ガンダム試作2号機
ガンダム試作2号機は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の登場メカ。
ガンダム試作2号機 | |
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外国語表記 | Gundam GP02 |
登場作品 | |
デザイン | 河森正治 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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コードネーム | サイサリス |
分類 | 特殊攻撃用モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RX-78GP02A |
全高 | 18.5 m |
本体重量 | 54.5 t |
全備重量 | 83.0 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1860kw |
スラスター推力 |
32000 kg×4
|
180度姿勢変換 | 0.9sec |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属 | 地球連邦軍 → デラーズ・フリート |
主なパイロット | アナベル・ガトー |
概要
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ。
コードネームは「サイサリス」。ホオズキの属名“Physalis”(フィサリス)が由来で花言葉は「偽り」。
機体概要
「ガンダム開発計画」によって製造された3機のガンダムのうちの1機で、当初は高機動性を活かし、様々な弾種を発射可能なバズーカで敵の中枢を攻撃するという強襲用モビルスーツとして開発されていたが、後に南極条約によって禁止されていた戦術核弾頭で攻撃する事で敵を壊滅させるというコンセプトへ変更されている。この変更の背景には、一年戦争時における一部のジオン軍人の独断による核弾頭ICBMの発射を受け、今後の核攻撃に対する報復手段の為という説がある。
開発は旧ジオニック系技術者の多い第二研究事業部が担当しており、設計はドム系列の物が反映されていると言われる。そのせいか、ガンダムタイプであるはずの本機はガンダム開発計画の3機の中で最もガンダムらしくない外見をしている。
戦術核の使用を前提としているため、実際に運用された場合機体は爆心地間近で核爆発に曝される事になる。故に冷却装置内蔵の特徴的な大型専用シールドを初めとして、機体各部には耐核用の装備が施されている。コクピットも耐熱・耐衝撃処理を施した球型コクピットで、コクピットハッチに設置されたボルトで厳重にロックされる。非常時には爆裂ボルトを作動させてコクピットブロックそのものを射出し、パイロットを脱出させる後のイジェクションポッドと同等の機能がある。バックパックには核弾頭が搭載可能だが、そのせいでスラスターを装備できない事から、肩部にフレキシブル・スラスター・バインダーと呼ばれる大型推進ユニットを装備している。これによって高い機動性を確保している他、AMBACユニットとしても使用可能。脚部には冷却装置が内蔵されており、他の機体と比べてもかなり大型となっている。また重力下でもホバー走行が可能。ただし耐核装備は設計理論値の域を出ていない為作中の状態ではいつどのような不具合が出てもおかしくない状態である。
あくまで核弾頭を撃つ為だけに製作された機体である為、「基本武装はビームサーベルとバルカンだけ」と非常に貧弱である。ただし、その設定が見直されたのか、後に公式作品で武装が追加されている。
デラーズ紛争終結後、ガンダム開発計画は封印され、存在を秘匿されたが、本機の開発データは後にリック・ディアス開発の際に大いに役立てられた。また、デラーズ・フリートが機体を解析し、ガトーがアクシズ先遣艦隊にノイエ・ジール授与の際にデータが手渡されたことでのちのネオ・ジオンのモビルスーツの開発に寄与されている。
劇中での活躍
本機はテスト、取り分けまだ理論値レベル状態だった耐核装備の為の核バズーカ試射による実地試験のためにアルビオンに搭載され、当時核装備が保管され試射実験場も近くに有ったトリントン基地に搬入されたがアナベル・ガトーの手によって核弾頭ごと強奪されてしまっている。
その後宇宙へ運ばれ、地球連邦軍の観艦式が行われていたコンペイ島に防衛部隊を突破して強襲。連邦艦隊に向けて核を発射し、壊滅的な打撃を与える事に成功している。しかし、帰投中にコウ・ウラキのガンダム試作1号機Fbと交戦。上記の通り未だ設計論値段階の出来でしかなかった耐核用装備故に核の衝撃を抑えきれない不具合が発生し左腕が動作不能、右メインカメラが破損した状態であったがガトーの技量により互角に戦っていた。激しい戦闘の末相打ちとなり、ガトーは脱出したが機体は爆散することとなった。
劇中でコウは本機の外見を一見しただけで、戦術核を使用する為の機体である事を看破するという造詣の深さを見せている。
登場作品と操縦者
スパロボではHPと装甲がやや高いが他の性能は並のモビルスーツくらいか下程度だが、高威力で広範囲のマップ兵器アトミックバズーカを持つのが特徴。こちらの性能、そして味方の精神コマンドでどれほど発射を支援できるかによって強さが大きく異なる。旧シリーズ等では、破格の攻撃力を誇る強力な武器だったが、F以降はマップ兵器の弱体化や武器査定の見直しもあり、全盛期ほどの強力さはなくなったが、運用法と場所さえ選べば強力な機体ではある。代わりにビームバズーカを装備して汎用性を重視した換装形態も用意されている。
敵機として登場する場合、マップ中に大量にザコMSが配置されており、調子に乗ってこれらを倒していると気力の上がったガトーにアトミックバズーカを放たれ、甚大な被害を被る事になる。その為、ガトー1人を残さない様に一気に仕留めるのが定石。しかし、ガトーは能力が高い為に回避力が高い上、シールド防御や切り払いも高確率で発動してしまい苦戦する。
作品によっては条件を満たせばガトーと共に自軍入りしたり機体だけでも取り戻せたりする場合が多いが、最初から最後まで敵ユニットで取り戻せないことも多い。またガトーが裏切る場合は持ち逃げされることもある。終盤、無人機が複数出てくることもある。
最初期は「GP-02A」表記で設定にないビームライフルを持っていた。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- パイロットはガトー。原作同様強奪イベントがあり、以後DCの戦力になる。
- 強奪された際に撃墜しても何故か奪還できず、必ずDC側に渡ってしまう。残骸を持ち去って修理したんだろうか。どのルートでも一度は交戦することになる。非常に手強いため精神コマンドを惜しまずに攻めよう。
- アトミックバズーカの性能は攻撃力2550、命中255、射程10という凄まじいものだが、イベント以外では使わないのが幸い。DCとインスペクターの会談中に核を撃ちこみ、双方に大打撃を与えるがPS版では効果範囲の縮小により実際に破壊されるユニット数はだいぶ減った。
- ガトーはルート次第で仲間になるが、その際はノイエ・ジールに乗り換えてくるため本機を味方として使うことはできない。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章で入手し[1]、初めて自軍で使用可能。ガトーの「やむを得ない状況でしか使わない」という意向によりアトミックバズーカは封印され、代わりにプラズマリーダーが装備された…どこで手に入れたのだろうか?。非ビーム兵器なので、ヴォルクルスも多少は削れる。何故かビームライフルがこのゲームのMSの中で一番性能が良い。
- マサキの章終盤の分岐次第では少人数の先行部隊に加わる。……が、この先行部隊で進むマップがよりによって谷と川と岩場だらけ。先行部隊の中で本機は唯一空を飛べないため、地形に引っ掛かって確実に置いてけぼりを喰らう。何故出撃させた。
- ちなみにガトーがアトミックバズーカを封印した事が明かされるのはこのルートである。また、この際マサキの口からラ・ギアスではその全土に渡り行使された魔術によって核兵器(核分裂)が無効化される事も説明される。
- リメイク版では事前にミノフスキークラフトを入手できる可能性があるため、上手く手に入れば置いてけぼりは免れるようになったが、今度はビームライフルの威力がガタ落ちした上に運動性がザク改並みと凄まじい弱体化を遂げる。……それでもマサキの章のMSの中では強い方ではあるのだが。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 隠し要素のガトーを仲間にすると一緒に手に入る。『EX』で封印されたままだったようで、アトミックバズーカは搭載されていない…プラズマリーダーはどこにいったのだろうか?。
- 今作のアトミックバズーカは隠し要素となっており、リアル系でハマーンと会うルートを通り、ジュドーが彼女を説得する事でようやく追加される[2]。そもそもガトーがいる方の部隊とは別部隊なのに、何故こちらで追加されるかは謎である[3]。
- 機体性能は0083年の機体なだけあってかなり低めだが、アトミックバズーカを含めてフルチューンされている。特にアトミックバズーカの攻撃力は9400と味方では最強であり、気力150状態で魂を掛ければライグ=ゲイオスですら一撃で落ちる。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- アトミックバズーカはネオ・グランゾン退治の切り札。ただし本作の仕様により、仲間にすると武器の改造は初期化され、バズーカも無改造で入手する事になる。それでも初期威力8000、フル改造したストナーサンシャインより上の数値は破格であるが。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 「GP-02Aサイサリス」表記。本作ではアトミックバズーカを撃つのに気力が120必要。
- 序盤では再び敵となったガトーが搭乗。ラビアンローズ攻略やアマンダラからの救難信号を辿りシーマ達に加勢する際に持ち出す。ガトーの性格が超強気なので無為に雑魚敵を倒していると、すぐにアトミックバズーカをぶっ放して来る。……『EX』の「やむを得ない状況でしか使わない」という発言は一体なんだったのだろうか。流石に『第4次』に比べ威力や攻撃範囲は大きく抑えられたが、危険な事に変わりはないため、気力が溜まる前に倒しに行くか、挑発・脱力を活用しよう。…と言いたいところだが、機体性能が運動性120・限界反応330と『完結編』の機体にしては妙に低く、ガトーもオールドタイプなので、集中を掛けたニュータイプを数機ほど囮にしておけば撃たれても問題なく切り抜けられる。しかも原作であれだけ宇宙での格闘戦を繰り広げておきながら、地形適応は何故か宇宙B。いったいどういう事なのだろうか…。
- その後DCルートに行くと、隠し要素でノイエ・ジールとの二択で入手できる(ガトーの仲間フラグは関係ない)。5段階改造済みで入手できるが、基礎性能が運動性80・限界反応280とジェガンより低い上に先述通り宇宙Bなので、使い勝手はノイエ・ジールと比べるまでもないだろう。フル改造してボーナスで宇宙Aにする手もあるが、それでも運動性・限界反応の低さはフォローしきれず、多額の資金を掛ける価値があるとは到底言えないだろう。
- どうしても、どうしてもアトミックバズーカを活用したいというのなら、まず機体をフル改造し、フル改造ボーナスは宇宙適応Aか運動性+20を選択、強化パーツは運動性と限界反応を重点的にフォローする。パイロットは修理装置・補給装置でレベルを上げて奇跡を習得させたフォウ、次点は夢で必中を使う事ができるセシリーあたりになるだろう。勿論これは趣味の領域であり、本機にここまで手を加えるくらいなら、その資金で他MSを数機改造した方が遥かに実用的である事は言うまでもない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 『第3次』と同様にガトーが強奪。今作ではDVE付き。条件を満たせば後半に入手する。スーパーロボット級の耐久力を持つが、原作通りビームライフルを所持しなくなったため通常戦闘での射程は1で低火力と、核以外の武装面は貧弱。核の必要気力は140と高く、敵として登場する際は逃走する本機を追う状況が多いため核を撃たれることは殆ど無いが、味方に制限があったり、ガトーの底力も加わったりと妙に厄介な相手になる。
- 味方ではやはり精神コマンドが揃っているかで扱いやすさが変わるが、フォウの奇跡に加え、スレッガーやビルギットの捨て身で運用するという選択肢も増え、「宇宙怪獣との戦闘で役立つかも」という主旨の発言がある通り、HP数万という敵が数多く出てくる終盤戦で役に立つ。
- 核使用時には砲身中部のセーフティ解除のカットインが挿入される。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- HPと装甲、サーベルの攻撃力と射程の増加に空適応の追加とかなり強化されている(サーベルの燃費と海適応は逆に悪化)。ガトーの底力も健在なので、第24話での撃墜はより困難になった。武器無改造状態で落とすにはシュラク隊の精神コマンドをフル活用する必要がある。
- スーパーロボット大戦α外伝
- ∀とのクロスオーバーで核兵器役としてマウンテンサイクルから発掘されミドガルドが搭乗する。スーパーロボット級の耐久力は今作でも健在で、『α』からサーベルの威力が大きく上昇したため通常戦闘も多少こなせるようになったが、射程と対空性能の悪さはそのまま。今回も離脱目的で動くため核を撃たれる心配は殆ど無く、奪還に成功した際は解体され本作での役目を終える。離脱を許した際は終盤に再戦の機会があるが、登場の遅さとターン数制限の関係で核を撃たれる心配はやはり殆ど無い。核の恐ろしさや、それを知りつつ甘い対応をした仲間に対する鉄也の苛立ちなど、シナリオ上では重要な扱われ方をしている。
- なお、難易度『易』の場合は終盤にマウンテンサイクルから入手が可能で、以前の騒ぎが嘘のように誰も何も反応せず普通に運用ができる。もちろん核も使用可能であり、最大5500とマップ兵器としては突出した火力の高さを持つため、使いこなせば後半ボスの援護陣形の突破などが非常に楽になる。気力のフォローに関しては奇跡は廃止されたが、激励が使用者周囲4マスに範囲が変更されたため、他の機体と同時に運用しやすくなった。また、上記の離脱を許していた場合は試作2号機同士の戦いという珍しい光景を拝むことができる。
- グラフィックは敵基準の立ち絵に変更になり、戦闘アニメも作り直されている。なお今作はアトミックバズーカ使用時にキャラクターのセリフが入るタイミングが無い。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 隠し機体として登場。バルカンとサーベルが有射程になり、新武装ビームバズーカも追加されたため、燃費に難はあるが通常戦闘もまともにこなせるようになった。その一方で代名詞の核は搭載されておらず、ハマーン拒絶ルートに進んだ場合のみ最終盤に追加される。遅く条件も限定されるだけあってかなり強力だが、必要気力は150な上に偽ドゥガチやイルイには通用しないのが難点。特に気力に関しては今回は激励の効果が一度に5ずつ、自小隊のみとなっているため、複数人小隊に激励持ちがいないと開幕では使いにくい。
- アラドルートのみ扱いが変わり、敵として出現するだけでなく入手条件も大きく異なる。搭乗するのは模擬戦でモンシアと、強奪したヤザンの両名で、珍しいことにガトーは搭乗せず。ヤザン搭乗時は核が装備されており、核の発射が敗北条件に加わっているため少し厄介になる。
- 何故か戦闘時のみ盾を右手に持ち替えておりサーベルを左手で扱うが、バズーカの発射演出を見る限り敵仕様のグラフィックというわけでは無いらしい。また、BGMはレーツェルと同様の扱いを受けておりボス曲よりも優先される(一人だけ例外あり)。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 『第2次α』と同様、隠し機体として登場。条件の達成次第で中盤に機体のみ、終盤に核搭載の換装パーツが追加と別々に入手する場合と、終盤に両方入手する場合とで分かれる。
- 『第2次α』よりビームバズーカの燃費が大幅に改善されたためかなり使いやすくなったが、核を装備すると消費ENが大きく上がってしまう。核が無くても結構戦えるが、移動5にコスト1.5にパーツスロット2で火力も高くないというのは流石にきつい。しかも今作は無限湧きや大量出現するシナリオが後々でてくるため、核の使いどころは必ずある。MSとしての機体性能の高さは相変わらず良好。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 「GP-02Aサイサリス」表記。シナリオ「蒼く輝く炎で」で敵として登場し、ガトーが乗る。前述のシナリオをクリア後、ランダムで手に入る。アトミックバズーカが非常に強力なので使える。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- 「蒼く輝く炎で」シナリオクリア時に総ターン数が85以下で手に入るようになった。また獲得資金が僅かに増えている。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- 「GP-02Aサイサリス」表記。シナリオ「強襲」を前半に選ぶと、敵として登場しガトーが乗ってくる。すぐに撤退する上に硬い。下手を打つと核で壊滅させられた上にガトーは逃亡、ということになる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- 第2部からプレイするか、第1部でガトーが生存しているデータを引き継いだ場合にシナリオ「悪夢、再来」で敵として登場し核を発射する。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 第1部でシロー・アマダがアイナ・サハリンを倒して雪山の混浴イベントを発生させたデータを引き継いでいる状態で、シナリオ「マーズ・アタック」に登場する本機をシローで倒せば、ステージ終了後に入手する。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 今作ではシールドのシステムが違う上、ガトーの能力値も相まって異様な堅さを誇る。入手方法はリメイク前と同じ。ライフルと無消費のサーベルを持つため今までよりは通常戦闘をこなせるが機体性能と核以外の攻撃力がやけに低く、改造しても全然伸びない。MAP兵器発射用のユニットであるが、クリアターンが重要な本作では活用すると楽になる。鼓舞があるため気力は上げやすいものの、連発するには今作の補給のデメリットが痛い。アインストやオモイカネが複製するほか、ベンメルコレクションの切り札的存在としても登場。更にはガトーを仲間にして生存させた場合、隠しシナリオで2機出てくる。グラフィックは『α外伝』からの流用で、同作になかったビームサーベルとビームライフル、およびアトミックバズーカのアニメが新しく用意された(グラフィックを見る限りビームライフルは左手で扱っている)。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 原作通りガトーに強奪される。『第3次』と同じく今回は入手不可。同作独自のシールドの仕様もあり、撃墜するのにはとても苦労する。アトミックバズーカの存在なども含め、ガトーが後に乗り換えるノイエ・ジールよりも厄介。「脱力」の使用は必至か。なお宇宙に上がるまでは逃げるだけで自分からは一切攻撃してこないため、本格的に戦う事になるのは宇宙ルート第9話以降。
- ちなみに本作では三輪長官の指示で開発されたという設定だが、これがまた違和感が全く無い。その開発理由も「南極条約は地球人同士の場合にしか適応されないため異星人には核を何発撃ち込んでも良い」という発想とされ、現実世界においてもあり得そうな点が恐ろしい。対異星人用に開発されたMSという肩書きもSRWならではのクロスオーバーと言える。危うくナデシコが核のテスト目標にされかける場面も。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 今回はガトーがシールド防御技能を持っていないため、シールド防御される心配はない。ラジエーターシールドを破損させないためだろうか。とはいってもHP10000以上に底上げされておりタフさは変わらない。
- スーパーロボット大戦R
- 『0083』は参戦していないが、「核兵器を用い、単機で連邦軍の基地を壊滅させた機体」について触れられる場面がある。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- ガトーが加入する際に乗ってくるが、後々彼が離脱する際に持ち逃げされるのでくれぐれも改造しないように。しかも何故か、アトミック・バズーカの攻撃の範囲も演出もマイクロミサイル並みしかない。一応未改造でも火力はあるため、「幸運」「熱血」持ちのパイロットにアトミックバズーカを任せて一発屋として使う手もある。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『機動戦士ガンダム』における、ソーラ・レイの役割を担う形で登場。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」の期間限定ユニットとして登場。大器型SSRファイター。
- 必殺スキルのアトミックバズーカは一度飛び上がった後に発射するのだが、ノーマルモードでは全てのマスが当たり判定となっており、画面が核の光に包まれる。どう見ても味方も爆心地にいるがシステム上無傷である。VSモードでは敵のエリア全マス攻撃。
- 2019年11月にはリバイバルガシャにて復刻された。
関連作品
装備・機能
武装・必殺武器
基本装備
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵。劇中の本機は射撃兵装がこれ以外なかったので他の機体より多用された。
- A.E.blashAEXB-909L ビームサーベル
- 腰部に2本マウントしている。他の機体の物よりも出力が高く、劇中ではガンダム試作1号機Fbのシールドを斬り裂いている。マニュアルで出力調整が出来るようになっている。
- ハイパー・ビームサーベル
- マニュアルでリミッターを解除し最大出力にした状態。この状態で数回も振れば発振器が焼き切れてしまう。
- いくつかのシリーズで採用されている。SRWではEN消費型。『X-Ω』では通常攻撃に使用。
- AE/ZIM.G-BAZ-0186-A アトミック・バズーカ
- 通常は基部とバレル部に分離されており、バレル部はシールドの裏側に格納されている。これはバズーカの使用に対する心理的なセーフティともなっている。使用される際は基部にMk-82核弾頭が装填され、バレル部を取り出して接続し発射する。宇宙要塞ソロモンでの核使用後にバレルは廃棄された。
- 『X-Ω』では必殺スキルに採用。
- Mk-82 核弾頭
- バックパックに格納されたバズーカ射出用のロケット式核弾頭。ロケットブースターが装備されており、発射後はこれによって加速するようになっている。分類は「戦術核」であるが、ガトーが使用した際は「戦略核」並みの威力と効果範囲に引き上げられていた[4]。
- そのため一撃で観艦式に参加していた連邦軍艦隊に壊滅的な打撃を与えるが、先述の通り耐核装備は理論値レベルの完成度であった為、直後にガンダム試作1号機Fbが接触した頃には試作型2号機の左腕が動作不良の状態であった。
- NR-Sh-02-RX/S-00013 ラジエーターシールド
- 本機専用の実体盾。冷却装置が内蔵されている事と機体全体を防護する為に非常に大型かつ肉厚で、頑丈だが取り回しは悪い。ガンダム開発計画における他の機体のシールドとは異なり、グリップを握る方式のみで使用される。機体の設計思想からも分かるとおり、敵からの攻撃を防ぐ為というより、核爆発に直に晒される事になる本機を防護する為の装備である。裏面にはバズーカのバレルを格納するスペースが設けられており、グリップを回転させることでロックが外れバレルが取り外される。
- このシールドが破損すると、パイロットが自らの死を厭わない限りは核攻撃が不可能となる為、本機の弱点であると言える。故に、「本来機体とパイロットを守る為の盾が弱点になってしまうという点では、本末転倒な装備である」とも言える。作中でも初戦で圧倒していた試作1号機にこの弱点を衝かれ、これ以上破損させるわけにはいかないと撤退に追い込まれている。
- なお、シールドは戦術核からの防御を想定して設計されていたのだが、上述の通り作中での実際の使用時は戦略核並の威力に引き上げられていた上、本機自体が理論値レベルの完成度の域を出ていない代物だった為、この盾の設計を超えていた威力を防ぎきれずに機体各部にダメージを負うことになった。
オプション装備
- ビーム・バズーカ
- デラーズ・フリートが検討していた武装。ジオンの移動砲台スキウレのビーム砲を流用しており、バレル部はアトミック・バズーカと同様、シールドの裏面に格納可能。
- 元々はSRWオリジナルの武装であったが、玩具化の際に採用され、2006年に『ハーモニー・オブ・ガンダム』というプロジェクトにて公式設定化された。
- 多連装ロケットシステム(MLRS)
- トリントン基地でのテストに間に合わなかった装備で、拠点攻略及び中距離支援を目的に用意された実体弾兵器。機体背部に6発分のランチャーを装備する。
- こちらも『ハーモニー・オブ・ガンダム』でバリエーション化されアーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』で採用された武装であるが、SRW未実装。
- ビームライフル
- 劇中では使用されずNT-1アレックスと違って設定すら存在していない、スパロボオリジナルの武装。トリントン基地から本機を強奪する際に一緒に盗んだものなのだろうか?
- この武装は『A』の頃まで装備していたが、設定に忠実となった以後の作品では装備されなくなった。
- ガンダム試作1号機などが装備している物と同型のライフルを使っているという説もあったが、久々に登場した『A PORTABLE』では全く形状の異なるオリジナルのビームライフルを装備している(形状はR-1等が使うブーステッド・ライフルに似ている)。
- プラズマリーダー
- 当初の計画にて装備が検討されていた武装。バズーカから専用弾頭にて発射する予定だったらしい。
- 『EX』でのみ装備しているが、当時は前述の設定は存在しておらず、単にヴァル・ヴァロと同じものを取り付けたのだと思われる。アニメーションが無いためどのように使用するのかは不明だが、前述の設定に従うとバズーカから弾頭を発射していたのだろうか。近年では上述のMLRSの弾体の一つという説もあるようだ。
特殊能力
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動。……上述の通り、本来はシールド防御してはいけない機体なのだが。
- 換装
- 核弾頭を搭載する。『第2次α』『第3次α』で実装。
- 核を搭載すると強力なマップ兵器が使用可能になるが、『第3次α』ではビーム・バズーカの燃費が悪化するデメリットも。マップ兵器を使わないならば核は搭載する必要は無い。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
対決・名場面
- 「ソロモンの悪夢」再び
- コンペイ島(ソロモン)の包囲を潜り抜け、集結した連邦軍艦隊に向け、アナベル・ガトーを代表する有名な台詞「ソロモンよ、私は帰ってきた!!」と共にアトミック・バズーカが発射された。
- 対ガンダム試作1号機Fb
- 激しいビームサーベル同士の打ち合いによる白兵戦を繰り広げた、が最終的に双方共に機体は操縦不能のダメージを負いパイロットも双方脱出している。
関連機体
余談
脚注
商品情報
- プラモデル
- フィギュア等