世界平和監視機構コンパス
世界平和監視機構コンパスとは、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する部隊。
概要 編集
第2次連合・プラント大戦後に大西洋連邦・プラント・オーブ連合首長国が共同で創設した組織。正式名称は「Compulsory Observational Making Peace Service(強制監査による平和奉仕活動)」。本部はプラント首都アプリリウス市に存在し、オブザーバーとしてスカンジナビア王国も参加している。
平和維持のための実行力を有した非遺伝子差別的な能動的組織で、世界各国の治安維持や救難・復興支援を目的とする。
主にオーブ軍やザフトなどから供出された装備を有し、人員もそれら組織から出向したスタッフが多い。アークエンジェル隊やミネルバ隊出身のメンバーを始め、かつての大戦で活躍した精鋭が結果的に集まっており、部隊の練度は非常に高いものとなっている。
テロリストへの対処も活動の一つに挙げられる一方で、テロや紛争が発生した後でなければ動けないという弱点を持ち、ブルーコスモスが散発的に起こす攻撃の前には後手に回ることも多い。
地球連合の主要国である大西洋連邦も関わっている組織だが、国内で独立問題に端を発した紛争が多発しているユーラシア連邦では戦闘に介入されたり、自国攻撃の口実にされることを嫌ってコンパスを活動を承認しない方針を取っている。そのため、コンパスの扱いは地球連合内部では意見が分かれている状態となっている。
登場作品 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。『FREEDOM』の原作再現が始まる4章Part3より登場。今作では生存したナタル・バジルールもコンパスに参加している。
人物 編集
- ラクス・クライン
- 初代総裁。
- リオ・マオ
- 秘書官。
ミレニアム 編集
- アレクセイ・コノエ
- 艦長。コンパス最年長。
- アーサー・トライン
- 副長。
- アルバート・ハインライン
- 技術責任者。
- マーカス・マグダネル
- 操舵手。
- アビー・ウィンザー
- オペレーター。
- オリビア・ラスカル
- 航法担当のオペレーター。
- ジェミー・トンプソン
- 探査担当のオペレーター。
- ドロシー・ブリストル
- 航法情報担当のオペレーター。
- ヒカル・ハヤテ
- 砲手を務めるオペレーター。
- ジム・ライアー
- 戦術情報全般を担当するオペレーター。
- マッド・エイブス
- メカニック。ヴィーノの上司。
- ヴィーノ・デュプレ
- メカニック。
ヤマト隊 編集
- キラ・ヤマト
- 隊長。コンパス内最高階級。
- シン・アスカ
- ザフトからの出向者。
- ルナマリア・ホーク
- ザフトからの出向者。
- アグネス・ギーベンラート
- ザフトからの出向者。
ハーケン隊 編集
- ヒルダ・ハーケン
- 隊長。
- マーズ・シメオン
- 隊員。
- ヘルベルト・フォン・ラインハルト
- 隊員。
アークエンジェル 編集
- マリュー・ラミアス
- 艦長。
- アーノルド・ノイマン
- 操舵手。
- ユウ・キリシマ
- 副操舵手。
- ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
- CIC電子戦担当。
- ヒメコ・ユリー
- CIC通信情報担当。
- コジロー・マードック
- メカニック。
- ムウ・ラ・フラガ
- ムラサメ隊隊長。
保有兵器 編集
艦船 編集
- アークエンジェル
- 地球連合軍、オーブ国防軍を経てコンパスに移ったアークエンジェル級強襲機動特装艦1番艦。
- ミレニアム
- ザフトがコンパスに提供したスーパーミネルバ級MS惑星強襲揚陸艦。
モビルスーツ 編集
- ライジングフリーダム
- オーブが開発したフリーダム系列のマルチロール型可変モビルスーツ。
- イモータルジャスティス
- オーブが開発したジャスティス系列のマルチロール型可変モビルスーツ。
- ゲルググメナース
- ザフトが開発した量産型モビルスーツ。
- ギャンシュトローム
- ザフトが開発した次期量産型モビルスーツ。
- ムラサメ改
- オーブ国防軍主力モビルスーツであるムラサメから発展した可変モビルスーツ。
関連組織 編集
- クライン派 / ターミナル
- 事実上の前身的組織であり、支援組織。
関連人物 編集
- カガリ・ユラ・アスハ
- オーブ連合首長国代表。コンパスの発起人。
余談 編集
- 「主人公が所属する最新兵器を集めた独立部隊」という点でロンド・ベルに似ていると例えられる事がある。
- 「世界各地の紛争やテロに介入する」という点ではソレスタルビーイングと同じとも言えなくもない。