イングリット・トラドール

イングリット・トラドールは『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の登場人物。

イングリット・トラドール
外国語表記 INGRID TRADOLL[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 上坂すみれ
デザイン 平井久司
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
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プロフィール
種族 地球人
性別
生年月日 C.E.54年8月23日
年齢 20歳
身長 159 cm
血液型 A型
所属組織 ファウンデーション王国
所属部隊 ブラックナイトスコード
役職 国務秘書官
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概要 編集

ファウンデーション王国の国務秘書官で、女王親衛隊ブラックナイトスコードの一員。宰相オルフェ・ラム・タオを行政面でサポートしている。

好戦的で傲慢な性格揃いのブラックナイトでは例外的に礼儀正しく穏やかな性格をしており、他のメンバーと違い他者を見下すような言動も一切ない。一方で、ラクス・クラインに対して執着を見せるオルフェには複雑な感情をのぞかせる。

登場作品と役柄 編集

単独作品 編集

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。メインシナリオ4章Part3より登場。

人間関係 編集

ファウンデーション王国 編集

アウラ・マハ・ハイバル
女王であり母として忠実に従っている。
オルフェ・ラム・タオ
右腕として行政面で補佐しているが…。イングリットがどれだけ尽くしても彼からの扱いは冷淡で、路傍の石のように存在を無視され、顔すらまともに見てくれないという惨状である。
リデラード・トラドール
ブラックナイトスコードの仲間で血縁上の妹。しかし性格は残虐で好戦的と他のブラックナイトスコードの面々と大して変わりが無く、似ても似つかない。
シュラ・サーペンタイングリフィン・アルバレストリュー・シェンチアンダニエル・ハルパー
仲間。ただし、彼らやリデルの無礼で挑発的な言動には困り果てているようで、何度も彼らの無礼さを窘めている。

世界平和監視機構コンパス 編集

ラクス・クライン
国賓である彼女を「姫様」と称し敬意を以て接するが、その態度とは裏腹に複雑な心境を垣間見せる。
キラ・ヤマト
シン・アスカ
ブラックナイトスコードの中で唯一彼らに対しても礼節を弁えた対応を取る。

名台詞 編集

「お客人に失礼ですよ、貴方たち!」
キラ達コンパス隊を挑発するシュラ達を強く注意して。
ここで下手に揉めてキラ達の機嫌を損ねた場合はファウンデーション側の『計画』が瓦解しかねないのでそれを防ごうとした可能性も考えられるが、恐らく彼女の真面目な性分を考えると本心からの行動だったであろう。
「サーペンタイン団長! いい加減にして下さい!」
サーベルでの決闘でシンを打ち負かして礼節を欠いた発言を繰り返し、キラにサーベルを向けるシュラを注意する。

搭乗機体 編集

ブラックナイトスコード カルラ
サブパイロットとしてオルフェと共に搭乗。主に火器管制と専用ドラグーン『ジグラート』の操作を担当する。

余談 編集

  • 本作においてラクスと対を成す裏ヒロインとの声も非常に多い人気キャラクター。
    • ノベライズではイングリットの抱えている絶望や葛藤、良心の呵責が掘り下げられており、「より痛ましさが増している」と専らの評判。同時に、最終的な心理描写においても大きな扱いを受けている。
  • 実は敵味方の立場や年齢を問わず同性相手は役職や敬称を付けて呼ぶラクスが、シリーズで唯一呼び捨てにした女性キャラクターである。それほどラクスに与えた大きな影響が窺い知れる一幕。
  • 『イングリット』という名前は北欧における女性名であり、その語源は北欧神話の神『フレイ』。そのネーミング・キラとオルフェの対比構造を巡るラクスと合わせ鏡のような関係性・作中での役回りなど諸々から、公式言及はないもののフレイ・アルスターを意識したキャラコンセプトの可能性が指摘されている。
  • その髪色・髪型から、妹のリデルをも巻き込んで外見のモデルはポプテピピック』のピピ美ではないかという俗説があった。イングリットの担当声優の上坂氏がピピ美役の一人であることもこの珍妙な俗説に拍車をかけている。
  • 監督の福田己津央氏は「イングリットの救済は『スーパーロボット大戦』がやってくれるだろう」と舞台挨拶で公言し、半ば公認でスパロボ救済対象候補となった。

脚注 編集

資料リンク 編集