リボンズ・アルマーク | |
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外国語表記 | Ribbons Almark |
登場作品 | |
声優 | 蒼月昇 |
デザイン | 高河ゆん(原案)、千葉道徳 |
種族 | イノベイド |
性別 | 中性(表向きは男性として活動) |
外見年齢 | 十代半ば |
身長 | 175175 cm <br /> cm |
髪色 | 薄緑 |
瞳の色 | 紫(ヴェーダとのリンク時は金) |
所属 | イノベイター |
資格 | ガンダムマイスター(第1世代) |
概要
アレハンドロ・コーナーと行動を共にする謎の少年。
表ではアレハンドロの忠実な部下のように振舞っていたが、実際は自身の計画のためにアレハンドロを利用しているだけに過ぎなかった(が、一部の書籍等ではアレハンドロの側近を演じるリボンズ自身も監視していた同じ組織の人間から「楽しそう」に見えたらしい)。
1stシーズンでは彼の正体と計画の全貌はほとんど明かされる事無く2ndシーズンに入るが、2ndシーズンでは一転して彼の正体や企みが次々と明かされる事となる。
その正体は、イオリア・シュヘンベルグの計画の遂行のために造られた人工生命体「イノベイド」の一体であり、彼はイノベイドの中でも最初期に造られたうちの一体である。当初ガンダムマイスターであった彼は元々人間を自身よりも劣る存在だと認識しており、そんな人類のために尽力することに疑問を感じていたが、やがてその気持ちは不満となり、リボンズが自分以外の存在を見下す傲慢な性格の下地となっていった。
そんな折、0ガンダムのマイスターとしてクルジスの紛争に介入した際には、少年兵であったソラン・イブラヒム―後の刹那・F・セイエイ―と出会い、その命を救っている(本来は証拠隠滅の為に、その場にいた者全てを抹殺するつもりだった)。このときのリボンズと刹那の邂逅は刹那の心に大きな影響を及ぼしたが、リボンズの方もガンダムを神のように見つめる刹那の眼差しがきっかけの一つとなり、自らの手で計画を遂行し、人類の救世主となることを望むようになった。
なお、リボンズのクルジス介入については1stシーズンのノベライズ版第1巻のエピローグとして収録されており、当時2ndシーズン放送前だった事もあり「0ガンダムのマイスターは刹那が目指したガンダムとは全く異なる人物」という事実は読者に大きな衝撃を与えた(なお、ノベライズ内でリボンズの名前は伏せられていたが、「人間ではない」とされていたので予想はされていた)。
ヴェーダの最高機密レベルである「レベル7」へのアクセス権を持っており、2ndではその力を用いて世界を陰から操り、地球連邦政府の実質的な支配者となり、アロウズを手駒として世界の統一を行おうと画策する。
イノベイドゆえか知略に長け、自分の手を汚さずにひとり高い所から手を下すことを好む。そのため、少年のような外見と相俟って非常に小賢しい印象を与えるものの、その傲慢さ故に予想外の事態が起こると苛立ちを隠せなかったり、自身に皮肉を言った王留美にムキになって八つ当たり同然に手を上げるなど、意外に短気な一面があり、自分を絶対視しているゆえの狭量さも見え隠れするようになる。 マイスターとして使い捨てられる役目へ反抗し、最終的にはイノベイターであろうとする自分の存在意義を求めるなど、イノベイドでありながらその行動原理は皮肉にも自らが見下していた"人間"その物であった。
2ndの序盤はソレスタルビーイングの存在を例によって見下していたが、やがて自分にも知らされていなかったイオリアの巧妙な仕掛けに、たびたび煮え湯を飲まされるようになる。リボンズ自身も負けじと様々な謀略をもってソレスタルビーイングを、そしてイノベイターへと進化しつつある刹那を自身の存在意義を脅かす者として葬ろうとするが、いずれも失敗に終わり、最終的には劣勢に立たされることとなる。
最終決戦ではリボーンズガンダムに搭乗し、刹那のダブルオーライザーと死闘を繰り広げる。この時の戦闘ではそれまでほぼ無敵を誇っていたダブルオーライザーを大破させ、純正のGNドライヴの片方を奪う事に成功したが、リボーンズガンダムも損傷。その後双方が機体を乗り換え、リボンズは0ガンダム、刹那はガンダムエクシアリペアIIに搭乗して再び激突するが、最終的には刹那の攻撃でコクピットに直撃を受け、死亡した。
リボンズは劇中で死亡こそしたが、彼の「肉体は器でしかない」という発言通り、リボンズの意識はヴェーダ内に残されているので蘇生が可能となっている。しかし、ティエリア・アーデとリジェネ・レジェッタがヴェーダを掌握している為、余程の事が無い限り蘇生は不可能となっている。 なお、意識のみの存在となった彼はヴェーダ内である夢を見ており、その夢に出てきた刹那と対話する。最初こそ刹那に対し、恨み全開で色々と言うものの、最終的には自身も「イオリア・シュヘンベルグの望んでいた子供達」の一人である事に気づき、刹那と完全に和解。終わりには刹那と共に花畑にいる姿が見受けられた。
原作(TV版)では、根っからの悪党であるアリー・アル・サーシェス同様に「他者と分かり合う気がない象徴」と扱われており、刹那に討たれる最期の瞬間まで自分以外を許容しなかった。一方、田口央斗氏が書いた漫画版(講談社・刊)では逆に、最終決戦時にイノベイドとしての宿命を悟る。そして「共に未来を作ろう」と手を差し伸べた刹那の申し出をあえて断り、自身の咎を受け入れる形で刹那に討たれるという結末を迎えている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。00が1stシーズンでの展開のため原作同様、表舞台には立たず裏で暗躍する。他作品の人物からはアレハンドロの秘書官と思われている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- ついに声付きで参戦。ifルートではグレイスと共に版権作品の最後の大敵としてZEXISとZEUTHの前に立ちはだかる。やはり、アムロとのイベントが多い。ゲーム終盤では原作通りリボーンズガンダムに搭乗してくる。パイロットLv90という恐ろしく高いレベルに加えて、全能力が高く、特殊スキルも非常に厄介。エースボーナスも優秀。精神コマンド無しでは攻撃を当てる所か、避ける事も厳しいが、終盤のボスにしては耐久力に乏しくエースボーナス持ちの刹那がいればあっさり落とす事も可能。
- またシナリオ面では、ヴェーダによる情報統制は物語中盤で人類を越えた存在であるワイズマンやムゲ・ゾルバドス等の介入により滅茶苦茶にされてしまい、またトレーズやルルーシュ達の仕掛けた計画により、世界が大きく変革していく様に苛立ちを募らせていくなど、クロスオーバーに伴う強力な障害が続々と現れるため原作より追い詰められる傾向が強くなっている。特にガンダム系のキャラクターに追い詰められる傾向が強い。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 既に死亡している為、名前のみ言及される。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 劇場版名義での参戦で、既に死亡しているので登場しないかと思いきや、ヴェーダ内部にてまさかの登場を果たす。本作ではヴェーダ最奥部に封印されていた、エルガンによる「クロノとサイデリアルによる人類の管理についての暴露映像」を守る役目を負わされていたことが明かされ、ラプラスの箱の解放決定にあわせて公開の準備に入っていた。
- ELSとの対話においては直前に肉体を失ったティエリアと邂逅、彼の器とラファエルガンダムを修復した上で、イオリアの計画の全貌とその意図を明かし、その後ヴェーダ内部で眠りについている。
- 顔グラはスカイ・エクリプスのもので、名前も「???」だが、アムロとリボンズしか知りえない会話の内容を覚えていたため、リボンズ本人であると思われる。その性格や言動も憑き物が落ちたかのようにかつての傲慢さを感じさせないものとなっており、高河ゆん氏によって描かれた刹那と和解した彼に近い印象となっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 既に死亡している為、名前のみ言及される。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 本作ではアレハンドロが戦死後、ジブリールに拾われ、月での決戦まで彼と行動を共にしている。
- 一度はリボーンズガンダムに搭乗し刹那達との決戦を迎えるが、その際に死亡しておらず生き延びており、その後、刹那とELSの対話が終わってからしばらくした後、同じく生き延びていたイノベイドと共になんと宇宙海賊バンカーと合流して地球に侵攻し、刹那たちカイルスの面々と決着を着けるべく再び激突する。戦いの末、最後は和解を望み手を差し伸べる刹那をあえて拒絶し、自らの咎を受け入れて彼に討たれるという、田口版を彷彿させる最期を遂げる。
- スーパーロボット大戦V
- 故人であり、登場はしないが、イオリアが追っていたという巨大な悪の存在に漠然ながらも気づいていたらしく、その打倒を目論んでいた。
パイロットステータス設定の傾向
全能力値が非常に高く特殊スキルとエースボーナスも強力なため、付け入る隙が無い。
能力値
格闘・射撃・技量・回避・命中が非常に高く、リアル系パイロットの弱点である防御も高い。アムロの上位互換の能力値となっている。
精神コマンド
- 第2次Z再世篇
- てかげん、集中、直感、応援、直撃、魂
- 集中・直感・直撃・魂といった優秀なものを多く所持。応援は刹那をマイスターに推薦した事や、アレハンドロの専属秘書を演じていた時の事を再現したのだろう。
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z再世篇
- 天才、極、ガード、サイズ差補正無視、戦意高揚、気力限界突破、気力+ボーナス、2回行動
- シナリオ終盤リボーンズガンダムに乗って登場。ゼロ残留ルートではグレイスと並んで版権系の最終ボスとなる。終盤のボスなだけあり極・天才・二回行動と非常に凶悪なスキルを持ち、気力+ボーナスがあるため気力の上昇も早い。広範囲MAP兵器であるGNフィンファング(MAP)を1ターンに複数回放ってくるため、下手に味方ユニットを近づけると一網打尽にされる危険性も。
- ただ、底力を持っていない&HPもそこまで高くないと終盤の大ボスにしては粘りにやや欠けるため、エースボーナスを取得した刹那であれば魂と覚醒を駆使することで1ターンで落とせてしまうことも。
固有エースボーナス
パイロットBGM
- 「TRANS-AM RAISER」
- 『第2次Z再世篇』にて採用。原曲の再現率の高さから、好評を得ている。
人間関係
- 刹那・F・セイエイ
- 純粋種のイノベイター。リボンズにとっては、かつて救った相手であり、マイスターに推薦した相手でもある。
- やがて刹那はリボンズにとっての最大の因縁の敵となり、真のイノベイターに覚醒した彼と最後の決戦を繰り広げることになる。そして…
- ティエリア・アーデ
- イノベイドの一人で、敵対者の一人。2ndの最終決戦にて、彼を射殺するが…。
- ルイス・ハレヴィ
- アロウズの投資者のなかでも最大手となっている。家族を奪ったガンダムへの復讐心を抱く彼女を配下としてうまく利用していく。
- アレハンドロ・コーナー
- 1stでは彼の右腕として働くが、実際は彼を自身の計画のために利用していたに過ぎなかった。彼に対して自身の本性を露にした際、彼を「器量が小さい」と嘲笑するが、2ndでのリボンズの言動を鑑みれば、アレハンドロのことを言えた分際では無い。
- だが一方で、リボンズ自身は彼を本心では決して嫌っていなかったことも明かされている。
- リジェネ・レジェッタ
- イノベイドの一人で、リボンズの同志。もっとも、リジェネはリボンズを出し抜こうと考えていたのだが、その思考はリボンズには筒抜けであった。
- なお、終盤でリジェネはリボンズを射殺するが、リボンズは新たな肉体を得て復活してしまう。結果、リジェネはサーシェスに射殺させる。だが…。
- ヒリング・ケア
- 同じ塩基配列パターンのイノベイターでリボンズの同志。リボンズに絶対の信頼・好意を寄せている。
- ちなみに、高河ゆん氏の漫画では手作りの料理を振舞われていた。また、同作品ではアレハンドロに嫉妬する女性らしい場面も存在するが、それは性別によるものではない。
- 一方、リボンズは彼を替えが効く手駒としてしか見ておらず、原作では彼の助けを求める声に舌打ちを返していた。
- リヴァイヴ・リバイバル、ブリング・スタビティ、デヴァイン・ノヴァ
- イノベイドで、リボンズの同志達。一方、リボンズは彼等を自身の手駒程度にしか考えていなかった。
- アニュー・リターナー
- イノベイドの一人で、プトレマイオス2にスパイ(彼女にはその記憶が無いのだが)として潜入させていた。
- なお、彼女が盗んだツインドライヴシステムの技術は、リボンズの機体に生かされることになる。
- 量産イノベイド
- ブリングやデヴァインと同位型のイノベイド達。リボンズは、大量生産された自我の無い彼等をMSガガに乗せ、ソレスタルビーイングの機体に特攻させている。
- アリー・アル・サーシェス
- 再生治療を施して蘇らせ、部下として雇う。人間を完全に見下していたリボンズですら「ある意味人間の枠を超えている」と評する程の能力の持ち主。
- ミスター・ブシドー
- サーシェスと同様に、リボンズが「ガンダムと対等に戦えるパイロット」として少なからず認めていた。そのため、人間でありながらライセンサーである。
- ネーナ・トリニティ
- 兄達の仇の一人として彼女からも憎悪され命を狙われているが、リボンズは彼女の存在も一笑に付している。最後はルイスを使って彼女を抹殺する。
- 王留美
- 協力者だが、彼女のことも蔑んでおり、最終的には決別する。
- デカルト・シャーマン
- 刹那に次いで覚醒した、第二の純粋種のイノベイター。原作では関わる場面は無いが、CCでは対峙する。
- フォン・スパーク
- 公式外伝『00F』『00I』の登場人物である異常極まりない人間性を持った元ガンダムマイスター。ヴェーダの居所を突き止めようとする彼を一度はまんまと出し抜くも、それも彼の予測の内であり、後に彼から痛いしっぺ返しを喰らう事に。
- イオリア・シュヘンベルグ
- 創造主。リボンズの行動を見るに、彼は創造主であるイオリアから課せられたイノベイドとしての運命に抗い続けたとも言える。
- また、彼の計画を自分の手で遂行するという事にもこだわっており、ファザー・コンプレックス的な感情も持ち合わせていたようだ。
- ビサイド・ペイン
- 公式外伝『00P』に登場する同体位のイノベイド。パターンだけでなく傲慢な性格も同じである。他のイノベイドには無い『ある能力』をもっている。
- レイヴ・レチタティーヴォ
- 『00I』の主人公で、リボンズ・ビサイドと同じ塩基配列のイノベイド。その性格は両者とは全く似つかぬ好青年。ビサイドによって体を乗っ取られるが、フォンの行動によって乗っ取り返す。
- スカイ・エクリプス
- 劇場版と公式外伝『00I 2314』に登場する同じ塩基配列パターンのイノベイド。『00』本編開始より100年以上前に木星へと旅立った有人探査船「エウロパ」の乗組員だったが…。
- E・A・レイ
- 劇場版に登場したイオリアの友人で協力者。彼の遺伝子を基にリボンズが作られた為、オリジナルと言える人物。
- ちなみに、フルネームは「エターナル・アラン・レイ」で、CVは古谷徹氏である。再世篇では続編への伏線か、一瞬だけ名前が出ている。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 名義は違えど同じ声で、『第2次Z再世篇』にて遂にスパロボで初めての夢の共演。ファンからの期待通りクロスオーバーを果たし、対話を繰り広げる。
- リボンズは彼のことを高く評価していたが、アムロにしてみればリボンズの醜悪なエゴはライバルであるシャアどころの話ではなく、リボンズに対して嫌悪の色を隠していない。ちなみに最終決戦時の戦闘前台詞が、メインである刹那より遥かに長い。必見である。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- アムロのライバル。『第2次Z再世篇』では彼を「アレハンドロと違って金色の機体に乗るだけの器量のある男」と評している。
- カミーユ・ビダン
- 『第2次再世篇』でアムロやシャアと同じく、敵対する最高のニュータイプ。
- アムロと同じく自分の力を無駄な事に使ってる愚かなニュータイプと蔑むが、彼から自分の力を示すことでしか存在価値を見出せず、敵対するもの全てを滅ぼしてまで自分の力を証明せんとする独善性を真っ向から否定された。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 『第2次Z再世篇』では最終決戦にてヴェーダの主導権を奪還しようとしたところ、イノベイターでもイノベイドでもない人間である彼によってゼロシステムを用いた手段で逆にヴェーダを完全に奪還され、多大な精神的ダメージを受ける。
- レディ・アン
- 『第2次Z再世篇』ではリボンズに対し、一介の私設秘書官にしては重要な任務を託される姿を疑問に感じている。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『第2次Z再世篇』のifルートでは、彼とシュナイゼルの起こしたクーデターによって連邦の支配権を奪還される。最終決戦で人類の愚かさを放送しているつもりだったが、二人の思惑は対極に位置していたため真意を見抜けなかった(しようともしなかった)。
- カーンズ
- 『第2次Z再世篇』におけるゼロレクイエムルートでは、ゼクスによってホワイトファングを解体されて全てを失った彼を拾い、ZEXISとの戦いに決着をつけた後、巨大宇宙船ソレスタルビーイングの主砲で地球の直接攻撃をして構わないという約束をしている。リボンズにとって、カーンズ程度に一体何の利用価値があったのか、よく分からないものである。
- ガロード・ラン
- 『第2次Z再世篇』における戦闘前会話で、ガロードを「何の能力も無い人間」と見下し嘲笑するも、逆に彼から能力の有無でしか物事を図れない狭量さを指摘され苛立つ。
- ガロードにとっては、リボンズもまたかつての仇敵である「歪んじまった奴等」と同一の存在でしかなかった(尤も、彼らは自身の仲間すら単なる道具としか考えてないリボンズと違い、少なからずとも兄弟同士の仲間意識は強いのだが)。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 『第2次Z再世篇』で敵対。戦闘前会話でキラに「君に僕の考えは理解できないよ」と言うが、彼からはそれ以前に「理解したくもない」と半ば吐き捨てられる。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 『CC』では影の協力者として通じていた。
- シン・アスカ
- 『第2次Z再世篇』で敵対。自己中心的な考えを持つ故に彼に忌み嫌われており、かつての上司であったデュランダル、トレーズ、ゼクスとは正反対の男と認識された。
- レイ・ザ・バレル
- 『CC』ではメサイア攻防戦の後にロゴス残党に回収されていた彼の身柄を確保し、記憶操作を施してバンカーと自分達の戦力として利用する。
- ロード・ジブリール
- 『CC』ではアレハンドロが死んだ後、ジブリールの庇護を受けて以来レクイエムまで付き添っていた。
リアル系
マクロスシリーズ
- グレイス・オコナー
- 『第2次Z破界篇』では彼女からのオーダーに従い、ランカとシェリルを拉致する手助けをした。リボンズの高い能力にグレイスは何故、アレハンドロに従っているのかと疑問を抱いていた。
- 『第2次Z再世篇』でも引き続き結託しており、共に人類の支配を企てるのだが、今作のリボンズが外部からの干渉で計画を狂わされたとの同様に彼女もまた、予期せぬ介入により計画を潰される羽目になる。
- シェリル・ノーム、ランカ・リー
- 『第2次Z破界篇』では終盤にグレイスに協力して彼女達を拉致する。
- 熱気バサラ
- 『第2次Z再世篇』ではバサラの歌に露骨に不快感を示しており、最終的には彼の歌にも自分達の計画を粉砕されることになる。
その他のリアル系
- シャルル・ジ・ブリタニア
- 『第2次Z再世篇』ではプロローグにて自力で彼の元へと辿り着き、彼に謁見し、世界の支配を任されるが、その狭量さを見抜かれ、冷ややかな目で見られていた。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは彼とトレーズの起こしたクーデターによって連邦の支配権を奪還される。
- ゼロ(ルルーシュ・ランペルージ)
- 『第2次Z再世篇』ゼロレクイエムルートでは自分の協力者であったシャルルを抹殺し、帝位を簒奪した彼によって自分の手駒になり得る人間たちも彼の配下にされるか粛清される羽目になりワイズマン以上の邪魔者になる。
- ワイズマン
- 『第2次Z再世篇』では彼の引き起こした「ワイズマンショック」によって、大きく計画を狂わされる。結果、ワイズマンにこれといった手を打つ事すら出来ず、小物感をますます露呈させてしまうことに。
- キリコ・キュービィー
- 『第2次Z再世篇』では神の座を拒みワイズマンを打倒した彼を「愚か」と一笑に付すが、リボンズは討たれるその時まで、ワイズマンやキリコの本質やその真意を理解できていなかった。
スーパー系
バンプレストオリジナル
名台詞
1st
- 「やぁ、覗き見かい?」
- 第3話にて。リボンズの初台詞。「この声に聞き覚えがある」と反応した視聴者は多数。しかし、まさかラスボスになるとは…。
- 「そんな気もないくせに…大人は嫌いだね」
- 第16話にて。三国合同軍事演習(の名を借りたガンダム鹵獲作戦)によってガンダム4機が追い詰められたので、他のソレスタルビーイングの監視者達との協議のために場を離れた主のアレハンドロ・コーナーを評した台詞。その後、謎のガンダム3機が武力介入するのだから、確かにリボンズの言う通りである。
- 「アレハンドロ・コーナー、貴方はいい道化でしたよ」
「これはイオリア・シュヘンベルグの計画ではなく、僕の計画になっていたのさ」
「統一された世界の行く末は、僕に任せてもらうよ」 - 第25話(最終回)にて語った真意。主のアレハンドロ(と視聴者)に見せていた従順さは、リボンズの演技であった(もっとも、これ以前にアレハンドロの背後でリボンズが意味深な笑みを浮かべる場面もあり、視聴者にはバレバレだった)。
- 「そういう物言いだから器量が小さいのさ」
- 直後にアレハンドロをこの言葉でなじる。…とはいうものの2ndでの描写を見る限り、リボンズ当人もさして器量の大きい人物には見えないのだが。
- リボンズが『人間』というだけでその存在を見下している事が良く分かるセリフでもある。これを聞いたアレハンドロは、憤怒の叫びを上げてモニターを叩いた。
- 「始まるよ…『イノベイター』。人類の未来が」
- エピローグにて。この言葉が意味するものは…?
2nd
- 「僕はイオリア・シュヘンベルグの計画を忠実に実行している」
「それは人には出来ない。出来るのは僕達、イノベイターだけさ」 - 第3話にて。行動理念の根幹にこの意識がある。しかし、最終的な結果を見ればわかるとおり、イオリア当人はそうは思っていなかった。
- 「黙ってろ。意地汚い娘が…!」
- 第12話にて自身に皮肉を言った留美に平手打ちを浴びせて。大物ぶっていた化けの皮が剥がれた瞬間。
- リボンズの声が声なだけに、彼が「ぶった」という事もファンの間でちょっとした話題に。
- 「僕は君を見ていたんだ。MSのコクピットから…」
- 第14話にてダブルオーライザーのガンダムマイスターである刹那・F・セイエイとの直接対面を果たす。
- 昔、敵に追われていたクルジスの少年兵ソラン・イブラヒム(刹那・F・セイエイ)を救った0ガンダム(SRW未登場)のマイスターが自分であると彼の前で明かした。
- 「君は僕に造り出されたことを忘れているようだね? いわば君にとって僕は創造主」
「人類を導くのはイノベイターではなく、この僕、リボンズ・アルマークだよ」 - 第17話にてリジェネに対して。人類はもちろん、同胞であるイノベイター(イノベイド)をも同列に見下すリボンズの醜いエゴと異常なまでの傲慢さがこの台詞に集約されているといっても過言ではない。
- なお、第2次Z再世篇ではこのシーンで元々相容れなかったアムロと完全に決裂する事になる。
- リボンズ「それは違うよ。時代の変革期には古きもの、悪しきものを切り捨てねばならない。例えば富や権力を当たり前のように持ち、同種でありながら大衆を上から見下ろす旧世代の考え方とか」
王留美「私のことを仰っているの?」
リボンズ「望まぬとも時代に取り残されていくのさ。君の美貌が時とともに劣化して行くように。華やかかりし頃の過去に固執し、他者を傷つけて安寧を得る。いけないことだとわかっているのにやめることすら出来ないんだ。誰かが諭してやる必要があると思わないかい?」
王留美「それがあなた方だと?」
リボンズ「人間の価値観は狭すぎるんだ。僕らはもっと広い視野で物事を考えている」 - 第18話にて。人類全てがイノベイターになると考えていた留美に対して、辛辣な皮肉を言い放つ。そしてトドメと言わんばかりに「君はイノベイターにはなれない」と突きつけた挙句、彼女を切り捨てた。後に自身もイノベイターではないイノベイドであることが判明する事と合わせて、自らのコンプレックスを表明している台詞にも取れる。
- 「遂に審判が下される。純粋種として変革した刹那・F・セイエイか、僕達か。そのどちらかが人類の行く末を決める。それでいい。」
- 第22話にて。人類を導くことを強く渇望していた彼らしくない台詞。リボンズにとって最も優先すべきことは、誰かが主導権を握ることではなく、イオリアの計画が実現することだったのかもしれない。
- 「感謝してほしいな。君がその力を手に入れたのは僕のおかげなんだよ? 刹那・F・セイエイ」
- 第24話にて。最終決戦でリボーンズキャノンを駆り刹那の前に姿を現した際に、恩着せがましくこう言い放つ。
- 蒼月氏のリボンズの増長ぶりを見事に表現した好演が、余計にリボンズの憎たらしさを感じさせてくれるシーンである。
- 「ツインドライヴシステムが自分だけのものと思ってもらっては困るな」
「そうとも、この機体こそ…人類を導く『ガンダム』だ!」 - 第25話(最終回)にて。リボーンズキャノンを変形させ、リボーンズガンダムとしての真の姿を露わにする。
- 「そうさ。そうでなければ、僕が造られた意義がない。存在する意味も!」
- 刹那と切り結びながら吐露した、彼の本心が出た台詞の一つ。イノベイターが出現したら用済みとなるイノベイドであるリボンズは、その運命に足掻き続けたともいえる。
- 「これは運命だ…」
「まだ僕は…戦える!」 - ダブルオーライザーから太陽炉を奪取したところでラッセが乗り捨てた0ガンダムを発見して。
- まるで主人公であるかのような台詞だが、乗機が半壊している状況で自分のかつての愛機、自分の野望のきっかけとなった始まりの機体が都合良く漂っていたらこう言いたくもなるだろう。
- 「このぉ…ニンゲン風情がァ!」
- 0ガンダムに乗り換えた直後、ガンダムエクシアR2に搭乗して現れた刹那に対しての激昂。どうあっても刹那のイノベイター覚醒を認められないリボンズは、エクシアに一撃を仕掛ける。刹那とリボンズの真の最終決戦の幕が上がる。
漫画版
- 「ふざけるな!!(何様のつもりだ!!)君が覚醒できたのも(何が純粋種だ!)いや、生きていられるのも(何が共に歩むだ!!)僕がいたからなんだ!」
「僕が居たから計画は進行した(僕は救世主なんだ)GNドライヴは僕が一番うまく使えるんだ!!(そのために創られたんだ)なのに純粋種を生み出すための踏み台だと言うのか、僕は!!」
(じゃ、僕は何のために生きてきたんだ―――!?) - 田口央斗版『2nd』(講談社・刊)最終回より最後の一騎討ちでの台詞。背部スラスターからGN粒子を放出しながら上空から舞い降りるエクシアリペア2を見上げる、というかつての自分と刹那の関係を逆写しにしたかのような状況にリボンズは激昂し、自身の弱さを振り払うかのごとく、刹那に戦いを挑む。
- その様は両の目から血涙を流すほどで、アニメ本編や大森倖三版(角川書店・刊)では見せることのなかったリボンズのコンプレックスが垣間見える。
- 何気にファーストでのアムロの名(迷?)言を意識した発言が。
- (それがイノベイド(僕)の咎なのなら…)
- 同じく、田口版『2nd』最終回より。イノベイドとしてのコンプレックスが爆発したリボンズに刹那は「共に未来を作ろう」と手を差し伸べるが、リボンズはビームガンを向け拒絶。それに刹那もその意思を問い質しつつもGNソード改を構える。その最後の激突の瞬間に残した独白。
- この時のリボンズはおだやかそうな笑みを見せており、対する刹那は驚きの表情を浮かべていた。アニメ本編や大森版、第2次Z再世篇とは異なり、自らの宿命や報いを受け入れて敗北する事を選んだ事が伺える。同時に各メディアと比較しても、最も哀しい最期でもある…。
- SRWシリーズにおいては、『CC』でも最終的にはこの展開とほぼ同じ顛末を辿っている。
- ちなみに、GNソード改を構えて急行下するエクシアとビームガンを上に向けて構える0ガンダム、というカットはファーストでの「ラストシューティング」のオマージュになっている。
外伝
- 「理想郷じゃないか」
- 『00P』のエピローグにて。自分達(イノベイド)が人間を支配し続ける世界を指して。
- 計画は壮大かの様に思えるが、元々自分が滅びるのを嫌った事が始まりなので、結局小物な存在からは脱却できなかった。
迷台詞
- 「イノベイターが、恋路を阻む」
- 『2nd』第18話次回予告での台詞[1]。ルイス奪還への沙慈の決意を否定するかのような台詞だが、黒幕のやることにしては妙にセコく感じられ、一部のファンからは過去のガンダムシリーズで他人の恋路を邪魔して倒された男になぞらえ、「馬に蹴られて地獄に落ちるのか」などとネタにされた。
- 「カモォ~ン」
- ドラマCD『COOPERATION-2312』にて、アレな目的で接触してきたブシ仮面に、このセリフとともに逆に男色ネタを吹っかける。中の人が中の人なので「こんなことして大丈夫か?」と作中人物、出演声優、そして視聴者全てに思われることに…もちろん、最終的に乗せられたブシ仮面も、「後でマネージャーとかの関係各所に謝る、作家が!」という旨の発言をしている(無論「作家」は黒田氏を指す)。
- 「ついに手に入れた…オリジナルのゴッドガンダムを!」
- ゲーム『SDガンダム G GENERATION』シリーズでゴッドガンダムに乗せ、ゴッドフィンガーを使わせた時の台詞。元は作中でオリジナルのGNドライヴを奪取した際の台詞だが…偽者のゴッドガンダムなんてあるのだろうか…(とあるキャラが「この機体の量産は決まっているが…」とゴッドフィンガー前に言っているので、リボンズはその量産型を掴まされた事があるのだろう)。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「僕が一番うまくガンダムを扱えるんだよ」
- 『第2次Z再世篇』での戦闘時の台詞。言うまでもなく声優ネタで、1st時代のアムロの名台詞が元ネタ。
- 「キラ・ヤマト…君なら僕のことを理解できると思ったのだがね」
- キラとの特殊戦闘台詞。恐らく、キラが最高のコーディネイターである事を知っている故この台詞を言っていると思われるが、そのキラに「理解したくもない」と切り捨てられてしまう。
- 「自由、正義、運命…その全ては僕が管理するものなんだよ」
- 『第2次Z再世篇』でのキラ、アスラン、シンとの特殊戦闘台詞。なお、前作においてこれを彷彿させる台詞を言った人物がいる。
- 「赤い彗星…君が僕に勝てるはずがないんだよ」
- 『第2次Z再世篇』でのクワトロとの特殊戦闘会話。クワトロ側には新録が無いのが惜しまれる。
シナリオデモ
- 「気の強い女性は好きじゃないな」
- 『第2次Z破界篇』でランカを昏倒させた際、猛然と噛み付いてくるシェリルに対して上述の台詞を発しつつ、彼女にも当て身を喰らわせる。
- 「クロノエイチに関して」
- 『第2次Z破界篇』EDにて、エルガンを監禁しあらゆる情報を聞き出そうとしていた際の台詞。
- 「神にでもなったつもりなんじゃないかな」
「無論そんな事は、この僕が許さないけどね」 - ワイズマンが何を求めて介入行為をしているのかと疑念を呟くリジェネに対して。
さながら「神様は自分だ」と言わんばかりの台詞だが、曲がりなりにも襲い来る「災厄」への対策のために行動しているワイズマンとは違い、リボンズは単に相手を「自分が世界の支配者になるための競争相手」程度にしか思っていないため、余計小物臭さに拍車がかかっている。もっとも、それはリボンズが黒の英知を知らなかったためで、全てを知った時は災厄たる「御使い」に対抗する決意を固めている。 - 「馬鹿な真似を! それは人間が神になろうとするのと同じ事だ!」
「膨大な情報量はストレスと同じだよ! それが人間に耐えられるはずが…」 - 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルート第58話にて、ガガの特攻兵器群を止めるコードを見つけるためにヒイロがヴェーダをゼロシステムに繋げるという光景を見てリボンズは「人間ではそれに耐えられまい」と嘲笑した。
- 確かにヴェーダをつなげば膨大な情報量が脳内に流れ込み、精神に多大な負担がかかるため、ゼロからも自殺行為にも等しいと指摘された。…が。
- 「馬鹿な! そんな馬鹿なことが…!」
「認めないぞ、こんな結果は! 僕は!!」 - ヒイロは人間のままゼロシステムに打ち勝ち特攻兵器の大群を撤退させる事に成功。彼が見下した「人間」に「自分が真の革新者」という自身のアイデンティティーを完膚なきまで崩されてしまい、先の台詞とは打って変わって大きく取り乱してしまう。
- 「そうやって人間に仕える為に僕は生まれたんじゃない!」
「黙れ、アムロ! 僕はリボンズ・アルマーク! この世界を導くイノベイターだ!」 - 『第2次Z再世篇』でのアムロとの戦闘前会話。彼からイノベイターの真なる使命と本質を説かれ、自身の存在意義を揺さぶられた事により生の感情を剥き出しにして激昂する。
- 「僕達に未来に進む資格が無いと言うのか!」
- ウイングガンダムゼロとの戦闘前会話。ゼロシステムは自身のガンダムにこそ相応しいと嘯いた際、ヒイロから「未来を無視するお前にゼロは使いこなせない」と一蹴され激怒する。
- そもそもゼロシステムは「戦いに敗れ、自身が死ぬ未来」等といった予測をも見せられる負の側面を持つが、前述における「ただの人間であるヒイロがゼロシステムに打ち勝った」ときに心の平静を失った事を考えると、自身の「望まない未来」を受け入れられない彼がこのシステムを本当に使いこなせる事は(ヒイロの言う通り)できない。
- 「気に入らないね…! 借金の返済の為なんて理由で、この僕に挑んでくる人間がいるとは!」
- クロウとの戦闘前会話。彼の戦う動機には、リボンズも不快感を露骨に表していた。
- 一方のクロウはそれを認めつつも「他者にとってはくだらない理由でも本人にとっては一生懸命」だと述べ、「世界の支配者」を自称するリボンズを「人モドキ」とそれ以上に不快感を露わにした。
- 「その気はないよ! 僕はリボンズ・アルマークなんだ!」
- リボーンズガンダムの撃破後、ティエリアやアムロから「そうやって人を見下し続けるからわかり合う事が出来ないんだ」と言われ、返す刀で放った言葉。
- 富野作品では同じようなセリフを発した直後に死ぬキャラが何人かいるが、リボンズもその例に漏れることはなかったようで、この直後に刹那との一騎打ちとなり、そして…。
- 「僕は…! 僕はぁぁぁぁぁっ!」
- 『第2次Z再世篇』での決着シナリオで刹那との一騎討ちに敗れて発した断末魔。原作にはなかったシーンである。
- 今作では原作以上にとにかく徹底的に追い込まれた末での敗北であり、リボンズにとっては惨敗そのものであった為か、心境の悲痛さが伝わらない事もない。
- 原作とは異なって、リボンズは刹那に敗北し、同時にダブルオーのGNドライヴは奪う事はなかったのだった。
- 「……コード・ラプラスを確認」
「盟約に従い、情報レベル8開示の準備に入る」
「フフフ……ついに、この日が来るんだね。イオリア・シュヘンベルグ……」 - 『第3次Z天獄篇』第44話「宿命を超えて」クリア時。
- ラプラスの箱が開かれる時を知らされ、ヴェーダ最奥部に眠るリボンズは、己が今まで守り続けてきた「真実」を開放する準備を始める。イオリアの夢見た人類の革新と、その先に待つ絶望を超えるための導きを。
- (アムロ……君と話していた未来は、もうそこまで来ているよ……)
- 『第3次Z天獄篇』第50話「星の向こうに」のシナリオデモにて、ティエリアを送り出した際のモノローグ。かつて先駆者たる男に語った未来。その到来を感じながら、リボンズは役目を終える。
搭乗機体・関連機体
余談
- リボンズ・アルマーク役を演じた声優の蒼月昇氏はアムロ・レイ役の声優でおなじみの古谷徹氏だが、『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督の「古谷徹の名が出ると、たとえ一言でも何か特別な役だと深読みされてしまうから」と言う意向により別名を用いている。
- 放映中は古谷徹の名は伏せ続けられており、放映終了後のイベントにて初めて正体を明かしている。また、正体を明かしてからも外部出演等でリボンズ役を演じるときは、蒼月昇名義となっている。
- 古谷氏は「ガンダムシリーズではアムロ以外の役は演らない」という固い信念があり、アムロ以外でガンダムのオファーがあってもずっと断り続けてきた。だが、水島精二監督に「ナレーションなら、どうですか?」と交渉され「ナレーションはキャラクターでは無い」と言う事と、シャア役の池田秀一氏が『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でデュランダルとして出演したのを期にナレーションとして参加している。結果として別名ではあるが、アムロ以外のガンダムキャラを演じる事となった。
- ただし、古谷氏はSDガンダムシリーズで武者頑駄無を演じたことがあるので、リボンズ役が初のアムロ以外のガンダムキャラというわけではない。また、ナレーションに関しても『聖機兵物語』で務めたことがある。
- しかし、名前は変えても声はどう聞いても古谷徹氏であり、リボンズが登場した時点から既にバレバレで周知の事実であった。そのため、公式側からも「その演技力から将来を嘱望された期待の超大型新人」や「『1stガンダム』の大ファンであり、その主役を務めた古谷徹氏に憧れて声優を目指す」等、あからさま過ぎる紹介文をしていたので、ファンからネタにされている。
- なお、近い時期の類似の例として、『天元突破グレンラガン』のマッケン役の声優・神永レオ氏(正体はカミナ役の小西克幸氏の二役)が存在するが、こちらはカミナ死亡により小西氏が降板したと見せかけ、カミナ再登場時のサプライズを狙った意味合いの方が強く、本件とは事情は異なる。
- 『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏によると「水島精二監督から(竹宮恵子氏の漫画)『風と木の詩』に登場する美少年のイメージでリボンズ・アルマークをデザインして欲しい、というオーダーがあった」との事。
脚注
- ↑ ただし、『ガンダム00』においてリボンズとナレーションは明確に別役扱いされている(「ナレーション:古谷徹」とクレジットされている)ので正確にはリボンズの台詞とは言えない。