クロスボーン・ガンダムX1

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XM-X1(F97) クロスボーン・ガンダムX1(Cross Bone Gundam X1)

宇宙海賊クロスボーン・バンガードの所有するモビルスーツサナリィ製造による初の他惑星用MSで、社内における型式番号はF97(ただし、海賊に運用させるため、XM-X1という偽装の型式番号を用いている)。

背部のX字型スラスターは向きをフレキシブルに可変させることが可能で、高重力の木星においても高い機動性を得ている。また、ビームシールドが発達した宇宙世紀0130年代のMS戦ではビーム兵器による射撃戦の効果が薄いため、接近戦に特化した機体に設計されている。そのため、機体の装甲は厚め。反面、装甲が厚いため内部に熱が溜まりやすいという欠点がある。特に搭載されているバイオ・コンピュータは熱に弱いため、頭部や胸部の排熱ダクトから排熱を行っている(特に頭部からの排熱を頻繁に行っている)。コアブロックシステムも採用され、生存性も高い。

頭部にはドクロのレリーフが施されているが、これはウモンのアイディアである。とはいえ、これは単なる装飾であり、何か特別な機能があるというわけではない。

原作ではキンケドゥ・ナウが搭乗し、多数の木星帝国MSを撃破している。が、木星軍を追って地球圏へ向かう最中に起こった戦闘で死の旋風隊と交戦し、中破してしまった。その後、クロスボーン・ガンダムX1改に改修された。

なお、ガンダムシリーズでも非常に多く改修が繰り返されておりその度に武装面が変化している。

登場作品と操縦者

第2次スーパーロボット大戦α
格闘主体のMS全体攻撃がないのが痛い。ABCマント付きだと装甲がスーパー系並みに高く、武器の射程も伸びるので、常時こちらを使いたい(MAP中での換装は不可)が、マントがあるとビーム・ザンバー(連続攻撃)が使えないので火力が下がってしまうのが大問題。後半になると使い勝手の良いスクリューウェッブが追加される。
なお、本作では3機のクロスボーン・ガンダムはアナハイムが製作したことになっている。

装備・機能

武装・必殺武器

射撃兵装

バルカン砲
頭部に2門内蔵。
バスターガン
右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。
ザンバスター
ビームザンバーとバスターガンを結合させたビームライフル。通常は腰に分離状態でマウントされる。
グレネードランチャー
ザンバスターの銃口に装着して発射する実弾兵器。他にも小型核弾頭を含む各種弾頭の発射が可能となっている。
ビームバルカン
両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われることが多い。SRW未実装。

格闘兵装

ビームサーベル
両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
ビームザンバー
左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。キンケドゥの腕を持ってすれば、ブランド・マーカー2個との併用でヴェスバーすら受け止める事が可能(ただし、そのせいで頭部のセンサーが故障してしまっている)。名前の由来は「斬馬刀」から。
ビームザンバー(連続攻撃)
その名の通り、ビームザンバーで連続攻撃を仕掛ける。要はX1の必殺技。マントを付けていると使えなくなるのが欠点。
ヒートダガー
脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
ブランド・マーカー
先端にビームを収束させた武器。ビームシールドとしても使用可能。ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。この特性のため、キンケドゥはヴェスバーを受け止めるという荒業を披露することができた。
シザー・アンカー
前部スカートが変形することで使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲したりするときに使うほか、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方もされている。

防御兵装

ビームシールド
ビームの防壁を発生させ、攻撃を無力化。本機のものはビームを中心部に集束させて広範囲に広げる。取り外しも可能で、武器しても「ブランド・マーカー」として使用可能。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動させる。
ビームコート
射撃ビームを軽減させる。
ABCマント
「アンチ・ビーム・コーティング・マント」の略。蒸発することでエネルギーを打ち消す、言わば対ビーム用のリアクティブアーマーである。ヴェスバーも1発だけなら何とか防げる。ゾンド・ゲーや強奪したバタラにも装備されていた。
換装
インターミッションで通常状態とABCマント状態へと変更できる。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

機体BGM

「クロスボーン・ガンダム」

対決・名場面など

死の旋風隊
3機の連携に苦戦するが、3機のMSの得意分野以外の性能を犠牲にしているという短所をついて切り抜けた。
量産型ガンダムF91
パイロットの技量差もあり、量産化されたF91の部隊を単機で一蹴している。
量産型ガンダムF91 (ハリソン専用)
ハリソン・マディンの搭乗するF91との一騎討ち。ほぼ互角の勝負だったが、ハリソンがヴェスバーで照準に入れた隙をついて2枚のビームシールドと、手持ちのビームザンバーで威力を軽減させ、ハリソンのF91を戦闘不能に追い込んだ。

関連機体

クロスボーン・ガンダムX1改
クロスボーン・ガンダムX2
クロスボーン・ガンダムX3
フリント
クロスボーン・ガンダムの地球圏仕様。型式番号はXM-10(本来の型式番号はF97-E)。量産を想定しており、木星圏での運用に必要とされる装備を全て取り払ったことで製造コストの低減に成功している。また、性能についても(地球圏で運用するならば)クロスボーン・ガンダムとほぼ同等。サナリィは本機を「F97」として地球連邦軍に売るつもりであったが、木星戦役が地球圏にまで飛び火してしまったために海賊軍との関係が露見することを恐れて販売を中止した。その後、本機は海賊軍に配備され、ウモン・サモンらが搭乗した。スパロボ未登場。
F99 レコードブレイカー
木星戦役が終結後、フリントを基に開発した機体。ミノフスキードライブを装備した初のMS。実験機ということもあり、ビームライフルとビームソードの二つしか武器を所持していない。木星帝国残党の奇襲で全機破壊され、基地も壊滅し開発データも喪失してしまい、責任者曰く「再現まで十数年はかかる」事態になってしまった。スパロボ未登場。
クロスボーン・ガンダムX1改・改
『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』、『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』(どちらもスパロボ未参戦)に登場。通称は「スカルハート」。X1改を再改修した機体で、右のフロントスカートがシザーアンカーに戻されている。また、胸のクロスボーンのマークが消され、代わりにドクロのレリーフが施された。「スカルハート」の由来はここから来ている。スパロボ未登場。
クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』(スパロボ未参戦)に登場。木星軍のコルニグスとの戦闘で破損したスカルハートを改修した機体。修復にはX3のパーツが使用されている。両腕はブランドマーカーからIフィールド・ハンドに変更され、胸部もガトリング砲が追加された。ちなみに、パッチワークは「つぎはぎ」の意。スパロボ未登場。
クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』(スパロボ未参戦)に登場。パッチワークをさらに改修した機体で、ABCマントとIフィールド・ジェネレーターを内蔵したスカルヘッドユニットで構成される追加装備「フルクロス」を装着している。残っていた系列機の予備パーツ全てをこの機体に使用しており、本機が事実上最後のクロスボーン・ガンダムとなる(はずだった)。スパロボ未登場。
クロスボーン・ガンダムゴースト
『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(スパロボ未参戦)に登場。形式番号はX-0。ザンスカール戦争に登場した機体。17年前に大破した機体(フルクロス)とは別のクロスボーン・ガンダムで、カラーリングは銀色、X1に極めて酷似している。U.C.132年にクロスボーン・バンガードに届くはずだった補給船が“原因不明の事故”を起こして、パーツを積んだままずっと宇宙を彷徨っていた。
出力はゾロアットぐらいだが、機動性なら引けを取らない。スパロボ未登場。
クロスボーン・ガンダムフルアーマー
長谷川裕一氏が自分のロボット漫画作品同士をコラボさせた同人作品『大外伝』(スパロボ未参戦)に登場。人質を取られ、ダイソードとの戦闘で中破したX1を修復強化した機体。両肩にジェネレーターを増設、ムラマサ・ブラスターの発展型であるムラマサ・ハイバスターや大型パイルバンカー2本内蔵の実体シールド等を装備。『ダンクーガBURN』『ダイソード』のラスボスである「ヴァルハリアン」「初めに立ちしもの」の融合体と戦った。スパロボ未登場。
クロスボーン・ガンダム魔王
ガンダムF91
ガンダムF90

商品情報