ザンネック

2015年3月28日 (土) 06:55時点におけるDグループ (トーク | 投稿記録)による版

ZMT-S29 ザンネック(Zanneck)

ザンスカール帝国が開発した試作型モビルスーツ。一撃離脱戦を主眼においており、専用の大型ビーム砲「ザンネックキャノン」は非常に射程が長く、成層圏から地球上の都市を破壊できるほど。本機にはサイコミュ・システムが搭載されており、サイコウェーブを放出してセンサーとする事で敵機を捕捉し、攻撃する。また、パイロットであるファラ・グリフォンの耳には鈴の形をしたサイコミュ補助具がつけられており、効果を促進させる。通常はフットベース「ザンネックベース」という円盤状のサブフライトシステムに乗っている。これの推力が非常に高く、地球の重力に捕まっても自力で離脱できるほど。

劇中ではファラ・グリフォンの優れた技量もあってリガ・ミリティアの部隊を苦戦させていた。

別名「ミニカイラスギリー」と呼ばれ、この機体の火力を物語っている。小説版では鈴の音がうるさいことから「三日月のブーフゥ」と呼ばれている。

登場作品と操縦者

スパロボではファラ最後の機体であるゲンガオゾが出てくるケースが少ない為、「ファラ=ザンネック」のイメージが強い。機体の名を冠した「ザンネックキャノン」の射程が長く、強敵である。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。結構強い。ちなみに、初登場マップでウッソの台詞があるが、この時ウッソの機体が撃墜され、更に母艦も撃墜されていると、会話時のカーソルが変な位置に出現し、画面がバグを起こしてしまう。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
原作通りファラが搭乗。ダカールサンクキングダムをザンネックキャノンで狙撃した。最後はエンジェル・ハイロゥでの戦闘でロンド・ベルに撃墜される。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
ご多分に漏れずユニット、武器性能が向上。最大射程11のザンネックキャノンはスーパー系でも危険な威力。
スーパーロボット大戦α外伝
後半、ムーンレィスが使用してくる。高性能AIが常に搭載されており、その高い命中を長射程のザンネックキャノンで存分に発揮してくる。(熟練度次第だが)シナリオ「月光蝶」でターンXを取り囲んでいるのが印象的で、援護指揮官を最大限生かす布陣を敷いており非常に凶悪。MAP兵器のザンネックキャノンがあるが、そちらはさして脅威ではない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
ファラが搭乗。初登場時はイベントで母艦のHPを減らしてくる。ファラはすぐにゲンガオゾに乗り換えてしまうため交戦の機会は少ないが、シナリオ「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」で何体も出てくるのが怖い(パイロットはザンスカール兵)。HPが2万を越え、最大射程10のザンネックキャノンでこちらの射程外から攻撃してくるので強敵。

単独作品

新スーパーロボット大戦
宇宙編33話に登場。ファラが乗ってくる。ザンネックキャノンはカットイン付である。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。またカラオケモードでは、キャノンを撃つカットインが流用されている。

装備・機能

武装・必殺武器

ビームサーベル
2本所持。Dではコンボ武器。
胸部ミサイルランチャー
胸部に2基内蔵。
メガビームキャノン「ザンネックキャノン」
両肩の粒子加速器からキャノン部にエネルギーを収束させ、発射する。ビームの形状はある程度調節でき、一直線型、広範囲、円形、拡散の4種類となっている。ゲーム中ではマップ兵器版もあり。
ビームシールド
両腕に装備。
Iフィールド
搭載しているという設定は無いが、劇中でシールドを使わずにビームを弾いている描写があったため。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。

移動タイプ

飛行可能。ザンネックベースという移動式着地台により、ミノフスキークラフトにより高速移動し、単独での大気圏突入・離脱が可能。ベース下部にはビームシールドが備えられており、防御力も高い。

サイズ

M

関連機体

ゲンガオゾ
機体コンセプトは異なるが、コクピットやインターフェイスなどは共通している。

余談

  • 名前の由来が「斬 ネック(首)」といわれることがあるが、これは俗説で、そのような事を書いた資料は1つも存在しない。(武者ガンダムシリーズにおいては、本機をモチーフにした呪いの仮面にこの字が当て字されている。)ともあれ、パイロットであるファラの設定を考えれば寧ろ囁かれて当然とも言うべき説であることは確かである。
    • 漫画版ではこれが強調されて、モビルスーツの首を集めている描写がある。V2ガンダムの首も狩ろうとしたが、トップリム2機分のビームシールドを展開しての体当たりというV-MAXソニック・ブレイカーを彷彿とさせる奇策によって倒されている。