次大帝プロイストは『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の登場人物。
プロイスト | |
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登場作品 | ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU |
声優 | 池澤春菜 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | ダリウス人 |
性別 | 女?(本人曰く「性別を超越」) |
所属 | ダリウス軍 |
役職 | 次大帝 |
好きなこと | クラシック音楽交響曲第9番 「新世界より」鑑賞 |
概要
ダリウス四天王プロイストの正体であり、ダリウス17世の後継者として「次大帝」の座に着く人物。本来ならダリウス王家の次期帝位継承者となるはずだったが、17世の意向で人生経験を積ませるために鎧と仮面を与えられ、東方将軍として下積みを受ける。
普段の外見や立ち振る舞いは気品ある美少女だが、男女両方の性格を併せ持つ二重人格者。一度感情が高ぶれば男性人格となり、髪はピンクからオレンジに変色し、顔の文様も増え、口汚い言葉で激昂する。本人曰く「性別を超越した存在」で、生物学的な性別がどうなっているのかは曖昧(両性具有説もある)。普段から空を飛び、巨大な鎌や黒い炎を生み出すなど超然的な超能力を有する。
男女どちらの人格でもこの世の全ては絶対者である自分(と父)の為だけに存在していると考え、娯楽として虐殺を好む傲慢で残虐な性格。徹底したダリウス至上主義者で地上人は存在を許せないほど侮蔑し、幼少期からダリウス人と地上人のハーフのルル・アージェスを忌避して両親とも抹殺を図っている。異常なほどのナルシストであり、「自分は絶対に間違わない」「何か問題があればそれは自分以外の物に起因する」と考えるなど、知性こそ高いが理性のブレーキは極めて弱く、ハッキリ言ってしまえば甘やかされた子供がそのまま大人になってしまったに等しいほどに自分勝手なために戦略・戦術以外の政治的才能は絶無。その上、一定以上の容姿と能力を有する者には寵愛を傾けるが、それ以外の相手は徹底して侮蔑し、「クオリティポイント」と称した基準に満たないダリウス人を選別し虐殺している。また、どういうつもりか自身のスペアの生体部品としてクローン(外見はプロイストに似ていない)を大量に作っており、それが終盤では役に立つこととなる。
このように差別主義の塊のような人物だが、高い知性と教養、ひいてはカリスマ性を持ち合わせた人物でもあり、「選別」を開始するまでは国民からも敬愛されていた。また、父の深い愛を受けていた事から17世を深く敬愛している……のだが、一般的な家族としてのコミュニケーションが著しく欠落していたのもあり、その思い(ファザーコンプレックス)は徐々に苛烈に、偏執狂的に歪んでいくこととなる。
やがて17世はプロイストのあまりの極端な振る舞いを諌めようするも、良識がとことんまでに欠落していたプロイストは「父までも自分を見放した」と勘違いするようになり、その結果として17世は自身の「地上の蔑視」という思想自体が誤っていたことに気付く。改心した17世はプロイストの暴走を止めるために大空魔竜との和睦に向かうも、その姿はプロイストにとっては「父が自分を見捨てて売国に走る光景」という最も見たくない光景であった。こうして錯乱したプロイストは誤解による怒りに任せ、最愛の17世の命を(事故で)奪ってしまう。この時の彼(彼女)は、自ら父に持参した「永遠の絆」の花言葉を持つダリウスローズの花束を舞い散らし、父の殺害を大空魔竜戦隊によるものと思い込むほど精神のバランスを崩しており、直後に自身の切り札だったファイナルドボルザークを嗾ける。しかし、乗艦にノーザが殴り込みをかけ、熾烈な白兵戦により腹に大穴を開けられる。
だが、そこでダリウス大帝の専用機キングダリウス十七世を奪取し、自らキングダリウスに乗り込み「ダリウス十八世」を(無断で)襲名。ツワブキ・ダイヤ達に最後の決戦を挑むが、フェイスオープンしたガイキング・ザ・グレートの一撃を受け、更にガイキングの最初にして最強の技・ハイドロブレイザーをゼロ距離で受けたことにより機体は大爆発を起こす。
絶命したかに思えたが新四天王の「献身」により復活し、単身大空魔竜に侵入。自身の超能力で直接制圧を試みるが、その最中彼(彼女)は自身の出生の秘密を知ることとなる。実は、父のダリウス17世を含む歴代全ての大帝は、かつての統率者によって「管理者」となるべく生み出されたクローンであり、次大帝となるプロイストもまた同じ存在だった。死を迎える17世にプロイストと精神を融合させる(さすれば、あわよくばプロイストの持つ強烈な悪意も1/18になる)事を託されたサコンから真実を伝えられ、父を含めた大帝達の精神が入ったフレイムグリッター状の機器を託されたが、それまで信じてきたもの全てが崩れた彼(彼女)は「裏切られた」と錯乱し、父達の精神の入った機器を破壊してしまう。
最期は憎しみをこめた黒い炎で全てを焼き尽くそうとするが、ダイヤ達の熱き心の炎の前に敗れて大空魔竜の外へと投げ出され、父への憎しみと共にマグマの底へと消え去った。
趣味は地球のクラシック音楽「交響曲第9番 新世界より」を鑑賞すること(当然ながら、魔炎超魔竜ドボルザークの命名も本曲の作曲者に因んでのもの)で、意外にロマンチストな面も持ち合わせている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。概ね原作通り。本作の主要敵勢力の総大将なので相当目立つ。特に、初登場時にいきなり「新世界より」が流れる演出は、原作を知らないプレイヤーにインパクトを与えること間違いなし。ただ、彼(彼女)と戦うルートはファフナー、ゴーダンナー等のルートとの択一であり、しかも彼(彼女)のルートのみ隠し要素のフラグがないため、プレイの上で端折られてしまう場合が多い。
- カットインがなんと3種類も用意されている。そして女性人格版のカットインがやたらと可愛い。ゼルガイアー、バルキング、ライキング、魔炎超魔竜ドボルザーク、魔炎超魔竜ファイナルドボルザーク、極大巨人キングダリウス十八世と登場する度に搭乗機を換えて来るのも特徴。
- スーパーロボット大戦L
- いきなり原作終盤の状態で登場。実際に戦うのは物語の折り返し地点を過ぎて少ししてからと出番は少なく、ファイナルドボルザーク→キングダリウスの連戦の後に大空魔竜に乗り込むことなく、キングダリウスの撃墜と共に戦死してしまう。ただ『K』と同じくカットインが3パターンもある。女性人格版が可愛いのも『K』と同じ。
- 自身の出生の秘密を知る下りもダイヤとの戦闘前会話内で行われており(この会話の中でのみダリウス大帝の本体が破壊されるので、ダイヤと戦わせなければ大帝の存在は助かる事になる)扱いが悪くなった感が無くも無いが、前作が良すぎたとも取れるかもしれない。また、その性格故に各版権作品の主人公たちからも存分に憎まれている事が戦闘前会話で解る。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年8月のイベント「新たなる冒険の旅へ」期間限定参戦。シナリオNPC。原作終了後だが、ノーザの体を乗っとる形で復活する。
パイロットステータス
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 交響曲第9番 「新世界より」
- 劇中で観賞している曲。彼(女)の戦闘用BGMとして採用された。
人間関係
- ツワブキ・ダイヤ
- 憎きガイキングのパイロット。最後は彼に倒される。
- ルル・アージェス
- 地上人とダリウス人との血を引く忌み子として憎悪し、彼女を騙してガリスを殺そうとする。
- ドーベル・アージェス(キャプテン・ガリス)
- 地上人との間に子を儲けた彼を激しく憎む。
- ディック・アルカイン
- いろいろと因縁のある相手。フェミニストであるディックも、悪辣すぎるプロイストに対しては「お前のどこがレディだ」と見下していた。
- リー・ジェンシン
- 「本物の悪魔」とまで罵られた。
- エルトリカ・アージェス
- ガリスの妻(ルルの母)。ダリウス人の子を産んだ彼女を嫌悪し、銃殺している。
- ダリウス17世
- 父親。尋常ではないほどの愛情を抱いていたが、最終的には自らの手で殺害してしまう。
- ノーザ
- 部下。実は予備の生体パーツ。最終的には反逆される。
- ケイン
- 北方五騎士(ノーザの親衛隊)の一人。プロイストを信頼していない数少ない部下。
- コドル、ウーラ
- SRW未登場の北方五騎士。ガイキング捕獲の際に捨て駒扱いし、ローグリュート冷凍砲に巻き込んで殺害。
- ヴェスターヌ
- 部下。美しく優秀な彼女を特別に寵愛するが、彼女は内心プロイストの外道ぶりを嫌悪しており、最終的には彼女からも反旗を翻される。
- サスページ
- 部下。正体を現してからは真っ先に忠誠を誓われたが、プロイスト自身は彼を大して信頼していない。
- 偽りの忠誠を見せてガイキング諸共攻撃する暴挙に出たため、逆上したプロイストにより死に追いやられた。
- ヒガント、バニシューム、ニキータ、テルミナ
- 新四天王で、全員がプロイストに忠誠を誓っている。彼女が致命傷を負った際、自ら命を投げ出し生体部品としての自らの役割を全うする。その事については一応感謝はしていた。
他作品との人間関係
- ギル・バーグ
- 『K』では彼に協力を申し出られ、共闘する。
- シンシア・レーン
- 『K』において、彼女はプロイストを昔の自分と似ていると感じていた。
- ミスト・レックス
- 『K』では「お前みたいな化け物」とまで言われるほどに怒りを買った。
- 加門朔哉
- 『L』で「気に入らねえな」と吐き捨てられた。ディックと声が同じだからであろうか。
- 飛鷹葵
- 中の人が同じ。『L』では必殺技のフルコースを提案する相方に諸手を上げて賛成した。
- シン・アスカ
- 『L』にて他者の命をゴミ扱いし「父の命と比べていいのは自分の命だけ」と嘯くプロイストに対し「そんなことを言う資格は誰にもない」と激怒した。また、四天王を生体パーツとして使って復活した際にも、「誰かのためだけに生きる命なんてあっていいわけがない」と再び激昂した。
- 早乙女アルト
- 『L』にて、自身の心の醜さを彼から「一挙手一投足に醜さが現れている」と切って捨てられる。
- 碇シンジ
- 『L』にて彼に支配される事を要求したり、「父親の命か一国が滅びるかを選べ」と選択を迫ったりするが、自らの意志で戦う事を選んだシンジはそのどちらも突っぱねた。
- 早瀬浩一
- 『L』にて正義の味方として戦いに臨む彼を「馬鹿」と一蹴するが、浩一からは「無意味に人を傷つけるくらいなら、馬鹿の方がいい」と返された。
名台詞
- 「女…?貴方らしいつまらない感想ですわね、ノーザ。この私は性別など超越した存在だというのに」
- プロイストの正体に驚くノーザに対して。
- 「貴様のようなゴミと、この俺のどこが同じなのだ! 今度言ってみろ、貴様の五体を引き裂き、魔獣のエサにしてやる!」
- 「私と同じセンスをお持ちのようだ」とお世辞を言ったサスページに腹を立て、凶暴な男人格に変化させながら彼を縛り上げた時のセリフ。この変貌ぶりに縛り上げられたサスページはもちろん、それを見ていたノーザやヴェスターヌをも驚かせた。
- 「覚えておけサスページィ! 抵抗できない相手を一方的に甚振る事こそが最大の楽しみなのだ!」
- そんなサスページとも最低なレベルでウマが合うことをまざまざと表す台詞。ライキングに乗り、ガリスとルルを人質に取られ身動きの取れないガイキングを痛めつける。
- 「だが常に相手の上を行くのが俺の主義だ! そうして恐怖で縮こまったやつを踏みにじってやるのが、何よりも好きなんだよ! ハハハハハハ!!」
- ドボルザーク登場時。戦闘中は特に凶暴な顔をよく見せるが、単に力任せなのではなく知略も優れていることがわかる。なぜその才能を悪事以外で発揮できないのか不思議でならない。
- 「忘れたのかよ…お前はオレの生体部品、言わば使い捨てのスペアだってことを! その胸の鉄球は、お前に生まれつき埋め込まれている臓器の一つなんだ! 死にでもしない限りオレの支配からは逃れられねえ!」
「さあ、誰がご主人サマだか思い出したか…? 敬意を込めてオレの名を呼んでみろォーッ!!」 - 同上。元ネタは漫画『北斗の拳』のジャギか、それとも特撮番組『鳥人戦隊ジェットマン』のラディゲか。本人の残虐性はこの2人とも同レベルであろう。
- 「お父様は私を騙さない…私を裏切らない!私のお父様は、お父様は…うああああああああ!!」
- 大空魔竜側と交渉していた父ダリウス大帝を、逆上して殺してしまう。そしてその憎悪(と責任)はダイヤたちに向けられる。
- 「題して世界崩壊の序曲だ!」
- ファイナルドボルザーク出撃時のセリフ。
- 「てめえらのせいで俺は愛する父親を殺す羽目になっちまったんだぜェ! その落とし前はきっちりつけてもらわねェとなアアア!!」
- 「てめえら親子だけは許さねェ! 俺と同じ苦しみを、いや、その何億倍もの地獄を味わわせてやるぜェッ!!」
- 上に同じ。徹底して自己責任を回避する底の浅さが伺える。プロイストにとって、自分の行動に間違いという概念は無いのだ。
- 「どいつもこいつも言われたことを聞きやがらねえ! 言われたことの半分もできねえ! 許せねえ…俺以外の全てがァ!」
- 人質作戦も失敗に終わり、ファイナルドボルザークを壊された直後の一幕。「あんたの命令自体が無理があるからだよ」と突っ込んだ視聴者は数知れないであろう。
- 「お前には部品ほどの価値もねぇ! 生ゴミに戻してやる!! 何が違うってんだ、ゴミはゴミに違いねえだろーが! 俺の強さを網膜に刻み付けながら死ねェ!」
- 母艦に乗り込んできたノーザとの戦いで。ここまで戦況を悪化させた原因をノーザが弱いせいだと断罪するが、そんな世迷いごとに耳を貸すノーザではなかった。彼は戦いを通じて知ったのだ。戦いとは、強者ではなく最後まで諦めない者が勝つのだと。
- 「マシな奴だけ選りすぐったつもりだったが、まぁもうどーでもいい…」
- ダイヤ「てめぇ!」
- 「るっせぇぇ!!! 俺の心の平静より大事なことなんてあるわけねェだろうが!! 今はァ! ノーザをブッ殺すことが、最重要なんだよ!!」
- 自らキングダリウス十八世に乗り込んだ直後、部下すら見捨てて地上壊滅に乗り出したことをダイヤから詰られた際の一言。もはや、彼(女?)には王としての「自覚」も「資格」もありはしなかった。そこにはただ、一時の逆上に全てを委ねる一人の愚物だけが残されていた。
- ちなみにこのセリフは『L』で兜甲児との戦闘スキットに使用されている。
- 「何で…なのかしらね?ありえないモノが見えるわ?…戦いが続いて、疲れているのかも…この最高の存在であるわたくしが、父の愛を喪い、その手を血に染めてしまったというのニ…
死んでいる筈のクズ虫たちが平気な顔をシテ、親子で楽しそうにシテイル…幻でしょウ?コレ…もし幻でなかッタラ……!……モウ、大変!! GYYYYAAAAAHHH!!」
「ウフフフ…アハハ…アハハハ!フフフフフ…!…目障リナ悪夢タチ…消エテオシマイ!!」 - 一度は死亡しながらも新四天王の命を贄として復活、単身乗り込んだ大空魔竜ブリッジで彼等の献身を慈しむ素振りを見せるが、そこにアージェス父娘、ツワブキ父子の姿を認めるや態度は一変。暴走する黒い炎に己が身体はおろか心までをも呑み込ませたその姿は、最早ヒトのそれではなくなっていた。
- 「ソンナ…ワタクシモ…?ワタクシモ、只ノ容レ物…!?…ウ…ウウ…ウア゛ァァァァァッ!!」
「イヤ…イヤイヤ!イヤァァァァ!! ワタクシガ容レ物ニサレテ、アンタ達ガ幸福ニ暮ラシテイケルナンテ、ソンナ世界、絶対ニ認メルモンデスカァァァァァ!!」 - サコンによって突きつけられた「ダリウス大帝の真実」を前に、彼(彼女)のアイデンティティは完全に崩壊。父が遺したせめてもの「親心」をさえも叩き潰し、大空魔竜ブリッジに居合わせた者全てを巻き添えに自爆を図る。
- 「なぜ? 何故こんな事に!? わたくしは生まれついての王、最高の人間だった筈なのに!?」
「お父様の…嘘つき…ウソツキィィィィィィィィィィィィィィィ!!」 - 最期の台詞。真実を隠していた父への憎しみを叫びながら空中で爆散、残った黒い炎の欠片もマグマの底へと消えていった。
- 尤も造られた存在であったのは、父親であるダリウス17世を始めとする全ての大帝も同じである為、その憎しみは結局、絶対者と信じた自分の存在意義を否定されてプライドが傷ついた事による逆恨みでしかないのかもしれない。
スパロボシリーズの名台詞
特殊会話に関しては多種多彩な煽り、詭弁を弄しており、教養の高さと趣味の悪さが伺える。
- 「小鳥の汚いさえずりが聞こえますわ…」
「歌を忘れたカナリアは首を折って殺されるのが運命だ!俺がこの手で握りつぶしてやる!」 - 『L』第24話「大いなる力、空を切り裂く時」に於ける南雲一鷹との戦闘前会話。2行目で変貌する。なんでそんなに日本の童謡に詳しいんだ。
- 「勘違いしないで欲しいですわ。私は選ばれた民だけを生き残らせ、その方達には天国を与えますのよ?」
「苦しむ奴なんざいねえ!その頃には死んでんだからなぁ!!」 - 同24話に於ける剛健一との戦闘前会話。彼(女?)のあまりにも欠落した経世済民意識を露呈する一言。健一にとって、血筋で生き様を決める選民主義者は最も忌むべき敵であった。
- 「あなた、人工生命体のようですわね。その人工生命体ごときが…」
「この俺に意見するだけでなく、ずいぶんとセンチな事を言うじゃねえか、ええ!?」 - 同24話に於けるイクサー3との戦闘前会話より。怒りの言葉をぶつけてきたイクサー3に対する侮蔑感情であるが、プロイストの素性を思うと、物凄く皮肉な台詞である(そういった意味では彼(女?)は一色真やエーデル・ベルナル、ハザル・ゴッツォと共通しているといえるだろう)。
- 「俺以外の全生物は皆殺しだぁぁっ!!」
- 『L』第25話「悲劇も嘆きも終わらせる神」より。そんな事をしでかして、その後どうやって生きていくつもりなんだか。「後悔」も「罪悪感」も認知できない彼(女?)には、どのみち破滅以外の未来は残っていなかったのかもしれない。
- 「ごふっ…!」
- 同話にて魔炎超魔竜ファイナルドボルザークを撃破した際の台詞。発売時点ではなんてことのない台詞だが、携帯機シリーズ次回作の『UX』にてこの呻き声は頻繁に使用され、ライターの癖が出た台詞として認知されるようになってしまった。
- 「カニが…踏み潰されてえようだな!」
- 同25話に於けるクラブバンカーの3バカに対する戦闘前会話。どうやらギリシア神話に関しても造詣が深いようである。
- 「いい余興を思いつきましたわ」
「あなたの父親の命と引き換えに国をひとつ、攻撃しない事を約束しましょう」
「さあ、選べよ!父親の命か、どこかの国の人間どもの命か! ハハハハハ!」 - 同25話に於ける碇シンジとの戦闘前会話。自分のいる世界を嫌がって逃げようとしたという点では共感するシンジであったが、現実を見ようともせずに何もかも暴力一辺倒で解決しようとする彼(女?)の妄言には断固として立ち向かった。
搭乗機体
- バルキング
- 大地魔竜復活の際に搭乗。後にサスページに下賜、サスページの死後はリー・ジェンシンが鹵獲。
- ライキング
- 天空魔竜復活の際に搭乗。後に洗脳されたノーザに渡している。
- 魔炎超魔竜ドボルザーク
- 地上侵攻作戦の際に搭乗。
- 極大巨人キングダリウス十八世
- 父・ダリウス17世の死後、強奪して搭乗。最後の機体となる。
SRWでの搭乗機体
- 魔炎超魔竜ファイナルドボルザーク
- 原作では無人機であり、ダイヤの父親が生体コアとして取り込まれている。
余談
- ダリウス大帝役の大友龍三郎氏は「独裁者は中性的、あるいは女性的な面を持つ印象があり、甲高めの声で演じている」と語っており、それがプロイストの正体・および池澤氏のキャスティングに影響を与えたとされる。それ以前はより分かりやすくノーザのオリジナル、というデザインの予定だったという[1]。
- 『ロボットガールズZ』には魔炎超魔竜ファイナルドボルザークを擬人化したドボちんが登場するが、彼女はプロイスト役の池澤氏が声を担当している他に独特な髪型の縦ロールや感情の昂りによる口調の変化も共通している。モチーフとなったキャラクターと同一の声優が演じているロボットガールズは現状では彼女のみ。
脚注
- ↑ 東映アニメーション/ガイキング 2020年8月15日閲覧。