サラマンディーネ

2019年10月30日 (水) 11:43時点における58.189.198.98 (トーク)による版 (→‎スーパー系: ワタル部に龍神丸を追加。)

サラマンディーネは『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の登場人物。

サラマンディーネ
外国語表記 Salamandinay
登場作品 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
声優 堀江由衣
デザイン 小野早香
初登場SRW スーパーロボット大戦V
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
愛称 サラ
サラ子
種族 アウラの民
性別
髪色
髪型 ロング
瞳の色
軍階級 近衛中将
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概要

多数のドラゴンを引き連れてアルゼナルへと転移してきた謎の美女。「永遠語り」を歌いながら焔龍號の収斂時空砲でアルゼナルを半壊させるという鮮烈な登場を果たす。

その正体はエンブリヲによって滅ぼされた地球に住む住民「アウラの民」。フレイアの一族の姫。文武両道を地で行く聡明な女性で、遺物から過去文明の状況を想起(一部、多大な誤解はあるが)し、ほぼ完璧に復元・発展させるなど並外れた知識を持つ。龍神器の開発者。真面目で責任感が強く、心優しい性格で人当たりも非常に良く、民の規範として尊敬を集めている。アウラの民では上位から3番目の地位にいると思われ(日本の様式では左側(相対している者から見て右側)にいる方が格式が上のため。彼女は上から2段目の右側の位置にいる)、軍事ではトップだと推測される。また、刀剣の扱いに慣れており、焔龍號のコクピット内にも刀を持ち込んでいる。

龍神機の起動実験を兼ねた初戦で圧倒的な力を見せていた焔龍號に対してヴィルキスで互角に戦って見せた上に、「永遠語り」を歌うアンジュに関心を持ち、真なる地球に転移してきた彼女達が自分たちアウラの民の上層部のまえに連れられて来た際、他の面々がアンジュを危険視し、処刑を主張する者もいる中(アンジュはこれまで多くのドラゴン達を殺してきたので処刑をショーの様に囃し立てていたミスルギの人々と違い、彼女らの反応は自然なものである)、敢えて彼女達の身柄を引き受ける。そして、自分たちアウラの民の歴史、アンジュたちのいる世界に転移する目的、ノーマと戦うことになった経緯を語る。当初はアンジュから抵抗されるものの、彼女との「決闘」とエンブリヲの仕掛けた時空融合を阻止するための共闘を経て自身の未熟さを思い知ると共にアンジュの人間性を深く知った事でアンジュとの友情が芽生え、彼女とはこれまでのアウラの民とノーマの戦いの過去と種族の垣根を乗り越えた親友となる。その後は紆余曲折を経てアウローラに乗船していたアルゼナルの面々とも同盟を結び、アウラの民を率いてアンジュが総司令となったアルゼナルと連合しラストリベルタスに参加。神聖ミスルギ皇国での決戦にてアウラを救出し、時空の狭間での最終決戦にてアンジュ達と共にエンブリヲを打倒した。全てが終わった後はアンジュ達と共に元の世界に帰還し、新しい国造りを決意したアンジュに、彼女の親友として協力する事を決意する。

登場作品と役柄

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
初登場作品。第21話で「???」名義でエンブリヲと共に顔見せし、第27話にて本格的にストーリーに絡みだす。原作と違いアルゼナルへの襲撃は行わない。正式参戦は西暦世界ルート32話からで、ここからの会話でドラグニウムに関する驚くべき事実が明らかにされる。
原作同様に聡明な面を見せながら、同時にポンコツな愛らしい面も描かれている。
スーパーロボット大戦X
第6話で「???」名義で登場。戦闘時カットインが追加されたのだが、そのせいで該当武器を使用すると顔アイコンが陰になった状態でも堂々と顔が見えてしまう。
正式な自軍加入は第22話クリア時。本作のアウラは、「500年前、文明が滅びた自世界からアル・ワースに渡り、神部七龍神からドラグニウム制御法として真なる星歌(=永久語り)を授かった」という設定。その恩義に際して交わされた「いつの日か神部七龍神が危機に陥った時、アウラは必ず助けに来る」という契約を果たすべ遣わされてきた。永久語りを歌い継ぐ役目をアウラから託された「歌部(うたいべ)の乙女達」の子孫である事が示唆されている。
アウラの奪還と並んで、ワタル龍神丸に助成する事が最重要任務であり、とにかくワタルとの絡みが目立つ。ワタルと龍神丸を「救世主様」「龍神様」と呼び慕う姿は、一部ユーザーから「ショタに目覚めた」と言われてしまう程。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
2017年7月のイベント『理想の世界』では「???」名義で顔を影で隠した状態で登場。本格参戦は2018年1月のイベント「リベリオン」となる。

パイロットステータス

精神コマンド

VX
集中必中不屈気合勇気
彼女の人となりを表現したかのようなラインナップ。焔龍號のカスタムボーナスを取得するまで改造し、補強してあげると大暴れしてくれる。惜しむらくはヴィルキスと同じような運用ができないことか。

特殊技能(特殊スキル)

V
指揮官L3、見切りL2、ガードL2、援護防御L2
指揮官が今作で習得する中で唯一L3止まりのキャラ。敵陣に放り込んで反撃戦法を行うのが向いているので、見切りがありがたい。カスタムボーナスを活かした戦い方をするなら、フルカウンターとアタッカー、援護攻撃は是非欲しい。また、保険で底力を養成しておくと安定感が増す。更に、焔龍號の収斂時空砲を活かすなら、ヒット&アウェイもあると心強い。徹底した燃費削減を目指すならEセーブも悪くない。
X
指揮官L3、見切りL2、ガードL2、援護攻撃L2
『V』と比較して援護防御が援護攻撃に変更になり、有用性が増した。名前が「???」状態の敵対時は援護攻撃が無くなり、サイズ差補正無視L2と気力+(DEF)が追加される。

エースボーナス

自軍フェイズ開始時、隣接味方ユニットの気力+3
V』、『X』で採用。両作品における激励の縮小版のような仕様。というか、Vでは共演するブライトのエースボーナスの縮小版である。もう少し効果範囲が広いか、気力の上昇幅が高ければと思ったプレイヤーもいるのではないだろうか。

人間関係

アウラの民

大巫女(アウラ・ミドガルディア)
アウラの民のトップにして、主君。
アウラ
アウラの民を生み出した創造主であり、原初のドラゴン。彼女の救出を目的としている。
ナーガカナメ
側近。特にナーガからは恋愛感情に近い目を向けられている。
リィザ・ランドッグ
同胞であり、配下。本名リザーディア。ミスルギ皇国にスパイとして潜入し、近衛長官に収まっている。
ラミア
自らが守る民の一人。彼女の生き別れた娘ミィが生きて戻ってきたことを伝える。

アルゼナル

アンジュ
対面当初こそ敵意を向けられていたが、交流を重ねていくうちに人とドラゴンを超えた絆で結ばれた親友同士となる。なお、名前が長く言いづらいという事で「サラ子」のあだ名を付けられた。どんな世界にあろうとも(ノーマやドラゴンでなくても。立場が異なっていても)互いが存在している限り必ずアンジュと巡り会う運命をもっている。しかし、当人も次回予告でネタにしているように登場が遅く、アウラの地球側を率いるという立場上別行動も多かったため、タスクやヒルダと比べると直接的な絡みは意外に少ない。
ちなみにあだ名をつける前は「サラマンド」「サラマンデー」「サラマンマン」「サラマンドリル」「サラマンデンデン」などと呼んでいた。
ヒルダ
アルゼナル総司令となった彼女との話し合いの末、同盟を結ぶ。彼女からは「ドラ姫様」と呼ばれた。
ヴィヴィアン
真なる地球に転移してきた彼女を母親のラミアに会わせる。

その他

エンブリヲ
アウラを奪った張本人にして、倒すべき敵。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

アムロ・レイジュドー・アーシタ
『V』ではドラゴン=アウラの民の正体と真相を知った事で、これまで事情を知らない為に敵対してきた事を謝罪されると共に、共闘を申し出られ、ジュドーからは「友達になりたい」とも告げられる。
ロンド・ミナ・サハクロンド・ギナ・サハク
『X-Ω』のイベント「理想の世界」ではエンブリヲ打倒のための同志として協力関係を結んでいる。
ネーナ・トリニティ
『X-Ω』のイベント「翻弄される少女」では敵対時に友人であったドラゴンが彼女の攻撃から自分を庇って戦死した事で一時彼女を友の仇と憎んだが、アンジュに自分達の過去を顧みての言葉で諭された事で憎しみを捨て、後に彼女がアルゼナルの一員となってからは遺恨なく仲間として受け入れている。
サイ・サイシー張五飛
『X-Ω』のイベント「約束のツバサ」ではひとみやバァンと共に惑星ガイアから転移してきた彼らも保護し、交流を持っている。
また、彼等の搭乗するガンダムはドラゴンを意味する名前を持つ。

リアル系

ダバ・マイロードクリン・カシムイプシロン
『X-Ω』のイベント「リベリオン」では彼らにペンタゴナワールドエンブリヲによって侵略されている事を告げ、ポセイダル軍とエンブリヲに精神制御されたドラゴンを相手に共闘する。
ギャブレット・ギャブレー
『X-Ω』のイベント「リベリオン」では彼から一目惚れされる。
相良宗介テレサ・テスタロッサ
『X-Ω』のイベント「女神たちの休日」では彼と彼女のために、マオの企てたある計画に参加する。

スーパー系

流竜馬
竜の名前を持つ男。『V』において、ドラグニウムの戦士として敬意を表している。サラマンディーネ達と彼らの間には意外な関わりがある為縁があり、彼を隼人弁慶と並び「ゲッター線の力に溺れる事無く生命を貫く人間」と敬意を評している。彼からは「竜の姫さん」とも呼ばれている。
戦部ワタル龍神丸
X』では彼等の事を「戦部の救世主様」「龍神様」と呼び、強く慕っている。
北大路花火
『X-Ω』のイベント「永遠の歌に花束を」にて共演し、友人となるが、サラマンディーネのある言葉が、彼女に未来世界における人類について大きな誤解を与えてしまう事に……。
神凪いつき夢塔ハナ
『X-Ω』のイベント「女神たちの休日」では「訓練」という名目のある計画にて、アンジュや彼女達と共闘する。
神崎ひとみバァン・ファーネルアマタ・ソラゼシカ・ウォンシュレード・エラン
『X-Ω』のイベント「約束のツバサ」では異世界からアウラの世界に転移してきた彼等を保護し、ひと時の交流の中で親しくなると共に、暗躍するミカゲを相手に共闘する。
また、バァンは「竜」と深い関係にある人間である。

バンプレストオリジナル

ナイン
『V』では自軍部隊に合流してすぐに交流を持つようになり、密かにヴァングレイ後継の製作にも協力している。
ホープス
『X』ではエーストークにて数々の娯楽施設を提供されそうになり、動揺する。

名台詞

「何ゆえ、偽りの民が真なり星歌を…」
「時が満ちる、か…」
「真実は、アウラと共に…」
第11話。アンジュの前に姿を晒し、多くの意味深な言葉を残す。
「ふふ、威勢のいいことで」(天幕から表に出る)
アンジュ「あなた……」
「真祖アウラが末裔にして、フレイアの一族が姫、近衛中将サラマンディーネ」
「ようこそ、真なる地球へ。偽りの星の者達よ」
第15話。アンジュとタスクの前に再び姿を現し、余裕の笑みを浮かべながら自己紹介をする。アンジュは思わぬ再会に憎らしげな態度を隠さなかった。この後、大巫女達の質問に何一つ答えようとしないアンジュに代わって自らがアンジュの素性を彼女達に説明する。
「地球が二つあった…としたら?」
同上。タスクから状況を説明して欲しいと言われて。ここから全ての戦いがエンブリヲにより操られていた事をアンジュ達に語る。
「許しは請いません。私の世界を守るためです。あなたも同じ立場なら、同じ選択をしたのではありませんか?皇女アンジュリーゼ」
「あなたのことはよく聞いていました。リザーディアから。近衛長官リィザ・ランドッグ…と言えばわかりますか?」
同上。龍神器の起動実験を兼ねて、アウラ奪還の障害になりかねないアルゼナルを襲撃したことをアンジュに明かし、彼女にそのことを非難されての返答。詫び代わりとしてなのか、かつての彼女の身近に自分たちのスパイが居たことを明かす。これを聞いたアンジュは激昂し殴りかかろうとするが、彼女はこれを軽くあしらい、「あなたは何も知らなかっただけ」とアンジュを絞め落とすのだった。
「予想以上ですわ、アンジュ…!」
アンジュ「何がっ…!?」
「少し、楽しみだったのです…今まで、私と互角に戦える者など居ませんでしたから…」
「ですからっ…凄く、楽しいのです」
第16話。「闘技場」にてアンジュとの勝負の最中、ここまで互角の結果を弾き出しているアンジュに感服し、称賛する。だが肝心の勝負の内容は…(後述)
「ではこれからどうするのですか? 真実を知りながら何処へもいけず、何もしないつもりですか?」
同上。シャワーを浴びながら、戦いの真実を知りながらもアウラの民たちと共に戦う事を渋るアンジュに対して。
「なんと愚かだったのでしょう…あなたを私の所有物にだなんて。…教えられました。自分の未熟さを。皆を護って危機も止める…指導者とは、そうあらねばならないのだと」
「私も、あなたの友達になりたい。共に学び、共に歩く友人に」
同話。エンブリヲによる攻撃をアンジュの機転により焔龍號の収斂時空砲とヴィルキスのディスコード・フェイザーにより打ち消す。二人の知らない『必ずめぐり合う運命』に導かれてこの世界で出会い、友になった瞬間でもあった。
「借りを返しに来ましたよ、アンジュ」
第20話ラスト。ミスルギ皇宮から脱出するアンジュとモモカ。エルシャとクリスに襲われる二人の前にリィザが開いたシンギュラーを潜ってサラマンディーネら三龍號が現れる。
「逃げた女に追いすがるなど…無様ですわね、調律者殿」
エンブリヲ『ドラゴンの姫か…』
「焦らずとも、すぐにアンジュと共に伺いますわ。その首…貰い受けに!」
「ラァーーーーーー!!」
第22話。エンブリヲに操られるエマに銃を向けるヒルダを制止し、毅然とした態度で宣戦を布告する。更にを浴びせ、エマの精神支配まで解いて見せた。
「司令官殿、エンブリヲは形振り構わずアンジュを探している様子。その目を躱し、アンジュを助け出す事が出来ますか?貴女に」
「彼女は帰ってきますよ、必ず…」
ヒルダ「な、なんで分かるんだよ!?」
「友ですから」
同話。エマの精神支配を解いた後、焦るヒルダに向けて諭す。「アンジュは必ず戻ってくる」と。
「3割引きで撃ちますから、ご安心を!」
第24話。幽閉されているアウラの元へと辿り着くものの、追撃もありなかなか解放出来ないでいた。最後の手段として収斂時空砲を使う事を決め、威力が強すぎないかと忠告したアンジュに対して、かつて自分が言われた言葉を返す。
「だから無理やりかどわかし、暴力で支配した…と。恥ずかしい男ですね、調律者よ!」
最終話。アンジュに向けて「私が導かねば幸福にはなれない」とささやくエンブリヲに対して。

迷台詞

「あら? 朝の交尾中でしたか。どうぞお続けになって」
第16話。布団で簀巻きにしていたタスクと絡み合いになったアンジュを見て。素の表情で平然と言い放っているが、同時にこの場面を見たカナメが赤面してナーガが呆れた表情を浮かべている所から、別にアウラの民全体が「交尾」に対して大らかな感情を有しているわけではなく、単に彼女の反応がおかしいだけとわかる。後述の「古代の競技場」の件と併せて彼女の天然さを如実に表している。
「尻尾を噛むのは反則です!」
同上話。自らが作り上げた古代の競技場(という名のスポーツクラブ)でアンジュを戦力に組み込むべく、テニス、野球、カーレース、ゴルフ、卓球、クレーンゲーム対決が繰り広げられ、最後のツイスターにて苦し紛れに尻尾でタッチした際、アンジュから「尻尾を使うのは反則でしょ!?」とその尻尾を思いっきり噛まれる。
ギャグイベントにしか見えない光景だが、全力で互角の戦いを繰り広げたためか終わった後に笑い合うなど結果的に二人の距離は縮まった。
ちなみにこのシーン、『エースをねらえ!』や『巨人の星』『サイバーフォーミュラ』『プロゴルファー猿』といった名作アニメの露骨なパロディが続々と描かれていったため結構な話題を呼んだ。『V』にもあるが改変が加えられている(後述)。
「サラマンディーネです、ヴィヴィアン」
第21話。怒りのままにテオドーラに斬りかかるロザリーとの間に割って入る焔龍號。ヴィヴィアンが「サラサラさん!」と反応した際に即座に訂正する。…やっぱり他人からしても長い名前は覚えづらいようだ。
「ダダ漏れタ~バン!」
ドラマCD『アンジュとタスク、ときどき犬』より。本音を聞きだすべくお手製秘密道具を取り出して。この際、サラマンディーネは某国民的猫型ロボットよろしく声色を丁寧に変えている。
「お加減はいかがですか?アンジュ」
アンジュ「うぅわぁぁぁ!?」
「まぁ、ヨガの練習ですか?自分の股間に顔を近づけて…」
アンジュ「ち、違うんですコレは!変なポーズをしたから下腹部が押されて…ちょ、ちょっと失礼します!」
「あら、どちらにお出かけですの?」
アンジュ「え?あぁ~、そのぉ…」
「…あぁ!厠でしたか。丁度いいですわ、私もご一緒しましょう」
同上。アンジュと入れ替わったタスクが「謎の解明」としてアンジュの股間に顔を近づけようとする最中、サラマンディーネが医務室に入ってくる。いきなりの事に素っ頓狂な声を上げるタスクだが、中身が入れ替わっている事など知らないサラマンディーネは相変わらずどこかズレたやり取りをくり広げ、ラストの突拍子もない連れション宣言にタスクも「…はい?」と気の抜けた返事を返した。
「太古の文献にはこうありました…『強き友情で結ばれた乙女達は、時を同じくして厠に行く』と。憧れていたのです。いつかアンジュと共に厠に行く日を」
アンジュ(いったい何の本を読んだんだ…)
「さぁ着きましたわ。…ええっ!?」
アンジュ「ど、どうしました!?」
「なんて事…厠に、「フタ」が付いています!しかもこの形状…私たちの地球にはない厠です!」
アンジュ「あぁ、聞いた事がある…遥か太古、トイレには和式と洋式があったって」
「こんな体験、初めてです…!これぞまさに異文化交流…なのですね!」
同上。アンジュと入れ替わったタスクとトイレに向かいながら。…タスクも突っ込んでいるが一体どんな文献を読んだのやら。そして真なる地球では和式がポピュラーなトイレらしく、洋式のトイレは初めて見るものだった様子。甚く感銘を受けたようだが…
(脱衣の音)
アンジュ「サ、サラマンディーネさん、何を!?」
「何って…脱がねば出来ないでしょう?」
アンジュ「だからってなんで全部!?」
「この上に立てばよろしいのですね?」
アンジュ「違いますっ!座って座って!」
「座る?…あぁ、ここにですか?」
アンジュ「エッ、M字開脚は駄目です!って言うかこれ以上は無理です!ごめんなさぁぁぁい!!」
「あら?アンジュ?」
同上。直後に取った行動がコレ。ズレまくったサラマンディーネの行動に色々な意味で限界を感じたタスクは脱兎のごとくその場から逃げ出したのであった…。
「じゃあ…私と厠に行ったのは…ッ!? もしそれが真であれば…!タスク殿ッ、成敗します!!」
同上。その後一悶着起こしたヒルダによって、アンジュとタスクが入れ替わっていた事が明るみに出ると、当然彼女は羞恥で真っ赤になり、抜刀する勢いで怒りを露にした。

次回予告

「オープンエンドに出ながらも、待たされ続けて幾年月。名前も正体も謎のまま、なのに来週出番無し。重要キャラですわよね、私。予告が一番喋ってるってどういう事ですの?」
第11話予告。登場早々にして、明確なキャラが本編中で表現される前にキャラ崩壊した台詞が次回予告で出るという無茶苦茶な状況である
とはいえ実際、1クールの終盤でやっとの登場、しかも顔見せ程度の出番のためこう言いたくはなるかもしれないが…ちなみにサラの再登場は15話からとさらに待たされる事となる。
アンジュ「アンコって全然短くなってないじゃない!?」
「あら?美味しそうですわよ?」
アンジュ「嫌よ! 甘ったるくてもっさりしてて、ライバルを名前で呼び合うってのにアンコって!?」
「そうですか…、ではキナ子で」
第16話予告。本編にてあだ名に「サラ子」と付けられた事で「アンコ」のあだ名を付けようとしたが即却下。予告でも続けて愚痴るアンジュに更なるあだ名を付けるが当然ながら怒られた。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

戦闘台詞

「魂のこもっていない攻撃など効きはしません!」
無人機からの攻撃回避時の台詞。どこぞのガンダムファイターを思い出しそうな台詞である。
「アンジュの友なら、私の友でもあります!」
パラメイル第一中隊援護攻撃時の台詞。

シナリオデモ

「ゲーム…? 遊戯という事ですか…」
アンジュ「あんたのこのご自慢の闘技場…いわゆるゲームセンターって言って、ティーンエイジャーのたまり場なのよ」
「な、何と!?」
(中略)
「わ、わたくしの、これまでの努力は…ただ遊び場を作っただけだったのですか…」
V』第32話西暦世界ルート「黒き神の歌」より。原作16話の再現だが他作品との兼ね合いもあってか原作には無かったツッコミが入り、サラマンディーネは大いにヘコんでしまった。
「アンジュ…。あなたは私の狭小な世界を広げてくれました」
アンジュ「渾身の作だったアレの正体を教えちゃった事?」
「…い、いい薬でした、あれは」
同上。戦場へと駆けつけた際に。結構気にしていた様子。
「それについてアウラは、こう言っていました。イスカンダルへ行け…と」
『V』シークレットシナリオ「シ者来訪」(出現条件を満たしていない場合は、第40話「星々の海原へ」)シナリオデモにて。アウラとの交信を終えキンケドゥから「時空融合を根本的に停止させる方法はないのか?」と問われた際の返し。
イスカンダルの名前が出たことと、宇宙世紀世界の住人であるアウラがイスカンダルを知っていることに古代は驚きを隠せないでいた。
「だ、だって…エルシャさんの料理…美味しいから…」
『V』第44話ナデシコルート「チドリカナメの罪」より。心底楽しそうにナイフとフォークを持ってエルシャのハンバーグを待ち構えていた。これにはナーガとカナメも引いており、それを見た彼女は「大巫女様には内密に願います」とお願いする可愛らしい姿を見せている。
(申し訳ございません…ご無礼をお許しください、龍の救世主よ)
X』第14話創界山ルート「再会のアルゼナル」でのワタルとの戦闘前会話。状況的に仕方なしとはいえ、やはり戦部の救世主と本心から慕う相手と戦うのにはかなりの抵抗があったのだろう。
(実際、同シナリオではアンジュにトドメを刺そうとしたところ、それを庇う形で立ち塞がったワタルを前にたじろいでしまい、撤退するという流れになっている)
ワタル「サラマンディーネさん…! よくわからないけど、僕に力を貸して!」
「よろこんで、救世主様…!」
X』第22話地上ルート「極寒の死闘」より。救世主であるワタルとの共闘を宣言し、それを受けたワタルの方からも協力をお願いされての返しがこれ。表情といい語尾のタメといい、本作のサラマンディーネが本当に本心からワタルのことを慕っているのがよくわかるシーン。
「あの子は…周囲に恵まれたようですね」
同上。自身がドラゴンである事を知られても尚、エクスクロスの面々から仲間として受け入れられたヴィヴィアンを見て。
「嗚呼…救世主様、龍神様…」
アンジュ「こっちはメロメロだね…!」
X』第23話「龍王咆哮」より。ダイターン3の太陽の力でセリーヌの花が咲き、龍王丸が復活した際の台詞。
感動の復活シーンなのだから心動かすこと自体は間違いではないのだが、感動を通り越して恍惚としてしまっている。これには相棒のアンジュも思わず呆れ顔。

搭乗機体

焔龍號
専用龍神器。サラマンディーネが過去の文明にあった記録から造り上げた特製の機体。額の装飾により呼び出す事も出来る。

余談

  • 名前は実在する両生類サンショウウオの英名及び火を司るトカゲのような姿をした四大精霊サラマンダーから取られている。
    • フィクションではサラマンダーは男性の形を取ることが多いため、更に女姓の形を取ることが多い傾向にあるウンディーネから字を戴いている。炎のような激情を彷彿とさせる武と水のように柔軟な発想と豊富な知識を持つことから、ある意味両方のいいとこどりをしたような名前である。