シュナイゼル・エル・ブリタニアは『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
シュナイゼル・エル・ブリタニア | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 井上倫宏 |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 皇暦1990年1月12日 |
星座 | 山羊座 |
年齢 | 27歳 |
身長 | 201 cm |
髪色 | 金髪 |
血液型 | AB型 |
所属 | 神聖ブリタニア帝国 |
役職 |
宰相 外交官 |
概要編集
神聖ブリタニア帝国第2皇子。卓越した頭脳と常に先を見据えた行動力により、ブリタニアの次期皇帝候補に最も近い人物とされる。
ゼロとして反逆を起こした弟のルルーシュ・ヴィ・ブリタニアからも、自身を超える政治・軍事的策略と決断力を持った強敵と見られており、チェスの勝負では常にシュナイゼルの方が勝っていた程である。
人物編集
外交などを行い、国家関係を円滑に進める穏やかな人柄の持ち主。また、物腰や言動は柔らかく、周囲からの信頼も厚い。反面、敵を糾弾する手段は問わないなど、政治家としての顔も見える。
このシュナイゼルの性格は、学生時代の頃には備わっていたらしく、イラストドラマで描かれた貴族学校時代は、優等生で決して私情を挟むような行動は起こさなかったとされている反面、温厚さの裏に厳格さを合わせ持った姿勢で学園の生徒達を束ね挙げ、監督生として寄宿舎内の秩序を完璧なものにしようとしている。また、当時学校内の不良グループのリーダー格で誰に対しても食って掛かるカノン・マルディーニに対しては、顔面に鞭で打ち据えるという普段からは想像出来ない程のとんでもなく苛烈な制裁を加えている。
一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、「他人が自分にそうすることを望むから」で、他者が望むのであれば「神」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。端的に言えば「自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心の無い人物」といえよう[1]。
本質に気付いたルルーシュからは『負けないところでゲームをしている』と称されている。上述通り執着心の欠落したシュナイゼルは勝つという欲望すら乏しい。それゆえ、戦争を含めた外交でも最小のリスクで最小限の勝ちを狙っており、中華連邦のクーデターでは人民蜂起を無視してゼロと星刻を全滅させることが出来たにも拘わらず、撤退している。これは『国とは人』という持論もだが大宦官にこれ以上肩入れをしてもメリットが少なく、勝ったとしても一度着いた人民蜂起の火がもう消えず、それに巻き込まれるのを防ぐためである。これによって、シュナイゼルは自分引いてはブリタニアは政略結婚の破談のみという形で被害を抑えた。
黒の騎士団にゼロを殺させようとしたときも、もっと悪辣な手を打てば超合集国諸共黒の騎士団を分裂させることが出来た。しかし、あくまでゼロと中核メンバーのみに狙いを絞っており、その上これをより都合良く脚色して扇達を孤立させることも出来たにも拘わらず、分裂にとどめている。これもまた同様で、念入りに息の根を止められたにも拘わらず、最小限のリスクで黒の騎士団の事実上の無力化のみにとどめている。
これら二つでも分かるように、確実にチェックメイトをかけられたにもかかわらず、相手のキングを取ることは避けている=執着のなさを窺わせている。
来歴編集
第一期編集
長兄のオデュッセウス・ウ・ブリタニアの政治家としての能力が凡庸であった為に、殆どの実務をシュナイゼルが請け負っている。政治家として敏腕を振るい、クロヴィス・ラ・ブリタニアの死後は、彼の部下であったバトレー・アスプリウスを傘下に加え、思考エレベーター等の研究も引き継いでいる。
妹のユーフェミア・リ・ブリタニアの提唱した「行政特区日本」の設立に関しては、政治的な利用価値があると判断して賛成している。しかし、「ゼロのギアス」の暴走という予想外の事態によって、ユーフェミアの日本人虐殺を映像越しで目の当たりにする事になり、普段冷静なシュナイゼルも、妹がし得ないこの無残な光景には、驚愕の表情を隠せずにいた。このユーフェミアの事件に関しては、シュナイゼル自身も強く疑問を抱いていた様で、事件が起こる直前にユーフェミアと二人で会談を行っていたゼロについて、秘密裏に独自の調査を行う事になった模様。
R2編集
前作と変わらず、政治家及び策略家として優秀な能力を発揮。また、ブラックリベリオンの際に、アッシュフォード学園で爆発騒動を引き起こしたニーナ・アインシュタインが独自に編み出したウランの核分裂、ウラン濃縮の理論に目をつけ、彼女を自らの研究チーム「インヴォーク」のチーフに抜擢し、最強の殲滅兵器「フレイヤ」の開発に成功させている。
E.U.との戦争を優位に進めつつ、中華連邦との宥和外交も急速に進展させ、長兄のオデュッセウスと天子の政略結婚によって、中華連邦との同盟を締結させようと、特派やラウンズのメンバーを率いて中華連邦に赴く。結婚式の前日に開かれたパーティーにて対面したゼロとチェスの勝負を行うが、この時のゼロの駒の動かし方から、彼の正体について、看破したかのような素振りを見せている。しかし結婚式当日、黎星刻達のクーデターに乗じて襲撃してきたゼロに天子を誘拐され、自ら天子奪還の指揮を取る事になるが、天子を平気で使い捨ての道具に扱う大宦官達のあまりにも醜い私利私欲に走る様が、民衆達に通信で知れ渡ってしまった結果、民衆達の暴動が起こった上に大宦官達も抹殺された事で、中華連邦が黒の騎士団側についた事を悟り、手を引く事になる。
第二次トウキョウ決戦直前、密かにギルバート・G・P・ギルフォードやグラストンナイツにスザクの尾行をさせる事で、ルルーシュ・ランペルージの捕獲に成功。彼の正体がゼロである事を確信する。第二次トウキョウ決戦後は、ルルーシュの元から脱出したコーネリア・リ・ブリタニアも同行させて、黒の騎士団の旗艦である斑鳩に来訪。これまで集めた資料のデータを基に、ゼロの正体が自分と同じブリタニアの皇子である事や、彼の持つ「ギアス」について暴露。更にはギアスに掛けられたユーフェミアを始めとする被害者リストを見せて、自身もギアスに操られているかもしれないという恐怖を演じて、黒の騎士団のルルーシュへの不信や怒りを増大させ、扇の「日本返却」の要求を呑む(実際のところ日本返却の是非は皇帝の権利であり、またこれは黒の騎士団では無く超合集国評議会の管轄である)ことで、ルルーシュの捕獲には失敗したが、黒の騎士団から追放し、孤立させる事には成功した。枢木スザクの提案によって、兼ねてより父・シャルルの皇帝としての責任力の無さに不満を抱いていたシュナイゼルは、シャルルを抹殺して自らが皇帝の座に就く事を決意。「ナイトオブワン」の称号を与える事を条件に、スザクにシャルルの暗殺を命令する。スザクが「Cの世界」に向かっている間、シャルル・ジ・ブリタニアやマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアの同志であったビスマルク・ヴァルトシュタインに、シャルルの計画の完遂後はブリタニアを自由にして良いと言われていたが、ルルーシュとスザクの二人にシャルルとマリアンヌが抹殺された事で計画は頓挫。皇帝の座はルルーシュの手に渡り、自らが皇帝の座に就く事は叶わなかった。
コーネリア、カノン・マルディーニ、ディートハルト・リート、アーニャ・アールストレイムらと共にブリタニアから離反した後、カンボジアのトロモ機関へと身を移していたが、皇帝となったルルーシュが日本で超合衆国と会談を行っている隙を突いて、多数のフレイヤを搭載した巨大天空要塞「ダモクレス」を起動させ、ブリタニアの首都・ペンドラゴンをリミッターを解除したフレイヤで殲滅。首都で暮らす民衆はおろか、ルルーシュの傀儡に成り下がった異母兄弟達殆どをも抹殺してしまった。その後、全世界をダモクレスに搭載されたフレイヤの射程圏内におく作戦を計画し、人々を恐怖で従属させることで世界平和を実現するものになろうとする。更には、第二次トウキョウ決戦時に、密かに救出していたナナリー・ランペルージを、対ルルーシュの切り札として次期ブリタニアの皇帝に擁立させようとするが、世界を恐怖で支配しナナリーまで政治の道具として利用しようとする自身のやり方にコーネリアが異を唱えた事で、銃撃して彼女を退陣させる。そして、超合衆国の首脳陣を人質に取られ身動きが出来なくなった黒の騎士団のメンバーをも自らの傘下に収め、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に移る。その際に、アーニャには記憶を戻すと嘘をつき戦力として使う。
アヴァロンにフレイヤを撃たない事を条件に、全ての指揮権を得たシュナイゼルは、その卓越した戦略眼でルルーシュのブリタニア軍を追い詰め、黒の騎士団が敗北してからはフレイヤを用いて仕上げにかかるが、ルルーシュとスザクのフレイヤ・エリミネイターを用いた連携によって隙が生じてしまい、ダモクレスへの侵入を許してしまう。そこで、シュナイゼルはカノンとディートハルトを連れ、ナナリーを囮にしてルルーシュをダモクレスごと抹殺しようとするが、管制室を制圧したルルーシュに先手を打たれてしまう。シュナイゼルはルルーシュが自身の命を奪う事を確信し、自らの生命活動に連動してダモクレスを自爆させるよう仕組んでいたが、その考えすらもルルーシュに読まれてしまっており、最後は「自身の抹殺」ではなく「ゼロに仕えよ」という「ギアスによる服従」によってルルーシュに敗北するという死よりも屈辱的な結末となった。ダモクレス攻防戦後、ブリタニアへの反乱分子の代表格として、ナナリー同様晒し者にされる形で処刑を待つ身となっていたが、皇帝ルルーシュがゼロに討たれた事で、解放された。
エピローグでは、ゼロとなったスザクに仕える政治家として(ルルーシュが「シュナイゼルはゼロに仕える」とスザクに述べている)、彼と新たなブリタニアの代表に就任したナナリーを支える事になった。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。トレーズやアレハンドロとの会話が多い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 音声初収録。概ね原作通りの流れで、終盤にはダモクレスに搭乗しZEXISの前に立ちはだかる。ただし、ゼロレクイエムルートにおいても原作と違って黒の騎士団を含めたZEXISとは合流せずに敵対する形になる。
- ゼロレクイエムルートの末路はほぼ原作通りルルーシュのギアスに掛かり服従させられてしまうが、後にジェレミアが「ギアスをすべて解除した」と明言しているので、シュナイゼルのギアスも解除されていると思われる。
- 黒の騎士団ルートに進んだ場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の役どころを一部担うがゼロ(ルルーシュ)に完敗を喫し、敗北を認め、自身の考えを改める。
- 最終的には亡きトレーズ達の遺志を継ぎ、地球連邦政府の監察院議長として妹達やレディ・アンらと共に連邦の改革に尽力するという、良い意味でスパロボ補正の働いた結末を迎えている(シュナイゼルの性格を考えれば、これもまた彼らしい形なのかもしれない)。
- 担当声優の井上倫宏氏は本作でスパロボ初参加。だが以降新録をする事なく2022年2月28日に死去したため、当作品が最初で最後のスパロボ参加となった。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 直接の登場はしないが、「UCWとADWが統合した新世界の連邦政府においても引き続き要職に就いている」とDLCシナリオ中で語られている。
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦X
- 名前のみの登場。ある人物を見たルルーシュやC.C.がシュナイゼルを思い出していた。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- シャルルの死後、第48話「二人の帝」オープニングにて神聖ブリタニア帝国の新皇帝の座へ就き、黒の騎士団含むカイルスの面々をダモクレス要塞で迎え撃つ。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SRサポートユニット。
- スーパーロボット大戦DD
- 1章Part4から登場するシナリオNPC。
- 2020年3月のイベント「クロッシング・パイロット第2弾」では、直接登場しないがルルーシュが送ったゼロの設計データを元にウイングガンダムゼロリベリオンを開発させた。
- スーパーロボット大戦30
- 『復活のルルーシュ』設定。月虹影帥の開発に関わった者として名前のみの登場。
パイロットステータス編集
能力値編集
『R2』の実質ラスボスだけあって、射撃・技量・防御・命中・SPが高い。格闘もそこそこ。回避は低め。
精神コマンド編集
特殊スキル編集
- 第2次Z再世篇
- 指揮官L4、天才、見切り、カウンターL9、ガード、援護攻撃L4、再攻撃
- 指揮官・天才・見切りで自身や友軍の能力を高めつつ援護攻撃や再攻撃で連続攻撃を容赦なく叩き込むという、ルキアーノ以上に苛烈な構成。一方で底力はおろか精神耐性すら持っていないので防御面は存外脆弱で、ルルーシュよりも脱力がよく効く。
エースボーナス編集
- 精神コマンド『脱力』『分析』の効果無効
- 『第2次Z再世篇』で採用されるが習得せず。ルルーシュですら長い事辛酸を舐めさせられた、彼の頭脳や虚無を体現した内容。乗機となるダモクレス要塞の強大な火力・防御力をあらかじめ削いでくれる有効な手段を2つも無効化する恐ろしいボーナスであり、本来は特殊スキルにおける防御面の弱さをこれで補うつもりだったと思われる。
サポートアビリティ編集
- 執着なき皇子
- SR。戦艦搭載中、味方全体の攻撃力アップ。
人間関係編集
- シャルル・ジ・ブリタニア
- 皇帝であり、父親。政治に興味を示さない彼には以前から不信を抱いており、最終的にはクーデターを敢行し、自らが皇帝になろうと謀った。
- コーネリア・リ・ブリタニア
- 異母妹。第2皇女。正反対のやり口ながら信頼は厚い。しかし、フレイヤを用いた恐怖による平和統治のやり方を非難されて剣を向けられた際に彼女を仕掛けていた自動銃で撃った[2]。
- 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは一時的に拘束するという展開になっており、ルルーシュとの決戦後、彼女とも協力して地球連邦政府の改革に尽力する。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- 異母妹。第3皇女。彼女の政治姿勢に何かと援助している。彼女の性格を熟知している。それ故に彼女が虐殺命令を出したことを知った時には驚愕の表情を見せた。
- 『第2次Z破界篇』では原作準拠のため死亡してしまうが、『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートではなんと生存していた事が判明する。その後、シュナイゼルは彼女と他の妹達と共に地球連邦政府の改革に尽力する。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- 異母弟。第3皇子。ルルーシュに殺害されてしまう。彼の研究を引き継ぐ意志を見せている。ドラマCD『帝国の兄妹』にて、エリア11就任を決めた彼に「優しさは美徳ではないよ。上に立つ者にとっては」と忠告している。
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- 同じ皇族。マリアンヌの死後、シャルルから遺体を運び出す事を命令されており、殺害事件に関して独自の調査を進めている。
- ノベライズ版では、正反対の性格であるマリアンヌの方からはとにかく嫌われている(明言されていないが、C.C.の推測ではシュナイゼルの方も同じらしい)。マリアンヌ曰く「教会の懺悔室にでも置いておけばいい。救いを求める人々の望む態度や口八丁で相手を納得させることが出来る」との事で、シュナイゼルの性質を的確に見抜いている。
- ルルーシュ・ランペルージ
- 異母弟。元・第11皇子。ルルーシュはシュナイゼルを警戒しており、チェスで一度もシュナイゼルに勝った事が無い。
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは敗北を認め、彼の事を認めると共に、自身の考えを改める。
- ナナリー・ランペルージ
- ルルーシュの妹。異母妹。彼女の後ろ楯の立場にあり、ルルーシュの皇帝即位後、彼女を次期皇帝として擁立した。その後、ルルーシュ達がダモクレス内に突入して来たので、フレイヤで彼らをダモクレスごと消すために脱出を決める。その事を知らせずに置き去りにして見捨てた。
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは共に地球連邦政府の改革に尽力する。
- 枢木スザク
- 能力のある彼を重宝している。その後、ルルーシュに敗れて受けた「ゼロに従え」のギアスにより、ゼロレクイエム後はスザク扮するゼロに仕えている。
- カノン・マルディーニ
- 腹心の部下であり、その能力を買っている。イラストドラマでは貴族学校時代からの付き合いであった事が語られている。しかし、当時不良グループのボス的存在であった彼から反発されており、完璧な秩序を求めていたシュナイゼルは、彼に対し顔面に鞭で打ち据えるといった過激な懲罰を行っていた。カノンが見せしめとなったおかけで以降は誰も鞭打つ必要は無かった。以降、強い興味を持たれて心酔されている。
- ロイド・アスプルンド
- ロイドが主管となる特派の総責任者をシュナイゼルが務めている。シュナイゼルはKMFガウェインのドルイドシステムで遺跡の謎を解明する際にロイドを同行させた。
- 本質を見抜かれているのか、ロイドからは「あまり近づきたくない」と思われている。
- バトレー・アスプリウス
- クロヴィスの側近。クロヴィス暗殺の後、責任を押し付けられて純血派に本国へ護送されたが、シュナイゼルの計らいで彼の部下となる。
- 扇要
- 彼を始めとする黒の騎士団のメンバーに、ゼロがブリタニア皇子のルルーシュで、ギアスを使う事を告発し、様々な証拠を提出する。黒の騎士団の面々は半信半疑であったが、扇の煽動のおかげでゼロを黒の騎士団から切り離すことに成功した。
- マリーベル・メル・ブリタニア
- 彼女の擁するグリンダ騎士団に最新のKMFや実験的な装備を配備するように手配している。後に見境いの無い虐殺を繰り返す姿勢を危険視して忠告するが、却って反発されてしまう。
- ノネット・エニアグラム
- マリーベルへの監視役としてエリア24に派遣する。
他作品との人間関係編集
ガンダムシリーズ編集
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『第2次Z』における盟友で同志。彼と人類の行く末について語り合うことが多く、彼からは同志と認められているが、一方で「本当の同志にはなれない」とも独白されている。
- これは、トレーズが「敗者」となる道を望んだのに対し、シュナイゼルは「勝者」となる事を望んでいたが故である。一方で、シュナイゼルもまた「トレーズが真の盟友にはなれない」と判断したようである。なお、トレーズの一時的失脚は、シュナイゼルの差し金もあった模様。
- 『第2次Z再世篇』のゼロレクイエムルートでは最終的に袂を別ってしまう事になるが、黒の騎士団ルートでは彼の最期の戦いを地上から見届け、彼やゼクス、そしてゼロ(ルルーシュ)の行動から改めて彼らの覚悟と信念の重さを改めて知り、トレーズの遺志を継ぐ事を誓う。
- ゼクス・マーキス
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートにおいて共に連邦の重鎮となる。
- レディ・アン
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは、トレーズ亡き後、共にトレーズの志を継いで地球連邦政府を改革していく事に。
- アレハンドロ・コーナー
- 『第2次Z破界篇』では国連の重鎮として彼ともトレーズ共々よく会談を行なっている…が、アレハンドロの迂闊な言動を咎める事も多く、内心ではアレハンドロの器を見限っている。このあたりお互いに器を認め合ったトレーズとは対照的である。
- パング・ハーキュリー
- 『第2次Z再世篇』では彼のクーデターに裏で協力しており、シュナイゼルの恐ろしさを察した彼は、死の間際にセルゲイにその事を伝えようとしていた。
- リボンズ・アルマーク
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートではトレーズと共に起こしたクーデターによって、彼から地球連邦政府の主導権を奪還する。
- クワトロ・バジーナ
- 『第2次Z再世篇』ではトレーズに彼の事を聞かされていたらしく、彼と対峙した際にはあえて彼を「シャア・アズナブル」と呼ぶ。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 『CC』では、「偽りの世界」において彼女にアロウズの悪行の証拠をリークし、アロウズ崩壊の遠因となった。
スーパー系編集
- 幽羅帝
- 『CC』では彼女と手を組む。
バンプレストオリジナル編集
- エルガン・ローディック
- 『第2次Z』では国連および地球連邦政府での上司。
- 『第2次Z破界篇』終盤で「オペレーション・デイブレイク」が発動するタイミングに合わせて彼を招聘し、アレハンドロの動向を黙認するエルガンの意思を確認した。
- アサキム・ドーウィン
- 『第2次Z破界篇』では神根島の遺跡の前で突然現れた彼から「それに触れるべきではない」と忠告される。
名台詞編集
共通編集
第一期編集
- 「コーネリア、少しは盾突く力を残してやるべきだよ」
「反抗したいという意思はね、それ自体が資源なんだよ。刈り取りすぎてはエリアの活力が失われてしまう。」 - ドラマCD『帝国の兄妹』より。一期の約3年前の話にあたる。エリア14の反乱鎮圧を成してきたコーネリアに対しての言葉。
- 『R2』では戦争をする国にフレイヤを撃ち恒久的平和を成そうとする。それは嘗て資源と称したものを刈り取る行為だろう。
- 「私です、セシルさん。ハドロン砲もね、あの状況で忘れてならないことは優先順位です。そして、イレギュラーが起これば彼が助かる可能性もあった。
そこに賭けたのです。ユフィの騎士であり、特派の重要なパイロットである枢木スザク君に」 - 19話より。ゼロを仕留めるためにスザクに犠牲を強いる作戦をとったのは殿下かとセシルに問われての返答。
- 「わかってあげなよユフィ。こんな時だからコーネリアにも余裕がないんだよ」
- 20話より。副総督には何もさせるなという総督の命令に渋るユフィに対して。
物言いは優しいけれど、その言葉の意味は優しくなく、彼女を傷つけるものだった。 - 「本当さ。戦場での君は、舞踏会のどんな花や蝶より美しく輝いているよ。そう、閃光のようにね」
- 21話より。マリアンヌに憧れているコーネリアにとって「閃光」に例えられる事はこれ以上ない賛辞で、恐れ多いことだったようで動揺を誘った。
- 「エリア11の治安が落ち着いてからだよ。そのための行政特区だ。感謝しないとね。ユーフェミアには」
- 第22話より。バトレーに神根島の遺跡の調査について問われた際の返答。
- シュナイゼルはユーフェミアのように理想のためではなく、現実に有効だと判断したため彼女の政策を認めたことが覗える。
- しかし、当のユーフェミアはこの時、既にルルーシュの暴走したギアスに支配されていた。そして・・・。
- 「な、なんだこれは…!?」
- 行政特区日本の式典会場での日本人虐殺を実況中継で観たときの言葉。常に冷静沈着の彼もユーフェミアが絶対に起こさない惨劇を引き起こしたことで、劇中で初めて驚愕の表情を見せた。
- (また、あそこか……?)
- 24話より。エリア11で発生した大規模反乱「ブラックリベリオン」により、日本中の各租界が次々に通信が途絶する中で皇帝シャルル・ジ・ブリタニアが不在との発言を受けた際のモノローグ。
- どこまでシャルルの目的を掴んでいたのかは不明だが、少なくとも古代遺跡に関する情報はある程度認識していたと思われる。
R2編集
- 「皇帝陛下なら迷わずとっただろう。ゼロ、君がどういう人物か少し解ったよ」
- 第9話より。中華連邦でのパーティ会場にてゼロとのチェス勝負において、迷わずキングを前線に出すなどでゼロを困惑させる。
- ゼロからは、相手が敢えて差し出したキングを取る事は屈服する事であり、屈辱だと見做して取る事はしなかったが、その行動を見て、この台詞を言い放った。ゼロの性格をある程度見抜いた行動であり、更にブリタニア皇帝の事を引き合いに出すなど、ゼロの正体に感付いている節が見受けられる。
- 結局、勝負はニーナの乱入で中断となった。
- 「偽りの劇場を気取られますか、父上!」
- 第16話より。超合集国決議の際にモニターに割り込んだシャルルに対して明確な反発心を見せる。
- 「現実を、今日という日を大事にしていると思うかい?彼が」
- 第18話より。皇帝が戦場に来ない理由をこのように評した。皇帝で父親である相手を彼呼ばわりである。
- 「では、なるとしよう。私が皇帝に。それなら、問題はないだろう?」
「『俗事』と仰ったそうだよ。陛下は、黒の騎士団との戦争のことをね」
「コーネリアも知ってるだろう? 父上は危険な研究にのめり込み、度々玉座を離れた。そう、政治を、戦争をゲームとして扱ったんだよ。この世界に―今日という日に興味を失い、みんなが苦しんでいるのをただ眺めているだけの男に、王たる資格はない」 - 第20話より。スザクに「自分をナイトオブワンにしてくれるのか」と迫られる中、ついに明確にクーデターを宣言。この言葉にロイドやセシルは絶句する。一方で、「他人から迫られたためにそうなろうとする」というシュナイゼルの性格も表している。
- 「それが何か?」
- コーネリア「で、では……ペンドラゴンの住民は…?」
- 「消えてもらったよ。その方が幸せじゃないのかな?ルルーシュに忠誠を誓う人生よりは」
- 第23話より。ブリタニア帝都ペンドラゴンにいる人々を全て消滅させたことをこともなげに語る。押し付けがましいが、ギアスで意思や思いを捻じ曲げられ操られた人生よりは死ぬ方がましだと思う人もいるだろう。ただ帝都にいる人間全てにルルーシュが服従ギアスを使ったのかは定かではなく、少なくとも居住していた一般市民は完全に巻き添えを受けてしまっている。それにしても、シュナイゼル自身も死を選びたいのなら後にかけられるギアスは皮肉である。
- 「平和というのは幻想だよ。戦うことが人の歴史。幻想を現実にするためには躾が必要では?」
- 心があり、主義主張があり、欲があるから争いは起こる。平和を現実にするにはシステムと力で闘争の根幹を抑え込むしかないと考えを述べた。
- 「だったら神になろう。人々が私に平和を望むのなら」
- 人類を教育するなど神でもなければ許されないとコーネリアに反発されてあっさりと神になると宣言。
- 「いや、いけないな。これは欲だ」
- 黒の騎士団にも消えてもらう好機だと考えるが、それは欲だと自身を窘めた。
- 「矛盾だよ。他人の意思を否定し続けた君が、ここにきて人の意思を存在を肯定しようというのは。もういい、私を殺したまえ。ただし君もフレイヤで消える。私達の命で世界を平和に」
- 第24話より。不幸に抗う人々、未来を求める人々を何度も見てきた。皆が幸せを願い抗い続けたと述べるルルーシュに対しての返答。ギアスで人の意思を捻じ曲げ続けてきたルルーシュの言い分を切り捨て、話を切り上げようとしたその時、何者かが彼の肩に手を叩き―――。
- 「君は、最初から私を殺すのではなく……っ!」
- 上記の直後。「ゼロに仕えよとの言葉をプレゼントしよう」とルルーシュにギアスをかけられる。あらゆる戦術・戦略でルルーシュを上回る能力を示し続けたシュナイゼルだったが、最後の最後で思考パターンを読み尽くされ、ルルーシュに敗れた瞬間であった。
- シュナイゼルはルルーシュが自分を殺害する事を勝利条件としていると考えていた様で、このモニター越しでの会話が行われた時点でシュナイゼルの周囲はギアスに制御されたブリタニア軍人に囲まれていたため、完全に「チェックメイト」の状態だった。この状況下でルルーシュが自身の前に姿を現す必要は全くなく、更にモニターが録画だったとは思ってすらいなかったため、虚をつかれる形となった。
- 「何なりとお申し付けください。ゼロ様」
- ルルーシュにギアスを掛けられ、そのまま彼の前に跪いた際の台詞。シュナイゼルのこれまでの意思は失われ、ゼロの傀儡と化した。なお、「ルルーシュにではなく、ゼロに仕えよ」と条件付けられた事が戦後の彼の行動を決定付ける事になる。
- 「では、完璧に叩き潰してみせようかな。ご期待通りに……」
- ピクチャードラマにて、ジノにギャンブル勝負を挑まれた際に。
- カノンとロイドから「勝負ごとに弱い指揮官では兵達も士気が上がらない」「ボコボコにして見せた方がいい」と言われ、狼狽するジノに向けてこう言い放つ。恐らくジノはボロ負けしたと思われるが……。
他媒体編集
- 「そうやってギアスを使う時間を与えてなんになると?」
- 劇場版『III 皇道』より。ゼロの話を聞きたい、撃つのを待ってほしいと言う扇に淡々と言い放つ。テレビシリーズだと、黒の騎士団達のゼロ銃撃を傍観していたが、映画版の彼らはゼロを見限れておらず、シュナイゼルが連れてきたブリタニア兵達がゼロを銃撃する形となっている。
- 「じつはタレイラン・チルドレンにはまだ残党がいるという噂があったんだよ。そこにこの公試の話が持ち上がった。そこで私と枢木卿とで、計画を練り上げたのさ」
- 『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて、作戦の内容をマリーベルに語る。己を囮に残党を誘い出し徹底的に根絶やしにした。皇帝を倒して内部から国を改革しようとする動きはシュナイゼルによって止めを刺された。
迷台詞編集
- 「男か女かなんていうのはついているかついていないかの差だよ」
- ドラマCDで、ルルーシュ側とスザク側が(シュナイゼルはスザク側にいた)同じ部屋で鉢合わせ、さらにロロの手違いとスザクが連れて行くはずだった女性が横巻きロールの声のデッカいおじさまに取られてしまったので、結果的に男だけで合コンをする羽目になってしまった時の発言。
- しかも、幹事を任されたルルーシュは「器の大きさはランスロットの小指の先ほどの大きさもない」と挑発されてしまい、男だけの合コンの幕が上がってしまった…。しかし、この発言は大宦官にとっては大問題となる…(更に付け加えるとSRWではあしゅら男爵等の人物に対しても問題になる)。
- 「おお、はるか気高き金色の毛に覆われし姫君よ」
- 殺し文句という話題で詩を読み出すが、毛という部分に当然ながら総ツッコミを入れられる。詩なのはいいとして、なぜその詩を選んだ……。
- 「すざきゅん」
- 殺し文句というより感想(スザクもそう思っている)である「わあ、君の炊いたご飯って本当に真っ白だね」というスザクの言葉にロイド共々落とされた際の台詞。
- 「にぎやかだね、父上の悪口かな?」
「子供の頃、毎年兄弟が増えていったのには驚いたよ」
ティンク「流石は皇帝陛下、豪快に種をお蒔きになるんですね」
レオン「ティンク!」
マリーベル「お父さまは、いささか蒔きすぎよねぇ」
ティンク「よい畑ばかりで、羨ましい限りです」
レオン「ティンク、もう黙って!!」
「さて諸君、せっかくのお招きなんだ」「夜会を楽しんで来ようじゃないか」 - 「双眸のオズ」SIDE:オルドリンより。中華連邦での夜会の前にグリンダ騎士団のメンバーとのやり取り。かなり下世話な話題な上、ティンクの言動は不敬罪に取られかねない代物だったが、軽く受け流して最後に締める辺りにシュナイゼルの懐の深さが伺える。
スパロボシリーズの名台詞編集
- 「この世界に神はいない…。だから、我々は行動を起こした。アレハンドロ…仕方がなかったなどという言葉を我々は口にしてはならない」
- 『第2次Z破界篇』第23話「新世界の幕開け」シナリオエンドデモより。新帝国インペリウムの起こした惨劇を目にして、「予測できなかったのは仕方が無い」と慰めを言うアレハンドロに対して。
- 「怒りは私にぶつけるんだ、コーネリア。彼等に世界を預けた責任の一端は私に有る」
- 『第2次Z破界篇』終盤、ゼロの所属するZEXISがイマージュの脅威を排除した事で、彼に借りを作ってしまう結果となった事に憤りを隠せないコーネリアの胸中を察する。
- 「…君達は、きっとこの選択を後悔する事になるだろう」
「…帰ろう、コーネリア」
「では、失礼させてもらうよ、ZEXIS…そして、ゼロ…」
「この瞬間から私と君たちの本当の戦いが始まったと言えよう」 - 『第2次Z再世篇』第49話 「ゼロとルルーシュ」にて。『ゼロを信じる』を選択した場合、シュナイゼルにしては珍しく想定外な結果を迎える事になる。
- 「だけど、私にはどうにも彼が……ユーサー・インサラウムが信用できなくてね」
「あの目は破滅に向かう者の目だ。そう……我が弟ルルーシュと同じだよ」 - 第52話黒の騎士団ルート「決死のエンドゲーム」IMにて。ユーサーの真意をわずかながらに察し、警戒する。
- 「フ……どうやら私は完全に負けたようだ」
- 「決死のエンドゲーム」にて。単身乗り込んできたゼロに対し、ナナリーを人質に降伏を迫ったが、自らを目標にZEXISの攻撃を促し、スザク達との連携でダモクレスを制圧したゼロの前に、ついにシュナイゼルは自らが敗れたことを悟る。
- 「薄々ではありますが……だが、心のどこかでそれを夢想だとも思っていました」
「彼らの崇高な理念は、決して市民に届くことはないと」 - 「コーネリア……君まで彼らの語る夢物語に囚われるとはね」
「……私もだよ。今、初めて私は命を懸ける意味というものを知った気がする」
「これがゼロの言っていた、幸福への願いだったんだろう」 - 『第2次Z再世篇』第53話黒の騎士団ルート「最後の勝利者」のエンドデモより。コーネリア達を前にトレーズ、ミリアルドの戦いについて語り、彼らの真意とその覚悟の重さを改めて知る。
- 「ピースクラフト王とトレーズ司令の亡き今、彼らの意思を形にするのは残された者の責務でしょう」
「それを成さなくては、いつか彼らと再会した時、友人を名乗ることは許されませんから」
「コーネリア、ユフィ、ナナリー……私を助けてくれるかい?」 - ゼロの、トレーズの、ミリアルドの真意を知り、自らの考えを改めたシュナイゼルは妹たちと共に新たな世界を進む。
- だが、その胸中には、未だ残る脅威への疑念があり、『第2次Z破界篇』の終盤と同じく、人類の未来をZEXISに託す事に。
搭乗機体編集
- レクレール
- アヴァロン就航以前の座乗艦。
- アヴァロン
- 船体を強力なシールドで覆っている大型戦艦。シュナイゼルの旗艦である。原作では搭載している大型KMFガウェインのハドロン砲(未完成)でゼロを倒す為に襲い掛かった。
- ダモクレス要塞
- 極秘に建造した超大型の要塞。
SRWでの関連機体編集
- ウイングガンダムゼロリベリオン
- 『DD』にて、シュナイゼルの指示で開発されたSRWオリジナル機体。
余談編集
- 谷口監督は『皇道』のビジュアルコメンタリーで、担当声優の井上倫宏氏に「(シュナイゼルは)感情がどっか死んじゃってる人」とは伝えていたこと、また改めてその人となりを「自分自身も含めて全てをある種、将棋とかチェスの駒というか、そういう形の所に置いちゃっている人」と評している。
- ダモクレスと搭載されたフレイヤによる「恐怖」で「平和」を実現しようとしたが、結局は方法論が異なるだけで、やり方は従来のブリタニアと何ら変わっていない。また、ダモクレスとフレイヤの維持管理には膨大なコストが掛かるのは明らかであり、超合集国と言えども経済的負担は無視できない事から早々に破綻するのは確実である。この点に気が付いていない辺り、シュナイゼルもブリタニア皇族の枠組みを越えられていない事が伺える。
- 井上氏の没後のゲームでは山寺宏一氏が代役を担当している。
脚注編集
- ↑ ノベライズ版では、この性格からマリアンヌから毛嫌いされており、C.C.にはシュナイゼルの方も同じくらいにマリアンヌを嫌悪していただろうと推察されていた。
- ↑ 後に彼女が生存して蓬莱島にいる事が疑問視されたが、『R2 The Complete』では「シュナイゼルに放逐される」と記載があり、『ノベライズ版』ではシュナイゼルが腹心のカノンに一任して、シュナイゼルの許可を得てから助けている。『双貌のオズ』では、カノンが独断でノネット・エニアグラムに連絡を取り安全な場所に避難させて治療して欲しいと頼んだことになっている。なお、シュナイゼルはカノンの行動も想定済みだったのか、待機を指示していたグリンダ騎士団が現れた理由を理解しており、カノンを咎めることも、ノネット達がダモクレス内に突入する邪魔もしなかった。