カトル・ラバーバ・ウィナー
カトル・ラバーバ・ウィナー | |
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外国語表記 | Quatre Raberba Winner |
登場作品 | |
声優 | 折笠愛 |
デザイン | 村瀬修功 |
種族 | 地球人(アラブ系とヨーロッパ系の両方の血を引いているらしい) |
性別 | 男 |
年齢 | 15歳 → 17歳 |
出身 | L4コロニー群 |
身長 | 156 cm |
体重 | 41 kg |
所属 | ウィナー家 |
概要
新機動戦記ガンダムW
アラブ系の大富豪・ウィナー家の嫡男。ウィナー家はコロニーの有力者としてOZに対抗している。その家庭環境から何不自由なく育ったおとなしい性格の少年だが、ガンダムを乗りこなす卓越した操縦技術も持ち合わせている。
戦いを望まない父との確執から勘当同然で家を飛び出し、父が庇護していたトールギス、ウイングガンダムゼロの設計者の1人・H教授製作のガンダムサンドロックと共にオペレーション・メテオに参加。マグアナック隊という40人のモビルスーツ乗りを部下に持ち、全員から慕われている。
本篇では中東の所領を拠点にし、部下達と共に対OZ破壊工作を展開していた。身体能力は5人の中で一番劣るが、指揮能力は突出しており、ゼロシステム無しで同等の(勝利のために人命を道具にするシステムとは別ベクトルで)指揮を行うことができる。
A.C.世界では人類は宇宙環境に順応しきれておらず、様々な疾患に悩まされている。そのためウィナー家もカトル以外の29人の姉達は全員試験管ベビーだが、カトルは数少ない実際に母胎から生まれた子供である。しかしその事実はカトルは知らされておらず、劇中の姿からは想像出来ないが自分も試験管ベビーだと信じてやさぐれていた過去がある。本編が始まる以前は自身の出生が原因で自暴自棄で冷めた考え方を持ち、地球の事を「自然発生したカビの集合体」とまで評していた程。本編開始前に親への反発から家出を敢行し、そのときにレジスタンス活動を行っていたマグアナック隊の襲撃事件に巻き込まれ、彼等と知り合う事になる。このマグアナック隊との関わりがカトルの心を変えていく切っ掛けとなり、負傷したラシードにかわってマグアナック隊を率いて指揮能力の高さを見せ、全員を無事地球へ逃がすことに成功。いつの日か地球で再会する事を彼らと約束している。マグアナック隊がカトルに心酔したのはこのときで、TV版でカトルがつけていたゴーグルはそのときラシードから託されたマグアナック隊の隊長の証である(『新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO』で設定付けられたもの)。
ガンダムサンドロックを自爆させて故郷のコロニーへ帰還した後、自らが守ってきたコロニーの人間がOZに同調した上、平和利用のための資源衛星をOZに渡さないようにした父親を死に追いやったことに逆上、全ての人間を憎悪しH教授の残した設計図から「ウイングガンダムゼロ」を完成させた。しかし、トロワ・バートンの捨て身の説得で自分を取り戻した。その後はヒイロについて行き、リリーナ・ドーリアンの考え方に共感。そして彼なりの戦いを追求した末「平和の礎になる」ために行動していく。最終決戦近くでは、共同戦線をとるガンダムパイロット5人のリーダーとなり、他の4人をまとめていた。
劇中直接言及はされていないものの、「放送初期の頃のゲームでNT能力所持」「劇中の発言」「初戦闘で圧倒的な戦果」と彼がある種の超感覚を持っている事を匂わせる描写は多い。事実シリーズ構成の隅沢克之氏は、カトルは5人の中で一番感覚が鋭敏で、「勘」というものに関しては神憑りレベルであると設定している。また漫画版でハワードがゼクスをニュータイプと評していたこともあるので、当初の予定ではニュータイプという設定が出てくる作品だったのかもしれない。そう考えると、前述の「宇宙環境に適応して産まれた」産まれに関する設定も無関係ではないのかもしれない。
ちなみに本編でも劇中でカトル自身がそういった力を自覚しているようで、「宇宙の心を感じ取る」と評している。ヒイロ・ユイがコロニーを守る為に自爆した事に衝撃を受けたゼクス・マーキスやレディ・アンの心の声を感じ取ったり、ゼロシステムに支配されてしまったヒイロに必死に呼び掛ける事で彼を正気に戻す等、もはやニュータイプだとしか言い様の無い奇跡的な力を発揮している。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
Gチームに呼びかけ、ガンダムを太陽に向けて破棄することを提案する。しかし、マリーメイア軍の出現により、急遽ガンダムが必要になり、一度は太陽に向け破棄されていたガンダムを取りに行く役を引き受ける。その後はトロワ・バートン、デュオ・マックスウェルと共に地球に降下しサーペントの大部隊と戦闘を行う。
戦後はサンドロックを爆破し、その後マグアナック隊と共に建築作業をしている場面が見受けられた。
登場作品と役柄
その性格から、スパロボでは同世代の友達に恵まれる。仲間になる順序もW系で最も早く仲間になることが多い。
TV版で登場する場合は、初めは敵として登場するがプレイヤー側の軍と戦う事にいち早く疑問を持つ。中盤以降になるとウイングガンダムゼロに搭乗し、ゼロシステムに翻弄され所謂暴走カトルとしてのイベントが用意されている事が多い。味方になると幸運を持つ為、MAP兵器を持つウイングガンダムゼロに乗せられる事が多かった。『EW』版で登場する場合は初めから自軍の味方である事が多い。
近年では祝福や応援と言ったサポート精神コマンドを覚え、援護防御も得意とし、戦闘とサポートの両方をこなせるパイロットとなっている。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初出演作品。敵として登場する。ロンド・ベルへの攻撃に一早く疑問を持つ。サンドロックがクロスクラッシャーメインなので射撃寄りの能力。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 隠し要素でアムロ・レイかカミーユ・ビダンで説得すると仲間になる。幸運を所持。しかし、他のW系同様に能力の数値は悪くないのだが集中や必中がなく攻撃が当てられず、2回行動が遅いため使いづらい。彼を仲間にしないと他のガンダムW系パイロットを仲間にする事は不可能。碇シンジとは年が近い為に友人になる。また、仲間にしないと条件によってはバッドエンドの可能性も出てくるという碇シンジと並んで本作のキーパーソンである。条件によっては、自爆イベントがある。中盤以降で、Wゼロに乗って暴走カトルとしても襲いかかってくるステージがあり、登場して否やツイン・バスター・ライフル使用イベントでは味方が射程内にいた場合、問答無用で巻き込まれる。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- F完結編と同様に碇シンジと友人関係になる。本作では無条件で仲間になる。草間大作とともに落ち込んでいるシンジを心配したり、渚カヲルと顔をあわせる場面もある。シンジが一時離脱する場合は渚カヲルが持ってきたプレートを預かる。今作ではバグによって、家族を殺されることになる。祝福の存在しない作品なので、幸運持ちのカトルは、MAP兵器が強力なWゼロ、Wゼロカスタムに乗せられる事も多い。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 『W』の5人の中では最も早く第2話から登場。イージス計画に関しての知識があるため、未来編でもガンダムエックスがマイクロウェーブを受信した際や、D.O.M.E.付近での戦いでは反応を示し、ちょっとした解説役となる場面がある。また一人飛び出すガロードを心配して付いていくなど、仲間思いな面も強調されている。
- 祝福を初期から覚えているが、最大SP不足のため、実質使用できるのは9レベルから。精神コマンドの傾向や援護防御など、このあたりから、サポート役としての色合いが強くなる。後半は他の優秀なサポート役に押されがちだが、活用するなら他のガンダムパイロット4人との間にある信頼補正を生かしたい。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 台詞に新規収録が入った。小隊制の導入や、SP回復と祝福を持つなどサポート面での強化により、今までは難しかったレギュラーを張る事が出来る様になった。小隊長能力は戦闘向きとは言えず、防御面が集中しかないため、異常に装甲の厚いガンダムサンドロックカスタムに乗せて補給役にすると良い。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- αからの親友である碇シンジは勿論、温和な者同士、キラ・ヤマトとも友人になる。セレーナルートの序盤では、親友であるトロワと戦う事になってしまう。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 久しぶりにTV版設定で登場。序盤にスポット参戦で登場し、中盤に差し掛かる辺りでトロワと同時に加入。初期値こそ防御は高いものの、成長タイプが格闘系・回避なので防御の伸びは良くない。精神コマンドはいつもより、必中、不屈等スーパー系寄りのものを習得。サポート系の精神コマンドも友情、祝福と充実している。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 破界篇同様、TV版設定で登場。デュオと共に序盤から参戦。戦闘で重宝する必中、サポート用の祝福を覚えられるのが中盤に差し掛かるあたりなので、序盤はデュオと比較すると使いづらい。今回は中盤「悲しみのカトル」で久しぶりにウイングガンダムゼロに搭乗する暴走カトルを見ることができる。また暴走時は強い怒りや悲しみの影響か特殊スキルが通常時と異なりEセーブ、見切り、気力限界突破、サイズ差補正無視、気力+ボーナスを修得している。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『EW』設定で登場。ボイスが新録された。中断メッセージやエーストークでブチ切れ体質をネタにされる。意外にも今作ではスパロボの伝統とも言えるシンジとの絡みはほぼ無し。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続きEW版設定で登場。スパロボシリーズの迷台詞項にもある通り、序盤の日本ルートでは似合わない粗野な口調で喋る演技が見られる。サイデリアルに囚われていたリリーナを救出した際と、ELSとの対話が成功した時の会話の中で原作では説明の無かった「宇宙の心」についての(この作品における)解釈が語られている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 初『EW』版参戦。格闘重視のステータスで、デュオや五飛と似た能力。2回行動が遅く、避けれないため使われることはあまりない。射撃が低いため、サンドロックのスロウショーテルを活かせない。必修精神コマンドは自爆、熱血、魂。珍しく、サポート用精神コマンドはあまり覚えない。2回行動可能レベルは他のW系同様56と絶望的。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- 援護システム導入によりCOMPACTより扱いやすいキャラになっている。必修精神コマンドは自爆、熱血で、幸運または祝福のどちらかを必ず覚える。残念ながら命中率アップの精神コマンドを修得するパターンが2パターンしかない。その場合スキルコーディネートで「命中率+20%」の付加も考慮するといい。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 他のW勢同様高い能力を持つ。本作では珍しく、技量が味方パイロット中、最も高く設定されている。精神コマンドは自爆以外全てサポート用のものを修得。SP回復等を率先して付け、戦闘もこなせるサポート要員と考えるのがよい。技能に鼓舞を持つため、初期気力は高くなるのはいいのだがサンドロックでは特に意味をなさない(デスサイズに乗った場合は分身が発動しやすいという利点がある)。
Scramble Commanderシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- サンドロックカスタム固定パイロット。中盤頃よりスポット参戦を開始。正式に仲間になるのは終盤。援護は3もあり、精神コマンドも相俟ってサポート役として活躍する。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- サンドロック改(EW版)固定パイロット。シールド防御を自力で覚えないのは困ったものだが、シールド防御を覚えさせれば、援護防御Lvが高く自軍の強固な盾となる。エースボーナスも援護防御せよ!と言っている様な物なので、味方をガンガン守ってもらうのがよい。また、自身の攻撃力も高いので頼りになる。
- スーパーロボット大戦R
- サンドロックカスタム固定パイロット。序盤はスポット参戦で助けてくれ、中盤から本格参戦。A同様な性能で、攻撃にサポートに活躍してくれる。
- スーパーロボット大戦D
- 序盤地上ルートより参戦。精神コマンドの充実のお陰で、激励が被っているヒルデのお株を奪ってしまっている。
- スーパーロボット大戦W
- サンドロック改(EW版)固定パイロット。デュオと共に第1話より登場。2部では明けの砂漠の面々と共に戦う姿も。
- スーパーロボット大戦L
- EW版終了後の設定。今回、参戦の遅めなEW勢の中で一番早く加入する。プリベンターのエージェントとして早瀬浩一を監視するため、彼の通う御崎中学校に転入して潜入捜査することになるが、設定上17歳であるEW版の後であるためか、「中学生に扮するのは無理がある」と不満を漏らす様子も見られたが、意外とバレなかった模様。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- サンドロックがカスタム化して武装が限定されるため、ここから格闘系にシフト。序盤は味方NPCとして、マグアナック隊を引き連れて登場。集中や必中はないがF完結編に比べれば、2回行動がLv40と早いため使いやすい。幸運を修得するためウイングガンダムゼロに乗せられることも多い。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- サンドロックに乗り、ルート次第で中ボスとして登場。後に5人の中で真っ先に仲間に加わるが、原作同様ウイングゼロに乗り敵に。最終的にはサンドロックで再び仲間に復帰する。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
全体的に高めの能力を持つ。攻撃面は射撃、格闘共にWガンダム系パイロットの中では平凡だが、防御が高いのが特徴。ただし、成長パターンが設定されている作品では、回避重視のリアル系の成長するため、防御は伸び悩む事が多い。TV版では参戦当初、格闘は高くなく射撃寄りのステータスであった。EW版での参戦では、格闘が高く設定されるようになっていき、現在ではどちらも可もなく不可もなくと言ったレベルに落ち着いている。
精神コマンド
W系のため、自爆を覚える傾向があった。参戦当初は幸運持ちで射撃も高めだったため、MAP兵器を持つWゼロとの相性が良かった。近年では攻撃的な精神コマンドが減り、応援、友情など覚え、幸運に替わり男性では珍しい祝福を修得するようになったりと、サポート用なコマンドが増え、カトルの優しい性格を反映するような構成になってきている。他の『W』登場人物達と同様、Fと64時の精神コマンド構成は劣悪であった。また、α外伝から魂を習得しないようになった。
- F、F完結編、64
- 自爆、熱血、幸運、ひらめき、信頼、魂
- リンクバトラー
- ひらめき、幸運、熱血、自爆、魂、信頼
- α
- 自爆、幸運、集中、信頼、熱血、魂
- α for DC
- 自爆、幸運、集中、信頼、熱血、期待
- α外伝
- 自爆、祝福、集中、信頼、熱血、友情
- 第2次α、第3次α
- 偵察、祝福、集中、友情、熱血、激励
- COMPACT3
- 自爆、祝福、信頼、応援、激励、伝授
- A、A PORTABLE
- 自爆、祝福、集中、信頼、熱血、激励
- R、D
- 自爆、祝福、集中、友情、熱血、激励
- W
- 信頼、祝福、集中、友情、熱血、激励
- 第2次Z破界篇
- 不屈、てかげん、必中、祝福、友情、熱血
- 第2次Z再世篇
- 鉄壁、ひらめき、必中、祝福、友情、熱血
特殊技能(特殊スキル)
参戦当初はシールド防御Lvが最高レベルに達する傾向にあったが、近年そのシールド防御自体を修得しなくなってきた。サンドロックのシールドと装甲の高さを生かすため、スキルコーディネートによってシールド防御を付加するといい。 また近年のカトルの特徴として援護防御Lvが高い。味方をサポートする面が強調されてきている。
- F、F完結編、COMPACT、64
- シールド防御L8、切り払いL6
- α(α for DC)
- シールド防御L9、切り払いL9
- α外伝
- 援護L2、シールド防御L3、切り払いL3
- 第2次α、第3次α
- 援護防御L2、切り払いL3、SP回復
- COMPACT3
- 援護防御L2、鼓舞
- A
- 切り払いL2
- A PORTABLE
- 切り払いL2、援護防御L2
- R
- 防御L3、援護攻撃L3、援護防御L3、指揮L1
- D
- シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、援護攻撃L3、援護防御L3、指揮L1、マルチコンボL2
- W
- 斬り払い、シールド防御、援護防御L2、マルチコンボL2
- 第2次Z破界篇
- 底力L4、ブロッキング、援護防御L3
- 第2次Z再世篇
- 底力L4、ガード、援護防御L3
小隊長能力(隊長効果)
固有エースボーナス
- 援護防御時、最終ダメージ-30%
- A PORTABLEでのボーナス。
- 援護攻撃・援護防御に参加時、気力+10
- 第2次Z(破界篇、再世篇)でのボーナス。
パイロットBGM
- 「JUST COMMUNICATION」
- 前期OPテーマ。 初登場の『F』、『64』で採用。
- 「思春期を殺した少年の翼」
- 劇中BGM。
- 「LAST IMPRESSION」
- 「Endless Waltz」劇場版テーマ。『第2次α』、『COMPACT3』にて採用。
人間関係
- トロワ・バートン
- 親友。ウイングガンダムゼロに乗って暴走したカトルを身を挺して止めてくれた。
- ラシード・クラマ
- 部下であり、マグアナック隊の隊長。カトルの良き理解者。
- H教授
- ガンダムサンドロックの開発者。カトルの製作したウイングガンダムゼロは彼の持っていた設計案から再現されたものである。
- デュオ・マックスウェル
- 親友その2。お互い気持ちが通じ合っており、理解者でもある。Aにてトロワとセットで「貧乏神と疫病神」とも言われる。
- ヒイロ・ユイ
- 親友その3。トロワを失い、彼と共に行動する。そして、リリーナと出会うことでカトルは新たなステップを踏み出す。
- 張五飛
- 考え方は対照的で付き合いも短いのだが、五飛はカトルの人となりを認めている。
- リリーナ・ドーリアン
- 彼女の考え方に共感し、時に励ましては彼女の理想を叶えていく。
- ドロシー・カタロニア
- 戦いに駆られた彼女を救うため、奮起する。しかし、カトルの「優しさ」が良し悪しを語る。それを認めるカトルではあったのだが……
- ザイード・タブラ・ウィナー
- 父親。宇宙開発の第一人者であると同時に強硬な反戦平和主義者で、オペレーションメテオに参加したカトルとも反目しあっていたが、内心では息子の身を強く案じていた。OZに取り入ろうとしたL4コロニーと対立し、ウィナー家が所有する資源衛星の引渡しを拒否、衛星もろとも爆破されてしまった。この事件はカトルの暴走のきっかけを生んだ。
- スパロボでは「悲しみのカトル」のエピソードが再現された例が少なく、再現されてもプレイヤーは死に立ち会えないどころかセリフすらない。2次Z再世篇では名前だけ出たものの、F完結編では出ない。ただ「悲しみのカトル」というシナリオタイトル、カトルが暴走状態にあった、サンクキングダムの支援者が暴動で死亡、という状況証拠により、W原作視聴者なら類推可能である。
- イリア・ウィナー
- 姉の1人。L4コロニー群で医師をしている。弟・カトルを看護し、彼と共に、父の最期に立ち会う。
- コミックボンボンに連載された漫画版では、OZの自作自演でウィナー家の屋敷が攻撃された際、父とともに死亡するが、自身は命と引き換えにカトルを守った。
- カトリーヌ・ウィナー
- 亡き母親。カトルを身籠った後に子宮異常が発覚し、産めば死が避けられなかったにも関わらず、意に介さず出産してこの世を去った気丈な女性。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- F完結編では彼に説得され、ロンド・ベルに加わった。αではいち早くカトルを味方だと確信した彼からの進言も有り、ロンド・ベルへの参入を認められる。
- シャア・アズナブル/クワトロ・バジーナ
- α外伝では、人質をとられ止む無くティターンズに従わざるを得なかった彼と交戦する際に、申し訳なさを感じた。
- ララァ・スン
- COMPACTでは、直接言われてはいないが、彼女のニュータイプ能力による予見から、ヒイロ達と共に「とてもいい子たち」と評されていた。
- シーマ・ガラハウ
- F完結編において、暴走カトル時に遭遇戦で一蹴した相手。サイド2コロニーの暴動を煽り立てて父ザイード(らしき人物)を死に至らしめた張本人でもあるが、カトルがこれを意識していたかどうかは不明。
- カミーユ・ビダン
- ガンダム系では信頼できる先輩格と言った存在。Fでは彼に説得されるイベントがあり、α外伝では未来世界の北アメリア大陸北西部に飛ばされた際、彼と行動を共にしていた。第3次αではシンジも含めてキラの暴行を止めようとした。
- フォウ・ムラサメ、ルー・ルカ
- α外伝では、未来世界の北アメリア大陸北西部に飛ばされた際、彼女達と行動を共にしていた。
- ジュドー・アーシタ
- F完結編では、彼を見て今まで敵対していたロンド・ベル隊のパイロット達が自分と大して歳が違わない人間たちの集まりだと知って驚いていた。
アナザーガンダムシリーズ
- ガロード・ラン
- α外伝では、さらわれたティファを救出しようとする彼をサポートするべく応援にかけつける。「心配症でお節介焼き」と評しながら喜んでいた。
- カリス・ノーティラス
- α外伝では、パトゥーリアの生体ユニットにされた彼の姿に、ゼロシステムに支配され暴走した頃の自分と同じものを感じ、彼を正気に戻そうと必死になった。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト、オルバ・フロスト)
- α外伝では、D.O.M.E.の言葉を聞いたにも関わらず私怨から人類を粛清しようとする彼等に、激しい怒りを覚えた。また、シャギアのガンダムヴァサーゴを見てエピオンに似ていると称していた。
- ランスロー・ダーウェル
- Rでは、ネオ・ジオンによるコロニー落としの阻止の際に、ネオ・ジオンの幹部である彼に銃を向けられるも、彼も迷っているのを見て力を貸してくれと懇願する。
- D.O.M.E.
- α外伝では、彼によって黒歴史を見せられ、戦争の不毛さを改めて教えられる。
その他ガンダムシリーズ
- コレン・ナンダー
- α外伝では、「ガンダムが不幸を撒き散らす根源」と言われ、戸惑いを隠しきれなかった。
- ギム・ギンガナム
- α外伝では、ターンXを弄んで人の生命が失われる戦争をゲーム感覚で楽しむ彼の思想が、理解できずにいた。
- キラ・ヤマト
- 第3次αでの友人。序盤で無理矢理戦場に出されて苦悩するキラに対し、かつてキラと同様に苦悩していたシンジの存在を教え、キラにシンジを紹介した。その後も苦悩が頂点に達してサイに暴力を振るうキラをシンジと共に止めようとした。Wでも苦悩する彼の心の支えになっていたようである。
- カガリ・ユラ・アスハ
- Wでは明けの砂漠で行動を共にする。
- クロト・ブエル
- 第3次αで死に際に一言を投げかける。
リアル系
- 早瀬未沙
- 『α(『DC』)』ではロンド・ベルを去るシンジから「餞別」として渡されたプレートに、プロトカルチャー文明の遺物たる「歌」の歌詞が記されていると推察し、同様の見解を持つ彼女へプレートを預ける。
- ブルーノ・J・グローバル
- αではエージェントとしての目的と、ロンド・ベルへ協力姿勢を示すに至った理由を明かした事で彼からの信頼を得、自軍参入を認められる。カトルに関しては「嘘を言うような子ではない」との高評価も示していた。
- 柿崎速雄
- SC2のEDにてカトルの護衛になる。
- 熱気バサラ
- 第3次αでレプリ地球にてパレッス粒子に侵された際、シンジとトロワと一緒に彼を音楽の演奏会のメンバーに誘うも、カトル達の異変を察したバサラは彼らを正気に戻す為に歌を歌う。
- セイナ
- Wではカガリと同じく彼女とも明けの砂漠で行動を共にする。
スーパー系
ガイナックス系
- 碇シンジ
- F完結編やαシリーズにおける無二の親友。友人としての関係性は古く、2人の初出演作であるスーパーロボット大戦Fの頃からの友人。Lでは同級生浩一らに一歩譲っている感はあるがシンジの事を気にかけている描写がある。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- F完結編では、今まで散々自分達の邪魔をした彼が仲間になったことに納得がいかない様子だったが、臆せず自分の信念を語ったカトルを「前向きになったシンジみたい」と評して、仲間として認めた。
- 葛城ミサト
- F完結編では、仲間になったカトルが美少年と聞いて見に来た彼女が、この調子で逆ハーレムを作ると宣言したのを見てどん引きした。
- 渚カヲル
- αでは彼と顔を合わせる場面もあり、展開によっては彼から「愛・おぼえていますか」のプレートを預かる。第3次αでも少しだけ彼とのやり取りがある。
その他のスーパー系
- 破嵐万丈
- α外伝では共にイージス計画に関わることになる。ティターンズによる包囲網によって苦しい状況ながらも自軍を纏めていた万丈を信頼していた事が、第2次αで万丈が一時自軍を抜けた際に分かる。
- 葵豹馬、浪花十三、西川大作、南原ちずる、北小介、ロペット
- α外伝にて、未来世界の北アメリア大陸北西部に飛ばされた際は、彼らと行動を共にしていた。
- 三輪防人
- Aではデュオやトロワと共に彼の不正を暴いた。
- 草間大作
- αでは共にシンジの心の支えとなる。
- 剣鉄也
- α外伝では仲間の救出を優先させた為にガンダム試作2号機を見逃した事を責められる事になる。Dにて仲間になったグラキエースへの憎しみに駆られる彼をデュオたちと共に諭した。
- 光竜
- Wでは彼女に気に入られ、キスされそうになる。
- 早瀬浩一
- Lで彼の監視のために転校生として接触。かつてウイングゼロで暴走した自身の事もあって、浩一をかつての自分と重ね、矢島の死後に自暴自棄になっていた彼を説得した。
バンプレストオリジナル
- ジョシュア・ラドクリフ
- Dではかつて共にOZと戦った戦友同士。
- カズマ・アーディガン
- スーパーロボット大戦Wでの友人。
- シホミ・アーディガン、アカネ・アーディガン
- 彼女達に気に入られている。
- 南雲一鷹
- クラスメイトであり、同じ早瀬軍団の一員。
- カルロス・アクシオン・Jr.
- 第2次Z 破界篇終盤で、インペリウムに加担した事について悪びれる様子の無い彼を糾弾し、再世篇での再会時にも嫌悪感を露にしていた。温厚なキャラとして描かれる事が多いカトルには珍しい描写である。
- エスター・エルハス
- 第2次Z 再世篇ではデュオと同じく、再序盤から知り合うことになる。エスターに対してややドライに接する節のあるデュオに比べ、心優しい性格のカトルは何かと彼女に対して世話を焼くことが多く、エスターからも頼りにされている感がある。そのためか、エスターもカトルの優しさをよく理解しており、彼の暴走時もなんとかして止めようと人一倍躍起になっていた。
少々アホの子のケがあるエスターに、優しいカトル、ツッコミ役のデュオのトリオはどことなくWのカズマとカトル・デュオの関係を彷彿とさせる。
名台詞
TV版
- 「言ったよ、僕は投降しろって…」
- ガンダムサンドロック初戦闘後に。
- 「闘っちゃいけないんだ…僕達は!」
- トロワと初めて対峙し、戦闘になったが、同じ目的で戦っている同士だと気付いて戦いをやめた時の台詞。
- 「僕にはわかる…宇宙の心が教えてくれる。宇宙の心が…」
- ラシードに何故他の「ガンダム」パイロットが良い人達だとわかるのかと訊かれて。カトルならではの表現。一種の感受性を秘めていることがわかる。
- 「ああっ…痛い…! 体が…心が…!!」
- ヒイロが自爆した時にまるで自分のように苦しみだすカトル。スニーカー文庫版(神代創・著)では、この場面でのフォローがされている。
- 「はっ…これは…? 僕に、僕に降りろっていうのか? サンドロック…!」
「ありがとう…僕のサンドロック…」 - デュオと五飛を宇宙に逃がすため、サンドロックを自爆させる時に。この時、あたかも自ら意思を持ったかのようにサンドロックの左腕部が動き、シールドでコックピットを防御しながら自動的にハッチが開く。OZのMSの攻撃を一身に受けながら前進する愛機の姿にカトルはただ涙する。そして、カトルのシャトルが完全に離脱するのを確認したかのように、サンドロックは自爆するのだった…。
- ……実は全部H教授の仕込みだが、気にしたら負けである。
- 「誰もわかってくれないんだね、優しい人の涙を…。 これでコロニーは満足なんだ…あなた達は満足なんだ!! 僕は決して忘れない…そして、決して忘れさせないよ…この日のことを! フフフフフ…、ハハハハハ…!アハハハハハハハ…!!」
- 自分が尊い存在として守っていたコロニーから、ウィナー財団のある故郷を破壊され、父を奪われ、自分をかばい倒れた姉の涙を見た刹那、彼の中ですべてが砕けた。
- 「怖いんだね、死ぬのが…。だったら、戦わなければいいんだよ!!」
- ウイングガンダムゼロを駆り、暴走するカトル。その悲しいまでの狂気は、OZのトーラス部隊だけでなく、コロニーまでも破壊するほどだった。
- 「おかしいなあ…。涙が流れている…ひとつも悲しくないのに…」
- ウイングガンダムゼロのツインバスターライフルでコロニーを破壊した後で。
- 「だぁめなんだよ! それ以上近づかないで」
- 接触を試みるトロワに何の躊躇もなくツインバスターライフルを発砲、親友であったトロワは避けることすらできなかった。しかしボロボロのMSからトロワの向けた言葉がカトルを正気に戻す。
- 「トロワも言ってた!『モビルスーツのパイロット一人で暴走したって駄目だ』って!排他的な戦いじゃ、この戦争は決して終わらないんだ!」
- トロワの命懸けの説得により、カトルが気付いた戦争の真理の一つを現した言葉。この後、メリクリウスに搭乗したカトルは、自分と同じくウイングゼロで暴走したヒイロと、かつて自身が暴走した時とは真逆の形で対峙する事になる。
- 「今分かりました…宇宙の心は彼だったんですね!」
- リーブラを破壊し、帰還するヒイロを前にして。
Endless Waltz
- 「金星の女神によろしく!」
- EWにて。
放棄されたガンダムを載せた資源衛星への決死のスペースダイブを辛うじて成功させた後、惑星間輸送船で同行したマグアナック隊の面々へ向けた台詞。資源衛星へ到達時点で惑星間輸送船は燃料をほぼ使い切ってしまい、金星の重力を利用した方法で地球へ帰還するためこのような台詞となった。Aにてこの台詞がそのまま使われているが、ギガノスの機動要塞を攻略に向かうロンド・ベル隊へ向けた台詞であるため、状況にまるでそぐわない台詞になってしまっている。 - 「やっぱり、今度も『負ける戦争』だな…!」
- 映画版『Endless Waltz 特別編』の追加シーンより。マリーメイア軍との消耗戦に身を削られながらも、この台詞を口にしながらサンドロックを走らせる。このときのカトルは珍しく不敵な笑みを浮かべているのが印象的。
他媒体
- 「ありがとう、ラシード。でもボクの力だけじゃないさ。このガンダムのおかげだよ」
- コミックボンボン版第1話「5つの秘密兵器 その名はガンダム」より、アフリカOZ砂漠部隊との交戦後、ラシードらに対して。
- 「ごめんよ、ジニー……」
- コミックボンボン版第4話「さまよえる少年たち」で、涙ながらにサンドロックを自爆させる際に。ジニーとはアラブにおけるランプの妖精「ジン(jinn)」の男性形(jinni)のことである。
- 「目の前で家族を殺されたボクの気持ちがキミになんか――わかるものかァ!!」
- コミックボンボン版第6話「モビルドールの脅威」で、ヒイロのメリクリウスと交戦する最中、信じていたコロニーにすべてを奪われた怒りと悲しみをツインバスターライフルに込め、メリクリウスに攻撃する時に。
- カトル「ビクター・ゲインツは、ボクらと彼らがどう違うのかを問いかけてきました」
デュオ「ヤツらとオレたちは違うぜ」
カトル「ええ。彼らの平和論の欠点は根底に、不信感があることです――武器を持つ他者を信じられなかったんです」 - 『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(未参戦)ラストより、ガンダムをMDごと太陽に破棄する時に。この後、『EndlessWaltz』の冒頭につながる。
- 「俺は!男だああああああ!!」
- ボイスカセット『シークレットオペレーション』より、トレーズが流した「カトルは女性」という偽の情報をヒイロ達があっさり信じ込み、それにぶち切れて暴れ回りながら上げたカトルの叫び。普段、一人称には「僕」を使っている温厚なカトルが「俺」と言ってブチ切れ、トロワでさえ焦りながら止めようとしていたことから、その怒りは相当なものだったのだろう。
…ただ、小説『Frozen Teardrop』ではかなり年の離れたそっくりな妹が出てきてしまっている…。 - 「僕が憎いなら僕だけを狙えばよかった…。関係の無い人達を巻き込んで…そう、あなた達が守ろうとしているコロニーの人達まで犠牲にして、それであなた達は本当に正しいと思っているのですか!?」
- ラジオドラマ『BLIND TARGET』より。「正義の鉄槌」と称してテロ事件を起こしたメンバーの一人であるラルフと対面した時の台詞。「コロニーの裏切り者」と糾弾してテロを正当化しようとした彼に対して怒りを露にしていた。
- 「僕は大切なことを忘れるところだったよ。人を憎むことより、人を許すことのほうが、とても勇気がいることだ」
- ラジオドラマ『BLIND TARGET』において、テロ事件を許せない気持ちが強いことを察したヒイロに、リリーナがホワイトファングのメンバー、クリスを説得している場面を見せられた後に話した言葉。 故郷を焼かれ、追われたクリスの心を理解し、彼女に和解を願ったリリーナの姿に、カトルは「リリーナさんはとても強い人だね」とつぶやき、人を許すことの大切さを感じるのだった。
スパロボシリーズの名台詞
旧シリーズ
- 「それに年だって1つしか違わないし、なによりシンジ君とは友達になりたいんだ。だめかな?」
- 『F完結編』「野望の果てに」より。シンジと友人になる際の台詞。当初は年上のカトルを「カトルさん」と呼んでいたシンジだったが、カトルは呼び捨てで構わないと言った上でこの台詞を言う。直後に「僕でいいの?」と言うシンジに対して「君がいいんだ」と発言。二人のスパロボシリーズにおける長い友情は、ここから始まった。
αシリーズ
- 「強大な敵と戦うためには、力を合わせることが必要なのです。僕達の常識が通用しない異星人の侵攻の前に今こそ、人類は1つになるべきではないでしょうか…?」
「人類同士で戦うのではなく、互いに手を取り合い、協力する…その大きな目的のために、まず僕自身がそれを実践します」
「それで僕の罪が許されるとは思いませんし、出来ることなら異星人とも和解して戦いを回避したいのですが…」 - 『α(DC)』第36話「リン・ミンメイ」にて、グローバル艦長をはじめとするロンド・ベル首脳陣へと語った投降理由。単独行動の限界を痛感したカトルだからこそ示せる説得力ある主張は、グローバルに大きな感銘を与える事となる。
- 「ウッソ君だって、シャクティを助けられなかった事をきっと後悔していると思います」
「でも、彼は前を進む事を選びました。あなたもよく考えて、自分が進むべき道を選んで下さい」 - 『α(DC)』第62話「愛・おぼえていますか」で、ゼントラーディ軍との総力戦を前にして慌しく臨戦態勢に入るロンド・ベルの喧騒を他所に、隊から去ろうとするシンジを大作と共に呼び止め、辛い思いを抱えながら戦っているのはシンジだけでは無い事を説くが、全ての事から心を閉ざそうとするシンジにはどんな言葉も届きはしなかった…。
- 「…いつか君に会わせたい人がいます」
「その人は僕の友人なんです。彼も最初は戦いを拒み、色々なものから逃げていたんですが…最後には戦うことの意味を見つけ出しました」
「残念ながら、行方が知れません。でも、また会えると思っています。僕の大切な友達と…」 - 『第3次α』クォヴレー編第8話「誘う声」より。苦悩しながらも戦う事を決意したキラに対して。名前を明かしてはいないが、ここで語っている友人・シンジがカトルと再会し、キラと初めて出会うのは、これから数話後の事である。
- 「…あの戦闘力…。やはり、何らかの強化を受けたゆえのものでしたか…」
- 『第3次α』第51話「終わらない明日へ」より。クロト死亡の際に発した台詞。
Zシリーズ
- 「きっと、あの人達の間にも他の人には分からない何か…絆のようなものが有ると思います」
- 第2次Z 破界篇序盤でチームDの醒めた人間関係を目の当たりにしても、それを案ずる事無く彼女達の意識が変化している旨を示唆する。
- 「確かに、それは理想論でしょう。ですが、今日は無理でもその理想は明日、結実するかも知れません」
- アザディスタン王国で出会った絹江から、サンクキングダムが提唱した「完全平和主義」について意見を求められての返答。
- 「彼等にとって悪の代名詞でも、僕等にとっては残された希望なんだ。その灯…ここで消すわけにはいかない!」
- 『第2次Z再世篇』第2話「逃亡者」より。連邦兵からガンダムのパイロット=テロリストとの烙印を押された事に対し、敢えてその汚名を被りつつ戦い続ける意思を示す。
- 「父上は、そうやって信じていた人達に殺された。僕はその事を絶対に忘れない。だから、僕は全てを破壊する。優しさは、もう何の意味も持たないから」
- 『第2次Z再世篇』第21話宇宙ルート「悲しみのカトル」に於けるマリンとの戦闘前会話。ゼロシステムに取り込まれ豹変したカトルを止めようとするZEXISとの戦闘前会話の中、最も暗い感情を吐露した台詞。「仲間」というキーワードを用いたマリンからの制止を一蹴し、ツインバスターライフルの銃口がバルディオスを狙う…。
- 「宇宙の心…。指導者ヒイロ・ユイの言っていた言葉で、この宇宙で人が生きていく上で必要とされるものです。その解釈は色々とありますが、他人を理解し、それを受け止める心だと僕は思っています」
- 『第3次Z天獄篇』第50話「星の向こうに」より。ELSとの対話が終わった直後「宇宙の心は彼だった」という発言の意味ををアルトに聞かれて。
携帯機シリーズ
- 「疑わしきは罰せよ…そんな古い考えで、地球と宇宙、これからのことを考えていけると思っているのですか!」
- 『A(A PORTABLE)』第30話「父と子の絆」or「父よ、わが子よ」にて。異星人や降伏した相手を信用せずに処刑しようとした三輪を非難した。
- 「そうですか…?」
「こんな事なら、デュオやヒイロに学校に潜入するコツでも聞いておけばよかった」 - 『L』第1話「クロガネに導かれし少年達」シナリオエンドデモより。サリィに早瀬浩一の監視のために、中学生として学校に潜入しろとの指令を受け、難色を示すが「あなたならまだ中学生でも通用するわ」といわれての一言。その後サリィからは「ふふっ、後の祭りよ」と言われてしまう。
- (ゼロシステムに取り込まれた時の僕と同じ過ちを犯させるわけにはいかない! そんな悲劇は繰り返しちゃいけないんだ!)
- 『L』第8話モビルスーツ救出を試みるルート「正義の代償」より。暴走するラインバレルを止める際の台詞。
- 「それは違います、早瀬君。僕は自分の罪を償うためにも戦い続けなきゃいけないんです」
「だから君にも逃げて欲しくない。今の君なら、自分の力を正しい事のために使えるはずです。」 - 『L』第9話モビルスーツ救出を試みるルート「戦う決意」より。戦うことに迷いが生じた浩一に対して。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「ほらほら、デュオ…手を動かして。スイーパーなんだから掃除は得意でしょう?」
- 『W』第1部第2話「白き鉄騎士たち」より、ヴァルストーク艦内の掃除中にカズマと話すデュオに。地味に毒舌である。デュオも「シュミの悪いジョークだぜ…」と嫌な顔をしていた。
- 「そ、それは…」
- 『W』第2部第44話(「月・地球間の警戒」ルート)「運命の子ら」で五飛が仲間になり、「ガンダムパイロットは変人ばかり」とぼやくカズマに同調するが、カズマからお前もだと言われ、アカネにも指摘された上、デュオからも突っ込まれて動揺する。
- 「その点はご安心ください。姉達はみんな趣味がいいですから。」
- SC2のEDにて、姉目当てで自分の護衛になった柿崎に対して。ちょっと黒い。
- 「………」
- 『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」のテッサのあつ~いキッスを賭けたビンゴ大会にて、戦闘時でもかけないゴーグルをしっかりと着用するほど気合を入れていた。
- 原作では女性の誰ともくっつかなかったが、こういう事には男子らしくちゃんと興味があったようである。
- 「戦いに疲れて、自分を見失うような事だけはしないでください」
「そんな事は僕は絶対に許さないから…」 - 『第3次Z時獄篇』中断メッセージより。2行目の台詞で急にまるでゼロシステムに取り込まれた時のような口調になる。
- 「こうなったら俺達の手で奴を止めるぞ!」
「行くぞ、デュオ、ヒルデ、トロワ! ゼロの事など知った事か!」 - 第3次Z天獄篇第6話日本ルートにおいて、ギルターを嵌めるため一芝居打つ際に。……どう聞いても違和感のある口調だが、ギルター(と玉城)は気付かなかった。
搭乗機体・関連機体
- ガンダムサンドロック
- 地上でのゲリラ戦を繰り広げた。
- ガンダムサンドロック改(ガンダムサンドロック改(EW版))
- 自爆したサンドロックを宇宙用に改修、後半の宇宙戦は本機にて行っている。
- ウイングガンダムゼロ
- カトルの手によって完成させられた。搭乗したカトルは復讐心の塊だったことからゼロシステムに取り込まれてしまう。
- トーラス
- ガンダムを失っていた際、使用した。
- リーオー
- シャトルからの脱出時に使用。
- エアリーズ
- バリアを張ったビルゴをパンチ一発で大爆発させた。