ユニコーンガンダム

2017年4月15日 (土) 14:37時点における240b:11:1160:7f00:54cf:68d:39e9:f84b (トーク)による版
ユニコーンガンダム
外国語表記 Unicorn Gundam
登場作品
メカニックデザイン カトキハジメ
正式名称 RX-0 ユニコーン
分類 ニュータイプ専用汎用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 RX-0
全高 19.7m(ユニコーンモード時)
21.7m(デストロイモード時)
本体重量 23.7t
全備重量 42.7t
動力 核融合炉
出力 3,480kW
推力 142,600kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 22,000m
MMI インテンション・オートマチック・システム
開発 アナハイム・エレクトロニクス
所属 地球連邦軍
乗員人数 1人
パイロット バナージ・リンクス
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概要

連邦宇宙軍再編計画「UC計画」の最終段階として開発された実験機。アナハイム・エレクトロニクス社のグラナダ工場にて試作機2機が開発された。

本機の正式名称は「RX-0 ユニコーン」であり「ユニコーンガンダム」は愛称に過ぎない。しかし、ガンダムタイプとして開発された理由は、ジオン根絶の絶対的象徴としてガンダム以外に考えられないというプロパガンダ的な意味が込められていた。

モチーフとなっているのは、15世紀末に製作されたフランスの連作タペストリー『貴婦人と一角獣』で貴婦人に寄り添う神獣・ユニコーン。劇中でも連作の中の一枚である「私のたった一つの望み」が登場し、重要な役割を果たす。

機体概要

最大の特徴が骨格にサイコフレームを採用した「フルサイコフレーム」機という特性で、実験的にサイコフレームを使用していたνガンダムサザビーと比較してかなりの機体追従性を獲得した。これには、サイコフレームの限界値をテストした実験機であるシナンジュのデータが生かされている。

通常は一本角にフェイスガードで覆われたゴーグルアイである「ユニコーンモード」で運用される。

バナージ・リンクスが乗る機体は1号機であり、同型機として2号機のバンシィと、2機とは別ルートで作られた3号機のフェネクス(GFT上映の外伝映像、ゲーム作品のみの登場)が存在する。ただし、1号機は極めて特別な存在で、「箱の鍵」としてカーディアス・ビストにより独自の「La+(ラプラス)プログラム」が組み込まれており、その上で「袖付き」に譲渡される予定だった。しかし、偶然の出来事によりバナージに託されることとなる。

数奇な偶然からバナージの機体となったユニコーンガンダムであるが、この機体の本来の役割は「ニュータイプの乗る機体をパイロットごと破壊する」ことにある。想定されていた戦闘スタイルは、「まず随伴機であるジェスタが取り巻きを片付け、デストロイモードを発動したユニコーンが敵ニュータイプを一騎討ちで片付ける」というもの。解除後のクールタイムもジェスタがカバーすることが前提となっている。

パイロットの脳内操縦イメージを思考波として機体内部のサイコフレームに感受させ、機体の挙動へ直接反映させる思考操縦システム「インテンション・オートマチック・システム」を搭載。簡単に言えば「自分の思考だけで機体を操縦できるシステム」であり、シナンジュから継承されたシステム。

1号機のみに「ラプラスの箱」の所在地を明らかにする「鍵」となる「La+(ラプラス)システム」が搭載されている。指定された座標でNT-Dを起動すると、「ラプラスの箱」の手がかりとなるデータが開示される。なお、このシステムにバナージのバイオメトリクスが登録されているため、彼以外の人間が操縦することはできない。未登録の状態であれば誰でも操縦が出来る。NT-Dと連動する形で組み込まれており、搭乗者がニュータイプか否かを識別する機能がある。バナージはこれを利用し、自らの思念を拾わせることで任意にデストロイモードを起動させることに成功している。

デストロイモード

一定の条件下になると装甲が展開してシルエットが一回り大きくなると同時に露出されたサイコフレームが発光し、角がV字型のアンテナに割れてガンダムフェイスが現れる[1]という「デストロイモード」へと「変身」し、凄まじい能力を発揮する。

また、装甲の下に格納されていたアポジモーターが展開するため空間戦闘能力が向上し、バックパックに格納されていたビーム・サーベルが使用可能になると同時に、腕部ビームサーベルを装備したまま前部に展開、発振(いわゆる「ビーム・トンファー」)が可能になる。その上、自機のサイコフレームで敵機のサイコミュシステムに干渉させることでファンネル等の端末から敵機そのものを操作する(いわゆる「サイコミュ・ジャック」)ことが可能になる。

ちなみに、この「変身」には相手を威圧する効果もあるとされる。

デストロイ・アンチェインド

デストロイモードの状態でパイロットの感応波が一定レベルを超過し、NT-Dが制御限界を超えた場合の緊急モードで、パイロットの意志とは無関係に発動する。 この状態になると装甲がデストロイモードからさらに展開され、内部のフル・サイコフレームがむき出しとなる。

作中この形態にならなかったためか、スパロボシリーズでは基本的にこの形態は採用されてない。

ユニコーンガンダム(覚醒)

ユニコーンがバナージ・リンクスの意識の影響を受け、上記のデストロイ・アンチェインドに代わって発動させた新たなる形態。

サイコフレームの発光色が、かつてのアクシズ・ショック時にνガンダムから発生した光と同じ緑色に変化している。 ニュータイプの感応能力を極限以上まで発揮するための姿であり、作中バナージの呼び出しに応じたり、推進力のないシールドをファンネルのように操ったりした。

《ユニコーンガンダム》

作中、バナージ・リンクスがコロニーレーザーを相殺した際に使用したサイコフィールドを発生させるために、ニュータイプ能力が極限を超えたレベルで発揮された結果、精神がサイコフレームを介してモビルスーツと完全に融合、複合生命体として新生した状態である。いわば、バナージが常から口にしていた「可能性という名の」そのものと言える。

「サイコ・フィールドにより、手をかざすだけでモビルスーツの大部隊を停止させ、ミサイルを自爆させる」という神と言うべき「権能」を発揮するも、バナージの意識がリディ・マーセナスの呼びかけによって個を取り戻し、オードリー・バーンに「必ず帰る」と約束したことを思い出して融合が解除。元のユニコーン(とバナージ)ヘと戻り、この力は永遠に失われることとなった。

余談だが、「真ユニコーンガンダム」という呼称は、原作者の福井晴敏氏がインタビュー中の便宜上に仮称したもの。ファンの間ではこの形態を「神コーン」という俗称で呼ぶこともある。

強化装備形態

フルアーマー・ユニコーンガンダム
バナージ・リンクスの友人タクヤ・イレイが考案した武装プラン。武装を重点的に強化した最終決戦装備。

登場作品と操縦者

バナージ専用の為、他のパイロットはユニコーンに搭乗できず、バナージも他の機体に乗せ換える事は出来ない。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品であり、パッケージイラストにはユニコーンモードで登場。序盤の宇宙ルートで参戦。
機体性能自体は高く、ビーム・マグナムがΖガンダムのハイパー・メガ・ランチャー並の威力の全体攻撃であり、火力自体も申し分ないが、如何せんバナージの能力が追いつかないのが難点。前にもこんなことあったが…。本領は第25話でデストロイモードが解禁されてからとなる。最強武装のNT-D連続攻撃は格闘武器なのでバナージの養成に注意。
やはり性能が性能なのか「アムロカミーユを乗せたかった」と言う声もあるとか。(設定上乗せるのは不可能であるが)
とりあえず今作では原作ストーリーがOVA版第4巻までの再現にとどまるためにまだ本領を発揮していないと言える。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
プロローグから早速使用可能。パッケージイラストには緑発光のデストロイモードで登場。
最初からNT-D限定時にビーム・マグナム連続攻撃が追加され、遠距離の相手に対する決定打も持てるようになったが5ターンの制限はやはり厳しいか。代わりにバナージのNTレベルの伸びが良くなったので命中・回避に関してはかなりフォローが効くようになった。それでも今回は当ててくる相手が多い為油断は出来ない。
ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」でNT-Dのターン制限が消滅・完全覚醒状態に変化する。銃も盾も装備していないグラフィック通り完全覚醒状態はシールド防御不可能である事に注意したい。シールド・ファンネルでシールド防御しても良い気はするが…。
さらに第44話「宿命を越えて」でフルアーマーが装備され、こちらがデフォルト形態になる。必殺武器の火力こそこちらが上だが継戦+不意の撃墜防止のためボス戦まではフルアーマーで立ち回る等上手く使い分けたい。
今回は「火の文明」を体現するマシンとして描かれており、バナージによって力を引き出され、引き出された力がバナージの力を引き出す、という高めあいのループを起こしていることが語られている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
参戦は第19話ELS移送ルート「歴史の裏に消えた者達」と、主人公機としては遅め。
本作ではビームガトリングガンがシールドに二丁懸架しているグラフィックに変更されている。覚醒版は常時シールド・ファンネルを展開したものとなっている。
今回は覚醒前からNT-Dにターン制限が無く、剣・盾・銃・特殊回避・Iフィールドと特殊防御・耐久に関する特殊能力が目白押しであり、さらにフルサイコ・フレームで機体性能を後押しすると言う凄まじいスペックを誇る。但しバナージの能力は特別高いわけではなく、本人のスキルが寂しい為ある程度の補強は必須。
弾数制の武装の燃費が『第3次Z』と比べて悪化しており、ハイパー・バズーカ、ビーム・マグナムがそれぞれ5ずつしか無いためBセーブを付けないと遠距離から狙われるとあっという間に無くなってしまう。
さらに第38話「たったひとつの望み」と遅めのタイミングで覚醒可能になる。デストロイモードを介さずユニコーンモードから直接覚醒を使用した場合、発動時のムービーに角が開くモーションが追加される。覚醒後は宇宙Sに加えてHP回復が付く。ただし、基本性能はそこまで大きく変化しないので注意。フルサイコ・フレームの効果を最大限に活かしたい。また覚醒状態は移動後攻撃がかなり極端であり(バルカン・サーベルと覚醒攻撃)、戦闘を長射程のファンネル任せにするとボス戦に参加しづらくなる為、進撃中は同時期に解禁され移動後攻撃に長けたフルアーマーで立ち回る等考慮したい。
また、覚醒しようがしまいが一貫して空を飛べないという地味に不便な欠点もあるため、市街戦など足を取られやすいマップは要注意。できれば適応を付与するボーナスを持った機体とタッグを組みたいところ。
線の多いデザイン[2]故か、戦闘シーンにおいて稀に処理が間に合わずフリーズが発生する事がある。旧3DSでは特に頻発する傾向に有るため注意を要する。

単独作品

スーパーロボット大戦V
参戦は第23話と主人公機としては遅め。第35話クリア時に覚醒状態、宇宙ルート第37話でフルアーマーが追加される。
カスタムボーナスの変更により性能の補強が効きづらくなった代わりに火力が向上している。合体攻撃であるツイン・ビーム・マグナムも移動後使用可能になったもののカスタムボーナスフル活用だとやはり覚醒攻撃に及ばないとユニコーンの方に恩恵が小さいのが難儀。
なお、トビアΖΖガンダムΞガンダムは100年前のMSの資料で見たことがあると言っていたが、ユニコーンについては知らなかった。これは、新正暦世界において真の宇宙世紀憲章の存在を隠蔽しようとした同世界の地球連邦政府によって、その鍵となる当機の存在も抹消されてしまったためと思われる。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

60mmバルカン砲
頭部に2門装備。連邦軍MSの共通装備。ユニコーンは武装の関係上使い勝手の良い遠距離武器がビーム・マグナム程度しかないせいか、劇中では他飛び道具の武装があっても他シリーズに比べ使用頻度が高い。
OVA版ではサイコシャードを使われる前に全弾撃ち尽くしているためバンシィ・ノルンと違い頭部の発射口は破壊されていない。
ビーム・サーベル
両腕に2基、バックパックに2基、計4基装備されている。バックパックの物はデストロイモード時に展開され、その装備状態と引き抜く様は初代ガンダムのそれを髣髴とさせる。
第3次Z天獄篇』の完全覚醒形態ではモーションが変わり、切り抜けた直後にシールドが飛来、爆風を防ぐ。『BX』では一切使用されない。
ビーム・トンファー
両腕のビーム・サーベルは展開後に腕に接続したままビーム刃を発生させることが可能で、ビームトンファーとして使う事が出来る。デストロイモード時限定の能力だが、初期案ではユニコーンモードでも展開することが出来た。
第3次Z』ではNT-D連続攻撃とシールド・ファンネルのトドメで使う。『BX』ではこちらが「ビーム・サーベル」名義で登録されている。NT-D連続攻撃、NT-D覚醒攻撃の通常演出で使用。
ビーム・サーベル(超高出力)
原作小説版での最終決戦時のシナンジュに行なった攻撃。ビーム・トンファーの状態で発生器その物が融解する程の限界を超えた出力を出している
『BX』ではNT-D連続攻撃のトドメ演出で使用。
ビーム・マグナム
本機の主兵装。非常に高威力なビームを発射するビーム・ライフルで、その威力は1発で通常のビーム・ライフル4発分に相当し、並のMSであれば、掠めただけで撃破してしまうほど。また、その威力故に大型機に対しても有効でありネオ・ジオングクラスの装甲ですら破壊可能。一応、通常のMSでも使用可能だが、その威力故に発射の反動に耐えることができずに腕部が機能不全に陥ることになる。
しかし、高すぎる威力故に使い勝手は悪く、1発でEパックを1本消費してしまう。本体にはEパック5本まとめた専用マガジンを使い、腰後部に同様の予備マガジンを2基装着できるが、それでも最大15発しかないため長期戦には不向き。さらに、トリガーを引いてから発射まで一瞬タイムラグがあるため、シナンジュには発射タイミングと射線を見切られて最小の動作で全弾回避されている。この使い勝手の悪さから、支援用の護衛機としてジェスタが開発されたり、使い勝手の良いオプション装備を携帯したりしている。
バックパックや腕部に装着可能。
『第3次Z』では6発の弾数全体攻撃で、ユニコーンモードでのみ機体のカットインが入る。デストロイモードでは2発の連射になる。完全覚醒形態になると使用できなくなり、ユニコーンモード専用武装となる。
『BX』ではマグナム弾の換装を行うカットインが入る。連続射撃が無いので覚醒形態でも使用可能。
戦闘デモでは連射しているが、『V』でようやく単射のデモになった。
ハイパー・バズーカ
実体弾を撃ちだす火器。通常弾頭の他、ベアリング弾を撒き散らす特殊(クラスター)弾頭も撃てる。更に下部にオプションパーツを装備するためのレールも設置されているという、拡張性の高い武装となっている。フルアーマー・ユニコーンガンダムではジェスタのビーム・ライフル用のグレネード・ランチャーを下部レールに装備。
砲身を短縮する事が可能で、その状態でバックパック中央部に装着可能。予備マガジンはビーム・マグナムのマガジンと同じく腰後部に装着。
SRWでは完全覚醒形態になると使用できなくなり、ユニコーンモード専用武装となる。
原作ではネェル・アーガマに搭載されていた武装だが、『第3次Z時獄篇』ではインダストリアル7からビームガトリングガンと共に回収されている設定になっている。また、『BX』では最初から装備している。
シールド
専用のシールド。デストロイモード時はサイコフレームパーツがX字に展開する。Iフィールド発生装置も内蔵。裏側にビームガトリングガンを装着できる。
ちなみにこのシールド、正面からのビームはおろか、バンシィにビームサーベルを押し当てられても、ネオ・ジオングの主砲やミサイルを受けても傷ひとつ付いておらず、果てはサイコシャードによる武装解除の影響で、裏面に装備していたビーム・ガトリングガン×2が爆発しても一切機能に支障が出ていない
一方、小説版では最終決戦において順次破壊されていき、最後の一枚に至っては目くらましとして使用されバナージ自身によって裏側から打ち抜かれてしまっている。
Iフィールド
シールドの中心から自動で展開されるフィールド。

オプション装備

ビーム・ガトリングガン
元はクシャトリヤの装備だが、同じアナハイム製であるためかユニコーンでも使用可能でありパラオにて1挺装備された。ただし、OVA版の初回使用時はデバイスドライバのインストールが終わるまで使用できなかった。ビームマグナムより威力は劣るが、その分使い勝手の良さでは勝り、威力もMSを容易に撃破できるクラスはある。後にガランシェールにてシールドの裏側に2挺装備された。
『第3次Z』では参入後すぐに追加されるが、時獄篇では手持ちでしか使わない。完全覚醒形態ではシールドにマウントした状態で使用する。
『BX』では最初からハイパー・バズーカと共に装備している他、この時点でシールドに2挺装備している。但し覚醒するとシールド・ファンネルと置き換わって武装から消える。
アームド・アーマーDE(ディフェンス・エクステンション)
漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』において装備したシールド用の増加ユニット。推進装置とビームキャノンを内蔵している。シールドブースターとしての機能を持つが、過去の機体にはなかった推力の調整を行う機能が追加されている。また、ビームキャノンはマグナムの補助武装としての意味合いが強い。
フルアーマー・ユニコーンガンダムに整備された際に追加されたシールドにも装備されており、こちらもサイコシャードで武装が破壊された際も一切機能に支障が出ていない(ビームキャノンの部分は使用していないため不明)。
OVA版ではバンシィ・ノルンの武器として登場。打突武器としても高い効果を持つ。『バンデシネ』でも装備しているが、両作品共に上記の場面ではサイコシャードで破壊されている。また、フェネクスの武器及び推進器としても採用されている。スパロボではOVA版準拠なのでバンシィが装備している。

特筆機能

NT-Dシステム
デストロイモード時に発動する特殊システム。表向きは「ニュータイプ・ドライブ」とされているが、真の意味は「ニュータイプ・デストロイヤー・システム」で、ニュータイプを抹殺するシステム。これは、ニュータイプの抹殺=ジオンが提唱した新人類の根絶=ジオンの根絶という意図で組み込まれたとされる。
ニュータイプあるいは強化人間の思念を感知すると起動し、機体をデストロイモードに移行させるが、最悪の場合フィードバックにより、インテンション・オートマチックを介してパイロットの意思を飲み込んでしまう。
同じ機能はバンシィにも搭載されているが、ユニコーンのこれにはラプラス・プログラムが仕込まれており、その関係で強化人間が乗った場合は起動できないようロックがかけられている。『BX』ではスパロボにおいてはニュータイプと同義の存在とされているイノベイターにも反応していた。
ラプラス・プログラムとの連動による隠し機能として、一定値を超えた思念波を拾って起動した場合は、サイコフレームが色に関わらず翠緑の燐光を発し、機体全体をオーラのように覆う。さらにコクピットのモニター部分が変形し、発光色もグリーンに変化。稼動限界のカウンターが正常に作動しなくなり、デストロイモードの強制解除がなくなる。
擬似NT-D
「バンデシネ」でデストロイモードの起動試験を行った際に使われたシステム。シルヴァ・バレトとの交戦中に暴走を起こし、パイロットが死亡するという事態になった。
サイコ・モニター
パラオにおいてサイコミュに取り付けられた感応波傍受装置。NT-Dの発動と同時に起動し、機体のデータを細大漏らさず送信する盗聴装置でサイコミュが発信する感応波を搬送波に用いているため、送信範囲に限界はあるもののミノフスキー粒子に通信を阻害される心配がない。
La+システムで掲示された情報を入手するために袖付きにより取り付けられ、終盤ネェル・アーガマの追跡にも用いられることになった。
サイコミュ・ジャック
デストロイモード時のみの機能。敵ニュータイプ機のサイコミュを乗っ取る。
BXではデストロイモード時に敵のサイコミュ武器使用不能という形で再現。
サイコ・フィールド
」となった後のこれがサイコシャードと同様の力を持ち、ミサイルを手をかざしただけで爆破させた。

必殺技

ビーム・マグナム連続射撃
『第3次Z天獄篇』のみ。文字通りビーム・マグナムを連射する。トドメ演出では敵に穴が開く。デストロイモードになると追加されるが、Prologueでは未搭載。
完全覚醒前は通常の「ビーム・マグナム」との差別化の為か単体攻撃、完全覚醒形態になると全体攻撃になる。
シールド・ファンネル
インテンション・オートマチック・システムとの連動により、シールドのサイコフレームが共振、独自に推進力を得ることで、ファンネルよろしく自立起動させて自在に操る事が可能。攻撃を防ぐ他にも、アニメではビームガトリングガンをマウントしたまままさにファンネルの如く射撃を行うなど、攻守に応用されていた。
『第3次Z天獄篇』ではビームガトリングガンで牽制しつつビームトンファーで連携攻撃を仕掛けるものになっている。なおフルアーマー形態では使用不可能。最後の一撃はトンファーの出力が大幅に上がっているが、これは小説版でシナンジュを撃破した一撃の再現。完全覚醒形態になると追加されるが、バルカン以外どの武器を使っても出て来る。
『BX』では他のファンネルやビットと同様の武装に変更され、射程も3~9と大幅に伸びた(バナージのNTレベルで更に伸びる)代わりにビームトンファーを使わないためビーム・マグナムより弱くなった。
NT-D連続攻撃
デストロイモードでのみ使用可能な必殺技。使用するにはニュータイプLV3が必要。
バルカン→ビーム・マグナム→ビーム・サーベルによる波状攻撃をかける。トドメ演出でリアルカットイン+ビーム・トンファーによる追撃が入る。
流れを原作に合わせると、OVA版第2巻でのシナンジュ戦におけるバルカンでの攻撃(カットインから射線と敵の回避動作を含めて)→ビーム・マグナム連射→OVA版第3巻でNT-Dに飲まれた状態でクシャトリヤを半壊させたビームサーベル乱舞+突き刺し。トドメ演出はラプラス残骸付近でアンジェロ専用ギラ・ズールの四肢をぶった斬ったビームトンファーでの斬り下ろし。
デストロイモード自体はイベントで何度か起動するが、この技はコマンドが追加されてから解禁される。ただし、完全な覚醒形態になると使用できなくなる。
『BX』ではビーム・マグナム→バルカン→ビーム・サーベル→蹴り飛ばし→ビーム・トンファーに変更され、トドメ演出はビーム・トンファー最大出力になった。
『V』では第3次Zの演出のバルカン→ビーム・マグナムの部分がビーム・ガトリングに、トドメ演出がビーム・トンファー最大出力に変更されている。
NT-D覚醒攻撃
ネオ・ジオング戦を再現した、シールド・ファンネルと徒手空拳による連続攻撃。フル・サイコフレームの特性を生かした素手による乱撃。トドメ演出では敵の装甲を貫手で抉り貫いた後にリアルカットインが入る。
まさかの素手で格闘戦をするという展開と、カーディアスがOVA版第1巻で見せた白兵戦の強さから、漫画『北斗の拳』に登場する拳法である「北斗神拳」に引っ掛けて「ビスト神拳」という俗称が付いている。
TV版用に再編集された『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の後期EDでも一部が採用され、毎週のように対戦相手の腕が砕かれ、切り落とされ、胸板を貫かれることに…。
「正拳」⇒「手刀」⇒「貫手」と様々な手の型で攻撃するのは、古橋監督によると、作中での理由は手のパーツの関節保護のためだが、アニメの演出上としての理由は、決め技の「」(下記の「ソフトチェストタッチ」)へ到るコントラストのためとのこと。
ちなみに、「ビスト神拳」の俗称やスパロボの演出により一撃必殺のイメージが強いが、OVAではネオ・ジオングを追い詰めるも、大型アームユニットに捕らえられてしまいフロンタル共々そのまま刻を形象として垣間見ることとなり、ネオ・ジオングはまだ倒せておらず、下記の「ソフトチェストタッチ」によってトドメを刺す。
『BX』では上記の「NT-D連続攻撃」と同じような攻撃方法に変更。違いはシールド・ファンネルが使われるようになり、トドメ演出が正拳になったこと。
ソフトチェストタッチ
「それでも」と足掻き続けたバナージの到達点。一切の攻撃をせず、ユニコーンが掌から発する“暖かな光”を、対象に接触して直接注ぎ込む不戦の技。これを受けたネオ・ジオングは、搭乗していたフロンタルの中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となった。
関連書籍類での解説によると、これはバナージが自身の想いを言葉ではなく“熱”によってフロンタルに伝えようとして取った行動が、結果バナージの想いと、その想いを受け容れたフロンタルの心境の変化が、ネオ・ジオングの全身のサイコフレームに作用して、その機体を崩壊に到らしめる結果となった、とのこと。
他のゲームでは再現されることもあるが、『第3次Z天獄篇』では、「歴代ガンダムパイロットの“熱意”によってフロンタルとネオ・ジオングが浄化される」という独自の展開に変更されているため、この「ソフトチェストタッチ」は再現されていない。
なお、この「ソフトチェストタッチ」という名称は、インタビュー上で古橋一浩監督が命名したものである。

合体攻撃

ツイン・ビーム・マグナム
リディ・マーセナスの乗るバンシィ・ノルンとの合体攻撃。フルアーマーでは使えない。
二機で波状攻撃を仕掛けた後、ビーム・マグナムで撃ち抜く。OVA版でのネオ・ジオングに対して行なった連携攻撃の再現。
天獄篇ではユニコーン側から見ると「見せ技」でしかないのが問題。
Vでは移動後使用可能になったがニュータイプ専用武器に設定されていない為、バナージが順当に育っているとやはり「見せ技」にしかならない。
原作小説版ではラスト・シューティングを彷彿させる発射を行っており、カラーの挿絵で描かれている。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動する。
盾装備
シールド防御を発動する。NT-Dのターン制限撤廃と同時にデストロイモードから削除されるので、ダメージに注意。
銃装備
『BX』で所持。撃ち落としを発動する。
NT-Dシステム
第3次Z時獄篇では固有の特殊能力となり、気力130以上で1マップにつき1度だけ任意に発動、5ターン経過すると解除されるという仕組みになっている。
これはNT-Dシステム発動時の極めて高い機動性能から来る肉体的負荷と、インテンション・オートマチック・システムを制御するサイコミュシステムによる精神的な負荷から、専用のパイロットスーツ着用でもシステム稼動時間が5分程度で限界を迎えるという設定から来ているものと思われる。
第3次Z天獄篇』の中盤で発動に必要な気力こそ変わらないものの、ターン制限がなくなる。『BX』では最初からターン制限なしで敵のサイコミュ兵器を使用不能にする『サイコミュ・ジャック』も追加される。
フル・サイコフレーム
『BX』で所持。気力130・ニュータイプL5以上の時に、全ての能力が上昇する。
覚醒
『BX』で登場。気力150以上で覚醒状態のデストロイモードに変形出来る。ユニコーンモードから使用した場合、デモに角が割れる演出が追加される。
勘違いされがちだが、これを使用する際デストロイモードである必要は無い。
Iフィールド
ビーム兵器によるダメージを軽減。
サイコ・フィールド
『第3次Z天獄篇』でのターン制限撤廃後のデストロイモード時に、Iフィールドと入れ代わりに追加。全属性ダメージを2000まで無効化。
シールド・ファンネル
『BX』で覚醒状態のデストロイモード時にIフィールドと入れ替わりに追加。射撃属性ダメージを2000軽減。
高速回避
『BX』で所持。原作での高い機動性能の再現。
HP回復L1
『BX』で覚醒状態のデストロイモード時に追加される。
OVA版では上記の「真・ユニコーンガンダム」から元に戻った際、コロニーレーザーを防ぎきったことで生じた各部装甲の損傷が修復されている。サイコ・シャードが発生した部分を解釈したと思われる説も。

移動タイプ

宇宙世紀ガンダムのお約束で空は飛べない。アサルトブースターかフライトユニットが欲しいところ。

サイズ

M
『第3次Z天獄篇』では巨大な敵が多いので、できるだけ回避に特化してダメージを抑えたい。

カスタムボーナス

移動力+1、運動性+15、最大EN+80
『第3次Z』。ユニコーンモード時はENを消費する物がビームサーベルとIフィールドだけなので、デストロイモードになって意味が生まれる。
同型機のバンシィ・ノルンも同じカスタムボーナスである。
「ニュータイプ」専用の各武器の攻撃力が特殊スキル「ニュータイプ」のレベルに応じて上昇。
『V』。やはりユニコーンモードでは意味のないボーナス。魂と覚醒(バナージのエースボーナス含む)を合わせて一気に叩き込みたい。

機体ボーナス

BX
  • 初期段階:運動性+5 格闘武器+100
  • 第二段階:運動性+10 格闘武器+150 移動力+1
  • 第三段階:運動性+20 格闘武器+200 移動力+2
  • 最終段階:運動性+30 格闘武器+300 移動力+2 スペック低下無効

機体BGM

「UNICORN」
挿入曲。ユニコーンモードの時は基本的にこれ。
「RX-0」
デストロイモード時はこちらに切り替わる。
「UNICORN GUNDAM」
緑ユニコーンのイベント時などに流れる

対決・名場面

ユニコーンの日
OVA版第1巻より。オードリーについてビスト家の屋敷を訪れたバナージ。オードリーと対面した屋敷の主・カーディアスは関わらないよう言い置いて去る。一度はその場を後にしたバナージだったが、その直後に轟音が響く。オードリーの身を案じて屋敷内を駆け回るうち、バナージは地下格納庫に迷い込む。そこで目にしたのは、一角獣の如きブレードアンテナと白亜の装甲に身を包んだモビルスーツ。そして、傷つき瀕死のカーディアスだった。
カーディアスはバナージにここまで来たことの意味を伝え、その覚悟を問い、その意志を確かめると彼の生体データを白いモビルスーツに登録、その主とする。その背を押すようにして言葉をかけながら力尽きるカーディアスを、バナージは「父さん」と呼んだ。そして知った。いや、思い出した。幼い頃に聞いた言葉を。
主となった若きニュータイプの意志を形にするかのように、モビルスーツの目に光が灯り、輝く。炎上する格納庫の中、白亜の一角獣は足を踏み出し、そして宇宙空間へとその身を投げ込んだ。
そしてクシャトリヤとの初戦の最中、全身のフルサイコフレームが起動し、デストロイモードへと変身。新たなるガンダム―――その名はユニコーン。可能性の獣。
OVA版第1巻では変形開始と共に荘厳なBGMが流れ始めるため、その出だしで覚えているファンも。
貴婦人と一角獣
OVA版第5巻より。ブライトの協力を得てオードリー奪還に向かうも、ユニコーンの前に立ち塞がるのはビスト財団によって再調整され「プルトゥエルブ」に戻ってしまったマリーダが駆るバンシィ
彼女と対峙する最中、バナージは一つの思念を感じ取る。「受け止めなさい、バナージ」。バナージは即座にバンシィを振り切って自分の守りたい人、ユニコーンに乗る決意をさせた理由であるジオンの姫の元へと向かう。
そして向かった先にいたのは、自分が来る事を信じて飛行中のガルダ級から自ら身を投げ出したオードリーの姿が。オードリーの願い通り一角獣は貴婦人を受け止め、同時にバナージとオードリーの想いが通じ合った瞬間でもあった。
覚醒
同じくOVA版第5巻より。ジンネマン達と共同戦線を張る事となり合流する為、ネェル・アーガマのテザー・ケーブルでガランシェールを引き上げる方法を取る事になる。射出されたケーブルを「NT-D」システムを起動させたユニコーンが掴み取り、直接ガランシシェールにケーブルを接続しようと試みるもギリギリであり、結果ガランシェールとネェル・アーガマの双方に引っ張られる形となってユニコーンに多大な負荷がかかり、今にも機体が裂けんとする事態に陥る。
システムによって肉体にもダメージが加わり、苦しむバナージ。しかし気づけば彼の両手には双方の船に縁のある宇宙に散った男達の魂が。彼らの想いも受け取った瞬間、ユニコーンのサイコフレームの色が威圧感のある赤から全てを包み込む緑へと変化。そしてその光はガランシェールとネェル・アーガマを包み込む。
「ニュータイプ・デストロイヤー」が「ニュータイプ・ドライブ」へ変貌し、バナージもニュータイプへと完全覚醒を果たした。この光景を眺めていたブライトの胸中にあったのは、ニュータイプの可能性が今も繋がっている事への安堵か、それともかつて似たような現象を体現し、そして帰ってこなかった戦友への寂寞の想いか。
可能性という光
原作小説・OVA両版の最終巻より。メガラニカを狙うコロニーレーザーから可能性を守るべく、バナージはバンシィ(・ノルン)に乗るリディの助けも借り、宙域全体を覆うサイコ・フィールドを展開する。その刹那、意識に映る時間が逆行する。
バナージは過去を見た。消える命の見る走馬灯。それは全体の中で共有され、抱いた感情と共に失われることはない。
バナージは未来を見た。新たなニュータイプと共に、ガンダム達が地球を、月を、火星を、木星を駆ける。それでもなお、人は変わらない。やがてニュータイプの言葉すらも忘却の彼方に消える。可能性は可能性でしかないのか? 
それは違う。まだ見ぬニュータイプと、その戦い……それは過去の繰り返しではない。善く在ろうと願い、理不尽を払いのけようとするその意志のままに、少しずつ未来へと進んでいく。一縷の善意に導かれ、可能性という名の光は時の螺旋を駆け上がっていく。その先にあったのは……
On Your Mark
守られた可能性を見届け、一度ネェル・アーガマへ帰還すべく、リディの乗るバンシィがユニコーンを連れに行く。しかし、それをバナージは―――否、ユニコーンガンダムは断る。その目を見たリディは愕然となった。ユニコーンのツインアイ・センサー……そこには命ある者の光が宿されていた。信じるという想いに育てられ、使命を果たして存在を必要としなくなった可能性の一角獣。その名を冠するガンダムは、己の肉体たるサイコ・フレームに無数の人の意志という血を通わせ、乗り手にして導き手たるバナージをも一部とした複合生命体となった。過去と現在と未来、全ての意志が混ざり合い融け合い、一つになった巨大な精神。単細胞生物から見た人と同じ、人から見た存在―――それは、「可能性という名の、」だった。
だが、そこにバナージがいる。ミネバ、ミコット、タクヤ、オットー、コンロイ、ナイジェル……帰りを待つ多くの人を振り切って、真理を抱いて宇宙の果てへ飛び出そうとしている。リディは叫ぶ。それでお前はいいのか、と。
ユニコーンは動揺する。しかし、わかってもいた。脆く、鈍く、真理に到達しえぬ、そんな肉体の中でしか現れぬ光があるのだと。個に戻るのも問題ではない。それは、肉体を持ち、その温もりを知る存在でなければ至り得ないのだから。精神が解け、意志が個に戻る。可能性の体現たる神から、モビルスーツという機械とそれに乗る人間という存在に戻ったユニコーンとバナージは、メガラニカへ向かう。彼の帰りを待っている、彼女のもとへ。

関連機体

強化型・バリエーション機

バンシィバンシィ・ノルン
ユニコーンガンダムの2号機で、黒い機体。ユニコーンとは対照的に「獅子(ライオン)」の様な雰囲気を持つ。
フェネクス
派生作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』に登場するユニコーンガンダムの3号機で、金色の機体。1号機のユニコーンは「ユニコーン」、2号機のバンシィは「獅子(ライオン)」、そして3号機の本機は「鳳凰(フェニックス)」がモチーフである。
「UC計画」にビスト財団が関わることを良しとしなかった連邦軍高官がユニコーンとバンシィのデータを基に独自に開発した機体。SRW未登場。

関連機

シナンジュ
ユニコーン開発のための試作機を改修した、兄弟機とも言える機体。この機体から得られた機動性や追従性等のデータは、本機に大きく貢献した。
ジェスタ
ジェガンの改修機。継戦能力に優れていないユニコーンガンダムの護衛機として開発された。

余談

  • ユニコーンガンダムを特徴付けている「変身」という要素は、『機動戦士ガンダムUC』原作者の福井晴敏氏がこれまでになかったアイディアとしてメカデザイナーのカトキハジメ氏に提案したもの。
    • カトキ氏は商品化に際して「ハードルになる」と懸念を示したが、一部商品では変身に至るまで完全に再現できるものもある。福井氏曰く「このためにユニコーンを書いた」と言わしめるものまである。
  • ユニコーンはアムロのパーソナルマークとしても用いられている(νガンダムのシールドに付けられているマークがそれに当たる)が、福井氏はインタビューで「その事実を知らなかった」とコメントしている(もっとも、パーソナルマークの設定自体が後年の後付けであるが)。
  • ユニコーンガンダムの「インテンション・オートマチック・システム」は、あのイデオンから引用されたもの。NT-Dの発動音はイデの初期発動から使用されている。
    • これは、「ユニコーンガンダムの構造材とイデオンには、ちょっとした共通点があるため」である。実際、OVA版最終巻で虚無を垣間見た後に現実へ戻るシーンにはイデオンソードの効果音が挿入されている。
  • 『機動戦士ガンダムUC』以前に製作されたゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』(SRW未参戦)に登場する「EXAMシステム」は、ニュータイプを抹殺するシステムという点でNT-Dとの類似性が度々指摘される。
    • スパロボでは『BX』において、フリットが「機体に搭載されたシステムでモビルスーツが暴走した事件」と発言しているが、これはEXAMのことを指していると思われる。

脚注

  1. それ故か、デストロイモードの状態になったユニコーンガンダムの事を(敵パイロットからは)「角割れ」と呼称される事が多い。
  2. 余談だが、ユニコーンガンダム(特に、デストロイモード)は、線が多いデザインだったので、アニメーターの苦労は並大抵のものではなかったという。

商品情報

  • プラモデル

  • フィギュア

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