「V2ガンダム」の版間の差分

 
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== LM314V21 V2ガンダム(Victory-2 Gundam) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]]:[[機動戦士Vガンダム]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Victory Two Gundam]]<ref>[http://www.v-gundam.net/mechanic/08.html MECHANIC|機動戦士Vガンダム] 2022年1月10日閲覧。</ref>
*分類:汎用試作型[[モビルスーツ]]
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*型式番号:LM314V21
+
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士Vガンダム}}
*頭頂高:15.5m
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}
*本体重量:11.5t
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}
*全備重量:15.9t
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*[[動力]]:熱核融合炉
+
}}
*主推進器:[[ミノフスキードライブ]]×2基
 
*ジェネレーター[[出力]]:7510kW
 
*スラスター推力:16700kg×2、4770kg×7
 
*アポジモーター数:42
 
*装甲材質:ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
 
*開発:[[リガ・ミリティア]]
 
*所属:リガ・ミリティア
 
*主なパイロット:[[ウッソ・エヴィン]]、[[オリファー・イノエ]]
 
*メカニックデザイン:カトキハジメ
 
  
[[リガ・ミリティア]]が新たに開発した試作型[[モビルスーツ]][[Vガンダム]]の後継機であり、正式名称は「ヴィクトリー2(ツー)ガンダム」。
+
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 正式名称 = ヴィクトリー2ガンダム
 +
| 分類 = 汎用[[可変モビルスーツ]]
 +
| 生産形態 = 試作機
 +
| 型式番号 = [[型式番号::LM314V21]]
 +
| 頭頂高 = [[頭頂高::15.5 m]]
 +
| 本体重量 = 11.5 t
 +
| 全備重量 = 15.9 t
 +
| 動力 = [[動力::熱核融合炉]]
 +
| ジェネレーター出力 = 7,510 kW
 +
| 推進機関 = [[推進機関::ミノフスキードライブ]]×2
 +
| スラスター推力 = 16,700 kg×2<br />4,770 kg×7
 +
;総推力
 +
:計測不能
 +
| アポジモーター数 = 42
 +
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]スーパーセラミック複合材
 +
| 開発 = [[リガ・ミリティア]]
 +
| 主なパイロット = [[パイロット::ウッソ・エヴィン]]
 +
}}
  
基本構造はVガンダムと同様に、[[コアファイター (V2)|コアファイター]]、トップリム(ハンガー)、ボトムリム(ブーツ)で構成されている。背部には革新的な推進システム「[[ミノフスキードライブ]]」を搭載されており、従来のモビルスーツを大きく上回る加速力を誇る。この装備は元々、Vガンダムのオプション装備として開発が進められていたが、後にVガンダムには搭載できない事が判明したため、急遽[[ミノフスキードライブ]]が搭載可能な新設計機として本機が開発された。ミノフスキードライブの出力を上げると「光の翼」と呼ばれる余剰エネルギーの放出現象が発生するが、この余剰エネルギーはビームとほとんど変わらないため、ビームサーベルやビームシールドとして使う事も出来る。
+
'''V2ガンダム'''は『[[機動戦士Vガンダム]]』の[[登場メカ|主役メカ]]の一つ。
  
本機の出力には余裕が持たされており、[[V2アサルトガンダム|アサルトパーツ]][[V2バスターガンダム|バスターパーツ]]といったオプション装備を取り付ける事で火力や防御力を向上させる事も可能である。[[サイコミュ]]兵器こそ搭載されていないが、パイロットである[[ウッソ・エヴィン]]の技量やその性能の高さ、さらにアサルトパーツやバスターパーツを装備する事によって高い火力と防御力を持たせられるところも相まって、[[宇宙世紀]]0150年代最強のモビルスーツとも言われている。ただし、原作ではアサルト・バスターともほとんど使用されていない。
+
==概要==
 +
[[リガ・ミリティア]]が新たに開発した試作型[[可変モビルスーツ]]で、[[Vガンダム]]の後継機。
  
[[Vガンダム]]と違って量産は考慮されておらず、ウッソ機とオリファー機の2機が存在していたが、オリファー機はモトラッド艦に[[特攻]]して失われている。その後は実質的にウッソ専用機として運用され、最後まで戦い抜いた。戦争が終結した後は[[ポイント・カサレリア|カサレリア]][[Vガンダム]]と共に放棄されている。Vガンダムと共に、地球・宇宙・月を転戦して終戦を無事地球で迎えた演出が為された、初の主役機ガンダムであった。
+
===機体概要===
 +
背部には革新的な推進システム「[[ミノフスキードライブ]]」を搭載されており、従来のモビルスーツを大きく上回る加速力を誇る。この装備は元々、[[Vガンダム]]のオプション装備として開発が進められていたが、後にVガンダムには搭載できない事が判明したため、急遽ミノフスキードライブが搭載可能な新設計機として本機が開発された。
  
ちなみに富野由悠季監督が本機のデザインを気に入らなかったため、小説版では本機の代わりに'''セカンドVガンダム'''が登場している。
+
Vガンダムと違って量産は考慮されていないため、建造費用が極めて高いとされている。実際、'''V2の[[コアファイター]]の値段は[[戦艦]]1隻分'''とも言われている。機体全体が高価ならパーツアタックはご法度とされるし、小破した場合は応急修理しかできなくなるが完全復旧を果たしているため、トップとボトムはVガンダムの数割増し程度で、建造費用の大半はミノフスキードライブが搭載されているコアファイター部分に集約されていると思われる。
  
== 登場作品と操縦者 ==
+
なお、本機の試作機(外見は同じだが塗装が異なりミノフスキードライブ未搭載)も存在するようで、『プロジェクト・エクソダス』ではその内の一機が政治的駆け引きの末に木星船団へ横流しされた。
スパロボではウッソの機体しか登場しない(もし出てきても、他のパイロットに乗り回されるか特攻イベントで失われる運命なのだろうが……)。映像化されたU.C.系ガンダムで最も後期ガンダムな為、機体性能は高く、特に[[運動性]]は[[νガンダム]]や[[F91]]よりも高く、[[移動力]]もモビルスーツトップクラス。漫画版の影響なのか、V2は[[特殊能力]]に[[分身]]を所有している。代名詞の光の翼は基本的に武器として扱われ、その性能は作品でまちまちだが、通常兵器版・MAP兵器版の双方の存在はほぼ固定されている。
 
  
[[エステバリス]]や[[ストライクガンダム]]と同様に[[換装]]システムがあるのも特徴だが、それらと違って戦闘中の換装はできない(漫画版のみ、戦闘中にアサルトパーツの換装を行っている)。換装パーツを付けると例外なく運動性が落ちるが、付けないと光の翼以外は大したことのない打撃力を欠いたモビルスーツなので、どうしても付けることになる。
+
基本構造はVガンダムと同様にコアファイター、トップリム(ハンガー)、ボトムリム(ブーツ)で構成されている。なお、Vガンダム用ハンガー&ブーツとの互換性もあるとされている。左目の部分に長距離狙撃等に使用する精密照準オプションパーツ「ロングレンジアダプター」を装着可能。普段は目の上の頭部に内蔵されている。
  
なお、原作でも使用されたブーツアタック系の攻撃がスパロボでは何故か使えない(『Gジェネレーションシリーズ』などのゲームでは再現されている)。
+
ミノフスキードライブは出力を上げると「光の翼」と呼ばれる推進エネルギーの変換ロスで生じるメガ粒子の放出現象が発生するが、この変換ロス成分はメガ粒子ビームと殆ど変わらない性質のため、上手く制御できれば[[ビームサーベル]]や[[ビームシールド]]のようにも扱える。また、出力の余裕を利用し、[[V2アサルトガンダム|アサルトパーツ]]や[[V2バスターガンダム|バスターパーツ]]といったオプション装備を取り付ける事で火力や防御力を向上させる事も可能である。ただし原作では戦況の悪化に伴う資材・人材・調整不足のためか、アサルト・バスターともほんの数回しか使用されていない。
  
=== [[旧シリーズ]] ===
+
Vガンダムと同様にファイター、ハンガー、ブーツに分離する事も可能で、胴体部分にあたるハンガーのマニピュレーターを遠隔操作してビームサーベルやビームライフルを取り出し、奇襲をかける戦術を展開できる。ハンガーやブーツを射出するパーツアタックも引き続き可能ではあるが、Vガンダムより高価な機体である事からコスト面で折り合わず頻度は大幅に減り、人型形態を維持したまま戦闘する方が多かった。
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
 
:初参戦作品。特殊な[[マップ兵器]]・光の翼を持つ。フル[[改造]]することで[[V2アサルトバスターガンダム]]に変化する。
 
  
=== [[αシリーズ]] ===
+
====構成機体====
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;[[コアファイター (V2)|コアファイター]]
:序盤戦最後に入手。換装パーツを入手できるまでの期間が長い。運動性に至っては、[[νガンダム]](隠しユニットのνガンダムHWSは除く)や[[ガンダムF91]]よりも高く、[[移動力]]も非常に高い。ただ武装の方は攻撃力が弱く、光の翼は[[格闘]]武器なためウッソの格闘値では生かせない。しかし今回の[[マップ兵器]]版光の翼は方向指定型でその範囲が異常に広いため、しっかり改造すれば使いどころはある。
+
:頭部・胸部になる中核パーツ。コクピット部分を内蔵し、小型戦闘機としても運用できる。
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
;トップリム(ハンガー)
:今回はウッソの[[格闘]]が高いため、有用であるが消費[[EN]]が多くなってしまい連発は不可能。やはり活躍するのはパーツを装備してからになる。
+
:上半身になるパーツ。武装が集中している。コアファイターから遠隔操作が可能。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
;ボトムリム(ブーツ)
:[[ゾンダーエプタ]]で入手。前作から続投するガンダムシリーズ主人公機では唯一、未来からの参戦となる。とはいえ、真価を発揮するにはアサルトパーツとバスターパーツを手に入れてから(そちらも未来世界で入手する)。今回からウッソが格闘も得意になったので光の翼が活きてくる。その代わり[[マップ兵器]]版の光の翼は範囲、素の攻撃力、改造での攻撃上昇率が大幅に減衰したため使いづらくなった。
+
:下半身になるパーツ。スラスター類が集中している。コアファイターから遠隔操作が可能。
  
=== 携帯機シリーズ ===
+
===劇中での活躍===
;[[スーパーロボット大戦D]]
+
ウッソ機と[[オリファー・イノエ|オリファー]]機の2機が存在していたが、オリファー機はモトラッド艦に[[特攻]]して失われている。その後は実質的にウッソ専用機として運用され、最後まで戦い抜いた。
:機体そのものは中盤で通常入手できるが、アサルトパーツもバスターパーツも付けた[[V2アサルトバスターガンダム]]にするには[[エンジェル・ハイロゥ]]ルートを通らないといけない。MAP兵器版の光の翼が他を圧する広範囲のためか、武器改造時の威力の伸びが、補給機系と同等の最低ランクに設定されている。周回を重ね、20段階改造を施すとこの差は無くなる。地形適応は海以外は全てSとかなり優秀。
 
  
=== 単独作品 ===
+
戦争が終結した後は[[ポイント・カサレリア|カサレリア]][[Vガンダム]]と共に放棄されている。'''Vガンダムと共に、[[地球]][[宇宙]]・[[月]]を転戦して終戦を無事地球で迎えた演出が為された、初の主役機ガンダム'''であった。
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
:宇宙編の主力であり、ウッソの能力と相まって、切り込み隊長として非常に優秀な機体である。ただし、素のV2では、攻撃力があまり高くないのが弱点である。しかし、すぐに換装パーツであるバスターパーツorアサルトパーツのどちらかをイベント入手できるので、あまり気にする必要はない。もう片方についても、終盤で自動で入手することになり、これで[[V2アサルトバスターガンダム]]としての運用ができるようになる。どちらか迷ったら、長射程+高威力のロングレンジキャノンが入手できるバスターパーツをオススメする。
 
:光の翼を改造すればMAP兵器になる…が、費用対効果を考えると、性能は微妙である(武器としての光の翼の改造自体は有効である)。新のウッソは精神コマンドで[[見極め]]を習得するが、これを使うくらいなら地形効果の高い位置に陣取り、集中を使って遊撃した方が圧倒的に戦果が得られるので、あまり使う機会はないと思われる。
 
;[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]]
 
:フリーバトルに登場。
 
  
== 装備・機能 ==
+
===強化装備形態===
=== 武装・[[必殺武器]] ===
+
;[[V2アサルトガンダム]]
 +
:アサルトパーツを装着した形態。
 +
;[[V2バスターガンダム]]
 +
:バスターパーツを装着した形態。
 +
;[[V2アサルトバスターガンダム]]
 +
:アサルトパーツとバスターパーツを同時に装着した形態。
  
==== 射撃兵装 ====
+
==登場作品と操縦者==
 +
SRWでは基本的にウッソ機のみの登場となる。映像化された[[U.C.]]系ガンダムで最も後期ガンダムな為、機体性能は高く、特に[[運動性]]は[[νガンダム]]や[[ガンダムF91|F91]]よりも高く、[[移動力]]もモビルスーツトップクラス。
 +
 
 +
加速力の表現なのか漫画版の影響なのか、多くの作品でV2は[[特殊能力]]に[[分身]]を所有している。代名詞の光の翼は基本的に武器として扱われ、その性能は作品でまちまちだが、通常兵器版・[[MAP兵器]]版の双方の存在はほぼ固定されている。
 +
 
 +
[[エステバリス]]や[[ストライクガンダム]]と同様に[[換装]]システムがあるのも特徴だが、それらと違って戦闘中の換装はできない([[漫画|漫画版]]のみ、戦闘中にアサルトパーツの換装を行っている)。換装パーツを付けると例外なく運動性が落ちるが、付けないと光の翼以外は大したことのない打撃力を欠いたモビルスーツなので、どうしても付けることになる。
 +
 
 +
なお、原作で使用されたブーツアタック系の攻撃は、SRWでは使えない(『SDガンダムGジェネレーションシリーズ』等の[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]では再現されている)。代わりのパーツが無いのか、もしくは一度使用すると上半身だけになり、別ユニット扱いになる事の問題と推測される。
 +
 
 +
===[[旧シリーズ]]===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}
 +
:初登場作品。Vと比べてマップ兵器である「光の翼」が追加されるものの、メガビームライフルがなくなった分、火力が低下している。[[マップ兵器]]である光の翼は「移動したマスの左右のマスを攻撃する」という珍しい攻撃範囲を持つ。移動指定した場所により攻撃可能な範囲が異なるため、当てたい相手に攻撃出来ない事も。
 +
:パイロットが[[2回行動]]出来れば往復しながらの攻撃も可能であり、積極的に動かない相手であれば、相手の射程範囲外を行ったり来たりするだけで安全に倒せる(なんと[[ヴァルシオン|ラスボス]]相手にも有効)。
 +
:ただし、命中補正がマイナス50と劣悪なため、パイロットには[[必中]]が欠かせない。フル[[改造]]することで[[V2アサルトバスターガンダム]]に変化する。武装追加により火力が激増する反面、移動後攻撃も出来なくなってしまうため、変化させるかどうかは慎重に考えたい。なおビームシールドが失われるが、本作でのシールドは条件的にあまり頼りにできないので、それほど気にする必要は無い。むしろ[[Iフィールド]]が付くので防御面はアップしていると言えるほど。難点は射程1の武装が失われ、間接攻撃無効を持つ相手への攻撃手段がなくなること(光の翼でダメージを与えることはできるが、反撃時に対抗手段がない)。
 +
 
 +
===[[αシリーズ]]===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 +
:序盤戦の最後、[[Vダッシュガンダム|Vダッシュ]]からほぼ間を置かずに入手する。今回から光の翼[[マップ兵器]]版が方向指定型になり攻撃範囲が非常に広くなったのが印象的。機体性能も高いがそれ以外の武器は今一つパッとせず、ウッソも含め格闘が得意なMSパイロットが少ないのも難点。パーツスロット1というのも残念なところ。2つの[[換装]]パーツの入手までが長いため結構な期間をこの形態で過ごさなければならないのが痛い。暫くは[[Vダッシュガンダム|Vダッシュ]]の方が戦力として機能する可能性も。
 +
:この形態のみの特徴として、機体とサーベルの適応が海AなためV2の中で唯一海戦もこなせたりする一方、光の翼(MAP)のCT補正が±0と低い(他形態は+20)。
 +
:[[分離]]するか撃墜されるとコアファイターに変化。
 +
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 +
::今回はウッソの[[格闘 (能力)|格闘]]が高いため有用であるが、消費[[EN]]が多くなってしまい連発は不可能。やはり活躍するのはパーツを装備してからになる。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 +
:[[ゾンダーエプタ]]で入手。前作『α』から続投するMS主人公機では唯一の未来での初入手で、『α』で登場していたものとは別に生産されたものとのこと。他のパーツはやはり遅れて入手する。前作と同様、[[分離]]するか撃墜されるとコアファイターに変化。
 +
:光の翼(MAP)は火力や範囲などが弱体化したが、援護システム活用によって敵が密集することが増えたため、相変わらず強力。通常版は火力が上がり、ライフルにP属性が付いたりパーツスロットが2に増えるなど総合的には使いやすくなっている。ウッソを含め格闘も高い、伸びの良いパイロットが増えたのも大きい。但し改造費が高く、換装パーツ含め燃費は若干悪い方。しかしながら長射程・宇宙世紀系最高火力・マップ兵器持ち・空陸A有りにして、換装パーツで確定入手なのは、他にはない重要な利点と言える。
 +
:今作での光の翼のCT補正はこの形態のみ通常+20、MAP±0、他形態は通常+5、MAP+20となっていおり、この形態のみビームサーベルが海A。また機体性能が変わるせいか、パーツをつけていない素の当機の方が、換装パーツをつけている状態の時より獲得経験値が多くなる。そのためマップ兵器で経験値稼ぎする場合、換装パーツを付けない方がより多く稼げる。マップ兵器追加のないアサルトパーツだけ外しておくのも有効だろう。
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:
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===携帯機シリーズ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦D}}
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:機体そのものは中盤で通常入手できるが、[[V2バスターガンダム]]や[[V2アサルトガンダム]]に換装できるのは終盤に入ってから。また、アサルトパーツもバスターパーツも付けた[[V2アサルトバスターガンダム]]にするには[[エンジェル・ハイロゥ]]ルートを通らないといけない。
 +
:肝心の性能だが、無印V2時点では回避能力以外はイマイチ。ビームライフルの威力がやや高いが、それ以上の火力の遠距離武器が無いため、回避能力も活かし難い。
 +
:MAP兵器版の光の翼が非常に広範囲を巻き込めるが、威力は低い。今作ではMAP兵器は改造効率が低く設定されており、V2の改造限界も低いため、資金を注ぎ込んでもこの問題はあまり改善しない。一応、周回を重ね、20段階改造を施せばさすがにそれなりにはなる。
 +
:地形適応は海以外は全てSとかなり優秀。今作は地上戦MAPが多く、MS形態で飛べる空Sユニットは貴重。
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 +
===単独作品===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦}}
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:宇宙編の主力であり、ウッソの能力と相まって、切り込み隊長として非常に優秀な機体である。
 +
:攻撃力があまり高くないのが弱点であるが、すぐに換装パーツである[[V2バスターガンダム|バスターパーツ]]or[[V2アサルトガンダム|アサルトパーツ]]のどちらかをイベント入手できるので、あまり気にする必要はない。
 +
:もう片方についても、終盤で自動で入手する事になり、これで[[V2アサルトバスターガンダム]]としての運用ができるようになる。
 +
:光の翼を改造すればMAP兵器版が追加される。「指定箇所へ移動し、その軌跡が攻撃範囲になる」という『第2次G』とは少し異なった効果範囲になった。威力自体は低いが攻撃範囲を指定できるので、[[幸運]]・[[てかげん]]持ちの[[アムロ・レイ|アムロ]]を乗せれば稼ぎにも仲間の育成にも活用できる。
 +
:;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}}
 +
::フリーバトルに登場。[[カラオケモード]]にもライフルを発射する一枚絵が登場する。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦30}}
 +
:キーミッション「新しい翼」にて加入。ウッソの[[Vダッシュガンダム]]の改造を引き継ぐ。
 +
:「新しい翼」は条件次第で早期解放が可能で、「新しい翼」クリア後に「宇宙を走る閃光」を始めると、'''[[オリファー・イノエ|オリファー]]の初期機体が2機目のV2に変化し、SRWで初めてオリファー機を加入させられる'''[[隠し要素/30|隠し要素]]が存在。ただしオリファー機はアサルトバスターへの換装が不可能かつ、改造引き継ぎはなし。
 +
:「新しい翼」はキーミッションなのでウッソ機は必ず手に入るが、ウッソの撃墜数または「宇宙を走る閃光」のクリアが発生条件なので、ウッソを育てているかどうかで加入時期がやや前後する。
 +
:本作では光の翼に照準値低下効果がついており[[マップ兵器]]版含め移動後使用可能で、マップ兵器は射程4で左右斜めに延びる方向指定型。独特かつ狭めの攻撃範囲ではあるが威力が高く以前の作品とは真逆の調整となっている。消費ENについても通常版は80、マップ兵器版は100と過去作品より重いが、カスタムボーナスである程度は軽減される。また、ウッソが搭乗時には専用のカットインが追加される。
 +
:[[フルアーマー百式改]]が決定打に欠け、[[プレッシャー]]の関係で接近戦が得意な[[シャア・アズナブル|クワトロ]]や、[[ナラティブガンダム]]A装備の癖の強さやB装備のパンチ力不足に悩まされる[[ヨナ・バシュタ|ヨナ]]、また全ての武器がニュータイプでなくとも使えるため、『[[機動戦士Vガンダム|Vガンダム]]』の[[オールドタイプ]]勢の育成など、2機手に入る事もあり乗り換えで他のパイロットに使わせても活躍が見込める。
 +
:ただし本作では特殊能力の分身を所持しておらず、ウッソのエースボーナスで特殊回避を再現する形になっているため、ウッソ以外が乗っている時は従来ほど圧倒的な回避力を発揮できるわけではない点に注意。
 +
:アサルトバスターパーツを入手すると、なぜかフルカスタムボーナスが外されてしまう<ref>恐らくパーツ入手時点で素のV2ガンダム⇒換装可能なV2ガンダムへと機体データが変わり、改造引継ぎされた扱いになっていると思われる。</ref>。
 +
 
 +
===関連作品===
 +
;[[コンパチヒーローシリーズ|ザ・グレイトバトルIV]]
 +
:特殊部隊バトルフォースの1人で[[コンパチブルカイザー|コンパチカイザー]]にも搭乗。
 +
:性格は過去シリーズの[[ガンダムF91|F91]]に似て熱血漢の優等生で青いマフラーがよく似合っている。V2ナパームを武器としホバリング、ビームサーベルといったギミックを持つ。
 +
;[[コンパチヒーローシリーズ|バトルレーサーズ]]
 +
:レース用のパーツを装備して登場。肩アーマーやミノフスキードライブユニットが大型化している。
 +
 
 +
==装備・機能==
 +
===武装・[[必殺武器]]===
 +
====武装====
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
:頭部に2門内蔵している。コアファイター形態では唯一の武器。
+
:頭部に2門内蔵している。
 +
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』ではCT補正が+50と異常に高い。
 +
;機雷
 +
:フロントアーマー内に内蔵されていた武装。使われた回数は非常に少ない。SRW未実装。
 +
;[[ビームシールド|ビーム・シールド]]
 +
:両腕の肘に発生器を内蔵。発生器は縦方向に180度まで展開する事が可能。
 +
;ビーム・サーベル
 +
:両肘のビームシールド内に2本ずつ格納している。基本装備にして必殺武器でもあり、劇中では[[ザンネック]]や[[ゲンガオゾ]]といった強敵へのトドメ用に頻繁に用いられた。クロノクルの[[リグ・コンティオ]]最終戦では、2本同時使用により長大化したビーム刃で攻撃・撃破したのだが、SRWではまだ未実装。
 
;マルチプル・ランチャー装備型ビーム・ライフル
 
;マルチプル・ランチャー装備型ビーム・ライフル
:本機の主兵装。グリップ部以外はVガンダムの物と形状が異なっている。
+
:本機の主兵装。グリップ部以外はVガンダムの物と形状が異なっている。同形状の新型なのか改良で威力を向上させたのか、終盤ではビームシールドやアインラッドをも貫通してMSを撃破するほどの威力を見せた。
;ビーム・ピストル
+
:;ビーム・ピストル
:ビームライフルのグリップを外すとビームピストルになる。Vガンダムの物と同型。SRWでは未実装。
+
::ビームライフルのグリップを外すとビームピストルになる。Vガンダムの物と同型。SRW未実装。
;マルチプル・ランチャー
+
:;マルチプル・ランチャー
:ビームライフルに付属しているグレネード弾。
+
::ビームライフルに付属しているグレネード弾。
;機雷
+
::『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では初期攻撃力がバルカン以下になっている。
:フロントアーマー内に内蔵されていた武装。使われた回数は非常に少ない。SRWでは未実装。
 
  
==== 格闘兵装 ====
+
====戦法====
;ビーム・サーベル
 
:両肘のビームシールド内に2本ずつ格納している。
 
 
;光の翼
 
;光の翼
:ミノフスキードライブへ供給されたエネルギーの内、推進力に変換できなかった分を外へ放出する事で発生する現象。ウッソはこれを上手く利用し巨大なビーム・サーベルとして敵を攻撃したり、[[ビームシールド]]の代わりとして使ったりしていた。しかし、SRWでは防御には使用できない。
+
:ミノフスキードライブへ供給されたエネルギーの内、推進力に変換できなかった分を外へ放出する事で発生する現象。
:大抵の作品ではMAP兵器版も存在する。選択したマスに移動し、その周囲を攻撃するタイプであったり、攻撃範囲が広い方向指定タイプであったりとシリーズによって扱いは異なる。
+
:本来は機体の欠陥として発生した現象であるが、ウッソはこれを上手く利用し巨大なビーム・サーベルとして敵を攻撃したり、[[ビームシールド]]の代わりとして使ったりしていた。また、翼の間にもメガ粒子が発生しており、この間を通るMSを機能不全に陥らせることもできる。
 +
:SRWでは防御兵装としては使用不可。単体版ではウイング兼巨大サーベルとしてすれ違うように敵機を切り裂く演出が多い。
 +
:大抵の作品ではMAP兵器版も存在する。翼を展開したまま選択したマスに移動してその周囲を攻撃するタイプであったり、長大化させた翼を羽ばたかせて広範囲を薙ぎ払う方向指定タイプであったりとシリーズによって扱いは異なる。
 +
;ブーツ編隊攻撃
 +
:対[[ザンネック]]戦で使用。Vガンダムのボトム・リムをV2ガンダムでも遠隔操作出来ることを利用し、V2ガンダムで敵を引き付けて、後ろに追走させていた複数のボトム・リムを敵に特攻させる奇襲作戦。操縦する[[ファラ・グリフォン]]が敵パイロットの居場所を精神波で鋭敏に察知する事が出来るが、無人機への反応が有人機に比べて比較的鈍い事を逆手に取った策で、これにより撃破への道筋を拓いた。SRW未実装。
 +
;シューティングスターアタック
 +
:[[漫画|漫画版]]で[[ザンネック]]を破った技。[[Vガンダム]]用のトップ・リム2機を持ち、それらのビームシールドを全開にして体当たりする。SRW未実装。
 +
;ダブルクロスカッター
 +
:漫画版で使用した[[オデロ・ヘンリーク|オデロ]]の乗る[[ガンブラスター]]とのビームサーベルによる[[合体攻撃]]。SRW未実装。
  
==== 防御兵装 ====
+
====オプション装備====
;[[ビームシールド|ビーム・シールド]]
+
;メガ・ビーム・ライフル
:両腕に装備している。
+
:Vガンダムのメガビームライフルを参考に開発された武装。バレルユニットとコントロールユニットの2つで構成されており、出力はVガンダムのそれに比べて約2倍である。出力を調整すれば連射も可能。
 +
:アサルトパーツの一部とされることもあるが、どの状態でも使用できる。腕のビームシールドユニットに接続してエネルギー供給と共に使用される。
 +
;メガ・ビーム・シールド
 +
:高出力・広範囲のビームを張る事が可能な防御兵装。シールド発生装置が大型化しており、見た目は実体盾のようである。
 +
:取り付けられた3基のバリアビットを展開してビームを展開する。また、装置とビットの間に発生したビームで敵機を切り裂いたり、V字マークからビームを発射する等、攻撃にも使用できる。
 +
:アサルトパーツの一部とされる事もあるが、どの状態でも使用できる。こちらも腕のビームシールドユニットに接続してエネルギー供給と共に使用される。Vのシールドユニットにも接続可能だが出力が足らず、オーバーヒートしてしまった。
 +
;ビーム・バズーカ
 +
:[[ガンブラスター]]と同じ物。1話のみ火力を補うため装備した。
 +
 
 +
==== その他装備 ====
 +
;ジャベリン用ビーム・ライフル
 +
:物語終盤で一時的に使用。連戦続きでろくに補給もできない状態だった際にどこからか回収したジャベリン(SRW未登場)用のビーム・ライフル。
  
=== [[特殊能力]] ===
+
===[[特殊能力]]===
 
;剣装備、盾装備、銃装備
 
;剣装備、盾装備、銃装備
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動させる。
+
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動する。
;[[Iフィールド]]
 
:本来はV2アサルトのショルダーアーマーに内蔵されているはずだが、『[[新スーパーロボット大戦]]』では全形態が所有している。
 
 
;[[分身]]
 
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:本機には分身機能はないが、ボンボン漫画版では[[スーパーロボット]]のように分身している。
 
:本機には分身機能はないが、ボンボン漫画版では[[スーパーロボット]]のように分身している。
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:原作アニメでも、その'''加速力は[[強化人間]]の[[ファラ・グリフォン|ファラ]]が見失う程で、[[カテジナ・ルース|カテジナ]]は「残像を残して消えた」と表現している'''。分身の名称が細分化された現在ならば、「高速回避」と呼ばれるのかもしれない。
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:『30』では先述の通り、ウッソのエースボーナスにより付与される[[特殊回避]]として再現される形となったため、機体側としては未採用。
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;[[分離]]
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:[[コアファイター (V2)|コアファイター]]へと分離する。
 
;[[換装]]
 
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:[[V2アサルトガンダム|アサルト]]、[[V2バスターガンダム|バスター]]、[[V2アサルトバスターガンダム|アサルトバスター]]へと換装する。
 
:[[V2アサルトガンダム|アサルト]]、[[V2バスターガンダム|バスター]]、[[V2アサルトバスターガンダム|アサルトバスター]]へと換装する。
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:『30』ではウッソ機のみ換装可能。隠しで入手する2機目は換装することが出来ない。
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;[[Iフィールド]]
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:本来はV2アサルトのショルダーアーマーに内蔵されているはずだが、『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では全形態が所有している。光の翼によるビームシールドの再現とも考えられる。
  
=== 移動タイプ ===
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===移動タイプ===
 
;[[空]]・[[陸]]
 
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=== カスタムボーナス ===
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===カスタムボーナス===
 
;[[V2アサルトバスターガンダム]]に変化
 
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:[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]で採用。
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:[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』で採用。
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;「光の翼」の攻撃力+200、消費EN-15。移動力+1。
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:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。順当に最強技の使い勝手を良くするボーナス。だがこれでもまだ燃費が悪いので乱発は禁物。
 +
:本格的に使っていくというなら、Eセーブや消費EN軽減系パーツを駆使して消費を大きく抑えていきたいところ。せめて50%くらいは軽減したいかもしれない。
  
== 機体[[BGM]] ==
+
==機体BGM==
 
;「STAND UP TO THE VICTORY」
 
;「STAND UP TO THE VICTORY」
:初期OPテーマ。新スーパーロボット大戦におけるVガンダム系のBGMは、全てこのBGMになる。
+
:前期OPテーマ。『[[新スーパーロボット大戦|新]]』『30』で採用。
 
;「DON'T STOP CARRY ON」
 
;「DON'T STOP CARRY ON」
:第3クール以降のOPテーマ。
+
:後期OPテーマ。『第2次G』『α』『α外伝』『D』で採用。
 +
:イントロはフルコーラス版のものを使用しているため、TV版とは若干異なる。
 +
:『30』ではDLC適用時に原曲がデフォルトBGMとなる。
  
== 対決・名場面など ==
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==対決・名場面==
;対[[ゴトラタン]]
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;対[[ゴトラタン]]
:[[エンジェル・ハイロゥ]]内部で[[カテジナ・ルース]]の[[ゴトラタン]]がメガビームキャノンを持ち、ウッソを威嚇。カテジナは「この艦が沈めば、坊やは幸せになるんだろ!」と叫ぶが、カテジナの目にはウッソを守って散った仲間たちの幻影が見え、「まやかすなぁー!」と激昂しビーム砲を放つ。そしてウッソはV2ガンダム最強の武器「光の翼」をビームシールドの発生器に覆って防御し、最大出力でカテジナのゴトラタンごと吹き飛ばした。
+
:[[エンジェル・ハイロゥ]]内部で[[カテジナ・ルース]]の[[ゴトラタン]]がメガビームキャノンを持ち、ウッソを威嚇。
 +
:カテジナは「この艦が沈めば、坊やは幸せになるんだろ!」と叫ぶが、カテジナの目にはウッソを守って散った仲間達の幻影が見え、「まやかすなぁー!!」と激昂しビーム砲を放つ。
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:そしてウッソはV2ガンダム最強の武器「光の翼」をビームシールドの発生器に覆って防御し、最大出力でカテジナのゴトラタンごと吹き飛ばした。
  
== 関連機体 ==
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==関連機体==
;[[V2アサルトガンダム]]
 
:
 
;[[V2バスターガンダム]]
 
:
 
;[[V2アサルトバスターガンダム]]
 
:アサルトパーツとバスターパーツを同時に装着した形態。
 
;[[コアファイター (V2)]]
 
:
 
 
;[[Vガンダム]]
 
;[[Vガンダム]]
:
+
:開発のベースとなった機体。
;F99 レコードブレイカー
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;[[GUNDAM:レコードブレイカー|レコードブレイカー]](SRW未登場)
:『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の七人]]』に登場するミノフスキードライブを搭載した試作機。SRW未登場。
+
:『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]』に登場するミノフスキードライブを搭載した試作機。
;ザンスパイン
+
;[[GUNDAM:プロトV2ガンダム|プロトV2ガンダム]](SRW未登場)
:『SDガンダム Gジェネレーションシリーズ』に登場。[[ザンスカール帝国]]が開発したミノフスキードライブ搭載MSで「ザンスカール製V2ガンダム」と呼べる機体。パイロットには[[ファラ・グリフォン]]が想定されていたが、開発責任者である[[タシロ・ヴァゴ]]とファラが戦死したため前線に出ることは無かった。SRW未登場。
+
:[[漫画]]『機動戦士Vガンダム外伝 プロジェクト・エクソダス』(SRW未参戦)に登場する青いV2。ミノフスキードライブは搭載されていない合体変形機構の試験機。
;試験型V2ガンダム
+
;ファントムガンダム(SRW未登場)
:長谷川裕一氏による外伝漫画『機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス』に登場する青いV2ガンダム。合体変形機構の試験機にあたりミノフスキードライブは搭載されていない。[[シャクティ・カリン]]に瓜二つの少女カムイ・ギアンが乗り込む。なお、コミックス新装版のメカ解説によると本機体のカラーリングは目視しやすくする目的のほか、テストパイロットを務めた[[ハリソン・マディン|『青い稲妻』と呼ばれた連邦の退役軍人]]のパーソナルカラーに準じたものらしい。SRW未登場。
+
:[[漫画]]『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(SRW未参戦)に登場する木星共和国が開発した試作機。不完全なミノフスキードライブを持つ。
 +
;[[マザー・バンガード]]
 +
:『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』に登場する[[戦艦]]。UC120年代ではミノフスキードライブ実用にはこの艦ほどのサイズと非常に高い技術力が必要であった。
 +
 
 +
==余談==
 +
*[[コンピュータゲーム|SLG]]『SDガンダム Gジェネレーションシリーズ』の一部作品ではV2ガンダムのビームサーベル使用時の戦闘アニメで、[[漫画|漫画版]]に登場したビームサーベルによるVの字斬り「真・V字斬」を放っている事が多い。
 +
**しかし、元ネタの漫画版では「真・V字斬」は'''V字とは名ばかりの一文字斬り'''である。ただし、[[Vガンダム]]の方の「ヴィクトリー斬り」はちゃんとVの字斬りになっているために混同したか、分かっていて敢えて漫画版ネタとしてVの字にした可能性がある。
 +
*[[小説|小説版]]では本機の代わりに'''セカンドV'''が登場している。
 +
**『SDガンダムワールド ヒーローズ』(SRW未参戦)ではV2ガンダムとセカンドVが演じたキャラが、コンビの[[海賊]](ベンジャミンV2ガンダム、エドワードセカンドV)として登場した。セカンドVは何気に現物のSDガンダムよりも早く、こちらでプラモが発売されている(セカンドVの元祖SDガンダムやBB戦士は存在しない)。
 +
*特撮番組『仮面ライダークウガ』の第25話「彷徨」では、本機のHG1/100[[ガンプラ]]が小道具として登場した。
 +
*[[漫画]]『クロスボーン・ガンダム DUST』(SRW未参戦)では[[ミノフスキードライブ]]の説明に1コマだけ登場するが、機体自体は登場しなかった。
  
== 余談 ==
+
==脚注==
*製造費がとんでもなく高いらしく、これのコアファイターは[[戦艦]]1隻分とも言われている。
+
<references />
*ゲーム『SDガンダム Gジェネレーションシリーズ』の一部作品ではV2ガンダムのビームサーベル使用時の戦闘アニメでボンボン漫画版に登場したビームサーベルによる[[ボルテスV|Vの字斬り]]「真・V字斬」を放っている事が多い。
 
**しかし、元ネタの漫画版では「真・V字斬」は'''名ばかりの一文字斬り'''だったりする。ただし、[[Vガンダム]]の方の「ヴィクトリー斬り」はちゃんとVの字斬りになっているため、混同した可能性がある。
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:V2ガンダム]]
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2024年8月1日 (木) 03:39時点における最新版

V2ガンダムは『機動戦士Vガンダム』の主役メカの一つ。

V2ガンダム
外国語表記 Victory Two Gundam[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン カトキハジメ
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦G
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
正式名称 ヴィクトリー2ガンダム
分類 汎用可変モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 LM314V21
頭頂高 15.5 m
本体重量 11.5 t
全備重量 15.9 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 7,510 kW
推進機関 ミノフスキードライブ×2
スラスター推力

16,700 kg×2
4,770 kg×7

総推力
計測不能
アポジモーター 42
装甲材質 ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
開発 リガ・ミリティア
主なパイロット ウッソ・エヴィン
テンプレートを表示

概要編集

リガ・ミリティアが新たに開発した試作型可変モビルスーツで、Vガンダムの後継機。

機体概要編集

背部には革新的な推進システム「ミノフスキードライブ」を搭載されており、従来のモビルスーツを大きく上回る加速力を誇る。この装備は元々、Vガンダムのオプション装備として開発が進められていたが、後にVガンダムには搭載できない事が判明したため、急遽ミノフスキードライブが搭載可能な新設計機として本機が開発された。

Vガンダムと違って量産は考慮されていないため、建造費用が極めて高いとされている。実際、V2のコアファイターの値段は戦艦1隻分とも言われている。機体全体が高価ならパーツアタックはご法度とされるし、小破した場合は応急修理しかできなくなるが完全復旧を果たしているため、トップとボトムはVガンダムの数割増し程度で、建造費用の大半はミノフスキードライブが搭載されているコアファイター部分に集約されていると思われる。

なお、本機の試作機(外見は同じだが塗装が異なりミノフスキードライブ未搭載)も存在するようで、『プロジェクト・エクソダス』ではその内の一機が政治的駆け引きの末に木星船団へ横流しされた。

基本構造はVガンダムと同様にコアファイター、トップリム(ハンガー)、ボトムリム(ブーツ)で構成されている。なお、Vガンダム用ハンガー&ブーツとの互換性もあるとされている。左目の部分に長距離狙撃等に使用する精密照準オプションパーツ「ロングレンジアダプター」を装着可能。普段は目の上の頭部に内蔵されている。

ミノフスキードライブは出力を上げると「光の翼」と呼ばれる推進エネルギーの変換ロスで生じるメガ粒子の放出現象が発生するが、この変換ロス成分はメガ粒子ビームと殆ど変わらない性質のため、上手く制御できればビームサーベルビームシールドのようにも扱える。また、出力の余裕を利用し、アサルトパーツバスターパーツといったオプション装備を取り付ける事で火力や防御力を向上させる事も可能である。ただし原作では戦況の悪化に伴う資材・人材・調整不足のためか、アサルト・バスターともほんの数回しか使用されていない。

Vガンダムと同様にファイター、ハンガー、ブーツに分離する事も可能で、胴体部分にあたるハンガーのマニピュレーターを遠隔操作してビームサーベルやビームライフルを取り出し、奇襲をかける戦術を展開できる。ハンガーやブーツを射出するパーツアタックも引き続き可能ではあるが、Vガンダムより高価な機体である事からコスト面で折り合わず頻度は大幅に減り、人型形態を維持したまま戦闘する方が多かった。

構成機体編集

コアファイター
頭部・胸部になる中核パーツ。コクピット部分を内蔵し、小型戦闘機としても運用できる。
トップリム(ハンガー)
上半身になるパーツ。武装が集中している。コアファイターから遠隔操作が可能。
ボトムリム(ブーツ)
下半身になるパーツ。スラスター類が集中している。コアファイターから遠隔操作が可能。

劇中での活躍編集

ウッソ機とオリファー機の2機が存在していたが、オリファー機はモトラッド艦に特攻して失われている。その後は実質的にウッソ専用機として運用され、最後まで戦い抜いた。

戦争が終結した後はカサレリアVガンダムと共に放棄されている。Vガンダムと共に、地球宇宙を転戦して終戦を無事地球で迎えた演出が為された、初の主役機ガンダムであった。

強化装備形態編集

V2アサルトガンダム
アサルトパーツを装着した形態。
V2バスターガンダム
バスターパーツを装着した形態。
V2アサルトバスターガンダム
アサルトパーツとバスターパーツを同時に装着した形態。

登場作品と操縦者編集

SRWでは基本的にウッソ機のみの登場となる。映像化されたU.C.系ガンダムで最も後期ガンダムな為、機体性能は高く、特に運動性νガンダムF91よりも高く、移動力もモビルスーツトップクラス。

加速力の表現なのか漫画版の影響なのか、多くの作品でV2は特殊能力分身を所有している。代名詞の光の翼は基本的に武器として扱われ、その性能は作品でまちまちだが、通常兵器版・MAP兵器版の双方の存在はほぼ固定されている。

エステバリスストライクガンダムと同様に換装システムがあるのも特徴だが、それらと違って戦闘中の換装はできない(漫画版のみ、戦闘中にアサルトパーツの換装を行っている)。換装パーツを付けると例外なく運動性が落ちるが、付けないと光の翼以外は大したことのない打撃力を欠いたモビルスーツなので、どうしても付けることになる。

なお、原作で使用されたブーツアタック系の攻撃は、SRWでは使えない(『SDガンダムGジェネレーションシリーズ』等のゲーム作品では再現されている)。代わりのパーツが無いのか、もしくは一度使用すると上半身だけになり、別ユニット扱いになる事の問題と推測される。

旧シリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。Vと比べてマップ兵器である「光の翼」が追加されるものの、メガビームライフルがなくなった分、火力が低下している。マップ兵器である光の翼は「移動したマスの左右のマスを攻撃する」という珍しい攻撃範囲を持つ。移動指定した場所により攻撃可能な範囲が異なるため、当てたい相手に攻撃出来ない事も。
パイロットが2回行動出来れば往復しながらの攻撃も可能であり、積極的に動かない相手であれば、相手の射程範囲外を行ったり来たりするだけで安全に倒せる(なんとラスボス相手にも有効)。
ただし、命中補正がマイナス50と劣悪なため、パイロットには必中が欠かせない。フル改造することでV2アサルトバスターガンダムに変化する。武装追加により火力が激増する反面、移動後攻撃も出来なくなってしまうため、変化させるかどうかは慎重に考えたい。なおビームシールドが失われるが、本作でのシールドは条件的にあまり頼りにできないので、それほど気にする必要は無い。むしろIフィールドが付くので防御面はアップしていると言えるほど。難点は射程1の武装が失われ、間接攻撃無効を持つ相手への攻撃手段がなくなること(光の翼でダメージを与えることはできるが、反撃時に対抗手段がない)。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
序盤戦の最後、Vダッシュからほぼ間を置かずに入手する。今回から光の翼マップ兵器版が方向指定型になり攻撃範囲が非常に広くなったのが印象的。機体性能も高いがそれ以外の武器は今一つパッとせず、ウッソも含め格闘が得意なMSパイロットが少ないのも難点。パーツスロット1というのも残念なところ。2つの換装パーツの入手までが長いため結構な期間をこの形態で過ごさなければならないのが痛い。暫くはVダッシュの方が戦力として機能する可能性も。
この形態のみの特徴として、機体とサーベルの適応が海AなためV2の中で唯一海戦もこなせたりする一方、光の翼(MAP)のCT補正が±0と低い(他形態は+20)。
分離するか撃墜されるとコアファイターに変化。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
今回はウッソの格闘が高いため有用であるが、消費ENが多くなってしまい連発は不可能。やはり活躍するのはパーツを装備してからになる。
スーパーロボット大戦α外伝
ゾンダーエプタで入手。前作『α』から続投するMS主人公機では唯一の未来での初入手で、『α』で登場していたものとは別に生産されたものとのこと。他のパーツはやはり遅れて入手する。前作と同様、分離するか撃墜されるとコアファイターに変化。
光の翼(MAP)は火力や範囲などが弱体化したが、援護システム活用によって敵が密集することが増えたため、相変わらず強力。通常版は火力が上がり、ライフルにP属性が付いたりパーツスロットが2に増えるなど総合的には使いやすくなっている。ウッソを含め格闘も高い、伸びの良いパイロットが増えたのも大きい。但し改造費が高く、換装パーツ含め燃費は若干悪い方。しかしながら長射程・宇宙世紀系最高火力・マップ兵器持ち・空陸A有りにして、換装パーツで確定入手なのは、他にはない重要な利点と言える。
今作での光の翼のCT補正はこの形態のみ通常+20、MAP±0、他形態は通常+5、MAP+20となっていおり、この形態のみビームサーベルが海A。また機体性能が変わるせいか、パーツをつけていない素の当機の方が、換装パーツをつけている状態の時より獲得経験値が多くなる。そのためマップ兵器で経験値稼ぎする場合、換装パーツを付けない方がより多く稼げる。マップ兵器追加のないアサルトパーツだけ外しておくのも有効だろう。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦D
機体そのものは中盤で通常入手できるが、V2バスターガンダムV2アサルトガンダムに換装できるのは終盤に入ってから。また、アサルトパーツもバスターパーツも付けたV2アサルトバスターガンダムにするにはエンジェル・ハイロゥルートを通らないといけない。
肝心の性能だが、無印V2時点では回避能力以外はイマイチ。ビームライフルの威力がやや高いが、それ以上の火力の遠距離武器が無いため、回避能力も活かし難い。
MAP兵器版の光の翼が非常に広範囲を巻き込めるが、威力は低い。今作ではMAP兵器は改造効率が低く設定されており、V2の改造限界も低いため、資金を注ぎ込んでもこの問題はあまり改善しない。一応、周回を重ね、20段階改造を施せばさすがにそれなりにはなる。
地形適応は海以外は全てSとかなり優秀。今作は地上戦MAPが多く、MS形態で飛べる空Sユニットは貴重。

単独作品編集

新スーパーロボット大戦
宇宙編の主力であり、ウッソの能力と相まって、切り込み隊長として非常に優秀な機体である。
攻撃力があまり高くないのが弱点であるが、すぐに換装パーツであるバスターパーツorアサルトパーツのどちらかをイベント入手できるので、あまり気にする必要はない。
もう片方についても、終盤で自動で入手する事になり、これでV2アサルトバスターガンダムとしての運用ができるようになる。
光の翼を改造すればMAP兵器版が追加される。「指定箇所へ移動し、その軌跡が攻撃範囲になる」という『第2次G』とは少し異なった効果範囲になった。威力自体は低いが攻撃範囲を指定できるので、幸運てかげん持ちのアムロを乗せれば稼ぎにも仲間の育成にも活用できる。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。カラオケモードにもライフルを発射する一枚絵が登場する。
スーパーロボット大戦30
キーミッション「新しい翼」にて加入。ウッソのVダッシュガンダムの改造を引き継ぐ。
「新しい翼」は条件次第で早期解放が可能で、「新しい翼」クリア後に「宇宙を走る閃光」を始めると、オリファーの初期機体が2機目のV2に変化し、SRWで初めてオリファー機を加入させられる隠し要素が存在。ただしオリファー機はアサルトバスターへの換装が不可能かつ、改造引き継ぎはなし。
「新しい翼」はキーミッションなのでウッソ機は必ず手に入るが、ウッソの撃墜数または「宇宙を走る閃光」のクリアが発生条件なので、ウッソを育てているかどうかで加入時期がやや前後する。
本作では光の翼に照準値低下効果がついておりマップ兵器版含め移動後使用可能で、マップ兵器は射程4で左右斜めに延びる方向指定型。独特かつ狭めの攻撃範囲ではあるが威力が高く以前の作品とは真逆の調整となっている。消費ENについても通常版は80、マップ兵器版は100と過去作品より重いが、カスタムボーナスである程度は軽減される。また、ウッソが搭乗時には専用のカットインが追加される。
フルアーマー百式改が決定打に欠け、プレッシャーの関係で接近戦が得意なクワトロや、ナラティブガンダムA装備の癖の強さやB装備のパンチ力不足に悩まされるヨナ、また全ての武器がニュータイプでなくとも使えるため、『Vガンダム』のオールドタイプ勢の育成など、2機手に入る事もあり乗り換えで他のパイロットに使わせても活躍が見込める。
ただし本作では特殊能力の分身を所持しておらず、ウッソのエースボーナスで特殊回避を再現する形になっているため、ウッソ以外が乗っている時は従来ほど圧倒的な回避力を発揮できるわけではない点に注意。
アサルトバスターパーツを入手すると、なぜかフルカスタムボーナスが外されてしまう[2]

関連作品編集

ザ・グレイトバトルIV
特殊部隊バトルフォースの1人でコンパチカイザーにも搭乗。
性格は過去シリーズのF91に似て熱血漢の優等生で青いマフラーがよく似合っている。V2ナパームを武器としホバリング、ビームサーベルといったギミックを持つ。
バトルレーサーズ
レース用のパーツを装備して登場。肩アーマーやミノフスキードライブユニットが大型化している。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

武装編集

バルカン砲
頭部に2門内蔵している。
α』『α外伝』ではCT補正が+50と異常に高い。
機雷
フロントアーマー内に内蔵されていた武装。使われた回数は非常に少ない。SRW未実装。
ビーム・シールド
両腕の肘に発生器を内蔵。発生器は縦方向に180度まで展開する事が可能。
ビーム・サーベル
両肘のビームシールド内に2本ずつ格納している。基本装備にして必殺武器でもあり、劇中ではザンネックゲンガオゾといった強敵へのトドメ用に頻繁に用いられた。クロノクルのリグ・コンティオ最終戦では、2本同時使用により長大化したビーム刃で攻撃・撃破したのだが、SRWではまだ未実装。
マルチプル・ランチャー装備型ビーム・ライフル
本機の主兵装。グリップ部以外はVガンダムの物と形状が異なっている。同形状の新型なのか改良で威力を向上させたのか、終盤ではビームシールドやアインラッドをも貫通してMSを撃破するほどの威力を見せた。
ビーム・ピストル
ビームライフルのグリップを外すとビームピストルになる。Vガンダムの物と同型。SRW未実装。
マルチプル・ランチャー
ビームライフルに付属しているグレネード弾。
α』では初期攻撃力がバルカン以下になっている。

戦法編集

光の翼
ミノフスキードライブへ供給されたエネルギーの内、推進力に変換できなかった分を外へ放出する事で発生する現象。
本来は機体の欠陥として発生した現象であるが、ウッソはこれを上手く利用し巨大なビーム・サーベルとして敵を攻撃したり、ビームシールドの代わりとして使ったりしていた。また、翼の間にもメガ粒子が発生しており、この間を通るMSを機能不全に陥らせることもできる。
SRWでは防御兵装としては使用不可。単体版ではウイング兼巨大サーベルとしてすれ違うように敵機を切り裂く演出が多い。
大抵の作品ではMAP兵器版も存在する。翼を展開したまま選択したマスに移動してその周囲を攻撃するタイプであったり、長大化させた翼を羽ばたかせて広範囲を薙ぎ払う方向指定タイプであったりとシリーズによって扱いは異なる。
ブーツ編隊攻撃
ザンネック戦で使用。Vガンダムのボトム・リムをV2ガンダムでも遠隔操作出来ることを利用し、V2ガンダムで敵を引き付けて、後ろに追走させていた複数のボトム・リムを敵に特攻させる奇襲作戦。操縦するファラ・グリフォンが敵パイロットの居場所を精神波で鋭敏に察知する事が出来るが、無人機への反応が有人機に比べて比較的鈍い事を逆手に取った策で、これにより撃破への道筋を拓いた。SRW未実装。
シューティングスターアタック
漫画版ザンネックを破った技。Vガンダム用のトップ・リム2機を持ち、それらのビームシールドを全開にして体当たりする。SRW未実装。
ダブルクロスカッター
漫画版で使用したオデロの乗るガンブラスターとのビームサーベルによる合体攻撃。SRW未実装。

オプション装備編集

メガ・ビーム・ライフル
Vガンダムのメガビームライフルを参考に開発された武装。バレルユニットとコントロールユニットの2つで構成されており、出力はVガンダムのそれに比べて約2倍である。出力を調整すれば連射も可能。
アサルトパーツの一部とされることもあるが、どの状態でも使用できる。腕のビームシールドユニットに接続してエネルギー供給と共に使用される。
メガ・ビーム・シールド
高出力・広範囲のビームを張る事が可能な防御兵装。シールド発生装置が大型化しており、見た目は実体盾のようである。
取り付けられた3基のバリアビットを展開してビームを展開する。また、装置とビットの間に発生したビームで敵機を切り裂いたり、V字マークからビームを発射する等、攻撃にも使用できる。
アサルトパーツの一部とされる事もあるが、どの状態でも使用できる。こちらも腕のビームシールドユニットに接続してエネルギー供給と共に使用される。Vのシールドユニットにも接続可能だが出力が足らず、オーバーヒートしてしまった。
ビーム・バズーカ
ガンブラスターと同じ物。1話のみ火力を補うため装備した。

その他装備編集

ジャベリン用ビーム・ライフル
物語終盤で一時的に使用。連戦続きでろくに補給もできない状態だった際にどこからか回収したジャベリン(SRW未登場)用のビーム・ライフル。

特殊能力編集

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動する。
分身
本機には分身機能はないが、ボンボン漫画版ではスーパーロボットのように分身している。
原作アニメでも、その加速力は強化人間ファラが見失う程で、カテジナは「残像を残して消えた」と表現している。分身の名称が細分化された現在ならば、「高速回避」と呼ばれるのかもしれない。
『30』では先述の通り、ウッソのエースボーナスにより付与される特殊回避として再現される形となったため、機体側としては未採用。
分離
コアファイターへと分離する。
換装
アサルトバスターアサルトバスターへと換装する。
『30』ではウッソ機のみ換装可能。隠しで入手する2機目は換装することが出来ない。
Iフィールド
本来はV2アサルトのショルダーアーマーに内蔵されているはずだが、『』では全形態が所有している。光の翼によるビームシールドの再現とも考えられる。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

M

カスタムボーナス編集

V2アサルトバスターガンダムに変化
第2次G』で採用。
「光の翼」の攻撃力+200、消費EN-15。移動力+1。
30』で採用。順当に最強技の使い勝手を良くするボーナス。だがこれでもまだ燃費が悪いので乱発は禁物。
本格的に使っていくというなら、Eセーブや消費EN軽減系パーツを駆使して消費を大きく抑えていきたいところ。せめて50%くらいは軽減したいかもしれない。

機体BGM編集

「STAND UP TO THE VICTORY」
前期OPテーマ。『』『30』で採用。
「DON'T STOP CARRY ON」
後期OPテーマ。『第2次G』『α』『α外伝』『D』で採用。
イントロはフルコーラス版のものを使用しているため、TV版とは若干異なる。
『30』ではDLC適用時に原曲がデフォルトBGMとなる。

対決・名場面編集

ゴトラタン
エンジェル・ハイロゥ内部でカテジナ・ルースゴトラタンがメガビームキャノンを持ち、ウッソを威嚇。
カテジナは「この艦が沈めば、坊やは幸せになるんだろ!」と叫ぶが、カテジナの目にはウッソを守って散った仲間達の幻影が見え、「まやかすなぁー!!」と激昂しビーム砲を放つ。
そしてウッソはV2ガンダム最強の武器「光の翼」をビームシールドの発生器に覆って防御し、最大出力でカテジナのゴトラタンごと吹き飛ばした。

関連機体編集

Vガンダム
開発のベースとなった機体。
レコードブレイカー(SRW未登場)
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』に登場するミノフスキードライブを搭載した試作機。
プロトV2ガンダム(SRW未登場)
漫画『機動戦士Vガンダム外伝 プロジェクト・エクソダス』(SRW未参戦)に登場する青いV2。ミノフスキードライブは搭載されていない合体変形機構の試験機。
ファントムガンダム(SRW未登場)
漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(SRW未参戦)に登場する木星共和国が開発した試作機。不完全なミノフスキードライブを持つ。
マザー・バンガード
機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する戦艦。UC120年代ではミノフスキードライブ実用にはこの艦ほどのサイズと非常に高い技術力が必要であった。

余談編集

  • SLG『SDガンダム Gジェネレーションシリーズ』の一部作品ではV2ガンダムのビームサーベル使用時の戦闘アニメで、漫画版に登場したビームサーベルによるVの字斬り「真・V字斬」を放っている事が多い。
    • しかし、元ネタの漫画版では「真・V字斬」はV字とは名ばかりの一文字斬りである。ただし、Vガンダムの方の「ヴィクトリー斬り」はちゃんとVの字斬りになっているために混同したか、分かっていて敢えて漫画版ネタとしてVの字にした可能性がある。
  • 小説版では本機の代わりにセカンドVが登場している。
    • 『SDガンダムワールド ヒーローズ』(SRW未参戦)ではV2ガンダムとセカンドVが演じたキャラが、コンビの海賊(ベンジャミンV2ガンダム、エドワードセカンドV)として登場した。セカンドVは何気に現物のSDガンダムよりも早く、こちらでプラモが発売されている(セカンドVの元祖SDガンダムやBB戦士は存在しない)。
  • 特撮番組『仮面ライダークウガ』の第25話「彷徨」では、本機のHG1/100ガンプラが小道具として登場した。
  • 漫画『クロスボーン・ガンダム DUST』(SRW未参戦)ではミノフスキードライブの説明に1コマだけ登場するが、機体自体は登場しなかった。

脚注編集

  1. MECHANIC|機動戦士Vガンダム 2022年1月10日閲覧。
  2. 恐らくパーツ入手時点で素のV2ガンダム⇒換装可能なV2ガンダムへと機体データが変わり、改造引継ぎされた扱いになっていると思われる。

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