超合集国

超合集国とは、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場する国家。「ちょうがっしゅうこく」と読む。

概要編集

合衆国日本と合衆国中華を中心に複数の国家から構成される連合国家。ゼロの合衆国連合構想によるもので、神聖ブリタニア帝国に対抗できる程の国力を持つ。合集国憲章を批准することで加盟することができ、批准国家は47か国。中華連邦構成国を中心としたアジアを中心に、ブリタニアに敗退し、「死に体」となったE.U.(ユーロ・ユニバース/ユーロピア共和国連合)を見捨てた東アフリカヨーロッパの大部分の構成自治州が加盟している他、日本同様のブリタニアに占領された国々の亡命政権も多数参加している。 純粋な国力はブリタニアに匹敵し、事実上世界は神聖ブリタニア帝国と超合集国による二極化を迎えた[1]

武力面では合集国憲章第17条に基づき、各国家が武力を永久に放棄する代わりに、人員・資金提供を条件にどの国家にも属さない黒の騎士団と契約し、彼らが安全保障を担っている。これは、各国家の軍隊の連携の問題を解消するための側面もある。

超合集国の決議は多数決で決める民主主義制となっているが、投票権は国の人口の多さによって比例しているため、大きな国であるほど多くの票を持つことになるなど急造ゆえの問題も多い。

ブリタニアに対抗するための力として建国され、第二次トウキョウ決戦でゼロが黒の騎士団を追放されたことを切っ掛けに屋台骨が揺らいでしまう。結局、神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(すなわち、黒の騎士団によって追放されたゼロ本人である)によって事実上乗っ取られてしまうことになり、ブリタニア打倒という建国目的を果たすことなく事実上終焉。

ルルーシュ政権下でも超合集国は解体されずに残されたがルルーシュが最高評議会議長を兼任しており、ブリタニアの独裁支配に利用されている。既に崩壊状態だったE.U.の構成自治州も超合集国憲章批准を強要されたため、E.U.は消滅。ゼロレクイエムでブリタニアの帝政崩壊後は再びカグヤが議長に戻ったが、その後の動向は不明。一応、ピクチャードラマ並びに劇場版準拠の『復活のルルーシュ』にて1年後も超合集国体制は健在である事が確認できる。

関連用語編集

合衆国日本
ただし事実上の亡命政権であり超合集国成立時点では領土は蓬莱島のみ且つ国民はそこの100万人であった。領土や人数は大したことは無いが、英雄ゼロ発祥の地で超合集国体制を呼びかけた国でもあるので、皇神楽耶が評議会議長となり合衆国中華とともに超合集国を主導している国と言える。
合衆国中華(旧中華連邦
超合集国の主要構成国。天子を頂く黒の騎士団及び反乱軍の武装蜂起によって旧体制が崩壊し、彼らの支援を受けた天子による新体制の樹立後にこの国名となった。
他の中華連邦構成国も独立の上で参集しており、実質的に超合集国の大部分は旧中華連邦を引き継いでいるとも言える。
E.U.
正式名称Euro Universe(ユーロ・ユニバース)。世界三極の一つで、神聖ブリタニア帝国に次ぐ世界第二位の大国だったが、ブリタニアとの戦争で半分以上の領土を奪われていた。
結果、超合集国が設立するとイタリアやポーランドを始めとする大部分の構成自治州から見限られた。その多くが超合集国への加盟を目指して次々と脱退し、連合国家としては事実上崩壊した。
亡国のアキト』や『双貌のオズ』においてはユーロピア共和国連合という別名称が登場し、英語表記の正式名もEuropia United(ユーロピア・ユナイテッド)となっており、E.U.の窮状と改革勢力の失敗、その後の衰退が描写されている。

登場作品編集

Zシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
国の内容自体は同じだが、戦力は黒の騎士団のみならずZEXISそのものとなっている。また、原作準拠のゼロレクイエムルートでは立ち上がらない。建国タイミングも第二次トウキョウ決戦と入れ替わっており、ゼロを受け入れる黒の騎士団ルートのみの登場となる(序盤の時点でゼロが超合集国の構想を考えている事自体は語られる)。さらに決議第壱号は原作の「日本解放」から「皇帝への監察を行うZEXISの支援」に変更された。エンディングでは解体され、加盟国は再建された地球連邦へ加入している。

単独作品編集

スーパーロボット大戦DD
3章part4にて立ち上がる。
『第2次Z』と同様に建国タイミングが第二次トウキョウ決戦と入れ替わっており、新たに樹立された地球連邦の暴虐に対抗する勢力として登場。

余談編集

  • しばしば「超合衆国」と誤記されがちだが、正しくは超合「」国である。

脚注編集

  1. この時点で神聖ブリタニア帝国と超合集国に属していない勢力はオーストラリア、中東一部地域(ジルクスタン王国なのかは不明)、旧E.U.残留諸国(イギリス、ドイツ、ウクライナ、北欧諸国、中央アフリカ諸国)のみとなる。