖国プラントを二度裏切り、オーブも不本意な形で一度裏切る事になってしまう形となり、本来ならば導くべき存在だったシンと対立せざるを得ず、カガリとも立場的に離れざるを得なかった。
誠実な人柄故か多くの女性に好意を寄せられるが、本人は誰か一人に選ぶことができなかったため、前述の立場がはっきりしない振る舞いと合わせ優柔不断と言われる原因になっている。女性関係がクローズアップされがちだが、どちらかというと彼が上手くいかないのは人間関係全般であり、その意味では歴代「ガンダム」随一の苦労人と言える。
もっともアスラン一人の力では打開するのが難しい状況は多く、作中での立場上多くの人間と出会っているものの、よき理解者であったニコルやハイネを失い、周囲の大人も父のパトリックを始め、クルーゼやデュランダル等、アスランとは相反する考え方の人物が多く、友人であるキラとも考えがずれていた面があり、彼を導く、あるいは支えるべき存在が少なかったのも事実である。ザフト所属時は『SEED』『DESTINY』含め、「信じるべきもの」と「信じたいもの」が対立関係になっているために精神状態が不安定となり、その結果として立ち回り方も複雑なものとなってしまっている節がある。
『DESTINY』の後はオーブ軍に所属したようだが、続編『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)発表まで色々な意味でその後の動向が注目されていた。
他媒体での描写
小説版ではその苦悩やザフトを脱走する時などの心理描写が多く補完されており、よりいっそう悩んでいるイメージが強い。ボンボン版ではシンと信念を賭けた激しい死闘を繰り広げるなど、戦士としての側面も多く描写されている。
特に主人公として描写されたガンダムエース版『THE EDGE』(久織ちまき・著/角川書店)では、シンの苦悩に気づいてやれなかったこと、自分がシンを知らないうちに追い詰めてしまっていたことなどが描写され、高い評価を受けている。
登場作品と役柄
どの作品でも常に高い能力を持つが、乗機がいまいちなことや立場上参戦がやや遅い点もあって、主力としてはパンチに欠ける感がある。また、Zシリーズ以降は魂を持たないことが多く、最大火力では一歩譲る。小隊の指揮官だった事もあるのに、指揮官として目立った活躍をしなかったからか、指揮官技能を持っていないか、低レベルのままである。ただし、小隊長能力(隊長効果)は「小隊移動力+1」が含まれており、小隊の進軍を牽引する事が出来る。部隊の最高指揮官ではなく、あくまで前線の指揮官だった事を上手く再現していると言えるだろう。
またキラとシンの二人が色々とイベントで目立つ反面、彼の場合はイベント面でも影が薄くなりがちな傾向(ボスクラスの敵との戦闘前会話もシンとキラがしっかり用されているのに対しアスランは対象外の場合が多い)であるが、周囲に経験豊富な大人も多い為、原作ほど苦悩は無い。『DESTINY』名義で参戦すると原作でモテまくったせいか異性絡みで疑惑の眼差しを向けられることも多く半ばネタキャラの域に達している(必ずと言っていいほど女難絡みで弄られたり災難に遭うためもはやお約束になっている)。また、キラとシンはスパロボ補正で色々と補完されているのだが、アスランにはあまりその恩恵が受けることはなく、特にZでは殆どアニメ版のままであった(おまけにシンを導く役回りがカミーユに変わってしまっているのである意味アニメ以上に扱いが悪いとも取れる)。UXでは遅ればせながらようやくその補正を最大限に受ける事となった(後述)。ところが、第3次Zでは時獄篇では会話のみの登場で自軍入りすらしない、天獄篇では召喚ユニットへ降格という有様になってしまった…。前述の魂の件も含めると、『DESTINY』名義では原作と違いシンがちゃんと主人公として扱われることが多い分、かわりに三番目の主人公となり優先度が低いもしくは主人公格扱いされていない、と言うことか。
劇中で高機動の機体に搭乗していた事を反映してか、加速や迅速などの移動力が上がる精神を持っている事が多く、また搭乗機体の移動力も高い為に『第3次α』や『Z』では小隊員として、『K』や『L』ではパートナーとして、進軍速度を上げるのに重宝されている。劇中では度々愛機を自爆させているが、今の所「自爆」を持っていた事は無い(正確には登場した作品に自爆自体が精神コマンドとして採用されていない)。
なお、近年の作品ではなかなか石田彰氏による台詞の新規収録がされない。そのためシンやキラは名有りのボスキャラクターに特殊台詞を喋るのに対しアスランのみ凡用台詞しか言わない、なんてこともザラにある。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。大体原作通りで、中盤にジャスティスに乗って仲間に。セレーナ編のみ、序盤でイージスと共に操作可能で、今のところ短期間とはいえイージスを使えるのはこの作品だけ。レベル差が無ければ能力値自体はキラとさほど変わらないが、獲得PPの分だけキラの方が強くなりがち。直撃・加速と小隊員向きな精神コマンドを覚えるあたり、ある意味「永遠の二番手」っぽくはある(ただし主人公格の証ともいえる魂は消費65だが覚える)。とはいえ小隊長で不足なく戦えるが、ミーティアの事もあって援護攻撃は活かしにくい。今作は成長タイプの傾向でキラよりも防御が高く、他のパラメータもアムロ・レイに迫る。
- 中断メッセージでは声優ネタを披露しプレイヤーを驚かせた。
Zシリーズ
前述の通り、Zシリーズでは扱いは全体的に悪めの傾向にある。
- スーパーロボット大戦Z
- 『DESTINY』準拠。基本的に原作通りだが、彼が原作で苦悩していた部分はオマージュ元のクワトロがアドバイザー役を務めてクリアしている。ランド編第38話ではその迷いが命取りとされ、自軍パイロットの主役級パイロットから批判が出ている。セツコ編でも優柔不断な態度が悪化して批判を受けている。特筆すべきはキャラクター事典で、アレックス・ディノ名義、ザフト所属、オーブ所属時、それぞれの項目が設けられている。さらにクリア後にはなんと「女性関係でトラブルが多い印象がある」と書かれてしまう。
- パイロットとして十分強く、貴重な迅速と小隊長能力が「小隊の移動力+1」、技量が高く援護攻撃もL4まで覚える。乗り換えてからは再攻撃を取得するとキラの弱点を補える。
- セツコ編では途中離脱はあるものの珍しく序盤からいて比較的長期間使える為に、養成の関係上Wと並んで強くなる。参戦期間の長さを活かして様々な技能を追加して、援護の鬼にする事も可能。ただし、前半の乗機であるセイバーがALL射撃武器を主軸に戦う機体である一方で、後半の∞ジャスティスは合体攻撃以外の全体攻撃はなく、単体格闘武器が主体となるため、小隊長として使う場合はどのように育成するべきか悩まされる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 本作では宇宙ルート第25話「新たな来訪者」から加入。キラ、シン、ルナマリアと哨戒任務中に時空震動に巻き込まれZEXISが存在する世界に転移してくる。次々と合流するZEUTHの面々のリーダーポジションを精一杯果たそうとしている。援護攻撃を何故か失ったが、最初から習得している援護防御と愛機∞ジャスティスのVPS装甲の相性が良く、次元獣相手の際には重宝する。魂を習得せず熱血止まりだが、SEEDとエースボーナスの相乗効果+キラとの合体攻撃により、攻撃面でも引けを取らない。援護防御を習得している辺り、シンとキラのサポートがメインになったのだろう。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- キラと同様、本作のニコル特尉ポジションを担当、レディ説得後でガンダムを取り戻し、キラと共にZEXISと合流。前作同様、SEEDとエースボーナスの相乗効果+合体攻撃により、熱血でも十分な火力を叩き出す(各作品の主役機に乗った魂持ちのUC系ガンダムパイロットとほぼ同等)のだが、キラが魂を習得し、本作ではキラとアスランの共通の合体攻撃の相方としてエターナルが加わったので、キラより火力で劣るアスランは埋もれがち。人造次元獣ルーク・アダモンP戦でアスランが見た幻影には、亡き友・ニコル・アマルフィも居た。前作にてオズマから下された「有害認定」をまだ気にしているようで、後半であるシーンでマルグリットを助け出す。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- ルナマリアとプラントに残留して別行動しているため、味方部隊には合流せず。初の自軍不参加となった。インターミッションにはたまに通信で登場しており、ストーリー後半では裏方として活躍しているようだ。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- ストライクフリーダムガンダムの召喚ユニット扱いながら、終盤にて自軍部隊に合流。新たにフェイスアイコンが書き下ろされている。
- やはり「有害認定」を気にしており、AGから「女殺しの有害マン」呼ばわりされてついに怒る。
携帯機シリーズ
携帯機シリーズの『DESTINY』参戦時は、毎回必ず「アレックス・ディノ」の偽名を使っている。
- スーパーロボット大戦J
- 『SEED』準拠。原作通り。コーディネイターが技能となり、イージスにマップ兵器と必殺技(ゼロ距離スキュラ)が追加されたので手強くなった。味方としても強いが、第3次αと違いジャスティスがストライクの改造を引き継がないので、使われないことも。今回からジャスティスのミーティア装備時にキラとの合体攻撃が追加された。ちなみにSEEDが発動すると、総合能力値が味方パイロット中No.1になる。
- スーパーロボット大戦W
- 『SEED』準拠。原作通り……と思いきや、なんとオーブ攻防戦で第3軍としてジャスティスで出現、フリーダムに乗るキラとの夢の直接対決が実現する。倒しても戦闘後に仲間になるが、説得すればその場で仲間になる上、条件を満たしている場合はニコルが仲間になってお得。ちなみに上記の話でアスランを撃墜した場合に限り、直後に起こるイベントで彼の代わりにディアッカが活躍する事になる。能力としてはキラとほぼ同格だが、キラとは違い豊富な特殊技能を持ち、更に性格が「冷静」(キラは使い辛い「普通」)なので、使い勝手はアスランの方が上。ジャスティスも1話前に仲間になったフリーダムの改造を引き継ぐので、歴代最強のアスランかもしれない(仮にここでフリーダムを改造しなくても、この後の部隊分割→合流時に再びフリーダムからの引き継ぎが発生する)。ちなみにキラとアスランが戦闘をすると、BGMは「あんなに一緒だったのに」が流れる。
- スーパーロボット大戦K
- 『DESTINY』準拠。今回はキラと戦う事を拒否して一切戦わずに合流する為「セイバーガンダムに一度も乗らない」というオリジナルの展開になる。その代わり、アレックスの偽名を名乗ったままムラサメに乗るということもある。今回はカガリがずっとフェストゥム問題に掛かりきりだったせいか花嫁強奪事件どころか結婚騒ぎすら起きなかったので、彼女とは続いているらしく「最近はメイリンに優しい」という言葉を聞いて静かに怒気を発しているカガリに戦々恐々としていた。そのためかシリーズでも影がやたら薄い。また、かつて自分が教え説いた言葉でシンがルージに力の意味を説いた事を嬉しく思う場面がある。ちなみに、シンと組ませるとお互いに信頼補正を最大限に発揮できる上、武器の射程も噛み合っており、非常に相性が良い。
- 秘かに受けられる信頼補正が1番多い。また、影が薄い割にDESTINY名義の参戦では唯一魂を覚える。
- スーパーロボット大戦L
- 『DESTINY』準拠。比較的序盤から『DESTINY』の物語が展開されるので出番は多め。本作では再び加速を覚える。原作より堂々とした態度で自分の正体を明かし、オーブではザフトのFAITHとしてラクスからジャスティスを受領してシンに後を任せてキラ達と独自の行動を取るなどしている。原作でさえ後半でしか発現できなかったSEEDも味方として参戦するステージから使用できるため「最初から本気のアスラン」とプレイヤーから評された。シナリオにおいては、原作と異なって、カガリの方が自分を気遣ってプラントへ向かうよう後押しされたのと、キラ達が積極的にザフトと敵対しようとはせず、ミネルバ隊と共闘する局面も多かった為か、方法論等の違いによる対立も起こっていない。ただし、デュランダルによるアークエンジェルの抹殺指令は、ほぼ原作通りに起こってしまった(タリアとマリューの機転でアークエンジェルを逃がす事はできたが)為に、結局は原作通りに自分の戦いに迷い、塞ぎ込んでしまったが、猿渡ゴオに諭された事で何とか持ち直している。本作ではカガリ一筋らしく、メイリンはエターナルに乗艦しないのでジャスティスのミーティア・フルバーストがちょっと寂しいことに…(しかもシンやルナマリアとは違い、インパルスに乗ってもメイリンが登場する演出がない)。能力的にはキラとほぼ互角、防御が彼より高めという相対的に全パイロットでもかなり上位の実力者であるが魂がない。セイバーをアンノウンに撃墜され早々に失ってしまい、ジャスティスで合流するまではザクに乗るがパイロット不在になるガイアもお勧め。今回もシンと組んだ場合、改造ボーナスと武器の射程が噛合い非常に相性がいいが、それ以上に宇宙適応を宇宙Bの面々に与えられる事の方が重要。
- スーパーロボット大戦UX
- 『DESTINY』準拠で原作終了後にも関わらず、プロローグから「アレックス・ディノ」として登場する。その為、1部前半はカガリの裏方として活動するが、そのクライマックスになんと議会に乱入し自らの正体を明かした後、地球連邦政府を排他組織に逆戻りさせたハザード・パシャの罪を暴くという、とあるサングラスの男を思い出す役回りを担当。遂に「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」と評されるほどの活躍を見せた。その一方で(まだ歩けない状態とはいえ)乙姫をおんぶするシーンでネタにされてしまう事も。今回は原作終了後という事で、精神的な悩みも吹っ切れ、進むべき道を明確にしたためか台詞も全体的に力強いものが多い。第2部中盤でキラ、グラハムと共にUXに合流し正式参戦。『DESTINY』を代表してか、戦術指揮も担当する。音声の新録こそないものの総じて今作はシナリオ上でも戦力的にもかなり扱いが良い。なお、メイリンが全く登場しないため、女性関係がどうなったのかは不明だが他の作品と違って今作では一度も女難絡みのネタで弄られたりしないだけマシかもしれない。
- 今回は機体名に因んでか正義を習得するが、射程の都合上使う場合はフォースインパルスガンダムに乗り換えて使った方が有効という本末転倒なオチがある。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 基本的に原作通りで、シン達と共に序盤、一度スポット参戦して、その後、原作通りにグフイグナイテッドを強奪してザフトを脱走する。が、ギリギリでAフォースと合流できたため、撃墜されずに済む。その後、宇宙でラクスがピンチになったとき、キラは原作通りルージュで出て行くが、今回は負傷していないためグフでついて行き、原作ではキラがストライクフリーダムに乗るところで、彼もインフィニットジャスティスに乗る。ちなみに、ここはこのゲーム唯一のDVEがある。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 第15話アンジュ捜索ルート「孤島の出会い」から登場。アルゼナルの存在とノーマ達への理不尽な扱いに心底怒りを覚えたらしく、自ら進んでアルゼナルの支援を行う姿勢を見せている。
- 本作では『第3次Z』と異なり、単独ユニットとして参戦し『SEED』勢の中では一番早く加入する。援護攻撃と再攻撃を最初から取得していて、技能面のアドバンテージに優れる。反面、「魂」を習得せず「熱血」止まりなので、ボスクラスの敵を相手取るには火力がパンチ不足。再攻撃が発動しやすいように技量を養成したり、強化パーツで攻撃力を補強すると良い。
- 本作では「オーブの赤い閃光」という二つ名が付けられた他、『クロスアンジュ』勢との絡みが多く、ロザリーとクリスから一目惚れされるなど、本作でも女難の憂き目に遭っている。だが、原作終了後のためか『UX』の時と同様、前向きな台詞が多く成長している。
- なお、本作におけるアスランは、ティエリアによると「前の大戦時にはザフトに所属していたが、後に離反してソレスタルビーイングと共闘した」との事である。
- 上記の、ロザリーとクリスのことは終盤、カガリも同行するので、当然知られることになり最終決戦にも関わず怒られそうになる。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『SEED』設定と『DESTINY』設定の両方で参戦。当初は敵として立ちはだかるが、原作通り和解して味方となる。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第3章クリア後のサブミッション「コーディネイター」にて、インフィニットジャスティスに乗ってスポット参戦。第4章サブミッション「デスティニー」で正式に加入。珍しくシン、キラと共に主要な敵との戦闘前会話が用意されている。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『SEED』設定と『DESTINY』設定の両方で参戦。
- 2019年7月のイベント「灯せ!!絆の進化理論」にてΩスキル、およびXΩスキル搭載のインフィニットジャスティスが登場したため、演出にてボイスが入った。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場。『SEED』設定と『DESTINY』設定の両方で参戦。『SEED』設定からの再現のため当初は敵として登場するが、1章Part11から味方となり加入する。
- 第6回共闘戦のシナリオ時点ではアークエンジェルが第3世界に戻った際に降りていたことが明かされ、3章Part7からは『DESTINY』設定で再登場。アークエンジェル隊および彼らの所属するディバイン・ドゥアーズから事実上離脱する形でザフトに戻ってしまい、立場上は敵対することとなるが、ディバイン・ドゥアーズと直接事を構えることはなく、戻って来ると信じられている。また、シンとの人間関係も原作より穏やかなものとなっており破綻には至らないなど、『DESTINY』原作より大幅にFAITH時代の人間関係が改善されている。
- キラ同様に、キャラクター図鑑では別枠で登録される。敵対時はイージス、加入時はジャスティスに搭乗。シナリオ上はセイバーにも搭乗するが、同機は今回ユニットアイコンのみであり非プレイアブル。
関連作品
パイロットステータス
能力値
命中・回避が高く、防御もそれなりにある。原作の都合上序盤から敵として登場する事も多いが、味方になる事は確定なので敵パイロットにしては今一ステータスがパッとせず、特殊技能も味方の時と同じなのでどうも地味。彼より搭乗機のイージスが厄介。『SEED DESTINY』名義で参戦する際には軍を離れて腕が鈍ったためか、『Gジェネシリーズ』等では能力値が『SEED』時代と比べて落ちてしまっている事が多いが、スパロボシリーズでは寧ろ高い能力を持ち、特に『Zシリーズ』や『V』ではキラと互角以上のステータスを持っている。
精神コマンド
直感・集中等、リアル系として不可欠な精神を習得する。しかし、ZやLでは魂や覚醒を覚えないので、キラやシンよりも爆発力に欠ける。劇中ではイージスでの「自爆」シーンも印象的だが、アスランの参戦SRWではいずれも非採用となっている。
- 第3次α
- 直感、集中、加速、熱血、直撃、魂
- J
- 集中、ひらめき、直撃、熱血、覚醒、魂
- W
- 集中、ひらめき、必中、熱血、覚醒、魂
- Z
- 直感、集中、迅速、熱血、友情
- 第2次Z
- 直感、集中、加速、友情、熱血、覚醒
- K
- 集中、直感、直撃、熱血、覚醒、魂
- L
- 直感、集中、加速、友情、熱血
- UX
- 直感、集中、加速、正義、熱血
- V
- 集中、直感、加速、友情、熱血、気迫
- OE
- 追風、集中、鉄壁、熱血
- X-Ω
- 集中、加速、魂
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次α
- SEED、切り払いL5、シールド防御L4、援護攻撃L2
- SEEDは当初「???」表記になっており、イベントで自動的に習得する。
- Z
- SEED、ブロッキング、援護攻撃L4
- Z(敵対時)
- SEED、ブロッキング、援護攻撃L4、カウンターL6、再攻撃、サイズ差補正無視
- 第2次Z
- SEED、援護防御L2、Eセーブ
- UX
- SEED、援護攻撃L2、援護防御L1、全体攻撃L1、指揮L1
- OE
- SEED、底力:防御、サポート
- V
- SEED、援護攻撃L2、再攻撃
- DD
- SEED(アスラン)
- 気力120以上の時、攻撃力・防御力・照準値が増加する。
- 覚悟(アスラン)
- 防御力が増加する。HPが80%、40%の時、ステージ中一度だけ「熱血」(レベルが上がると「不屈」も追加される)がかかる。
- 精密攻撃(アスラン)
- 攻撃力が増加する。気力上限が増加する(LV10で追加される)。
- コーディネイター(アスラン)
- 気力が10上昇する毎に、攻撃力・照準値が増加する。
小隊長能力(隊長効果)
エースボーナス
- 格闘武器の与ダメージ1.1倍
- 『第2次Z』。
- 節約(武器消費EN-20%)
- 『OE』。
- 最終命中率+20%。気力110以上で特殊スキル「SEED」が発動。
- 『V』。「SEED」の必要気力低下は嬉しいが、もうひとつの効果「最終命中率+20%」に関しては、移動力が上がるシンや最終回避率が上がるキラと比べると、やや見劣りする。
戦術指揮
サポートアビリティ
- 親友たちへの想い
- SR。『DESTINY』名義。攻撃力、回避率、クリティカル率アップ。
人間関係
キラとの友人関係は『SEED』では物語の主軸であり、更に『DESTINY』では所属が途中で代わるため、作中でも最も幅広い交友関係を持つようになる。「前大戦の英雄」として喧伝されたためか続編ではいきなり女の子にモテ始め、トラブルになる事も。友人には恵まれているものの逆に上司やトップには恵まれず、最初は彼らを信じて戦いに身を置くも、自分とは全く相容れない目的を持って動いている事を知り、いずれも最終的に決別している。
重要人物
- キラ・ヤマト
- 幼馴染みで親友。年少時はよく世話を焼いていたらしい。しかし方向性の違いから暫し険悪な関係になり、戦闘に発展することに。ただ彼に対する思いは良くも悪くも情熱的であり、敵の時でも味方の時でも彼の名前をよく叫ぶ。敵に回すと(キラにとっても不本意だったが)、仲間達を失う・婚約者を奪われる・セイバーを破壊される等、必ず悲惨な目にあわされてしまっている。
- ラクス・クライン
- 元婚約者。彼女の為にかなりの数のハロを自作してプレゼントしていた。しかし、ラクスがキラと出会ってからは彼女からアスランへの気持ちは冷めており、後に破局している。ラクスが後にザフトに対する反逆行為(フリーダム奪取の手引き)をした為、国家反逆罪で追われている事を知った際に非常にショックを受けた。
- ちなみに小説版『DESTINY』では、ある場面で彼女の天然ボケ丸出しの発言を受けて凍りつくことに。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 遭難した際に無人島で出会う。後にザフトを脱走後、エターナルに搭乗していたラクスとキラの関係を悟り、カガリに「いいのか?」と言われた際、「いいんだ」と告げ、恋人関係に。
- 『DESTINY』では指輪まで渡しておきながら、結局は別れることになった様な描写があるが、これは「もう指輪が無くても大丈夫」という意味が含まれたもので、破局したと言う訳では無い。SRWではこの辺がフォローされている事が多い。
- シン・アスカ
- 中盤で部下になったが、オーブやキラ達へ立場の違いから常に衝突。最終的にはシンを否定して撃墜する。
- アスランにしてみれば、母を失って軍人になった事に始まり友人のニコルを失って同じ友人のキラと殺し合い、憎しみで破滅した自らの父を見てきた過去から「憎しみで戦う道を歩んで欲しくない」との思いを抱いていたが、同じ時期に自分の問題で苦悩していたこと、シンの苦悩を理解し得なかったこと、生来の口下手から良いアドバイスが出来なかったことなどから良好な関係が築けず、結果的にはアスラン自身がシンを精神的に追い込む一因になってしまった。
- キラ達の事で悩み、まともに戦えない事を散々彼から非難されるが、皮肉にも敵に廻った事で彼の精神をその時の自分と同じ様な状態に追い込んでしまい、結局は力尽くで止める結果となってしまった。
- そもそもシンとアスランは仲は悪くないが仲良くなれないということが後に福田監督から明示されており[1]、互いを理解しているが人間的に反りが合わない。
- コミックボンボン版では「理不尽な理由で家族を失い、軍人を志した者」という共通点からシンを最後まで説得し、特にオーブ戦では一度も刃を向けることがなかったこともあり、シンにアスランの真意は届いていた。しかし軍人として戦うことを選んだシンとの激突は避けられず、シンを倒した瞬間も苦しそうな表情をしていた。
- ガンダムエース版ではシンに「“力”だけでは何も守れない」と説きながらも、シンを止めるのに結局“力”を使わざるを得なかった事に苦悩していた。特に上述のように、アスランがシンを追い込み絶望させてしまったことが最終決戦で明確に描かれており、その事実にアスランは愕然としていた。
- ちなみに漫画版ではどちらも、シンに過去の自分を重ねている描写があり、アスランとシンが似ている事を強調している。
機動戦士ガンダムSEED
家族
- パトリック・ザラ
- 父親。レノアが亡くなってからは仲は良くなかったようで、最後まで解り合えなかった。頭に血が上ると形振り構わず行動するところは父子そっくりである。このことは小説版が詳しい。SRWでは異星人を始めとする脅威が存在しているにも関わらず、地球人同士の戦いを優先している為、原作以上に深い失望を抱いている事がある。
- レノア・ザラ
- 母親。温厚な人物であったようで、アスランとの関係も良好であったが、「血のバレンタイン」に巻き込まれて死亡した。彼女の死によって、父親との関係が冷え切ったものとなってしまった。アスランの容姿は彼女譲り。
ザフト
- ラウ・ル・クルーゼ
- 上官。離反後は最後まで彼と対決する事も会う事も無かったが、彼の暗躍自体は知らされたと思われる。(小説版『SEED DESTINY』では、彼の犯した大罪を回想する描写がある)。
- SRWでは必ず交戦する機会があり、彼とはっきり決別する。
- イザーク・ジュール
- 同じ赤服の一員。アカデミー時代からライバル視されていたが、実はお互い似た者同士でお互いに超が付くほどの負けず嫌い。当初はソリが合わず反目しあっていたが、中盤でのニコルの戦死を機に次第に仲間意識が芽生え、最終的には親友と呼べる仲に。
- ディアッカ・エルスマン
- 赤服の一員で、上記と同じ理由でイザークと共に親友に。
- ニコル・アマルフィ
- 赤服の一員。誰からも好かれる性格で、ザフト時代の良き親友であるが、それ故に彼の死はキラに対する考え方も一変させるほどの出来事になる。親友のキラは敵対勢力に所属、挙句チームメイトにも恵まれないアスランにとってはまさに最後の砦であり、彼の死がアスランに与えた影響も納得できる。尤も、ニコルの死でチームメイトとの結束が強まるのだから皮肉なものである。
- Wの展開次第では生存した彼と再会し、最後まで仲間として共に戦うことに。
- ラスティ・マッケンジー(SRW未登場)
- 赤服の一員。アカデミースクール時代からの同期。順当に行けばヘリオポリス強襲で彼がストライクガンダム奪取者となったと思われるが、銃撃戦にて死亡。
- 第3次αでは名前のみだが、原作通りで死亡し、最終話でαナンバーズに力を貸した。
- ミゲル・アイマン
- 同僚。アカデミーの2期先輩であり、後輩の自分達にも呼び捨てにしても構わないという寛容な一面のあるメンバーだった。キラに撃破され自分の眼前で死亡した。
- フレデリック・アデス
- 上官。46話でヴェサリウスが撃沈された際には最期まで艦橋に残り、艦長としての職務を全うした姿にディアッカと共に敬礼を送った。
その他のザフト
- アンドリュー・バルトフェルド、マーチン・ダコスタ
- 三隻同盟と共に行動を共にする。
- レイ・ユウキ(SRW未登場)
- ザフト特務隊FAITHの隊長で、アスランが士官アカデミーに訓練生として在籍していた頃の教官でもある。最終話では自分の眼前で父と刺し違えた。
プラント
- シーゲル・クライン
- ラクスが婚約者であった立場上、アスランにとっては義父ともいえる存在。パトリックとしっくりいかない中でもアスランには目をかけていたようだが、中盤で死亡する。
地球連合軍
- トール・ケーニヒ
- 彼を殺害することになるが、結果的にはキラと互いの友人を殺しあうという悲劇となる。
- オルガ・サブナック、クロト・ブエル、シャニ・アンドラス
- 後半のオーブ解放作戦から彼らと何度も交戦する。なお、シャニからはメンデル宙域での戦闘以来執拗に狙われるようになった。オルガは最終決戦においてキラとのコンビネーション攻撃において撃破した。
- ムルタ・アズラエル
- ジャスティスにニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されていると見抜かれてからは、フリーダムと共に核兵器欲しさに機体を狙われる事に。
その他
- ハロ
- アスランが作ったAI搭載の小型ロボット。小型だが高性能なメカであり、アスランの優秀さを窺わせる。様々な色のものがいる。
- トリィ
- ハロと同じくアスランが作った鳥形ロボット。コペルニクスでの幼年学校を卒業する際に、キラにプレゼントした。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
ミネルバ隊
- タリア・グラディス
- ミネルバ隊時代の上官。ミネルバ隊の中ではアスランに理解があった方の人物であるが、目の前の現実が見えなくなっていたアスランに厳しく批判する一幕もあった。
- ルナマリア・ホーク
- 部下だが、アスランの理解者でもある。一度修羅場になってしまったが落ち込むアスランを告白交じりに激励するが、当のアスランは敵対する事になってしまったキラやカガリの事が気にかかっていた為に、その気持ちが届く事はなかった。
- レイ・ザ・バレル
- 部下。しかし、シンと同様に関係が悪化して彼から冷徹な反論を返される事も何度かあり、脱走した際は彼から躊躇無く銃撃を受けることになった。原作では嘗ての上官と同じ出自を持っていた事を知る由も無かった。
- ハイネ・ヴェステンフルス
- 同僚。苦悩するアスランに対してアドバイスできる数少ない存在であったが、戦死によって短い付き合いになった。結果的にアスランの苦悩はかえって深くなることになり、この辺りから隊内部でも孤立を深めることになってしまった。
- メイリン・ホーク
- ミネルバへの配属当初は殆ど会話する機会も無かったが片思いされおり、後に半ば流される形で共にザフトを脱走。戦後もアスランの傍にいるようだ。彼女と深い関係になったかは今の所不明である。
プラント
- ギルバート・デュランダル
- プラント最高評議会議長である彼の言葉を受けたアスランは、FAITHに任命される形でザフトに戻りミネルバに配属される。しかし、その選択は結局アスランにとってマイナスにしかならなかった。デュランダルは苦悩に沈み込んでしまったアスランを「駒として失格」と評している。最終的にはメイリンを巻き込む形でザフトを脱走し彼と対決する。『THE EDGE』では、最終局面にてキラと共に対峙する。
- ミーア・キャンベル
- 彼女から好かれてしまい、就寝中にベッドに潜り込まれたりキスを迫られたりなど本人も頭を抱えるほどに。しかし、デュランダルの手駒であり続けようとする彼女を心配し、その危険性を忠告する事になるが拒絶される。最終的にラクスを庇う形で自分の目の前で死亡する事になり、強引にでも連れ出さなかった自身の甘さに後悔する。
オーブ連合首長国
- レドニル・キサカ
- DESTINYでシンに撃墜された際、連合内に潜入していた彼に救助される。
- ユウナ・ロマ・セイラン
- 恋敵ともいえる立場で、互いに良く思っていない。
- しかし、Lでは彼が最終的に逮捕された際はアスランなりに彼をフォローしている。
その他
- サトー
- 忘れていた父の事を思い出させられ、アスランを苦悩させる。
他作品との人間関係
部隊長、ライバルの立ち位置と、一見すると年少組を導く立場に見えるのだが、実は自身が多くの悩みを抱えるキャラ(そもそも彼自身もまだ10代の若者)である。それ故、年長者のキャラクターとの対話を通し、苦悩から救われるアドバイスを受ける場面が多い。それらの場面から鑑みるに、実は彼こそシン以上に良き大人が必要だったのかも知れない。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 先輩である彼から色々と助言を与えられる場面も多い。
- 『第3次α』においてはアスランが赤いガンダムに乗っていた事に、因縁めいたものを感じていた。アスランの方もアムロの「連邦の白き流星」という二つ名を知っていたようである。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 『SEED』で彼をオマージュしたキャラと言えばクルーゼだが、「指導者の息子」「精神面で冴えないところがある」「赤い機体」「続編で偽名を名乗っている」など、アスランも共通点が多い。
- スパロボでの初共演は『SC2』だが、本格的に彼との関わりが描かれたのは『Z』から。
- 『Z』ではアスランに対して、自身と重ね合わせて、彼にアドバイスを送る場面も見られる。しかし38話では優柔不断な態度が悪化したため彼にも非難された。
- 『UX』では彼は未参戦だが、第一部終盤にて彼を髣髴とさせる演説を行う。
- ブライト・ノア
- 『第3次α』及び『Z』では、自軍の司令官。
- 『Z』では、彼からも優柔不断な姿勢を非難される事になり、戦う決意が固められないのなら今すぐ戦場から去れと、怒鳴られている。
- カミーユ・ビダン
- 『第3次α』では、当初は敵対し宇宙世紀史上最高のニュータイプ能力を持っている彼の凄まじい強さに、相手がナチュラルでありながらも圧倒されていた。
- 『Z』ではシン絡みで会話も多い。アスランに不遜な態度をとるシンをカミーユが叱咤する一幕も。
- パプテマス・シロッコ
- 『SC2』では彼とデュランダルの密談を傍受し、デュランダルへの叛意が決定的となる。しかし、シロッコにすぐに勘付かれ、追われる事に。
- 『Z』では最大の敵の一人。シンやキラ同様に、戦闘の際にも専用の特殊台詞があるなど因縁浅からぬ仲である。
アナザーガンダムシリーズ
正暦作品
- ジョゼフ・ヨット
- 『Z』では中盤にキラたちと密かに会っていたところを彼に目撃され、以来彼にはAAクルーとの関係を疑われ、不信感と疑惑の目で見られるようになる。
西暦作品
- グラハム・エーカー
- 『UX』では第2部中盤にキラ同様に彼とも共にUXに合流する。
- なお、アスランとグラハムの両者は、偽名を名乗って正体を隠していた過去があり、かつて軍の上層部から独自の行動をする権限を有していた軍人であった点が共通している。
- 第二代地球連邦大統領
- 『UX』では第1部ラストにてヒューズと共に暴き立てたハザードの悪事の証拠を彼女に奏上する。
マクロスシリーズ
- マクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス
- 『SC2』のEDにて南アタリア島で彼らと再会した際、彼らの結婚とミリアのご懐妊を祝福するのと同時に、「アスランはあなた方を羨ましがっている」とキラに冷やかされてしまう。
- オズマ・リー
- 『第2次Z破界篇』にて誰がランカを送っていくかを決める際、他の女好きパイロットたちと一緒くたにされてしまいひどく落ち込むことに。
- レオン・三島
- 第2次Z再世篇中盤での対面時、彼が内心でコロニーに対する侮蔑感情を抱いており、安全な立場からでしか物事を捉えられない狭量な男である事をキラと共に見抜く。
リアル系
- クインシィ・イッサー
- 『J』では彼女に撃墜され、無人島に遭難した。
- アナ・メダイユ
- 『K』では彼女の部屋にある本を借りに行く。その本の内容は理想の上司になるためのハウツー本だった。
- 皆城乙姫、立上芹
- 『UX』では第2部にて竜宮島が人類軍に占拠された際、人類軍兵士に銃を向けられていた彼女たちを救出。その後、乙姫と共にデスティニーガンダムをシンに届ける。
- 石神邦生
- 『UX』では第3部にてフラグを満たした場合、ヒトマキナの侵攻を食い止めるべく転送フィールドに特攻しようとする彼をシンやキラたちと共に制止する。
- アンジュ
- 『V』では、搭乗機体と戦い方が親友に似ていると評す。一方で、アンジュは乗ってる機体が知り合いに似ているとして内心ムカついていた。
- タスク
- 『V』では2年前に漂着した島で出会い、互いに知り合いとなる。スパロボVでは原作では友人関係や異性関係で散々な思いをしているアスランがタスク相手にはそれなりに揶揄ったりシーンがあるなど、かなり肩の力の抜けた描写がある。
- ジル
- 『V』ではアルゼナルに協力している。
- ロザリー、クリス
- 『V』では、彼女たちから一目惚れされ「アスラン様」と呼ばれる事に。またクリスが敵に回った際はロザリーと共に説得しており友達同士で争うことがどれだけ悲しいことかを説いている。
スーパー系
- 碇シンジ
- 『第3次α』で父を説得しに行こうとする際に、アスランの親子関係を心配し、「親子なら分かり合える」と後押しされる。
- 渚カヲル
- そのシンジの「友人」で中の人繋がり。第3次αでは彼と直接やり取りをする場面はないが、中断メッセージで彼の名台詞を発言した。
- ひびき洸、神宮寺力、サコン・ゲン
- 第3次αでαナンバーズ編入直後、トールの件で沈痛な表情を浮かべるアスランへ、一刻も早い戦争終結を促し、仲間として迎え入れる。
- 相羽ケンゴ / テッカマンオメガ
- 『W』では浮上するラダム母艦に向けてジェネシスを放つことになり、結果として彼を撃破している。
- ハザード・パシャ
- 『UX』では審議会において彼の不正を暴き、失脚に追いやりアンノウン・エクストライカーズの誤解を解く活躍を見せた。
- そんな経緯もあってか、ハザードはアスランのことをよく思っていない。ちなみに、もう一人のアレックスの名前を聞いた際には、一時不愉快な気持ちになっている。
- 楯剣人
- 『DD』では彼や孤児達の畑作りを手伝っている。
バンプレストオリジナル
- セレーナ・レシタール
- 『第3次α』ではクルーゼ隊の頃から色々と縁がある。中盤の彼女の裏切りに激怒する場面も。
- エルマ
- 彼の高性能ぶりにはアスランも舌を巻いていた。彼をメンテする。
- シヴァー・ゴッツォ
- 大望成就のために非道に手を染める彼を自分の父・パトリックと同類と断じ、激怒する。
- セツコ・オハラ
- 彼女の上司になる。フリーダム打倒の必要性を説かれ、言い返せなくなる場面も。SPDでは彼女に空中戦を教える。度重なる悲劇にも挫けない彼女に不思議な強さを感じ顔を凝視してしまったため、ヨウランやヴィーノに茶化される。尚、本編では部下である彼女に対して呼び捨てだが、SPDでは敬語で話している。
- マルグリット・ピステール
- 『第2次Z再世篇』終盤ではマルグリットへセクハラすれすれ(?)の行為を働こうとする男性陣に憤慨し、彼女を庇う。尤も、男性陣にしてみれば彼女を場に馴染ませる為のジョークだったのだが、生真面目なアスランには伝わらなかった模様。
- AL-3 アリス
- 『L』の序盤、オーバーヒートを起こした彼女をメンテする。実際にやった事は簡単な再起動程度の事だったらしいが、他の面子はそれすらも分からずにオロオロしていた所、アスランのメカいじりの知識が役に立った。
名台詞
SEED
- 「本当に戦争になるなんて事は無いよ。プラントと地球で」
「避難なんて意味無いと思うけど…。キラもそのうちプラントに来るんだろ?」 - 第1話より。キラの回想場面でのアスランの台詞。留学先の月面都市コペルニクスで仲良くなった親友キラとの別れ際に、アスランは自作のペットロボ・トリィを彼にプレゼントした。
- だが、アスランの願望もむなしく、プラント・地球間の戦争は始まってしまい、次にキラと再会したのは戦場であった…。
- 「キラ、お前も一緒に来い!」
- キラが人質のラクスを返還した時の台詞。
- 「次に会う時は、お前を討つ!」
- アスランの必死の忠告を聞き入れず、「友達を見捨てられない」と言ったキラを倒すための決意の台詞。
- しかし、アスランは結局甘さを捨て切れず、キラを殺す事が出来ない。皮肉にも、この事がニコルの死を招いてしまった。
- 「ニコニコ笑って、戦争は出来ませんよ」
- 「この頃は辛い顔ばかりしている」とラクスに言われた時の返事。
- 「言いたきゃ言えばいいだろ! 俺のせいだと! 俺を助けようとしたせいで死んだと!!」
- クルーゼ隊という特殊な環境の中での唯一の親友ニコルを失ったことで、イザークが怒りを表し追求され逆上する。
- 「討たれるのは俺の…俺のはずだった…! ニコル…俺が今まであいつを討たなかった俺の甘さがお前を殺した!」
「キラを討つ…今度こそ必ず! 」 - 以前クルーゼに示唆された自分の甘さを後悔し、キラを討つ決意をした時の台詞。ここからキラとの決闘までは『SEED』本編でも屈指の名場面である。
- これだけでなく、後の『SEED DESTINY』ではアスランの回想シーンでよくニコルの姿が出てくることから、アスランにとってニコルは本当に大切な親友だったのだろう。
- 「父上…」
パトリック「何だそれは」
「失礼致しました! ザラ議長閣下!」 - オペレーション・スピットブレイクが失敗した後に父親のいる部屋に入室した時の会話。
- 父親の反応ですぐさま呼び方を訂正する辺り、親子の感情の隔たりをうかがう事ができる。
- 「君は俺が護る」
- 終盤にカガリに対して。
- 「お前達こそなんだ? いったい何の為に戦っている!?」
- 第49話より。レイダーで肉薄してくるクロトに対して。対するクロトは「やらなきゃやられる、そンだけだろうが!」と意に介さなかった。
- アスラン自身、義務も責任も感じさせないクロトの言い方に憤りを感じたようだが、後に『SEED DESTINY』でロドニアのラボで彼らの境遇を知る事となる。
- ちなみにアニメ版ではラボに残されたデータ上のクロトの顔を見て、レイダーを連想するという演出がなされたが、アスランはクロトを顔を合わせた事は無い。そのため、小説版ではまずレイダーガンダムの機体情報が表示され、そこで搭乗者の項目でクロトの顔を知るが幼さが残る少年の顔だちを見て困惑するという内容に変更されている。
- 小説版での補完を受けてリマスター版では、クロトのデータの直下にレイダーのデータも併記されており、それを見た事でデータ上のクロトがレイダーのパイロットだった事に気付くという描写になっている。
- 「やめろ! もうやめるんだ、こんな戦い!! 本当に滅ぼしたいのか!? 君たちも、全てを!!」
- ヤキン・ドゥーエに突入する際、どちらかが滅びるまで続く戦いの無意味さを語りかける。しかし、ナチュラルへの憎悪に取り憑かれたザフト兵は「奴等が先に撃ったのだ!!」「ボアズには、弟もいた!!」と意に介す事はなかった。
- 「こんな事をしても、戻るものなど何も無いのに…!」
- 最終話より。父親の最期を看取った後、ヤキン・ドゥーエの自爆とジェネシスの3射目が連動している事、そしてそのどちらも停止させる事が不可能である事を確認した際に。忌々しげにコンソールを叩き、悲しげに呟いた。
DESTINY
- 「戦争はヒーローごっこじゃない!」
「自分だけで勝手な判断をするな!」
「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」 - 第16話より。ファントムペインの戦闘中に偶然連合基地を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取ったシンへの非難。連合兵に攻撃される民間人を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、個人的な怒りに任せて基地全体を焼き払い、半ば一方的な虐殺を行ったが為にここまでキツく言ってしまったのだろう[2]。
- 責任感に欠けた行動を取った部下を叱責するのは上官として当然だが、地球軍に対し半ば一方的な虐殺を行った事を指摘せず、具体性に欠けた叱責だったのは修正としてよろしくなかった。加えて元々アスランに反感を抱き、助けた民間人に感謝され得意気になっていたシンには、叱責された意味が理解出来ず、逆に反発されてしまった。
- 『THE EDGE』ではこの際周囲にいたヴィーノ・デュプレらの反応が描かれ、彼らはシンの事情を知っているためかなり同情的な反応を示していた。また同作では、アスラン自身も自らの言葉に何か思うことがあったのか、自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。
- なお、『L』ではアスランが所属しているLOTUSが作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたのは、この台詞を省みると皮肉とも言えなくはない[3]。
- 「自分の非力さに泣いたことのある者は、誰でもそう思うさ。多分。」
- 「けど、その力を手にしたその時から、今度は自分が誰かを泣かせる者となる。」
- 「それだけは忘れるなよ。」
- 第17話より。上述の一件でシンとの関係が険悪になってしまったものの、シンの境遇と心境を改めて理解し、シンに力の使い方を問う台詞。
- ただ闇雲に力を使うだけの破壊者になるなと言う意味であり、言葉足らずで終わってしまった前回のヒーローごっこの発言をより具体的に説明した言葉である。これを聞いたシンも思う所があったのが反論などもしなかった。
- シンに歩み寄ろうとするアスランと、反発しながらもアスランを理解し始めているシン。そこにハイネと言う輪を取り持つ存在もあって、不器用ながらも良好な関係を築けていた。
- しかしその直後にハイネは戦死、彼らも頭を悩ませる問題に追われ、すれ違いを重ね続けることになってしまう。結果的にここが二人が最も歩み寄れていた本編中最後の場面となってしまった。
- 「彼らは何かを知らないのかもしれない。間違っているのかもしれない」
- ダーダネルス海峡での戦闘後、アークエンジェルの調査を申し出たアスランはキラ達が何かを知らないまま間違えているのならば、仲間としてそれを正そうとしていた。
- 確かに、それ自体は間違っていない。が、この時自分でも気付かずにデュランダルの忠実な狗になっていたアスランはその逆の可能性を全く考えておらず、キラ達から知らされた自分の知らないことを聞いても認めようとせず、それが最悪の形で跳ね返ってしまうこととなった。
- 「それが一番だと思ったからだ。自分のためにも、オーブのためにも」
- 復隊したことをカガリに問い詰められた際の答え。確かに、イザークが復隊を勧めたようにアレックス・ディノとして何も出来ずに燻っているアスランのためにはなるかもしれない…が、オーブのためであるかは別問題。当然カガリやキラからはオーブのためとは見てもらえず、後にキラとは再び戦場で対峙、激烈な怒りと共に非難を受けるという最悪の事態を招いている。
- 復隊自体を詰るのは結果論としても、誰にも事前に相談せず行動したのは言い訳のしようもない話であり、上述の修正失敗といいアスランは肝心な部分の話ばかりを怠る傾向にある。
- 「キラは敵じゃない!」
- 作中ではシンに対して二度言った言葉で、最初はフリーダム撃墜の為のシミュレーションを行うシンとレイに対して言うが、レイに反論される。レイの言葉通りフリーダム撃墜は軍の命令であり、ハイネの死やフリーダムの攻撃でミネルバのクルーに犠牲が出た描写がある事も相まって他のミネルバのクルーでさえ、キラがアスランの旧知だと認識していても深い事情までは知らない為、アークエンジェルとフリーダムを敵とみなす状況となっていた。それらの事情を考えれば、シンやミネルバ隊の面々に翻意させるのも無理な話である。
- 二度目はフリーダム撃墜でアスランが悲嘆に暮れる中でシンがわざわざアスランに近寄って挑発・嘲笑めいた言葉をかけた事に激怒して殴打するが、結局はシンとの対立が最悪の所まで行ってしまう。この時はシンの態度に問題があったのは事実だが、アスランにしてもシンと同じく個人的な感情に駆られており、軍人としては冷静さを欠いていた印象がある。加えて、これまで真意はともかくとしてアスランはシンの行動を頑なに否定するばかりだったため、シンからの不信を大いに買った結果でもある。
- いずれにしても、彼の絶望と悲しみを理解してあげたのはルナマリアとメイリン(『THE EDGE』の描写でメイリンは少なくともアークエンジェルは無事の可能性が高いという匿名のメールを送っていた)の二人だけであったが、アスランの心に届くことはなかった。
- 『Z』ではアスランのこの台詞に対し、シンとレイは勿論、カミーユとセツコからも反論されてしまう。
- なお、高山瑞穂氏のボンボン版では、デストロイガンダム撃墜直後にシンがキラに戦闘を吹っ掛け、それがシンの重大な軍規違反であるため、それを止めるために類似した台詞を言い放っている。その結末は後述。
- 「なるほど……そういうことか。流石に議長は頭が良いな。俺のことをよく分かってる」
「確かに俺には、彼の言うとおりの戦うだけの人形にはなれない。いくら彼の言うことが正しく聞こえても!」 - 第36話より。ミーアから渡された写真によってダーダネルス戦後にキラ達と会った様子を盗撮されていた事を知り、あの時から既にレイに目を付けられていた事を知る。更に、ミーアからデュランダルとレイが「アークエンジェルの件を余計なこと」、「キラと出会ったのが不幸」と断じており、この写真を罪状に自分を始末しようとしていると確信した。同時に最初から利用されていたことも悟り、ザフトから脱走することを決意する。
- 『THE EDGE』ではミーアから「エンジェルダウン作戦の時点では少なくともラクスはもうアークエンジェルにいないから無事なので安心して欲しい」と気を遣いにきたのだが、直前の会話でデュランダルがラクスの無事とアークエンジェル撃墜が未確認であるという事実を自分に伝えなかったことを察知し、写真に加えて「キラとカガリに加え、ラクスももういないと諦めさせるのがMSパイロットのアスランを機能させる最善」という人を部品扱いするデュランダルの本性を見抜く展開となっている。
- 「聞けシン! 議長やレイの言うことは確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない!」
「だが彼等の言葉はやがて世界の全てを殺す!」 - 脱走時のシンとの交戦時に彼を説得した台詞。
- 後の回想時に「デュランダルの真意を知ってから信じられなくなった」と語っているように、言葉巧みに利用された自分の末路から、彼らの危険性をシンに伝えようとしたが、もともと口下手な性格故、上記のような具体性のない発言になってしまい、シンをかえって混乱させ、撃墜されてしまった。
- 『THE EDGE』ではより具体的に伝えようとしたが、レイの妨害によってそれはかなわなかった。
- 「ジャスティス、か」
「君も、俺はただ戦士でしかないと、そう言いたいのか?」 - オーブ攻防戦において、まるで「乗れ」と言わんばかりにインフィニットジャスティスをラクスに見せられた際の台詞。
- デュランダルに戦士という「駒」扱いされた経緯があるため自嘲じみた台詞になってしまっており、アスラン自身も自分は最早戦士でしかないのかと悟り始めている。
- 小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。カガリが危機に瀕した時もMSに乗っていない自らを悔やんでいた。
- だが、ラクスからは「ジャスティスに乗るのも戦士である事も選ぶのは貴方自身」と答え、同時に例え戦士でも「アスラン・ザラ」という一人の人間であると告げられる。そしてアスランは重傷の身体を押して出撃するが[4]、案の定、無理がたたってザフト撤退時に傷が開いて気を失う。
- ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍『THE EDGE』では、TV版よりもラクスがインフィニットジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。しかし、ラクスに上記の問いかけをせず、自らの意志でインフィニットジャスティスに乗ることを決断する。
- 「自分が何を撃とうとしているのか、お前本当に分かっているのか!?」
- 再会したシンに対する問い。ロゴスを撃つためにオーブを撃つという覚悟。だが、シンはその結果に気付かない、もしくは気付いていてもこれまでと同じくそれらを全て他者になすり付けていたのかもしれない。
- ロゴスを撃つためにオーブを撃つということはオーブで家族を殺されたシンが自分で新しい自分を作り出すという悲劇。誰がどんなに聞こえの良い言葉で言っても、その事実から逃れることは出来ない。同時にオーブを撃ってもシンが望むものは手に入らないことを気付かせようとしたが、またもレイの妨害によって失敗してしまう。
- 「いいんだ、今はこれで。焦らなくて良い。夢は同じだ」
- 月面都市コペルニクスへ向かう前にカガリと何も話さなかったアスランに良いのか問うキラとラクスへの答え。いつも死にものぐるいのカガリの側にいながら何もできない自分に焦って、そこをつけ込まれて騙されて彼女を悲しませ、彼女を殺す側になってしまった。しかし、再会して互いの気持ちを確かめ合った二人は、夢は同じだからいつかまた交わると信じて今は別れた。発進前に堅い抱擁を交わし、二人はいつか交わる未来を求めて歩き出した。
- 小説版ではお互いに指輪をはめるのはまだ早い。だから今はまだこれで良いというフォローが成されている。
- 「お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か! 力か!!」
- シンとの最終決戦より。アスランはシンを説得するも、脱走時やオーブ戦と同様に具体性の欠けた発言であった為に、精神的に追い詰められていたシンを更に追い詰めることになり、そして…。
- 一方、ガンダムエース版『THE EDGE』では類似した台詞から、「俺だって俺の力で守りたかった」「力で解決できることなんて何もないってアンタが俺に言い続けた」とシンから言い返されてしまう。アスランの言動がシンを絶望させてしまったという一面を嫌でも直視させられ、逆にアスランが愕然とする結果になってしまった…。
- 「この…バカ野郎!!」
- アスランとシンの戦いを止めようとしたルナマリア搭乗のインパルスを前に半ば錯乱状態に陥り、インパルスに攻撃を向けたシンにアスランがSEEDを発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗のインパルスを庇いつつ、シン搭乗のデスティニーを戦闘不能に追い込む。
- なお、Lではシンと対立して敵対する事は無い為、デュランダルを盲目的に信じるレイに対しての台詞になった。
他媒体
TV版と比較してアスランの心情描写(特に苦悩の場面)が、こと細かに描かれている。
ドラマCD
- 「だが、手加減なんかしたらイザークは余計怒ると思うぞ」
- 「俺だったらそんな事されても嬉しくないし、第一意味がない。イザークもそう言うと思うが?」
- 「それにイザークは強い」
- 「この間と今日は俺が勝ったが、次は判らないさ…そう言うもんだろ、チェスなんて。だからいいんじゃないのか? 別に…」
- 第5巻より。アスランとのチェスで連敗続きであり苛立ちを募らせ、部屋にあたるイザークの様子を見たディアッカから「たまには負けろよ」と言われての反論。
- 普段はいがみ合っているが、お互いに信頼し合い強さを認め合っている事が解る台詞であり、ディアッカからも「通じてない様で通じてんのな」と感心された。
ボンボン版『SEED DESTINY』
- 「落ち着けっシン!! これ以上軍規を犯すとおまえは……」
- 高山瑞穂氏の漫画ボンボン版『SEED DESTINY』第11話において、デストロイ撃墜後即座にキラを攻撃するシンに対して。この場面では作戦終了後にも関わらず、タリアの制止も聞かず暴走するシンを止めるためにバビを借りて戦線に立つ。先述のアニメと類似した「敵じゃない!」発言に続き、本作では軍規違反を犯すシンの立場も心配して必死に説得をしようとするも、折悪しくその最中にフリーダムらの撃墜命令が正式に下り、シンと正当性が逆転してしまうことになる。かけられる言葉を失ったアスランは、やめてくれと弱弱しく嘆くことしかできなくなってしまった。
- 「オーブはおまえの祖国なんだぞ!! それを討つ事が何を意味するのかわかっているのか!?」
「おまえにだって友のひとりやふたりいるはずだろうこの国に!!」
「それを殺すのか!? おまえは!! 戦争のない世界を創るためにと!」
「目を覚ませシン! 今 この瞬間にもステラやおまえのような子供が生まれているんだぞ!! あそこで!!」
「それを今 作り出しているのはおまえ自身だ! 思い出せシン!! おまえはいったい何をしたかったんだ!?」 - 第13話における、シンと再会した時の説得。媒体の違いもあってか台詞量が多く、シンが凝り固まるきっかけとなってしまったステラの件にも触れながら、シンの戦いにおける心情を汲んで懸命に言葉を投げかける。結果としては、アニメ同様レイの介入によって説得には失敗してしまうのだが。
- 「シン…おまえも…行け…!」
「ジブリールを捕らえるんだろ…?」 - 同話、ジブリールの乗るシャトルが特定できた後の台詞。傷口が開き、ジブリールを追える状態ではなくなったため、キラに続いてシンにも後を託す。この際、笑顔まで見せたことがシンの心に大きなものを残していた。本作のこの戦闘では、シンに一度も刃を向けることはなく、本来の目的であるジブリール討伐は寧ろ後押ししていたのが印象的である。
- 「それは…今のおまえの姿が昔の俺と似ているからだ」
「俺はかつて母を殺された憎しみだけで戦いに身を投じた…。だからわかる! 今のおまえの気持ちが!! 自分の無力さを呪い、闇雲に力を求めて…。だがなシン! その先には何もないんだ! 心は永遠に救われはしない!! だからもうおまえも過去にとらわれて戦うのはやめろ…。明日に…未来に目を向けるんだ!」 - 最終話より。「何故本気で闘おうとしない!」と言うシンに対して吐露した本心。最初の台詞はアニメ版のEDテーマだった「君は僕に似ている」からの引用であろう。
- アニメ本編以上に自身の本音をシンに吐露し、彼を必死に説得しようとする。しかし、シンはそんなアスランの心情を理解し、アスランの言っている事が間違っていないと認めつつも、自身の道を貫かんと、アスランとの戦いを止める事は無かった。
- 「シン…」
- 上記の台詞の後、シンを倒した際の台詞。結局“力”でしかシンを止める事ができなかったアスランはただ苦々しい表情と共に墜落していくデスティニーを見る事しかできなかった…。
THE EDGE
- 「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」
「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」 - 久織ちまき氏の漫画ガンダムエース版『THE EDGE』第6話「衝突」にて。マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが逆に反発されてしまい憤慨、この台詞を言う。
- 直後、一部始終を見ていたハイネから「下手だなあ…あれじゃ反発されるだけだぜ?」と指摘を受ける。
- …反発されるだけで済めばまだよかったのだが、先述の通り「銃(=力)で解決できることなど何ひとつない」という言葉は以降のシンを苛み、それにより最悪の形でアスランに跳ね返ってくることになる。
- 「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」
「お前がエースだ。頼んだぞ」 - 同話より。ハイネの助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
- (……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)
「だけど…っ!!」
「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」 - 第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘する時に。「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
- 「シン!! 俺の話を聞け! 議長の言葉は確かに正しく心地よく聞こえる…」
「だが、彼の言葉はただの手段だ! そこに誠意や信頼はない!」
「彼にとって人とはただの役割…目的のための道具にすぎないんだ!! そんなのは連合の強化人間と同じだ!!」
(中略)
「シン!! お前も来い! 議長の言葉に踊らされてはダメだ! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」 - 第15話「脱走」にて。TV版と違い、具体的に議長の危険性を述べている。また、この一連の呼びかけが「シンに一緒に来るように説得する為」であるのが大きな特徴。
- (シン…俺は…お前を絶望させていたのか?)
(違う! 俺がお前に言いたかったのは……) - 最終話にて、激突するシンの本心が吐露された際の絶望。シンを絶望させ、短慮と盲目に追い込んでしまった原因の一つが己にあったことに愕然としながらも、尚もシンを絶望から救い出そうとアスランは足掻き続けた。
- 「諦めるな!」
「こんな風に力を使ってしまったら…お前は永遠に"力"の呪縛から逃れられなくなるんだぞ!!」 - 直後の場面。シンに決定的な過ちを犯させないためにも、アスランができることは、発射直前にまで迫ったレクイエムを破壊することだった。追ってくるデスティニーのアロンダイトを奪い、シンを縛ろうとする"力"の呪縛を…「シン……よく見ろ!! こんな"力"に…縋るんじゃないっ!!」そう叫びながら、シンの眼前で破壊する。だが、なおも自らが否定される絶望が、シンを決定的に錯乱させてしまう…。
- 「くそ…っ」
(できるようになったのは こんなことばかりだ…っ) - その後、最終的にシンを倒した際の台詞。説得の流れは違えどボンボン版同様に結局“力”でシンを止めざるを得なかったアスランは、やはり苦々しい表情をするしかなかった。
- ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
- 「違う…! 人は過去を消すことなんてできない…過去があるから明日を願うんだ!」
- 同話にて、メサイア内部でデュランダル議長と対峙しての発言。スペシャルエディションではその場に居合わせただけであったが、『THE EDGE』では、アスランと議長主体での論争が繰り広げられ、自身がザフトで見てきたこと…シンやミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている。
迷台詞
- 「女…?」
- 『SEED』第24話「二人だけの戦争」より。連合兵と認識してカガリに襲いかかるも、彼女の悲鳴を聞いて思わず面食らい呟く。第1話のキラとほぼ同じ反応である。
- またしても女性扱いされていない反応をされたカガリも当然激怒。「いい加減にしろよ、お前ら!!」と叫ぶのだった。
- 「畜生…フン、いいさ。次はまた勝つから」
- ドラマCD第5巻より。イザークとのチェスでの勝負に敗北。その場でアスランは爽やかな様子で彼の勝利を祝ったが、自室でこっそり悔しがっていたというオチが付いた(さらに漫画版ではニコルにその場面を見られた)。
- 「脱走じゃない!」
- 『SEED DESTINY』第41話「リフレイン」において自らの行動を回想し、ジブラルタル基地から脱走した時の事を表した台詞。
- 誰かに向かって言っているわけではないので反論する人間はいないが、第36話のサブタイトルが「アスラン脱走」なので違和感だらけである。あえて補足するならば「自らの意志でやったわけではない」と言いたかったのかもしれない(なお、この放送回ではキラも同様に矛盾を大いに含む事を言っている)。
- 一方、小説版では内心で「二度目の脱走だ。俺はまた間違ってしまった」と考えている。
- 「とぅ!」
- 「へあぁぁッ!!」
- 「もうやめるんだ!!」
- アーケードゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS』シリーズにおけるインフィニットジャスティスガンダムでの攻撃時の絶叫の一部。これだけなら何の変哲もない台詞だが、余談の項目にもある通りユーザーからネタにされ、更にはこの音声を利用したMADが多数製作され、ネット上でのアスランのネタキャラ化が加速する切っ掛けになってしまった。不快に思うユーザーも存在するので乱用は推奨されない。
- 現在ではあまりにネタにされ過ぎたのでMAD製作者の中には「石田さんごめんなさい」と
本気かはさておき謝罪の意を表明する者も現れている。
スパロボシリーズの名台詞
SEED
第3次α
- 「生まれた星が違うこと…。それだけで敵対して殺しあうなんてあまりに悲しいじゃないか…」
- 第39話惑星キャラルルート「果てに待つもの」より。ギジェを仲間に加えることに難色を示すディアッカを説き伏せた際の台詞。出自の違いによる悲劇を体験している分、ギジェの真摯な態度に理解を示そうとしている事が窺える。
- 「シヴァー・ゴッツォ…! お前は俺の父と同じだ…! 目的の為に人の心を失ったな!」
- 第55話「まつろわぬ神」における、シヴァー・ゴッツォに対する台詞。
- 力による平和的世界の樹立を宣言するシヴァーに父と同質の愚かさを感じ、激怒する。
- 「お前を止めるために、俺達はここまで来た!」
「ケイサル・エフェス! お前に銀河の命運を決める権利は無い!」
「俺達はこれからも生きる! それが俺達の戦いだ!」 - 最終話「今遥か遠い彼方・・・」or「終焉の銀河」でのケイサル・エフェスに対する特殊戦闘台詞。
- 最後の台詞はカガリの受け売りか?
- 「プラントに俺の帰る場所は無い…いや…この宇宙の何処にも、そんな所は無いのだろう…」
「だったら、お前の側に居させてくれ。お前を守るために…」 - エンディングより。
- カガリのためにオーブへ留まることを決意した際の台詞。
携帯機シリーズ
- 「みんな、退避してくれ! 今から俺はジェネシスで月のラダム艦を撃つ!」
- 『W』第51話プラントルート「進んだ道の先」より。ジェネシスが既に発射シークエンスに入り、無理やり止めた場合プラントにまで被害が及ぶという状態で別動隊代表のホシノ・ルリから連絡が入る。彼女の提案する作戦を受けたアスランは、自らジェネシスのトリガーを握り、月面から今に飛び立とうとしているラダムの母艦を狙い撃つことを決意する。
- 月ルートの同話「燃え尽きる生命」のクライマックスと互いに絡み合い、ルートを超えて人類の敵を撃滅する大胆な展開である。
単独作品
- 「俺はこの手で見てきました! ゲートの向こう側も! 他の世界の争いも! 平和への道標も! 人の心の光も!」
「それが、俺があの足付きと行動し、ディバイン・ドゥアーズで共に戦って得た物です! あれこそが…!」 - 『DD』第2章Part1「ラクス出撃」より。ディバイン・ドゥアーズで得た経験から答えを得て、父パトリックを説得しようとした際の台詞。『DD』ではザフト離脱以降様々な戦いを経験しており、アクシズ・ショックまで見てきたが故に、原作以上に説得に熱が入っている。無論、原作通り父には何も響かなかったのが悲しいが…。
DESTINY
Zシリーズ
- 「だけど、シンはかつての俺と同じだ…自分が何を信じればいいか、わからなくなっているから、何かにすがらなくてはならないんだろう」
(シン…俺はZEUTHへと戻った…。きっとお前と次に会うのは戦場なのだろう…。俺もお前と話をしたい。俺の手にしたものをお前やレイにも知ってもらいたいんだ…) - 『Z』第48話ミネルバ離脱ルート「裏切りの月光」シナリオエンドデモより。「かつての自分とシンが似ている」という点ではボンボン版を思わせるが、そのニュアンスはやや異なる。
- 「強くなったな、シン…。俺とキラにも今のお前の強さがあれば、あんな風に遠回りする必要もなかったよ」
- 『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」シナリオエンドデモより。ザフトを抜けて自分の意思でZEUTHに残ったシンと再会した時に、敵となったレイと再会した時にどうするのかと聞いた後、シンの覚悟を聞いて。
- 今のシンが持つ不屈の精神が齎す強さを、自分やキラも持っていれば、間違った行動をせずに済んだ―――あの時の自分達に足りなかったのは、目の前の後輩が持つこの強さだったのだと痛感する。
- 人に何かを教えるという事は、また自分も教え子の姿から何かを教えられて進歩していくものなのだという事だろう。
- 「彼らがディスティニープランの犠牲者だなんて…!」
- 『Z』第52話ミネルバ一時残留ルート「黒歴史の真実」以降の、フロスト兄弟に対する特殊台詞。
- ガロード達がいた世界で新連邦政府が見つけ試験的に実施した黒歴史の遺産の一つ…ギルバート・デュランダルが提唱した遺伝子による社会管理システムにより、人生を狂わされたシャギアとオルバ。
- そんな彼等にアスランは同情を禁じ得なかったが、憎悪から世界を滅ぼそうとするフロスト兄弟を止めるために戦う。
- (不思議な人だな…一見すると消極的で気弱な印象だが…あれだけの過酷な経験をしながら精神を壊したり、自暴自棄になったりもしなければ…怒りや憎しみに我を忘れたりもしない。この人の根の部分の強さは、一体何処から来ているんだ…?)
- 『ZSPD』第4話グローリー・スター レポート「涙拭う翼」より。様々な逆境に苛まれながらも挫けないセツコの「強靭さ」に感嘆するのと同時に、その力の源泉が何処から沸き出ているのか興味を抱くが、直後の戦闘でアスランはそれを知る事となる。
- 「我ながら、そう思うよ」
「だけど、それが戦争なんだ」 - 同上。飽くまでステラが「敵兵」で有る事を告げた際、「厳しすぎる」と指摘するヴィーノからの批難を肯定した上で、戦争という「現実」を直視するよう促す。
- 「そういう問題じゃない! 誤解のままで戦う事の危険さは嫌という程、俺達も知っているはずだ!」
- 『第2次Z破界篇』宇宙ルート第25話「新たな来訪者」にて、(トリニティと誤解して)転移直後の一同を攻撃してきたOZ兵に反撃しようとしたシンを静止した際に。
- 「想いだけでも、力だけでも…」
「キラがよく言っている言葉だ。何かを成すために必要なものを表している。レントン…。力は俺達がやる。お前には想いをやってもらう」 - 『第2次Z再世篇』第46話「失われし聖王国」より。エウレカを救出する作戦を実行する際、「俺が行ってもみんなの足手まといになるだけ」と待機を考えていたレントンを後押しした。
- 「このままではプラントは…! 滅びへ一直線に進むだけだ!」
「戦うんだ、キラ! それを止めるために!」 - 『第3次Z天獄篇』第11話「プラント動乱」より、ザフト兵に取り囲まれたキラを逃す際に。前半の台詞は予告でも使われた。
携帯機シリーズ
- 「俺の名はアスラン・ザラ。前大戦時の議長、パトリック・ザラの息子だ!」
- 第6話「空が落ちる日」より。モビルスーツを貸せというアレックスを不審がる周囲に堂々と正体を明かす。
- 原作ではカガリが「アスラン」と呼んでしまうのだが、Lではカガリがドジを踏まないため、アスランが自分でバラす展開に。のらりくらりとかわさないあたりが、アスランらしいといえばらしいが。
- 「…あれは確か大地魔竜の…」
「大地魔竜のブリッジにいるダリウス人だ。艦外に出る機会が少ないから接触機会もおのずと少なくなる」 - 第26話「それぞれの願い」より。アイドルコンテストに出場したレベッカを見て。浩一とは違い接触機会が少ない彼女の事もちゃんと把握しているところはまさに指揮官の鑑である。これを見たシンジは素直に感心し、ハイネは「指揮官なら当然」と評している。
- ただ、アスランの発言を聞いたルナマリアは「む…」という意味ありげな反応。女たらしぶりを勘ぐっている?
- 「ミネルバにはお前がいるじゃないか」
「シン、お前はもう一人前のFAITHだ。これからは、お前が中心となってミネルバを守るんだ」
「できるな、シン?」 - 第27話「戦うべき敵」シナリオエンドデモより。アークエンジェルとの同行を決意した際、シンに後事を託しての台詞。原作と違って、終盤のΖのクワトロとカミーユのような、二人がよい師弟関係を築けている事がわかる。
- 「俺達だってスーパーヒーローじゃない。たとえ才能があったって、悩む事もあれば泣きも怒りもする…」
- 第33話「選ばれた未来」より。デュランダルが掲げるデスティニープランを述べたレイに対して、才能だけで人生を決める考えを否定した。
- 「いい加減にしろ、レイ!議長のやり方では本当の幸せは手に入らない!!」
レイ「ならばラクス・クラインにはそれができるというのですか、アスラン!?」
レイ「俺には、そう思えない!一番確実な方法を取りたいんです。だから俺は…!」
「この馬鹿野郎!お前は議長以外の言葉に耳を塞いでいるだけだ!!
「ディスティニープランは阻止しなければならない!それがジャスティスを託された俺の選んだ道だ!!」 - 同話において。レイとの戦闘前会話。
- レイ「わかるだろう、お前には!俺は…ラウ・ル・クルーゼだ!」
キラ「ラウ・ル・クルーゼ…!?」
「そんなはずは…!彼はヤキンでキラが確かに!」 - 同話において。キラvsレイの戦闘前会話より。レイが嘗ての上官だったラウ・ル・クルーゼと同じく、アル・ダ・フラガのエゴによって生み出されたクローンであった事実に、アスランは衝撃を受けていた。
- アレックス「今の俺はもう、ザフトのアスラン・ザラじゃない」
「カガリの補佐官としてオーブに身を置く、アレックス・ディノだ」
(中略)
「オーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハの名代として…」
「ぜひ、貴国プラントのお力をお借りしたい!」 - ヨーロッパルート第17話「ハート・オブ・ディーヴァ」より。アスラン・ザラではなくアレックス・ディノとしてキラとラクスに会った際の台詞。このやり取りが下記の名場面への布石となる。
- アレックス「…議会の方々には、突然の無礼を許して頂きたい」
「私の名は、アレックス・ディノ。そして、もうひとつの名は…」
(サングラスを外す音)
アスラン「元プラント国防委員会、直属FAITH…アスラン・ザラ!」 - 第22話「SUPER NOVA」より。審議会にてハザードの悪事を暴くため審議会に乱入したアレックス・ディノはこの言葉と共に偽りの仮面を脱ぎ捨て、再び「アスラン・ザラ」へと戻った。
- 無論、この場面はとあるサングラスの人のダカール演説のオマージュである。そして、アスランのこの一言が嚆矢となり『UX』でも屈指の熱い展開が幕を開けることとなる。
- また、直前にシーリンが「民主主義は死んだ」と『STAR WARS』シリーズのパドメ・アミダラの台詞を引用して嘆いたのはアスランが現れる前振りも含まれていたものと思われる(アスラン役の石田彰氏は『STAR WARS』シリーズにて「民主主義は死んだ」後に出来た銀河帝国を打倒したルーク・スカイウォーカーを演じている)
- 「議会の皆さん、どうか思い出していただきたい! 我々は過去、幾多の大戦の反省を経て、地球と宇宙、そしてそこに住む人々のために手を取り合いひとつとなった! だが、今の地球連邦は私利利欲で動く者に扇動され、強圧的で排他的な組織に戻ろうとしている。逆らうものは悪だと! 世界の意に反するなと! 従わないものを弾圧しようとしている! これではまた、過去のあやまちを繰り返すだけではありませんか!」
- 上記の台詞の後に連邦議員たちを説得した際の演説。
- 「父の行いで、多くの人々が犠牲になったのは事実だ。そして、そんな父を止めることができなかった私自身にも罪があることはわかっている…」
「だが、だからこそザラの名と罪を背負う者として、私は今、この場に立っている! もう二度と…あのような悲劇を繰り返さないために!」 - で、直後にハザードから「かつての大戦で、貴様の父親の手によってどれほどの犠牲者が出たか忘れたのか」批難された際に毅然とした態度で返した反論。
- これにより、『UX』でのアスランはユーザーから「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」と評されることとなった。
- 「どうだろうな。詳しい事情は本人に訊いてみないとわからないけど…少なくとも、信頼し合っていた人間同士が戦うのは、哀しいことだよ…」
「別れて、次に会った時は敵だった…それがどんなに仲の良かった相手でも、誰かを守るためには、戦わなくちゃいけない…お前もそうなんだろ? アーニー…」 - 第45話「ユダ」より。なぜ石神が加藤と対立することになったのか悩むアーニーに対して語った言葉。嘗て親友と敵同士になり、死闘まで行なった事もある経験から意味深い言葉である。更に最後の言葉は彼の親友に対する事である。
- 「自分が願っている世界は、生きてこそ創ることができるんだ! 逃げるな! 生きる方が…戦いなんだ!」
- 同上。石神生存フラグ成立時の追加場面より。ヒトマキナの侵略を防ぐために転送フィールドに特攻しようとする石神に対して。
- 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にてジェネシスを破壊するために自爆をしようとしてカガリに止められたことがあり、アスランはその時に言われたあの台詞で石神を諭した。特に、原作を知るプレイヤーにとっては、実に感慨深い流れであろう。
- 仲間である石神を滅びの未来から救い出す、それこそが彼の――否、アルティメット・クロス全体の「切実な願い」なのだから。
- 操「俺はもう選ばされたんだ!君たちを傷つけて…今さらどう変われるんだ!」
アスラン「変われるさ!何度だって変わればいいじゃないか!」 - 第47話より、「変わる事が出来ない」と自暴自棄になる操に対して。「選ばされた」という発言から即座にアスランが反論している辺り、高山版におけるシンの「俺はもう選んだんだ、この道を!」を意識している節がある。
- アスラン「もうやめろ、ハザード・パシャ! お前の野望は未来を殺すことになると、なぜわからない!?」
シン「他人を犠牲にしてでも、叶える価値のあることなのかよ…! アンタの野望ってやつは!」
キラ「誰も傷つかないでいい世界がきっとある…なのに、あなたは悲しみを広げるだけで!」 - 第49話「侵略の終焉」に於けるハザードとの戦闘前会話。人類のみならずの異種の未来を「殺す」こととなる男を糾弾した。
- だが、「自分のための未来」を作ることしか考えてないハザードは彼らからの批判を「綺麗事」「欲のない人間など、人として何かが欠落しておる」と憎々しげに暴言を吐く有様であった。
Scramble Commanderシリーズ
- 「今まで貴様を追い詰める事ができなかった俺達の甘さが…それが世界を滅ぼしたのかもしれない。どうやっても償いにはならないが…今、ここで! 貴様を討って終わりにしてみせる!」
- SC2の最終決戦にて、ユキムラに対して。
VXT三部作
- 「…それは違う」
「新兵が亡くなったのも、アンジュに会いたい一心でここに来た子が処刑されるのもみんな、ここのシステムのためだ…!」
「ここの存在をカガリから聞いた時、俺は…今までにない怒りを覚えました。こんな差別が許されていいはずがない…。だから俺は自ら望んで、ここの支援に来たんです」 - 『V』第16話アンジュ捜索ルート「絆、再び」より。アンジュに会いに来たモモカが機密保持のために処刑される事でいびるロザリーとクリスに向けて思わず声を荒げる。二人が去った後にアルゼナルに協力している理由を語った。誠実なアスランらしい真っ当な理由ではある。
- 「目を覚ませ、クリス! どうして友達が、お前を危険な戦場に送り込むんだ!? お前のピンチにだって、あいつは現れない…! そんな奴が友達であるものか!」
クリス「黙れ、アスラン! お前の言う事なんて聞くものか!」
「いいや、黙らない! 友達同士が戦う事なんて、あってはならないんだ! その悲しさを俺は知っているつもりだ!」
クリス「アスラン…」
「命懸けでお前を助けようとするロザリーとヒルダとお前を助けにこないエンブリヲ…! そのどちらが友達だ!」 - 『V』第38話西暦世界ルート「歪む世界」。ヒルダ、ロザリー、クリスら友達同士で戦い合う姿を、かつて同じ様に戦い合い取り返しのつかない事態をも招いてしまった自分と重ね合わせキラと共に説得する。
単独作品
- 「助かるよ…バレンタインデーで騒ぐ気になれなくて…」
「けれども、バレンタインデーが平和であればとも思うし…」
「気持ちの整理が自分でもつかないんだ…」 - 『CC』の「聖バレンタインの騒乱」にて、浮かない表情したことに気をかけた刹那とヒイロに対して。
- バレンタインデーで起こったあの惨劇によって母を失い、そしてアスラン自身と父パトリックの心に大きな影を落としており、皆が盛り上がっている中で「バレンタインデー」に対して複雑な心境を抱いている。
- この台詞にヒイロと刹那は「俺たちの戦いで平和と人々の笑顔に繋がるのなら、それで十分だ」と返した。
- シン「どいて下さいよ。これ以上何か言われたら、俺は…」
アスラン「俺は…何だ? どうする気だ?」
レイ「アスラン、もうやめましょう。シンは大事な人を失ったのです」
アスラン「………」
シン「………」
アスラン「…シン、言い過ぎた。すまない」 - 『DD』3章Part9「仕組まれた悪夢」より。ステラ・ルーシェを喪い、彼女に手を下したと判断したキラを撃墜したシンに対して詰め寄っていたアスラン。しかし、アスランはかつて共に戦ったディバイン・ドゥアーズを信じており、それが行き過ぎて誤った反応をしてしまう。1行目のシンの台詞だが、もうシンは精神的に限界であり、「どうする気だ?」という反応は方向性的に不適切。…そして不適切であることを認め、シンに謝罪しその場を収める。
- 失言こそあったが、その失言を認めて謝罪したことも加味し原作より遥かに穏便な対応であり、原作でもこれができたら或いは、というようなやり取りであった。
スパロボシリーズの迷台詞
αシリーズ
- 「歌はいいなぁ、キラ」
- 『第3次α』中断メッセージにて。言わずと知れた声優ネタで、元ネタは渚カヲルである。しかし、この中断メッセージでは全員SEEDの面子で会話が進むので誰一人としてツッコミを入れてくれない。
- 「勘違いするな。プレイヤーは休憩の後、すぐにミッションに戻ってもらう」
「さもなくばデータを破壊する…俺がこの手で」 - 『第3次α』中断メッセージで発した大迷言。メディアワークスの攻略本では一連のやり取りが「ザラ隊崩壊寸前編」と題されているが、アスランは寸前どころか完全にキャラが崩壊している。ちなみに、原作では地球降下後に似たようなやり取りがある。
Zシリーズ
- 「ぬ…」
- 『ZSPD』グローリー・スターレポート第1話「熱闘!戦士の休息」に於ける初戦闘時の戦闘前会話より。シンから自分達のフォロー役に廻る事を促され、更に卓球トーナメントで一回戦敗退を指摘された事で、ぐうの音も出なくなる。相当悔しかった様子。
- 「そうするしかないか…。だが、今後の事もある! コックピットを外して攻撃するんだ!」
- 『第2次Z破界篇』第25話宇宙ルート「新たな来訪者」より。時空震動に巻き込まれ転移した先で、次元獣に遭遇した際の一言。生真面目なアスランらしいが、シンに「あれに人が乗っているならの話ですけどね!」とオチをつけられた。
- 「俺は…有害なのか…」
- 『第2次Z破界篇』第38話「果たされる約束」より。ランカを誰が送っていくか決める際、オズマがプレイボーイな面々に加えアスランも有害リストに列挙する。その後「レントンなら無害」との発言を受けて。この時は大人気ないオズマに非があると言え、キラの言うとおり気にしすぎである。まあ何故自分がここまで言われているのかは多分気付いていないのだろう。なお、1年後の再世篇でも未だに気にしている模様。
- 「いつまでも有害な人間だと思われてるわけにはいかないからな」
- 『第2次Z再世篇』第47話「死線!総攻撃Dr.ヘル!」より。正式に仲間に加わったマルグリットに対し、セクハラすれすれ(というか、セクハラそのもの)の仲間入りの歓迎をしようとした男性陣を追い払い、シンに「やるじゃないですか」と言われて。前述の通り1年前の「有害」発言を随分と気にしていることがわかる台詞で、キラからも「やっぱり気にしてたんだね」と言われてしまう。しかし、むしろこういう事して女性に優しくするから「有害」呼ばわりされるのでは…。
- しかも、後年の作品で年端もいかない少女をおんぶしたばかりに、プレイヤーから(ネタ的に)「有害」扱いにされてしまう…。
- 余談だが、この時マルグリットにセクハラしようとしていた面々はよりにもよって1年前にアスランと並んで「有害」認定された男たちばっかりである。
- 「どうした、キラ、シン? 秘密の話で盛り上がってるようだけど…」
- 『第2次Z再世篇』第41話宇宙ルート「トライアングラー」より。お互いの男女関係の話に静かに盛り上がるキラとシンに声をかけるも、キラの天然発言に言葉を詰まらせたシンから「何でもありません!!」と全力で返答されてしまい、メイリンからは(アスランさんって…いっつもタイミングが悪いのよね…)と呆れられた。アスランの間の悪さは、ここでも相変わらずであった…。
携帯機シリーズ
- 「女の子に接する時は気をつけなきゃ駄目だぞ、キラ」
- 『K』第26話アークエンジェルルート「絶望の中で掴んだ光」より。なるほどその通りだが、アスランの女性関係の状況が状況なだけに全く説得力がない。
- その後、この発言を受けてルナマリアがカガリに「アスランは自分にも優しくしてくれたし、最近はメイリンに優しくしている」と教えてしまったため、墓穴を掘る。
- この後、アスランがカガリに怯えるところで場面が都合良く転換してしまい、どんな修羅場が展開されたのかは不明。
- 「カガリ…すまない。本当なら、キラでなく俺が君を…」
- 『L』第38話「トゥルー・ビギン」より。バジュラとの決戦にて、アルトに囚われのランカを助けに行くことを急かしたカガリに対しての台詞。はっきり言って今更すぎるのだが、例の花嫁拉致事件の事で悔いが残っていた様子である。直後の狼狽するカガリの様子もなんとも微笑ましい。
VXT三部作
- 「仲間に、そういう言い方はないんじゃないか?」
「お、おい…! どうした、二人共!?」 - 『V』第15話アンジュ捜索ルート「孤島の出会い」より。帰還したアンジュに対して毒づくロザリーとクリスに対して優しく諭す…のだが、二人とも一目惚れしてしまい、かえって困惑。こんな所でも有害ぶりを発揮してしまうのだった…。
- スメラギ「アスラン!あなたがついていながら、これはどういう事なの!?」
アスラン「どういう事…と言われても…」 - 『V』第16話アルゼナルルート「絆、再び」より。パラメイル第一中隊の問題行動の多さに遂に堪忍袋の緒が切れた際の一幕。このシーンではいわゆるトランザムのBGMである「FIGHT」が流れるうえに、唐突に怒りの流れ弾をくらって困惑するアスランが更に笑いを誘う。
- 「アンジュに、そういう気を遣えというのは無理な話だろう」
- 『V』第25話独自ルート「メリダ島の危機」より。オードリーの一件で心配しているバナージに、「オードリーにはリディがいるから大丈夫」と伝えるアンジュに対して。
- しかしアスランも間の悪さや空気の読めない場面も少なくないので、お互い様としか言えない。
- 「い、いや…クリスが戻ってきて本当によかったよ…」
- 『V』第38話西暦世界ルート「歪む世界」より。ロザリーとクリスから揃って「(自分達は)男の趣味が悪いみたい」と言われて呆ける。流石にショックだった様子。またこの場面をキラから揶揄われてしまう。
- 「アンジュなら、お前とヒルダ…まとめて面倒みてくれるさ」
- 『V』第40話「星々の海原へ」より。アンジュがヒルダの告白を受け入れるのを見て困惑するタスクに対して。…しかしなんというか、女性絡みでいろいろと問題が多いアスランがその台詞を言っていいのだろうか?
- 「俺は何もしてない!」
- 『V』通常ルート最終話「遥かなる故郷 」より。愛についての話題になった際のクリスとロザリーの一言に反応したカガリに対する言い訳。確かにアスラン自身は何もしていないのだろうが、それがカガリに通じたかは不明。
- ロザリー「じゃあ、あたしが食べさせてあげます! はい、あ~ん!」
クリス「ロザリーなんかより、あたしの方をどうぞ! はい、あ~ん!」
「い、いや…いつも言ってるけど、そういうのは、いいから…」 - 『V』DLC「男たちのジェラシー」より。正直、カガリがいたら修羅場待った無しの光景であり、ボス達からは盛大にやっかまれた。
- なお、ナインのデータによれば、アスランが食事を摂る際、その両隣にロザリーとクリスがいる確率は85%を超えて日常と化しているとの事。
- (ロザリーやクリスがくっついてくるのは俺の責任じゃないのに…! シンもみんなも勝手すぎる…! 俺には、どうしようもないじゃないか…!)
- 同上。アスランと万丈を僻んで勝手な行動をとり続けるシンを始めとした面々に思わず毒づく。
- アスランの言う通りなのだが、シンに関しては、ルナマリアがシンに頼まずアスランに射撃訓練を頼んだ事が原因でありながら、アスランは訓練相手としてキラの名前を出してもシンの事には全く触れていない…もう少し察していれば、また違ったのかもしれない。
搭乗機体・関連機体
搭乗機体
『ガンダムSEED』シリーズ作品を通して少なくとも6機の機体を乗り継いでおり、映像作品に限ればコズミック・イラのパイロットの中では最も多い。主に赤いカラーリングをしたGUNDAMに搭乗している。なお、「アスランの搭乗した機体の大半は自爆あるいは大破」という結末を迎えている(もっとも、アスラン自身はその度毎に生還を果たしているのだが…)。
- イージスガンダム
- 『SEED』前半の愛機。ヘリオポリスで強奪した4機のGのうちの1機で、可変モビルスーツである。オーブ近海でのキラのストライクとの決戦において自爆。
- ジャスティスガンダム
- 『SEED』後半、自爆したイージスに代わって新たに受領した機体。こちらも最終話でジェネシスを止めるために自爆している。
- ザクウォーリア
- 『SEED DESTINY』での初搭乗機。カガリの護衛時に搭乗。
- ブレイズザクウォーリア
- ユニウスセブン破砕作業にて搭乗。恐らく上記のザクと同一機。新型とはいえ量産機なのだが、アスランの技量によって量産機とは思えない性能を発揮。
- 不本意な大気圏突入を実行して大破するが、アスランは無事生還している。
- セイバーガンダム
- 『SEED DESTINY』前半の愛機。ザフトに復隊し受領したセカンドステージシリーズのモビルスーツ。イージス同様の可変機構を持ち、高速一撃離脱戦法を得意とする。
- インパルスの陰に隠れてあまり活躍は描かれなかったが、作中の描写をよく見ると画面に映っていない所で結構な戦果を挙げていたりする。
- なお、「フリーダムによって細切れにされる」という惨い最期を迎えた。
- グフイグナイテッド
- ザフトからの脱走時にメイリンと共に搭乗。追いかけて来たシンのデスティニーによって撃墜され(ちなみにこれがデスティニーの初陣&初スコアである)、アスランも重傷を負うが、メイリン共々何とか生還。
- インフィニットジャスティスガンダム
- 『SEED DESTINY』後半の愛機。ジャスティスの後継機。アスランの原作での搭乗機の中で、唯一最後まで健在だった機体。
関連機体
- レジェンドガンダム
- ザフトから脱走していなければ搭乗するはずだった機体。デュランダルから紹介を受けて受領も済ませていたが、先述の通り離反したためレイの機体となった。
他作品での搭乗機体
SRWでの搭乗機体
余談
- アスラン・ザラを演じた石田彰氏は、『SEED DESTINY』におけるアスランの行動を「あんなんじゃ、平和にはならない」と批判した。
- 更にアスラン・ザラというキャラクターについては「僕の演じたキャラクターの中では31位、30位は犬」としている等、石田氏からしてみれば「犬以下の思い入れしかないキャラクターである」事が語られている(一応、この発言は冗談めかした流れの中での発言であることを留意されたし)。
- なお、「犬」とは『ナースエンジェルりりかSOS』に登場する「ハーブ」と思われる。
- しかし、この発言が長年に渡って尾を引き続けている事を石田氏は気にしていたのか、心境の変化もあったと思われるが近年でのキラ役の保志氏との対談やオーディオコメンタリーにて「自分にとっては大切なキャラクター」と語っている。
- ただし、その一方で石田氏はアスランの搭乗機には愛着を持っている模様である。
- 更にアスラン・ザラというキャラクターについては「僕の演じたキャラクターの中では31位、30位は犬」としている等、石田氏からしてみれば「犬以下の思い入れしかないキャラクターである」事が語られている(一応、この発言は冗談めかした流れの中での発言であることを留意されたし)。
- 作中にて額を強調した作画が多かったため、公式特典(一応番外編コメディなのだが)で「魅惑のでこっぱち」と言われたり、公式ラジオで石田氏自ら「アスラン・ヅラ」発言されたりした。
- 自機を失った回数が非常に多く、「一度でもガンダムと名の付くMSに乗ったキャラクター」としてはトップ記録保持者である。しかも大半が木っ端微塵になっている。
- 『SEED』『SEED DESTINY』の2作だけでも、イージス、ジャスティスを自爆で、セイバー、グフイグナイテッドを被撃墜で失っており、ザクウォーリアも大気圏突入の際に損壊させた。インフィニットジャスティスは唯一最終決戦まで無事だったが、相方の兄弟機がほぼ無傷で帰還したのに対し、生命線とも言える主兵装ファトゥムを喪失している。2作品に登場し、乗り換えの多い副主人公・ライバルポジション故の悲哀か。
- 後の『00』シリーズでは刹那・F・セイエイがエクシアを3回、ダブルオーライザーを2回大破させてほぼ同等の記録保持者になったが、エクシアは2回、ダブルオーは1回修復されているという違いがある。
- 一応、GN-Xもガンダムタイプであるとするなら、ガンダム乗りというくくりでは『00』シリーズのパトリック・コーラサワーの大破回数の方が多くなる。
- 『SEED』『SEED DESTINY』の2作だけでも、イージス、ジャスティスを自爆で、セイバー、グフイグナイテッドを被撃墜で失っており、ザクウォーリアも大気圏突入の際に損壊させた。インフィニットジャスティスは唯一最終決戦まで無事だったが、相方の兄弟機がほぼ無傷で帰還したのに対し、生命線とも言える主兵装ファトゥムを喪失している。2作品に登場し、乗り換えの多い副主人公・ライバルポジション故の悲哀か。
- 上述の通り様々な女性から好意を寄せられた為、4コマ漫画『SEED Club』では女性陣との修羅場が散々ネタになった。また、腹黒なキラとラクスにシン共々振り回される。
- また、対戦格闘ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』でのインフィニットジャスティスガンダム搭乗時のアスランのボイスが妙に気合が入り過ぎていたため、視聴者にさらにネタにされた。詳細はこちら→トゥ!ヘァー!とは-ニコニコ大百科
- 後年のシリーズではボス機体版のインフィニットジャスティスガンダムが登場。低難度コースで会えるので手軽に挑める、高耐久かつよろけるのになかなかダウンしないので通常では不可能なコンボの実験台等に利用しやすい事などから、「アスランはオモチャじゃないんだぞ!」とまたしてもネタにされてしまった。
- ちなみにこの文面はコメントカスタム機能で実際に再現でき、そこから広まった。無論、嫌っているユーザーもいることは理解しておこう。
- 後年のシリーズではボス機体版のインフィニットジャスティスガンダムが登場。低難度コースで会えるので手軽に挑める、高耐久かつよろけるのになかなかダウンしないので通常では不可能なコンボの実験台等に利用しやすい事などから、「アスランはオモチャじゃないんだぞ!」とまたしてもネタにされてしまった。
- 『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の第16話「共鳴戦線」におけるある場面にて、アスランを模したクレーンゲーム用景品ぬいぐるみが登場している。
- 『SDガンダム外伝』の一作『
救世 騎士伝承 (SRW未参戦)』ではラクス船長率いる海賊船エターナルの操舵手として登場…するのはいいのだが、原作で恋人だったはずのカガリは主人公の一人である「キングガンダムV世(モチーフはインフィニットジャスティス)」と結婚して王妃となるため、「愛機に嫁を寝取られた」として、これまたネタにされた。 - そして劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(SRW未参戦)』が興収40億円を突破した記念を祝してX(旧・Twitter)にて短編動画が公開されたが、「40億突破」と書かれた垂れ幕を持ったアスランがひょっこりと現れる場面となっている。もはや公式からも完全にネタキャラとして扱われている様子である…。[5]
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